JP5407237B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

この発明は、缶入り飲料などの商品を加熱(ホット)又は冷却(コールド)状態に保存して販売する自動販売機であって、断熱筐体として形成された本体キャビネットの商品収納庫内に商品を積み重ねて収容した商品収納ラックを備えてなる自動販売機に関する。
缶入り飲料,瓶入り飲料,ペットボトル飲料などの商品を販売する自動販売機は断熱筐体としてなる本体キャビネットの商品収納庫内に前記商品をコールド,ホット状態に区分して保存し、外扉のディスプレイ室内に複数の商品見本を左右に並べて展示し、前記商品見本に対応して設けられた商品選択ボタンの操作に基いて選択された商品を販売するように構成されている。この種の従来の自動販売機について図5を用いて説明する。
図5に示すように、この自動販売機は、前面が開口した本体キャビネット1と、本体キャビネット1の前面にヒンジにより開閉可能に支持された外扉2とからなる。前記本体キャビネット1は鋼板製の外箱の内側、すなわち、上壁,左右側壁,背壁および底壁1aにウレタンフォームからなる断熱ボードを配設して断熱筐体として構成されている。前記本体キャビネット1の断熱ボードで囲まれた商品収納庫内は断熱仕切板6により左右方向に複数の商品収納室3,4,5に区画されている。各商品収納室3,4,5には商品を収容するとともにその下端に商品を1個ずつ搬出する商品払出機構を有する商品収納ラック10がそれぞれ収設され、前記商品収納ラック10の下部には前下がりに傾斜するシュート7が配置されている。
前記商品収納ラック10は、この例ではサーペンタイン式と呼ばれる商品収納ラックを示している。この商品収納ラック10は良く知られているように、左右のラック側板の間に架け渡して上下方向に連接した湾曲セグメント11からなるセグメント列を上下方向に半ピッチずつずらして向かい合うよう配列して蛇行状の商品通路を画成し、当該商品通路の上端に連ねてその上部側に商品投入用のトップトレー12を配し、かつ、前記商品通路の下部出口端側に配した商品搬出用の商品搬出機構13が配されているものである。前記商品搬出機構13は駆動源としてのソレノイドと上下のフラッパを備えており、前記ソレノイドの動作により上下のフラッパを交互に商品通路に突出させて商品を搬出するように構成されている。
前記本体キャビネット1の前面に開閉自在に装着された外扉2の前面には良く知られているようにディスプレイ台に載置された商品見本のディスプレイ室が形成され、このディスプレイ室の前面を覆う透明板には各商品見本に対応して設けられた商品選択ボタンを備えた商品選択ボタンユニットが配設されている。また、前記外扉2の前面には、外扉2の背面に取付けられた硬貨処理装置21および紙幣処理装置22の硬貨投入口および紙幣投入口、硬貨処理装置21の釣銭返却口、商品取出口23、返却レバー、シリンダー錠付きのハンドルロック装置などが組付けられている。なお、8は本体キャビネット1における商品収納庫の前面を閉塞する内扉であり、この例では内扉が上下に分割されており、下部内扉には各商品収納室3〜5の下部に配置されるとともに前記商品収納ラック10から払い出された商品を送出するシュータ7と対峙する位置に搬出扉8aを有する商品搬出口が設けられている。前記搬出扉8aは上端を軸支されて常時商品搬出口を閉塞して冷気若しくは暖気の流出を防止しており、シュート7を介して送出される商品により押し開かれるように形成されている。
前記商品収納室3,4,5の下部に配置されたシュート7の背後には、それぞれの商品収納室3,4,5を冷却もしくは加熱して商品収納ラック10に収容した商品をコールド・ホット状態に保存する冷却ユニット若しくは冷却/加熱ユニットが配設されている。前記本体キャビネット1の底壁1aの下部は機械室として形成され、この機械室には前記冷却/加熱ユニットの冷却ユニットと冷凍サイクルを構成する冷凍機のコンデンシングユニットが配設されている。前記冷却ユニットのみが配設された商品収納室はコールド専用室、冷却/加熱ユニットが配設された商品収納室はホット/コールド兼用室とされ、図5に示す例では商品収納室3がコールド専用室、商品収納室4,5がホット/コールド兼用室とされている。各商品収納室3,4,5には商品冷却用の蒸発器として機能する熱交換器,庫内ファンが冷却ユニットとして設置されており、前記熱交換器は機械室に配設された圧縮機,凝縮器,庫外ファンなどからなる冷凍機のコンデンシングユニットに接続されている。ホット/コールド兼用室である商品収納室4,5には前記熱交換器に加えて商品加熱用のヒータが加熱ユニットとして設置されている。
