JP5287035B2 - 自動販売機 - Google Patents

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この発明は、缶入り飲料などの商品を加熱(ホット)又は冷却(コールド)状態に保存して販売する自動販売機に関する。
缶入り飲料などの商品を加熱(ホット)又は冷却(コールド)状態に保存して販売する自動販売機においては、断熱筐体としてなる本体キャビネットの商品収納庫内に保存された商品をホット飲料又はコールド飲料として提供するために販売適温に加熱又は冷却した状態で保存している。このため、ホット飲料として提供される商品、特にコーヒー飲料においては加熱された状態で保存される時間が長くなると香味が失われて品質が劣化する。このような品質劣化を避けるために本体キャビネットの商品収納庫内を断熱性のシャッタ装置により上下に仕切り、その上部側を常温保存領域とし、下部側を加熱・冷却保存領域とした自動販売機が知られている(例えば、特許文献1)。
前記特許文献1に開示された自動販売機においては加熱・冷却保存領域に売れ行きなどに応じて予め設定された数量の商品が収容され、当該商品が販売される都度、常温保存領域に収容された商品を加熱・冷却保存領域に供給するように構成されている。
特開2000−30138号公報
前記特許文献1に開示された自動販売機においては加熱・冷却保存領域に保存される数量が売れ行きなどにより予め設定されていることから加熱劣化する商品や賞味期限の管理を行うことができ、所定期限内に販売できなかった商品を廃棄するような無駄を排除できる点で優れている。しかしながら、常温保存領域と加熱・冷却保存領域との間に断熱性のシャッタ装置が配設されることから商品通路の長さが短くなり、例えば売れ行きが良好で大量販売が見込まれる商品の保存数量も限定されることから売り上げの減少を招来するという問題を有する。
そこで、本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、加熱劣化を抑制しつつ売れ行きの異なる商品を販売可能な自動販売機を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に係る発明は、断熱構造の商品収納庫内に収容された缶入り飲料などの商品を加熱(ホット)又は冷却(コールド)状態に保存して販売する自動販売機において、商品収納庫の開口部の上部領域であって前記開口部に臨むよう上下方向に並べて配設した複数の商品投入口および商品収納庫の開口部の下部領域であって前記開口部に臨むよう上下方向に並べて配設した商品払出口とをそれぞれ連繋し、商品収納庫の背面側を通って商品収納庫の開口部の中段領域を迂回するよう配設された迂回通路を有する迂路型商品通路と、前記商品収納の開口部の中段領域に設けられ、前記迂路型商品通路の商品投入口の下方に上下方向に並べて配設された複数の商品投入口にそれぞれ連繋し、かつ、商品搬出口がそれぞれ共通の商品供給通路に連通した複数の保管用商品通路と、前記保管用商品通路の下方に設けられ、前記迂路型商品通路の商品払出口の上方に上下方向に並べて配設された複数の商品払出口にそれぞれ連繋し、かつ、前記商品供給通路に連通した補給口を有する複数の加熱・冷却用商品通路と、商品収納庫の下部に配設され、商品収納庫内に冷却又は加熱した空気を送風する冷却/加熱ユニットと、商品収納庫の背面に敷設され、下端が前記冷却/加熱ユニットに連通し、上端が商品収納庫の中段位置に開口する循環用ダクトとを備え、前記冷却/加熱ユニットと循環用ダクトにより複数の加熱・冷却用商品通路に収容された商品および迂路型商品通路に収容された商品のうちの一部を冷却又は加熱するよう部分冷却若しくは部分加熱することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る自動販売機によれば、断熱構造の商品収納庫内に収容された缶入り飲料などの商品を加熱(ホット)又は冷却(コールド)状態に保存して販売する自動販売機において、商品収納庫の開口部の上部領域であって前記開口部に臨むよう上下方向に並べて配設した複数の商品投入口および商品収納庫の開口部の下部領域であって前記開口部に臨むよう上下方向に並べて配設した商品払出口とをそれぞれ連繋し、商品収納庫の背面側を通って商品収納庫の開口部の中段領域を迂回するよう配設された迂回通路を有する