JP3450515B2 - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP3450515B2
JP3450515B2 JP12203995A JP12203995A JP3450515B2 JP 3450515 B2 JP3450515 B2 JP 3450515B2 JP 12203995 A JP12203995 A JP 12203995A JP 12203995 A JP12203995 A JP 12203995A JP 3450515 B2 JP3450515 B2 JP 3450515B2
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container
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replenishment
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紳一郎 宮村
勝 高畑
聡 藤掛
哲也 平田
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Sanden Holdings Corp
Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
Asahi Soft Drinks Co Ltd
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Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
Asahi Soft Drinks Co Ltd
Sanden Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコーヒー、紅茶
等の各種食品が充填された容器を自動的に販売する自動
販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冬季等の寒い季節には、温かい
飲み物が好まれるため、通常の自動販売機では、ヒータ
等の熱源によって庫内を加熱し、各コラム(容器収容
棚)内の容器を例えば50°程度に加温して販売してい
る。一方、容器を加温すると、その内部に充填された飲
料の特性によっては、品質の劣化が進むため、一定期間
加温され続けた容器を販売すると、市場クレームが生じ
る可能性がある。つまり、一般的に、ミルクや砂糖等の
原料を加えて味を調整しているコーヒーや紅茶等の各種
飲料にあっては、加温によって、これら砂糖や乳脂肪が
分解等するため、このまま一定期間を越えて保存する
と、風味や香り等が低下して、消費者の期待を損なうお
それがある。また、この期間は、加温の有無及びその温
度と食品の種類によって定まることが知られている。
【0003】このような状況を回避すべく、巡回員等に
よって在庫数を頻繁に確認する方法も考えられるが、数
多くある容器収容部毎の保管期間及び保証期間を記憶す
る又は確認することは困難であり、巡回員等による補
充、点検の機会を増すほど、手間がかかって使い勝手が
低下し、自動販売機システム全体のコストも上昇し易い
上に、人為的な各種要因(例えば年末年始等の長期休暇
発生時、病気等)に左右されるため、風味の変化したも
のが販売される可能性は依然として大きい。
【0004】そこで、例えば特公昭60−22794号
公報、特開平1−283694号公報、特開平3−27
1891号公報、特開平4−18695公報及び特開平
5−12550号公報等では、容器に対して、補充時か
らの経過時間を監視し、この経過時間が予め設定された
品質保証期間を超えた場合には、その容器の販売を停止
している。また、前記各公報のうち、特開平1−283
694号公報、特開平3−271891号公報等では、
期限切れ容器を容器収容部とは別個の廃棄槽に排出する
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した前記公報に記
載の従来技術によれば、保証期間の過ぎた期限切れ容器
の販売を停止することができるが、単に補充時からの経
過時間を保証期間と比較するだけの時間管理に過ぎない
ため、現実に保証期間を過ぎなければ、販売停止にする
ことができず、販売効率等が低いという欠点がある。つ
まり、品質保証期間が経過する前に容器を加温状態の収
容部から取り出せば、風味や香り等の変化が少ないた
め、再度販売することも可能であるが、従来技術による
ものでは、実際に保証期間を超えなければ販売停止とな
らないため、品質が大きく劣化してしまい、再販売に耐
えない可能性がある。
【0006】また、従来技術によるものでは、保証期間
が過ぎた容器の販売を停止して、それを自動的に取り出
すだけのため、巡回員等は、この販売停止の事実を何ら
考慮せずに、再度満杯まで容器を補充してしまい、廃棄
品となる容器の数を低下させることができない。
【0007】本発明は、かかる従来技術の問題に鑑みて
なされたもので、各種容器毎の販売状況に応じて、品質
劣化前の販売可能性を個々に判断できるようにした自動
販売機の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、所
定単位時間あたりの平均販売数を各種容器毎に求め、こ
の平均販売数によって、その容器が庫内に滞留すると見
込まれる期間を予測することにより、品質低下の状態で
販売されるおそれのある容器をその劣化前に個別的に判
定するようにした。即ち、本発明に係る自動販売機は、
容器を収容する複数の容器収容部を有し、補充順に前記
容器を販売する自動販売機であって、前記各容器収容部
毎に、少なくとも容器補充数及び補充時と容器販売数及
び販売時とを記憶する記憶部と、前記容器の内容物の保
証期間を前記各容器収容部毎に設定する保証期間設定部
と、前記記憶部が記憶した容器販売数及び販売時に基づ
いて所定単位時間あたりの平均販売数を演算する平均販
売数演算部と、この平均販売数に基づいて前記容器が前
記各容器収容部に滞留する期間を予測する滞留期間演算
部と、この予測された容器の滞留期間と前記保証期間と
を比較し、前記滞留期間が前記保証期間を超えると判定
したときには、該保証期間が終了する前に、表示部を介
して警報表示を出力する判定部とを備えたことを特徴と
する。
【0009】また、請求項2に係るものでは、容器を収
容する複数の容器収容部を有し、補充順に前記容器を販
売する自動販売機であって、前記各容器収容部毎に、少
なくとも容器補充数及び補充時と容器販売数及び販売時
とを記憶する記憶部と、前記容器の内容物の保証期間を
前記各容器収容部毎に設定する保証期間設定部と、前記
記憶部が記憶した容器販売数及び販売時に基づいて所定
単位時間あたりの平均販売数を演算する平均販売数演算
部と、この平均販売数に基づいて前記容器が前記各容器
収容部に滞留する期間を予測する滞留期間演算部と、こ
の予測された容器の滞留期間と前記保証期間とを比較
し、前記滞留期間が前記保証期間を超えると判定したと
きには、該保証期間が終了する前に、表示部を介して警
報表示を出力すると共に、前記平均販売数に基づいて、
該警報表示に係る容器収容部内から除去すべき容器の数
を容器除去数として演算し、この容器除去数を前記表示
