JP2018206156A - 自動販売機 - Google Patents

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進 五十嵐
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喬暢 清水
Takanobu Shimizu
喬暢 清水
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Abstract

【課題】商品収納装置内を効率的に冷却又は加熱可能な自動販売機を提供する。【解決手段】自動販売機100は、商品収納庫1a、サーペンタイン方式の商品収納装置4、庫内温調装置10及び背面ダクト6を含み、冷気又は暖気を商品収納装置4の内部及び背面ダクト6を経由して循環させる。商品収納装置4内の商品収納コラム4a〜4fにおける各商品通路Rは、一対の通路形成体7,7により区画される。背面ダクト6のダクト壁6aは、前後方向の最後部の商品収納コラム4fにおける一対の通路形成体7,7のうちの後側通路形成体7Bに近接又は当接するように配置される。背面ダクト6の上部開口部6a2はダクト壁6aに開口される。背面ダクト6のダクト上部は上部壁6bにより閉塞され、この上部壁6bは、後側通路形成体7Bにおけるダクト壁6a側に突出した複数の凸部7bのうちのいずれか一つに対応した高さ位置に位置する。【選択図】図3

Description

本発明は、商品を冷却又は加熱して販売する自動販売機に関する。
この種の自動販売機の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の自動販売機は、断熱構造の商品収納庫(以下では、断熱庫という)と、断熱庫内に設けられ、蛇行した商品収納通路内に上下に積み上げて収納した商品を最下位から順に搬出するいわゆるサーペンタイン方式の商品収納ラック(以下では、商品収納装置という)と、断熱庫内の下部に設けられる蒸発器、ヒータ及び送風ファンを有する装置(以下では、庫内温調装置という)と、断熱庫の背面側で上下方向に延びる背面ダクトと、を備えている。この自動販売機では、庫内温調装置から送風された冷気又は暖気を断熱庫内の商品の間を通過させ、その後、背面ダクトを経由して庫内温調装置に循環させることにより、断熱庫内の商品を冷却又は加熱している。
ここで、この自動販売機では、背面ダクトの長さを比較的に短くして背面ダクトの上端の位置を商品収納装置の高さ方向の比較的に低い位置に留めているため、背面ダクトにはダクト上部の開口を介して商品収納装置内の下部領域の空気が主に吸込まれることになる。かかる自動販売機によれば、商品収納装置内の下部領域を集中的に冷却又は加熱することができ、商品収納装置内の上部領域に並ぶ販売順の遅い商品の冷却又は加熱に費やす電力の消費が抑制され得る。
特開2013−105462号公報
しかしながら、前記従来の自動販売機では、背面ダクトのダクト上部の開口が上方に向けて開口しているため、この開口を介して商品収納装置内の冷却又は加熱の不要な上部領域の空気の一部を吸込む可能性がある。その結果、庫内温調装置から送風された空気の一部が冷却又は加熱の不要な領域を通過する空気流れが生じてしまい、その分だけ、余分な電力が消費され得る。つまり、商品収納装置内の所定領域を効率的に冷却又は加熱するためには、背面ダクトの長さ(高さ)の調整のみでは不十分であり、その工夫が求められている。
そこで、本発明は、サーペンタイン方式の商品収納装置内の所定領域を効率的に冷却又は加熱することが可能な自動販売機を提供することを目的とする。
本発明の一側面によると、断熱構造の断熱庫と、前記断熱庫内に設けられる商品収納装置と、前記断熱庫内における前記商品収納装置より下方に設けられる庫内温調装置と、前記断熱庫の後壁と前記商品収納装置との間に設けられるダクトと、を含む、自動販売機が提供される。前記商品収納装置は、前記断熱庫の前後方向に蛇行しつつ上下方向に延びる商品通路内に積み重ねられて収容された商品を最下位の商品から順に落下させて搬出する複数の商品収納コラムを有する。前記庫内温調装置は、空気を冷却又は加熱して送風することにより前記断熱庫内の温度を調整するための装置である。前記ダクトは、前記後壁に対向して上下方向に延びるダクト壁、前記ダクト壁における前記庫内温調装置に対応した高さ位置に開口される下部開口部、及び、前記下部開口部より上方の高さ位置に開口される上部開口部を有する。前記自動販売機は、前記庫内温調装置により送風した冷気又は暖気を前記商品収納装置の内部及び前記ダクトを経由して循環させることにより、前記商品収納装置内の所定領域の商品を冷却又は加熱する。前記複数の商品収納コラムにおける各商品通路は、互いに前記前後方向に離間して対向すると共に複数の通気孔が開口された一対の通路形成体により区画される。前記ダクト壁は、前記前後方向の最後部の前記商品収納コラムにおける前記一対の通路形成体のうちの後側通路形成体に近接又は当接するように配置される。前記上部開口部は、前記ダクト壁に開口される。前記ダクトは、前記ダクト壁の上端に接続されてダクト上部を閉塞する上部壁であって、前記後側通路形成体における前記ダクト壁側に突出した複数の凸部のうちのいずれか一つに対応した高さ位置に位置する上部壁を有する。
