JPH11232538A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JPH11232538A
JPH11232538A JP3012398A JP3012398A JPH11232538A JP H11232538 A JPH11232538 A JP H11232538A JP 3012398 A JP3012398 A JP 3012398A JP 3012398 A JP3012398 A JP 3012398A JP H11232538 A JPH11232538 A JP H11232538A
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JP
Japan
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storage
duct
product
cooling
vending machine
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Application number
JP3012398A
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English (en)
Inventor
Shuichi Yajima
秀一 矢嶋
Takehito Tanai
健仁 棚井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納商品における冷却商品と加温商品の割合
を細かく調整することができる自動販売機を提供する。 【解決手段】 自動販売機1は、収納庫5と、収納庫5
の複数の位置に着脱自在に装着され、収納庫5を上下2
つの収納室9a,9bに仕切る仕切板8と、収納庫5の
背壁5aとの間にダクト通路11を構成するダクト壁1
0と、収納庫5に装着した仕切板8の付近でダクト通路
11を上下のダクト通路11a,11bに分割し、かつ
この下ダクト通路11bを下収納室9b側に連通させる
開閉手段8,10a,10bと、上下の収納室9a,9
bに設けられ、複数の商品Sを前後方向に並べて収納す
る商品ラック6と、冷却空気または加温空気を下ダクト
通路11bを介して循環させることによって、下収納室
9b内の商品Sを冷却または加温するための下室冷却加
温機構15と、上収納室9a内の商品Sを冷却または加
温するための上室冷却加温機構14と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納庫内に多数の
商品を前後方向に並べて収納すると共に、冷却空気また
は加温空気を収納庫内に循環させることによって、多数
の商品を冷却または加温するように構成された自動販売
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動販売機として、図8
に示すものが知られている。この自動販売機70は、販
売機本体71内に収納庫72を備えている。収納庫72
は、断熱性を備えた多数の壁72a同士を固定すること
によって組み立てられており、左右方向に並んだ縦長の
3つの収納室73(1つのみ図示)を有している。各収
納室73内には、多数の棚板74aがそれぞれ、斜め後
ろ下がりの状態で上下方向に配列され、かつ収納室72
の左右の壁(図示せず)にネジ止めされることによっ
て、いわゆるスラントシェルフ形式の商品ラック74が
形成されている。各商品ラック74は、商品通路75を
有しており、各商品通路75内には、多数の商品Sが前
後方向に横倒し姿勢で収納されている。商品ラック74
の後端部には、図示しない払出機構が設けられている。
販売機本体71の下部には、収納室73内を冷却または
加温するための冷却加温機構76が配置されており、冷
却加温機構76は、冷却空気または加温空気を強制送風
するためのファン76aを備えている。
【0003】一方、各棚板74の後端と収納庫72の背
壁72aの間には、ダクト壁77が上下方向に延びてお
り、このダクト壁77と背壁72aの間には、ダクト通
路78が形成されている。ダクト通路78は、収納室7
3の後部の底付近と天井付近の間を連通しており、冷却
加温機構76が冷却または加温した冷却空気または加温
