JP2016122388A - 自動販売機 - Google Patents

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裕典 伊藤
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弘 久戸瀬
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祐樹 柳澤
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Abstract

【課題】適温の範囲が狭い商品を販売する場合であっても、適温状態にない商品が販売されてしまうことを抑制することのできる自動販売機を提供する。【解決手段】自動販売機1において、制御ユニット50は、商品収納装置3の複数の商品収納コラム4〜8のそれぞれに容器入り飲料Pの販売許可数を設定し、容器入り飲料Pが一つ販売される毎に対応する商品収納コラムの前記販売許可数を1デクリメントする。そして、制御ユニット50は、前記販売許可数が0になった商品収納コラムに収納されている前記商品の販売を停止状態とする。【選択図】図1

Description

本発明は、商品を冷却又は加温して販売する自動販売機に関する。
この種の自動販売機の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の自動販売機は、商品補給前の商品残数を記憶し、商品を販売する毎に前記商品残数を減じて更新する。そして、前記自動販売機は、商品補給後に所定時間が経過する前に前記商品残数が0になると商品販売を停止し、商品補給後の前記所定時間が経過すると商品販売を可能としている。かかる自動販売機によれば、補給された商品が冷却不足又は加温不足の状態で販売されてしまうことが抑制される。
特開平3−238584号公報
しかし、ほとんどの自動販売機においては商品収納庫内に多少の温度ムラが生じる。このため、前記従来の自動販売機のように単に商品補給前の商品残数や商品補給後の経過時間を管理するだけでは、例えば適温の範囲が狭い商品を販売する場合に、適温状態にない商品が販売されてしまうおそれがある。
そこで、本発明は、適温の範囲が狭い商品を販売する場合であっても、適温状態にない商品が販売されてしまうことを抑制することのできる自動販売機を提供することを目的とする。
本発明の一側面によると、商品を冷却又は加熱して販売する自動販売機が提供される。この自動販売機は、断熱構造の商品収納庫内に配設されると共に、それぞれに複数の前記商品が収納される複数の商品収納コラムを有した商品収納装置と、複数の前記商品収納コラムのそれぞれに前記商品の販売許可数を設定し、前記商品が一つ販売される毎に対応する前記商品収納コラムの前記販売許可数を1デクリメントし、前記販売許可数が0になった前記商品収納コラムに収納されている前記商品の販売を停止状態とする制御部と、を有する。
前記自動販売機では、商品収納コラム毎に販売許可数が設定され、商品が一つ販売される毎に対応する前記販売許可数が1デクリメントされ、前記販売許可数が0になった商品収納コラムに収納されている商品の販売が停止状態とされる。このため、前記販売許可数が適切に設定されることによって、適温の範囲が狭い商品を販売する場合であっても、適温状態にない商品が販売されてしまうことが抑制される。