部に表示する判定部とを備えたことを特徴とする。
【0010】さらに、前記警報表示に係る容器収容部内
から前記容器除去数だけ容器を除去する除去機構を設
け、該除去機構が前記容器収容部内から容器を除去した
ときには、この容器除去数及び除去時を前記記憶部に記
憶させるのが好ましい。
【0011】また、前記判定部は、前記記憶部が記憶し
た容器補充数、容器販売数及び容器除去数に基づいて前
記各容器収容部内の容器収容数を演算し、この容器収容
数と前記平均販売数とによって、前記各容器収容部へ新
たに補充される容器がその保証期間経過前に完売される
と予測される適正補充数を演算し、この適正補充数を前
記表示部を介して表示するようにしてもよい。
【0012】さらに、前記判定部は、前記警報表示を発
すると共に、当該警報表示に係る容器収容部の容器の販
売を停止するのが好ましい。
【0013】
【作用】各容器収容部に補充された新たな容器の数と時
期とは、容器補充数及び補充時として記憶部に記憶さ
れ、また、容器収容部から取り出されて販売された容器
の数と時期とは、容器販売数及び販売時として前記記憶
部に記憶される。従って、これら記憶部が記憶した各値
に基づいて、平均販売数演算部は、各容器収容部毎に所
定単位時間あたりの平均販売数を求めることができ、滞
留期間演算部は、この平均販売数に基づいて、容器が滞
留する期間を各容器収容部毎に予測演算することができ
る。例えば、現在の収容数(在庫数)が40本で、1日
あたり平均2本販売されているときは、滞留期間は20
日となる。これにより、判定部は、各容器収容部毎に、
予測された滞留期間が予め設定された保証期間を超える
か否かを個別に判定し、超えると判定した場合には、表
示部を介して警報表示を出力することができるため、巡
回員等は、警報表示された容器収容部への新たな容器補
充を中止等することができ、各種容器毎の販売状況に応
じて対応することが可能となる。
【0014】また、請求項2の構成によれば、その滞留
期間が保証期間を超えると判定された容器、即ち、除去
すべき容器の数を算出し、この容器除去数を表示部に表
示することができるため、巡回員等は、この表示を確認
することにより、各容器収容部から当該本数だけの容器
を払い出す等して取り除くことができる。
【0015】さらに、各容器収容部から前記容器除去数
だけ容器を除去する除去機構を設ければ、巡回員等によ
る新たな容器の補充作業を簡素化することができる。
【0016】また、容器補充数、容器販売数、容器除去
数によって、各容器収容部内に収容されている容器収容
数を算出することができる。一方、平均販売数によっ
て、新たに補充される容器の滞留時間を予測することが
できる。従って、補充された容器が、その保証期間経過
前に販売されると予測される適正な補充数を演算して表
示する構成とすれば、無駄な容器補充を回避することが
でき、再販売のための容器回収数を減少させて、容器を
回収する収容部を小型化することができる。
【0017】さらに、滞留期間が保証期間を超えると判
定部が判定したときには、警報表示を表示部に表示する
と共に、当該警報表示に係る容器の販売を停止する構成
とすれば、巡回員等による巡回が遅れた場合等でも、品
質低下のおそれのある容器の販売を未然に防止すること
ができる。
【0018】
【実施例】以下、図1〜図21に基づき、本発明の実施
例を飲料缶の自動販売機に用いた場合を例に挙げて説明
する。
【0019】まず、図1〜図12は本発明の第1の実施
例に係り、図1は、本実施例による自動販売機1を開い
た状態の斜視図であって、自動販売機1は、それぞれ後
述する如く、図示せぬ多数の容器を各種類毎に収容する
保存庫2と、この保存庫2の前面開口部側に開閉可能に
設けられた外扉5とから大略構成されている。なお、本
明細書にいう「容器」とは、その内部に飲料、食品等を
収容した容器全般を意味し、内容物の種類、容器形状、
容器材質の別を問わない。従って、コーヒー、紅茶、コ
コア等の各種飲料の他、食品であってもよく、筒形金属
缶の他、ガラス瓶、プラスチック容器、紙容器等でもよ
い。
【0020】保存庫2は、図2に示す如く、例えば右庫
部2A、中庫部2B、左庫部2Cに区切られており、各
庫部2A〜2C内にはそれぞれ複数のコラム3が設けら
れている。これら各庫部2A〜2Cは、その内部に配置
された後述するヒータ26B、圧縮機26Cの蒸発器に
よって(図4にのみ図示)、それぞれ目標温度に制御さ
れるもので、加温モードと冷却モードとの2モードで切
り換えできるようになっている。即ち、例えば右庫部2
A及び中庫部2Bの目標温度を50°程度に設定して加
温モードで使用すると共に、左庫部2Cの目標温度を1
0°程度に設定して冷却モードで使用することができ
る。
【0021】各庫部2A〜2C内にそれぞれ複数個設け
られた容器収容部としてのコラム3は、各庫部2A〜2
Cの上部で開口する投入口3Aを介して投入された同種
類の容器を、所定の満杯数まで収容して保管しうるもの
である。具体的には、各コラム3は、例えば紅茶なら紅
茶、コーヒーならコーヒーの如く、同種類の容器をそれ
ぞれ所定の満杯数だけ収容可能であり、この収容関係は
外扉5の表示(後述の見本缶6と選択ボタン8との関
係)と対応している。また、各庫部2A〜2Cの下側に
は、板体を斜めに配設してなるシュータ4が設けられて
おり、各コラム3内に収容された容器は、このシュータ
4を介して後述する外扉5の取出口9に投入されるよう
になっている。なお、このシュータ4の近傍ないし各コ
ラム3の出口部近傍には、容器の通過を検出するための
図示せぬ検出スイッチを設けることができる。
【0022】外扉5は、その前面側に例えばアクリル樹
脂等の透光性材料からなる窓部5Aが設けられており、
窓部5Aの裏面側には、見本缶6が載置された中扉7が
開閉可能に設けられている。この中扉7は、通常、外扉
5に固定されており、外扉5と共に大扉を構成してい
る。また、図3に示す如く、この外扉5の前面には、開
閉操作するための外扉ロック部5Bと、各コラム3内の
容器を選択すべく各見本缶6の下側にそれぞれ配置され
た選択ボタン8と、容器を外部に取り出すべく外扉5の
下側に形成された取出口9と、投入金額、釣銭切れ等を
表示するための外部表示器10とが設けられている。な
お、各選択ボタン8には、それぞれ図示せぬ小型表示器
が設けられており、これら各小型表示器を介して、売り
切れ等を表示するようになっている。また、外扉5に
は、紙幣投入口11、コイン投入口12、コイン返却口
13も設けられているが、これに限らず、例えばプリペ
イドカードやICカード等によって販売する方式であっ
てもよい。
【0023】さらに、各コラム3の投入口3Aの下側に
は、表示器としての警報表示器14がそれぞれ設けられ
ている。これら各警報表示器14は、例えば液晶表示
器、プラズマディスプレイ等から構成され、後述の如
く、各コラム3毎の状態をそれぞれ表示するようになっ
ている。なお、各コラム3の列毎に警報表示器14を配
置する構成に限らず、液晶表示器を1台だけ設け、この
単一の表示器に各コラム3の状態を個別に表示する構成
としてもよい。また、図示せぬ操作器(例えば後述する
実施例の如き操作器51)を設け、この操作器を操作す
ることによって、前記選択ボタン8に設けられた小型表
示器に表示することにより、前記警報表示器14を廃止
することもできる。