前記一側面による自動販売機では、ダクトのダクト上部は上部壁により閉塞されているため、ダクトの上方の領域の空気のダクト内への吸込みを抑制することができる。そして、ダクト上部を閉塞した替りに上部開口部を断熱庫の後壁に対向して上下方向に延びるダクト壁に開口させつつ、ダクト壁を最後部の商品収納コラムにおける蛇行する商品通路を形成する一対の通路形成体のうちの後側通路形成体に近接又は当接させ、且つ、上部壁を後側通路形成体の複数の凸部のうちのいずれか一つに対応した高さ位置に位置させている。このため、ダクト壁における上部開口部より上方の部位と後側通路形成体との間の領域の上部が後側通路形成体の凸部により略閉塞又は閉塞されて、ダクトの上方の領域の空気のダクト内への吸込みをさらに抑制又は防止することができる。したがって、上部開口部の開口の高さ位置に応じた商品収納装置内の所定領域を冷却又は加熱する際に、前記所定領域より上方の空気がダクト内へ吸込まれることを確実に抑制又は防止することができる。そして、庫内温調装置から送風された空気の一部が冷却又は加熱の不要な領域を通過する空気流れの発生を抑制又は防止することができる。その結果、前記従来の自動販売機と比較すると余分な電力が消費されることを抑制でき、又は、余分な電力が消費されることを防止することができる。
このようにして、サーペンタイン方式の商品収納装置内の所定領域を効率的に冷却又は加熱することが可能な自動販売機を提供することができる。
本発明の一実施形態における自動販売機を示す斜視図である。 前記自動販売機の側断面図である。 前記自動販売機の要部拡大断面図である。 前記自動販売機の背面ダクトの上部開口部の正面図である。 前記自動販売機の一対の通路形成体を説明するための概念図である。 図3に示すA部の拡大図である。 図6に示す矢印B方向から視た部分拡大図である。 前記自動販売機の変形例を説明するための要部拡大断面図である。 前記自動販売機の別の変形例を説明するための部分拡大図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態における自動販売機の外観図を示す。図2は自動販売機の側断面図を示し、図3は自動販売機の要部拡大断面図を示す。なお、図3では、図の明瞭化のため商品としての容器入り飲料Dは図示省略されている。また、以下では、自動販売機について、前後・左右・上下を、図1に示すように便宜上規定して、説明する。
本実施形態による自動販売機100は、図1及び図2に示すように、商品として容器入り飲料(ここではペットボトルに入った飲料)Dを冷却又は加熱して販売可能に構成され、前面を開口した自動販売機本体1と、自動販売機本体1の前面を開閉する外扉2と、後述する商品収納庫1aの前面を開閉する内扉3とを備えて構成される。
前記自動販売機本体1は、容器入り飲料Dを収納するための商品収納庫1aと、各種機器を収容する機械室1bとに区分されている。機械室1bは商品収納庫1aの下方に位置する。自動販売機本体1は、前面が開口され、断熱構造の商品収納庫1aを有して形成されている。なお、本実施形態において、この商品収納庫1aが本発明に係る「断熱庫」に相当する。
前記商品収納庫1aは、前面が開口され、それぞれ断熱壁からなる後壁1c、上壁1d、底壁1e、左側壁1f及び右側壁1gによって囲まれた断熱構造を有して形成されている。この商品収納庫1a内には、前後方向に複数(図では六個)の商品収納コラム4a〜4fを有した商品収納装置4が配設されている。商品収納装置4の下方には、商品シュータ5が設けられている。また、図2に示すように、商品収納庫1aの下部には、容器入り飲料Dを冷却又は加熱するための後述する温調装置30の庫内温調装置10等が設けられている。そして、商品収納庫1a内の背面側には背面ダクト6が設けられている。なお、商品収納装置4、商品シュータ5、背面ダクト6及び温調装置30については、後に詳述する。
前記外扉2は、自動販売機本体1の前面を開閉する扉であり、前面に商品サンプル室2a、商品選択ボタン2b、硬貨投入口2c、紙幣挿入口2d、硬貨返却口2e、及び商品取出口2f等を備え、その幅方向一端側が取付板2gを介して自動販売機本体1に回動自在に支持されている。
前記内扉3は、自動販売機本体1内の商品収納庫1aの前面を開閉する扉であり、断熱材を内部に備えて形成された扉である。この断熱性の内扉3の下部には、商品収納庫1aと商品取出口2fとを連通する商品搬出口3aが開口されている。商品選択ボタン2bの押下等による販売操作が行われると、商品選択ボタン2bに対応する容器入り飲料Dを収容しているいずれかの商品収納コラム4a〜4fの最下位から容器入り飲料Dが、下方に落下する。その後、容器入り飲料Dは、商品シュータ5の斜面に沿って転動し、商品搬出口3aに取付けられた内扉側フラップを押し開いて、商品取出口2f内に払出されるように構成されている。