前述商品収納ラック10における蛇行状の商品通路を画成する湾曲セグメント11を振り子式に揺動する可動セグメント、すなわち、湾曲セグメント11の上端から左右に突出する軸を左右のラック側板の軸穴に嵌合して揺動可能に架設した可動セグメントとした場合、商品補充時に商品通路内を転動落下する商品に制動力を与えて減速し、商品の落下衝撃を緩和することができる(例えば、特許文献1)。
ところで、サーペンタイン式の商品収納ラックは商品投入用のトップトレー12から商品が横置き姿勢で投入されて商品通路に積み重ねて収容されるように構成されているが、トップトレー12および商品通路を転動落下する商品の姿勢が乱れて商品通路の途中、若しくは商品搬出機構13の領域で商品詰まりを生じることがある。このような商品詰まりが発生した場合、特許文献1に開示された自動販売機においては商品収納庫内から商品収納ラック10を取り外す必要がある。また、自動販売機で販売される商品には賞味期限が設けられ、特に缶コーヒー等の商品のように加熱して販売する商品は加熱時間が長くなると香味が失われる等の品質劣化が生じることから賞味期限が厳しく管理されているが、特許文献1に開示された自動販売機においては商品収納ラックに収容されている商品の賞味期限を目視することが困難である。このため、常時は断熱筐体としてなる本体キャビネットの商品収納庫に格納され、商品補充時に前記本体キャビネットの商品収納庫から前方に引出される商品収納ラックを備えたものが知られている(例えば、特許文献2)。この自動販売機によれば、商品収納ラックにおける商品通路の一方の側面を開放し、商品補充時に商品収納ラックを本体キャビネットの商品収納庫から引出した際、商品収納ラックに収容している商品を目視可能とし、これにより商品詰まりを解消したり商品の賞味期限などを確認することができるように構成されている。
特開2001−134834号公報 特開昭57−90795号公報
前述した特許文献2に開示された自動販売機においては商品詰まりを解消可能な点や販売される商品の賞味期限を確認できる点で優れている。しかしながら、サーペンタイン式として主流である特許文献1に開示されたような可動セグメントにより商品通路を構成するものに対し、特許文献2に開示された自動販売機においては商品を目視可能とするために商品収納ラックにおける商品通路の一方の側面を開放するように構成、すなわち、連続して屈曲した板状のレールを向かい合うよう配列して蛇行状の商品通路を画成している。このため、特許文献2に開示された自動販売機を採用するためには新たな設備投資を必要とする課題を有する。
そこで、本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は左右のラック側板の間に架け渡して上下方向に連接した湾曲セグメントからなるセグメント列を前後に向かい合うよう配列して蛇行状の商品通路を画成してなる商品収納ラックの商品詰まりを簡単に解消可能することが可能な自動販売機を提供することにある。
上記第1の目的を達成するために請求項1に係る発明は、缶入り飲料などの商品を加熱(ホット)又は冷却(コールド)状態に保存して販売する自動販売機であって、断熱筐体として形成され、前面が開口した本体キャビネットと、前記本体キャビネットの商品収納庫に左右方向および前後方向に複数配設され、常時は前記本体キャビネットの商品収納庫内に格納されるとともに商品補充時に前記本体キャビネットの商品収納庫から前方に引出される商品収納ラックとを備え、前記商品収納ラックが左右のラック側板の間に架け渡して上下方向に連接した湾曲セグメントからなるセグメント列を前後に向かい合うよう配列して蛇行状の商品通路を画成するとともに下端に商品を払い出す商品払出機構を有してなる自動販売機において、湾曲セグメントを架設してなる左右のラック側板の少なくとも一方のラック側板の商品通路に臨む箇所に上下方向に複数の窓を形成し、前記一方のラック側板に開閉自在に取付けられ、常時は前記窓を閉じる保守扉を設け、前記複数の窓のうち、左右のラック側板の間に架け渡して上下方向に連接した湾曲セグメントからなるセグメント列を前後に向かい合うよう配列して形成した蛇行状の商品通路に臨む窓は商品の径よりも小さく形成される一方、前記複数の窓のうち商品払出機構に臨む窓は商品の径よりも大きく形成され、前記保守扉は窓に対応する箇所に商品通路側に突出するところのラック側板の板厚と同等若しくは当該板厚よりも僅かに大きい寸法のビードを有することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の自動販売機において、保守扉は複数の窓を一括して覆う一枚の部材からなることを特徴とする。
