JP2005003351A - 冷却装置 - Google Patents

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Yuuji Fujimoto
裕地 藤本
Yukio Yasukawa
保川  幸雄
Akio Adachi
昭夫 安達
Kentetsu Yasujima
賢哲 安嶋
Kenichi Hayashi
倹一 林
Ryuichi Takada
隆一 高田
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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

【課題】スターリング冷凍機からの冷熱を利用して商品収容部の内部に収容された商品を良好に冷却することができる冷却装置を提供すること。
【解決手段】商品収容庫5a,5b,5cの内部に収容された商品Wを冷却するための冷却装置20において、商品収容庫5a,5b,5cの内部にある空気を、該商品収容庫5a,5b,5cの内部と外部との間で循環させる空気循環手段である吸気ダクト25、熱交換ダクト23、送気ダクト24および循環用送風ファン26と、商品収容庫5a,5b,5cの外部に配設されたスターリング冷凍機10と、上記空気循環手段によって循環させた空気を、スターリング冷凍機10からの冷熱を利用して冷却する冷却器21および熱交換ダクト23とを備えたものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、冷却装置に関し、より詳細には、自動販売機の商品収容部の内部に収容された商品を冷却するための冷却装置に関する。
図12は、一般的な自動販売機を示した正面断面図であり、図13は、図12に示した自動販売機の側断面図である。これら図12および図13において、自動販売機は、本体キャビネット1を備えている。
本体キャビネット1は、前面が開口した直方状の断熱筐体として形成されたものである。この本体キャビネット1には、その前面に外扉2と内扉3とが設けられており、その内部に例えば2つの断熱仕切板4a,4bによって仕切られた3つの独立した商品収容庫5a,5b,5cが左右に並んだ態様で設けられている。より詳細に説明すると次のようになる。外扉2は、本体キャビネット1の前面開口1aを開閉するためのものである。内扉3は、商品収容庫5a,5b,5cの前面を開閉するためのものである。商品収容庫5a,5b,5cは、飲料缶やペットボトルを所望の温度に維持した状態で収容するためのものである。
商品収容庫5a,5b,5cには、それぞれ、商品収納ラック6、搬出機構7および商品搬出シュータ8が設けられている。商品収納ラック6は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品Wを上下方向に沿って並ぶ態様で収納するためのものである。搬出機構(搬出手段)7は、商品収納ラック6の下部に設けられており、この商品収納ラック6に収納された商品群のうち最下部にある商品Wを一つずつ搬出するためのものである。商品搬出シュータ8は、搬出機構7から搬出された商品Wを外扉2に設けた商品取出口2aに導くためのものである。
上記本体キャビネット1の内部において商品収容庫5a,5b,5cの外部となる機械室9には、冷凍機の構成機器である圧縮機51、庫外送風ファン52、凝縮器(庫外熱交換器)53および膨張機構54等が設けられている。商品収容庫5a,5b,5cの内部には、それぞれ、同冷凍機の構成機器である蒸発器(庫内熱交換器)55、庫内送風ファンFが設けられているとともに、該蒸発器55の背面側に循環ダクト56が設けられている。また、商品収容庫5a,5b,5cには、加熱用のヒータHが設けられている。
そのような自動販売機では、次のようにして商品Wを冷却することができる。ヒータHをオフにした後、冷凍機および庫内送風ファンFを駆動させる。これにより、蒸発器55に熱交換されて得られた冷気は、庫内送風ファンFで商品搬出シュータ8の下側から吹き出され、図中の矢印のように循環することになる。つまり、冷気は、商品収納ラック6の下部にある商品Wを冷却した後、循環ダクト56を経て蒸発器55に戻ることになる。このように冷気が商品収容庫5a,5b,5cの内部で循環するよう冷凍機および庫内送風ファンFを断続的に駆動させることにより、商品収納ラック6の商品Wの温度を販売適温(約5℃)に冷却することができる。
特開2001−34828号公報
ところで、上述のような従来の自動販売機の冷凍機においては、例えばR407c等のフロン系ガスが用いられていた。そのようなフロン系ガスは大気中に放出されると、温室効果による地球温暖化を助長する。そのため、環境保護の観点からフロン系ガスの使用が世界的に規制される趨勢にある。
そのような背景において、近年、スターリング冷凍機が注目されている。スターリング冷凍機は、外部に圧縮機や凝縮器等を備えていない自己冷却型の冷凍機であり、内部のガスを往復圧縮機で圧縮、膨張させることで、低温の冷熱部と、高温の高熱部とを発生するものである。ここに、ガスとしては、ヘリウムガス等の自然冷媒が用いられており、フロン系ガスを用いないので、スターリング冷凍機は地球環境に優しいものである。また、スターリング冷凍機は小型であり、高エネルギー効率を有することも周知である。
ところが、スターリング冷凍機は、ガスの圧縮および膨張による冷凍効果を利用するものであるため、圧縮・膨張空間の構造に制約があり、冷熱部の面積が僅かな部分に限られている。そのため、かかるスターリング冷凍機を用いて商品収容庫の内部の商品を冷却する場合に、スターリング冷凍機の冷熱部から得た冷熱を各商品収容庫の内部に効率よく伝達し、商品を冷却するための手段が求められている。
本発明は、上記実情に鑑みて、スターリング冷凍機からの冷熱を利用して商品収容部の内部に収容された商品を良好に冷却することができる冷却装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る冷却装置は、商品収容部の内部に収容された商品を冷却するための冷却装置において、前記商品収容部の内部雰囲気を、該商品収容部の内部と外部との間で循環させる内部雰囲気循環手段と、前記商品収容部の外部に配設されたスターリング冷凍機と、前記内部雰囲気循環手段によって循環させた内部雰囲気を、前記スターリング冷凍機からの冷熱を利用して冷却する冷却手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る冷却装置は、上記の請求項1において、前記内部雰囲気循環手段は、前記冷却手段によって冷却された内部雰囲気を、前記商品収容部の内部まで移動させるための第1ダクトと、前記商品収容部の内部雰囲気を、前記冷却手段によって冷却される個所まで移動させるための第2ダクトとを備え、前記第1ダクトおよび前記第2ダクトを介して前記内部雰囲気を循環させることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る冷却装置は、上記の請求項2において、前記商品収容部の内部に上下方向に沿って収容した商品群を下方にあるものから順次搬出する搬出手段が設けられるとともに、前記第1ダクトにおける前記商品群の所定の高さに対応する位置に前記内部雰囲気が吹き出すための吹出口が設けられ、前記内部雰囲気循環手段は、前記吹出口からの内部雰囲気を、該吹出口よりも下方にある商品群を通過する態様で循環させることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る冷却装置は、上記の請求項1〜3のいずれか一つにおいて、前記商品の冷却の度合に応じて、前記商品収容部の内部に移動する前記内部雰囲気の移動量を調整