本発明の一実施形態による自動販売機の側面断面図である。 外扉が開放された状態における前記自動販売機の側面断面図である。 前記自動販売機の各商品収納コラムに対する販売許可数の設定処理の一例を示すフローチャートである。 前記販売許可数の設定テーブルの一例を示す図である。 前記商品収納コラム毎に実行される容器入り飲料の販売処理の一例を示すフローチャートである。 前記自動販売機の変形例の要部構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による自動販売機の側面断面図である。本実施形態による自動販売機1は、商品としての容器入り飲料(ペットボトル入り飲料や缶入り飲料など)Pを冷却して販売可能に構成されており、内部に断熱構造の商品収納庫2を有する。商品収納庫2内には、商品収納装置3が配設されている。商品収納装置3は、前後方向に複数(ここでは五つ)の商品収納コラム4〜8を有しており、各商品収納コラム4〜8には複数(多数)の容器入り飲料Pが上下方向に並べて収納される。基本的には、商品収納コラム毎に異なる種類の容器入り飲料Pが収納されるが、一部の商品収納コラムについては同種の容器入り飲料Pが収容されてもよい。また、ここでは、商品収納庫2のみが示されているが、自動販売機1が他の商品収納庫を有してもよいことはもちろんである。
商品収納装置3への容器入り飲料Pの補給は、サービスマン等によって次のようにして行われる。まず前記サービスマン等は自動販売機1の前面側の断熱構造の外扉9を開く。すると、図2に示すように、商品収納装置3の各商品収納コラム4〜8の商品投入口4a〜8aが断熱構造の内扉10の上方に露出する。次に前記サービスマン等は露出した各商品収納コラム4〜8の商品投入口4a〜8aから対応する容器入り飲料Pを投入する。これにより、各種の容器入り飲料Pが商品収納装置3に補給される。そして、容器入り飲料Pの商品収納装置3への補給が完了すると、前記サービスマン等は外扉9を閉じる(図1に状態に戻る)。
各商品収納コラム4〜8には、収納された容器入り飲料Pを一つずつ搬出する商品搬出装置(図示省略)及び収納された容器入り飲料Pの売り切れを検知する売り切れ検知装置(図示省略)が設けられている。前記商品搬出装置は、自身が設けられた商品収納コラム内の容器入り飲料Pを最下部に位置する容器入り飲料Pから順次搬出するように構成されている。前記売り切れ検知装置は、自身が設けられた商品収納コラム内に容器入り飲料Pがなくなったこと又は残り僅か(例えば残り一つ)になったことを検知するように構成されている。
商品収納庫2内の商品収納装置3の下方には、商品シュータ11が設けられている。商品シュータ11は、多数の通気孔を有する平板状の部材で形成され、自動販売機1の背面側から前面側に向かって下降するように傾斜して配設されている。商品シュータ11は、前記商品搬出装置によって搬出された容器入り飲料Pを、内扉10に形成された商品搬出口10aを介して外扉9に形成された商品取出口9aへと案内する。
商品収納庫2内の下部、より具体的には、商品シュータ11の下方には、庫内熱交換器(蒸発器)12及び庫内送風ファン13が設けられている。庫内送風ファン13は、商品収納庫2内の空気を、庫内熱交換器12の近傍を通過させると共に商品収納庫2内の背面側に配設された背面ダクト14を介して循環させる。また、商品収納庫2の下側の機械室内15には、圧縮機16、庫外熱交換器(凝縮器又はガスクーラ)17及び膨張機構(キャピラリチューブ)18が配設されている。
庫内熱交換器12、圧縮機16、庫外熱交換器17及び膨張機構18は、冷媒を循環させる冷媒配管19によって接続されており、庫外熱交換器17の近傍には、庫外熱交換器17に送風する庫外送風ファン20が配設されている。そして、冷媒配管19によって接続された庫内熱交換器12、圧縮機16、庫外熱交換器17及び膨張機構18と、庫内送風ファン13と、庫外送風ファン20とによって商品収納庫2内を冷却する冷却装置30が構成されている。
また、自動販売機1には、商品収納庫2内の温度を検出する第1温度センサ41、外気温を検出する第2温度センサ42、外扉9の開閉状態を検出するドアスイッチ43などの各種の検出センサが設けられている。本実施形態において、第1温度センサ41は、商品収納装置3の底部又はその近傍に設置されており、商品収納庫2内の下部温度T1を検出する。第2温度センサ42及びドアスイッチ43の設置位置は特に制限されないが、第2温度センサ42は例えば自動販売機1の側面上部に設置され、ドアスイッチ43は例えば外扉9に設置される。
