JP2001155251A - 移動バンキングシステム - Google Patents

移動バンキングシステム

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JP2001155251A
JP2001155251A JP34019299A JP34019299A JP2001155251A JP 2001155251 A JP2001155251 A JP 2001155251A JP 34019299 A JP34019299 A JP 34019299A JP 34019299 A JP34019299 A JP 34019299A JP 2001155251 A JP2001155251 A JP 2001155251A
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JP
Japan
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power supply
communication
vehicle
power
banking system
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JP34019299A
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English (en)
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Hisao Ito
久雄 伊藤
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Ogaki Kyoritsu Bank
Original Assignee
Ogaki Kyoritsu Bank
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両に搭載した銀行業務端末装置に、通信回線
上の障害、或いは、電源上の障害があった場合にも、ホ
ストコンピュータ側と通信を行うことができる移動バン
キングシステムを提供する。 【解決手段】車両11にATM43等の銀行業務端末装
置を搭載した。車両11に設けた電源接続部59を業務
取扱場所に設けた給電装置に接続することにより車両1
1の内部に商用電力が供給されるようにした。車両11
に設けた回線接続部60を業務取扱場所に設けた回線中
継装置に接続することにより車両11と銀行本店のホス
トコンピュータとの間の通信が可能となるようにした。
また、車両11には発動発電機41、衛星通信機器58
及びパラボナアンテナ64を備え、自家発電及び衛星通
信可能とした。即ち、車両11には2つの給電ルート及
び2通信ルートをそれぞれ切り替え可能に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過疎地等の店舗空
白地帯において銀行業務を行うための移動バンキングシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、人口が少なく銀行店舗を建設
した場合の店舗利用率及び収益率等が低いであろうと予
想される地域には銀行店舗が建設されることがなく、店
舗空白地帯となっていた。これは、銀行店舗の建設には
多大な費用がかかり、銀行としては、むやみに店舗を建
設することができないことに起因する。このような店舗
空白地帯においては、せいぜい街の一角に現金自動取扱
機(ATM)、現金自動支払機(CD)及び振込専用記
帳機等の顧客用銀行業務機器が設置されるのみである。
従って、店舗空白地帯在住の顧客は遠方の銀行店舗まで
出向く必要があった。このため、移動車を利用して銀行
業務サービスの提供を行うことが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、移動車に現金
自動取扱機等の銀行業務端末装置を搭載する場合、同端
末と銀行本店等にあるホストコンピュータとのデータ通
信を確実に行う必要がある。例えば、仮に銀行業務端末
装置とホストコンピュータとの間で通信が途絶えると、
その後の復旧処理に多大な時間と作業が必要となり、移
動車に乗り込むことができる要因には限りがあることか
ら、対応できなくなる場合も有り得る。特に、遠隔地で
は復旧のための応援要請を行っても、その復旧に多くの
困難性がある。このような場合、店舗空白地帯在住の顧
客に対して十分なサービスを提供することができなくな
る問題があった。
【0004】本発明は前記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、移動車に搭載した銀行
業務端末装置に、通信回線上の障害、或いは、電源上の
障害があった場合にも、ホストコンピュータ側と通信を
行うことができる移動バンキングシステムを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、銀行業務遂行に必要な銀行業務端末装置を搭載し、
予め設定した単数又は複数の業務取扱場所に停車可能な
車両と、前記銀行業務端末装置とホストコンピュータと
の間の通信を確保する第1及び第2の通信手段と、前記
両通信手段間を切替する通信切替手段とを備え、前記通
信切替手段は、通常の業務取扱時には第1の通信手段に
より通信を行い、第1の通信手段の使用不能時には第1
の通信手段から第2の通信手段へ切り替えるようにした
ことをその要旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記銀行業務端末装置及び両通信手段
に電力を供給する第1及び第2の電源と、前記両電源間
を切替する電源切替手段とを備え、前記電源切替手段
は、通常の業務取扱時には第1の電源により電力供給を
行い、第1の電源の使用不能時には第1の電源から第2
の電源へ切り替えるようにしたことをその要旨とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記第1の通信手段は、前記業務取扱
場所に予め設けられた回線中継装置であり、前記車両に
は、前記回線中継装置に対して接続可能とした回線接続
部を設けたことをその要旨とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記第2の通信手段は前記車両に搭載
された無線通信手段であることをその要旨とする。請求
項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、
前記無線通信手段は、衛星通信機器を含むことをその要
旨とする。
【0009】請求項6に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記第1の電源は、前記業務取扱場所
に予め設置された給電装置であり、前記車両には、前記
給電装置に対して接続可能とした電源接続部を設けたこ
とをその要旨とする。
【0010】請求項7に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記第2の電源は、前記車両に搭載さ
れた発電手段及び無停電電源装置を含むことをその要旨
とする。
【0011】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、前記無停電電源装置は、前記電源切替
手段により銀行業務端末装置の電源供給ラインが第1の
電源から第2の電源へと切り替えられ、前記発電手段か
らの電力供給が開始されるまでの間は、前記無停電電源
装置から電力供給が行われるようにしたことをその要旨
とする。
【0012】請求項9に記載の発明は、請求項6及び請
求項7に記載の発明において、前記無停電電源装置は充
電可能なバッテリであり、前記給電装置は、電力を前記
銀行業務端末装置及び両通信手段に供給すると共に、前
記バッテリにも供給して充電するようにしたことをその
要旨とする。
