JP4923793B2 - 自動販売機 - Google Patents

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本発明は、相互に異なる温度で保温可能な複数の収納室(例えば、加温室および冷却室)を備えた自動販売機に関し、特に、収納室に収納した商品を1台の搬出装置で搬出する自動販売機に関する。
従来、この種の自動販売機として、自動販売機の商品収納庫内には、断熱性を有する仕切壁(断熱仕切板)で上下2段に仕切られた上収納室および下収納室が形成されていて、顧客の購買要求に応じて、XY搬送装置が上下の収納室前に移動をして、商品を受取り、販売口へ移動する自動販売機が知られている。
これらの上収納室および下収納室は、上下段の棚に左右方向に複数の商品ラックがそれぞれ設けられたものであり、その内部の温度が商品の販売温度に応じて相互に異なるように加熱室および冷却室として設定できるようになっている。また、仕切壁(断熱仕切板)を移動設置することにより、加熱室および冷却室の棚数を四季の移ろいに伴う購買状況に応じて増減することが可能である。
XY搬送装置は、商品ラックから払い出された商品を商品取出口まで搬出するものであり、商品ラックから払い出された商品を受け取るバケットと、そのバケットを収納するバケット収容体とを備えたXモジュール部と、Xモジュール部を上下方向に移動させるYモジュール部とで構成されている。Yモジュール部は、収納室の両横に設置されるコンベヤー式の搬出機構であり、エレベータと同様にXモジュールと質量バランスを取るカウンターウエイトを有している。(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、自動販売機の商品は冷却商品がよく売れるため、加熱商品の棚が少なく、しかも、加熱室は放熱を上部に逃がすため冷却室よりも上に配置される結果、加熱室と冷却室との境目に位置する仕切壁は収納庫の上に位置することになる。また、その仕切壁の高さも加熱室内の棚数増減で季節により変わる。したがって、Xモジュール部の待機位置は、販売口のバケットが対峙するように自動販売機の下部であるのに対して、カウンターウエイトの待機位置は、加熱室と冷却室との側面を跨いで位置する場合が生じることになる。しかも、カウンターウエイトは、Xモジュール部と略同質量となり、熱容量も大きいため、加熱室からの熱を収納室壁面を介して吸収し、壁面を介して冷却室へ送出させている。その結果、冷却、加熱に要する消費電力量が増加をする。また、カウンターウエイトは、収納室側面の前方に位置して待機をしているので、その近傍に位置する商品、すなわち、次販売商品に近い商品の温度が適温より外れることになる。それを改善するため、冷却室、加温室の温度全体を低温側および高温側へそれぞれシフトして制御することになり、その分だけ余分に消費電力を増加させることになる。
また、カウンターウエイトへの熱浸入を防ぐために、カウンターウエイトを取設する支柱の外面に断熱材を覆設することも考えられるが、断熱材の厚さ分だけ支柱の断面係数が小さくなり、支柱の剛性が不足する結果、Xモジュール部の搬出機構の安定的な動きに支障を来たすことになる。
特開平11−353545号公報
そこで、本発明は上記の点にかんがみなされたものであり、カウンターウエイトによる加熱室から冷却室への無駄な熱の侵入を簡易な構造で防ぎ、消費電力の増加を抑制する自動販売機を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る自動販売機は、商品を収納するとともに、相互に異なる温度で保温可能な複数の収納室と、前記複数の隣接する収納室間を仕切る仕切手段と、前記複数の収納室に跨って上下に移動する搬出手段と、該搬出手段の上下移動をバランスさせるカウンターウェイトとを備えた自動販売機において、前記カウンターウェイトが前記複数の収納室の隣接方向に伝熱的に離間させる分離部を有し、前記カウンターウェイトの分離部には断熱材が介装され、前記搬出手段が販売の待機位置にあるとき、前記カウンターウェイトの分離部が前記仕切手段の側面と対峙する位置にあることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る自動販売機によれば、カウンターウェイトが前記複数の収納室の隣接(上下)方向に伝熱的に離間された分離部を有するので、カウンターウェイト部内での伝熱する熱を遮断する結果、加温室から冷却室への熱侵入を防ぎ自動販売機の消費電力量を低減することが出来、また前記カウンターウェイトの分離部に断熱材が介装されるので、さらに熱を遮断することができる。