JP3841101B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

この発明は、缶,壜飲料などの商品を冷却ないし加温してコールド,ないしホット商
品として販売する自動販売機に関する。
缶,壜商品の自動販売機として、サーペンタイン式自動販売機で代表されるものが知られている。このサーペンタイン式自動販売機は、断熱筐体としてなるキャビネットの庫内に、各コラムごとにその上端側に商品投入用のトップトレー,下部搬出端側に商品搬出機構(ベンド機構)を備えて商品を上下一列に積み上げ収納する商品収納ラック、および庫内底部に配した商品の冷却,ないし加熱装置を装備し、販売指令に基づく商品搬出機構の動作で商品収納ラックからコラムの最下位に並ぶ商品を1個ずつ落下搬出して商品取出口に送出するようにした構成になる。
一方、最近では各ロケーション先に据付けた自動販売機を巡回して商品補充を行う手間をできるだけ減らしてルート効率を高めるために自動販売機の容量増大化(商品の収納本数)が図られる傾向にある一方、自動販売機の消費電力を低めて省エネ化を推進することが重要課題になっている。また、飲料商品の種類によっては長時間に亘って加温すると中身飲料の品質が劣化するものがあり、その対策も課題の一つになっている。
そこで、上記課題を解決するために、発明者等は自動販売機のキャビネット庫内に収設した商品収納ラックを上下に二分した上で、その中間に遮熱間仕切りとしてのシャッタ装置を介装し、その下部側のラック領域に収納した商品を庫内底部に配した冷却,ないし加熱装置で保冷,ないし加温し、上部側のラック領域を下部側のラック領域に比べて常温に近いストックスペースとして使用するとともに、商品販売に伴う下部領域からの商品搬出動作に合わせてラックの上部領域から下部領域へ商品を補給するようにした方式の自動販売機の開発を以前から進めている。
一方、前記方式に関連した構成の自動販売機が特開平10−91855号公報として公知になっている。この公知の自動販売機では、商品収納庫内に収設した商品収納ラックに、ラック内を上部領域と冷却ないし加温される下部領域とに区画する断熱構造のシャッタ装置を取付けるとともに、そのシャッタ装置は、商品の重量により開放して商品の通過を許容する自動復帰式の断熱シャッタと、商品収納ラックの下端部に備えた商品搬出装置の動作に応じて上部領域内の商品を前記断熱シャッタに落下させる商品送込装置とから構成し、商品搬出装置により下部領域から商品を排出する商品販売動作に伴い、これと同時,あるいは少許遅れて上部領域の商品送込装置を動作させ、上部領域からシャッタ装置を通過して下部領域に商品を送り込むようにしている。
ところで、サーペンタイン式缶自動販売機などでは、一般に庫内に多セレクションの商品収納ラックを搭載して多種類の飲料商品を併売するようにしており、商品収納ラックの各コラムには種類の異なる商品をコラム別に収納して販売するようにしている。一方、自動販売機で販売する商品は、自動販売機の設置場所(ロケーション),季節,客層などによって販売数が異なり、さらには同じ自動販売機で販売する商品の中でも売れ筋の商品は販売の回転が速い(時間当たりの販売数が多い)が、人気の低い商品は販売頻度も少なくて販売されるまでの機内貯蔵時間が長くなる。
したがって、自動販売機の省エネ,商品保存性(特にホット商品)を考慮すると、商品収納ラックの保冷,加温領域に収納して販売適温に保冷,加温しておく商品の適正な在庫本数は、自動販売機の設置場所,季節などの条件のほか、売れ筋商品と人気の低い商品とでは自ずと異なることになる。かかる点、前記した特開平10−91855号に開示されている自動販売機では、商品を冷却,ないし加熱する下部領域からの商品搬出動作に合わせて、その都度上部領域から下部領域へ商品を送り込むようにしている。したがって、商品収納ラックの上部領域,より正確にはラック上部領域の各コラムごとに、そのコラム内に商品が残っている間は、このコラムと対応する下部領域のコラムでは常に商品が満杯な状態で収納されていることになる。
しかしながら、先記した保冷/加熱領域における商品の適正な在庫数を考慮した場合に、販売回転の速い商品(売れ筋商品)と遅い商品(人気の低い商品)に関係なく商品収納ラックの下部領域を満杯状態にしておくと、冷却/加熱装置に対する熱負荷が増して電力消費量が多くなるほか、特に販売の回転が低いホット商品では下部領域の上位に並ぶ商品が販売されるまで長時間加温状態に晒されたままとなる。