迂路型商品通路と、前記商品収納の開口部の中段領域に設けられ、前記迂路型商品通路の商品投入口の下方に上下方向に並べて配設された複数の商品投入口にそれぞれ連繋し、かつ、商品搬出口がそれぞれ共通の商品供給通路に連通した複数の保管用商品通路と、前記保管用商品通路の下方に設けられ、前記迂路型商品通路の商品払出口の上方に上下方向に並べて配設された複数の商品払出口にそれぞれ連繋し、かつ、前記商品供給通路に連通した補給口を有する複数の加熱・冷却用商品通路と、商品収納庫の下部に配設され、商品収納庫内に冷却又は加熱した空気を送風する冷却・加熱ユニットと、商品収納庫の背面に敷設され、下端が前記冷却/加熱ユニットに連通し、上端が商品収納庫の中段位置に開口する循環用ダクトとを備え、前記冷却/加熱ユニットと循環用ダクトにより複数の加熱/冷却用商品通路に収容された商品および迂路型商品通路に収容された商品のうちの一部を冷却又は加熱するよう部分冷却若しくは部分加熱することにより、売れ行きが良好で大量販売が見込まれる商品は迂路型商品通路に収納することにより大量販売を可能とし、また、売れ行きの芳しくない商品は加熱・冷却用商品通路に収容して商品の加熱劣化を防止し、多種類の商品の販売を可能にしつつ廃棄される商品を抑制することができる。
以下、本発明における実施の形態である自動販売機を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態である自動販売機を示す正面図、図2は図1の側面断面図である。なお、図1では自動販売機の外扉と内扉を開放した状態を示しており、外扉と内扉を省略している。
図1において、1は前面が開口した本体キャビネットである。前記本体キャビネット1は鋼板製の外箱の内側、すなわち、上壁,左右側壁,背壁および底壁1aにウレタンフォームからなる断熱ボードを配設して断熱筐体として構成されている。前記本体キャビネット1の断熱ボードで囲まれた商品収納庫内は断熱仕切板2により左右方向に複数、この実施の形態では3つの商品収納室3,4,5に区画されている。各商品収納室3,4,5には本発明により提供される商品収納ラックR(商品収納室3には左右2列、商品収納室4には1列、商品収納室5には左右2列)がそれぞれ収設され、前記商品収納ラックRの前方下部には前下がりに傾斜するシュートCが配置されている。前記シュートCの後端が固着された風胴6内には、それぞれの商品収納室3,4,5を冷却もしくは加熱して商品収納ラックRに収容した商品をコールド・ホット状態に保存する後述する冷却ユニット若しくは冷却/加熱ユニットが配設されている。また、前記本体キャビネット1の底壁1aの下部は機械室として形成され、この機械室には前記冷却/加熱ユニットの冷却ユニットと冷凍サイクルを構成する圧縮機64(図2参照)、凝縮器65、膨張機構66および凝縮器65に送風する庫外ファン67が配設されている。前記冷却ユニットのみが配設された商品収納室はコールド専用室、冷却/加熱ユニットが配設された商品収納室はホット/コールド兼用室とされ、図に示す例では商品収納室3がコールド専用室、商品収納室4,5がホット/コールド兼用室とされ、この場合コールド専用室である商品収納室3の風胴6内には機械室の圧縮機64,凝縮器65で圧縮,凝縮された冷媒が循環される蒸発器61、庫内ファン62が冷却ユニットとして設置されており、ホット/コールド兼用室である商品収納室4,5の風胴6内には前記蒸発器61、庫内ファン62に加えて商品加熱用のヒーター63が加熱ユニットとして設置されている。そして、風胴6の後端には循環用ダクト60が風胴6と連通して配備され、前記循環用ダクト60の上端60aは商品収納庫の略中段位置に開口している。なお、前記風胴6の前面は開口しており、上面にはシュートCと同様に無数の穴が形成されている。
前記本体キャビネット1の前面に開閉自在に装着された外扉7(図2参照)の前面には良く知られているようにディスプレイ台に載置された商品見本のディスプレイ室が形成され、このディスプレイ室の前面を覆う透明板には各商品見本に対応して設けられた商品選択ボタンを備えた商品選択ボタンユニットが配設されるとともに商品取出口7aに加えて硬貨投入口、紙幣投入口、釣銭返却口、返却レバー、シリンダー錠付きのハンドルロック装置などが組付けられている。前記本体キャビネット1における商品収納庫の前面を閉塞する内扉8は、この例では上下に分割されており、下部側の内扉8には各商品収納室3〜5のシュータCと対峙する位置に搬出扉付きの商品搬出口8aが設けられている。前記商品搬出口8aの搬出扉は上端を軸支されて常時商品搬出口を閉塞して冷気若しくは暖気の流出を防止するものであり、シュートCを介して送出される商品により押し開かれるように形成されている。
