JP2007304760A - 自動販売機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の商品収納庫40a、40b、40cと、各商品収納庫の内部に連通した容器75と、容器75の内部を通過する内部空気を冷却する冷却手段60と、庫内ファン78を駆動することにより各商品収納庫へ空気を吐出する送風ダクト79と、その送風ダクト77の内部を通過する内部空気を加熱する加熱手段79と、各商品収納庫の背部に設けた背面ダクト71と、容器75または送風ダクト77への流路を分岐する流路切替手段80とを備えた自動販売機において、流路切替手段80が、商品収納庫の空気の循環流量を調整するように背面ダクト72の流体抵抗を変更させる。
【選択図】図2
Description
そのような背景において、近年、スターリング冷凍機が注目されている。スターリング冷凍機は、外部に圧縮機や凝縮器等を備えていない自己冷却型の冷凍機であり、内部のガスを往復圧縮機で圧縮、膨張させることで、低温の冷熱部と、高温の高熱部とを発生するものである。ここに、ガスとしては、ヘリウムガス等の自然冷媒が用いられており、フロン系ガスを用いないので、スターリング冷凍機は地球環境に優しいものである。
しかしながら、スターリング冷凍機は、ガスの圧縮及び膨張による冷凍効果を利用するものであるため、圧縮・膨張空間の構造に制約があり、冷熱発生部の面積が僅かな部分に限られるという特質を有する。
一方、自動販売機に収容してある商品を加温する場合、容器と商品収納庫との連通をシャッターによって遮断した状態で、加温した空気を商品収納庫の内部に循環することにより、各商品収納庫の内部に収容された商品を加温する(例えば、特許文献1参照)。
なお、ここでは、スターリング冷凍機を使用する場合において、各商品収納庫の内部に連通した容器を備え、容器の内部を通過する空気を冷却することで複数の商品収納庫の商品を冷却する自動販売機で説明した。しかし、スターリング冷凍機を使用せず、各商品収納庫の内部に連通した容器を備え、容器の内部を通過する空気を冷却することで複数の商品収納庫の商品を冷却する自動販売機についても同様のことが求められている。
そこで、本発明は上記の点にかんがみなされたものであり、スターリング冷凍機で発生した冷熱、温熱を利用して環境にやさしく、各商品収納庫に収容された商品を効率的に冷却もしくは加熱することができる自動販売機を提供することを目的とする。
また、本発明の請求項2に係る自動販売機は、請求項1において、前記流路切替手段が、前記商品収納庫と前記容器との間に形成された開口部を開閉するシャッター板と、その周縁が前記送風ダクトと係合して前記流路の流路断面積を変更する案内板とを具備し、前記シャッター板が前記開口部の一部を開成状態にある時は、前記案内板の上縁が前記送風ダクトと当接し、前記シャッター板が前記開口部を閉成状態にある時は、前記案内板の上縁が前記送風ダクトと離間していること特徴とする。
また、各商品収納庫の内部温度を検知する検知手段と、該検知手段に基づいて前記流路切替手段を駆動させる制御手段とを備え、前記検知手段により検知された検知温度と予め設定された設定温度との温度差により前記流路切替手段を商品収納庫に収容された商品を所望の温度状態に調整するように駆動させることで商品収納庫の空気の循環流量を制御するので、庫内温度をより早く所望の温度状態に到達する結果、各商品収納庫に収容された商品を効率的に冷却することができる。
図1〜図17は、本発明に係る実施の形態を説明した図である。図1は本発明に係る実施の形態を示す自動販売機の全体図の斜視図であり、図2は図1に示した自動販売機の断面側面図である。図3は図2の部分拡大図あり、図4は図2における断面A−Aでの平面図であり、図5は図2における断面B−Bでの平面図である。また、図6,9,12,15は、それぞれシャッター機構の開成状態、半開成状態、閉成状態における説明図であり、図7,10,13は、それぞれ図6,9,12の断面A−Aでの模式図であり、図8,11,14,16は、空気の流れを示す模式図である。また、図17はシャッター機構を制御する制御手段の説明図である。
より詳細に説明すると、外扉20は、本体キャビネット10の前面開口を開閉するためのものであり、図には明示していないが、この外扉20の前面には、販売する商品Wの見本を展示する商品展示室、販売する商品Wを選択するための選択ボタン、貨幣を投入するための貨幣投入口、払い出された商品Wを取り出すための商品取出口21等々、商品Wの販売に必要となる構成が配置してある。
