JP3860626B2 - 自動販売機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品収納庫内を断熱仕切板により左右に仕切り、一方の部屋にはコールド商品を収納し、他方の部屋にはホット商品を収納する自動販売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動販売機として図3に示す特開平5ー334542号公報に開示された自動販売機が知られている。
【0003】
この自動販売機1は、商品収納庫2内にサーペンタイン式の商品収納コラム3を左右に複数配置したもので、この各商品収納コラム3の間には断熱仕切板用の間隙Aを有している。また、この間隙Aに断熱仕切板4を挿入するとき、商品収納庫2が左右に仕切られ、商品収納庫2に2個の部屋が形成される。また、商品収納庫2の左側には冷却手段5の構成部品である蒸発器5a及び循環ファン5bが設置され、右側には加熱手段6の構成部品である電熱ヒータ6a及び循環ファン6bが設置されているため、この断熱仕切板4を基準として左側の部屋が冷却室Bとなり、右側の部屋が加熱室Cとなる。これにより、冷却室Bからはコールド商品が販売され、加熱室Cからはホット商品が販売される。
【0004】
ここで、断熱仕切板4が挿入される間隙Aを変更し、例えば左側寄りの間隙に断熱仕切板4を挿入するときは、左側の冷却室Bが狭く、右側の加熱室Cが広くなり、コールド商品よりホット商品を多数収納できる。これとは逆に、右側寄りの間隙Aに断熱仕切板4を挿入するときは、ホット商品よりコールド商品を多数収納できる。
【0005】
このように、断熱仕切板4が挿入される間隙Aを適宜変更することにより、ホット商品とコールド商品の数量を任意に変更できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、冷却室B及び加熱室Cはそれぞれ循環ファン5b,6bを駆動し、図3の破線矢印に示すように、冷却室B及び加熱室Cにそれぞれ設置されたダクト7,8を通じて各室B,Cの上方から庫内空気を吸入し、これを蒸発器5a或いは電熱ヒータ6aに循環して断熱仕切板4に向かって吹き出し、庫内の上部から下部に亘って冷却或いは加熱するようになっている。一方、この種の自動販売機では販売直前の商品を確実且つ効率良く冷却或いは加熱することが要求される。
【0007】
しかしながら、このような構造の自動販売機では、冷却室Bでは冷気の比重が重いため冷却室Bの下部側がよく冷え、販売直前商品を確実に冷却し販売できるが、加熱室Cでは加熱空気の比重が軽いため加熱室Cの上部の商品が加熱され易く、逆に、下部側に位置する販売直前商品が十分に加熱されないという問題点を有していた。特に、商品切れの商品収納コラム3に商品を再度充填した直後は、下部側商品(初回販売商品)の急速な加熱が要求されるが、この要求に十分に対処できないし、また、不必要に上部側の商品を加熱するため、加熱効率の点でも効率の悪いものとなっていた。
【0008】
本発明の目的は前記従来の課題に鑑み、冷却空気及び加熱空気の特性を考慮しつつ下部側の商品を効率よく確実に冷却或いは加熱できる自動販売機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するため、商品収納庫内に複数の商品収納コラムを互いに間隙をおいて並設するとともに、間隙に挿脱自在の断熱仕切板を挿入し、該商品収納庫内の左右の一方には冷却空気の循環により冷却室を、他方には加熱空気の循環により加熱室を形成した自動販売機において、前記冷却室には冷却手段を通過した冷却空気を下部から上部に亘って循環させる冷却空気の循環経路を形成するとともに、前記加熱室には加熱手段を通過した加熱空気を下部側で循環させる加熱空気の循環経路を形成し、前記冷却空気の循環経路のうち前記冷却手段の吸込口を前記冷却室の上部寄りに配置する一方、該冷却手段の吹出口を該冷却室の下部に配置し且つ該冷却室の下部から前記断熱仕切板に向かって冷却空気が吹き出されるよう形成し、前記加熱空気の循環経路のうち前記加熱手段の吸込口を前記加熱室の下部に配置する一方、該加熱手段の吹出口を該加熱手段の吸込口よりも低く配置し且つ該加熱室の下部から前記断熱仕切板に向かって加熱空気が吹き出されるよう形成している。