また、搬出機構が販売の待機位置にあるとき、前記カウンターウェイト分離部が前記仕切手段の側面と対峙する位置にあるので、長期間に亘り熱移動することがなくなる結果、さらに自動販売機の消費電力量を低減することが出来る。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施例1)図1〜図6は、本発明に係る自動販売機の実施例1の説明図である。
図1は自動販売機の全体図の正面図であり、図2は自動販売機の全体図の側面図である。図3は、商品搬出装置を示す拡大斜視図である。図4は、カウンターウエイトを示す拡大斜視図であり、図5は、図2のA−A断面における要部の部分断面図である。図6は、図1のB部を拡大して伝熱を説明する模式図である。
これら図1、2において、自動販売機は、前面が開口した直方状に形成された本体キャビネット10と、その前面に設けられた外扉20および内扉30と、本体キャビネット10に設けた底板11にて区画形成され、断熱空間として形成されるとともに、商品Wを収納する商品収納庫40と、冷却装置80の一部を収納する機械室48と、商品収納庫40内の前方にて商品を搬送するX−Y搬送装置50と、商品を冷却する冷却装置80と、商品を加温する加熱装置90とを有して構成されている。
より詳細に説明すると、外扉20は、本体キャビネット10の前面開口を開閉するためのものであり、この外扉20の前面には、販売する商品Wが直接見える透明パネル21と、販売する商品Wを選択するための選択ボタン22、貨幣もしくは紙幣を投入するための投入口23、投入された金額等を表示する表示装置24、貨幣を返却する貨幣返却口25、払い出された商品Wを取り出すための商品取出口26等々、商品Wの販売に必要となる構成が配置してある。
内扉30は、商品収容庫40の前面を開閉し、内部の商品を保温するものであり、2枚のガラスを並設させて断熱層を形成している。つまり、この自動販売機は、正面から商品Wが見えるものであり、購入者に面白さを感じさせ、また商品を直接目視できるため、商品を安心して購入できるものとなっている。
商品収容庫40は、缶入り飲料や紙パック入り飲料等の商品Wを所望の温度に維持した状態で収容するためのものであり、上下の中間部より上側で、断熱性を有する仕切手段、すなわち、仕切壁43および通路仕切壁44とにより上下2段に仕切られており、上側が加温室41、下側が冷却室42に構成されている。また、商品収納庫40内の前方には商品Wを商品取出口26に搬出するXY搬送装置50、商品収納庫40内の下方には冷却室42を冷却する冷却装置80の蒸発器84、商品収納庫40内の上方には加温室41を加温する加熱装置90を備えるものである。
加温室41および冷却室42には、それぞれ上下方向に2段および5段の棚を有し、各段に7列ずつ左右方向に商品ラック45が並設されている。各商品ラック45は、本体キャビネット10の前後方向に延びているとともに、上側が開口した断面コ字状に形成されており、同種の商品Wが縦置きされ、一列に収納されている。各商品ラック45は、いずれも本体キャビネット10の前側に引き出せるように構成されており、商品の補充(ローディング)を簡単に行えるようになっている。
仕切壁43および通路仕切壁44は、商品ラック45の各棚段にて取設自在となっており、季節の移ろうに伴う需要状況に応じて加温室41の商品ラック45の段数を1から3とに変更することが可能である。
また、通路仕切壁44は、後述するバケット収容体62の通過に際して後方へスライド可能な構造となっている。
XY搬出装置50は、商品コラム45から払い出された商品Wを受け
取り、それを商品取出口26に搬出するためのバケット61を有する搬出手段(以下、「Xモジュール部」という)60と、Xモジュール部60を上下方向に移動させる搬出機構(以下、「Yモジュール部」という)70とにより構成されている。
Xモジュール部60は、上記のバケット61と、このバケット61を収容するとともに、Yモジュール部70に連結されたバケット収容体62とを備え、バケット61を左右方向へ移動させるためのものである。