空気は、ファン76aによりダクト通路78を介して上
方に強制送風される。この後、冷却空気または加温空気
は、収納室73内の商品S,Sの間を通って下方に移動
し、再度、冷却加温機構76によって冷却または加温さ
れ、上方に送られる。このように、冷却加温機構76
は、ダクト通路78を介した冷却空気または加温空気の
循環によって、収納室73内の商品Sを効率的に冷却ま
たは加温する。この冷却加温機構76の運転状態を冷却
または加温に必要に応じて切り換えることによって、各
収納室73は、冷却室または加温室として使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自動販売機では、季節
の変化に応じて、冷却商品と加温商品の割合を細かく調
整し、購入者の希望する温度状態の商品Sを適切に販売
することが、販売効率の点から好ましい。しかしなが
ら、上記従来の自動販売機70によれば、収納庫72
が、壁72a同士を固定することによって組み立てられ
ているので、各収納室73を冷却室または加温室に切り
換えることのみ可能で、冷却室と加温室の容量の割合を
細かく変更することができない。したがって、収納商品
における冷却商品と加温商品の割合を細かく調整するこ
とができず、販売効率が悪いという問題がある。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、収納商品における冷却商品と加温商品の割
合を細かく調整することができる自動販売機を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の自動販売機
は、収納庫と、断熱性を有し、収納庫の上下方向の複数
の位置に着脱自在に装着され、収納庫を上下2つの収納
室に仕切る仕切板と、上下方向に延び、収納庫の背壁と
の間にダクト通路を構成するダクト壁と、収納庫に装着
した仕切板の付近でダクト通路を上下のダクト通路に分
割し、かつこの下ダクト通路を下収納室側に連通させる
開閉手段と、上下の収納室の各々に設けられ、複数の商
品を前後方向に並べて収納する商品ラックと、冷却空気
または加温空気を下ダクト通路を介して循環させること
によって、下収納室内の商品ラックの商品を冷却または
加温するための下室冷却加温機構と、上収納室内の商品
ラックの商品を冷却または加温するための上室冷却加温
機構と、を備えることを特徴とする。
【0007】この自動販売機によれば、仕切板の収納庫
に対する装着位置を複数の位置に変更することによっ
て、上下2つの収納室の容量の割合を複数の段階に変更
できる。また、上収納室に収納された商品ラックの商品
は、上室冷却加温機構によって冷却または加温され、下
収納室に収納された商品ラックの商品は、下室冷却加温
機構からの冷却空気または加温空気が下ダクト通路を介
して循環されることによって冷却または加温される。し
たがって、上下の収納室の一方を加温室として、他方を
冷却室として使用し、かつ仕切板の収納庫に対する装着
位置を上下方向に変更することによって、加温室と冷却
室の容量の割合を複数の段階に変更できる。これによっ
て、例えば季節に応じて冷却商品と加温商品の割合を細
かく調整することができ、販売効率を向上させることが
できる。
【0008】上記において、開閉手段は、収納庫の複数
の位置にそれぞれ対応してダクト壁に設けられた複数の
開口と、これら複数の開口をそれぞれ閉鎖する閉鎖位置
と、複数の開口をそれぞれ開放することによって下ダク
ト通路を下収納室側に連通させる開放位置との間で回動
自在に設けられ、常時は、閉鎖位置に保持される複数の
フラッパと、を備えており、仕切板は、収納庫の複数の
位置の1つに装着された際に、その後端部が、複数の開
口の対応する1つを貫通して複数のフラッパの対応する
1つを開放位置に回動させると共に、背壁に当接するこ
とによって、ダクト通路を上下のダクト通路に分割する
ように構成されていることが好ましい。
【0009】この自動販売機によれば、仕切板を収納庫
に装着する動作によって、対応するフラッパを開放位置
まで回動させ、ダクト通路を上下のダクト通路に分割で
きると共に下ダクト通路を下収納室側に連通させること
ができるので、フラッパを開閉する動作を別に行う必要
がなくなり、冷却商品と加温商品の割合の調整作業が容