前記商品収納装置4は、商品収納庫1a内に設けられ、いわゆるサーペンタイン方式の装置であり、複数の商品収納コラム4a〜4fを前後方向に隣接させて有している。各商品収納コラム4a〜4fは、商品収納庫1aの前後方向に蛇行しつつ上下方向に延びる商品通路R内に積み重ねられて収容された容器入り飲料Dを最下位の容器入り飲料Dから順に落下させて搬出可能に構成されている。また、商品収納装置4は、幅方向(左右方向)両端部に側板を有している。以下では、左側の前記側板を左側板41(図2及び図3参照)といい、右側の前記側板を右側板42(後述する図7参照)という。左側板41と右側板42との間に商品収納コラム4a〜4fが配置されている。商品収納装置4は、上端側の商品投入口から投入された容器入り飲料Dを、商品収納装置4の下端側に設けられた商品搬出装置8によって、最下位の容器入り飲料Dから順に一個ずつ商品シュータ5側に落下搬出する。商品搬出装置8は、商品通路Rの下端を開閉可能なゲートレバーを有し、このゲートレバーによって商品通路Rの下端を開放することにより容器入り飲料Dを一個ずつ下方に落下搬出するように構成されている。なお、商品収納装置4の動作は図示省略した制御部により制御される。
複数の商品収納コラム4a〜4fにおける各商品通路Rは、図3に示すように、互いに商品収納庫1aの前後方向に離間して対向すると共に複数の通気孔7aが開口された一対の通路形成体7,7により区画されている。つまり、一対の通路形成体7,7のうちの前側に位置する前側通路形成体7Fと、一対の通路形成体7,7のうちの後側に位置する後側通路形成体7Bとが互いに対向し、前側通路形成体7Fと後側通路形成体7Bとの間に商品通路Rが形成されている。本実施形態では、商品収納装置4は、六列の前側通路形成体7Fと六列の後側通路形成体7Bとを合わせて十二列の通路形成体7を有している。各商品収納コラム4a〜4fは、二つの商品収納コラムが一組になって配設されている。詳しくは、前側から、商品収納コラム4a及び商品収納コラム4b(以下では、第1コラム組4a,4bという)、商品収納コラム4c及び商品収納コラム4d(以下では、第2コラム組4c,4dという)、商品収納コラム4e及び商品収納コラム4f(以下では、第3コラム組4e,4fという)が、それぞれ互いに組になっている。第2コラム組4c,4dの下端は、第1コラム組4a,4bの下端と第3コラム組4e,4fの下端の間の高さ位置に位置している。なお、一対の通路形成体7,7については後にさらに詳述する。
前記商品シュータ5は、商品収納装置4の下方に設けられ、多数の通気孔を有する平板状の部材であり、自動販売機100の前面側に向って下降するように前下がりに傾斜して配設されている。
前記背面ダクト6は、商品収納庫1aの後壁1cと商品収納装置4との間に設けられ、商品収納庫1aの高さ方向に延びている。背面ダクト6には、温調装置30の後述する庫内送風ファン11により送風されて商品収納庫1a内を流通した空気が流通する。なお、本実施形態において、この背面ダクト6が本発明に係る「ダクト」に相当する。
背面ダクト6は、具体的には、商品収納庫1aの後壁1cに対向して上下方向に延びるダクト壁6aと、ダクト壁6aの上端に接続されてダクト上部を閉塞する上部壁6bと、ダクト壁6aにおける温調装置30の後述する庫内温調装置10に対応した高さ位置に開口される下部開口部6a1、及び、ダクト壁6aにおける下部開口部6a1より上方の高さ位置に開口される上部開口部6a2と、を有する。
ダクト壁6aは、例えば、底壁1eから上壁1dに向かって上下方向に直線的に延びている。上部壁6bは、商品収納庫1aの後壁1cと最後部の商品収納コラム4fの後側通路形成体7Bとの間における所定高さ位置に位置している。
本実施形態では、背面ダクト6における上部開口部6a2の部分を前方から視た上部開口部6a2の正面図である図4に示すように、上部開口部6a2は、平面視で矩形状に大きく開口された一つの開口からなる。また、下部開口部6a1は、図示省略するが、例えば、上部開口部6a2と同様に矩形状に開口されている。
また、背面ダクト6は、例えば、正面視(前側又は後側から視て)で矩形状の平板を板金加工等により左右方向両側部及び上端部を折り曲げ加工して形成される。このように形成された背面ダクト6は商品収納庫1aの後壁1cに適宜に取付けられ、これにより、背面ダクト6と商品収納庫1aの後壁1cとで囲まれる空気の流通路が形成される。なお、図2、図3及び後述する図8においては、図の明瞭化のため、ダクト壁6a及び上部壁6bの壁厚は、通路形成体7の厚みよりも厚く示されているが、実際には、例えば、通路形成体7の厚みと同程度である。また、ダクト壁6a及び上部壁6bの配置位置、上部開口部6a2の開口位置については後に詳述する。