さて、前記商品収納ラックRは、図2に示すように、左右一対の側板20(図2では一方の側板20のみが示されている)間に薄板鋼板21により区画され、商品収納庫の背面側を通って商品収納庫の開口部の中段領域を迂回するよう配設された迂回通路9a,9bを有する迂路型商品通路9A,9Bを有している。各迂路型商品通路9A,9Bは商品収納庫の開口部の上部領域であって前記開口部に臨むよう上下方向に並べて配設した複数の商品投入口10a,10bおよび商品収納庫の開口部の下部領域であって前記開口部に臨むよう上下方向に並べて配設した商品払出口11a,11bとをそれぞれ連繋している。つまり、各迂路型商品通路9A,9Bは商品収納庫の上下端部に配設された商品投入口10a,10bと商品払出口11a,11bとをそれぞれ連繋する商品通路9a,9bを介して長い商品通路を形成している。なお、各迂路型商品通路9A,9Bの商品払出口11a,11bの近傍には商品を1個ずつ搬出する商品払出機構15がそれぞれ設けられている。
前記迂路型商品通路9A,9Bにおける迂回通路9a,9bの前方には商品供給通路12が形成されている。また、前記迂路型商品通路9A,9Bの商品投入口10a,10bの下方に上下方向に並べて配設された複数の商品投入口13a,13b,13c,13dにそれぞれ連繋した複数の保管用商品通路13A,13B,13C,13Dが設けられ、これら保管用商品通路13A,13B,13C,13Dのそれぞれの出口である商品搬出口は前記商品供給通路12に連通している。さらに、前記迂路型商品通路9A,9Bの商品払出口11a,11bの上方に上下方向に並べて配設された複数の商品払出口14a,14b,14cにそれぞれ連繋した複数の加熱・冷却用商品通路14A,14B,14Cが設けられ、これら加熱・冷却用商品通路14A,14B,14Cのそれぞれ入口である商品補給口は前記商品供給通路12に連通している。前記保管用商品通路13A,13B,13C,13Dは商品収納庫の後方に向かって、また、加熱・冷却用商品通路14A,14B,14Cは商品収納庫の前方に向かってそれぞれ下り傾斜のスラント通路として形成されている。前記商品供給通路12、保管用商品通路13A,13B,13C,13Dおよび加熱・冷却用商品通路14A,14B,14Cも薄板鋼板により区画されている。
前記保管用商品通路13A,13B,13C,13Dの商品搬出口、および加熱・冷却用商品通路14A,14B,14Cの商品払出口14a,14b,14cの近傍には商品を1個ずつ搬出する商品払出機構15がそれぞれ設けられている。また、前記加熱・冷却用商品通路14A,14Bのそれぞれの商品補給口には当該商品補給口を開閉するシャッタ18a,18bが設けられ、このシャッタ18a,18bは下端を軸支されて常時商品補給口を閉塞しており、加熱・冷却用商品通路14A,14Bに商品を補給する際に前記商品供給通路12に突出して当該商品供給通路12を落下する商品を加熱・冷却用商品通路14A,14Bに補給するものである。これらシャッタ18a,18bは不図示の駆動手段、例えばモータに連結されており、制御部からの駆動信号を受けてモータが回転することにより加熱・冷却用商品通路14A,14Bのそれぞれの商品補給口を開閉するように構成されている。
前記迂路型商品通路9A,9Bの商品払出口11a,11bおよび加熱・冷却用商品通路14A,14B,14Cの商品払出口14a,14b,14cはそれぞれ商品落下通路16に連通しており、商品落下通路16の下方にはシュートCが配設されている。また、商品払出口11a,11b,14a,14b,14cの端縁には回動可能に軸支されたフラッパ17が設けられ、フラッパ17は常時は商品落下通路16に突出して当該商品落下通路16を閉塞するように不図示のコイルスプリングにより付勢され、前記商品落下通路16を落下する商品が当接すると当該商品の自重により前記商品落下通路16から退避するように回動するとともに落下する商品の姿勢を横置き姿勢に矯正し、かつ、商品の落下を制動して商品の落下衝撃を抑制するものである。なお、商品供給通路12にもフラッパ17が設けられている。