【0024】なお、図1中に示す符号15は、断熱処理
された内扉であり、外扉5を開けると、外扉5と共に中
扉7も同時に開き、内扉15は別のハンドル15Aを操
作することにより開くようになっている。
【0025】次に、図4に基づいて、自動販売機1の制
御構成を説明する。コントロールユニット21は、CP
U等の演算回路、ROM,RAM等の記憶回路及び入出
力回路(いずれも図示せず)等を含んだマイクロコンピ
ュータシステムとして構成されている。そして、コント
ロールユニット21は、バス22を介して、各選択ボタ
ン8と外部表示器10等との制御を行う扉制御部23
と、紙幣やコインの投入金額の確認及び釣銭排出等の制
御を行う金銭制御部24と、コラム3内の容器を取出口
9に搬送等するための制御を行う搬送制御部25と、各
庫部2A〜2Cの温度を制御する温度制御部26とに、
接続されている。
【0026】ここで、前記搬送制御部25には、選択ボ
タン8を介して選択されたコラム3内の容器をシュータ
4を介して取出口9に搬出するための電磁ソレノイド等
からなる搬出機構25Aと、後述の如く、滞留期間が保
証期間を超えると判定された容器を図示せぬ回収槽に送
り出すための電磁ソレノイド等からなる除去機構25B
とが接続されている。
【0027】この除去機構25Bについて、詳細に説明
すると、図1に示す如く、取出口9が外扉5の下側に設
けられている場合は、重力を利用して回収槽内に容器を
落下させる方法が簡易である。従って、この場合は、例
えばシュータ4の途中に電磁ソレノイドによって開閉す
る落下口を設け、この落下口の下側に回収槽を設置すれ
ばよい。また、この場合は、落下口と回収槽の入口との
間を板やチューブ等で連結し、これにより、落下時の衝
撃を吸収、緩和するように構成するのが、より好まし
い。一方、例えば特開平4−18695号公報等に記載
の如く、外扉5の略中央部ないし上部に取出口9を配置
し、各コラム3内の容器をパケットコンベアやアームコ
ンベア等によって取出口9まで持ち上げる方式の場合
(この場合、搬出機構25Aはモータ及びコンベアとな
る)は、同公報に開示の如く、コンベアの入口の下側に
回収槽を設置し、容器を回収するときは、コンベアを逆
回転させて回収槽に落下させる方法が簡易である。ま
た、回収槽は各庫部2A〜2C毎に区別して設けてもよ
いし、共通の回収槽を1個だけ設置してもよい。
【0028】温度制御部26には、例えばサーミスタ等
の温度センサ26Aと、加温用のヒータ26Bと、冷却
用の圧縮機26Cとが接続されている。なお、これら温
度センサ26A、ヒータ26B、圧縮機26Cの蒸発器
は、必ずしも各庫部2A〜2Cにそれぞれ設ける必要は
なく、例えばいずれか一の庫部には蒸発器を設けず、隣
接する他の庫部から冷気を導入するようにしてもよい。
【0029】例えば0〜9のテンキー及び小型表示器を
備えて構成された入力器27は、外扉5の裏側に設けら
れ、コントロールユニット21に接続されている。そし
て、この入力器27を介して、巡回員等は、容器の保証
期間や補充数をコントロールユニット21に入力するよ
うになっている。なお、入力器27を携帯端末として構
成し、赤外線通信等により保証期間等の情報を入力する
構成としてもよい。また、入力器27は、テンキーを備
えている必要はなく、保証期間等の情報を確実に入力で
きるのであれば、これに限らない。一例として、セレク
トキー、アップキー、ダウンキーの3種類のキーを設
け、セレクトキーでコラム3の選択や入力する情報の種
類を指定し、アップキー及びダウンキーによって、各情
報の具体的数値を入力するようにしてもよい。
【0030】また、除去スイッチ27Aは、容器の除去
を指令するもので、例えばトグルスイッチ、押しボタン
スイッチ等によって構成されており、例えば外扉5の裏
側や警報表示器14の下側等に配置されている。ここ
で、各コラム3毎に除去スイッチ27Aを設けてもよい
が、これでは、各コラム3毎に個々に除去しなくてはな
らず、除去作業が繁雑化するため、単一の除去スイッチ
27Aによって全コラム3の対象容器を一括除去する方
が有利である。なお、入力器27に除去スイッチ27A
を設ける構成としてもよく、あるいは後述の実施例の如
く、除去スイッチ27A自体を廃止してもよい。
【0031】記憶部としてのデータベース28は、例え
ばハードディスク装置、メモリボード等の書き込み可能
な記憶装置内に実現されるもので、その内部には、各コ
ラム3を識別するためのコラム番号の他、容器の補充数
及び補充日、容器の販売数及び販売日、容器の除去数及
び除去日が各コラム3毎に記憶されている。具体的に
は、図5の補充データベースに示す如く、各コラム3毎
に容器を補充した日と補充数とが記憶され、図6の販売
データベースに示す如く、各コラム3毎に容器を販売し
た日と販売数とが記憶され、図7の除去データベースに
示す如く、各コラム3毎に容器を除去した日と除去数と
が記憶される。但し、補充データベース、販売データベ
ース、除去データベースの3つを結合させて単一のデー
タベースとして構成してもよい。なお、図4中の符号2
9は、コントロールユニット21等に電源を供給するた
めの電源部である。
【0032】次に、図8の機能ブロック図に基づいて、
コントロールユニット21の機能について説明する。ま
ず、巡回員等が入力器27を介して各コラム3毎に予め
実験等で求められた保証期間を入力すると、これら各保
証期間は、コントロールユニット21内の保証期間設定
部31によって記憶される。また、保証期間設定部31
を廃止し、データベース28内に保証期間を記憶する構
成としてもよい。
【0033】一方、平均販売数演算部32は、データベ
ース28が記憶した容器の販売数及び販売日のデータに
基づいて、所定単位時間である1日あたりの平均販売数
を各コラム3毎に算出する。ここで、自動販売機1を新
規に設置した場合は、平均販売数算出のためのデータが
蓄積されていないため、予め各コラム3毎に設定された
標準平均販売数を初期値として使用するか、あるいは1
週間程度のデータの蓄積を待って本実施例による販売制
御を行うようにすればよい。
【0034】平均販売数演算部32が各コラム3毎に算
出した平均販売数は、滞留期間演算部33に出力され、
この滞留期間演算部33では、平均販売数とデータベー
ス28の記憶内容とに基づいて、コラム3内の容器が該
コラム3内に滞留すると見込まれる期間を予測演算す
る。具体的には、例えば、あるコラム3内に、下側に位
置する1週間前に補充された容器が20本、その上側に
は今日補充されたばかりの容器が40本あって、合計6
0本の容器を収容しており、その平均販売数が2本/日
の場合は、前週補充分の容器の予測最大滞留期間は17
日(7日+(20÷2)日)であり、今日補充された容
器の最後の1本が販売されるまで30日かかると予測す
ることができる。
【0035】次に、判定部34は、滞留期間演算部33
が求めた滞留期間と保証期間設定部31が記憶した保証
期間とを各コラム3毎に比較し、滞留期間が保証期間を
超えるコラム3が存在するか否かを判定し、保証期間を
超えるコラム3が存在する場合には、警告メッセージ、
コラム番号、除去すべき本数、保証期間を警報表示器1
4に表示すると共にそのコラム3の販売を停止する。即
ち、判定部34は、タイマ35をモニタしており、各保