易になる。また、フラッパおよび開口という比較的、簡
易な構造によって、下ダクト通路を下収納室側に連通さ
せることができる。
【0010】また、上記において、上記において、収納
庫の左右の壁には、複数の位置に対応して複数組の溝が
形成されており、これら複数組の溝の各々に、仕切板が
嵌合可能に構成されていることが好ましい。
【0011】この自動販売機によれば、仕切板を収納庫
に装着する動作が容易になることによって、冷却商品と
加温商品の割合の調整作業がより一層、容易になる。
【0012】さらに、上記において、収納庫は、左右に
並んだ複数の収納庫で構成されていることが好ましい。
【0013】この自動販売機によれば、複数の収納庫を
上下の収納室にそれぞれ仕切り、かつこれら上下の収納
室の容量を変更できるので、冷却商品と加温商品の割合
をより一層、細かく調整することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施形態に係る自動販売機について説明する。
図1および図4に示すように、この自動販売機1は、缶
飲料やびん飲料などの断面円形の商品Sを収納して販売
するものであり、販売機本体2と、その前面を開閉する
メインドア3を備えている。メインドア3の前面には、
商品ディスプレイを構成する透明な前面窓3aが設けら
れており、各商品Sは、この前面窓3aおよび透明断熱
扉4(図4)を介して、視認可能になっている。また、
このメインドア3の前面には、現金投入部3bおよび商
品選択ボタン3cが設けられており、利用者は、商品購
入時に現金投入部3bに現金を投入し、希望する商品S
を参照しながら商品選択ボタン3cを押すことによっ
て、商品Sを選択し購入する。
【0015】また、図2に示すように、販売機本体2内
には、左中右3つの縦長の収納庫5が配置されている。
各収納庫5の壁5aの内部には、図示しない断熱材が充
填されており、これによって、各収納庫5は、断熱性
(保温性)を備えている。各収納庫5内には、図4に示
すように、多数の商品ラック6が上下方向に配列されて
おり、左右の収納庫5,5内には、左右2列の商品ラッ
ク6がそれぞれ設けられ、中収納庫5には、1列の商品
ラック6が設けられている。各商品ラック6は、鋼板な
どを加工した金属製の棚板6aを有し、これらの棚板6
aがそれぞれ、斜め後ろ下がりの状態で上下方向に配列
され、かつ収納庫5の左右の壁5a,5aにネジ止めさ
れることによって、いわゆるスラントシェルフ形式に形
成されている。
【0016】商品ラック6は、棚板6aと左右の壁5
a,5aによって画成された商品通路を有しており、商
品通路内には、多数の商品Sが、横倒し姿勢で前後方向
に並んで収納されている。商品ラック6は、上下に並ん
だ2〜4個の商品ラック6を一群として、複数群にグル
ープ分けされており、各グループ毎に同一の商品Sが収
納されかつ商品選択ボタン3cの1つと関連付けられて
いる。また、商品ラック6の後端部には、図示しない払
出機構が設けられており、この払出機構は、販売時に商
品ラック6内の商品Sを1個、後述する商品搬出路に払
い出す。
【0017】図2に示すように、各収納庫5は、仕切板
8によって上下に仕切られており、各収納庫5の左右の
壁5a,5aにはそれぞれ、上下に9組の溝7,7が形
成されている。これらの溝7,7はそれぞれ、上から数
えて2〜10番目の商品ラック6の商品通路に臨んで、
上下各2つの棚板6a,6aの間に設けられており、左
右の壁5a,5aの前端部から後方に斜め後ろ下がりに
各棚板6aに平行に延びている。仕切板8は、各収納庫
5の9組の溝7,7の各々に嵌合可能で、1組の溝7,
7に前方から差し込まれることによって収納庫5に着脱
自在に装着される。
【0018】図5に示すように、仕切板8は、各組の溝
7,7に嵌合可能な本体部8aと、本体部8aの下面後
端部に取り付けられたシャッタ8bと、を備えている。
これらの本体部8aおよびシャッタ8bはそれぞれ、発
泡ポリウレタンなどの断熱材を内部に充填した鋼製の板
状部材で、断熱性を備えている。本体部8aは、その前
端部に下方に折れ曲がった折曲部8dを備えており、こ
の折曲部8dは、図4に示すように、仕切板8を収納庫
5に装着した状態で、断熱扉4に当接している。シャッ
タ8bは、本体部8aに対し前後方向に移動自在に取り