なお、図示は省略するが、外扉9の前面には、硬貨や紙幣が投入される金銭投入口、商品収納装置3の各商品収納コラム4〜8に収納された各種の容器入り飲料Pを選択するための商品選択ボタン、商品収納装置3の各商品収納コラム4〜8に収納された各種の容器入り飲料Pに関する情報を個別に表示する商品情報表示部などが設けられている。また、外扉9の内側には、前記サービスマン等が各種の設定や入力を行うリモコン等の入力部が設置されている。
自動販売機1の動作は、制御ユニット(制御部)50によって制御される。以下、制御ユニット50による自動販売機1の動作制御のいくつかを説明する。
制御ユニット50は、所定金額の金銭が前記金銭投入口から投入されて前記商品選択ボタンのいずれかが押されると、対応する商品収納コラムの前記商品搬出装置を駆動して容器入り飲料Pを搬出させる。
また、制御ユニット50は、前記売り切れ検知装置によって容器入り飲料Pの売り切れが検知されると、対応する前記商品情報表示部にその旨の情報(ここでは「売り切れ」)を表示させる。
また、制御ユニット50は、自動販売機1の稼働中、商品収納庫2内の温度が設定温度TSを維持するように冷却装置30を作動させる。例えば、制御ユニット50は、第1温度センサ41によって検出される商品収納庫2内の下部温度T1を所定周期で読み込み、下部温度T1が設定温度TSの上限値を超えた場合に、庫内送風ファン13、圧縮機16及び庫外送風ファン20を作動させて商品収納庫2内を冷却し、下部温度T1が設定温度TSの下限値まで低下すると、作動させた庫内送風ファン13、圧縮機16及び庫外送風ファン20を停止させる。
また、制御ユニット50は、自動販売機1の起動直後及び商品収納装置3への容器入り飲料Pの補給直後においては、商品収納装置3に収納された容器入り飲料Pの販売を一時的に停止させる(停止状態とする)。例えば、制御ユニット50は、自動販売機1の電源ONから第1所定時間が経過するまでの間、及び、前記入力部に容器入り飲料Pの補給完了を示す情報が入力され且つ外扉9が閉じられてから第2所定時間が経過するまでの間、商品収納装置3に収納された容器入り飲料Pの販売を停止状態とすると共に、対応する前記商品情報表示部に販売停止状態であることを示す情報(ここでは「準備中」)を表示させる。そして、自動販売機1の電源ONから前記第1所定時間が経過し又は前記外扉9が閉じられてから前記第2所定時間が経過すると、制御ユニット50は、前記販売停止状態を解除し、前記商品情報表示部における「準備中」の表示をクリアすると共に、商品収納装置3に収納された容器入り飲料Pの販売を開始又は再開する。前記第1所定時間及び前記第2所定時間は、商品収納庫2内が冷却装置30によって十分に冷却され得る時間として予め設定されたものであり、前記第1所定時間=前記第2所定時間としてもよい。
ここで、本実施形態において、商品収納庫2は、容器入り飲料Pを過冷却状態に冷却可能な過冷却室として機能し得るように構成されている。前記サービスマン等が前記入力部を介して商品収納庫2を前記過冷却室として機能させる旨の情報を入力すると、商品収納庫2内の設定温度TSは、容器入り飲料Pを過冷却状態とする温度に設定される。具体的には、設定温度TSは、容器入り飲料Pの凝固点以下の温度であり、例えば−5℃前後(−2〜−8℃程度)に設定される。
このように商品収納庫2を前記過冷却室として機能させる場合の商品収納庫2内の設定温度TSは、従来の一般的な自動販売機のそれに比べて低温であり、且つ、その範囲も狭くなる。換言すれば、商品としての前記容器入り飲料Pの適温範囲又は許容温度範囲が従来に比べて狭い。このため、商品収納庫2内全体の温度を常に設定温度TSに維持することは難しく、商品収納庫2内の一部の領域(例えば上部空間)の温度が設定温度TSから外れてしまうことがある。したがって、既述の従来技術のように単に補給前の容器入り飲料Pの残数や容器入り飲料Pの補給後の経過時間を管理するだけでは、適温状態にない容器入り飲料P、すなわち、ここでは過冷却状態にない容器入り飲料Pが販売されてしまうおそれがある。