前記温調装置30は、複数の容器入り飲料Dを冷却又は加熱するものであり、例えば、庫内温調装置10と庫外温調装置20とを有し、商品収納庫1a内の空気を冷却又は加熱すると共に背面ダクト6を介して循環させることによって複数の容器入り飲料Dを冷却又は加熱可能に構成されている。本実施形態では、温調装置30は、例えば、運転モードを冷却運転モードと加熱運転モードとに選択的に切替えて運転可能に構成されている。庫内温調装置10の後述する庫内熱交換器(蒸発器)12と庫外温調装置20とは、冷媒配管Pを介して接続され、冷媒を循環させることによって商品収納庫1a内を冷却可能な冷凍装置を構成している。なお、温調装置30の動作は図示省略した制御部により制御される。
前記庫内温調装置10は、商品収納庫1a内における商品収納装置4より下方、具体的には、商品シュータ5の下方に設けられ、空気を冷却又は加熱して送風することにより商品収納庫1a内の温度を調整するための装置である。つまり、庫内温調装置10は、冷却運転モードの際には冷気を送風し、加熱運転モードの際には暖気を送風可能に構成されている。
庫内温調装置10は、具体的には、庫内送風ファン11、庫内熱交換器(蒸発器)12、及び、ヒータ13を有する。また、庫内温調装置10は、例えば、背面ダクト6の下部開口部6a1に連通する連通口14aと、商品シュータ5と商品収納庫1aの底壁1eとの間の領域に連通する空気吐出口14bとを有するケーシング14内に設けられている。このケーシング14の空気吐出口14bの前方には斜め上方の空気流れを生じさせるガイド部14cが設けられている。また、庫内送風ファン11は、例えば、背面ダクト6の下部開口部6a1の近傍(ケーシング14の連通口14a側)に配設され、商品収納庫1a内の空気を循環させるものであり、下部開口部6a1から吸込んだ空気を庫内熱交換器12に向けて送風させる。庫内熱交換器12は、冷媒を蒸発させ周囲空気を冷却するものであり、例えば、庫内送風ファン11の近傍に配設されている。ヒータ13は、通電されることにより加熱される電気ヒータからなり、周囲空気を加熱するものであり、例えば、ケーシング14の空気吐出口14b側に配置されている。なお、本実施形態では、庫内送風ファン11が背面ダクト6の下部開口部6a1と庫内熱交換器12との間に配置されているが、背面ダクト6の下部開口部6a1と庫内送風ファン11との間に庫内熱交換器12が配置されてもよい。また、ヒータ13のケーシング14内における配置位置についても、ケーシング14の空気吐出口14b側に限らず、適宜位置に設定することができる。
前記庫外温調装置20は、機械室1b内に設けられており、冷媒を圧縮する圧縮機21と、圧縮された冷媒を凝縮する庫外熱交換器(凝縮器)22と、凝縮された冷媒を膨張させる膨張機構23とを有し、前記冷凍装置のコンデンシングユニットを構成する。庫内熱交換器12、圧縮機21、庫外熱交換器22、及び膨張機構23は、冷媒を循環させる冷媒配管Pによって接続され、庫外熱交換器22の近傍には、庫外送風ファン24が配設されている。
冷却運転モードの場合には、前記制御部からの指令に基づいて、庫内送風ファン11が作動すると共に、圧縮機21及び庫外送風ファン24が作動する。つまり、温調装置30は、庫内送風ファン11によって商品収納庫1a内の空気を背面ダクト6を介して循環させると共に、前記冷媒を圧縮機21、庫外熱交換器22、膨張機構23、及び庫内熱交換器12に循環させる。商品収納庫1a内の空気は、庫内熱交換器12の周囲を通過する際に前記冷媒と熱交換して冷却され、これにより、商品収納庫1a内、ひいては、各商品収納装置4内に収納された多数の容器入り飲料Dが冷却される。
加熱運転モードの場合には、前記制御部からの指令に基づいて、庫内送風ファン11が作動すると共に、ヒータ13が通電される。この場合、商品収納庫1a内の空気は、ヒータ13の周囲を通過する際に加熱され、これにより、商品収納庫1a内に収納された多数の容器入り飲料Dが加熱される。
このように、庫内温調装置10により送風した冷気又は暖気を商品収納装置4の内部及び背面ダクト6を経由して循環させることにより、商品収納装置4内の所定領域E(図2に二点鎖線で囲まれた領域)の容器入り飲料Dを冷却又は加熱する、自動販売機100が構成されている。