付けられており、本体部8aの下面に取り付けられた駆
動機構8cによって前後方向に駆動される。駆動機構8
cは、リンク機構とモータを組み合わせて構成されてお
り、図4に示すように、販売待機時には、シャッタ8b
を収納庫5の背壁5aに当接させた状態に保持してい
る。このように、折曲部8dが断熱扉4に当接しかつシ
ャッタ8bが背壁5aに当接していることによって、仕
切板8は、収納庫5を上下2つの収納室9a,9bに仕
切ると共に、これらの収納室9a,9b間を断熱してい
る。
【0019】図3および図4に示すように、収納庫5の
背壁5aと各商品ラック6の後端との間には、ダクト壁
10が、背壁5aと平行に上下方向に延びている。この
ダクト壁10は、鋼板製のものであり、背壁5aとの間
にダクト通路11を形成していると共に、各商品ラック
6の後端との間に上下方向に延びる商品搬出路を形成し
ている。ダクト壁10の下部には、斜め前下方に延びる
シュート12が取り付けられており、商品ラック6から
払い出された商品Sは、商品搬出路を滑落し、シュート
12を介して販売口13まで搬出される。
【0020】また、ダクト壁10は、上下方向に配置さ
れた9つの開口10aと、これら9つの開口10aをそ
れぞれ開閉する9つのフラッパ10bを有している(図
4および図6においては、1つずつのみ図示)。各開口
10aは、仕切板8のシャッタ8bよりも大きな断面寸
法を有している。1つの開口10aと、この開口10a
を開閉するフラッパ10bとを1組として、合計9組の
開口10aおよびフラッパ10bはそれぞれ、上記9組
の溝7,7に対応してダクト壁10に設けられており、
仕切板8をいずれか1組の溝7,7に差し込んだ場合
に、シャッタ8bを対応する開口10aに挿入でき、か
つダクト通路11を上下のダクト通路11a,11bに
分断できるような位置関係で配置されている。
【0021】フラッパ10bは、2枚の金属板を水平軸
線回りに互いに回動自在に連結したものであり、その上
端がダクト壁10の開口10aより少し上方の部分に回
動自在に取り付けられることによって、開口10aを閉
鎖する閉鎖位置(図6(a)に示す位置)と、開口10
aを開放する開放位置(図6(b)に示す位置)との間
で回動自在にである。図6(b)に示すように、販売待
機時に、シャッタ8bは、フラッパ10bを収納庫5の
背壁5aに常時、押しつけており、これによって、ダク
ト通路11は、上下のダクト通路11a,11bに分断
されると共に、下ダクト通路11bは、シャッタ8bの
下面と開口10aとの間隙を介して下収納室9bに連通
している。この間隙の上下の幅は、下ダクト通路11b
の幅(奥行)とほぼ同一の寸法になるように設定されて
いる。
【0022】図4に示すように、上記上収納室9aの後
部の天井付近には、ダクト通路11の出口に臨んで、加
温機構(上室冷却加温機構)14が配置されている。加
温機構14は、ヒータ14aとファン14bを備えてお
り、ファン14bは、ヒータ14aによって加温された
加温空気を上収納室9a内に強制的に循環させる。加温
機構14は、この加温空気の循環によって、上収納室9
a内の商品Sを加温する。また、下収納室9bの下側に
は、冷却加温機構(下室冷却加温機構)15が配置され
ており、冷却加温機構15は、下収納室9bの後部の底
付近に、ダクト通路11の入口に臨んで設けられたエバ
ポレータ15a、ヒータ15bおよびファン15cを備
えている。ファン15cは、エバポレータ15aによっ
て冷却された冷却空気、またはヒータ15bによって加
温された加温空気を、ダクト通路11を介して下方から
上方に強制的に循環させる。仕切板8が収納庫5に装着
されている場合には、冷却加温機構15は、冷却空気を
下ダクト通路11bを介して下収納室9b内に循環さ
せ、これによって、下収納室9b内の商品Sを冷却す
る。
【0023】前述した加温機構14、冷却加温機構1
5、各商品ラック6の払出機構、駆動機構8cの販売待
機時および販売時の動作は、図示しないマイクロコンピ
ュータなどからなる制御装置によって、電気的に制御さ
れる。特に、制御装置は、仕切板8が収納庫5に装着さ
れている場合に、以下のように制御する。すなわち、制
御装置は、商品Sの販売待機時に、駆動機構8cによっ
てシャッタ8bをフラッパ10bを介して背壁5aに当