そこで、商品収納庫2を前記過冷却室として機能させる場合、制御ユニット50は、過冷却状態にない容器入り飲料Pが販売されてしまう事態を防止するため、以下に説明する処理(各商品収納コラム4〜8に対する販売許可数の設定処理、商品収納コラム毎の容器入り飲料Pの販売処理)を実行する。
(各商品収納コラム4〜8の販売許可数の設定処理)
制御ユニット50は、商品収納装置3が有する複数(五つ)の商品収納コラム4〜8のそれぞれに対して容器入り飲料Pの販売許可数NAを設定する。この販売許可数NAは、商品収納コラム4〜8のそれぞれにおいて設定温度TSの雰囲気下に置かれる容器入り飲料Pの数、具体的には、最下部に位置する容器入り飲料Pを含む各商品収納コラム4〜8の下側に位置する容器入り飲料Pの数である。したがって、各販売許可数NAは、対応する商品収納コラムに収納可能な容器入り飲料Pの数(最大収納可能数)よりも小さい値となる。なお、販売許可数NAは、商品収納コラム4〜8毎に異なってもよいし、全ての又は一部の商品収納コラム4〜8について同じであってもよい。
図3は、各商品収納コラム4〜8の販売許可数NAの設定処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、例えば、商品収納装置3に収納された容器入り飲料Pの販売が開始された場合及び/又は再開された場合に実行される。
ステップS1では、容器入り飲料Pの販売許可数NAの前回値をクリアする。
ステップS2では、外気温を読み込む。
ステップS3では、ステップS2で読み込まれた外気温に基づいて商品収納装置3の各商品収納コラム4〜8の販売許可数NAを設定する。制御ユニット50は、例えば図4に示すような、外気温、商品収納コラム4〜8の識別情報(コラムA〜コラムE)及び販売許可数NAが対応付けられた設定テーブルを参照して各商品収納コラム4〜8に販売許可数NAを設定する。前記設定テーブルはあらかじめ実験等に基づいて作成され得る。販売許可数NAは、前側の商品収納コラムの方が背面側の商品収納コラムよりも小さい値に設定される。また、各商品収納コラム4〜8の販売許可数NAは、基本的には外気温が高いほど小さい値に設定される。
(商品収納コラム毎の容器入り飲料Pの販売処理)
制御ユニット50は、商品収納装置3(商品収納庫2内)に収納された容器入り飲料Pが一つ販売される毎に、対応する商品収納コラムの販売許可数NA、すなわち、販売された容器入り飲料Pが収納されていた商品収納コラムの販売許可数NAを1デクリメントする。また、制御ユニット50は、容器入り飲料Pが一つ販売される毎にあらかじめ設定された所定時間の計時を開始し、前記所定時間の計時が完了すると、すなわち、容器入り飲料Pの販売後に前記所定時間が経過すると、対応する商品収納コラムの販売許可数NAを1インクリメントする。前記所定時間は、商品収納庫2の容積や構造、冷却装置30の性能などによって適宜設定され、例えば1〜2時間とすることができる。
そして、制御ユニット50は、販売許可数NAが0となった商品収納コラムに収納されている容器入り飲料Pの販売を停止状態とし、同時に、対応する前記商品情報表示部、すなわち、前記販売許可数が0となった前記商品収納コラムに収納されている容器入り飲料Pに関する情報を表示する前記商品情報表示部に「準備中」を表示させる。なお、容器入り飲料Pの売り切れが検知された場合には、上述のように、制御ユニット50は、対応する前記商品情報表示部に「売り切れ」を表示させる。
図5は、容器入り飲料Pの販売処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、各商品収納コラム4〜8の販売許可数NAが設定された後に、商品収納コラム4〜8毎に実行される。ここでは商品収納コラム4に収納された容器入り飲料Pの販売処理について説明するが、他の商品収納コラム5〜8に収納された容器入り飲料Pの販売処理についても同様である。