この発明は上記の点にかんがみなされたものであり、その目的は省エネ化,商品の保存性を配慮した機内でのきめ細かな商品の在庫管理が行えるようにして前記課題の解決を図り、併せて販売商品の変更に伴う機内調整作業の簡便化が図れるようにした自動販売機を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明によれば、断熱筐体としてなるキャビネットの庫内に、各コラムごとにその上端側に商品投入用のトップトレー,下部搬出端側に商品搬出機構を備えて商品を上下一列に積み上げ収納する商品収納ラック、および庫内底部に配した商品の冷却/加熱装置を装備し、販売指令に基づく商品搬出機構の動作で商品収納ラックからコラムの最下位に並ぶ商品を1個ずつ落下搬出して商品取出口に送出するようにした自動販売機であって、商品収納ラックの商品収納部を上下段に二分してその下段ラック部を冷却/加熱装置により冷却ないし加温し、かつその上段ラック部と下段ラック部との間に断熱構造のシャッタ装置を介装して上段ラック部の領域と下段ラック部の領域との間を遮熱するとともに、上段ラック部の各コラムごとにその下端部には、販売指令とは別なストック商品の補給指令に基づき動作して上段ラック部のコラムに収納したストック商品を前記シャッタ装置を経て下段ラック部のコラムへ送り込む商品送出機構を備え、各コラムごとにその商品の売れ行き状況に応じて上段ラック部から下段ラック部へ商品を随時補給するように構成する自動販売機において、シャッタ装置を、商品収納ラックから前方へ引出し可能に敷設した引出式のシャッタ取付フレームにコラムと個々に対応する自動復帰式の断熱シャッタを組付けた構成となし(請求項1)、さらに該引出し式シャッタ装置を格納する上段ラック部と下段ラック部との間のスペース間隔を、シャッタ装置を引き抜いた状態で前方から商品収納ラックの内部に腕が挿入できる寸法に設定し(請求項2)、機内のメンテナンス,および販売商品の変更に伴う機内での調整作業の簡便化を図るようにする。
また、上段ラック部,および下段ラック部の下端部に商品出口通路を挟んでそれぞれ商品送出機構,商品搬出機構と向かい合う調整可能な通路幅規制板を配置するとともに、上段ラック部の通路幅規制板,下段ラック部の通路幅規制板,およびトップトレーとの間を調整リンクを介して連結し、販売商品を異なるサイズ(太さ)の商品に変更する際に、前記調整リンクを操作することで商品搬出機構,および商品送出機構に対応する各通路幅規制板,およびトップトレーを一括して連動調整できるようにする(請求項3)。
また、下段ラック部の各コラムごとに、その上端入口側に上段ラック部から下段ラック部へ送り込まれた商品の通過を検知する商品検知スイッチを備え、この検知スイッチの動作信号を制御部に取り込んで上段ラック部から下段ラック部への商品送り込み,および下段ラック部の各コラムの商品在庫実数を監視できるようにする(請求項4)。
以上述べたように、この発明の構成によれば、次記の効果を奏する。
(1) 請求項1,2の発明によれば、シャッタ装置を、商品収納ラックから前方へ引出し可能に敷設した引出式のシャッタ取付フレームにコラムと個々に対応する自動復帰式の断熱シャッタを組付けた構成となし、さらに該引出し式シャッタ装置を格納する上段ラック部と下段ラック部との間のスペース間隔を、シャッタ装置を引き抜いた状態で前方から商品収納ラックの内部に腕が挿入できる寸法に設定したことにより、機内のメンテナンス,および販売商品の変更に伴う機内での調整作業の簡便化が図れる。
(2) また、請求項3の発明によれば、上段ラック部,および下段ラック部の下端部に商品出口通路を挟んでそれぞれ商品送出機構,商品搬出機構と向かい合う調整可能な通路幅規制板を配置するとともに、上段ラック部の通路幅規制板,下段ラック部の通路幅規制板,およびトップトレーとの間を調整リンクを介して連結し、販売商品を異なるサイズの商品に変更する際に、前記調整リンクを操作することで商品搬出機構,および商品送出機構に対応する各通路幅規制板,およびトップトレーを一括して連動調整でき、前項(1) の構成と組合せることで販売商品の変更に伴う商品通路幅の調整作業が簡単に行えてサービス性の改善が図れる。