本実施形態では、商品収納装置4内の所定領域Eは、図2及び図3に示すように、商品収納装置4の下部側に設定されている。つまり、本実施形態における自動販売機100では、商品収納装置4内に収納された複数の容器入り飲料Dのうちの下部側の容器入り飲料Dを冷却又は加熱する下部集中冷却運転又は下部集中加熱運転を実行可能に構成されている。詳しくは、商品収納庫1a内の空気は、図2に太線矢印で示すように、上部開口部6a2から背面ダクト6内に流入し、背面ダクト6内を下向きに通過して下部開口部6a1から流出し、その後、ケーシング14及び商品収納庫1a内を経由して、再び上部開口部6a2から背面ダクト6内に流入するように流れて商品収納庫1a内を循環する。この場合、下部開口部6a1から流出した空気は、庫内熱交換器12によって冷却され、又は、ヒータ13によって加熱され、その後、商品シュータ5の通気孔を経由し、商品収納装置4内に収納された容器入り飲料Dの間を下方から上方に向かって通過して再び上部開口部6a2に向かう。これにより、商品収納庫1a内の下部空間が、冷却又は加熱されると共に、各商品収納装置4内に収納された下部側の複数の容器入り飲料Dが冷却又は加熱される。
次に、ダクト壁6a及び上部壁6bの配置位置について、図3を参照して詳述する。
ダクト壁6aは、複数の商品収納コラム4a〜4fのうちの商品収納庫1aの前後方向の最後部の商品収納コラム4fにおける後側通路形成体7Bに当接するように配置されている。詳しくは、一対の通路形成体7,7は、全体として前後方向に蛇行しつつ上下方向に延びている。そして、上下方向に直線的に延びるダクト壁6aの後側通路形成体7B側(前面側)の壁面が、最後部の商品収納コラム4fの後側通路形成体7Bにおけるダクト壁6a側に突出した凸部7bに当接している。本実施形態では、ダクト壁6aは、後側通路形成体7Bに当接するものとして以下説明するが、これに限らず、後側通路形成体7Bに近接するように配置されてもよい。
上部壁6bは、最後部の商品収納コラム4fの後側通路形成体7Bにおけるダクト壁6a側に突出した複数の凸部7bのうちのいずれか一つに対応した高さ位置に位置している。具体的には、本実施形態では、底壁1eから上部壁6bの上面までの高さが、底壁1eから商品収納コラム4fの後側通路形成体7Bの下側の最初の凸部7bの頂点までの高さと略一致又は一致している。したがって、背面ダクト6は、そのダクト壁6aが最後部の商品収納コラム4fの後側通路形成体7Bに当接するように配置され、且つ、ダクト上部におけるダクト壁6aと上部壁6bとの交わる角部が商品収納コラム4fの後側通路形成体7Bの凸部7bに当接するところまで延びている。
次に、一対の通路形成体7,7について、図3、図5〜図7を参照して詳述する。図5は一対の通路形成体7,7を説明するための概念図である。図6は図3に示すA部(一点鎖線で囲まれる部分)の拡大図であり、図7は図6に示す矢印B方向(後方)から視た部分拡大図である。
本実施形態では、図3及び図5に示すように、一対の通路形成体7,7は、それぞれ、蛇行通路形成体71と、下端通路形成体72とを含む。つまり、各通路形成体7(前側通路形成体7F、後側通路形成体7B)は、それぞれ、蛇行通路形成体71と、下端通路形成体72とを含んで構成されている。
蛇行通路形成体71は、複数の凸部7bを有し、全体として商品収納庫1aの前後方向に蛇行している。前側通路形成体7Fの蛇行通路形成体71と後側通路形成体7Bの蛇行通路形成体71とが、前後方向に互いに対向するように配置されることにより、蛇行した商品通路Rが形成されている。
蛇行通路形成体71は、具体的には、図3及び図6に示すように、それぞれ円弧状に形成された複数のシュート板71aが上下方向に配列されることにより、商品収納庫1aの前後方向に蛇行しつつ上下方向に延びている。各シュート板71aは、薄板部材を円弧状に形成した部材からなり、図3及び図7に示すように、左側板41と右側板42との間に、それぞれ、シュート板71aの凹面を商品通路Rに向けて上下方向に配置されている。前側通路形成体7Fとして配置されるシュート板71aと後側通路形成体7Bとして配置されるシュート板71aは、互いに上下方向にずらして取付けられており、これにより、商品通路Rが蛇行して上下方向に延びるように形成されている。各シュート板71aの上端には、図6及び図7に示すように、曲げ加工を施すことにより幅方向(左右方向)に延びる円筒状に形成された連結部7cが設けられている。各シュート板71aは、連結部7cの円筒内に、左側板41と右側板42との間に架設された支軸7dが挿通されることにより、左側板41と右側板42との間に支軸7dを介して連結支持されている。また、通気孔7aは、図7に示すように、各シュート板71aの互いに上下方向及び幅方向にずらした複数の箇所に開口されており、各通気孔7aは、上下方向に長いスリット状に開口されている。なお、蛇行通路形成体71における上下方向両端部におけるシュート板71aは、商品通路Rの通路長に合わせて上下方向に適宜の長さを有するように形成される。
下端通路形成体72は、蛇行通路形成体71の下端に連続して上下方向に延び通路形成体7の下端部を構成する所定長の部材である。ここで、商品搬出装置8の本体部は、第1コラム組4a,4b、第2コラム組4c,4d及び第3コラム組4e,4fのそれぞれの下端部における前後方向中央部に、上下方向に延びるように設けられており、下端通路形成体72は、商品搬出装置8の前記本体部と協働して、商品通路Rの下端部を形成し、商品通路Rの下端部の通路幅(前後方向の通路幅)を規制している。