そして、請求項3に係る発明は、請求項1に記載の自動販売機において、保守扉は透明な部材からなることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る自動販売機によれば、缶入り飲料などの商品を加熱(ホット)又は冷却(コールド)状態に保存して販売する自動販売機であって、断熱筐体として形成され、前面が開口した本体キャビネットと、前記本体キャビネットの商品収納庫に左右方向および前後方向に複数配設され、常時は前記本体キャビネットの商品収納庫内に格納されるとともに商品補充時に前記本体キャビネットの商品収納庫から前方に引出される商品収納ラックとを備え、前記商品収納ラックが左右のラック側板の間に架け渡して上下方向に連接した湾曲セグメントからなるセグメント列を前後に向かい合うよう配列して蛇行状の商品通路を画成するとともに下端に商品を払い出す商品払出機構を有してなる自動販売機において、湾曲セグメントを架設してなる左右のラック側板の少なくとも一方のラック側板の商品通路に臨む箇所に上下方向に複数の窓を形成し、前記一方のラック側板に開閉自在に取付けられ、常時は前記窓を閉じる保守扉を設け、前記複数の窓のうち、左右のラック側板の間に架け渡して上下方向に連接した湾曲セグメントからなるセグメント列を前後に向かい合うよう配列して形成した蛇行状の商品通路に臨む窓は商品の径よりも小さく形成される一方、前記複数の窓のうち商品払出機構に臨む窓は商品の径よりも大きく形成され、前記保守扉は窓に対応する箇所に商品通路側に突出するところのラック側板の板厚と同等若しくは当該板厚よりも僅かに大きい寸法のビードを有することにより、本体キャビネットの商品収納庫から前方に引出して商品収納ラックに設けた保守扉を開放することにより窓を介して商品通路内における商品の収容状態を目視することができ、商品詰まりが発生している場合にはその商品詰まりを解消ことが可能であり、その場合、複数の窓のうち商品払出機構に望む窓は商品の径よりも大きく形成されていることから、商品払出機構の領域で商品詰まりが発生している場合には当該商品を窓から取出することができ、これにより商品払出機構の領域での商品詰まりを解消することができるものである。さらに、保守扉は商品通路側に突出するビードを有することにより商品通路を転動落下する商品が商品収納ラックに形成した窓の縁に引っ掛かって姿勢を乱すことを防止することができるものである。
また、本発明の請求項2に係る自動販売機によれば、保守扉は複数の窓を一括して覆う一枚の部材からなることにより、複数の窓を一括して開放することができるので保守作業時間を短縮できるものである。
また、本発明の請求項3に係る自動販売機によれば、保守扉は透明な部材からなることにより、保守扉を開放することなく商品通路内の商品の収容状態、若しくは賞味期限を目視することができるものである。
以下、本発明における実施の形態である自動販売機を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態である自動販売機の外扉開放状態の斜視図、図2は図1の商品収納ラックを示し、(a)はその組立図、(b)は分解図、図3は保守扉の取付図、図4は図2のB−B断面図である。なお、図において図4に示すものと同一のものには同一の符号を付している。
図1に示すように、この自動販売機は、前面が開口した本体キャビネット1と、本体キャビネット1の前面にヒンジにより開閉可能に支持された外扉2とからなる。前記本体キャビネット1は鋼板製の外箱の内側、すなわち、上壁,左右側壁,背壁および底壁1aにウレタンフォームからなる断熱ボードを配設して断熱筐体として構成されている。前記本体キャビネット1の断熱ボードで囲まれた商品収納庫内は断熱仕切板6により左右方向に複数の商品収納室3,4,5に区画されている。各商品収納室3,4,5には商品を収容するとともにその下端に商品を1個ずつ搬出する商品払出機構を有する商品収納ラック10(この例では商品収納室3に左右2列、商品収納室4に1列、商品収納室5に左右2列)がそれぞれ収設され、前記商品収納ラック10の下部には前下がりに傾斜するシュート7が配置されている。