【0013】請求項10に記載の発明は、請求項1〜請
求項9のうちいずれか一項に記載の発明において、前記
銀行業務端末装置は、現金自動取扱機、現金自動支払機
及び振込専用記帳機、及びバンキング用オンライン端末
機のうち少なくとも一つであることをその要旨とする。
【0014】請求項11に記載の発明は、請求項1〜請
求項10のうちいずれか一項に記載の発明において、前
記通信切替手段は銀行業務端末装置とホストコンピュー
タとの間の通信を行う通信制御装置を備え、同通信制御
装置は銀行業務端末装置の操作中に前記第1の通信手段
による通信が中断された場合、第1の通信手段復旧後又
は第2の通信手段への切替完了後に、その中断した通信
に係るデータ通信を最初から若しくはその中断時に係る
データを含む直前のデータから再送信するようにしたこ
とをその要旨とする。
【0015】請求項12に記載の発明は、請求項10に
記載の発明において、前記車両の内部を長さ方向におい
て運転室と営業室とに区画し、同営業室には前記現金自
動取扱機及びバンキング用オンライン端末機を配置する
と共に両機器間には隔壁部材を設け、それぞれ独立した
現金自動取扱機室と相談窓口室とに区画したことをその
要旨とする。
【0016】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の発明において、前記車両において、現金自動取扱
機と運転室との間には同現金自動取扱機のメンテナンス
スペースを設けたことをその要旨とする。
【0017】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の発明において、メンテナンススペースは、車両外
部と相談窓口室との間の行員用通路を兼ねるものである
ことをその要旨とする。
【0018】請求項15に記載の発明は、請求項1〜請
求項14のうちいずれか一項に記載の発明において、前
記車両内には各種の金融情報を表示する情報表示手段を
設けたことをその要旨とする。
【0019】請求項16に記載の発明は、請求項1〜請
求項15のうちいずれか一項に記載の発明において、車
両の重量を8トン未満としたことをその要旨とする。請
求項17に記載の発明は、請求項1〜請求項16のうち
いずれか一項に記載の発明において、前記業務取扱場所
は不特定の人が集まる店舗等の商業施設の近辺に設けら
れていることをその要旨とする。
【0020】請求項18に記載の発明は、請求項1〜請
求項17のうちいずれか一項に記載の発明において、前
記車両の業務取扱場所には、銀行名、その場所における
営業日時、取扱業務内容及び連絡先等を表示する告知手
段を設けたことをその要旨とする。
【0021】請求項19に記載の発明は、請求項1〜請
求項18のうちいずれか一項に記載の発明において、前
記車両の後部から顧客を入退室させるようにしたことを
その要旨とする。
【0022】請求項20に記載の発明は、請求項1〜請
求項19のうちいずれか一項に記載の発明において、前
記車両には、銀行業務取扱中等の営業情報を報知する広
告媒体手段を備えたことをその要旨とする。 (作用)請求項1に記載の発明においては、銀行業務端
末装置とホストコンピュータとの間の通信は第1及び第
2の通信手段のうちいずれか一方により行われる。
【0023】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記銀行業務端末装
置、第1の通信手段、第2の通信手段及び通信切替手段
には、第1の電源及び第2の電源のうちいずれか一方か
ら電力が供給される。
【0024】請求項3に記載の発明においては、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記回線接続部を前記
回線中継装置に接続した状態において、前記第1の通信
手段により、銀行業務端末装置とホストコンピュータと
の間の通信が行われる。
【0025】請求項4に記載の発明においては、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記銀行業務端末装置
とホストコンピュータとの間の通信は無線により行われ
る。請求項5に記載の発明においては、請求項4に記載
の発明の作用に加えて、前記銀行業務端末装置とホスト
コンピュータとの間の通信は衛星通信により行われる。
【0026】請求項6に記載の発明においては、請求項
2に記載の発明の作用に加えて、前記電源接続部を前記
給電装置に接続した状態において、前記銀行業務端末装
置、第1の通信手段、第2の通信手段及び通信切替手段
には、給電装置から電力が供給される。
【0027】請求項7に記載の発明においては、請求項
2に記載の発明の作用に加えて、前記電源接続部を前記
給電装置に接続した状態において、前記銀行業務端末装
置、第1の通信手段、第2の通信手段及び通信切替手段
には、発電手段及び無停電電源装置から電力が供給され
る。
【0028】請求項8に記載の発明においては、請求項
7に記載の発明の作用に加えて、前記電源切替手段によ
り第1の電源から第2の電源へと切り替えられた際、前
記発電手段からの電力供給が開始されるまでの間、前記
銀行業務端末装置、第1の通信手段、第2の通信手段及
び通信切替手段には、前記無停電電源装置から電力が供
給される。
【0029】請求項9に記載の発明においては、請求項
6及び請求項7に記載の発明の作用に加えて、前記バッ
テリは前記第1の電源から供給される電力により充電さ
れ、自己放電が補われる。
【0030】請求項10に記載の発明においては、請求
項1〜請求項9のうちいずれか一項に記載の発明の作用
に加えて、現金自動取扱機、現金自動支払機及び振込専
用記帳機、及びバンキング向けオンライン端末機のうち
少なくとも一つにより銀行業務が行われる。
【0031】請求項11に記載の発明においては、請求
項1〜請求項10のうちいずれか一項に記載の発明の作
用に加えて、中断した通信に係るデータが全て送信され
る。請求項12に記載の発明においては、請求項10項
に記載の発明の作用に加えて、現金自動取扱機室及び相
談窓口室の利用顧客が互いに顔を合わせることがない。
【0032】請求項13に記載の発明においては、請求
項12に記載の発明の作用に加えて現金自動取扱機のメ
ンテナンス作業が行いやすくなる。請求項14に記載の
発明においては、請求項13に記載の発明の作用に加え
て、メンテナンススペースと行員用通路とを別々に設け
る必要がない。
【0033】請求項15に記載の発明においては、請求
項1〜請求項14のうちいずれか一項に記載の発明の作
用に加えて、前記情報表示手段には各種の金融情報が表
示される。
【0034】請求項16に記載の発明においては、請求
項1〜請求項15のうちいずれか一項に記載の発明の作
用に加えて、車両は普通自動車運転免許を有した者によ
り運転される。
【0035】請求項17に記載の発明においては、請求
項1〜請求項16のうちいずれか一項に記載の発明の作
用に加えて、商業施設利用目的の不特定人が集まり、銀
行の利用者の増加が見込める。
【0036】請求項18に記載の発明においては、請求
項1〜請求項17のうちいずれか一項に記載の発明の作
用に加えて、顧客は、告知手段を見ることにより銀行
名、その場所における営業日時、取扱業務内容及び連絡
先等を把握する。
【0037】請求項19に記載の発明においては、請求
項1〜請求項18のうちいずれか一項に記載の発明の作
用に加えて、顧客は前記車両の後部から出入りする。請
求項20に記載の発明においては、請求項1〜請求項1
9のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、顧
客は、広告媒体手段により銀行業務取扱中等の営業情報
を知る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明を店舗空白地帯に赴
き銀行業務を行うための移動バンキングシステムに具体
化した一実施形態を図1〜図5に従って説明する。本実
施形態は、予め設定された単数又は複数の業務取扱場所