ステップS11では、商品収納コラム4に収納されている容器入り飲料Pが販売されたか否かを判定する。容器入り飲料Pが販売された場合にはステップS12に進み、容器入り飲料Pが販売されていない場合にはステップS13に進む。
ステップS12では、販売許可数NAを1デクリメントすると共に(NA←NA−1)、タイマーを作動させて前記所定時間の計時を開始する。ここで、前記所定時間の計時は容器入り飲料Pが一つ販売される毎に行われる。このため、前記所定時間よりも短い時間間隔内に複数の容器入り飲料Pが販売された場合には、販売された容器入り飲料Pと同数のタイマーが作動することになる。
ステップS13では、前記所定時間の計時を完了した前記タイマーがあるか否か、すなわち、容器入り飲料Pの販売後に前記所定時間が経過したか否かを判定する。前記所定時間の計時を完了した前記タイマーがある場合にはステップS14に進んで販売許可数N1を1インクリメントとし(NA←NA+1)、前記所定時間の計時を完了したタイマーがない場合にはステップS15に進む。
ステップS15では、販売許可数NA(ステップS12でデクリメントされた値及び/又はステップS13でインクリメントされた値を含む)が0であるか否かを判定する。販売許可数NAが0の場合にはステップS16に進み、販売許可数NAが0でない場合(販売許可数NAが1以上である場合)にはステップS18に進む。
ステップS16では、容器入り飲料Pの販売が停止状態になっているか否かを判定する。容器入り飲料Pの販売が停止状態になっている場合にはステップS11に戻る。一方、容器入り飲料Pの販売が停止状態になっていない場合にはステップS17に進み、容器入り飲料Pの販売を停止状態とすると共に、対応する前記商品情報表示部、すなわち、商品収納コラム4に収納されている容器入り飲料Pに関する情報を表示する前記商品情報表示部に「準備中」を表示させる。
ステップS18では、ステップS16と同様に、容器入り飲料Pの販売が停止状態になっているか否かを判定する。容器入り飲料Pの販売が停止状態になっていない場合にはステップS11に戻る。一方、容器入り飲料Pの販売が停止状態になっている場合にはステップS19に進み、容器入り飲料Pの販売を再開させると共に、対応する前記商品情報表示部における「準備中」の表示をクリアしてステップS11に戻る。
以上のように、本実施形態において、制御ユニット50は、複数の商品収納コラム4〜8のそれぞれに対して容器入り飲料Pの販売許可数NAを設定し、容器入り飲料Pが一つ販売される毎に複数の商品収納コラム4〜8のうちの対応する商品収納コラムの販売許可数NAを1デクリメントする。そして、制御ユニット50は、その販売許可数NAが0になった商品収納コラムに収納されている容器入り飲料Pの販売を停止状態とすると共に、その販売許可数NAが0になった商品収納コラムに収納されている容器入り飲料Pに関する情報を表示する前記商品情報表示部に「準備中」を表示させる。ここで、上述のように、販売許可数NAは、商品収納庫2内において設定温度TSの雰囲気下に置かれる容器入り飲料Pの数である。このため、適温状態にない(すなわち、過冷却状態にない)容器入り飲料Pが販売されてしまうことが抑制される。
また、制御ユニット50は、容器入り飲料Pが一つ販売される毎に前記所定時間の計時を開始し、前記所定時間の計時が完了したら、すなわち、容器入り飲料Pの販売から前記所定時間が経過したら、対応する商品収納コラムの販売許可数NAを1インクリメントする。容器入り飲料Pが販売されると、当該容器入り飲料Pに代わり新たな容器入り飲料Pが設定温度TSの雰囲気下に置かれることになる。そして、この新たな容器入り飲料Pは設定温度TSの雰囲気下においてある程度の時間が経過することで過冷却状態又はそれに近い状態となる。このため、過冷却状態にない容器入り飲料Pが販売されてしまうことを抑制しつつ、より多くの容器入り飲料Pの販売が可能となる。