(3) また、請求項4の発明によれば、下段ラック部の各コラムごとに、その上端入口側に上段ラック部から下段ラック部へ送り込まれた商品の通過を検知する商品検知スイッチを備え、この検知スイッチの動作信号を制御部に取り込んで上段ラック部から下段ラック部への商品送り込み,および下段ラック部の各コラムの商品在庫実数を監視できるようにしたことで、上段ラック部から下段ラック部への商品補給,並びに下段ラック部での商品在庫管理を実施する上で有効にサポートできる。
以下、この発明の実施の形態を図1〜図4に示す図示実施例に基づいて説明する。まず、図1に自動販売機の全体構造を示す。図において、1は断熱筐体としてなるキャビネット、2は販売商品のディスプレイ室,およびコイン機構,商品選択ボタンなどの販売操作部を装備した前面外扉、2aは外扉2の下部に備えた商品取出口、3は断熱内扉、4はキャビネット1の庫内底部に配置した冷却器(冷凍機のエバポレータ)4a,電熱ヒータ4b,ファン4c,風胴4dの組立体としてなる冷却/加熱ユニット、5は商品取出口2aに通じる商品搬出シュータであり、その上方には次記のように商品収納部を上下段に二分してその中間にシャッタ装置8を組み合わせたサーペンタイン式商品収納ラック6が収設されている。なお、商品収納ラック6はその外形寸法(左右,奥行き)がキャビネット1の庫内に画成されたスペースの断面に合わせて設計されている。
ここで、サーペンタイン式商品収納ラック6は、よく知られているように左右のラック側板の間に円弧状のレールセグメントを架設した蛇行状の商品通路(コラム)を画成し、各コラムごとにその上端側には商品投入用のトップトレー7が、また下部搬出端側にはベンド機構を装備した構成になる。なお、図示例のラックではコラムが前後4列に並んでいる。また、図示してないが、キャビネット1の庫内は一般に断熱隔壁を介して左右に並ぶ複数の部屋に間仕切りされており、各部屋ごとに商品収納ラック6,および冷却専用ユニット,ないしは冷却/加熱ユニット4を設置してコールド商品室,あるいはコールド/ホット商品室として使い分けるようにしている。
ここで、サーペンタイン式商品収納ラック6は、その商品収納部が上段ラック部6Aと下段ラック部6Bとに二分されており、かつ上段ラック部6Aと下段ラック部6Bとの間に断熱構造になるシャッタ装置8が介装されている。これにより、シャッタ装置8を遮熱用間仕切りとして、キャビネット1の庫内が保冷,ないし加温される下半領域と、該下半領域から遮熱された上半領域(常温に近い)とに区分される。
そして、下段ラック部6Bの下部搬出端には、通常のサーペンタイン式商品収納ラックと同様に各コラムごとに商品販売指令で動作する商品搬出機構9,および該機構に商品通路を隔てて対向する可調整式の通路幅規制板10が組み込まれており、さらにラック上端入口側には各コラムごとにここを通過する商品を検知する商品検知スイッチ11を備えており、そのアクチュエータ片が商品通路内に突き出している。
一方、上段ラック部6Aの下端部には、各コラムごとに前記の商品搬出装置9と同様な機構の商品送出機構12,および可調整式の通路幅規制板13が組み込まれており、かつコラム上端入口側がトップトレー7の後端に連通している。なお、商品送出機構12は、下段ラック部6Bに装備の商品搬出機構9とは独立して制御し、商品販売指令とは別な商品補給指令(詳細を後記する)に基づいて動作するようにしている。
また、シャッタ装置8は、図示矢印Pのように組み込み位置からキャビネット1の前方へ引出し可能に商品収納ラック6に組み込まれており、その構造は図2(a),(b) で示すように、キャビネット1の庫内奥行き寸法に相応した前後方向の長さ,商品収納ラック6のコラム幅に合わせた横幅を有するシャッタ取付フレーム8aと、前後列に並ぶ商品収納ラック6のコラムに合わせて取付フレーム8aの上面側に設置した断熱材の中仕切板8bと、各コラムに対応して取付フレーム8aに軸支した揺動開放式の断熱シャッタ8cとの組立体からなる。また、断熱シャッタ8cは例えば伝熱性の低い硬質樹脂などで作られたもので、二枚を1組として下方へ観音開き式に軸支されており、図3で示すようにその支軸に付勢ばね(捩じりコイルばね)8dを設けてシャッタ8cを閉じる方向に付勢した自動復帰式のシャッタとしてなる。