図2は自動販売機の設置時、又は商品を入れ替えた初期の商品補充時の状態を示しており、前記迂路型商品通路9A,9Bには売れ行きが良好で大量販売が見込まれる種類の商品が収容されている。前記保管用商品通路13A,13B,13C,13Dには売れ行きは芳しくないが需要のある種類の商品が個別に収容されている(なお、この実施の形態では保管用商品通路13A,13Bには同一種類の商品が収容されている)。また、加熱・冷却用商品通路14A,14B,14Cには保管用商品通路13A,13B,13C,13Dに収容した種類の商品が収容されており、この実施の形態では加熱・冷却用商品通路14A,14Bには保管用商品通路13C,13Dに収容された種類の商品が収容され、加熱・冷却用商品通路14Cには保管用商品通路13A,13Bに収容された種類の商品が収容されている。ここで、加熱・冷却用商品通路14A(14B)への商品補充は保管用商品通路13D(13C)に商品を投入することにより次のような初期設定動作を実行して商品の補充が行われる。すなわち、保管用商品通路13D(13C)の商品払出機構15を動作させると同時に加熱・冷却用商品通路14A(14B)のシャッタ18a(18b)を作動させて加熱・冷却用商品通路14A(14B)の商品補給口を開放することにより保管用商品通路13D(13C)に収容された商品を商品供給通路12を介して供給し、この動作を所定回数繰り返すことにより実行される。また、加熱・冷却用商品通路14Cへの商品補充は保管用商品通路13A(又は13B)に商品を投入することによって、加熱・冷却用商品通路14A(14B)への商品の補充と同様の動作(シャッタ18a,18bの動作を除く)により実行される。
次に、本発明の実施の形態における自動販売機における商品収納室3,4,5の冷却・加熱動作について説明する。まず、商品収納室4,5(ホット/コールド兼用室)をコールド室として使用する場合にはヒーター63をオフし、圧縮機64,凝縮器65で圧縮,凝縮された冷媒を蒸発器61に送り、蒸発器61で熱交換した冷気を庫内ファン62でシュータCの下側および風胴6の上面から吹き出して商品収納ラックR内の商品を冷却して循環用ダクト60を介して蒸発器61に戻すような冷気循環を行う。一方、商品収納室4,5をホット室として使用する場合は前記蒸発器61への冷媒を停止させてヒーター63をオンにし、上記と同様に暖気の循環を行って商品を加熱する。前記商品収納室4,5のホット/コールド室への切り替えは季節の変わり目などに行われる。なお、コールド専用室である商品収納室3は常時、蒸発器61で熱交換した冷気を庫内ファン62でシュータCの下側および風胴6の上面から吹き出して商品収納ラックR内の商品を冷却して循環用ダクト60を介して蒸発器61に戻すような冷気循環が行われている。
ここで、商品収納庫内の温度分布は循環用ダクト60の高さ付近を境としてその下部側は所定の冷却/加熱温度に維持され、その上部側は略外気温度(常温)に近い温度となる。これは、庫内ファン62によりシュータCの下側および風胴6の上面から吹き出して商品収納ラックR内の商品を冷却/加熱して循環用ダクト60を介して蒸発器61に戻る循環気流により循環用ダクト60の上端60aの高さより下部側は循環気流によって所定の冷却/加熱温度に維持されるのに対し、循環用ダクト60の上端60aの高さ位置から商品収納庫の天井までは前記循環気流が殆ど生じることがなく対流が形成されるのみであるので、その温度は略外気温度に近い温度となる。そのため、商品収納庫の中段位置であって循環用ダクト60の上端60aの高さより下部側に位置する加熱・冷却用商品通路14A,14B,14Cに収容された商品は販売に適した温度に冷却/加熱して保存され、保管用商品通路13A,13B,13C,13Dに収容された商品は略常温に保存されることとなる。なお、迂路型商品通路9A,9Bに収容された商品も同様に循環用ダクト60の上端60aの高さ位置を境にその下部側の商品が販売に適した温度に冷却/加熱され、その上部側の商品が略常温で保存されている。
次に、本発明の実施の形態における自動販売機における販売時に動作について説明する。