証期間(各補充グループ毎の保証期間)の最終日の数日
前(例えば3日)になると、判定を行う。そして、判定
部34が、このままでは保証期間を超えて容器が滞留す
ると判断したときには、その販売を停止すると共に、警
告メッセージ等を警報表示器14に表示する。ここで、
除去すべき本数とは、保証期間を超えて残存すると予測
される容器の数を意味する。具体的には、現在60本の
容器があり、その平均販売数が2本/日、その保証期間
が20日であるとすれば、保証期間経過までに40本を
販売することができ、20本の容器が保証期間を超えて
売れ残ると予測できるため、この20本を除去する必要
がある。なお、警告メッセージとしては、保証期間警告
用のマーク等を点灯又は点滅させてもよいし、文章とし
て表示してもよい。また、外扉5を開けずに確認できる
ように、選択ボタン8に付設された小型表示器の売り切
れランプを点滅させてもよい。
【0036】次に、図9のフローチャートに基づき、容
器の補充を行う際の補充処理について説明する。まず、
巡回員等は、容器を補充するために、外扉5(中扉7及
び内扉15が外扉5に固定ないし連結されている)を開
けて、各投入口3Aから容器を投入する。次に、巡回員
等は、ステップ1で、各コラム3に補充した容器の数を
入力器27を介してそれぞれ入力し(あるいは近接スイ
ッチ等の検出手段によって自動的に入力し)、ステップ
2では、同様に入力器27を介して各容器の保証期間を
入力する。これにより、ステップ3では、この入力され
た補充数をデータベース28に記憶すると共に、保証期
間を保証期間設定部31に記憶して、処理を終了する。
なお、コラム3の容器及び保管温度を変更しない限り、
通常、保証期間に変更はないため、変更なしの場合に
は、例えばエンターキーを押す等によって保証期間の具
体的数値入力を省略してもよい。
【0037】次に、図10のフローチャートに基づいて
判定処理を説明する。この判定処理は、毎日行われるも
のであって、まず、ステップ11では、タイマ35をモ
ニタすることによって、保証期間最終日よりも所定の数
日前に設定された判定日であるか否かを判断する。この
ステップ11で、判定日であると判断したときには、
「YES」と判定してステップ12に移り、このステッ
プ12では、データベース28から補充数、販売数等を
読み出し、次のステップ13では、このデータベース2
8が記憶したデータに基づいて平均販売数を演算する
(図中では平均販売数を「α」と示す)。そして、ステ
ップ14では、この平均販売数と現在の容器収容数とに
基づいて、容器がコラム3内に滞留すると見込まれる滞
留期間を演算し、ステップ15では、この予測された滞
留期間が保証期間を超えるか否かを判定する。このステ
ップ15で「NO」と判定したときは、その容器が保証
期間前に販売される等の場合であるから処理を終了し、
このステップ15で「YES」と判定したときは、その
容器が保証期間を超えてコラム3内に残存する場合であ
るから、ステップ16で、警告メッセージ、コラム番
号、保証期間、除去すべき本数を表示する。
【0038】次に、図11のフローチャートに基づき、
各コラム3内から売れ残ると予測された容器を除去する
ための除去処理について説明する。ステップ21では、
除去スイッチ27Aをモニタしており、補充に先立っ
て、巡回員等が除去スイッチ27Aを押すと、このステ
ップ21では「YES」と判定してステップ2に移り、
このステップ2では、データベース28から補充数、販
売数等を読み出して現在の収容数を把握すると共に、平
均販売数を演算し、この容器収容数と平均販売数とに基
づいて、保証期間を超えると予測される容器の数を容器
除去数として演算する。なお、この容器除去数は、既
に、図10に示す補充処理プログラムによって求められ
ているため、図10中のステップ16で警告メッセージ
等を表示するときに、容器除去数をデータベース28や
他のメモリ等に記憶しておき、除去スイッチ27Aが入
力されたときに、この記憶された容器除去数を読み出す
ようにしてもよく、この場合には、上述したステップ2
2、ステップ23を省略することができる。そして、ス
テップ24では、除去機構25Bにより、各コラム3内
の容器を容器除去数だけ除去して回収槽に回収し、ステ
ップ25では、この除去された容器の数(容器除去数)
をデータベース28に記憶する。
【0039】以上の各処理による容器収容数の変化を、
あるコラム3に着目しつつ図12に基づいて説明する。
なお、この図12では、平均販売数に変化がなく、品種
替えをしない場合を例に挙げて説明している。
【0040】まず、第0日目に、あるコラム3に満杯数
MAX本まで容器が補充され、その平均販売数がαであ
る場合、第T1日目には、(T1×α)本だけ容器が販売
されることになる。そして、この第T1日目に、第2回
目の補充が満杯まで行われた場合、そのコラム3内に
は、第0日目に補充された容器(以下、「第1補充群の
容器」という)がN1本と、第T1日目に補充された次の
容器(以下、「第2補充群の容器」という)が(NMAX
−N1)本だけ収容されている。一方、第1補充群の容
器を補充したときは、その保証期間がG1と設定される
と共に、その所定日前の判定日もD1と設定されてい
る。同様に、第2補充群の容器を補充したときも、その
保証期間がG2、判定日がD2と設定される。ここで、容
器の保証期間に変更はないため(品種替えをしないた
め)、第0〜G1日目までの日数と第T1〜G2日目まで
の日数とは同じである。
【0041】時間が経過し、第1補充群の容器の販売状
況を判定する判定日D1が到来すると、コントロールユ
ニット21は、データベース28の記憶したデータを参
照しつつ、コラム3内に、保証期間G1を超えるおそれ
のある容器が何本存在するかを判定し、販売停止等の必
要な処理を行う。つまり、この判定日D1において、コ
ラム3内には、まだ第1補充群の容器がN2本滞留して
いる。従って、このまま当該コラム3の販売を継続する
と、平均販売数が劇的に上昇しない限り、風味等の落ち
た容器が販売されるおそれがある。そこで、この判定日
1以降、そのコラム3の販売は停止され、警報表示器
14に警報メッセージ、保証期間G1等が表示される。
なお、各庫部内には、複数のコラム3が設けられている
ため、一のコラム3を販売停止した場合でも、その加温
を停止することはできない。従って、第2補充群の容器
の保証期間G2は、第1補充群の容器の保証期間G1と同
じ日数になる。但し、仮に、ある庫部の全コラム3が販
売停止となり、その庫部の暖気を他の庫部が利用してい
ない場合(つまり一の庫部内のヒータ26Bで他の庫部
まで加温していない場合)は、その加温を停止すること
により、品質の劣化を中断させることができるため、第
2補充群の容器の保証期間を延ばすことができる。
【0042】そして、第T2日目に、巡回員等による第
3回目の補充が行われたとすると、その巡回員等は、警
報表示器14の表示を確認して、販売不振のコラム3の
存在を知り、当該コラム3から第1補充群の容器を回収
槽内に除去すべく、除去スイッチ27Aを操作する。こ
れによって、コラム3内から滞留していたN2本の容器
が除去され、該コラム3内には、第2補充群の容器だけ
が残り、巡回員等は、再度満杯数NMAXまで新たな容器
(以下、「第3補充群の容器」という)を補充する。そ
して、この除去された第1補充群の容器の数は、容器除