かかる構成のシャッタ装置8で、断熱シャッタ8cの上に商品14が上方から落下して着地すると、商品14の自重でシャッタ8cが実線位置から鎖線位置に開放し、商品14はシャッタ通路をすり抜けて下方に落下する。なお、前記の付勢ばね8dは商品14の荷重が加わらない状態ではシャッタ8cを図示実線位置に押し上げてシャッタ通路を閉じるようなばね強さに設定している。
また、前記シャッタ装置8のフレーム8aの高さ寸法hは人の腕の太さよりも大きく設定してあり、図1でシャッタ装置8を前方に引き抜いた状態では、シャッタ装置8の格納スペースを通じてキャビネット1の前方から商品収納ラック6の中に腕を差し入れることができるようにしている。さらに、図示実施例では、図4(a),(b) で示すように、商品搬出機構9,および商品送出機構12にそれぞれ対向配備した可調整式の通路幅規制板10と13の間、および通路幅規制板13と上部側に敷設したトップトレー7との間がそれぞれ調整リンク15を介して連結されている。この調整リンク15は、販売商品14を太さの異なる商品に変更する場合に、通路幅規制板10,13,およびトップトレー7を一括して新たな位置に連動調整するために用いるものであり、先記したシャッタ装置8を庫外に引き出した状態で、前方からラック内部に腕を差し入れて手動操作する。
すなわち、図示のように通路幅規制板10,13は、その上下端から側方に突き出したガイドピン16,17が商品収納ラック6のラック側板6aに形成した異形の調整溝穴6c,6dに嵌合してその位置に懸架されている。そして、ガイドピン16,17を調整溝穴6cに沿って前後に移動することにより、商品搬出機構9,商品送出機構12との間の商品通路が太缶に対応する幅A,あるいは細缶用に対応する幅Bに調整される。また、トップトレー7についても、前記と同様にトップトレー7の前後端に結合したガイドピンをラック側板に形成した調整溝穴に嵌合しており、その移動調整によりトップトレー7の後端と蛇行状商品通路を画成する円弧状のレールセグメント6bとの間の間隔を、太缶に対応する幅A,あるいは細缶用に対応する幅Bに調整するようにしている。なお、かかる商品通路幅の調整機構は周知であり、従来よりサーペンタイン式商品収納ラックに採用されている。そして、前記のように通路幅規制板10,13,およびトップトレー7との間を調整リンク15で相互連結しておくことにより、販売商品の変更に伴う商品通路幅の調整を調整リンク15の手動操作により一括して行うことができる。
次に、前記構成による商品の販売,および補給動作について説明する。ロケーション先に据付けた自動販売機の商品収納ラック6へ商品を装填する場合には、まず商品収納ラック6の各コラムに対する販売商品を割り振り、コールド,ホットのモード設定などの初期設定を行うとともに、シャッタ装置8を庫外に引き抜いた上で、各コラムごとに先記した調整リンク15を操作して販売商品のサイズ(太さ)に合わせて商品通路幅を調整し、その後にシャッタ装置8を再び元の位置に差し込みセットする。なお、この段階では上段ラック部6Aの商品送出機構12は釈放状態にしてその出口通路を開放しておく。この状態で、キャビネット1の前方からトップトレー7の上に商品14を投入すると、商品14はトップトレー7を上を転動してその後端から上段ラック部6Aのコラム内に入り、その蛇行状の商品通路を降下した後、シャッタ装置8の断熱シャッタ8cを押し開いて下段ラック部6Bの中に移行してラック内に積み上げ収納される。なお、この過程で下段ラック部6Bに進入した商品は検知スイッチ11を介して制御部でカウントされ、下段ラック部6Bの各コラムごとに収納した商品が所定の本数に達すると制御部からの指令で上段ラック部6Aの商品送出機構12がリセットされてそのフラッパが商品通路に突き出し、トップトレー7を通じて投入される後続の商品を係止保持する。なお、商品の投入は上段ラック部6A,およびトップトレー7が満杯になるまで行う。