外扉7に設けられた商品選択ボタンが操作されると不図示の制御部から販売指令が対応する商品払出機構15に供給される。今、商品選択ボタンの操作により迂路型商品通路9A(9B)の商品が選択されたとすると、当該迂路型商品通路9A(9B)に設けた商品払出機構15は最下位から2番目の次販売商品を保持(当該商品の落下を阻止)しつつ最下位の販売商品を商品落下通路16に搬出する。前記商品落下通路16に搬出された販売商品は商品落下通路16に突出したフラッパ17と当接して制動されつつ落下姿勢の矯正を受けながらシュートCに落下する。シュートCに落下した販売商品はシュートC上を滑走若しくは転動して内扉8の商品搬出口8aを介して外扉7の商品取出口7aに送出される。
前記商品選択ボタンの操作により加熱・冷却用商品通路14A(14B)の商品が選択されたとすると、当該加熱・冷却用商品通路14A(14B)に設けた商品払出機構15が動作して販売商品を商品落下通路16に搬出する。前記商品落下通路16に搬出された販売商品は前述した経路を介して外扉7の商品取出口7aに送出される。ここで、加熱・冷却用商品通路14A(14B)から商品が搬出されると当該加熱・冷却用商品通路14A(14B)には保管用商品通路13D(13C)から常温の商品が供給される。この供給動作は前記加熱・冷却用商品通路14A(14B)からの販売動作回数(連続販売などに対応)をメモリに記憶しておき、販売待機状態となった際に実行される。つまり、前記加熱・冷却用商品通路14A(14B)からの販売が終了して販売待機状態となると、前記メモリの記憶内容に基き(今の場合、メモリの記憶内容が「1」とする)、保管用商品通路13D(13C)に設けた商品払出機構15を動作させると同時に加熱・冷却用商品通路14A(14B)の商品補給口に設けたシャッタ18a(18b)を駆動して当該シャッタ18a(18b)を商品供給通路12に突出させる。これにより保管用商品通路13D(13C)から搬出された常温の商品が商品供給通路12を介して加熱・冷却用商品通路14A(14B)に供給される。この場合、商品供給通路12を落下する商品はフラッパ17による落下速度の制動を受けつつ落下姿勢の矯正を受けるので加熱・冷却用商品通路14A(14B)に安定して商品を補給することができる。これと同様に加熱・冷却用商品通路14Cから商品が搬出された際にも保管用商品通路13A(13B)から常温の商品が供給されるものである。
次に、本発明の実施の形態における自動販売機への商品補充作業について説明する。巡回作業員による商品補充操作は従前と同様に、それぞれ迂路型商品通路9A,9Bの商品投入口10a,10b、および保管用商品通路13A,13B,13C,13Dの商品投入口13a,13b,13c,13dから所定の商品を当該商品通路が満杯になるまで、すなわち、それぞれの商品投入口10a,10b,13a,13b,13c,13dの入口まで商品を投入すればよい。ここで、本発明にかかる商品収納ラックにおいては迂路型商品通路9A,9Bの商品払出口11a,11b、および加熱・冷却用商品通路14A,14B,14Cの商品払出口14a,14b,14cが商品収納庫の開口部に近接していることから残留する商品を目視することが可能で、残留商品の賞味期限を確認することができる。このため、賞味期限が次回の商品補充時期以前ものは商品払出機構15を作動させて取出すこととなるが、本発明に係る商品収納ラックにおいては商品通路の長さが異なることから売れ行きの異なる商品ごとに最適長さの商品通路を選択使用していることによって商品の売切れ時期が略一致するので残留商品の数は少なく、仮に廃棄するにしてもその数量は従来に比して極めて少ない。なお、加熱・冷却用商品通路14A,14B,14Cに収納した商品を廃棄した場合には初期設定と同様に保管用商品通路13A,13B,13C,13Dから加熱・冷却用商品通路14A,14B,14Cに商品を補給する。
前述したとおり本発明によれば、断熱構造の商品収納庫内に収容された缶入り飲料などの商品を加熱(ホット)又は冷却(コールド)状態に保存して販売する自動販売機において、商品収納庫の開口部の上部領域であって前記開口部に臨むよう上下方向に並べて配設した複数の商品投入口10a,10bおよび商品収納庫の開口部の下部領域であって前記開口部に臨むよう上下方向に並べて配設した商品払出口11a,11bとをそれぞれ連繋し、商品収納庫の背面側を通って商品収納庫の開口部の中段領域を迂回するよう配設された迂回通路9a,9bを有する迂路型商品通路9A,9Bと、前記商品収納の開口部の中段領域に設けられ、前記迂路型商品通路9A,9Bの商品投入口10a,10bの下方に