する調整手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る冷却装置は、上記の請求項1〜4のいずれか一つにおいて、前記内部雰囲気循環手段は、前記商品収容部の内部と外部との間における前記内部雰囲気の移動を遮断するための遮断手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係る冷却装置は、スターリング冷凍機を用いて商品収容部の内部に収容された商品を冷却するための冷却装置において、前記スターリング冷凍機から発生した高温排熱を、必要に応じて超臨界状態にした作動流体に熱伝達させて輸送することにより外部に放出する高温排熱放出手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項7に係る冷却装置は、上記請求項6において、前記高温排熱放出手段は、前記スターリング冷凍機から発生した高温排熱を内部に封入した作動流体に熱伝達させて輸送する高温排熱輸送手段と、前記高温排熱を熱伝達させる際の作動流体を必要に応じて超臨界状態に保持する超臨界状態保持手段とを備えてなることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に係る冷却装置は、上記請求項7において、前記高温排熱輸送手段は、前記スターリング冷凍機の高温部に熱的に接続させた態様で配設され、かつ内部の作動流体に前記スターリング冷凍機からの高温排熱を受熱させる第1熱交換器と、前記第1熱交換器から離隔した位置に配設され、かつ内部の作動流体に放熱させる第2熱交換器との間で前記作動流体を循環させて前記高温排熱を輸送するものであり、前記第2熱交換器から前記第1熱交換器までに至る所定個所にバッファタンクを設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項9に係る冷却装置は、上記請求項7または上記請求項8において、前記超臨界状態保持手段は、前記高温排熱輸送手段における内部に封入した作動流体の封入量および前記スターリング冷凍機の高温部の温度の少なくとも一方を調整することにより、前記作動流体を必要に応じて超臨界状態に保持するものであることを特徴とする。
また、本発明の請求項10に係る冷却装置は、上記請求項1〜5のいずれか一つにおいて、前記スターリング冷凍機から発生した高温排熱を、必要に応じて超臨界状態にした作動流体に熱伝達させて輸送することにより外部に放出する高温排熱放出手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項11に係る冷却装置は、上記請求項10において、前記高温排熱放出手段は、前記スターリング冷凍機から発生した高温排熱を内部に封入した作動流体に熱伝達させて輸送する高温排熱輸送手段と、前記高温排熱を熱伝達させる際の作動流体を必要に応じて超臨界状態に保持する超臨界状態保持手段とを備えてなることを特徴とする。
また、本発明の請求項12に係る冷却装置は、上記請求項11において、前記高温排熱輸送手段は、前記スターリング冷凍機の高温部に熱的に接続させた態様で配設され、かつ内部の作動流体に前記スターリング冷凍機からの高温排熱を受熱させる第1熱交換器と、前記第1熱交換器から離隔した位置に配設され、かつ内部の作動流体に放熱させる第2熱交換器との間で前記作動流体を循環させて前記高温排熱を輸送するものであり、前記第2熱交換器から前記第1熱交換器までに至る所定個所にバッファタンクを設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項13に係る冷却装置は、上記請求項11または上記請求項12において、前記超臨界状態保持手段は、前記高温排熱輸送手段における内部に封入した作動流体の封入量および前記スターリング冷凍機の高温部の温度の少なくとも一方を調整することにより、前記作動流体を必要に応じて超臨界状態に保持するものであることを特徴とする。
また、本発明の請求項14に係る冷却装置は、上記請求項6〜13のいずれか一つにおいて、前記作動流体は、二酸化炭素であることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、内部雰囲気循環手段が、商品収容部の内部雰囲気を、商品収容部の内部と外部との間で循環させ、冷却手段が、スターリング冷凍機からの冷熱を利用して、内部雰囲気循環手段によって循環させた内部雰囲気を冷却するので、かかる冷却された内部雰囲気で商品収容部の内部に収容された商品を冷却することができる。従って、スターリング冷凍機からの冷熱を利用して商品収容部の内部に収容された商品を良好に冷却することができる。
また、本発明の請求項2に記載の発明によれば、内部雰囲気循環手段が、商品収容部の内部雰囲気を、第1ダクトおよび第2ダクトを介して商品収容部の内部と外部との間で循環させ、冷却手段が、スターリング冷凍機からの冷熱を利用して、内部雰囲気循環手段によって商品収容部の外部にある内部雰囲気を冷却するので、かかる冷却された内部雰囲気で商品収容部の内部に収容された商品を冷却することができる。従って、スターリング冷凍機からの冷熱を利用して商品収容部の内部に収容された商品を良好に冷却することができる。
また、本発明の請求項3に記載の発明によれば、内部雰囲気循環手段が、吹出口からの内部雰囲気を、該吹出口よりも下方にある商品群を通過する態様で循環させるので、冷却対象商品を限定することができ、冷却負荷を低減することができる。従って、冷却を要する商品の冷却時間の短縮化を図ることができる。
また、本発明の請求項4に記載の発明によれば、調整手段が、商品の冷却の度合に応じて、商品収容部の内部に移動する内部雰囲気の移動量を調整するので、商品収容部の内部の商品を急冷する場合には、内部雰囲気の移動量を大きくすることができ、商品の急冷に要する時間の短縮化を図ることができる。
また、本発明の請求項5に記載の発明によれば、遮断手段が、前記商品収容部の内部と外部との間における内部雰囲気の移動を遮断するので、所定の商品収容部の内部と外部との間で内部雰囲気を循環させることはない。従って、そのような所定の商品収容部の内部にある商品を例えばヒータで加熱することができ、商品の加熱に供することができる。
また、本発明の請求項6に記載の発明によれば、高温排熱放出手段が、スターリング冷凍機から発生した高温排熱を、必要に応じて超臨界状態にした作動流体に熱伝達させて輸送することにより外部に放出するので、作動流体の定圧比熱を大きく、すなわち受熱量を大きくすることができる結果、高温排熱の輸送効率を向上させることができる。
また、本発明の請求項7に記載の発明によれば、高温排熱輸送手段が、スターリング冷凍機から発生した高温排熱を内部に封入した作動流体に熱伝達させて輸送し、超臨界状態保持手段が、高温排熱を熱伝達させる際の作動流体を必要に応じて超臨界状態に保持するので、作動流体の定圧比熱を大きく、すなわち受熱量を大きくすることができる結果、高温排熱の輸送効率を向上させることができる。
また、本発明の請求項8に記載の発明によれば、高温排熱輸送手段における第2熱交換器から第1熱交換器までに至る所定個所にバッファタンクを設けたので、例えば周囲温度が非常に高くなったことに起因する高温排熱輸送手段の内部圧力の上昇を低減させることができる。
また、本発明の請求項9に記載の発明によれば、作動流体の定圧比熱を大きく、すなわち受熱量を大きくすることができる結果、高温排熱の輸送効率を向上させることができる。
また、本発明の請求項10に記載の発明によれば、高温排熱放出手段が、スターリング冷凍機から発生した高温排熱を、必要に応じて超臨界状態にした作動流体に熱伝達させて輸送することにより外部に放出するので、作動流体の定圧比熱を大きく、すなわち受熱量を大きくすることができる結果、高温排熱の輸送効率を向上させることができる。