商品収納庫40a,40b,40cは、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品Wを所望の温度に維持した状態で収容するためのものであり、その収納庫の容量は商品収納庫40cが他の商品収納庫40a、40bより大きな態様で配分されている。その商品収納庫40a,40b,40cには、それぞれ、商品Wを上下方向に沿って並ぶ態様で収納し、販売信号により1個ずつ商品Wを排出するための商品搬出機構を備えた商品収納ラック、排出された商品Wを外扉の販売口21へ搬出する商品搬出シュート42を有している。
商品搬出シュート42は、商品搬出機構から搬出された商品Wを商品取出口21に導くためのものであり、商品収納庫の奥方から手前側に向けて漸次下方に傾斜する態様で商品収納庫40a,40b、40cに固定してあるプレート状部材である。また、冷熱循環手段70から吹出す冷却もしくは加熱された空気を通過させるようにその表面に多数の孔が穿設されている。
次に、冷却ユニット60の構成とその冷却ユニット60内の冷媒により冷却および排熱する動作を説明する。
スターリング冷凍機61は、横置きに載置してあり、稼動することにより冷熱を発生する低温部61aと、高温排熱を発生する高温部61bとを有している。また、スターリング冷凍機61は、商品収納庫40a,40b、40cの内部に配設された温度センサTなどにより検知した温度に基づいて制御手段90により制御されるものである。
低温部熱交換器62は、スターリング冷凍機61の低温部61aから冷熱を移送するためのものであり、低温部61aに外周面に接した態様で接続している。この低温部熱交換器62の内部には冷媒を封入してあり、冷媒の通過路となる複数の細管が一列に並ぶ態様で形成してあり、低温部61aで発生した冷熱により各細管を通過する冷媒が凝縮されて凝縮液になる。ここに、冷媒としては、例えば二酸化炭素等のように常温では気体であって、スターリング冷凍機61の低温部61aからの冷熱では凍らないもの(不凍冷媒)が用いられている。
気中配管63aは、低温部熱交換器62と蒸発器64とを繋ぐ管路であり、蒸発器64で蒸発した冷媒を気体の状態で蒸発器64から低温部熱交換器62まで移動させるためのものである。
液配管63bと気中配管63aとの配置関係は、図には明示していないが、気中配管63aが液配管63bの上方に位置するようにしてある。これは、気中配管63aを通過する冷媒の密度が液配管63bを通過する冷媒の密度よりも小さいためである。このような冷媒配管の構成では、冷媒が低温部熱交換器62と蒸発器64との間で相変化を繰り返しながら循環するものであり、ループ型サーモサイフォン式ヒートパイプと呼ばれるものである。
高温部熱交換器65は、スターリング冷凍機61の高温部61bから温熱を移送するためのものであり、高温部61bに外周面に接した態様で接続している。この高温部熱交換器65の内部には冷媒を封入してあり、冷媒の通過路となる複数の細管が一列に並ぶ態様で形成してあり、高温部61bで発生した温熱と各細管を通過する冷媒との間で熱交換が行われる。ここに、冷媒としては、種々のものを用いることができるが、一例としては、不凍液が用いられる。
第1配管66aは、放熱器67と高温部熱交換器65とをポンプ69を介して繋ぐ管路であり、放熱器67で吸熱された冷媒をポンプ69により高温部熱交換器65まで移動させるためのものである。
第2配管66bは、高温部熱交換器65と放熱器67とを繋ぐ管路であり、高温部熱交換器65で受熱した冷媒を放熱器67まで移動させるためのものである。
放熱器67と高温部熱交換器65内では冷媒の相変化が起こらないために、第1配管66aと第2配管66bとは、前述のループ型サーモサイフォン式ヒートパイプとは異なり位置的に制約をされることがない。
スターリング冷凍機61の低温部61aからの冷熱を次のようにして蒸発器64の内部に移送する。低温部61aに熱的に接続している低温部熱交換器62において冷熱を移送された冷媒は、低温部熱交換器62内で凝縮し液となって液配管63bを通じて蒸発器64まで移動する。移動した冷媒は、蒸発器64の外部からの空気と熱交換をして蒸発をし、その蒸発熱はその空気に伝達される。蒸発した冷媒は気中配管63aを通じて低温部熱交換器62に戻され、吸熱して液に戻るというサイクルを繰り返すことになる。
一方、スターリング冷凍機61の高温部61bからの高温排熱は、次のようにして自動販売機の外部に放出される。高温部61bに熱的に接続している高温部熱交換器65において高熱を移送された冷媒は、第2配管66bを通じて放熱器67まで移動し、放熱器67にて放熱される。放熱された熱は、ファン68によって自動販売機の外部に放出される。従って、スターリング冷凍機61の高温部61bからの高温排熱は、放熱器67によって自動販売機の外部に放出される。また、放熱器67で放熱した冷媒は、ポンプ69を介して第1配管66aを通じて高温部熱交換器65まで移動し、この高温部熱交換器65で再び受熱することにより上記サイクルを繰り返すことになる。この冷媒回路においては、相変化が行われず配管内の冷媒は液相状態でポンプ69の作用により循環することになる。
