JP4049060B2 - 自動販売機 - Google Patents
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Description
図11、12にて従来方式の自動販売機の構成を説明する。1は前面が開口し断熱筐体としてなる本体ケースの庫内に形成された商品収納室であり、断熱仕切壁により本体ケースの左右方向に複数個(多くは3個)並設されている。2は商品収納室1の内部下方に傾斜して取設され、その板面に多数の孔を有するシュータである。3は自動販売機の商品収納室内で冷却もしくは加熱して販売される商品であり、4は商品投入口から投入された商品3を縦方向に積み重ねて収納し、シュータ2の上方に配置された商品ラックであり、商品収納室内に左右方向に紙面と垂直方向に複数列(1〜4列)取設されている。5は商品収納室1を冷却する冷凍圧縮機、凝縮器より構成される冷却ユニットであり、6は冷却ユニット5と配管接続されシュータ2の下方配置された蒸発器である。7は蒸発器6の前方に配置されたヒータであり、8は蒸発器6、ヒータ7、ファン9を収納した熱交換室である。10は外扉の前面に開口し、商品ラック4より搬出された商品3がシュータ2に沿って転動して送出され、その送出された商品が顧客により取り出される商品取り出し口である。11は、商品収納室1の後面に取設され、熱交換室8のファン9より加熱もしくは冷却され、シュータ2の孔を通過し、商品ラック4内の商品3と熱交換された空気を再び熱交換室8に戻す通路である循環ダクトである。12は商品収納室1の前面開口を開閉する断熱材で構成された内扉であり、13は商品収納室1の両側面に配設され、外気または隣設する商品収納室との間を断熱する側壁であり、14は、商品収納室1の底面に配設され、冷却ユニット5が収納された空間との間を断熱する底板である。
上述した従来の自動販売機において、ファン9の駆動により吹き出され通気孔2aを通り商品ラック4に向かう風は、図13,14の矢印に示すような流れを示すことが、本願発明者により、商品収納室1を透明部材で製作して可視化実験で観察、確認されている。シュータ2の上面において、通気孔2aより吐出する流れは、図13に示すように前方、上方、側方へと不均一な風速、風向を有する。また、シュータ2の下方では、前方より見て時計回りに回転しているファンから吐出する流れにおいては、図13に示すように正面より見て左側に多量の風が流れている。
特許文献1では、クロスフローファン、乱流装置をつけての整流化を図ることが提案されている。しかし、この方式は、クロスフローファンがプロペラファンと比較して効率が半分程度低下すること、乱流装置による流体抵抗の増加により駆動するファンモータの動力が増加し、コストの増加、消費電力の増加を招く。
また、特許文献2では、シュータの下面に上向きのガイドをつけ、流れの均一化を図ることが提案されている。しかし、この方式では、シュータの通気孔と上向きのガイドにより形成される流体抵抗と比較してシュータの両側端部からの流体抵抗が小さくなるために、上向きのガイドに向かう風が大幅に制限される。効果的に上向きのガイドより吐出させるためには、ファン風量、およびモータの動力が増加させる必要が生じ、消費電力の増加を招く。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、シュータから吹き出す風の方向と風量を均一にして、商品温度のばらつきを低減し、しかも低コストで実現することのできる自動販売機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項3に係る自動販売機は、請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の自動販売機において、隔室壁は左右方向に移動可能であることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る自動販売機によれば、シュータとの間に弾性部材を間挿する隔室壁の構成としたことことにより、分割した圧力室の空気漏れを防止できるため、それぞれの圧力室では供給される風量に応じて圧力が上昇する。これにより、通気孔2aから吹き出された風は、略均一に通気孔から吹き出すことにより、商品に均一に風があたり、商品がバラツキなくよく冷却または加温される。また、シュータとの間に間挿するされた弾性部材は、商品が落下しシュータに衝突するときの衝撃を和らげ商品内の泡立ちを防ぐとともに、衝撃の際に隔室板22aの変形を防止する。これにより、安定した販売が出来る。
(実施の形態1)図1は、本発明による自動販売機の実施の形態1を示すシュータ2付近の立体図である。図2は、図1のファン前方部を垂直面で切断し、正面からみた断面図であり、矢印は空気の流れを示す。図1において、シュータ2には、前記シュータの通気孔を前後方向に多重に設置された商品ラックに収納した商品に対峙して前後方向に少なくとも一列にされた通気孔2aが穿孔されている。20はシュータの両側端より下方へ延在する遮蔽板であり、庫内の底板14と締結されている。21はシュータ2と遮蔽板20とで構成される圧力室であり、22はその圧力室21を垂直面で左圧力室21aと右圧力室21bに分割する隔室壁である。隔室壁22はその上下に上部フランジ22b、下部フランジ22cを有する隔室板22aと、フランジ22bと固着した断面が矩形の弾性部材22dより構成され、下部フランジ22cに穿孔された孔を介してネジにより底板14と締着され、弾性部材22dにてシュータ2と密接されている。また、隔室壁22は図3に示すように正面から見て固定する位置Aから位置Bまで左右方向に移動可能であり、底板14上の位置Aから位置Bに対応した位置に配置されたネジ孔により固定されている。