また、本発明の請求項11に記載の発明によれば、高温排熱輸送手段が、スターリング冷凍機から発生した高温排熱を内部に封入した作動流体に熱伝達させて輸送し、超臨界状態保持手段が、高温排熱を熱伝達させる際の作動流体を必要に応じて超臨界状態に保持するので、作動流体の定圧比熱を大きく、すなわち受熱量を大きくすることができる結果、高温排熱の輸送効率を向上させることができる。
また、本発明の請求項12に記載の発明によれば、高温排熱輸送手段における第2熱交換器から第1熱交換器までに至る所定個所にバッファタンクを設けたので、例えば周囲温度が非常に高くなったことに起因する高温排熱輸送手段の内部圧力の上昇を低減させることができる。
また、本発明の請求項13および請求項14に記載の発明によれば、作動流体の定圧比熱を大きく、すなわち受熱量を大きくすることができる結果、高温排熱の輸送効率を向上させることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る冷却装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。尚、以下においては、説明の便宜上、自動販売機に適用される冷却装置について説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷却装置が適用された自動販売機の正面断面図であり、図2は、図1に示した自動販売機の側断面図である。尚、以下において、図12および図13に示した自動販売機と同一の構成を有するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。
図1および図2において、自動販売機は、スターリング冷凍機10と、冷却装置20とを備えている。スターリング冷凍機10は、本体キャビネット1の機械室9に横置きに載置されており、稼動することにより発生する低温の低温部(冷熱部)11と、高温の高温部(高熱部)12とを有している。冷却装置20は、冷却器21と、放熱器22と、熱交換ダクト23と、送気ダクト24と、吸気ダクト25とを備えて構成してある。
冷却器21は、本体キャビネット1の機械室9の内部に配設してある。この冷却器21は、スターリング冷凍機10の低温部11からの冷熱を熱交換ダクト23まで伝達して、該熱交換ダクト23の内部の空気を冷却するものである。冷却器21についてより詳細に説明すると次のようなものである。
冷却器21は、熱輸送手段としてのヒートパイプを有している。ヒートパイプは、その内部に冷媒を封入してあり、凝縮部211、蒸発部212、液体流路213および蒸気流路214を備えて構成してある。ここに、冷媒としては、例えば二酸化炭素等のように常温では気体であって、スターリング冷凍機10の低温部11からの冷熱では凍らないもの(不凍冷媒)が用いられている。
凝縮部211は、スターリング冷凍機10の低温部11に熱的に接続してある。この凝縮部211では、低温部11から得た冷熱により冷媒が凝縮されて凝縮液になる。蒸発部212は、凝縮部211から所定の距離だけ離隔した位置に配設してある。この蒸発部212では、詳細は後述するが、外部から得た熱により冷媒が蒸発して蒸気になる。換言すると、蒸発部212の周辺領域は、冷媒が蒸発することによって熱が奪われることになり、冷却される。液体流路213は、凝縮部211と蒸発部212とを繋ぐ流路である。この液体流路213は、凝縮部211で凝縮した冷媒を、該凝縮部211から蒸発部212まで移動させるためのものである。蒸気流路214は、上記液体流路213とは別個に、凝縮部211と蒸発部212とを繋ぐ流路である。この蒸気流路214は、蒸発部212で蒸発した冷媒を、該蒸発部212から凝縮部211まで移動させるためのものである。液体流路213と蒸気流路214との配置関係は、蒸気流路214が液体流路213の上方に位置するようになっている。これは、蒸気流路214を通る冷媒の密度の方が、液体流路213を通る冷媒の密度よりも小さいためである。このようなヒートパイプは、上述のように、液体流路213と蒸気流路214とが別個に設けられており、ループ型サーモサイフォン式ヒートパイプと呼ばれるものである。
放熱器22は、本体キャビネット1の機械室9の内部に配設してある。この放熱器22は、スターリング冷凍機10の高温部12から得た高温排熱を自動販売機の外部に放出するためのものであり、熱輸送手段であるヒートパイプと、放出用送風ファン225とを有している。
ヒートパイプは、その内部に冷媒を封入してあり、蒸発部221、凝縮部222、蒸気流路223および液体流路224を備えて構成してある。ここに、冷媒としては、例えば水等のように常温では液体であって、スターリング冷凍機10の高温部12からの高温排熱で蒸発するものが用いられている。
蒸発部221は、スターリング冷凍機10の高温部12に熱的に接続してある。この蒸発部221では、高温部12からの高温排熱により冷媒が蒸発して蒸気になる。凝縮部222は、蒸発部221から所定の距離だけ離隔した位置に配設してある。この凝縮部222では、詳細は後述するが、冷媒は、周囲空気へ高温排熱を放熱し、凝縮して凝縮液になる。換言すると、凝縮部222の周辺空気は、高温排熱により加熱される。蒸気流路223は、蒸発部221と凝縮部222とを繋ぐ流路である。この蒸気流路223は、蒸発部221で蒸発した冷媒を、該蒸発部221から凝縮部222まで移動させるためのものである。液体流路224は、上記蒸気流路223とは別個に、蒸発部221と凝縮部222とを繋ぐ流路である。この液体流路224は、凝縮部222で凝縮した冷媒を、該凝縮部222から蒸発部221まで移動させるためのものである。蒸気流路223と液体流路224との配置関係は、蒸気流路223が液体流路224の上方に位置するようになっている。これは、蒸気流路223を通る冷媒の密度の方が、液体流路224を通る冷媒の密度よりも小さいためである。このようなヒートパイプは、上述のように、蒸気流路223と液体流路224とが別個に設けられており、ループ型サーモサイフォン式ヒートパイプと呼ばれるものである。
放出用送風ファン225は、凝縮部222の周辺領域における所定の個所に配設してある。この放出用送風ファン225は、凝縮部222で冷媒が凝縮することによって加熱された空気を自動販売機の外部に放出するためのものである。
熱交換ダクト23は、冷却器21の蒸発部212を包囲する態様で配設した管路であり、その内部を流れる空気を冷却するものである。より詳細に説明すると、熱交換ダクト23は、蒸発部212で冷媒が蒸発することにより、その内部を流れる空気を冷却するものである。また、熱交換ダクト23の内部には、循環用送風ファン26が配設してある。この循環用送風ファン26についての説明は後述する。
送気ダクト(第1ダクト)24は、熱交換ダクト23と、商品収容庫(商品収容部)5a,5b,5cのそれぞれの内部とを繋ぐ管路である。より詳細に説明すると、送気ダクト24は、熱交換ダクト23で冷却された空気を各商品収容庫5a,5b,5cの内部まで移動させるためのものである。この送気ダクト24は、熱交換ダクト23に接続され、かつ本体キャビネット1の機械室9においてその幅方向に延設された第1送気管路241と、この第1送気管路241に接続され、各商品収容庫5a,5b,5cの内部における前面側(開閉側)の下部に臨むよう延設された複数の第2送気管路242とを備えてなるものである。