去数としてデータベース28に記憶され、容器販売数と
は区別される。以下同様に、第2補充群の容器の販売可
否を判定する判定日D2に至ると、コラム3内には、第
2補充群の容器がN3本だけ滞留しているため、警報表
示器14に警報メッセージ、容器除去数等が表示される
と共に、そのコラム3は販売停止となって、外部表示器
10は「売り切れ」を表示する。そして、第T3日目に
おける第4回目の補充に先立って、この残存した第2補
充群の容器は回収槽内に除去される。
【0043】このように構成される本実施例によれば、
以下の効果を奏する。
【0044】第1に、少なくとも容器補充数及び補充
日、容器販売数及び販売日を各コラム3毎に記憶したデ
ータベース28と、各コラム3毎に保証期間を設定して
記憶する保証期間設定部31と、データベース28の記
憶した容器販売数及び容器販売日に基づいて1日あたり
の平均販売数を算出する平均販売数演算部32と、この
平均販売数に基づいて容器がコラム3内に滞留する期間
を予測する滞留期間演算部33と、この予測された滞留
期間と保証期間とを比較し、滞留期間が保証期間を超え
ると判定したときには、この保証期間が終了する前に、
警報表示器14を介して警告メッセージ等の警報表示を
出力する判定部34とを備える構成としたため、巡回員
等は、この警報表示を確認することにより、当該コラム
3への新たな補充を中止することができ、残存した容器
を取出口9から払い出す等して、回収することができ
る。この結果、風味等が低下した容器が販売される可能
性を少なくすることができ、無駄な補充を回避して作業
効率を向上できる。特に、最終期限である保証期間が終
了する前に、容器を払い出すことが可能となるため、こ
の容器を再販売することができ、販売効率を高めること
ができる。
【0045】第2に、判定部34は、保証期間を超えて
滞留するおそれのある容器の数を容器除去数として演算
し、この容器除去数を警報表示器14に出力する構成と
したため、巡回員等は、補充に先立って、コラム3から
取り除くべき容器の数を簡単に確認することができ、作
業効率が向上する。
【0046】第3に、各コラム3内から判定部34が算
出した容器除去数だけの容器を除去する除去機構25B
を設ける構成としたため、市場クレームの発生原因とな
り得る容器を容易に除去することができ、巡回員等によ
る補充作業の効率を向上することができる。
【0047】第4に、滞留期間が保証期間を超えると判
定した場合には、そのコラム3の販売を停止する構成と
したため、品質が低下した容器が販売されるのを未然に
防止することができ、信頼性等を向上することができ
る。
【0048】第5に、本実施例によれば、巡回員等によ
って操作される除去スイッチ27Aを設け、この除去ス
イッチ27Aの操作によって、除去機構25Bを駆動
し、コラム3内から対象の容器を除去する構成としたた
め、補充作業の際に、除去作業を行うことができ、回収
槽の容積を小さくして、自動販売機1の全体寸法を小型
化することができる。即ち、除去作業が、補充作業とは
別個独立して、自動的に行われるとすると、回収槽から
容器が溢れるのを防止すべくその容積を予め大きくして
おく必要があり、全体寸法が大型化する。これに対し、
本実施例では、人為的な除去スイッチ27Aの操作によ
って除去を行うため、回収槽の容積をあまり大きくしな
くても、容器の回収を確実に行うことができる。従っ
て、第1の効果でも述べたように、除去スイッチ27A
を設ける場合、回収槽の設置は必ずしも必要ではなく、
取出口9から払い出すこともでき、この場合には、一層
全体寸法を小型化することができる。但し、除去スイッ
チ27Aを設けると共に回収槽を設置すれば、シュータ
4の出口で払い出される容器を受け止める必要がないた
め、作業効率が向上する。
【0049】なお、警報表示器14に警告メッセージ等
を表示した後、販売停止を行わず、実際に、保証期間が
経過したときに販売を停止する構成としてもよく、この
場合には、巡回員等に注意を促すことができると共に、
品質低下のおそれのある容器の販売を未然に防止するこ
とができる。
【0050】次に、図13,図14に基づいて本発明の
第2の実施例を説明する。なお、以下の実施例では、上
述した第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。本実施例の特徴
は、除去スイッチ27Aを廃し、各判定日において、容
器除去数を算出した後、自動的に、各コラム3内から容
器除去数だけ容器を除去するようにした点にある。
【0051】即ち、図13は、本実施例による判定・除
去処理のフローチャートであって、ステップ31〜36
では、上述した図10に示すステップ11〜16と同様
の処理を行う。即ち、ステップ31では、タイマ35の
モニタによって、保証期間より数日前に設定された判定
日に至ったか否かを判定し、判定日であると判定した場
合には、ステップ32でデータベース28が記憶した販
売数等のデータを読み出し、ステップ33では、このデ
ータに基づいて1日あたりの平均販売数を各コラム3毎
に演算する。そして、ステップ34では、この平均販売
数と各コラム3の現在の容器収容数とに基づいて、容器
がコラム3内に滞留すると見込まれる期間を予測演算
し、ステップ35では、この予測された滞留期間が保証
期間を超えるか否かを判定する。このステップ35で
「YES」と判定したときは、保証期間を超えて滞留し
うる容器が存在する場合のため、ステップ36では、警
報表示器14に、警告メッセージ、保証期間、容器除去
数等を表示する。次に、ステップ37では、判定部34
から除去機構25Bに対して除去指令信号を出力するこ
とにより、各コラム3から容器除去数分の容器を除去し
て回収槽に回収し、ステップ38では、容器除去数をデ
ータベース28に記憶する。従って、本実施例では、判
定と略同時に、品質低下のおそれのある容器を未然に除
去するため、販売停止を行う必要が基本的にない。
【0052】本実施例による容器収容数の変化を、平均
販売数の変化がないとの前提で、図14を参照しつつ説
明する。
【0053】まず、あるコラム3には、第0日目に満杯
数NMAXまで容器が補充され、その後、第T1日目に再び
満杯数NMAXまで容器が補充されている。そして、第0
日目に補充された第1補充群の判定日D1が到来したと
き、コラム3内には、まだ第1補充群の容器がN2本だ
け残存している。そこで、判定部34は、警告メッセー
ジ等を警報表示器14に出力すると共に、除去機構25
Bに除去指令信号を出力する。これにより、N2本だけ
滞留している第1補充群の容器は、全て自動的に回収槽
に回収されるため、コラム3内には、まだ新鮮な第2補
充群の容器のみが収容されることになる。その後、第T
2日目に、満杯数NMAXまで容器が補充されるとする。
【0054】そして、第2補充群の容器の判定日D2
到来すると、判定部34は、データベース28が記憶し
たデータに基づき、コラム3内に残存する第2補充群の
容器の数を算出する。しかし、既に、前回の判定日D1
で古い第1補充群の容器が全て取り除かれ、第2補充群
の容器の販売開始時期が早まっているため、矢示A1
示す如く、この判定日D2において、コラム3内に第2
補充群の容器は存在しない。従って、この判定日D2
は、警告メッセージ等を表示する必要がないため、その