次に、自動販売機を稼働状態にすると、冷却/加熱ユニット4が指定のモードで運転され、冷却器4a,ないしはヒータ4bと熱交換した冷気,ないし暖気がファン4cにより庫内を循環通風して商品収納ラック6の下段ラック部6Bに収納されている商品14を保冷,ないしは加温する。なお、冷却/加熱ユニット4は通常の自動販売機と同様に庫内の設定温度に基づいて運転制御される。また、この場合にシャッタ装置8の各断熱シャッタ8cは閉じていることから、冷気,暖気は下段ラック部6Bの領域のみを循環通風しこの領域を積極的に冷却,ないし加温するのに対して、上段ラック部6Aの領域はシャッタ装置8に阻まれて冷気,暖気が通風しないので、下段ラック部6Bの領域に比べて常温に近い状態に保たれる。
一方、商品の販売が行われると、制御部からの販売指令に基づき下段ラック部6Bの指定コラムに装備した商品搬出機構9が動作して最下位に並ぶ商品14を下方に落下搬出し、商品搬出シュータ5を経て商品取出口2aに送出する。そして、商品販売の進行に伴って下段ラック部6Bのコラムに収納した商品の在庫数が少なくなると、制御部からの商品補給指令により上段ラック部6Aの商品送出機構12が動作し、上段ラック部6Aにストックしておいた商品14を必要な本数だけ順に送り出す。この動作により送り出された商品14はシャッタ装置8の上に落下し、その断熱シャッタ8cを押し開いて下段ラック部6Bの中に移行して補給される。また、商品14が下段ラック部6Bに進入すると商品検知スイッチ11が動作してその信号が制御部に取り込まれてカウントされる。なお、断熱シャッタ8cは商品通過後に再び閉じてシャッタ通路を閉塞する。
この場合に、制御部から商品送出機構12に商品補給指令を出すタイミングは、例えば次のようにして行うものとする。すなわち、商品収納ラック6の各コラムごとに下段ラック部6Bに常時収納しておく商品の在庫数を、自動販売機の設置場所,季節,客層,商品の種類,コールド,ホット商品が販売適温に冷却,加熱されるまでに要する時間,およびホット商品が販売されるまでのラック内の滞留時間(ホット商品は長時間の加温すると中身飲料の品質が劣化する)などを勘案してあらかじめ設定し、制御部に入力しておく。そして、下段ラック部6Bのコラム内の商品が前記の設定在庫数よりも少なくなった際に、制御部からそのコラムに対して商品補給指令を出力する。
あるいは、制御部で商品収納ラック6の各コラムごとにその商品の売れ行き状況を監視(例えば指定した時間当たりの販売本数をカウントする)しておき、このデータを基に下段ラック部6Bに常時貯えておく適正な在庫数を決定し、そのときの下段ラック部6Bにおける商品の在庫実数と適正在庫数を対比して適当なタイミングで商品補給指令を出力する。
これにより、商品収納ラック6の下段ラック部6Bに対して、各コラムごとにここに収納する商品に種類に合わせて定めた適正在庫数を維持するようきめ細かな在庫管理が達成でき、省エネと併せてホット商品の長時間加温に伴う中身飲料の品質劣化を防ぐことができる。また、下段ラック部6Bを常に商品で満杯状態にしておく方式と比べて、省エネ効果面では冷却,加熱装置の熱負荷が少なくなって消費電力の節減化が図れるし、また販売の回転が低いホット商品(人気の低い商品)についても、その適正在庫数を下段ラック部の収納容量よりも少なく設定しておくことで、実際に販売されるまで加温する滞留時間を短くして中身飲料が品質劣化するのを防ぐことができる。
なお、図示実施例では、商品収納ラックとしてサーペンタイン式商品収納ラックを示したが、この発明はサーペンタイン式商品収納ラックに限定されるものではなく、それ以外の縦積み式の商品収納ラックにも実施適用できることは勿論である。
この発明の実施例を示す自動販売機全体の構成断面図 図1におけるシャッタ装置の構成図であり、(a),(b) はそれぞれ上面図,および断面側視図 図2に示したシャッタ装置の動作を説明する要部拡大図 図1の商品収納ラックに装備した商品通路幅調整機構の構成,動作の説明図であり、(a) はラックに組み込んだ通路幅規制板,トップトレーの間を連結する調整リンクの配置図、(b) はその動作説明図
符号の説明
1 キャビネット
2 外扉
2a 商品取出口
4 冷却/加熱ユニット
6 サーペンタイン商品収納ラック
6A 上段ラック部
6B 下段ラック部
7 トップトレー
8 シャッタ装置
8a シャッタ取付フレーム
8c 断熱シャッタ
9 商品搬出機構
10 通路幅規制板
11 商品検知スイッチ
12 商品送出機構
13 通路幅規制板
14 商品
15 調整リンク

Claims (4)