前記商品収納ラック10は、この例ではサーペンタイン式と呼ばれる商品収納ラックを示している。この商品収納ラック10は良く知られているように、左右のラック側板101の間に架け渡して上下方向に連接した湾曲セグメント11からなるセグメント列を上下方向に半ピッチずつずらして向かい合うよう配置して蛇行した商品通路を画成し、当該商品通路の上端に連ねてその上部側に商品投入用のトップトレー12を配し、かつ、前記商品通路の下部出口端側に配した商品搬出用の商品搬出機構13(鎖線で示す)が配されているものである。前記商品搬出機構13は駆動源としてのソレノイドと上下のフラッパを備えており、前記ソレノイドの動作により上下のフラッパを交互に商品通路に突出させて商品を搬出するように構成されている。なお、この例では商品収納ラック10は前後(奥行き)方向に3段並べて配設されている。
前記商品収納室3,4,5の下部に配置されたシュート7の背後には、それぞれの商品収納室3,4,5を冷却もしくは加熱して商品収納ラック10に収容した商品をコールド・ホット状態に保存する冷却ユニット若しくは冷却/加熱ユニットが配設されている。前記本体キャビネット1の底壁1aの下部は機械室8として形成され、この機械室8には前記冷却/加熱ユニットの冷却ユニットと冷凍サイクルを構成する冷凍機のコンデンシングユニットおよび電装ボックスが配設されている。前記冷却ユニットのみが配設された商品収納室はコールド専用室、冷却/加熱ユニットが配設された商品収納室はホット/コールド兼用室とされ、図1に示す例では商品収納室3がコールド専用室、商品収納室4,5がホット/コールド兼用室とされ、コールド専用室としての商品収納室3には商品冷却用の蒸発器として機能する熱交換器,庫内ファンが冷却ユニットとして設置されており、前記熱交換器には機械室8に配設された圧縮機,凝縮器,庫外ファンなどからなる冷凍機のコンデンシングユニットに接続され、一方、ホット/コールド兼用室としての商品収納室4,5には前記熱交換器に加えて商品加熱用のヒータが加熱ユニットとして設置されている。
なお、前記ヒータに代えて各商品収納室4,5に設置された熱交換器を加熱ユニットとして利用するものも知られている。この場合、前記熱交換器には冷凍機のコンデンシングユニットの冷凍サイクルを構成する回路に加えて、圧縮機からの高温冷媒ガスを前記熱交換器を経由して冷凍機のコンデンシングユニットの凝縮器に流す冷媒切換回路を設け、ホット運転モードでは冷媒切換回路により各商品収納室4,5の熱交換器を凝縮器として機能させるように構成されている。また、各商品収納室4,5に設置された熱交換器に加えて加熱専用の熱交換器を加熱ユニットとして設置したものも知られている。
前記商品収納ラック10を本体キャビネット1の商品収納庫に前後方向に引出し可能に配設するために前後方向に伸縮自在なレール機構Rが用いられている。このレール機構Rは固定レールR1(固定レールは本体キャビネット1に隠れて見えない)とスライドレールR2からなり、スライドレールR2が固定レールR1にスライド移動可能に格納された構成となる。そして、前記固定レールR1が本体キャビネット1の商品収納庫の天井に固定して配設される一方、スライドレールR2には商品収納ラック10の上端が固着されている。図では商品収納室5における左右2列の商品収納ラック10のうちの左側の商品収納ラック10をレール機構Rを介して本体キャビネット1の商品収納庫から引出し、その他の商品収納ラック10については商品収納庫に格納した状態を示している。
前記本体キャビネット1の前面に開閉自在に装着された外扉2の前面には良く知られているようにディスプレイ台に載置された商品見本のディスプレイ室が形成され、このディスプレイ室の前面を覆う透明板には各商品見本に対応して設けられた商品選択ボタンを備えた商品選択ボタンユニットが配設されている。また、前記外扉2の前面には、硬貨投入口、紙幣投入口、釣銭返却口、商品取出口、返却レバー、シリンダー錠付きのハンドルロック装置などが組付けられている。なお、3は本体キャビネット1における商品収納庫の前面を閉塞する内扉であり、この例では内扉3が上下に分割されており、下部内扉3には各商品収納室3〜5の下部に配置されるとともに前記商品収納ラック10から払い出された商品を送出するシュート7と対峙する位置に搬出扉を有する商品搬出口31が設けられている。前記搬出扉は上端を軸支されて常時商品搬出口31を閉塞して冷気若しくは暖気の流出を防止しており、シュート7を介して送出される商品により押し開かれるように形成されている。