に銀行業務遂行に必要な各種の銀行業務端末装置を搭載
した車両を停車し、この車両内において銀行サービスを
顧客に対して提供するものである。 (業務取扱場所)図1に示すように、車両11が停車し
て銀行業務を行う業務取扱場所は不特定の人が集まるス
ーパー等の商業施設の近辺に設けられており、同業務取
扱場所には予め告知手段としての看板12及び中継函1
3が設けられている。看板12には銀行名、その場所に
おける営業日時、取扱業務内容及び連絡先等が表示され
ている。中継函13には一般商用電源として機能し車両
11に商用電力を供給する第1の電源としての給電装置
14、及び後述の銀行本店のホストコンピュータに専用
通信回線を介して接続され同ホストコンピュータと車両
11との間の通信を中継する第1の通信手段としての回
線中継装置15が収納されている。 (車両) (出入口)図2及び図3に示すように、前記車両11の
後部(図2における右側)は顧客用出入口21とされて
いる。即ち、車両11の後部壁は、そのほぼ中央部を境
に上部戸22及び下部戸23に分割されており、それぞ
れ上下に観音開き可能になっている。上下両戸22,2
3の車両内部側には自動扉24が設けられており、上下
両戸22,23の開閉に伴って露出及び遮蔽されるよう
になっている。この自動扉24は、その内外近傍に設け
られた赤外線センサ(図示略)により顧客の接近が検知
されると開放動作する公知の構成とされている。
【0039】上下両戸22,23の開放状態において、
上部戸22は支持部材25により車両11の屋根に対し
てほぼ水平に支持されており、下部戸23は地面Eに対
してほぼ水平をなすように支持されている。下部戸23
と地面Eとの間には複数の階段26を備えた台27が介
在されており、同台27の上面における一側縁には手摺
り28が設けられている。顧客は階段26を登り自動扉
24が開放することによって車両11の内部に出入り可
能となる。
【0040】(車両内部)図3に示すように、前記車両
11の内部は、その長手方向において車両11の前部か
ら後部にかけて運転室31、機械室32及び営業室33
に隔壁34a, 34bにて区画されている。
【0041】(機械室)図2及び図3に示すように、前
記機械室32には発動発電機41及びFAX・コピー兼
用機(図示略)が配置されており、同発動発電機41の
上方には電源切替手段としての電源操作盤42が設けら
れている。前記発動発電機41はその駆動により所定の
電力を車両11内の各部に供給する。電源操作盤42は
行員の操作により車両11への電源供給ラインを前記給
電装置14及び発動発電機41のいずれか一方に切り替
える。
【0042】(営業室)図3に示すように、前記営業室
33内には現金自動取扱機(以下、「ATM」とい
う。)43及びバンキング向けのオンライン端末機(以
下、「汎用端末機」という。)44が車幅方向に配置さ
れている。ATM43と汎用端末機44との間には車両
11の長手方向に延びるように隔壁部材45が設けられ
ており、営業室33内は前記隔壁部材45によってそれ
ぞれ独立した現金自動取扱機室(以下、「ATM室」と
いう。)46及び相談窓口室(以下。「相談窓口室」と
いう。)47に区画されている。また、図2に示すよう
に、営業室33の天井には2つの室内灯48a, 48b
が車両11の長手方向に所定間隔をおいて設けられてお
り、営業室33内は両室内灯48a, 48bにより照明
される。尚、前記ATM43及び汎用端末機44は銀行
業務遂行に必要な銀行業務端末装置を構成する。
【0043】(ATM室)図2に示すように、前記AT
M43はその操作部、即ちタッチパネル43aが車両1
1の後方を向くように配置されている。ATM43は顧
客自身の操作により預金の預入・払出、振込・振替、記
帳、及び前記相談窓口室47での現金取引のための現金
出納・支払いを行う。具体的には、顧客はタッチパネル
43aの初期画面に表示された複数の入力項目メニュー
の中から所望のメニューをタッチパネル43aの対応す
る部分を押操作することにより選択し、逐次表示される
画面案内に従って所望の取引を行う。
【0044】図3に示すように、ATM室46の車両内
壁には情報表示手段としての42型のカラープラズマデ
ィスプレイ49が設けられている。このプラズマディス
プレイ49は前記汎用端末機44により表示制御され、
同端末機44の内蔵メモリ(図示略)に格納された各種
の金融データに基づいて、株価動向及び金利情報等の金
融情報を表示する。また、前記車両11におけるATM
室46の床下には営業室33内の冷暖房を行う空調装置
50が設けられている。
【0045】(相談窓口)前記相談窓口室47内には、
汎用端末機44を挟むようにして2つの椅子51a, 5
1bが配置されており、一方は行員用、他方は顧客用と
されている。行員は汎用端末機44を介して顧客と対面
し、ローンの相談、申し込み、国税を除く公金及び公共
料金の払い込み、口座開設、諸届け、繰越及び諸サービ
スの申し込み等、各種の銀行サービスを行う。また、行
員は必要に応じて汎用端末機44を操作し、各種のデー
タ照合及び記帳等を行う。前記相談窓口室47において
発生する現金取引(現金授受)は全てATM43を通し
て行われる。即ち、現金はATM43で一元管理されて
いる。
【0046】(メンテナンススペース)図3に示すよう
に、前記隔壁部材45は車両後部から営業室33の中程
まで延出されており、同隔壁部材45の運転室31側且
つATM室46側には隔壁部材45に直交するように仕
切部材52が設けられている。営業室33内において、
前記仕切部材52の運転室31側のスペースはメンテナ
ンススペース53とされており、同メンテナンススペー
ス53は前記相談窓口室47と連通している。メンテナ
ンススペース53内にはATM43の背部が前記仕切部
材52を貫通するように突出しており、同背部から紙幣
の補給等のATM43に対するメンテナンスが行われ
る。メンテナンススペース53に面する車両11の側壁
には行員用扉54が設けられている。行員は前記行員用
扉54を開けることによりメンテナンススペース53及
び相談窓口室47に出入り可能となっている。即ち、メ
ンテナンススペース53は単にATM43のメンテナン
スを行うための作業スペースとしてだけではなく、行員
用扉54と相談窓口室47との間を連通する通路として
も機能する。
【0047】(機器収納棚)図2及び図3に示すよう
に、前記営業室33内において、相談窓口室47の機械
室32側に配置された機器収容棚55には、無停電電源
装置(以下、「UPS」という。)56、通信切替手段
としての通信切替制御装置57及び衛星通信機器58等
が収納されている。UPS56はATM43及び汎用端
末機44等に対して補助的に電力を供給可能とされてい
る。前記通信切替制御装置57はATM43及び汎用端
末機44において送受信される通信データの変復調を行
うと共に、両者43,44の通信を制御する。また、こ
の通信切替制御装置57はATM43及び汎用端末機4
4の通信ルートを前記業務取扱場所の回線中継装置15
及び後述の通信衛星Sのうちいずれか一方に切り替え
る。前記衛星通信機器58はATM43及び汎用端末機
44と銀行本店のホストコンピュータとの間において衛
星通信を行うために必要とされる機材である。尚、前記
発動発電機及びUPS56は第2の電源を構成する。
【0048】(電源接続部、回線接続部)図2及び図3
に示すように、前記車両11において、ATM室46側
の側部壁下部には電源接続部59及び回線接続部60が
設けられている。電源接続部59は、同電源接続部59
に対して着脱可能な電源ケーブル61を介して前記給電
装置14に接続されている。回線接続部60は、同回線
接続部60に対して着脱可能な回線ケーブル62を介し
て前記回線中継装置15に接続されている。
【0049】(排熱ファン、パラボナアンテナ)図2に
示すように、前記車両11の屋根には2つの排熱ファン
63a, 63bが設けられている。両排熱ファン63
a, 63bは、その作動により前記ATM43及び汎用