冷熱循環手段70は、図3に図示するように背面ダクト71と、その内部に蒸発器64を収納し、その蒸発器64と仕切壁76とで区画形成された第1室73および第2室74を有する容器75(以下、冷却容器75という)と、庫内ファン78およびヒータ79を有する送風ダクト77と、シャッター機構80とにて構成されている。
背面ダクト71は、商品収納庫40a,40b、40c内の商品Wを冷却または加熱した空気を蒸発器64もしくはヒータ79に戻すための通気流路であり、商品収納庫40a,40b、40cの背面にそれぞれ取設された断面コの字状の板状部材である。背面ダクト71は、上部が前面に向けて開口する吸込口を有し、下部に位置する下部流路72が前面を送風ダクト77に連通し、下方を冷却容器75へと連通する態様で形成されている。
なお、底板11には、図3および図4に図示するように商品収納庫40a,40b,40cに対応して開口部に吸込口12a、吐出口13bを有する吸込通路12、吐出通路13が形成されている。また、第1室73は、吸込通路12を介して背面ダクト71の下部流路72に接続してあり、第2室74は、吐出通路13を介して送風ダクト77に接続してある。
送風ダクト77は、上面と側面とで断面をコの字型に形成した板金部材であり、冷却もしくは加熱された空気を収納庫内の商品Wへ吐出するための流路である。送風ダクト77は、冷却もしくは加熱に応じて流入する流路が切替わり、冷却時には送風ダクト77の下方と吸入通路13を介して冷却容器75と連通し、加熱時には送風ダクト77の後部と背面ダクト71とが直接連通する。
ヒータ79は、商品収納庫40a,40b,40cの内部の空気を加温するためのものであって、加温した空気を商品収納庫40a,40b,40cの内部に循環できるよう庫内ファン78の近傍に配置してある。
シャッター機構80は、図6に図示すように商品収納庫40a,40b,40cの底板11の上にそれぞれ配置してあり、シャッター板81,案内板82、モータ84,ピニオンギア85,ラックギア86とを備えている。
シャッター板81は、底板11と平行に配設された平板状部材であり、吸入口12aおよび吐出口13aを開閉するためのものである。シャッター板81には、図7に図示するように矩形状の貫通孔81aを形成してあり、その大きさは上述した吐出口13aと同一である。また、貫通孔81aよりも奥側にあるシャッター板81の長さは、吸込口12aと吐出口13aとの配置間隔に対応する長さと同一である。
モータ84は、稼動することで正回転又は逆回転する駆動軸84aを備えている。駆動軸84aの先端には、ラックギア86に噛合するピニオンギア85を設けてある。このようなモータ84には、ピニオンギア85の回転量を制御することができる例えばステッピングモータを使用している。
ラックギア86は、一端をシャッター板81に取り付けてあり、駆動軸84aの正回転又は逆回転によってシャッター板81、案内板82を手前側又は奥側にスライド移動するものである。
まず、冷却運転においては、シャッター板81が最も手前側に位置する状態では、図6,7に図示するように吐出口13aと貫通孔81aとが合致して、案内板82によって背面ダクト71と送風ダクト77との直接の連通を遮断する。
従って、この状態において、商品収納庫40a,40b,40cの内部の空気は、図8に図示すように庫内ファン78によって背面ダクト71、吸込通路12、第1室73、蒸発器64、第2室74、吐出通路13、送風ダクト77で構成される冷却通路を通過して商品収納庫40a,40b,40cの内部に戻る。
吐出口13aと貫通孔81aとが合致するようシャッター板81、案内板82を配置したとき、シャッター板81、案内板82による吐出口13a及び吸込口12aの開口面積(空気が通過する通過面積)は最大であり、且つ開口率は100%である。また、背面ダクト71の下部流路72を通過する通過面積も最大であり、流路抵抗が最も小さい。
その後、さらに、モータ84を駆動し、ピニオンギア85を正回転することでラックギア86を介してシャッター板81、案内板82を奥側へスライド移動した場合、シャッター板81、案内板82による吐出口13a及び吸込口12aの開口率は一層減少する。やがて、貫通孔81aの左端と吐出口13aの右端とが重なるようシャッター板81、案内板82を移動した場合、吐出口13aがシャッター板81で塞がれ、シャッター板81、案内板82による吐出口13aの開口面積が0になり、吸込口12aもシャッター板81で塞がれ、シャッター板81、案内板82による吸込口12aの開口面積も0になる。しかも、案内板82の上縁と側縁は送風ダクト77の内面に当接しているので、背面ダクト71と送風ダクト77との連通を遮断し続けている。よって、この状態での商品収納庫40a,40b,40cの内部の空気は循環をしないことになる。すなわち、冷却運転時においては、シャッター板81が吸込口12a、吐出口13aの開口面積を最大開口面積から零まで移動をする。