接した状態に保持する。これと共に、加温機構14によ
って上収納室9a内を加温し、かつ冷却加温機構15に
よって下収納室9b内を冷却する。商品Sを販売する場
合、例えば、上収納室9aの商品ラック6から加温され
た商品Sを払い出すとき、制御装置は、駆動機構8cを
介してシャッタ8bを前方に移動させ、商品搬出路を開
く。次に、商品ラック6の払出機構を駆動し、最後位置
の商品Sを商品搬出路を介して販売口13側に払い出
す。この後、所定時間が経過した後に、シャッタ8bを
後方に移動させ、収納庫5の背壁5aに当接させること
によって、販売動作が終了する。
【0024】次に、収納庫5に対する仕切板8の装着位
置を変更することによって、上収納室9aと下収納室9
bの容量の割合を調整する作業について説明する。仕切
板8の装着位置を変更する場合には、まず、仕切板8を
差し込むべき溝7,7が形成されている位置の商品ラッ
ク6の商品通路から商品Sを取り出し、商品通路内を空
にする。それから、仕切板8を手前に引き出し、嵌合し
ている溝7,7から取り外した後、商品通路内を空にし
た位置の溝7,7に差し込む。これによって、仕切板8
のシャッタ8bを開口10aに通しフラッパ10bを介
して背壁5aに当接させる。これによって、仕切板8の
収納庫5に対する装着位置を変更でき、上収納室9aと
下収納室9bの容量の割合を調整できる。それから、仕
切板8を取り外した位置の商品通路内に商品Sを収納
し、調整作業を終了する。
【0025】次に、図7に示すように、仕切板8を収納
庫5に装着していない場合の自動販売機1について説明
すると、この場合には、図6(a)に示すように、各フ
ラッパ10bが各開口10aを閉じ、かつダクト通路1
1は、分断されることなく上下方向に延びていると共
に、収納庫5は、全体として1つの収納室9になってい
る。冷却加温機構15は、ダクト通路11を介して、冷
却空気または加温空気を下方から上方に循環させ、収納
室9内の全商品Sを加温または冷却する。これによっ
て、収納商品Sはすべて、加温商品Sまたは冷却商品S
として販売される。また、商品Sの加温時には、加温機
構14が必要に応じて運転される。
【0026】以上詳述したように本実施形態の自動販売
機1によれば、仕切板8を各収納庫5に装着することに
よって、各収納庫5が上下2つの収納室9a,9bに仕
切られ、ダクト通路11がシャッタ8bによって上下の
ダクト通路11a,11bに分断されると共に、下ダク
ト通路11bが下収納室9b内に連通する。このよう
に、仕切板8の装着位置の変更によって、ダクト通路1
1を分断しかつ下ダクト通路11bを下収納室9bに連
通させる動作を、容易かつ正確に行うことができる。ま
た、これによって、上収納室9a内の商品Sは、加温機
構14によって加温され、下収納室9b内の商品Sは、
冷却加温機構15によって下ダクト通路11bを介して
冷却される。さらに仕切板8は、収納庫5に着脱自在に
なっており、その着脱操作も、仕切板8を、単純に収納
庫5の1組の溝7,7から引き出し、別の1組の溝7,
7に差し込むだけでよいので、収納庫5に対する仕切板
8の装着位置の変更を容易に行うことができる。したが
って、収納庫5の上収納室9aと下収納室9bの容量の
割合を細かくかつ容易に調整することができるので、例
えば季節に応じて冷却商品Sと加温商品Sの割合を細か
く調整することによって、販売効率を向上させることが
できる。
【0027】なお、上記実施形態においては、上収納室
9a内に加温機構14を設けるようにしたが、これに限
らず、上収納室9a内を冷却するための冷却機構を設け
てもよい。また、上記実施形態においては、本発明の自
動販売機をスラントシェルフ形式の商品ラック6を備え
たものに適用したが、これに限らず、多数の商品ラック
を上下方向に内蔵し、これらの商品ラック各々が、ほぼ
水平にかつ前後方向に延びた商品通路内に商品Sを収納
しているタイプのものに適用してもよい。さらに、仕切
板8の装着時に、フラッパ10bが、シャッタ8bと共
に背壁5aに当接する構成としたが、これに限らず、仕
切板8の装着時に、シャッタ8bがフラッパ10bを上
方に回動させながら、シャッタ8bのみが背壁5aに当
接するように構成してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の自動販売機によ