端末機44等の各種の車両搭載機器の動作により発生す
る熱を車両11の外部に排出し、これにより各機器の過
熱による誤動作等が防止される。また、前記車両11の
屋根にはパラボナアンテナ64が設けられており、AT
M43及び汎用端末機44と後述の通信衛星Sとの間に
おけるデータの送受信を行う。尚、前記UPS56及び
パラボナアンテナ64は第2の通信手段を構成する。 (電気系統)次に、前述のように構成された移動バンキ
ングシステムの電気系統について説明する。
【0050】図4に示すように、前記電源操作盤42
は、車両11の電源接続部59に接続された商用電源入
力端子71、前記発動発電機41の出力側に接続された
発電機入力端子72、出力端子73、及び両入力端子7
1,72と出力端子73との間に設けられた電源切替ス
イッチ74を備えている。また、前記UPS56は整流
回路等からなるコンバータ75、発振回路等からなるイ
ンバータ76、及び充電可能なバッテリ77を備えてい
る。前記バッテリ77は出力容量が3kVA程度(車両
11全体の必要容量の30%程度)のものが使用されて
いる。
【0051】前記電源操作盤42の出力端子73には、
接続線78及び同接続線78に対して並列に分岐接続さ
れた複数の電源スイッチ79a〜79dを介して、AT
M43、汎用端末機44、通信切替装置57、室内灯4
8a, 48bの電源入力側がそれぞれ接続されている。
前記接続線78上の電源操作盤42寄りに設けられた分
岐点Pには分岐線80が接続されている。この分岐線8
0は、同分岐線80に対して並列に分岐接続された複数
の電源スイッチ79e〜79gを介して、プラズマディ
スプレイ49、排熱ファン63a, 63b及び空調装置
50の電源入力側にそれぞれ接続されている。また、前
記接続線78の前記分岐点Pと各電源スイッチ79a〜
79dとの間にはバイパス線Bが接続されており、同バ
イパス線B上には前記UPS56が配置されている。即
ち、前記バイパス線B上には前記コンバータ75及び前
記インバータ76が配置されており、両者75,76間
には前記バッテリ77が接続されている。
【0052】従って、前記電源切替スイッチ74が商用
電源入力端子71側へ切り替えられている場合には、前
記電源接続部59、商用電源入力端子71、出力端子7
3、、接続線78及び各電源スイッチ79a〜79Dを
介して、前記給電装置14からの商用電力がATM4
3、汎用端末機44及び通信切替制御装置57及び室内
灯48a, 48bにそれぞれ供給される。また、分岐点
P、分岐線80及び各電源スイッチ79e〜79gを介
して、前記給電装置14からの商用電力がプラズマディ
スプレイ49、排熱ファン63a, 63b及び空調装置
50にそれぞれ供給される。
【0053】一方、前記電源切替スイッチ74が発電機
入力端子72側へ切り替えられている場合には、前記発
電機入力端子72及び出力端子73を介して、発動発電
機41の駆動により発生した電力が、前述と同様に、A
TM43、汎用端末機44、通信切替装置57、室内灯
48a, 48b、プラズマディスプレイ49、排熱ファ
ン63a, 63b及び空調装置50にそれぞれ供給され
る。通常の銀行業務を行う場合、前記電源切替スイッチ
74は商用電源入力端子71側に切り替えられている。
【0054】また、前記給電装置14及び発動発電機4
1からの交流電流の一部は前記接続線78から前記バイ
パス線Bへと流れ込み、前記コンバータ75を通過する
ことにより一旦直流に変換され、この後、インバータ7
6を通過することにより再び交流に変換される。この交
流電流は前記接続線78に合流し、ATM43、汎用端
末機44、通信切替制御装置57及び室内灯48a, 4
8bにそれぞれ供給される。前記コンバータ75により
変換された直流電流の一部はバッテリ77に流入し、こ
れにより同バッテリ77が浮動充電方式により充電され
る。そして、前記給電装置14及び発動発電機41のい
ずれからも電力が供給されない場合、ATM43、汎用
端末機44、通信切替制御装置57及び室内灯48a,
48bには前記バッテリ77から電力が供給される。 (通信系統)次に、前述のように構成された移動バンキ
ングシステムの通信系統について説明する。
【0055】図5に示すように、前記通信切替制御装置
57は、前記ATM43及び汎用端末機44が接続され
た通信制御装置81、同通信制御装置81に接続された
制御入出力端子82、有線入出力端子83、無線入出力
端子84、及び制御入出力端子82と有線入出力端子8
3及び無線入出力端子84との間に設けられた通信切替
スイッチ85を備えている。前記有線入出力端子83は
前記回線接続部を介して前記回線中継装置15に接続さ
れている。無線入出力端子84は前記衛星通信機器58
を介して車両11の屋根に固定されたパラボナアンテナ
86に接続されている。前記通信制御装置81は、AT
M43及び汎用端末機44の操作に伴う取引データ等か
らなる通信データの送受信のために信号の変調及び復調
を行うと共に、前記通信切替スイッチ85を有線入出力
端子83及び無線入出力端子84のうちいずれか一方に
切替制御する。
【0056】従って、前記通信切替スイッチ85が有線
入出力端子83側へ切り替えられている場合には、通信
制御装置81、制御入出力端子82、通信切替スイッチ
85、有線入出力端子83、回線接続部60、回線ケー
ブル62、回線中継装置15を介して、ATM43及び
汎用端末機44と銀行本店のホストコンピュータHとの
間のデータ通信が行われる。一方、前記電源切替スイッ
チ85が無線出力端子84側へ切替られている場合に
は、通信制御装置81、制御入出力端子82、通信切替
スイッチ85、無線入出力端子84、衛星通信機器5
8、パラボナアンテナ86、通信衛星S、銀行本店側の
パラボナアンテナ87を介して、ATM43及び汎用端
末機44とホストコンピュータHとの間のデータ通信が
行われる。通常、銀行業務を行う場合、前記通信切替ス
イッチ85は有線入出力端子83側に切り替えられてい
る。
【0057】(重量)尚、前記車両は総重量8トン未満
とされており、普通自動車運転免許を有していれば運転
可能となっている。 (実施形態の作用)次に、前述のように構成された移動
バンキングシステムの作用について説明する。
【0058】(営業準備)前記業務取扱場所において銀
行業務を行う場合、車両11を業務取扱場所まで走行さ
せ、同車両11のエンジンを停止させる。この停車した
状態で営業準備を行う。即ち、車両11の電源接続部5
9及び回線接続部60を電源ケーブル61及び回線ケー
ブル62を介してそれぞれ給電装置14及び回線中継装
置15に接続する。これにより、給電装置14からの商
用電力がATM43、汎用端末機44、通信切替制御装
置57及び室内灯48a, 48b等の各種車載電装機器
へ供給される。また、ATM43及び汎用端末機44と
ホストコンピュータHとの間の専用通信回線を利用した
データ通信が可能となる。次に、前記上下両戸22,2
3を開放すると共に前台27を設置し、顧客用の出入口
を準備する。これにより、顧客が車両11の後部から同
車両11内部に出入り可能になる。以上で、営業前の準
備が完了する。
【0059】前記業務取扱場所は例えばスーパー等の商
業施設の近辺に設けられており、同商業施設利用目的の
不特定の人が集まる。このため、これらの不特定の人を
顧客として獲得可能となり、集客効率が向上する。商業
施設の方も銀行利用目的で集まる不特定人を顧客として
獲得可能となり、相乗効果が得られる。また、業務取扱
場所に予め給電装置14及び回線中継装置15が設けら
れているため、両装置14,15に対して電源ケーブル
61及び回線ケーブル62を接続するのみで電源及び通
信が確保される。従って、営業前の準備が容易となり、
営業前の準備時間が短縮される。
【0060】(営業中)営業中において、顧客は前記出
入口を介してATM室46内及び相談窓口室47内に任
意に出入り可能となっている。前述したように、ATM
室46内において、顧客はATM43を自身で操作する