各第2送気管路242には、その上端部分にガス吹出口2421が配設してあるとともに、第1送気管路241との接続部分に送気ダクトシャッタ(遮断手段)2422が配設してある。ガス吹出口2421は、熱交換ダクト23からの冷却された空気を吹き出すための開口である。送気ダクトシャッタ2422は、開閉自在なものであり、該送気ダクトシャッタ2422が開状態の場合には、各商品収容庫5a,5b,5cの内部と熱交換ダクト23との連通状態を保持するものであり、該送気ダクトシャッタ2422が閉状態の場合には、該連通状態を遮断するものである。
吸気ダクト(第2ダクト)25は、商品収容庫5a,5b,5cのそれぞれの内部と、熱交換ダクト23とを繋ぐ管路である。より詳細に説明すると、吸気ダクト25は、各商品収容庫5a,5b,5cの内部にある空気(内部雰囲気)を熱交換ダクト23まで移動させるためのものである。この吸気ダクト25は、各商品収容庫5a,5b,5cの内部の背面側に配設された複数の第1吸気管路251と、本体キャビネット1の機械室9において各第1吸気管路251と熱交換ダクト23とを繋ぐ第2吸気管路252とを備えてなるものである。
各第1吸気管路251は、各商品収容庫5a,5b,5cの下部から商品収納ラック6に収納された商品群の所定の高さに対応する位置、すなわち該商品群の略中間領域に対応する位置まで延設してある。また、各第1吸気管路251には、その上端部分にガス吸込口2511が配設してあるとともに、第2吸気管路252との接続部分に吸気ダクトシャッタ(遮断手段)2512が配設してある。ガス吸込口2511は、商品収容庫5a,5b,5cの内部の空気を吸込むための開口である。吸気ダクトシャッタ2512は、開閉自在なものであり、該吸気ダクトシャッタ2512が開状態の場合には、各商品収容庫5a,5b,5cの内部と熱交換ダクト23との連通状態を保持するものであり、該吸気ダクトシャッタ2512が閉状態の場合には、該連通状態を遮断するものである。
また、各第1吸気管路251には、その下部の前面側に前面開口部2513が形成してある。換言すると、前面開口部2513は、第1吸気管路251のヒータHと対向する部分に形成してある。そして、各第1吸気管路251には、前面開口部2513を開閉するための吸気切換シャッタ2514が配設してある。吸気切換シャッタ2514は、開閉自在なものであり、該吸気切換シャッタ2514が開状態の場合には、前面開口部2513を開口状態に保持するものであり、該吸気切換シャッタ2514が閉状態の場合には、該前面開口部2513を閉口状態にするものである。
上記冷却装置20においては、送気ダクト24および吸気ダクト25を介して商品収容庫5a,5b,5cのそれぞれの内部と、該商品収容庫5a,5b,5cの外部にある熱交換ダクト23との間で空気が循環するための空気循環流路が形成してある。また、上述したように、熱交換ダクト23の内部には、循環用送風ファン26が配設してある。この循環用送風ファン26は、商品収容庫5a,5b,5cの内部にある空気を、上記空気循環流路を通じて図2中の矢印の方向に循環させるためのものである。より詳細に説明すると、循環用送風ファン26は、商品収容庫5a,5b,5cの内部にある空気を、吸気ダクト25を通じて熱交換ダクト23まで移動させ、この熱交換ダクト23で冷却された空気を、送気ダクト24を通じて商品収容庫5a,5b,5cの内部に移動させるためのものである。
以上のような構成を有する冷却装置20は、次のようにして商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wを冷却する。ここでは、送気ダクトシャッタ2422および吸気ダクトシャッタ2512は、ともに開状態になっており、吸気切換シャッタ2514は、閉状態になっているものとして説明する。
冷却装置20の冷却器21では、スターリング冷凍機10の低温部11からの冷熱を次のようにして熱交換ダクト23に伝達して、該熱交換ダクト23の内部の空気を冷却する。低温部11に熱的に接続している凝縮部211において急激に冷却されて凝縮液になった冷媒が、その重力により液体流路213を通じて蒸発部212まで移動する。この蒸発部212において、冷媒は、該蒸発部212を包囲する熱交換ダクト23の内部の熱により蒸発して蒸気になる。つまり、熱交換ダクト23の内部の空気は熱が奪われることになり、これにより、熱交換ダクト23の内部の空気は冷却される。ところで、蒸発部212において蒸発して蒸気になった冷媒は、蒸気流路214を通じて凝縮部211まで移動し、該凝縮部211で再び凝縮液になって上記サイクルを繰り返すことになる。
一方、冷却装置20の放熱器22では、スターリング冷凍機10の高温部12からの高温排熱を次のようにして自動販売機の外部に放出する。高温部12に熱的に接続している蒸発部221において蒸発して蒸気になった冷媒が、蒸気流路223を通じて凝縮部222まで移動する。この凝縮部222において、冷媒は、該凝縮部222の周辺領域からの熱により冷却されて凝縮液になる。つまり、凝縮部222の周辺領域の空気は、冷媒が凝縮することによって熱が与えられて加熱される。そして、加熱された空気は、放出用送風ファン225によって自動販売機の外部に放出されることになる。従って、スターリング冷凍機10の高温部12からの高温排熱は、放熱器22によって自動販売機の外部に放出される。ところで、凝縮部222において冷却されて凝縮液になった冷媒は、液体流路224を通じて蒸発部221まで移動し、該蒸発部221で再び蒸気になって上記サイクルを繰り返すことになる。
商品収容庫5a,5b,5cの内部にある空気(内部雰囲気)は、図2中の矢印で示したように、循環用送風ファン26の作用により、吸気ダクト25、熱交換ダクト23、送気ダクト24および商品収容庫5a,5b,5cの内部を循環する。より詳細に説明すると次のようになる。
商品収容庫5a,5b,5cの内部にある空気は、循環用送風ファン26の作用により、ガス吸込口2511から吸気ダクト25に進入し、該吸気ダクト25を通じて熱交換ダクト23まで移動し、この熱交換ダクト23において冷却される。
冷却された空気は、送気ダクト24の第1送気管路241および第2送気管路242を通じて各商品収容庫5a,5b,5cまで移動し、該各商品収容庫5a,5b,5cの内部において、その前面側の下部にあるガス吹出口2421からその背面側にあるガス吸込口2511に向かって吹き出す態様で移動する。つまり、冷却された空気は、商品収納ラック6に収納された商品群を通過する態様で、より詳しくは、商品収納ラック6に収納された商品群のうち下方にある商品群を通過する態様で移動する。このように冷却された空気が商品群を通過する態様で移動することにより、冷却された空気と商品Wとの間で熱交換が行われ、該商品Wが冷却されることになる。
商品Wとの間で熱交換が行われて暖められた空気は、再びガス吸込口2511から第1吸気管路251に進入して、この第1吸気管路251および第2吸気管路252を通じて熱交換ダクト23まで移動する。そして、該熱交換ダクト23において再び冷却され、上述した循環を繰り返す。
このように、熱交換ダクト23と、各商品収容庫5a,5b,5cの内部との間で空気を循環させることにより、各商品収容庫5a,5b,5cの内部における空気の温度を例えば0℃に保持することができ、これにより、商品Wを販売適温となる例えば5℃にすることができる。
また、商品収容庫5a,5b,5cのいずれかに収容された商品Wを加熱する場合には、冷却装置20は、次のようにして商品Wの加熱に供することができる。以下においては、商品収容庫5cに収容された商品Wを加熱対象商品として説明する。
冷却装置20を次のような状態にする。商品収容庫5cに通じる第2送気管路242の送気ダクトシャッタ2422を閉状態にする。これにより、送気ダクト24を通じての商品収容庫5cの内部と熱交換ダクト23との連通状態を遮断することになる。また、商品収容庫5cの内部の背面側に配設された第1吸気管路251にある吸気ダクトシャッタ2512を閉状態にする。これにより、吸気ダクト25を通じての商品収容庫5cの内部と熱交換ダクト23との連通状態を遮断することになる。更に、第1吸気管路251にある吸気切換シャッタ2514を開状態にする。これにより、第1吸気管路251の前面開口部2513を開口状態にすることになる。