従って、この状態において、商品収納庫40a,40b,40cの内部の空気は、図14に図示すように庫内ファン78によって背面ダクト71より通路口71aを通過し、通電されたヒータ79を内部に有する送風ダクト77で構成される加熱通路を通過して商品収納庫40a,40b,40cの内部に戻る。
この状態では、商品収納庫40a,40b,40cの内部の空気は、図16に図示すように庫内ファン78によって背面ダクト71、通路口72b、送風ダクト77で構成される加熱通路を最大の流量で商品収納庫40a,40b,40cの内部に戻る。
このようにシャッター機構80は、冷却運転において、シャッター板81、案内板82をスライド移動することにより、背面ダクト71の下部流路72の流体抵抗、および冷却容器75と連通する吸入口12a、吐出口13aの通過面積が変わるので、商品収納庫40a,40b,40cの内部の循環空気量を適宜調整することが出来る。その結果、商品収納庫に対応したファンの選択、回転数の制御など高コストに繋がる調整を行うことなく、各商品収納庫の商品を効率的に冷却することが出来る。また、加熱運転において、シャッター板81により冷却容器75と連通する吸入口12a、吐出口13aへの流入出を遮断しながら、背面ダクト71の下部流路72への通路口71aの通過断面積が変わるので、商品収納庫40a,40b,40cの内部の循環空気量を適宜調整することが出来る。その結果、各商品収納庫の商品を効率的に冷却、加熱することが出来る。
このようにシャッター機構80が商品収納庫の空気の循環流量を調整するように背面ダクト71の流体抵抗を変更することにより、冷却運転においては、冷却容器75内部で各商品収納庫40a、40b、40cへ分配される空気循環量を適正に調整できる。また、加熱運転においては商品収納庫の空気循環量を調整できるので、各商品収納庫の商品を効率的に冷却もしくは加熱することができる。
制御手段90は、図17に図示すようにメモリ95と主制御部96と庫内温度取得部97と移動距離設定部98と運転指令部99とを備えている。
主制御部96は、例えばROMやRAM等のメモリ95に予め格納してあるプログラム又はデータに基づいて、庫内温度取得部97、移動距離設定部98及び運転指令部99を統括的に制御するものである。
庫内温度取得部97は、各商品収納庫40a,40b,40cの内部にそれぞれ設けた温度検知センサ(温度検知手段)Tに接続してあり、温度検知センサTが検知した各商品収納庫40a,40b,40c内の空気温度を信号に変換して主制御部96へ送信するものである。
制御手段90の主制御部96は、庫内温度取得部97を通じて商品収納庫40a,40b,40cの庫内温度をそれぞれ取得する。
商品収納庫40a,40b,40cの庫内温度を取得した主制御部96は、移動距離設定部98を通じて、各庫内温度と、メモリ95に予め格納してある商品収納庫40a,40b,40cの設定温度とを比較する。
その後、主制御部96は、運転指令部99を通じて対応するシャッター機構80に対して指令を送信し、モータ84を運転することで、シャッター板81、案内板82による吸込口12a及び吐出口13aの開口面積および背面ダクト71の下部流路72の通過面積を設定されたものに変更する。所定時間経過後、上記動作を繰り返す。
ここで、主制御部96によるシャッター機構80の制御の具体的な一例について説明する。主制御部96は、庫内温度取得部97を通じて商品収納庫40a,40b,40cの庫内温度をそれぞれ取得する。
主制御部96は、移動距離設定部98を通じて、温度差が最も小さい中央商品収納庫40bの吸込口12a及び吐出口13aの開口面積および背面ダクト71の下部流路72の通過面積を最も小さく設定する。これにより、主制御部96は、運転指令部99を通じて対応するシャッター機構80に対して運転指令を送信し、モータ84を運転することで、吸込口12a及び吐出口13aの開口面積および背面ダクト71の下部流路72の通過面積を最も小さくする。
所定時間経過後、主制御部96は、庫内温度取得部97を通じて、再び各商品収納庫40a,40b,40cの庫内温度を取得する。このときも同様に、庫内温度と設定温度とをそれぞれ比較し、商品収納庫40a,40b,40cの庫内温度が設定温度に達していないものを特定する。そして、主制御部96は、その中から温度差が最も小さい商品収納庫40a,40b,40cにおける吸込口12a及び吐出口13aの開口面積および背面ダクト71の下部流路72の通過面積を最も小さくするよう設定する。以下、所定時間経過後、上記動作を繰り返す。