バケット収容体62は、図3に示すように、上下部に開口を有し(上開口62a、下開口62b)、横長のボックス状に形成されている。また、バケット収容体62内の上下部には、バケット61の上下部に係合するとともに、バケット61を摺動自在に左右方向に案内するレール(図示せず)が設けられている。さらに、バケット収容体62内には、バケット61を左右方向に移動させるための移動機構(図示せず)が設けられている。また、バケット収容体62の前面は、透明パネルなどで構成されており、正面からバケット61が目視できるようになっている。
バケット61は、上部に開口61aを有するボックス状に形成されており、商品ラック45から払い出された商品Wが、バケット収容体62の上開口62aおよび上記開口61aを介してバケット61に収納される。また、バケット61の底部には、開閉自在の搬出扉64が設けられており、バケット61に一旦収納した商品を、下方へ落下させることができるようになっている。具体的には、搬出扉64は、その後端部を中心に回動可能になっており、商品を収納したバケット61が、商品取出口26に最接近した位置、すなわち商品搬出位置に停止したときに、前下がりとなって開放する。さらに、バケット61の移動および搬出扉64の開閉動作は、バケット収容体62内の移動用モータおよび開閉モータ(いずれも図示せず)が外扉20の背面に内蔵された制御装置からの制御信号を受けて行われるようになっている。なお、バケット61の前面には、小窓61bが形成されており、バケット61に収納された商品を部分的に目視できるようになっている。
Yモジュール部70,70は、バケット収容体62を介してバケット61を上下に移動させるものであり、商品収納庫40の側壁40aの外側に一対で取設されている。なお、これらのYモジュール部70,70は、同一のものであり、以下右側のYモジュール部(図3右側)を中心に説明する。
Yモジュール部70は、図2,3に示すように、商品収納庫40の上下端部に配置された支柱72と、Xモジュール部60とのバランサーとしての機能を有するカウンターウエイト73と、前側の端部がアーム71を介してバケット収容体62に連結されたチェーン74と、それぞれ回転自在のスプロケット75と、スプロケット75を回転させる駆動モータ部76とを備えている。
アーム71は、板状部材で形成されており、前側でバケット収容体62の後端部に固定されるとともに、後側でチェーン74の前側の端部に連結されている。また、図3、5に示すように、アーム71の後部には、アーム71を上下方向に円滑に移動させるための4個のローラ711が設けられている。このローラ711により、アーム71は、支柱72内に上下方向に延びるガイドフレーム72b(後述)に沿って移動し、前後左右にぶれることなく、上下方向に円滑に移動できるようになっている。これにより、アーム71に固定されたバケット収容体62およびこれに収容されたバケット61も、上記ガイドフレーム72bに沿って上下方向に円滑に移動することができる。
支柱72は、図4、5に示すように、本体キャビネット10の内側面に高さ方向一杯に亘り立設した支柱本体72aと、アーム71およびカウンターウエイト73が上下移動するガイドとなるガイドフレーム72bとにより構成されている。支柱本体72aは、横断面略コ字状に形成され、一端がカウンターウエイト73のローラ735(後述)に対するガイド溝72cを形成している。ガイドフレーム72bは、バケット収容体62を上下に駆動させるためのガイドを形成する部材と支柱本体72aの剛性を補強する強度部材を兼ねている。ガイドフレーム72bの手前側には、アーム71のローラ711に対するガイド溝72e、72fが形成され、奥側にはカウンターウエイト73のローラ735に対するガイド溝72dが形成されている。また、ガイドフレーム72bの中央部には中空の矩形の突起部が形成され、また、上記ガイド溝72d、72e、72fを形成する断面部が厚肉構造に形成されているので、ガイドフレーム72bは、アーム71の移動に対して高い剛性を有している。