このような状態の冷却装置20においては、商品収容庫5cの内部と熱交換ダクト23とが連通していない。そのため、熱交換ダクト23で冷却された空気が商品収容庫5cの内部まで移動することがない。そして、商品収容庫5cの内部のヒータHをオンにするとともに、庫内送風ファンFを駆動させる。これにより、ヒータHに加熱された空気は、図3に示したように、庫内送風ファンFの作用により商品搬出シュータ8の下側から吹き出され、図3中の矢印に示したように循環する。より詳細に説明すると次のようになる。加熱された空気は、商品収納ラック6に収納された商品群のうち下方にある商品群を通過する態様で移動する。
加熱された空気が商品群を通過する態様で移動することにより、加熱された空気と商品Wとの間で熱交換が行われ、該商品Wが加熱されることになる。商品Wとの間で熱交換が行われた空気は、ガス吸込口2511から第1吸気管路251に進入し、前面開口部2513を通ってヒータHに移動する。そして、該ヒータHに再び加熱され、上述した移動を繰り返して循環することになる。
このように、加熱された空気が商品収容庫5cの内部を循環するようヒータHをオンにするとともに、庫内送風ファンFを断続的に駆動させることにより、商品Wの温度を販売適温(例えば55℃)にすることができる。
上記冷却装置20を総括して説明すると、熱交換ダクト23、送気ダクト24、吸気ダクト25および循環用送風ファン26が、商品収容庫5a,5b,5cの内部の空気を、該商品収容庫5a,5b,5cの内部と外部との間で循環させる内部雰囲気循環手段を構成している。また、冷却器21および熱交換ダクト23が、スターリング冷凍機10からの冷熱を利用して空気を冷却する冷却手段を構成している。
以上のような本発明の実施の形態1に係る冷却装置20によれば、商品収容庫5a,5b,5cの内部にある空気を、吸気ダクト25および送気ダクト24を介して該商品収容庫5a,5b,5cの内部と熱交換ダクト23との間で循環させ、該熱交換ダクト23において冷却器21によって伝達されたスターリング冷凍機10の冷熱で該空気を冷却するので、かかる冷却された空気で商品収容庫5a,5b,5cの内部にある商品Wを冷却することができる。従って、スターリング冷凍機10の低温部11からの冷熱を利用して商品収容庫5a,5b,5cの内部に収容された商品Wを良好に冷却することができる。
また、上記冷却装置20によれば、放熱器22がスターリング冷凍機10の高温部12からの高温排熱を自動販売機の外部に放出するので、自動販売機(本体キャビネット1)の内部において、スターリング冷凍機10の低温部11からの冷熱が前記高温排熱により緩和されてしまう虞れがない。従って、スターリング冷凍機10の低温部11からの冷熱を有効に利用することができる。
更に、上記冷却装置20によれば、送気ダクトシャッタ2422および吸気ダクトシャッタ2512を必要に応じて閉状態にすることにより、商品収容庫5a,5b.5cの内部と、熱交換ダクト23との連通状態を遮断することができる。そのため、熱交換ダクト23で冷却された空気を所定の商品収容庫の内部との間で循環させることがない。従って、そのような所定の商品収容庫の内部にある商品WをヒータHで加熱することができ、商品Wの加熱に供することができる。よって、上記冷却装置20を備えた自動販売機では、商品収容庫5a,5b,5c毎に商品Wの冷却と加熱とを同時に行うことができる。
<実施の形態2>
図4は、本発明の実施の形態2に係る冷却装置が適用された自動販売機の正面断面図であり、図5は、図4に示した自動販売機の側断面図である。尚、以下において、図12および図13に示した自動販売機と同一の構成を有するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。また、上述の実施の形態1に係る冷却装置20と同一の構成を有するものについても、同一の符号を付してその説明を省略する。
図4および図5において、自動販売機は、スターリング冷凍機10と、冷却装置30とを備えている。冷却装置30は、冷却器21と、放熱器22と、熱交換ダクト23と、送気ダクト34と、吸気ダクト35とを備えて構成してある。
送気ダクト(第1ダクト)34は、熱交換ダクト23と、商品収容庫(商品収容部)5a,5b,5cのそれぞれの内部とを繋ぐ管路である。より詳細に説明すると、送気ダクト34は、熱交換ダクト23で冷却された空気を各商品収容庫5a,5b,5cの内部まで移動させるためのものである。この送気ダクト34は、各商品収容庫5a,5b,5cの内部の背面側に配設された複数の第3送気管路341と、本体キャビネット1の機械室9において各第3送気管路341と熱交換ダクト23とを繋ぐ第4送気管路342とを備えてなるものである。
各第3送気管路341は、各商品収容庫5a,5b,5cの下部から商品収納ラック6に収納された商品群の所定の高さに対応する位置、すなわち該商品群の略中間領域に対応する位置まで延設してある。これら各第3送気管路341には、その上部の前面側にガス吹出口3411が配設してあるとともに、第4送気管路342との接続部分に送気ダクトシャッタ(遮断手段)3412が配設してある。ガス吹出口3411は、熱交換ダクト23からの冷却された空気を吹き出すための開口である。送気ダクトシャッタ3412は、開閉自在なものであり、該送気ダクトシャッタ3412が開状態の場合には、各商品収容庫5a,5b,5cの内部と熱交換ダクト23との連通状態を保持するものであり、該送気ダクトシャッタ3412が閉状態の場合には、該連通状態を遮断するものである。
また、各第3送気管路341には、その下部の前面側に前面開口部3413が形成してある。換言すると、前面開口部3413は、第3送気管路341のヒータHと対向する部分に形成してある。そして、各第3送気管路341には、前面開口部3413を開閉するための送気切換シャッタ3414が配設してある。送気切換シャッタ3414は、開閉自在なものであり、該送気切換シャッタ3414が開状態の場合には、前面開口部3413を開口状態に保持するものであり、該送気切換シャッタ3414が閉状態の場合には、該前面開口部3413を閉口状態にするものである。
吸気ダクト(第2ダクト)35は、商品収容庫5a,5b,5cのそれぞれの内部と、熱交換ダクト23とを繋ぐ管路である。より詳細に説明すると、吸気ダクト35は、各商品収容庫5a,5b,5cの内部にある空気(内部雰囲気)を熱交換ダクト23まで移動させるためのものである。この吸気ダクト35は、熱交換ダクト23に接続され、かつ本体キャビネット1の機械室9においてその幅方向に延設された第3吸気管路351と、この第3吸気管路351に接続され、各商品収容庫5a,5b,5cの内部における前面側(開閉側)の下部に臨むよう延設された複数の第4吸気管路352とを備えてなるものである。
各第4吸気管路352には、その上端部分にガス吸込口3521が配設してあるとともに、第3吸気管路351との接続部分に吸気ダクトシャッタ(遮断手段)3522が配設してある。ガス吸込口3521は、各商品収容庫5a,5b,5cの内部の空気を吸込むための開口である。吸気ダクトシャッタ3522は、開閉自在なものであり、該吸気ダクトシャッタ3522が開状態の場合には、各商品収容庫5a,5b,5cの内部と熱交換ダクト23との連通状態を保持するものであり、該吸気ダクトシャッタ3522が閉状態の場合には、該連通状態を遮断するものである。