  1. 断熱筐体としてなるキャビネットの庫内に、各コラムごとにその上端側に商品投入用のトップトレー,下部搬出端側に商品搬出機構を備えて商品を上下一列に積み上げ収納する商品収納ラック、および庫内底部に配した商品の冷却/加熱装置を装備し、販売指令に基づく商品搬出機構の動作で商品収納ラックからコラムの最下位に並ぶ商品を1個ずつ落下搬出して商品取出口に送出するようにした自動販売機であって、商品収納ラックの商品収納部を上下段に二分してその下段ラック部を冷却/加熱装置により冷却ないし加温し、かつその上段ラック部と下段ラック部との間に断熱構造のシャッタ装置を介装して上段ラック部の領域と下段ラック部の領域との間を遮熱するとともに、上段ラック部の各コラムごとにその下端部には、販売指令とは別なストック商品の補給指令に基づき動作して上段ラック部のコラムに収納したストック商品を前記シャッタ装置を経て下段ラック部のコラムへ送り込む商品送出機構を備え、各コラムごとにその商品の売れ行き状況に応じて上段ラック部から下段ラック部へ商品を随時補給する自動販売機において、シャッタ装置が、商品収納ラックから前方へ引出し可能に敷設した引出式のシャッタ取付フレームに、商品収納ラックのコラムと個々に対応する自動復帰式の断熱シャッタを組付けた構成になることを特徴とする自動販売機。
  2. 請求項1記載の自動販売機において、引出し式シャッタ装置を格納する上段ラック部と下段ラック部との間のスペース間隔を、シャッタ装置を引き抜いた状態で前方から庫内に腕が入る寸法に設定したことを特徴とする自動販売機。
  3. 断熱筐体としてなるキャビネットの庫内に、各コラムごとにその上端側に商品投入用のトップトレー,下部搬出端側に商品搬出機構を備えて商品を上下一列に積み上げ収納する商品収納ラック、および庫内底部に配した商品の冷却/加熱装置を装備し、販売指令に基づく商品搬出機構の動作で商品収納ラックからコラムの最下位に並ぶ商品を1個ずつ落下搬出して商品取出口に送出するようにした自動販売機であって、商品収納ラックの商品収納部を上下段に二分してその下段ラック部を冷却/加熱装置により冷却ないし加温し、かつその上段ラック部と下段ラック部との間に断熱構造のシャッタ装置を介装して上段ラック部の領域と下段ラック部の領域との間を遮熱するとともに、上段ラック部の各コラムごとにその下端部には、販売指令とは別なストック商品の補給指令に基づき動作して上段ラック部のコラムに収納したストック商品を前記シャッタ装置を経て下段ラック部のコラムへ送り込む商品送出機構を備え、各コラムごとにその商品の売れ行き状況に応じて上段ラック部から下段ラック部へ商品を随時補給する自動販売機において、
    上段ラック部,および下段ラック部の下端部に商品出口通路を挟んでそれぞれ商品送出機構,商品搬出機構と向かい合う調整可能な通路幅規制板を配置するとともに、上段ラック部の通路規制板,下段ラック部の通路幅規制板,およびトップトレーとの間を調整リンクを介して連結したことを特徴とする自動販売機。
  4. 断熱筐体としてなるキャビネットの庫内に、各コラムごとにその上端側に商品投入用のトップトレー,下部搬出端側に商品搬出機構を備えて商品を上下一列に積み上げ収納する商品収納ラック、および庫内底部に配した商品の冷却/加熱装置を装備し、販売指令に基づく商品搬出機構の動作で商品収納ラックからコラムの最下位に並ぶ商品を1個ずつ落下搬出して商品取出口に送出するようにした自動販売機であって、商品収納ラックの商品収納部を上下段に二分してその下段ラック部を冷却/加熱装置により冷却ないし加温し、かつその上段ラック部と下段ラック部との間に断熱構造のシャッタ装置を介装して上段ラック部の領域と下段ラック部の領域との間を遮熱するとともに、上段ラック部の各コラムごとにその下端部には、販売指令とは別なストック商品の補給指令に基づき動作して上段ラック部のコラムに収納したストック商品を前記シャッタ装置を経て下段ラック部のコラムへ送り込む商品送出機構を備え、各コラムごとにその商品の売れ行き状況に応じて上段ラック部から下段ラック部へ商品を随時補給する自動販売機において、
    下段ラック部の各コラムごとに、その上端入口側に上段ラック部から下段ラック部へ送り込まれた商品の通過を検知する商品検知スイッチを備えたことを特徴とする自動販売機。
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