また、制御ユニット50は、外気温に基づいて複数の商品収納コラム4〜8のそれぞれの販売許可数NAを設定している。このため、外気温に応じた適切な販売許可数NAが設定されることとなり、過冷却状態にない容器入り飲料Pが販売されてしまうことが効果的に抑制される。
ここで、上述の実施形態において、制御ユニット50は、商品収納装置3に収納された容器入り飲料Pの販売が開始又は再開された場合に外気温を読み込み、読み込まれた外気温に基づいて各商品収納コラム4〜8の販売許可数NAを設定している(図3参照)。しかし、これに限るものではない。制御ユニット50は、外気温を継続的にモニタし、前日の最高温度、平均温度若しくは同じ時刻帯の温度、又は、直前の一定時間当たりの温度変化に基づいて、各商品収納コラム4〜8の販売許可数NAを設定するようにしてもよい。このような場合も「外気温に基づいて各商品収納コラムの販売許可数NAを設定する」ことに含まれる。
また、制御ユニット50は、容器入り飲料Pの販売処理(図5)の実行中に外気温を定期的又は随時に読み込み、読み込まれた外気温に基づいて各商品収納コラム4〜8の販売許可数NAを補正するようにしてもよい。例えば、制御ユニット50は、外気温が高くなると販売許可数NA(デクリメント及び/又はインクリメントされた販売許可数NAを含む)を減少補正し、外気温が低くなると販売許可数NA(デクリメント及び/又はインクリメントされた販売許可数NAを含む)を増加補正する。
さらに、制御ユニット50は、前記サービスマン等による前記入力部への入力操作に基づいて各商品収納コラム4〜8の販売許可数NAを設定するようにしてもよい。例えば、前記サービスマン等が商品収納装置3への容器入り飲料Pの補給を行う際に前記入力部を介して各商品収納コラム4〜8の販売許可数NAを示す情報を入力し、制御ユニット50は入力された前記情報に基づいて各商品収納コラム4〜8の販売許可数NAを設定する。
このように前記サービスマン等による入力操作に基づいて各商品収納コラム4〜8の販売許可数NAが設定される場合、前記サービスマン等は例えば外気温に基づいて各商品収納コラム4〜8の販売許可数NAを決定することができる。但し、前記サービスマン等が商品収納庫2内の実際の温度状態に基づいて各商品収納コラム4〜8の販売許可数NAを決定することができればより好ましい。
そこで、前記サービスマン等が商品収納庫2内の実際の温度状態を容易に把握できるように、周囲温度に応じて外観が変化する温度検知部材が商品収納庫内2に設置されていてもよい。前記温度検知部材は、特に制限されないが、例えば温度に応じて色が変化する可逆性の示温材、好ましくは、可逆性を有するテープ状の示温材である。好ましくは、図6に示すように、外扉9が開放されたときに内扉10の直ぐ上方に露出する商品収納装置3の部位(例えば、商品収納コラム4〜8を構成するフレーム部)に、一つ又は複数の示温材61が上下方向に貼り付けられる。このようにすれば、前記サービスマン等は、外扉9を開放した際に各商品収納コラム4〜8に収納された容器入り飲料Pのうちの主に上側に位置する容器入り飲料Pの温度状態を目視確認でき、これに伴って、適温状態にある容器入り飲料Pの数を把握又は推定することが可能である。このため、前記サービスマン等は、各商品収納コラム4〜8の販売許可数NAを容易かつ精度よく決定することができる。
なお、このような温度検知部材(前記示温材)の設置は、前記過冷却室として機能する商品収納庫2だけではなく、通常の商品収納庫、すなわち、容器入り飲料Pを冷却する冷蔵室や容器入り飲料Pを加温する加温室として機能する商品収納庫に対して行われてもよいことはもちろんである。このようにすると、前記サービスマン等は、商品収納庫内の実際の温度状態を目視確認した上で当該商品収納庫内の設定温度の調整などを行うことができ、商品収納庫内(の容器入り飲料P)がより適切に冷却又は加温され得る。
また、上述の実施形態においては、容器入り飲料Pの販売後に前記タイマーが計時する前記所定時間としてあらかじめ設定された時間が用いられている。しかし、これに限るものではなく、前記所定時間は外気温などに基づいて可変設定されてもよい。この場合、制御ユニット50は、例えば図3のステップS3において、各商品収納コラム4〜8に販売許可数NAを設定すると共に前記所定時間を設定するようにすればよい。なお、前記所定時間は外気温が高いほど長く設定される。