カウンターウエイト73は、Xモジュール部60との重量バランスを取る態様でXモジュール部60の重量よりも若干軽い重量を有し、大きな駆動力を要することなくXモジュール部60を上下動させるためのものである。カウンターウエイト73は、図4に示すように、約2mm厚の鉄板を重ねて形成された上部カウンターウエイト731と下部カウンターウエイト732とに2分割され、その分割部に断熱材733を介装したものであり、それらは断面U字のブラケット734に固定されている。ブラケット734の両端部には、アーム71と同様に4個のローラ735が回転自在に取設されており、前述のように支柱本体72aおよびガイドフレーム72bに形成されたガイド溝72c、72dに沿って、カウンターウエイト73を上下方向に円滑に移動させることができるようになっている。
チェーン74は、図3に示すように、上部のスプロケット75に巻き掛けられるとともに、上部のスプロケット75より前側の端部がアーム71の上部に、後側の端部がカウンターウエイト73の上部に直接連結されている。一方、チェーン74は、下部のスプロケット75に巻き掛けられるとともに、下部のスプロケット75より前側の端部がアーム71の上下方向のほぼ中間部に連結され、後側の端部がカウンターウエイト73の下部に連結されている。また、カウンターウエイト73との連結部において、カウンターウエイト73の断熱材733(分割部)が仕切壁43の側面に対峙する態様で調整可能な調整部(図示せず)を有している。
モータ部76は、モータと減速ギアとにより構成されており、減速ギアと同軸で連結された下部のスプロケット75を正逆回転させることによりチェーン74を駆動させて、バケット収容体62およびカウンターウエイト73を上下移動させる。
以上のように、Xモジュール部60およびYモジュール部70により構成されたXY搬出装置50において、バケット61は、バケット収容体62内の左右両端間を所定の水平移動範囲で移動し、スプロケット75の下側とスプロケット75の上側との間の所定の上下移動範囲とで構成される範囲で、自在に移動することができる。
冷却装置80は、図2に示すように、機械室48に配設された圧縮器81、凝縮器82、排気ファン83などと、冷却室42の下部に配設された蒸発器84、循環ファン85、ダクト86などを有して構成されている。蒸発器84内に流入する冷却された冷媒の冷熱を循環ファン85で熱交換し、冷却室42内を空気循環することにより、冷却室42内全体を冷却して、商品Wを冷却している。
加熱装置90は、加温室41の上部に配設されたヒータ91、循環ファン92、ダクト93などを有して構成されている。ダクト93内のヒータ91により加熱された空気が循環ファン92により加温室41を循環することにより、加温室41全体を加温して、商品Wを加温している。
すなわち、仕切壁43を境にして、上部では加温室41が高温(例えば55℃)に保持され、一方、下部では冷却室42が低温(例えば5℃)に保持されている。
次に、商品の販売時における、XY搬出装置50の動作について説明する。図2、3に示すように、販売待機状態では、Xモジュール部60(バケット61)が商品取出口26に対峙した位置で最下位に位置し、バケット61がバケット収容体62内の左右方向のほぼ中間部に位置している。カウンターウエイト73の分離部に位置する断熱材733が仕切壁43の側面と対峙する位置にある。この販売待機状態において、購入者がコインを投入し、所望の商品の選択ボタンを押すと、Xモジュール部60およびYモジュール部70が同時に作動して、バケット61が、所望の商品を収納した商品ラック45の前方の払出し口まで移動する。この場合、Yモジュール部70では、スプロケット75が正回転(図2のスプロケット75は時計回り)し、チェーン74がXモジュール部60を上方へ引き上げる一方、カウンターウエイト73を下降させる。
またこの場合、購入者が加温室11内に収容されている商品の選択ボタンを押したときには、仕切壁43の前方に設けられ、Xモジュール部60の通路を仕切っていた通路仕切壁44が、後方にスライドする。これにより、Xモジュール部60が冷却室12から加温室11へ通過するための通路が確保される。
そして、バケット61が対応する商品ラック45の払出し口に到達すると、Xモジュール部60およびYモジュール部70が停止し、商品ラック45内の最前に位置する商品Wが払い出されて、バケット61に収納される。その後、再度Xモジュール部60およびYモジュール部70が作動して、バケット61が下方へ移動し、販売待機状態の位置へと戻る。具体的には、スプロケット75が逆回転して、Xモジュール部60が下方へ移動するとともに、バケット61がバケット収容体62内のほぼ中間位置に移動する。また、後方にスライドしていた通路仕切壁44は、Xモジュール部60が加温室11から冷却室12に移動したところで、通路仕切壁44は前方にスライドし、その左右の端部10aが商品収納庫40の側面に当接するようにスライドして、上記通路が閉鎖される。