ことにより各種の取引を行う。また、相談窓口室47に
おいて、顧客は行員により各種の銀行サービスを受け
る。この相談窓口室47において発生する現金取引は全
てATM43を通して行われるため、行員が現金を手元
におくことがない。このため、現金取扱の安全性が向上
する。また、ATM室46と相談窓口室47とが前記隔
壁部材45によりそれぞれ独立とされているため、即
ち、ATM室46及び相談窓口室47のそれぞれの利用
顧客が互いに顔を合わせることがないため、両室46,
47の利用顧客のプライバシーが保護される。さらに、
ATM43及び汎用端末機44を車両11に搭載したこ
とにより、この車両11において、銀行店舗とほぼ同様
の業務を行い得るフルバンキング構成が実現されてい
る。
【0061】(電源正常時)通常の営業時において、前
記電源切替スイッチ74は商用電源入力端子71側へ切
り替えられており、ATM43、汎用端末機44、通信
切替制御装置57及び室内灯48a, 48b等の各種車
載電装機器には給電装置14からの商用電力が供給され
る。このとき、前述したように、前記UPS56のバッ
テリ77は給電装置14からの電力の一部により充電さ
れ、同バッテリ77の自己放電が常に補われる。このた
め、バッテリ上がりが防止される。また、基本的に商用
電源、即ち給電装置14から供給される電力を利用する
構成のため、常時、発動発電機41による自家発電を行
う場合と異なり、排気ガスが発生することがない。従っ
て、業務取扱場所における大気汚染が防止される。
【0062】(電源異常時)通常の営業時において、何
らかの原因で給電装置14が停電した場合、行員により
発動発電機41の駆動スイッチ(図示略)がON動作さ
れる。そして、発動発電機41の電圧の安定が確認され
ると、行員により電源操作盤42の電源切替スイッチ7
4が商用電源入力端子71から発電機入力端子72へ切
り替えられる。すると、ATM43、汎用端末機44及
び通信切替制御装置57等の各種車載電装機器には発動
発電機41からの電力が供給される。発動発電機41か
らは前記車載電装機器の全てを賄うのに十分な程度の電
力が供給される。
【0063】停電発生から発動発電機41による電力供
給開始までの間は、UPS56のバッテリ77から銀行
業務を行うのに最低限必要な機器、即ち、ATM43、
汎用端末機44、通信切替制御装置57及び室内灯48
a, 48bへ電力が供給される。このとき、前記プラズ
マディスプレイ49、排熱ファン63a, 63b及び空
調装置50には電力が供給されない。これらの機器は銀
行業務を継続するための必須要件ではないからである。
【0064】そして、商用電源が停電から復旧すると、
行員により電源操作盤42の電源切替スイッチ74が発
電機入力端子72から商用電源入力端子71に切り替え
られると共に、発動発電機41の駆動スイッチがOFF
操作され同発動発電機41が停止する。この結果、車両
11の内部には再び給電装置14からの電力が供給され
る。以上のことから、給電装置14が停電してもATM
43、汎用端末機44及び通信切替制御装置57等の使
用が継続できると共に、同ATM43及び汎用端末機4
4とホストコンピュータHとの間の通信も確保される。
従って、給電装置14の停電時においても銀行業務を継
続して行うことができる。
【0065】(通信正常時)通常の営業時において、前
記通信切替スイッチ85は有線入出力端子83側へ切り
替えられており、ATM43及び汎用端末機44とホス
トコンピュータHとの間のデータ通信は前記回線中継装
置15を介して行われる。ATM43及び汎用端末機4
4の操作に伴う取引データ等からなる通信データは、前
記通信制御装置81によりパルスに変換(変調)され、
回線中継装置15及び専用通信回線を介してホストコン
ピュータHに伝送される。一方、ホストコンピュータH
から伝送されてきた各種の回答データ等からなる通信デ
ータは、通信制御装置81により電気信号に変換(復
調)される。この電気信号は通信制御装置81に内蔵さ
れた増幅、検波及びその他の回路(図示略)を介して処
理され、ATM43及び汎用端末機44に伝送される。
【0066】(同期)データ通信時、前記ATM43及
び汎用端末機44とホストコンピュータHとの間におい
て、常に同期がとられるようにアプリケーション及びプ
ロトコルが設定されている。即ち、通信制御装置81と
ホストコンピュータHとでは、同じタイミングで送信及
び受信が行われる。
【0067】例えば、ATM43及び汎用端末機44か
らホストコンピュータHへ取引データ等が伝送される場
合、通信制御装置81はまず「データ送信希望」の旨の
同期信号をホストコンピュータHに伝送する。この同期
信号を受信すると、ホストコンピュータHは受信準備が
できている場合には「受信可能」の旨の回答信号を、ま
た、受信準備ができていない場合には「受信不能」の旨
の回答信号を通信制御装置81に対して送信する。前記
ホストコンピュータHからの「受信可能」の旨の回答信
号を受信すると、通信制御装置81は取引データ等を含
む通信データを変調してホストコンピュータへ送信す
る。本実施形態において、取引データの伝送はパケット
交換により行われ、全ての通信データがホストコンピュ
ータHに正常に受信されると、同ホストコンピュータH
は「正常に受信完了」の旨の受信完了信号を通信制御装
置81に対して送信する。この受信完了信号を通信制御
装置81が受信するとATM43及び汎用端末機44と
ホストコンピュータHとの間の通信が完了する。
【0068】このように、通信制御装置81とホストコ
ンピュータHとの間で互いに何らかの確認を取りながら
通信が行われる。この双方における確認内容等のルール
は前記プロトコルにより規定されており、この規定に基
づいて通信が行われる。また、本実施形態においては、
通信データを送信してから何らかの回答信号を受信する
までの時間が、前記プロトコル及びアプリケーションに
より予め設定された待機時間を越えると、通信制御装置
81及びホストコンピュータHは通信障害発生及び通信
不能等の判断をする。
【0069】(通信障害時)通常の営業時、例えば前記
回線中継装置15等の故障により前記専用回線が使用で
きなくなった場合、前記通信制御装置81により前記通
信切替スイッチ85が有線入出力端子83から無線入出
力端子84へと切り替えられる。この後、ATM43及
び汎用端末機44とホストコンピュータHとの間のデー
タ通信は、前記衛星通信機器58、車両11側のパラボ
ナアンテナ86、通信衛星S、銀行本店側のパラボナア
ンテナ87を介して行われる。
【0070】前記回線中継装置15等の故障が復旧する
と、通信制御装置81により通信切替スイッチ85が無
線入出力端子84から有線入出力端子83へと切り替え
られる。この後、ATM43及び汎用端末機44とホス
トコンピュータHとの間の通信は再び回線中継装置15
を介して行われる。このように、前記専用通信回線及び
衛星回線の2つの通信ルートを備えたことにより、一方
の回線が使用不能になっても他方の回線を介して通信を
行うことができる。特に、衛星通信は地上災害等の影響
を受けることが少なく、高い確実性で通信が確保され
る。
【0071】また、顧客がATM43を操作入力してい
る最中に前述のような通信障害が発生して通信が中断さ
れた場合、通信途中における取引データはATM43の
内蔵メモリ(図示略)に一旦格納される。そして、通信
障害の復旧後又は衛星通信への切替完了後に、その中断
した通信に係る取引データを最初から若しくはその中断
時に係るデータを含む直前のデータから再送信される。
再送信が完了すると、前記ATM43の内蔵メモリに格
納されていた取引データは消去され、次の取引データが
格納可能とされる。
【0072】(営業後)営業後は、前記電源ケーブル6
1及び回線ケーブル62を給電装置14及び回線中継装
置15から取り外し、台27を車両11内に収容する。
そして、前記上下両戸22,23を閉鎖すれば、その業
務取扱場所における閉店準備は完了する。この後、車両