まま容器の販売が継続され、第T3日目に、第4回目の
補充が再び満杯数NMAXまで行われる。
【0055】次に、第3補充群の容器を判定する判定日
3が到来すると、このときコラム3内には、第3補充
群の容器がN4本だけ滞留しているため、判定部34
は、前記同様に、除去機構25Bによって、この残存し
た第3補充群の容器を全て回収槽内に回収する。これに
より、コラム3内には、最近補充された第4補充群の容
器のみが収容されることになる。
【0056】このように構成される本実施例によって
も、上述した第1の実施例と略同様の基本的効果を得る
ことができる。これに加えて、本実施例によれば、除去
スイッチ27Aを廃し、判定部34から除去機構25B
に対して除去指令信号を出力する構成としたため、コラ
ム3内に滞留する古い容器を全て自動的に回収すること
ができる。この結果、販売停止の処理を行う必要性が基
本的にない上に、新たな容器の販売開始時期を早めるこ
とができ、第1の実施例よりも売れ残りの可能性を低減
することができる。
【0057】また、判定と略同時に古い容器を自動的に
回収するため、この容器の品質劣化を抑制して、再販売
の可能性を増大することができる。つまり、回収槽は保
管庫2の下側に設けられ、加温されていないため、早期
に回収することにより、風味等が劣化する速度を大幅に
抑制することができる(通常、温度に応じて劣化が進行
するため)。
【0058】次に、図15〜図17を参照しつつ、本発
明の第3の実施例を説明する。本実施例の特徴は、平均
販売数等に基づいて各コラム3への適正な補充数を予め
算出し、この適正補充数を警報表示器14に表示するよ
うにした点である。
【0059】即ち、図15に示すフローチャートは、本
実施例による補充処理を示し、ステップ41では、デー
タベース28から容器販売数、容器補充数等を読み出
し、ステップ42では、これら各データに基づいて各コ
ラム3における現在の容器収容数を算出すると共に平均
販売数も求め、これら容器収容数と平均販売数とに基づ
いて、新たに補充される容器がその保証期間経過前に完
売されるように、各コラム3に対して新たに補充すべき
補充数を演算する。具体的には、例えば、あるコラム3
の現在の容器収容数が8本であり、平均販売数が2本/
日、保証期間が20日とすると、既に収容されている8
本の容器が完売して、新たな容器の販売が開始するのは
今から4日後である。従って、この場合の適正補充数
は、(20日−4日)×2本、つまり32本となる(よ
り正確には、保証期間の最終日の数日前に判定が行われ
るため、この数日分だけ適正補充数は少なくなる)。こ
のようにして、ステップ42で算出された適正補充数
は、ステップ43で警報表示器14に各コラム3毎に表
示されるため、巡回員等は、この表示を確認して適正補
充数だけ新たな容器を補充する。そして、巡回員が、入
力器27により、ステップ45で補充数を、ステップ4
6で保証期間を入力すると、これら補充数と保証期間と
は、データベース28内に記憶される。なお、ステップ
44における補充数の入力は、一見冗長に思えるが、巡
回員が常に十分な容器を用意しているとは限らず、また
何らかの理由によって適正補充数とは異なる数の容器を
補充する場合も考えられるため、実際の補充数を確認す
る必要がある。
【0060】次に、本実施例による容器収容数の変化に
ついて、図16,図17を参照しつつ説明する。即ち、
図16は、本実施例による補充処理を第1の実施例に適
用した場合の容器収容数の変化を示し、第T2日目にお
ける第3回目の補充に着目する。まず、この補充に先立
って、巡回員等が除去スイッチ27Aを操作すると、販
売禁止処理によってコラム3内に滞留していた第1補充
群の容器は、除去機構25Bによって回収槽内に全て回
収され、コラム3内には第2補充群の容器のみが収容さ
れた状態となる。さらに、第2補充群の容器のうち、そ
の滞留予測期間が保証期間を越えるN2個の容器も同時
に除去される。そこで、第1の実施例では、満杯数N
MAXまで新たな容器を補充するのであるが、これでは、
再び売れ残り容器が発生する。しかし、本実施例では、
新たな補充をする際に、予め各コラム3毎の適正補充数
を警報表示器14に表示しているため、N5までしか補
充されない。従って、図16中の点線A2に示す如く、
この補充された第3補充群の容器は、その判定日D3
到来する前に全て販売される。
【0061】一方、本実施例による適正補充数を第2の
実施例に適用した場合、容器収容数は図17に示す如く
変化する。この場合も、第T2日目における第3回目の
補充に着目すると、点線A3に示す如く、この第3補充
群の容器が、その判定日D3において完売されるよう
に、その適正補充数が予め演算され、警報表示器14に
表示されているため、第3回目の補充では、N6個まで
しか補充されない。
【0062】従って、本実施例によれば、容器の売れ残
り数を大幅に低減することができ、販売効率等を向上す
ることができる。また、このように売れ残り品の発生数
を大幅に低減することができるため、回収槽の容積を前
記第1の実施例よりも小さくすることができ、自動販売
機1の全体寸法を小型化することができる。また、本実
施例では、保証期間を越えることに起因する販売停止も
生じないため、自動販売機1の信頼性を維持、向上でき
る。なお、平均販売数は種々の要因によって変化するた
め、予測に誤差が生じ、多少の売れ残り品が生じる可能
性はあるが、この場合でも、この容器は、前記各実施例
で述べた如く、販売禁止となるか、自動的に回収される
ため、風味等の劣化した容器が販売される可能性はな
い。
【0063】次に、本発明の第4の実施例について、図
18,図19に基づき説明する。本実施例の特徴は、一
のコラムの平均販売数を他のコラムの平均販売数等に基
づいて修正するようにした点にある。
【0064】即ち、図18は、本実施例による自動販売
機1のコントロールユニット41の制御構成を示し、こ
のコントロールユニット41は、前記各実施例で述べた
コントロールユニット21と同様に、保証期間設定部3
1、滞留期間演算部33、タイマ35等を機能として内
蔵し、警報表示器14、入力器27、データベース28
等が接続されている。しかし、本実施例によるコントロ
ールユニット41の平均販売数演算部42は、データベ
ース28が記憶したデータのみに基づいて各コラム3毎
の平均販売数を演算するのみならず、修正値演算部43
が算出した修正値によって、平均販売数を修正してい
る。修正値演算部43は、修正用データベース44に接
続されており、この修正用データベース44が記憶した
データに基づいて、以下の如く、平均販売数を修正する
ための修正値を演算するようになっている。
【0065】その第1の修正方法は、修正用データベー
ス44に、各コラム3毎の過去の販売状況を記憶して、
これを履歴データベースとする方法である。即ち、例え
ば過去1年間の販売実績を各コラム毎に蓄積しておき、
履歴データに基づいて、平均販売数を修正する。これに
より、例えば、例年定期的に開催される行事(入学式、
講演会等)による平均販売数の急激な変化をある程度加
味して、現状に近い平均販売数を得ることができる。従
って、履歴データベースとなる修正用データベース44
には、販売日の他に、その曜日も併せて記憶しておくの
が好ましい。また、1年間の単位に限らず、月単位ない