一方、上記自動販売機において、例えば右側商品収納庫40cに収容された商品のみを加温する場合には、背面ダクト71の内部に案内板82を移動する旨の指令を主制御部96から運転指令部99を介してシャッター機構80に送信する。
そして、案内板82を背面ダクト71の内部に移動し、背面ダクト71と送風ダクト77とを連通させる。これにより、右側商品収納庫40cと冷却容器75との連通状態が遮断されることになる。このとき、吸込口12a及び吐出口13aはシャッター板81で塞がれるので、冷却容器75の内部で冷却された空気は、右側商品収納庫40cに移動することがない。そして、右側商品収納庫40cのヒータ79を稼働させることにより、ヒータ79で加温された空気は、庫内ファン78の作用により商品シュート42の下側から吹き出されて、右側商品収納庫40cの内部を循環する。
このように加温された空気が右側商品収納庫40cの内部で循環することにより、商品の温度を販売適温(例えば55℃)にすることができる。
この実施の形態による自動販売機によれば、温度検知センサTにより検知された検知温度と、メモリ95に予め格納してある設定温度とを比較して、温度差が相対的に小さい商品収納庫(例えば中央商品収納庫40b)における吸込口12a及び吐出口13aの開口面積および背面ダクト71の下部流路72の通過面積を小さくすることで空気の循環流量を制御する制御手段90を設けたので、中央商品収納庫40b以外の商品収納庫40a,40cへ流れる空気の量を相対的に増加させることができ、これらの商品収納庫40a,40cの庫内温度をより早く低下させて設定温度に近づけることができる。従って、各商品収納庫40a,40b,40cに収容された商品を効率的に冷却することができる。また、これにより、自動販売機20の運転に要するコストの低減化を図ることができ、省エネルギー化を図ることができる。
また、上述した実施の形態では、スターリング冷凍機61を用いるもので説明した。しかし、この発明はそれに限られず、外部に設けた1つの蒸発器で複数の商品収納庫の商品を冷却する自動販売機にも適用することができる。
40a 商品収納庫
40b 商品収納庫
40c 商品収納庫
42 シュート
50 機械室
60 冷却ユニット
61 スターリング冷凍機
62 低温部熱交換器
63a 気中配管
63b 液配管
64 蒸発器
65 高温部熱交換器
66a 第1配管
66b 第2配管
67 放熱器
68 ファン
69 ポンプ
70 冷熱循環手段
71 背面ダクト
72 下部流路
72c 通路口
73 第1室
74 第2室
75 容器(冷熱容器)
76 仕切板
77 送風ダクト
77a 天板
78 庫内ファン
79 ヒータ
80 シャッター機構
81 シャッター板
82 案内板
84 モータ
85 ラックギア
86 ピニオンギア
90 制御装置
Claims (3)
- 複数の商品収納庫と、各商品収納庫の内部に連通した容器と、該容器の内部を通過する内部空気を冷却する冷却手段と、庫内ファンを駆動することにより各商品収納庫へ空気を吐出する送風ダクトと、当該送風ダクトの内部を通過する内部空気を加熱する加熱手段と、各商品収納庫の背部に設けた背面ダクトと、前記容器または前記送風ダクトへの流路を分岐する流路切替手段とを備えた自動販売機において、前記流路切替手段が、商品収納庫の空気の循環流量を調整するように前記背面ダクトの流体抵抗を変更させることを特徴とする自動販売機。
- 前記流路切替手段が、前記商品収納庫と前記容器との間に形成された開口部を開閉するシャッター板と、その周縁が前記送風ダクトと係合して前記流路の流路断面積を変更する案内板とを具備し、前記シャッター板が前記開口部の一部を開成状態にある時は、前記案内板の上縁が前記送風ダクトと当接し、前記シャッター板が前記開口部を閉成状態にある時は、前記案内板の上縁が前記送風ダクトと離間していること特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
- 各商品収納庫の内部温度を検知する検知手段と、該検知手段に基づいて前記流路切替手段を駆動させる制御手段とを備え、前記検知手段により検知された検知温度と予め設定された設定温度との温度差により前記流路切替手段を駆動させることで商品収納庫に収容させた商品を所望の温度状態に制御することを特徴とする請求項1,2のいずれかに記載の自動販売機。
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