そして、バケット61が販売待機状態の位置に戻ると、バケット61の搬出扉27が開放して、商品Wを落下させ商品取出口26に搬出する。この時、カウンターウエイト73の断熱材733は、仕切壁43の側面と対峙する位置に戻る。
かかる構成において、カウンターウエイト73の近傍における熱の流れを図6にて説明をする。販売待機状態において、カウンターウエイト73の断熱材733は、仕切壁43の側面と対峙する位置にあり、加温室41内の熱が側壁40aを通過して上部カウンターウエイト731に侵入する。しかしながら、断熱材733が上部カウンターウエイト731と下部カウンターウエイト732との間を分割する態様で介装されているので、上部カウンターウエイト731内に保持される熱は、下部カウンターウエイト732に熱伝導することは少なく、自然対流にて上方の大気側に放出することになる。その結果、冷却室42に熱が流れ込むことがないので、自動販売機の消費電力を低減することが出来る。また、上部カウンターウエイト731の温度も高温に保持されるため、加温室から上部カウンターウエイト731への熱侵入も抑制される。また、カウンターウエイト31の近傍にある商品が適温を外れることもなくなるので、冷却室42、加温室41の温度全体を低温側および高温側へそれぞれシフトして制御することが不要になる。以上の結果より、消費電力の増加を抑制することが出来る。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されず種々の変更を行うことができる。
例えば、断熱材を無くして空間にしても良い。このことにより、カウンターウエイト73を低コストで製作することが出来る。
また、上部カウンターウエイト731、下部カウンターウエイト732をさらに上下方向に多層に分割して、それぞれの境目に断熱材733を挿入した多層のサンドイッチ構造としても良い。このことにより、カウンターウエイト73と仕切り壁43との位置関係を容易に設定できるので、組立調整のコストを低減することができる。
以上のように、本発明に係る自動販売機は、相互に異なる温度で保温可能な複数の収納室(例えば、加温室および冷却室)を備えた自動販売機に関し、特に、収納室に収納した商品を1台の搬出装置で搬出する自動販売機に有用である。
自動販売機の全体図の正面図である。 自動販売機の全体図の側面図である。 商品搬出装置を示す拡大斜視図である。 カウンターウエイトを示す拡大斜視図である。 図2のA−A断面における要部の部分断面図である。 図1のB部の拡大図して、熱の流れを説明する模式図である。
符号の説明
10 本体キャビネット
20 外扉
30 内扉
40 商品収納庫
40a 収納庫側壁
41 上室
42 下室
43 仕切壁
44 通路仕切壁
45 商品ラック
48 機械室
50 XY搬送装置
60 Xモジュール部
61 バケット
62 バケット収容体
64 搬出扉
70 Yモジュール部
71 アーム
72 支柱
72a 支柱本体
72b ガイドフレーム
73 カウンターウエイト
731 上部カウンターウエイト
732 下部カウンターウエイト
733 断熱材
734 ブラケット
735 ローラ
74 チェーン
75 スプロケット
76 モータ部
80 冷却装置
81 圧縮機
82 凝縮器
83 ファン
84 蒸発器
85 ファン
86 ダクト
90 加熱装置
91 ヒータ
92 ファン
93 ダクト

Claims (1)

  1. 商品を収納するとともに、相互に異なる温度で保温可能な複数の収納室と、前記複数の隣接する収納室間を仕切る仕切手段と、前記複数の収納室に跨って上下に移動する搬出手段と、該搬出手段の上下移動をバランスさせるカウンターウェイトとを備えた自動販売機において、
    前記カウンターウェイトが前記複数の収納室の隣接方向に伝熱的に離間させる分離部を有し、
    前記カウンターウェイトの分離部には断熱材が介装され、
    前記搬出手段が販売の待機位置にあるとき、前記カウンターウェイトの分離部が前記仕切手段の側面と対峙する位置にあることを特徴とする自動販売機。
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