し週単位で履歴データベースを構築してもよい。期間の
単位が短くなるほど、その信頼性が低下すると考えられ
るが、その場合でも、例えばオフィス街に設置された自
動販売機1の販売数が休日には激減する等の如く、ある
程度の顕著な変化は予測しうる。特に、一般的に、容器
の商品寿命は短くなる傾向にあり、販売不振のものほ
ど、そのライフサイクルは短くなるため、長期間のデー
タを蓄積しても有効に利用できない可能性がある。従っ
て、月単位等の比較的短、中期間の履歴データを収集す
るのが好ましい。
【0066】平均販売数修正の第2の方法は、一のコラ
ム3の容器と他のコラム3の容器との相関関係を予め設
定しておき、他のコラム3の平均販売数に対して相関関
係に基づく重み付けをすることにより、一のコラム3の
平均販売数を修正する方法である。例えば、低糖のコー
ヒー缶と低糖の紅茶缶との間に、相関関係がある場合、
つまり、いずれかが売り切れた場合には、その代替品と
して他方の容器が選択される可能性が高い場合、他方の
平均販売数が大きければ、その売り切れ時期を予測可能
であるから、他方の容器の売り切れ後には、一方の容器
の平均販売数が増大すると推定して修正する。また、こ
の相関関係と重み付けとは、修正用データベース44に
蓄積された履歴データから求めることができ、修正用デ
ータベース44内に記憶しておくことができる。
【0067】次に、本実施例による判定処理について図
19のフローチャートを参照しつつ説明する。まず、ス
テップ51では、タイマ35のモニタによって判定日で
あるか否かを判定し、判定日である場合には、ステップ
52で、データベース28が記憶したデータを読み出
し、ステップ53では、このデータに基づいて平均販売
数を演算する。そして、ステップ54では、この平均販
売数を、過去の販売状況や他の容器との相関関係等に基
づいて修正し、ステップ55では、この修正された平均
販売数に基づいて、容器の滞留期間を予測する。次に、
ステップ56では、この滞留期間が予め設定された保証
期間を超えるか否かを判定し、超えると判定したとき
は、ステップ57で、警報表示器14を介して警告メッ
セージ等を表示する。
【0068】従って、本実施例は、「容器を収容する複
数の容器収容部を有し、補充順に前記容器を販売する自
動販売機であって、前記各容器収容部毎に、少なくとも
容器補充数及び補充時と容器販売数及び販売時とを記憶
する記憶部と、少なくとも過去の容器販売数及び販売時
を履歴データとして記憶する修正用記憶部と、前記容器
の内容物の保証期間を前記各容器収容部毎に設定する保
証期間設定部と、前記修正用記憶部が記憶した履歴デー
タに基づいて平均販売数を修正するための修正値を演算
する修正値演算部と、前記記憶部が記憶した容器販売数
及び販売時と前記修正値演算部が求めた修正値とに基づ
いて所定単位時間あたりの平均販売数を演算する平均販
売数演算部と、この平均販売数に基づいて前記容器が前
記各容器収容部に滞留する期間を予測する滞留期間演算
部と、この予測された容器の滞留期間と前記保証期間と
を比較し、前記滞留期間が前記保証期間を超えると判定
したときには、該保証期間が終了する前に、表示部を介
して警報表示を出力すると共に、前記平均販売数に基づ
いて、該警報表示に係る容器収容部内から除去すべき容
器の数を容器除去数として演算し、この容器除去数を前
記表示部に表示する判定部とを備えたことを特徴とする
自動販売機。」として表現することができ、これによれ
ば、平均販売数の確度を高めることができ、滞留期間の
予測精度も向上するため、より一層販売効率や作業効率
等を向上することができる。
【0069】次に、本発明の第5の実施例について図2
0,図21に基づき説明する。本実施例の特徴は、警報
表示器14を廃止し、ハンディターミナルの如き操作器
51に各種表示を行わせるようにした点にある。
【0070】即ち、図20は、本実施例に係る自動販売
機1を開いた状態の斜視図を示し、操作器51は、液晶
表示器等の表示部51Aとシートスイッチ(メンブレン
スイッチ)等の入力部51Bとを備え、図21の機能ブ
ロック図に示す如く、保証期間設定部31及び判定部3
4に接続されている。なお、この操作器51を、赤外線
等の無線式で接続してもよいし、カールコード等を用い
て有線式に接続してもよい。
【0071】このように構成される本実施例では、巡回
員等が操作器51の入力部51Bを介して保証期間設定
部31に保証期間を入力することができ、また、所定の
命令を入力することにより、保証期間を経過するおそれ
のある容器(コラム番号)及びその数量に関する情報を
判定部34から受信して表示部51Aに表示させること
ができる。従って、本実施例では、前記各実施例で述べ
た警報表示器14が不要となる。なお、具体的な判定処
理の方法は、前記各実施例で述べた各種の方法を採用す
ることができる。
【0072】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記各実施例と同様の効果を得ることができる。
これに加えて、本実施例では、操作器51を利用して、
保証期間を経過する可能性のある容器及びその数量を表
示させる構成としたため、別体の警報表示器14を設け
る必要がなく、より一層全体構成を簡素化して、製造コ
ストの上昇を抑えて信頼性、使い勝手等を向上させるこ
とができる。つまり、通常の自動販売機はこの種の操作
器51を既に備えているため、前記各実施例で述べた判
定処理等のアルゴリズムを追加等するだけで、保証期間
切れの容器の販売を確実に防止することができる。
【0073】なお、前記各実施例では、容器補充数を巡
回員等が入力器27を介して入力する場合を例に挙げて
説明したが、本発明はこれに限らず、各投入口3Aに検
出スイッチを設け、この検出スイッチによって、実際に
補充された容器の数を検出するようにしてもよく、この
場合には、入力ミスによる予測誤差を回避することがで
きる。また、この場合、各投入口3Aに、それぞれ別個
の検出スイッチ(機械式接点スイッチあるいは光電スイ
ッチ等)を設けてもよいし、一の光電スイッチで複数の
投入口3Aを監視してもよい。例えば、一組の透過型光
電スイッチを、自動販売機1の縦軸と平行になるように
して、各コラム3の列毎に配置し、各投入口3Aに光軸
通過用の小孔を設ければ、その列のコラム3の投入状態
を一の光電スイッチによって検出することも可能であ
る。
【0074】また、当業者であれば、本発明の精神を逸
脱することなく、警報表示器14の取付位置、操作器5
1の具体的構成、各フローチャートの処理内容等につい
て種々の変更や追加が可能である。従って、本発明は、
前記各実施例に拘束されず、専ら特許請求の範囲により
定まる。
【0075】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明に係る自動販
売機によれば、各容器収容部毎に、予測された滞留期間
が予め設定された保証期間を超えるか否かを個別に判定
し、超えると判定した場合には、表示部を介して警報表
示を出力する構成としたため、巡回員等は、警報表示さ
れた容器収容部への新たな容器補充を中止等することが
でき、各種容器毎の販売状況に応じて対応することが可
能となる。
【0076】また、その滞留期間が保証期間を超えると
判定された容器、即ち、除去すべき容器の数を算出し、