さて、前記商品収納ラック10の左右のラック側板101のうち、右側のラック側板101には図2に示すように上下方向に複数の窓14〜17が形成されている。前記窓14〜17は商品通路18、すなわち、左右のラック側板101の間に架け渡して上下方向に連接した湾曲セグメント11からなるセグメント列を上下方向に半ピッチずつずらして向かい合うよう配置して蛇行した商品通路18に臨む位置に形成されている。前記窓14〜17のうち、最上段の窓14はトップトレー12と商品通路18の入口との連繋位置(最前列の商品通路18には商品が直接投入されるのでトップトレーは敷設されていない)付近に臨み、下段の窓17は商品払出機構13の領域に臨み、中段の窓15,16はそれらの途中の商品通路に臨むように形成されている。また、窓14〜16の幅は商品通路18に収容される商品の径よりも小さく形成され、一方、窓17の開口幅は商品の径よりも大きく形成されている。ここで、窓14〜16の幅が商品の径より小さいとは当該窓14〜16を介して商品を取り除く(商品が窓を通る)ことができないことを意味し、窓17の開口幅が商品の径よりも大きいとは当該窓17を介して商品を取り除く(商品が窓を通る)ことができることを意味している。そして、窓14,16,17の下縁には外側に向けて切り起された上向きの係合片141,161,171が形成されている。なお、19は後述する保守扉20の軸受であり、102は複数のスリットであり、このスリット102は商品搬出機構13の下フラッパに保持された最下位の商品に記入された賞味期限を確認するためのものである。
図1および図2において、20は前記窓14〜17を閉じる保守扉であり、この保守扉20は窓14〜17を一括して覆うように長尺の鋼板からなる。この保守扉20は図3から明らかなように、一端にカール状に形成された軸21(上下2つ)を有し、他端が外側に向けて曲げ起されてダブルホールドの摘み部22が形成されている。前記保守扉20の扉面には前記窓14〜17に臨む位置であって商品通路側に突出する複数の平押しビード23が形成されているとともに前記窓14,16,17の係合片141,161,171に対峙して切り起しにより形成された下向きのフック24,24,24が設けられている。
前記保守扉20を商品収納ラック10に開閉自在に取付けるためにラック側板101に形成された軸受19は図3に示すように、ラック側板101に上下の穴191,191を穿孔した後、上下の穴191,191の間を外側に切り起こして形成した凸部からなるものである。このようにラック側板101の外側に向かって突出する凸部からなる軸受19に保守扉20の軸21を差し込むことにより保守扉20はラック側板101に開閉自在に取付けられる。
前記保守扉20をラック側板101に取付けた状態を図2の(a)に示し、この図では保守扉20が各窓14〜17を閉じた状態を示している。このように保守扉20が各窓14〜17を閉じた状態では保守扉20のフック24が窓14,16,17の下縁に形成した係合片141,161,171に係合して保守扉20はロックされている。すなわち、保守扉20の軸21を軸受19に差し込むと保守扉20が開閉自在に軸支され、この状態で保守扉20を閉じる際、保守扉20のフック24が窓14,16,17の係合片141,161,171に衝突しないよう保守扉20を上方に持ち上げ、保守扉20の扉面がラック側板101に当接させた状態において保守扉20を下降させることによって保守扉20のフック24が窓14,16,17の係合片141,161,171に係合して保守扉20は窓14〜17を閉じた位置でロックされる。