さらに、上述の実施形態において、商品収納庫2は前記過冷却室として機能している。しかし、これに限るものではない。商品収納庫2は前記冷蔵室や前記加温室として機能してもよく、この場合においては、販売される容器入り飲料Pの温度バラツキが大幅に低減され得る。なお、商品収納庫2を前記加温室として機能させる場合、冷却装置30に替えてヒータなどの加温装置が商品収納庫2内に設けられると共に、制御ユニット50が商品収納庫2内の温度に基づいて当該加温装置の動作を制御するように構成すればよい。
以上、本発明の実施形態及びその変形例について説明したが、本発明は上述の実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて更なる変形や変更が可能であることはもちろんである。例えば、上述の実施形態及びその変形例では容器入り飲料Pを商品とする自動販売機を対象としているが、本発明は、容器入り飲料P以外の商品を冷却又は加温して販売する自動販売機にも適用可能である。
1…自動販売機、2…商品収納庫、3…商品収納装置、4〜8…商品収納コラム、9…外扉(断熱扉)、10…内扉、12…庫内熱交換器、13…庫内送風ファン、16…圧縮機、17…庫外熱交換器、18…膨張機構、30…冷却装置、41…第1温度センサ(下部温度検知部)、42…第2温度センサ(外気温検出部)、43…ドアスイッチ、50…制御ユニット(制御部)、61…示温材(温度検知部材)、P…容器入り飲料(商品)

Claims (8)

  1. 商品を冷却又は加熱して販売する自動販売機であって、
    断熱構造の商品収納庫内に配設されると共に、それぞれに複数の前記商品が収納される複数の商品収納コラムを有した商品収納装置と、
    複数の前記商品収納コラムのそれぞれに前記商品の販売許可数を設定し、前記商品が一つ販売される毎に対応する前記商品収納コラムの前記販売許可数を1デクリメントし、前記販売許可数が0になった前記商品収納コラムに収納されている前記商品の販売を停止状態とする制御部と、
    を有する、自動販売機。
  2. 前記制御部は、前記商品の販売後に所定時間が経過すると、対応する前記商品収納コラムの前記販売許可数を1インクリメントする、請求項1に記載の自動販売機。
  3. 外気温を検出する外気温検出部を有し、
    前記制御部は、前記外気温検出部によって検出された外気温に基づいて前記販売許可数及び前記所定時間の少なくとも一方を設定する、
    請求項1又は2に記載の自動販売機。
  4. 前記制御部は、前記外気温検出部によって検出される外気温を定期的又は随時に読み込み、読み込んだ外気温に基づいて前記販売許可数を補正する、請求項3に記載の自動販売機。
  5. サービスマン等が入力操作を行う入力部を有し、
    前記制御部は、前記入力部への入力操作に基づいて前記販売許可数を設定する、
    請求項1又は2に記載の自動販売機。
  6. 前記商品収納庫の開口を開閉自在に閉塞する断熱扉を有し、
    前記断熱扉が開放されたときに露出する前記商品収納装置の部位に、周囲温度に応じて外観が変化する温度検知部材が取り付けられている、
    請求項5に記載の自動販売機。
  7. 前記商品収納庫内の下部温度を検出する下部温度検出部を有し、
    前記制御部は、前記下部温度が設定温度を維持するように冷却装置又は加温装置の動作を制御する、
    請求項1〜6のいずれか一つに記載の自動販売機。
  8. 前記商品は、容器入り飲料であり、
    前記設定温度は、前記容器入り飲料を過冷却状態とする温度である、
    請求項7に記載の自動販売機。
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