11を走行させて銀行本店に戻る、又は次の業務取扱場
所に移動する。ちなみに、本実施形態においては、前記
車両11の巡回周期は週2回且つ1回当たり3時間程度
とされている。また、巡回場所は1日2, 3箇所の業務
取扱場所且つ週5箇所程度とされている。 (実施形態の効果)従って、本実施形態によれば、以下
の効果を得ることができる。
【0073】(1)移動自在な車両11にATM43及
び汎用端末機44等の銀行業務を行うために必要な機器
を搭載した。このため、車両11において銀行業務を行
うことができる。即ち、車両11を移動させることによ
り、店舗を建設することなく店舗空白地帯在住の顧客に
対して銀行業務を行うことができる。
【0074】(2)業務取扱場所に設けた給電装置14
及び回線中継装置15に加えて、車両11に発動発電機
41、パラボナアンテナ86及び衛星通信機器58を搭
載した。このため、何らかの原因で給電装置14及び回
線中継装置15が故障した場合にも、電源及び通信が確
保され、銀行業務を行うことができる。この設備によ
り、局所的な災害の場合、緊急車両として一般営業店を
バックアップすることもできる。
【0075】(3)ATM43及び汎用端末機44とホ
ストコンピュータHとの間の通信は、回線中継装置15
及び衛星通信機器58のうちいずれか一方を介して行わ
れる。このため、例えば、何らかの原因で回線中継装置
15等が故障した場合においても、衛星通信により通信
を行うことができる。
【0076】(4)車両11には給電装置14及び発動
発電機41のうちいずれか一方から電力が供給される。
このため、給電装置14が使用不能になっても、発動発
電機41の駆動により電力を車両11の内部に供給でき
る。
【0077】(5)車両11の回線接続部60を回線ケ
ーブル62を介して回線中継装置15に接続すれば、専
用通信回線によりATM43及び汎用端末機44とホス
トコンピュータHとの間の通信を行うことができる。回
線ケーブル62を接続するのみのため、営業前の準備時
間を短縮することができる。
【0078】(6)ATM43及び汎用端末機44とホ
ストコンピュータHとの間の衛星通信を可能とした。衛
星通信は地上災害の影響を受けることが少ないため、A
TM43及び汎用端末機44とホストコンピュータHと
の間の通信を高い信頼性にて確保できる。
【0079】(7)通常の営業時、車両11の内部には
給電装置14から電力が供給されるようにした。このた
め、常時、発動発電機41による自家発電を行う場合と
異なり、多量の排ガスが発生することがない。従って、
排ガスによる環境汚染を防止できる。
【0080】(8)給電装置14の停電時には、発動発
電機41の駆動による電力が車両11の内部に供給され
るようにした。このため、例えばバッテリ等から電力を
供給する場合と異なり、消費電力が比較的大きくても、
また比較的長時間停電していても車両11の内部に電力
を供給することができる。
【0081】(9)前記電源操作盤42により電力供給
ラインが給電装置14から発動発電機41へと切り替え
られた際、同発動発電機41からの電力供給が安定して
開始されるまでの間、前記UPS56からATM43、
汎用端末機44、通信切替制御装置57及び室内灯48
a, 48bへ電力の供給が行われるようにした。このた
め、給電装置14から発動発電機41に切り替わる際の
瞬停を防止することができる。
【0082】(10)前記UPS56のバッテリ77
は、前記給電装置14及び発動発電機41から供給され
る電力により充電されるようにした。このため、バッテ
リ77の自己放電による消耗が補われ、バッテリ上がり
等のトラブルを防止することができる。
【0083】(11)車両11にATM43及び汎用端
末機44を搭載した。このため、店舗空白地帯在住の顧
客に対して銀行サービスを提供することができる。 (12)前記ATM43及び汎用端末機44の操作中に
何らかの通信トラブルが発生し、通信が中断された場
合、専用通信回線復旧後又は衛星通信への切替完了後
に、その中断した通信に係るデータを最初から若しくは
その中断時に係るデータを含む直前のデータから再送信
するようにした。このため、中断した通信に係るデータ
は全て送信される。従って、通信障害にも対応すること
ができる。
【0084】(13)ATM室46と相談窓口室47と
をそれぞれ独立するように設けた。このため、両室4
6,47の利用顧客が互いに顔を合わせることがなく、
銀行利用者のプライバシーを保護することができる。
【0085】(14)営業室33におけるATM43背
面にメンテナンススペース53を設けた。このため、作
業空間が確保され、ATM43のメンテナンス作業が行
いやすくなる。
【0086】(15)メンテナンススペース53は行員
が相談窓口室47へ出入りするための行員用通路を兼ね
るようにした。このため、メンテナンススペース53と
行員用通路とを別々に設ける必要がなく、車両11内の
スペースを有効に利用することができる。
【0087】(16)ATM室46にプラズマディスプ
レイ49を設け、同ディスプレイ49には各種の金融情
報を表示するようにした。このため、ATM43を利用
する顧客に対して有益な金融情報を提供することができ
る。ひいては、顧客サービスを向上させることができ
る。
【0088】(17)車両11の総重量を8トン以下と
した。このため、車両11は普通自動車免許を有してい
ればだれでも運転することができる。従って、車両11
の機動性及び運用性を向上させることができる。
【0089】(18)前記業務取扱場所は不特定の人が
集まるスーパー等の商業施設の近辺に設けた。このた
め、商業施設利用目的の不特定の人を顧客として獲得可
能となり、銀行利用者の増加が見込める。また、商業施
設の近辺であることから商業施設に行くついでに銀行に
よったり、逆に、銀行に行くついでに商業施設によった
りすることもでき、銀行及び商業施設の双方にとって集
客の相乗効果が期待できる。さらに、銀行と商業施設と
が離れている場合と異なり、顧客にとっては便利であ
る。
【0090】(19)業務取扱場所には銀行名、その場
所における営業日時、取扱業務内容及び連絡先等を表示
する看板12を設けた。このため、顧客は看板12を見
ることにより銀行の営業日時等を把握でき、銀行を利用
し損ねるようなことが回避できる。従って、集客率を向
上させることができる。
【0091】(20)ATM43及び汎用端末機44を
車幅方向に配置すると共に、顧客を車両11の後部から
入退室させるようにした。このため、ATM43及び汎
用端末機44を車両11の長手方向に配置する場合と異
なり、車両11の長さを短縮することができる。
【0092】尚、前記実施形態は以下のように変更して
実施してもよい。 ・ 本実施形態においては、行員が電源操作盤42を操
作することにより電力供給ラインを切り替えるようにし
たが、図4に二点鎖線で示すように、電源操作盤42に
電源制御装置90を設けて電力供給ラインを自動的に切
り替えられるようにしてもよい。即ち、電源制御装置9
0により前記給電装置14から供給される商用電力(電
流又は電圧)を監視し、同給電装置14の停電を検出す
ると、電源制御装置90は前記発動発電機41に対して
駆動信号を送出する。そして、電源制御装置90は発動
発電機41が立ち上がり電圧が安定したことを確認する
と、電源切替スイッチ74を商用電源入力端子71側か
ら発電機入力端子72側に切り替える。給電装置14か
ら発動発電機41に切り替わるまでの間は、前記バッテ
リ77により電力が供給される。電源制御装置90が停
電の復旧を確認すると、同電源制御装置90は電源切替
スイッチ74を発電機入力端子72側から商用電源入力
端子71側へ切り替える。このようにすれば、給電装置
14の停電時において、行員が電源操作盤42を操作す
ることなく、自動的に電力供給ラインの切り替えを行う
ことができる。
【0093】・ 前記車両11に銀行業務取扱中等の営
業情報を、顧客の視覚及び聴覚等に訴えて報知する看板
・ディスプレイ等の表示装置、及び拡声器等の報知装置