ここで、商品通路18を構成するラック側板101に窓などの穴が形成されていると商品通路18を転動落下する商品が窓(穴)の縁に引っ掛かって姿勢を乱すおそれがある。そこで、本発明の実施の形態における自動販売機においては保守扉20の扉面にビード23が形成されている。すなわち、図2の(a)のBの断面を示す図4から明らかなように、前記ビード23は保守扉20が窓14〜17を閉じた状態において商品通路に向けて突出している。このビード23の高さはラック側板101の板厚と同等、若しくはその板厚よりも僅かに大きい寸法に定められている。このため、保守扉20を閉じた状態ではラック側板101に形成した窓14〜17の縁に対してビード23が商品通路側に位置しており、商品通路18を転動落下する商品が窓14〜17の縁に引っ掛かることがない。したがって、ラック側板101に窓14〜17を形成した場合にも前記ビード23によって商品を安定した姿勢で転動落下させることができる。
次に商品通路18に商品詰まりが生じた場合の保守作業について説明する。この商品詰まりは商品を販売する途中において生じることは稀であり、商品補充時に発生するのが殆どである。これはトップトレー12を介して商品通路18に商品を補充する際、トップトレー12に横倒し姿勢で商品の進行方向に対して垂直方向に投入された商品がトップトレー12上を転動する途中において商品の姿勢がその進行方向を向くように乱れ、その乱れた姿勢の状態で商品通路に導入された場合に、商品通路を落下する途中で停止してしまったり、商品搬出機構13の領域まで落下(自動販売機の設置当初の商品補充時、若しくは商品入れ替え時)した場合にも異常な姿勢で商品詰まりが発生するおそれがあるからである。そこで、商品補充時に図1に示すように商品収納ラック10をレールRを介して商品収納庫から庫外に引出して商品の補充を行う。商品の補充が完了した際、保守扉20を開放して商品通路18に収容された商品の積み重ね状態を窓14〜17を介して目視により確認する。なお、保守扉20を開放する場合、保守扉20の摘み部22を持って保守扉20を上方に移動させた状態で開放することにより保守扉20のフック24と窓14,16,17の下縁に形成した係合片141,161,171との係合、すなわち保守扉20のロックが解除される。
ここで、湾曲セグメント11により形成される商品通路18内に商品詰まりが生じている場合、その商品詰まりの原因である商品にその姿勢を強制的に正すように多少の外力を加えても湾曲セグメントが影響を受けることがないのに対し、商品払出機構13の領域で商品詰まりの原因となった商品に外力を加えてその姿勢を正そうとすると商品搬出機構13に悪影響を及ぼすおそれがある。そこで、湾曲セグメント11により形成される商品通路18内に商品詰まりが発生している場合には窓14〜16から工具を差し込み、商品詰まりの原因となっている商品の姿勢を強制的に正して商品詰まりを解消する。一方、商品払出機構13の領域で商品詰まりが発生している場合には窓17を介して商品詰まりの原因となっている商品を商品通路から引き抜いて商品詰まりを解消する。ここで、ラック側板101に設けた複数のスリット102(図2参照)を介して商品搬出機構13の下フラッパに保持された最下位の商品に記入された賞味期限を確認することができる。商品払出機構13に保持された最下位の商品は賞味期限が最も古いものであり、賞味期限が間近い商品については商品払出機構13を作動させて搬出することができるものである。なお、窓14〜16を介して賞味期限を確認することもできる。
前述の例では商品収納庫から商品収納ラック10を引出して商品補充を行うことについて説明したが、商品収納庫内に商品収納ラック10を格納した状態で商品補充を行った上で商品収納庫から商品収納ラック10を引出して商品通路18内の商品収容状態を確認してもよいものである。また、自動販売機の稼動中において商品の売り切れを検知する売り切れスイッチからの売り切れ検知信号が発生していない状態(販売する商品が残っている状態)で商品選択ボタンを操作しても商品が販売されない場合、商品収納ラック10を商品収納庫から引出し、前述した保守扉20の開放操作によって商品通路18内の商品収容状態を確認することもできるものである。