れば、収納商品における冷却商品と加温商品の割合を細
かく調整することができ、販売効率を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動販売機の正面図
である。
【図2】自動販売機の収納庫の構造を示す一部を破断し
た正面図である。
【図3】自動販売機の縦断面図である。
【図4】収納庫に仕切板を装着した状態を示す側断面図
である。
【図5】フラッパが(a)閉鎖位置にある状態と、
(b)開放位置にある状態を示す要部拡大図である。
【図6】仕切板の構造を示す斜視図である。
【図7】収納庫に仕切板を装着していない状態を示す側
断面図である。
【図8】従来の自動販売機の構造を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 自動販売機 5 収納庫 5a 背壁 6 商品ラック 8 仕切板 9a 上収納室 9b 下収納室 10 ダクト壁 10a 開口 10b フラッパ 11 ダクト通路 11a 上ダクト通路 11b 下ダクト通路 14 加温機構(上室冷却加温機構) 15 冷却加温機構(下室冷却加温機構) S 商品

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納庫と、 断熱性を有し、前記収納庫の上下方向の複数の位置に着
    脱自在に装着され、前記収納庫を上下2つの収納室に仕
    切る仕切板と、 上下方向に延び、前記収納庫の背壁との間にダクト通路
    を構成するダクト壁と、 前記収納庫に装着した前記仕切板の付近で前記ダクト通
    路を上下のダクト通路に分割し、かつこの下ダクト通路
    を前記下収納室側に連通させる開閉手段と、 前記上下の収納室の各々に設けられ、複数の商品を前後
    方向に並べて収納する商品ラックと、 冷却空気または加温空気を前記下ダクト通路を介して循
    環させることによって、前記下収納室内の前記商品ラッ
    クの前記商品を冷却または加温するための下室冷却加温
    機構と、 前記上収納室内の前記商品ラックの前記商品を冷却また
    は加温するための上室冷却加温機構と、 を備えることを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記開閉手段は、前記収納庫の前記複数
    の位置にそれぞれ対応して前記ダクト壁に設けられた複
    数の開口と、これら複数の開口をそれぞれ閉鎖する閉鎖
    位置と、前記複数の開口をそれぞれ開放することによっ
    て前記下ダクト通路を前記下収納室側に連通させる開放
    位置との間で回動自在に設けられ、常時は、前記閉鎖位
    置に保持される複数のフラッパと、を備えており、前記
    仕切板は、前記収納庫の前記複数の位置の1つに装着さ
    れた際に、その後端部が、前記複数の開口の対応する1
    つを貫通して前記複数のフラッパの対応する1つを前記
    開放位置に回動させると共に、前記背壁に当接すること
    によって、前記ダクト通路を前記上下のダクト通路に分
    割するように構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記収納庫の左右の壁には、前記複数の
    位置に対応して複数組の溝が形成されており、これら複
    数組の溝の各々に、前記仕切板が嵌合可能に構成されて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の自動販
    売機。
  4. 【請求項4】 前記収納庫は、左右に並んだ複数の収納
    庫で構成されていることを特徴とする請求項1、2また
    は3のいずれかに記載の自動販売機。
JP3012398A 1998-02-12 1998-02-12 自動販売機 Pending JPH11232538A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3012398A JPH11232538A (ja) 1998-02-12 1998-02-12 自動販売機

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