を備えてもよい。尚、表示装置及び報知装置は広告媒体
手段を構成する。このようにすれば、営業日時を把握し
ていない顧客に対して営業中であるとのアピールを行う
ことにより、集客率を向上させることができる。
【0094】・ 前記ATM室46内に防犯カメラを設
けてもよい。この防犯カメラはATM室46内の全体を
監視し、ATM43の利用者の映像を順次記録する。こ
のようにすれば、ATM室46内における犯罪を防止す
ることができる。
【0095】・ 前記車両11において、エンジンを始
動させるイグニッションキーと運転室31のドアをロッ
ク及びロック解除するドアロックキーとを別々に設ける
ようにしてもよい。また、前記イグニッションキーとは
別のイグニッションキーを設け、両方のキーが揃わなけ
れば車両11のスピードが予め設定された一定速度以上
(例えば、10Km/h)には上がらないように構成す
る。このようにすれば、車両11の盗難を防止すること
ができる。
【0096】・ 本実施形態においては、ATM43及
び汎用端末機44を1台ずつ備えたが、いずれか一方の
みを備えてもよい。また、ATM43のみを2台又は汎
用端末機44のみを2台備えてもよい。さらに、ATM
43及び汎用端末機44をそれぞれ2台以上備えてもよ
い。また、ATM43及び汎用端末機44に加えて、現
金自動支払機(CD)及び振込専用記帳機等を車両11
に搭載してもよい。さらに、ATM43及び汎用端末機
44を現金自動支払機(CD)及び振込専用記帳機等に
置き換えてもよい。このようにしても、業務取扱場所に
おいて銀行業務を行うことができる。
【0097】・ 本実施形態においては、衛星通信によ
りATM及び汎用端末機とホストコンピュータとの間の
通信を可能としたが、通信衛星を利用しない無線通信に
より通信するようにしてもよい。このようにしても、地
上に敷設された専用回線が使用不能になっても通信を行
うことができる。
【0098】・ 本実施形態においては、顧客を車両1
1の後部から出入りさせるようにしたが、車両11の側
部から出入りさせるようにしてもよい。このようにして
も、顧客を車両11の内外を出入りさせることができ
る。
【0099】・ 本実施形態においては、ATM室46
に設けたプラズマディスプレイ49上に各種の金融情報
及び広告等を表示させたが、CRT及び液晶等の他のデ
ィスプレイ上に表示させるようにしてもよい。このよう
にしても、ATM43を利用する顧客に対して有益な情
報を提供することができる。
【0100】・ 本実施形態においては、発動発電機4
1及びUPS56をATM43及び汎用端末機44と共
に同一の車両11に搭載したが、別の電源搭載用の車両
を設け、これに搭載するようにしてもよい。このように
しても、店舗空白地帯に赴き銀行業務を行うことができ
る。
【0101】・ 本実施形態においては、発動発電機4
1及びUPS56を車両11のバックアップ電源とした
が、例えば太陽電池等に置き換えてもよい。また、前記
発動発電機41及びUPS56に加えて太陽電池を搭載
するようにしてもよい。そして、給電装置14の停電時
には太陽電池からの電力が車両11に供給されるように
する。このようにしても、停電時における車両の電源バ
ックアップが可能である。また、排気ガス等の放出もな
く業務取扱場所における大気汚染等のおそれもない。
【0102】・ 本実施形態においては、パラボナアン
テナ86を車両11の屋根に設けたが、営業開始時、車
両11近傍の地上に設置するようにしてもよい。このよ
うにすれば、パラボナアンテナ86の大まかな方向調節
等のため、行員が車両11の屋根に登る必要がない。ま
た、設置が簡単である。
【0103】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、移動自
在な車両に銀行業務端末装置を備えたことより、店舗を
建設することなく車両内において店舗空白地帯在住の顧
客に対して銀行業務を行うことができる。また、第1の
通信手段及び第2の通信手段のうちいずれか一方により
通信を行うことができる。
【0104】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、第1の電源及び第2の電
源のうちいずれか一方により電力を供給することができ
る。請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の
発明の効果に加えて、回線接続部を回線中継装置に接続
するのみで通信ルートが確保され、営業前の準備時間を
短縮することができる。
【0105】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、地上に敷設された有線回
線が使用不能の場合においても通信を行うことができ
る。請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の
発明の効果に加えて、銀行業務端末装置とホストコンピ
ュータとの間の通信を高い確率で確保することができ
る。
【0106】請求項6に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加えて、発動発電機にて発電を行
う場合と異なり、排ガス等による環境汚染を防止するこ
とができる。
【0107】請求項7に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加えて、発電手段にて自家発電す
ることにより、消費電力が比較的大きくても、また比較
的長時間停電していても充分な電力を供給することがで
きる。
【0108】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
に記載の発明の効果に加えて、無停電電源装置からの電
力供給により、第1の電源から第2の電源へと切り替わ
る際の瞬停を防止することができる。
【0109】請求項9に記載の発明によれば、請求項6
又は請求項7に記載の発明の効果に加えて、自己放電に
よる消耗が補充されることにより、バッテリ上がり等の
トラブルを防止することができる。
【0110】請求項10に記載の発明によれば、請求項
1〜請求項9のうちいずれか一項に記載の発明の効果に
加えて、店舗空白地帯在住の顧客に対して銀行サービス
を提供できる。
【0111】請求項11に記載の発明によれば、請求項
1〜請求項10のうちいずれか一項に記載の発明の効果
に加えて、中断した通信に係るデータが全て送信される
ことにより、通信の信頼性を向上させることができる。
【0112】請求項12に記載の発明によれば、請求項
10に記載の発明の効果に加えて、現金自動取扱機室及
び相談窓口室の利用顧客が互いに顔を合わせることがな
いため、銀行利用者のプライバシーを保護することがで
きる。
【0113】請求項13に記載の発明によれば、請求項
12に記載の発明の効果に加えて、銀行業務端末装置の
メンテナンス作業が行いやすくなる。請求項14に記載
の発明によれば、行員通路とメンテナンススペースとを
兼ねることにより、車両内スペースの有効利用ができ
る。
【0114】請求項15に記載の発明によれば、請求項
1〜請求項14のうちいずれか一項に記載の発明の効果
に加えて、顧客に対して有益な金融情報を提供すること
ができる。
【0115】請求項16に記載の発明によれば、請求項
1〜請求項15のうちいずれか一項に記載の発明の効果
に加えて、普通自動車運転免許があればだれでも運転で
きるため、機動性及び運用性を向上させることができ
る。
【0116】請求項17に記載の発明によれば、請求項
1〜請求項16のうちいずれか一項に記載の発明の効果
に加えて、商業施設利用目的の不特定人が集まることに
より、銀行の利用者の増加が見込め、集客率を向上させ
ることができる。
【0117】請求項18に記載の発明によれば、請求項
1〜請求項17のうちいずれか一項に記載の発明の効果
に加えて、顧客に銀行の営業日時等を把握させることに
より、銀行を利用し損ねるようなことを回避し、集客率
を向上させることができる。