上記冷却装置30においては、送気ダクト34および吸気ダクト35を介して商品収容庫5a,5b,5cのそれぞれの内部と、該商品収容庫5a,5b,5cの外部にある熱交換ダクト23との間で空気が循環するための空気循環流路が形成してある。また、上述したように、熱交換ダクト23の内部には、循環用送風ファン26が配設してある。この循環用送風ファン26は、商品収容庫5a,5b,5cの内部にある空気を、上記空気循環流路を通じて図5中の矢印の方向に循環させるためのものである。より詳細に説明すると、循環用送風ファン26は、商品収容庫5a,5b,5cの内部にある空気を、吸気ダクト35を通じて熱交換ダクト23まで移動させ、この熱交換ダクト23で冷却された空気を、送気ダクト34を通じて商品収容庫5a,5b,5cの内部に移動させるためのものである。
以上のような構成を有する冷却装置30は、次のようにして商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wを冷却する。ここでは、送気ダクトシャッタ3412および吸気ダクトシャッタ3522は、ともに開状態になっており、送気切換シャッタ3414は、閉状態になっているものとして説明する。
商品収容庫5a,5b,5cの内部にある空気(内部雰囲気)は、図5中の矢印で示したように、循環用送風ファン26の作用により、吸気ダクト35、熱交換ダクト23、送気ダクト34および商品収容庫5a,5b,5cの内部を循環する。より詳細に説明すると次のようになる。
商品収容庫5a,5b,5cの内部にある空気は、循環用送風ファン26の作用により、ガス吸込口3521から吸気ダクト35に進入し、該吸気ダクト35を通じて熱交換ダクト23まで移動し、この熱交換ダクト23において冷却される。
冷却された空気は、送気ダクト34を通じて各商品収容庫5a,5b,5cまで移動し、該各商品収容庫5a,5b,5cの内部において、該送気ダクト34の第3送気管路341のガス吹出口3411からガス吸込口3521に向かって吹き出す態様で移動する。より詳しくは、商品収納ラック6に収納された商品群のうちガス吹出口3411よりも下方にある商品群を通過する態様で移動する。このように冷却された空気が商品群を通過する態様で移動することにより、冷却された空気と商品Wとの間で熱交換が行われ、該商品Wが冷却されることになる。
商品Wとの間で熱交換が行われて暖められた空気は、再びガス吸込口3521から第4吸気管路352に進入して、この第4吸気管路352および第3吸気管路351を通じて熱交換ダクト23まで移動する。そして、該熱交換ダクト23において再び冷却され、上述した循環を繰り返す。
このように、熱交換ダクト23と、各商品収容庫5a,5b,5cの内部との間で空気を循環させることにより、各商品収容庫5a,5b,5cの内部における空気の温度を例えば0℃に保持することができ、これにより、商品Wを販売適温となる例えば5℃にすることができる。
また、商品収容庫5a,5b,5cのいずれかに収容された商品Wを加熱する場合には、冷却装置30は、次のようにして商品Wの加熱に供することができる。以下においては、商品収容庫5cに収容された商品Wを加熱対象商品として説明する。
冷却装置30は、上述の実施の形態1に係る冷却装置20と同様に、商品収容庫5cの内部の背面側に配設された第3送気管路341にある送気ダクトシャッタ3412を閉状態にする。また、第3送気管路341にある送気切換シャッタ3414を開状態にする。更に、商品収容庫5cに通じる第4吸気管路352の吸気ダクトシャッタ3522を閉状態にする。
そのような状態の冷却装置30においては、商品収容庫5cの内部と熱交換ダクト23とが連通していない。そのため、熱交換ダクト23で冷却された空気が商品収容庫5cの内部まで移動することがない。そして、商品収容庫5cの内部のヒータHをオンにするとともに、庫内送風ファンFを駆動させる。これにより、ヒータHに加熱された空気は、図6に示したように、前面開口部3413から第3送気管路341に進入し、ガス吹出口3411から該ガス吹出口3411よりも下方にある商品群を通過する態様で移動してヒータHに戻る。そして、該ヒータHに再び加熱され、上述した移動を繰り返して循環することになる。
このように、加熱された空気が商品収容庫5cの内部を循環するようヒータHをオンにするとともに、庫内送風ファンFを断続的に駆動させることにより、商品Wの温度を販売適温(例えば55℃)にすることができる。
以上のような本発明の実施の形態2に係る冷却装置30によれば、上述の実施の形態1に係る冷却装置の奏する作用効果に加え、次のような作用効果を奏することができる。すなわち、熱交換ダクト23で冷却された空気をガス吹出口3411から該ガス吹出口3411よりも下方にある商品群を通過する態様で循環させることができる。そのため、冷却対象商品を限定することができ、冷却負荷を低減することができる。従って、冷却を要する商品Wの冷却時間の短縮化を図ることができる。
また、本発明の実施の形態2に係る冷却装置30は、図7に示すように変形することもできる。この図7において、冷却装置30′の送気ダクト34には、ガス吹出口3411の周辺領域に上下方向に沿ってスライド移動が可能な送気制御シャッタ3415を配設してある。送気制御シャッタ3415は、それが下方向にスライド移動することにより、ガス吹出口3411の上部分を開口したり、それが上方向にスライド移動することにより、ガス吹出口3411の下部分を開口したりして、ガス吹出口3411の開口パターンを適宜変更するためのものである。
このような冷却装置30′においては、送気制御シャッタ3415を上方向にスライド移動させてガス吹出口3411の下部分を開口し、該下部分よりも下方にある商品群に限定してこれら商品群を冷却された空気が通過する態様で循環させることができる。よって、冷却対象商品を更に限定することができ、冷却負荷を更に低減することができる。
つまり、上記冷却装置30′では、送気制御シャッタ3415をスライド移動させてガス吹出口3411の開口パターンを適宜変更することにより、冷却対象商品の数、すなわち冷却負荷の大小を変更することができる。
従って、冷却装置30′では、商品収納ラック6に収納された商品Wを保冷する場合には、送気制御シャッタ3415を下方向にスライド移動させてガス吹出口3411の上部分を開口し、該上部分から冷却された空気を吹き出させて商品Wを冷却することができる。その一方、商品収納ラック6に収納された商品Wを急冷する場合には、送気制御シャッタ3415を上方向にスライド移動させてガス吹出口3411の下部分を開口し、該下部分から冷却された空気を吹き出させて、急冷対象となる最下部の商品Wを冷却することができる。
<実施の形態3>
図8は、本発明の実施の形態3に係る冷却装置を概念的に示した概念図である。尚、以下において、図12および図13に示したものと同一の構成を有するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。また、上述の実施の形態1と同一の構成を有するものについても、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8において、冷却装置40は、冷却器21と、放熱器(高温排熱放出手段)42と、熱交換ダクト23(図1等参照)と、送気ダクト24(図1等参照)と、吸気ダクト25(図1等参照)とを備えて構成してある。つまり、冷却装置40は、上記冷却装置20に対して放熱器42のみが異なる構成を有するものである。
放熱器42は、スターリング冷凍機10の高温部12から得た高温排熱を自動販売機の外部に放出するためのものである。この放熱器42は、高温排熱輸送手段42aと、超臨界状態保持手段42bとを有している。