この容器除去数を表示部に表示する構成としたため、巡
回員等は、この表示を確認することにより、各容器収容
部から当該本数だけの容器を払い出す等して取り除くこ
とができ、作業性が向上する。
【0077】さらに、各容器収容部から容器除去数だけ
容器を除去する除去機構を設ける構成としたため、巡回
員等による新たな容器の補充作業を簡素化することがで
き、作業効率が向上する。
【0078】また、補充された容器が、その保証期間経
過前に販売されると予測される適正な補充数を演算して
表示する構成としたため、無駄な容器補充を回避するこ
とができ、容器回収数を減少させて販売効率を向上でき
ると共に、容器を回収するための収容部を小型化するこ
とができる。
【0079】さらに、滞留期間が保証期間を超えると判
定部が判定したときには、警報表示を表示部に表示する
と共に、当該警報表示に係る容器の販売を停止する構成
としたため、巡回員等による巡回が遅れた場合等でも、
品質低下のおそれのある容器の販売を未然に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る自動販売機を示す
斜視図である。
【図2】図1中の保管庫を示す斜視図である。
【図3】図1中の外扉を示す正面図である。
【図4】自動販売機のブロック構成図である。
【図5】補充数及び補充日を記憶したデータベースであ
る。
【図6】販売数及び販売日を記憶したデータベースであ
る。
【図7】除去数及び除去日を記憶したデータベースであ
る。
【図8】コントロールユニットの機能を示す説明図であ
る。
【図9】補充処理を示すフローチャートである。
【図10】判定処理を示すフローチャートである。
【図11】除去処理を示すフローチャートである。
【図12】本実施例による容器収容数の時間変化を示す
説明図である。
【図13】本発明の第2の実施例に係る自動販売機の判
定・除去処理を示すフローチャートである。
【図14】本実施例による容器収容数の時間変化を示す
説明図である。
【図15】本発明の第3の実施例に係る自動販売機の補
充処理を示すフローチャートである。
【図16】本実施例を第1の実施例に適用した場合の容
器収容数の時間変化を示す説明図である。
【図17】本実施例を第2の実施例に適用した場合の容
器収容数の時間変化を示す説明図である。
【図18】本発明の第4の実施例に係る自動販売機のコ
ントロールユニットの機能構成を示す説明図である。
【図19】本実施例による判定処理のフローチャートで
ある。
【図20】本発明の第5の実施例に係る自動販売機の斜
視図である。
【図21】コントロールユニットの機能を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1…自動販売機 3…コラム(容器収容部) 14…警報表示器(表示器) 25B…除去機構 28…データベース(記憶部) 31…保証期間設定部 32,42…平均販売数演算部 33…滞留期間演算部 34…判定部 51…操作器 51A…表示部(表示器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高畑 勝 東京都墨田区吾妻橋1−23−1 アサヒ ビール飲料株式会社 営業部内 (72)発明者 藤掛 聡 東京都千代田区外神田6−15−12 富士 電機冷機株式会社 商品企画部内 (72)発明者 平田 哲也 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株 式会社 要素技術部内 (56)参考文献 特開 平3−271891(JP,A) 特開 平6−243332(JP,A) 特開 平4−304593(JP,A) 実開 平1−96081(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 9/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器を収容する複数の容器収容部を有
    し、補充順に前記容器を販売する自動販売機であって、 前記各容器収容部毎に、少なくとも容器補充数及び補充
    時と容器販売数及び販売時とを記憶する記憶部と、 前記容器の内容物の保証期間を前記各容器収容部毎に設
    定する保証期間設定部と、 前記記憶部が記憶した容器販売数及び販売時に基づいて
    所定単位時間あたりの平均販売数を演算する平均販売数
    演算部と、 この平均販売数に基づいて前記容器が前記各容器収容部
    に滞留する期間を予測する滞留期間演算部と、 この予測された容器の滞留期間と前記保証期間とを比較
    し、前記滞留期間が前記保証期間を超えると判定したと
    きには、該保証期間が終了する前に、表示部を介して警
    報表示を出力する判定部とを備えたことを特徴とする自
    動販売機。
  2. 【請求項2】 容器を収容する複数の容器収容部を有
    し、補充順に前記容器を販売する自動販売機であって、 前記各容器収容部毎に、少なくとも容器補充数及び補充
    時と容器販売数及び販売時とを記憶する記憶部と、 前記容器の内容物の保証期間を前記各容器収容部毎に設
    定する保証期間設定部と、 前記記憶部が記憶した容器販売数及び販売時に基づいて
    所定単位時間あたりの平均販売数を演算する平均販売数
    演算部と、 この平均販売数に基づいて前記容器が前記各容器収容部
    に滞留する期間を予測する滞留期間演算部と、 この予測された容器の滞留期間と前記保証期間とを比較
    し、前記滞留期間が前記保証期間を超えると判定したと
    きには、該保証期間が終了する前に、表示部を介して警
    報表示を出力すると共に、前記平均販売数に基づいて、
    該警報表示に係る容器収容部内から除去すべき容器の数
    を容器除去数として演算し、この容器除去数を前記表示
    部に表示する判定部とを備えたことを特徴とする自動販
    売機。
  3. 【請求項3】 前記警報表示に係る容器収容部内から前
    記容器除去数だけ容器を除去する除去機構を設け、該除
    去機構が前記容器収容部内から容器を除去したときに
    は、この容器除去数及び除去時を前記記憶部に記憶させ
    ることを特徴とする請求項2に記載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 前記判定部は、前記記憶部が記憶した容
    器補充数、容器販売数及び容器除去数に基づいて前記各
    容器収容部内の容器収容数を演算し、この容器収容数と
    前記平均販売数とによって、前記各容器収容部へ新たに
    補充される容器がその保証期間経過前に完売されると予
    測される適正補充数を演算し、この適正補充数を前記表
    示部を介して表示することを特徴とする請求項2又は請
    求項3のいずれかに記載の自動販売機。
  5. 【請求項5】 前記判定部は、前記警報表示を発すると
    共に、当該警報表示に係る容器収容部の容器の販売を停
    止することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の自動販売機。
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