次に、上部開口部6a2の開口位置について、図3及び図4を参照して詳述する。
本実施形態において、上部開口部6a2の開口縁下端6a21は、最後部の商品収納コラム4fの後側通路形成体7Bにおける下端通路形成体72の上端に対応した高さ位置に位置している。
また、本実施形態においては、前述したように、冷却又は加熱対象の領域である商品収納装置4内の所定領域Eは、図2に示すように、商品収納装置4の下部側に設定するものとした。この所定領域Eの上端の高さ位置は、上部開口部6a2の開口縁上端6a22の高さ位置により規定されている。つまり、所定領域Eの上端の高さ位置は開口縁上端6a22の高さ位置に一致しており、開口縁上端6a22の高さ位置を適宜に定めることにより、所定領域Eの上端の高さ位置が定まる。
また、本実施形態においては、上部開口部6a2は、図3に示すように、少なくとも最後部の商品収納コラム4fの後側通路形成体7Bにおける上下に隣接するシュート板71aの間の隙間Gに対応した部位に対向するように開口されている。言い換えると、上部開口部6a2は、少なくとも最後部の商品収納コラム4fの後側通路形成体7Bにおける蛇行通路形成体71の商品通路R側に凹む凹部に対応した部位に対向するように開口されている。
かかる本実施形態による自動販売機100によれば、背面ダクト6のダクト上部は上部壁6bにより閉塞されているため、背面ダクト6の上方の領域の空気の背面ダクト6内への吸込みを抑制することができる。そして、背面ダクト6のダクト上部を閉塞した替りに上部開口部6a2を商品収納庫1aの後壁1cに対向して上下方向に延びるダクト壁6aに開口させつつ、ダクト壁6aを最後部の商品収納コラム4fにおける蛇行する商品通路Rを形成する一対の通路形成体7,7のうちの後側通路形成体7Bに近接又は当接させ、且つ、上部壁6bを後側通路形成体7Bの複数の凸部7bのうちのいずれか一つに対応した高さ位置に位置させている。このため、ダクト壁6aにおける上部開口部6a2より上方の部位と後側通路形成体7Bとの間の領域の上部が、図3に示すように、後側通路形成体7Bの凸部7bにより略閉塞又は閉塞されて、背面ダクト6の上方の領域の空気の背面ダクト6内への吸込みをさらに抑制又は防止することができる。したがって、上部開口部6a2の開口の高さ位置に応じた商品収納装置4内の所定領域Eを冷却又は加熱する際に、所定領域Eより上方の空気が背面ダクト6内へ吸込まれることを確実に抑制又は防止することができる。そして、庫内温調装置10から送風された空気の一部が冷却又は加熱の不要な領域を通過する空気流れの発生を抑制又は防止することができる。その結果、従来の自動販売機と比較すると余分な電力が消費されることを抑制でき、又は、余分な電力が消費されることを防止することができる。
このようにして、サーペンタイン方式の商品収納装置4内の所定領域Eを効率的に冷却又は加熱することが可能な自動販売機100を提供することができる。
また、本実施形態では、背面ダクト6の上部開口部6a2の開口縁下端6a21は、最後部の商品収納コラム4fの後側通路形成体7Bにおける下端通路形成体72の上端に対応した高さ位置に位置している。これにより、容器入り飲料Dの搬出動作時以外のタイミングにおいて、容器入り飲料Dが位置していない商品搬出装置8の前記本体部と下端通路形成体72との間の領域を避けるような空気流れを商品収納装置4内に形成することができ、その分、余分な電力が消費されることを抑制又は防止することができる。
本実施形態では、冷却又は加熱対象の領域である商品収納装置4内の所定領域Eは、図2に示すように、商品収納装置4の下部側に設定されている。これにより、商品収納装置4内に収納された複数の容器入り飲料Dのうちの下部側の容器入り飲料Dを冷却又は加熱する下部集中冷却運転又は下部集中加熱運転を実行することができる。
ここで、下部集中冷却運転又は下部集中加熱運転を実行した場合、商品収納装置4の下部領域が集中的に冷却又は加熱される。その結果、外気温度と商品収納庫1aの下部領域における庫内温度との温度差は、外気温度と商品収納庫1aの上部領域における庫内温度との温度差よりも高くなる。そして、外気温度と庫内温度との温度差が大きい領域においては、加熱運転においては、庫内から庫外への放熱が大きく、冷却運転においては、庫外から庫内への入熱が大きくなる。したがって、外気温度と庫内温度との温度差の大きい領域が狭いほど、効率的な運転が可能である。この点、本実施形態の自動販売機100では、前述したように、庫内温調装置10から送風された空気の一部が冷却又は加熱の不要な上部領域を通過する空気流れの発生を抑制又は防止することができるので、外気温度と庫内温度との温度差が大きい領域が上部領域にまで広がることを抑制又は防止することができる。その結果、外気温度と庫内温度との温度差が大きい領域を狭くすることができ、その分、余分な電力が消費されることを抑制又は防止することができる。