高温排熱輸送手段42aは、その内部に作動流体を封入してあり、放熱熱交換器(第1熱交換器)421と、空気熱交換器(第2熱交換器)422と、第1ライン423と、第2ライン424とを備えて構成してある。ここに、作動流体としては、例えば二酸化炭素が用いられる。以下においては、作動流体の一例として二酸化炭素が用いられた場合について説明する。
放熱熱交換器421は、スターリング冷凍機10の高温部12に熱的に接続してある。この放熱熱交換器421は、内部の二酸化炭素(作動流体)に高温部12からの高温排熱を受熱させるものである。空気熱交換器422は、スターリング冷凍機10(放熱熱交換器421)から離隔した位置に配設してある。この空気熱交換器422は、内部の二酸化炭素に放熱させるものである。より詳細に説明すると、空気熱交換器422は、下方から上方に向かって蛇行する流路422aを有している。二酸化炭素は、該流路422aを下方から上方に向かって移動し、かかる流路422aを移動中に放熱熱交換器421で受熱した高温排熱を周囲空気へ放熱する。これにより、周囲空気は、高温排熱により加熱される。また、空気熱交換器422は、図8に示したように、スターリング冷凍機10の高温部12の基準高さよりも上方側に配設してある。そして、空気熱交換器422の周囲には、放出用送風ファン425が設けてある。放出用送風ファン425は、空気熱交換器422の内部に送り込まれた外気を外部に放出するためのものである。
第1ライン423は、放熱熱交換器421と空気熱交換器422とを繋ぐ管路である。この第1ライン423は、放熱熱交換器421で高温排熱を受熱した二酸化炭素を空気熱交換器422に移動させるためのものである。第2ライン424は、上記第1ライン423とは別個に、放熱熱交換器421と空気熱交換器422とを繋ぐ管路である。この第2ライン424は、空気熱交換器422で放熱した二酸化炭素を放熱熱交換器421に移動させるためのものである。
超臨界状態保持手段42bは、高温排熱輸送手段42aの放熱熱交換器421において、スターリング冷凍機10の高温部12からの高温排熱を受熱させる二酸化炭素を必要に応じて超臨界状態の保持する、好ましくは、二酸化炭素を必要に応じて超臨界点近傍の状態(臨界圧力7.4MPa、臨界温度31℃)に保持するためのものである。具体的には、超臨界状態保持手段42bは、高温排熱輸送手段42aの内部の二酸化炭素の封入量を調整、あるいは放出用送風ファン425の回転数を制御してスターリング冷凍機10の高温部12の温度を調整することにより、放熱熱交換器421で受熱させる二酸化炭素を超臨界状態に保持するものである。
上記構成の冷却装置40においては、放熱器42を構成する超臨界状態保持手段42bが、同じく放熱器42を構成する高温排熱輸送手段42aの放熱熱交換器421でスターリング冷凍機10からの高温排熱を受熱する二酸化炭素を超臨界状態、好ましくは超臨界点近傍の状態に保持する。このように該二酸化炭素を超臨界状態にすると、図9に示したように、二酸化炭素は定圧比熱が大きくなる。特に、超臨界点近傍の状態では、定圧比熱が最大になる。このように定圧比熱が大きくなると、スターリング冷凍機10からの高温排熱の受熱量を大きくすることができる。
放熱熱交換器421で高温排熱を受熱した二酸化炭素は、超臨界状態を保持したままで、第1ライン423を通って空気熱交換器422に至り、該空気熱交換器422で放熱して、第2ライン424を通って放熱熱交換器421に至る。つまり、二酸化炭素は、放熱熱交換器421で受熱し、空気熱交換器422で放熱を超臨界状態のまま繰り返しながら循環することになる。このように二酸化炭素が循環することにより、スターリング冷凍機10の高温部12で発生した高温排熱は、空気熱交換器422まで輸送されることになる。しかも、放熱熱交換器421における二酸化炭素は超臨界状態であるから受熱量が大きく、スターリング冷凍機10の高温部12から十分な量の高温排熱を受熱することができ、高温排熱の輸送効率を向上させることができる。特に、例えば夏季等の自動販売機の周囲温度が30℃以上になる熱負荷が厳しい環境下においてもスターリング冷凍機10からの高温排熱を良好に輸送することができる。
そして、空気熱交換器422において、二酸化炭素と外気(冷気)との間で熱交換が行われて、スターリング冷凍機10で発生した高温排熱は、外気と共に自動販売機の外部に放出されることになる。
一方、超臨界状態保持手段42bは、例えば冬季等の熱負荷が比較的小さい環境下においては、高温排熱輸送手段42aの放熱熱交換器421における二酸化炭素を超臨界状態にしなくても構わない。この場合には、二酸化炭素は、放熱熱交換器421でスターリング冷凍機10からの高温排熱により蒸発して蒸気になり、第1ライン423を通って空気熱交換器422に至り、該空気熱交換器422で凝縮して凝縮液になって、第2ライン424を通って放熱熱交換器421に至る。つまり、二酸化炭素は、相変化を繰り返しながら循環することになる。このように二酸化炭素が循環することにより、スターリング冷凍機10で発生した高温排熱は、空気熱交換器422まで輸送され、上述したように、外気との間で熱交換が行われて、自動販売機の外部に高温排熱が放出されることになる。
以上のような冷却装置40によれば、上述の実施の形態1に係る冷却装置20が奏する作用効果に加え、次のような作用効果を奏することができる。放熱器42が、スターリング冷凍機10からの高温排熱を、必要に応じて超臨界状態にした二酸化炭素に熱伝達させて輸送することにより外部に放出するので、二酸化炭素の定圧比熱を大きく、すなわち受熱量を大きくすることができる結果、高温排熱の輸送効率を向上させることができる。また、超臨界状態で高温排熱の輸送を行うので、二酸化炭素の密度変化を連続的に変化させることができ、単一相の流体として考えることができる。従って、二酸化炭素が気液混合二相状態で循環する場合に比して高温排熱輸送手段42aの設計が容易なものとなり、製造コストの低減を図ることができる。
また、本発明の実施の形態3に係る冷却装置40は、図10に示したように、縦置きにしたスターリング冷凍機10に対しても適用することができる。この場合においても、空気熱交換器422は、スターリング冷凍機10の高温部12の基準高さよりも上方側に配設してある。
更に、本発明の実施の形態3に係る冷却装置40は、図11に示したように変形することもできる。この図11において、冷却装置40′は、放熱器42を構成する高温排熱輸送手段42a′が、バッファタンク426を備えている。より詳細に説明すると、作動流体である二酸化炭素が空気熱交換器422から放熱熱交換器421までに至る所定個所、すなわち第2ライン424の所定個所に緩衝容器であるバッファタンク426が配設してある。
このような冷却装置40′によれば、第2ライン424の所定個所にバッファタンク426を配設、すなわち高温排熱輸送手段42a′において二酸化炭素が最も低温になる個所にバッファタンク426を配設したので、例えば周囲温度が非常に高くなったことに起因する高温排熱輸送手段42a′の内部圧力の上昇を低減させることができる。これにより、該高温排熱輸送手段42a′を構成する配管等が破損する虞れがなくなり、耐圧性能や二酸化炭素(作動流体)漏れ防止等の信頼性の向上を図ることができる。特に、夏季等の熱負荷が厳しい環境下で効果を発揮することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。本発明では、商品収容庫の内部に移動する冷却された空気の移動量を適宜調整することができる調整手段を設けても良い。このような調整手段を設けることにより、商品収容庫の内部の商品を急冷する場合には、空気の移動量を大きくすることができる。従って、商品の急冷に要する時間の短縮化を図ることができる。