【0118】請求項19に記載の発明によれば、請求項
1〜請求項18のうちいずれか一項に記載の発明の効果
に加えて、銀行業務端末装置を車両の長手方向に配置す
る場合と異なり、車両の長さを短縮することができる。
【0119】請求項20に記載の発明によれば、請求項
1〜請求項19のうちいずれか一項に記載の発明の効果
に加えて、集客効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 業務取扱場所における営業状態を示す概略斜
視図。
【図2】 移動バンキングシステムを構成する車両の正
面図。
【図3】 移動バンキングシステムを構成する車両の平
断面図。
【図4】 移動バンキングシステムの電気接続図。
【図5】 移動バンキングシステムの通信系統図。
【符号の説明】
H…ホストコンピュータ、S…通信衛星、12…看板
(告知手段)、13…中継函、14…給電装置(第1の
電源)、15…回線中継装置(第1の通信手段)、21
…顧客用出入口、31…運転室、32…機械室、33…
営業室、41…第2の電源を構成する発動発電機、42
…電源操作盤(電源切替手段)、43…銀行業務端末装
置を構成する現金自動取扱機(ATM)、43a…タッ
チパネル、44…銀行業務端末装置を構成するバンキン
グ用オンライン端末機(汎用端末機)、45…隔壁部
材、46…現金自動取扱機室(ATM室)、47…相談
窓口室、49…カラープラズマディスプレイ(情報表示
手段)、53…メンテナンススペース、56…第2の電
源を構成する無停電電源装置(UPS)、57…通信切
替制御装置(通信切替手段)、58…第2の通信手段及
び無線通信手段を構成する衛星通信機器、59…電源接
続部、60…回線接続部、61…電源ケーブル、62…
回線ケーブル、64…第2の通信手段を構成するパラボ
ナアンテナ、77…バッテリ、81…通信制御装置、9
0…電源制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/30 M

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀行業務遂行に必要な銀行業務端末装置
    を搭載し、予め設定した単数又は複数の業務取扱場所に
    停車可能な車両と、 前記銀行業務端末装置とホストコンピュータとの間の通
    信を確保する第1及び第2の通信手段と、 前記両通信手段間を切替する通信切替手段とを備え、 前記通信切替手段は、通常の業務取扱時には第1の通信
    手段により通信を行い、第1の通信手段の使用不能時に
    は第1の通信手段から第2の通信手段へ切り替えるよう
    にした移動バンキングシステム。
  2. 【請求項2】 前記銀行業務端末装置及び両通信手段に
    電力を供給する第1及び第2の電源と、 前記両電源間を切替する電源切替手段とを備え、 前記電源切替手段は、通常の業務取扱時には第1の電源
    により電力供給を行い、第1の電源の使用不能時には第
    1の電源から第2の電源へ切り替えるようにした請求項
    1に記載の移動バンキングシステム。
  3. 【請求項3】 前記第1の通信手段は、前記業務取扱場
    所に予め設けられた回線中継装置であり、 前記車両には、前記回線中継装置に対して接続可能とし
    た回線接続部を設けた請求項1に記載の移動バンキング
    システム。
  4. 【請求項4】 前記第2の通信手段は前記車両に搭載さ
    れた無線通信手段である請求項1に記載の移動バンキン
    グシステム。
  5. 【請求項5】 前記無線通信手段は、衛星通信機器を含
    む請求項4に記載の移動バンキングシステム。
  6. 【請求項6】 前記第1の電源は、前記業務取扱場所に
    予め設置された給電装置であり、 前記車両には、前記給電装置に対して接続可能とした電
    源接続部を設けた請求項2に記載の移動バンキングシス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記第2の電源は、前記車両に搭載され
    た発電手段及び無停電電源装置を含む請求項2に記載の
    移動バンキングシステム。
  8. 【請求項8】 前記無停電電源装置は、前記電源切替手
    段により銀行業務端末装置の電源供給ラインが第1の電
    源から第2の電源へと切り替えられ、前記発電手段から
    の電力供給が開始されるまでの間は、前記無停電電源装
    置から電力供給が行われるようにした請求項7に記載の
    移動バンキングシステム。
  9. 【請求項9】 前記無停電電源装置は充電可能なバッテ
    リであり、前記給電装置は、電力を前記銀行業務端末装
    置及び両通信手段に供給すると共に、前記バッテリにも
    供給して充電するようにした請求項6及び請求項7に記
    載の移動バンキングシステム。
  10. 【請求項10】 前記銀行業務端末装置は、現金自動取
    扱機、現金自動支払機及び振込専用記帳機、及びバンキ
    ング用オンライン端末機のうち少なくとも一つである請
    求項1〜請求項9のうちいずれか一項に記載の移動バン
    キングシステム。
  11. 【請求項11】 前記通信切替手段は銀行業務端末装置
    とホストコンピュータとの間の通信を行う通信制御装置
    を備え、同通信制御装置は銀行業務端末装置の操作中に
    前記第1の通信手段による通信が中断された場合、第1
    の通信手段復旧後又は第2の通信手段への切替完了後
    に、その中断した通信に係るデータ通信を最初から若し
    くはその中断時に係るデータを含む直前のデータから再
    送信するようにした請求項1〜請求項10のうちいずれ
    か一項に記載の移動バンキングシステム。
  12. 【請求項12】 前記車両の内部を長さ方向において運
    転室と営業室とに区画し、同営業室には前記現金自動取
    扱機及びバンキング用オンライン端末機を配置すると共
    に両機器間には隔壁部材を設け、それぞれ独立した現金
    自動取扱機室と相談窓口室とに区画した請求項10に記
    載の移動バンキングシステム。
  13. 【請求項13】 前記車両において、現金自動取扱機と
    運転室との間には同現金自動取扱機のメンテナンススペ
    ースを設けた請求項12に記載の移動バンキングシステ
    ム。
  14. 【請求項14】 メンテナンススペースは、車両外部と
    相談窓口室との間の行員用通路を兼ねるものである請求
    項13に記載の移動バンキングシステム。
  15. 【請求項15】 前記車両内には各種の金融情報を表示
    する情報表示手段を設けた請求項1〜請求項14のうち
    いずれか一項に記載の移動バンキングシステム。
  16. 【請求項16】 車両の重量を8トン未満とした請求項
    1〜請求項15のうちいずれか一項に記載の移動バンキ
    ングシステム。
  17. 【請求項17】 前記業務取扱場所は不特定の人が集ま
    る店舗等の商業施設の近辺に設けられている請求項1〜
    請求項16のうちいずれか一項に記載の移動バンキング
    システム。
  18. 【請求項18】 前記車両の業務取扱場所には、銀行
    名、その場所における営業日時、取扱業務内容及び連絡
    先等を表示する告知手段を設けた請求項1〜請求項17
    のうちいずれか一項に記載の移動バンキングシステム。
  19. 【請求項19】 前記車両の後部から顧客を入退室させ
    るようにした請求項1〜請求項18のうちいずれか一項
    に記載の移動バンキングシステム。
  20. 【請求項20】 前記車両には、銀行業務取扱中等の営
    業情報を報知する広告媒体手段を備えた請求項1〜請求
    項19のうちいずれか一項に記載の移動バンキングシス
    テム。
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