本実施形態では、冷却又は加熱対象の領域である商品収納装置4内の所定領域Eの上端の高さ位置は、上部開口部6a2の開口縁上端6a22の高さ位置により規定されている。これにより、開口縁上端6a22の高さ位置を適宜に定めることにより、冷却又は加熱対象の領域である商品収納装置4内の所定領域Eの上端の高さ位置を容易に定めることができる。
本実施形態では、背面ダクト6の上部開口部6a2は、少なくとも最後部の商品収納コラム4fの後側通路形成体7Bにおける上下に隣接するシュート板71aの間の隙間Gに対応した部位に対向するように開口されている。これにより、この隙間Gを介して、商品収納庫1a内の空気を効率的に吸込むことができる。
なお、本実施形態では、背面ダクト6の上部開口部6a2は、単に、ダクト壁6aに開口され、その開口面積が固定されているものとしたが、これに限らず、ダクト壁6aの上部開口部6a2の開度を調整する開度調整部9をさらに備えて構成してもよい。開度調整部9は、例えば、図8に示すように、上部壁6bを貫通してダクト壁6aの背面(後側の面)に沿って上下方向にスライド移動すると共に、上部開口部6a2の一部を塞ぐように配置される。これにより、開度調整部9のスライド移動に応じて、上部開口部6a2の開口面積を変更することができる。この場合、上部開口部6a2の開口縁上端6a22は、開度調整部9の下端部に相当し、開度調整部9を適宜にスライド移動させることにより、所定領域Eの上端の高さ位置を調整することができる。また、開度調整部9は、上部開口部6a2の上端側からスライド移動する場合に限らず、上部開口部6a2の下端側からスライド移動するように配置してもよい。これらのように、上部開口部6a2の開口面積を可変に構成した場合、例えば、さらに、庫内送風ファン11の回転数を可変可能に構成し、上部開口部6a2の開口面積を比較的に小さくするほど、庫内送風ファン11の回転数を下げて、循環する空気の流速を下げるとよい。これにより、循環する空気と冷媒との熱交換や、循環する空気と容器入り飲料Dとの熱交換を確実に促進させることができる。なお、開度調整部9は、手動でスライド移動するように構成してもよいし、開度調整部9をスライド移動させる駆動部を設けて駆動部を介して自動でスライド移動するように構成してもよい。自動でスライド移動させる場合には、例えば、図示を省略した制御部からの指令に基づいて、庫内送風ファン11の回転数と連動して開度調整部9の開口面積を調整するように構成するとよい。
本実施形態では、背面ダクト6の上部開口部6a2は、図4に示したように、平面視で矩形状に大きく開口された一つの開口からなるものとしたが、これに限らない。例えば、図9に示すように、上部開口部6a2は、互いに左右方向及び上下方向にずらした複数個所に開口された複数のスリットSからなるものとしてもよい。この場合、複数のスリットSのうちの最下端のスリットSにおける開口縁下端が、上部開口部6a2の開口縁下端6a21に相当し、複数のスリットSのうちの最上端のスリットSにおける開口縁上端が、上部開口部6a2の開口縁上端6a22に相当する。
本実施形態では、冷却又は加熱対象の領域である商品収納装置4内の所定領域Eは、商品収納装置4の下部側に設定されている場合を一例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、商品収納装置4の下端から蛇行した商品通路Rの上端の高さ位置までを所定領域Eとして設定し、商品収納装置4のうちの略全体を冷却又は加熱するように構成してもよい。この場合、背面ダクト6の上部壁6bは、最後部の商品収納コラム4fの後側通路形成体7Bにおけるダクト壁6a側に突出した複数の凸部のうちの最上部の凸部7bに対応した高さ位置に位置させる。そして、上部開口部6a2の開口縁上端6a22の高さ位置は所定領域Eの上端の高さ位置に合わせる。上部開口部6a2の開口縁下端6a21の高さ位置については、上部開口部6a2の必要とする開口面積に応じて定める。
本実施形態では、庫内送風ファン11は商品収納装置4側に向けて空気を送風し、背面ダクト6の上部開口部6a2を空気の吸込み口として機能させたが、これに限らず、庫内送風ファン11は背面ダクト6に向けて空気を送風し、上部開口部6a2を空気の吐出口として機能させてもよい。この場合、空気は、図2に太線矢印で示した循環方向と逆回りに循環し、背面ダクト6の上部開口部6a2から商品収納装置4側に空気が吐出される。ダクト壁6aにおける上部開口部6a2より上方の部位と後側通路形成体7Bとの間の領域の上部は、後側通路形成体7Bの凸部7bにより略閉塞又は閉塞されているため、上部開口部6a2から吐出された空気の一部が背面ダクト6の上方の領域を通過する空気流れが発生することを抑制又は防止することができる。その結果、空気の循環方向を逆転させて、上部開口部6a2を空気の吐出口として機能させたとしても、上部開口部6a2を空気の吸込み口として機能させた場合と同様の作用効果を奏することができる。