また、上述の実施の形態1および実施の形態2に係る冷却装置20,30では、冷却器21および放熱器22において、ループ型サーモサイフォン式ヒートパイプを用いていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、熱交換用フィン等を用いても良い。
以上のように、本発明にかかる冷却装置は、商品収容部の内部に収容された商品の冷却に有用である。
本発明の実施の形態1に係る冷却装置が適用された自動販売機の正面断面図である。 図1に示した自動販売機の側断面図である。 本発明の実施の形態1に係る冷却装置が適用された自動販売機の側断面図である。 本発明の実施の形態2に係る冷却装置が適用された自動販売機の正面断面図である。 図4に示した自動販売機の側断面図である。 本発明の実施の形態2に係る冷却装置が適用された自動販売機の側断面図である。 本発明の実施の形態2に係る冷却装置の変形例が適用された自動販売機の側断面図である。 本発明の実施の形態3に係る冷却装置を概念的に示した概念図である。 二酸化炭素の各圧力での定圧比熱と温度との関係を示した図表である。 本発明の実施の形態3に係る冷却装置の変形例を概念的に示した概念図である。 本発明の実施の形態3に係る冷却装置の変形例を概念的に示した概念図である。 一般的な自動販売機を示した正面断面図である。 図12に示した自動販売機の側断面図である。
符号の説明
10 スターリング冷凍機
11 低温部
12 高温部12
20,30,40,40′ 冷却装置
21 冷却器
211 凝縮部
212 蒸発部
213 液体流路
214 蒸気流路
22,42 放熱器
221 蒸発部
222 凝縮部
223 蒸気流路
224 液体流路
225 放出用送風ファン
23 熱交換ダクト
24,34 送気ダクト
241 第1送気管路
242 第2送気管路
2421 ガス吹出口
2422 送気ダクトシャッタ
25,35 吸気ダクト
251 第1吸気管路
2511 ガス吸込口
2512 吸気ダクトシャッタ
2513 前面開口部
2514 吸気切換シャッタ
252 第2吸気管路
26 循環用送風ファン
42a 高温排熱輸送手段
42b 超臨界状態保持手段
421 放熱熱交換器
422 空気熱交換器
423 第1ライン
424 第2ライン
425 放出用送風ファン
426 バッファタンク

Claims (14)

  1. 商品収容部の内部に収容された商品を冷却するための冷却装置において、
    前記商品収容部の内部雰囲気を、該商品収容部の内部と外部との間で循環させる内部雰囲気循環手段と、
    前記商品収容部の外部に配設されたスターリング冷凍機と、
    前記内部雰囲気循環手段によって循環させた内部雰囲気を、前記スターリング冷凍機からの冷熱を利用して冷却する冷却手段と
    を備えたことを特徴とする冷却装置。
  2. 前記内部雰囲気循環手段は、
    前記冷却手段によって冷却された内部雰囲気を、前記商品収容部の内部まで移動させるための第1ダクトと、
    前記商品収容部の内部雰囲気を、前記冷却手段によって冷却される個所まで移動させるための第2ダクトと
    を備え、
    前記第1ダクトおよび前記第2ダクトを介して前記内部雰囲気を循環させることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記商品収容部の内部に上下方向に沿って収容した商品群を下方にあるものから順次搬出する搬出手段が設けられるとともに、前記第1ダクトにおける前記商品群の所定の高さに対応する位置に前記内部雰囲気が吹き出すための吹出口が設けられ、
    前記内部雰囲気循環手段は、前記吹出口からの内部雰囲気を、該吹出口よりも下方にある商品群を通過する態様で循環させることを特徴とする請求項2に記載の冷却装置。
  4. 前記商品の冷却の度合に応じて、前記商品収容部の内部に移動する前記内部雰囲気の移動量を調整する調整手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の冷却装置。
  5. 前記内部雰囲気循環手段は、前記商品収容部の内部と外部との間における前記内部雰囲気の移動を遮断するための遮断手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の冷却装置。
  6. スターリング冷凍機を用いて商品収容部の内部に収容された商品を冷却するための冷却装置において、
    前記スターリング冷凍機から発生した高温排熱を、必要に応じて超臨界状態にした作動流体に熱伝達させて輸送することにより外部に放出する高温排熱放出手段を備えたことを特徴とする冷却装置。
  7. 前記高温排熱放出手段は、
    前記スターリング冷凍機から発生した高温排熱を内部に封入した作動流体に熱伝達させて輸送する高温排熱輸送手段と、
    前記高温排熱を熱伝達させる際の作動流体を必要に応じて超臨界状態に保持する超臨界状態保持手段と
    を備えてなることを特徴とする請求項6に記載の冷却装置。
  8. 前記高温排熱輸送手段は、
    前記スターリング冷凍機の高温部に熱的に接続させた態様で配設され、かつ内部の作動流体に前記スターリング冷凍機からの高温排熱を受熱させる第1熱交換器と、
    前記第1熱交換器から離隔した位置に配設され、かつ内部の作動流体に放熱させる第2熱交換器と
    の間で前記作動流体を循環させて前記高温排熱を輸送するものであり、
    前記第2熱交換器から前記第1熱交換器までに至る所定個所にバッファタンクを設けたことを特徴とする請求項7に記載の冷却装置。
  9. 前記超臨界状態保持手段は、前記高温排熱輸送手段における内部に封入した作動流体の封入量および前記スターリング冷凍機の高温部の温度の少なくとも一方を調整することにより、前記作動流体を必要に応じて超臨界状態に保持するものであることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の冷却装置。
  10. 前記スターリング冷凍機から発生した高温排熱を、必要に応じて超臨界状態にした作動流体に熱伝達させて輸送することにより外部に放出する高温排熱放出手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の冷却装置。
  11. 前記高温排熱放出手段は、
    前記スターリング冷凍機から発生した高温排熱を内部に封入した作動流体に熱伝達させて輸送する高温排熱輸送手段と、
    前記高温排熱を熱伝達させる際の作動流体を必要に応じて超臨界状態に保持する超臨界状態保持手段と
    を備えてなることを特徴とする請求項10に記載の冷却装置。
  12. 前記高温排熱輸送手段は、
    前記スターリング冷凍機の高温部に熱的に接続させた態様で配設され、かつ内部の作動流体に前記スターリング冷凍機からの高温排熱を受熱させる第1熱交換器と、
    前記第1熱交換器から離隔した位置に配設され、かつ内部の作動流体に放熱させる第2熱交換器と
    の間で前記作動流体を循環させて前記高温排熱を輸送するものであり、
    前記第2熱交換器から前記第1熱交換器までに至る所定個所にバッファタンクを設けたことを特徴とする請求項11に記載の冷却装置。
  13. 前記超臨界状態保持手段は、前記高温排熱輸送手段における内部に封入した作動流体の封入量および前記スターリング冷凍機の高温部の温度の少なくとも一方を調整することにより、前記作動流体を必要に応じて超臨界状態に保持するものであることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の冷却装置。
  14. 前記作動流体は、二酸化炭素であることを特徴とする請求項6〜13のいずれか一つに記載の冷却装置。
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