上下方向に並べて配設された複数の商品投入口13a,13b,13c,13dにそれぞれ連繋し、かつ、商品搬出口がそれぞれ共通の商品供給通路12に連通した複数の保管用商品通路13A,13B,13C,13Dと、前記保管用商品通路13A,13B,13C,13Dの下方に設けられ、前記迂路型商品通路9A,9Bの商品払出口11a,11bの上方に上下方向に並べて配設された複数の商品払出口14a,14b,14cにそれぞれ連繋し、かつ、前記商品供給通路12に連通した補給口を有する複数の加熱・冷却用商品通路14A,14B,14Cと、商品収納庫の下部に配設され、商品収納庫内に冷却又は加熱した空気を送風する冷却/加熱ユニットと、商品収納庫の背面に敷設され、下端が前記冷却/加熱ユニットに連通し、上端が商品収納庫の中段位置に開口する循環用ダクト60とを備え、前記冷却/加熱ユニットと循環用ダクト60により複数の加熱・冷却用商品通路14A,14B,14Cに収容された商品および迂路型商品通路9A,9Bに収容された商品のうちの一部を冷却又は加熱するよう部分冷却若しくは部分加熱することにより、売れ行きが良好で大量販売が見込まれる商品は迂路型商品通路に収納することにより大量販売を可能とし、また、売れ行きの芳しくない商品は加熱・冷却用商品通路に収容して商品の加熱劣化を防止し、多種類の商品の販売を可能にしつつ廃棄される商品を抑制することができる。また、迂路型商品通路9A,9Bの商品払出口11a,11b、および加熱・冷却用商品通路14A,14B,14Cの商品払出口14a,14b,14cが商品収納庫の開口部(前方)に近接して位置していることから、それぞれの商品払出口11a,11b、14a,14b,14cに位置する商品を目視することが可能であり、これにより商品の賞味期限を容易に確認することができる。
なお、前述した実施の形態においては外扉の前面に商品見本を展示したディスプレイ室を備えてなるものについて説明したが、これに限るものではない。例えば、外扉を内部(商品収納庫の開口部)を透視可能な透視窓を備えたものとすることができるものであり、実施の形態に限定されるものではない。
本発明の実施の形態である自動販売機を示す要部正面図である。 図1の側面断面図である。
符号の説明
1 本体キャビネット
2 断熱仕切板
3,4,5 商品収納庫
6 風胴
7 外扉
8 内扉
9A,9B 迂路型商品通路
10a,10b,13a〜13d 商品投入口
11a,11b,14a〜14c 商品払出口
12 商品供給通路
13A,13B,13C,13D 保管用商品通路
14A,14B,14C 加熱・冷却用商品通路
R 商品収納ラック
60 循環用ダクト
61 蒸発器
63 ヒーター
64 圧縮機
65 凝縮器

Claims (1)

  1. 断熱構造の商品収納庫内に収容された缶入り飲料などの商品を加熱(ホット)又は冷却(コールド)状態に保存して販売する自動販売機において、商品収納庫の開口部の上部領域であって前記開口部に臨むよう上下方向に並べて配設した複数の商品投入口および商品収納庫の開口部の下部領域であって前記開口部に臨むよう上下方向に並べて配設した商品払出口とをそれぞれ連繋し、商品収納庫の背面側を通って商品収納庫の開口部の中段領域を迂回するよう配設された迂回通路を有する迂路型商品通路と、前記商品収納の開口部の中段領域に設けられ、前記迂路型商品通路の商品投入口の下方に上下方向に並べて配設された複数の商品投入口にそれぞれ連繋し、かつ、商品搬出口がそれぞれ共通の商品供給通路に連通した複数の保管用商品通路と、前記保管用商品通路の下方に設けられ、前記迂路型商品通路の商品払出口の上方に上下方向に並べて配設された複数の商品払出口にそれぞれ連繋し、かつ、前記商品供給通路に連通した補給口を有する複数の加熱・冷却用商品通路と、商品収納庫の下部に配設され、商品収納庫内に冷却又は加熱した空気を送風する冷却/加熱ユニットと、商品収納庫の背面に敷設され、下端が前記冷却/加熱ユニットに連通し、上端が商品収納庫の中段位置に開口する循環用ダクトとを備え、前記冷却/加熱ユニットと循環用ダクトにより複数の加熱・冷却用商品通路に収容された商品および迂路型商品通路に収容された商品のうちの一部を冷却又は加熱するよう部分冷却若しくは部分加熱することを特徴とする自動販売機。
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