本実施形態では、温調装置30は、冷却運転と加熱運転とを選択的に実行可能である場合を一例に挙げて説明したが、これに限らず、冷却運転のみ、又は、加熱運転のみを実行する構成であってもよい。また、加熱運転は、ヒータ13に限らず、ヒートポンプ運転により実行してもよい。この場合、例えば、図2に示す庫内熱交換器(蒸発器)12を機械室1bに配置して庫外熱交換器として機能させると共に、図2に示す庫外熱交換器(凝縮器)22を商品収納庫1aのケーシング14内に配置して庫内熱交換器として機能させればよい。
本実施形態では、容器入り飲料Dを商品とする自動販売機を対象としているが、本発明は、容器入り飲料D以外の商品を冷却又は加熱して販売する自動販売機にも適用可能である。
以上、本発明の実施形態及びその変形例について説明したが、本発明は上述の実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて更なる変形や変更が可能であることはもちろんである。
1a…商品収納庫(断熱庫)
1c…後壁
4…商品収納装置
4a〜4f…商品収納コラム
6…背面ダクト(ダクト)
6a…ダクト壁
6b…上部壁
6a1…下部開口部
6a2…上部開口部
6a21…開口縁下端
6a22…開口縁上端
7,7…一対の通路形成体
7a…通気孔
7b…凸部
7B…後側通路形成体
9…開度調整部
10…庫内温調装置
71…蛇行通路形成体
71a…シュート板
72…下端通路形成体
100…自動販売機
D…容器入り飲料(商品)
E…所定領域
G…隙間
R…商品通路

Claims (5)

  1. 断熱構造の断熱庫と、
    前記断熱庫内に設けられ、前記断熱庫の前後方向に蛇行しつつ上下方向に延びる商品通路内に積み重ねられて収容された商品を最下位の商品から順に落下させて搬出する複数の商品収納コラムを有する商品収納装置と、
    前記断熱庫内における前記商品収納装置より下方に設けられ、空気を冷却又は加熱して送風することにより前記断熱庫内の温度を調整するための庫内温調装置と、
    前記断熱庫の後壁と前記商品収納装置との間に設けられるダクトであって、前記後壁に対向して上下方向に延びるダクト壁、前記ダクト壁における前記庫内温調装置に対応した高さ位置に開口される下部開口部、及び、前記下部開口部より上方の高さ位置に開口される上部開口部を有するダクトと、
    を含み、前記庫内温調装置により送風した冷気又は暖気を前記商品収納装置の内部及び前記ダクトを経由して循環させることにより、前記商品収納装置内の所定領域の商品を冷却又は加熱する、自動販売機において、
    前記複数の商品収納コラムにおける各商品通路は、互いに前記前後方向に離間して対向すると共に複数の通気孔が開口された一対の通路形成体により区画され、
    前記ダクト壁は、前記前後方向の最後部の前記商品収納コラムにおける前記一対の通路形成体のうちの後側通路形成体に近接又は当接するように配置され、
    前記上部開口部は、前記ダクト壁に開口され、
    前記ダクトは、前記ダクト壁の上端に接続されてダクト上部を閉塞する上部壁であって、前記後側通路形成体における前記ダクト壁側に突出した複数の凸部のうちのいずれか一つに対応した高さ位置に位置する上部壁を有する、自動販売機。
  2. 前記一対の通路形成体は、それぞれ、前記複数の凸部を有し前記前後方向に蛇行する蛇行通路形成体と、前記蛇行通路形成体の下端に連続して上下方向に延び前記通路形成体の下端部を構成する所定長の下端通路形成体と、を含み、
    前記上部開口部の開口縁下端は、前記後側通路形成体における前記下端通路形成体の上端に対応した高さ位置に位置している、請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記所定領域は、前記商品収納装置の下部側に設定され、
    前記所定領域の上端の高さ位置は、前記上部開口部の開口縁上端の高さ位置により規定されている、請求項1又は2に記載の自動販売機。
  4. 前記ダクト壁の前記上部開口部の開度を調整する開度調整部をさらに含む、請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動販売機。
  5. 前記蛇行通路形成体は、それぞれ円弧状に形成された複数のシュート板が上下方向に配列されることにより、前記前後方向に蛇行しつつ上下方向に延び、
    前記上部開口部は、少なくとも前記後側通路形成体における上下に隣接するシュート板の間の隙間に対応した部位に対向するように開口されている、請求項1〜4のいずれか一つに記載の自動販売機。
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