前述したとおり本発明によれば、缶入り飲料などの商品を加熱(ホット)又は冷却(コールド)状態に保存して販売する自動販売機であって、断熱筐体として形成され、前面が開口した本体キャビネット1と、前記本体キャビネット1の商品収納庫に左右方向および前後方向に複数配設され、常時は前記本体キャビネット1の商品収納庫内に格納されるとともに商品補充時に前記本体キャビネット1の商品収納庫から前方に引出される商品収納ラック10とを備え、前記商品収納ラック10が左右のラック側板101の間に架け渡して上下方向に連接した湾曲セグメント11からなるセグメント列を前後に向かい合うよう配列して蛇行状の商品通路18を画成するとともに下端に商品を払い出す商品払出機構13を有してなる自動販売機において、湾曲セグメント11を架設してなる左右のラック側板101の少なくとも一方のラック側板101の商品通路18に臨む箇所に上下方向に複数の窓14〜17を形成し、前記一方のラック側板101に開閉自在に取付けられ、常時は前記窓14〜17を閉じる保守扉20を設け、前記複数の窓14〜17のうち、左右のラック側板101の間に架け渡して上下方向に連接した湾曲セグメント11からなるセグメント列を前後に向かい合うよう配列して形成した蛇行状の商品通路18に臨む窓14〜16は商品の径よりも小さく形成される一方、前記複数の窓14〜17のうち商品払出機構13に臨む窓17は商品の径よりも大きく形成され、前記保守扉20は窓14〜17に対応する箇所に商品通路18側に突出するところのラック側板101の板厚と同等若しくは当該板厚よりも僅かに大きい寸法のビード23を有することにより、本体キャビネット1の商品収納庫から前方に引出して商品収納ラック10に設けた保守扉20を開放することにより窓14〜17を介して商品通路18内における商品の収容状態を目視することができ、商品詰まりが発生している場合にはその商品詰まりを解消ことが可能であり、その場合、複数の窓14〜17のうち商品払出機構13に臨む窓17は商品の径よりも大きく形成されていることから、商品払出機構13の領域で商品詰まりが発生している場合には当該商品を窓17から取出することができ、これにより商品払出機構13の領域での商品詰まりを解消することができるものである。さらに、保守扉20は商品通路18側に突出するビード23を有することにより商品通路18を転動落下する商品が商品収納ラック10に形成した窓14〜17の縁に引っ掛かって姿勢を乱すことを防止することができるものである。
本発明の実施の形態である自動販売機の外扉開放状態の斜視図である。 図1の商品収納ラックを示し、(a)はその組立図、(b)は分解図である。 図1の保守扉の取付図である。 図2のB−B断面図である。 従来の自動販売機の全体構成を示す外扉開放状態の斜視図である。
符号の説明
1 本体キャビネット
2 外
3,4,5 商品収納庫
9 内扉
10 商品収納ラック
11 湾曲セグメント
12 トップトレー
13 商品払出機構
14〜17 窓
18 商品通路
19 軸受
20 保守扉
21 軸
23 ビード
101 ラック側板
102 スリット

Claims (3)

  1. 缶入り飲料などの商品を加熱(ホット)又は冷却(コールド)状態に保存して販売する自動販売機であって、断熱筐体として形成され、前面が開口した本体キャビネットと、前記本体キャビネットの商品収納庫に左右方向および前後方向に複数配設され、常時は前記本体キャビネットの商品収納庫内に格納されるとともに商品補充時に前記本体キャビネットの商品収納庫から前方に引出される商品収納ラックとを備え、前記商品収納ラックが左右のラック側板の間に架け渡して上下方向に連接した湾曲セグメントからなるセグメント列を前後に向かい合うよう配列して蛇行状の商品通路を画成するとともに下端に商品を払い出す商品払出機構を有してなる自動販売機において、湾曲セグメントを架設してなる左右のラック側板の少なくとも一方のラック側板の商品通路に臨む箇所に上下方向に複数の窓を形成し、前記一方のラック側板に開閉自在に取付けられ、常時は前記窓を閉じる保守扉を設け、前記複数の窓のうち、左右のラック側板の間に架け渡して上下方向に連接した湾曲セグメントからなるセグメント列を前後に向かい合うよう配列して形成した蛇行状の商品通路に臨む窓は商品の径よりも小さく形成される一方、前記複数の窓のうち商品払出機構に臨む窓は商品の径よりも大きく形成され、前記保守扉は窓に対応する箇所に商品通路側に突出するところのラック側板の板厚と同等若しくは当該板厚よりも僅かに大きい寸法のビードを有することを特徴とする自動販売機。
  2. 請求項1に記載の自動販売機において、保守扉は複数の窓を一括して覆う一枚の部材からなることを特徴とする自動販売機。
  3. 請求項1に記載の自動販売機において、保守扉は透明な部材からなることを特徴とする自動販売機。
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