次に図2を用いて、左右の風量の調整方法について説明をする。例えば、左列側の商品3bの温度が高く、右列側の商品3aの温度が低い場合には、隔室壁22を位置Cから位置Bに移動する。このことにより、ファン9からの空気流入量が圧力室21bでは少なく、圧力室21aでは多くなり、その結果、bから吹き出す風量は減少し、商品3bの温度が低下する。一方、通気孔2aaから吹き出す風量は増加し、商品3aの温度が上昇し、商品温度のバラツキが低減する。すなわち、隔室壁22を水平方向に移動することにより、通気孔2aから吹き出す風量を調整することにより、さらにきめ細かく商品温度のバラツキを低減することが出来る。
また、通気孔2aは、左右両側に単列に配設されるだけの構成ではなく、複数列にて構成されても良い。例えば、500mlペット商品のように寸法の長い商品、特に冷却/加温を必要とする商品では、通気孔2aは、2列、または3列に配設される。
また、弾性部材24は、シュータ2と隔室板22aとの間に挿入された構成とすることにより、商品3が落下しシュータ2に衝突するときの衝撃を和らげ商品内の泡立ちを防ぐとともに、衝撃の際に隔室板22aの変形を防止する。これにより、安定した販売が出来る。
かかる構成において、ファン9より吐出する風は、隔室壁22により3分割され、それぞれ通気孔2aより略均一化され商品3へ向かう。商品3では、均一化された空気との熱交換さにより冷却もしくは加熱されことにより、商品温度のバラツキが低減される。さらに、2個の隔室壁22を左右方向に移動することにより、通気孔2aから吹き出す風量を調整することにより、さらにきめ細かく商品温度のバラツキを低減することが出来る。
かかる構成において、ファン9より吐出する風は、風ガイド23aおよびシュータの通気孔2aにて形成される通路の直線区間が増加することにより、その直進性が向上する。したがって、商品3と熱交換する空気の風速が均一化され、商品温度のバラツキが低減される。
また、風ガイドの形状を変えた別の実施例を以下に説明する。
かかる構成によれば、自動機械での連続ポンチ加工により風ガイドが容易に製作できるため、製造コストが低くできる。しかも、通気孔を通過する空気はこの風ガイドにより直線性を増すことから、実施の形態2と同様の作用、効果を奏する。
また、図7は、風ガイドの別の実施例を示す断面図である。31aは風ガイド板31の孔の断面積をシュータ2の通気孔2aよりも大きく穿孔させた風ガイドである。この構成によれば、風ガイド31aを通過する風は、図中の矢印で示すように縮流され、さらに直進性を増加させることができるため、商品と熱交換する空気の風速が均一化し、商品温度のバラツキが低減される。
また、図8、9は、風ガイドの別の実施例を示す断面図である。32aは風ガイド板32の孔全部をテーパ状に形成した風ガイドであり、33aは風ガイド板33の孔の1部をテーパ状としたものである。いずれの場合でも、この構成により風ガイドを通過する風は、実施の形態4と比較して縮流の抵抗が低減されるため、さらに風の直進性を増加させ、商品と熱交換する空気の風速が均一化し、商品温度のバラツキが低減される。
また、図10は、風ガイドの別の実施例を示す断面図である。34aはシュータ34の通気孔をバーリング加工することにより形成させた円筒フランジ部であり、34bは円筒フランジ部34aをさらにシュータの裏面方向からV字曲げ加工または拡管加工を行いテーパ状に形成させた風ガイドである。かかる構成によれば、金型加工により簡単に風ガイドを成形できるため、安価に製作出来る。しかも、通気孔を通過する空気はこの風ガイドにより直線性を増すことから、実施の形態5と同様の作用、効果を奏する。
2 シュータ
2a 通気孔
3 商品
4 商品ラック
5 冷却ユニット(冷却装置)
6 蒸発器(冷却装置)
7 ヒータ(加熱装置)
8 熱交換室
9 ファン
10 飲料取出口
13 左右側壁
14 底板
20 遮蔽板
21 圧力室
22 隔室壁
22d 弾性部材
23 風ガイド板
23a 風ガイド
30 シュータ
30a 円筒状フランジ
30b 風ガイド
Claims (3)
- 断熱筐体としてなる本体ケースの庫内に形成された商品収納室に、商品を縦方向に収納し順次下方向に搬出する機能を有し、左右方向に複数列および前後に多重に配置された商品ラックと、該商品ラックの下方にあって該商品ラックから切り出された商品を商品取出口に搬送し、かつ板面に複数の通気孔が形成されたシュータと、該シュータの下方にあって加熱もしくは冷却された空気を送風するファンを有する熱交換室と、該商品収納室の後部に設置され、該商品収納室内とファンとの間を連通する循環ダクトを備えた自動販売機において、
前記通気孔は、前後方向に多重に設置された商品ラックに収納した一列の商品に対峙して前後方向に少なくとも一列に穿孔され、前記シュータの側端より流出する空気を遮断する遮蔽部材を設け、前記シュータと該遮蔽部材とにより圧力室を構成し、該圧力室内で、前記圧力室を左右に分割する隔室壁を有することを特徴とした自動販売機。 - 隔室壁は、シュータとの間に弾性部材を介挿したことを特徴とした請求項1に記載の自動販売機。
- 隔室壁は左右方向に移動可能であることを特徴とした請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の自動販売機。
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