【0010】
本発明によれば、冷却室の上部に流れた冷気であっても、冷気の比重が重いため冷却室の下部側に溜まり、下部側の商品、即ち販売直前商品を効率よくかつ確実に冷却できる。一方、加熱室ではその加熱空気が加熱室の下部側に集中的に循環するため、販売直前商品を効率よくかつ確実に加熱できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明に係る自動販売機の一実施形態を示すもので、図1は自動販売機の斜視図、図2は冷却手段及び加熱手段を示す自動販売機の概略構成図である。なお、図3に示す従来例と同一構成部分は同一符号をもって表す。
【0012】
即ち、1は自動販売機、2は商品収納庫、3はこの商品収納庫2に間隙Aをおいて並列に配置された商品収納ラック、4は複数の間隙Aのなかで選択的に挿入される断熱仕切板、5は冷却室Bを冷却する冷却手段、6は加熱室Bを加熱する加熱手段、7は冷却室Bに設置されたダクトである。なお、9は商品収納庫2の前面を開閉する内扉、10はこの内扉8の前面を開閉する外扉である。
【0013】
ここで、この冷却手段5は冷却室Bの側壁下部側に設置された蒸発器5a及び循環ファン5bと機械室11に設置された圧縮機5c、凝縮器5d及び図示しない膨張弁とにより構成され、フロン等の冷媒を圧縮機5c→凝縮器5d→膨張弁→蒸発器5a→圧縮機5cと順次循環する一方、この蒸発器5aに冷却室B内の空気を循環させることより、冷却室Bを冷却する。また、この冷却室Bの側壁側には図2に示すように、従来例と同様にダクト7を設置している。このダクト7は冷却室Bの上部寄りから下部の蒸発器5a側に亘って配置され、図2の破線矢印に示すように、冷却室Bの上部寄りの空気をその上端から吸入し、下部の蒸発器5aに導くようになっている。これにより、冷却室Bには、図2の破線矢印で示すように冷却空気が流れ、冷却室Bの下部から上部に亘って冷却空気が循環する循環経路Dが形成される。
【0014】
一方、加熱手段6は加熱室Cの側壁下部側に設置された電熱ヒータ6a及び循環ファン6bにより構成されている。この加熱手段6は、循環ファン6bで電熱ヒータ6aに加熱室Cの空気を通過させ、これを断熱仕切板4側に向かって吹き出すようになっている。これにより、加熱空気が、図2の破線矢印に示すように流れ、加熱室Cの下部側のみで加熱空気が循環する循環経路Eが形成される。
【0015】
本実施形態によれば、冷却室Bの構成については、前述した従来例と同様に下部から上部に亘って冷却空気の循環経路Dが形成されるが、冷却室Bに流れた冷気はその比重により冷却室Bの下部側に移動するため、販売直前商品を効率よくかつ確実に冷却できる。
【0016】
また、加熱室Cではその加熱空気が加熱室Cの下部側で循環する。ここで、加熱室Cの加熱領域を本実施形態と従来例とを図2及び図3で比較するとき、本実施形態の方が加熱領域が下部に集中していることが分かる。また、本実施形態は加熱室Cにダクトを設けない構成となっているため、ダクト通風に伴う静圧が回避され、加熱空気の循環効率が高く、初回販売商品の温度上昇速度が向上するし、また、省エネの点でも優れている。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、加熱室ではその加熱空気が加熱室の下部側に集中的に循環するため、下部側の商品、即ち販売直前商品を効率よくかつ確実に加熱することができる。また、従来の如くダクトを設ける必要がないため、ダクト通風に伴う静圧が回避され、加熱空気の循環効率が高く、初回販売商品の温度上昇速度が向上するし、また、省エネの点でも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動販売機の斜視図
【図2】本発明に係る庫内空気の循環経路を示す自動販売機の概略構成図
【図3】従来の庫内空気の循環経路を示す自動販売機の概略構成図
【符号の説明】
1…自動販売機、2…商品収納庫、3…商品収納ラック、4…断熱仕切板、5…冷却手段、6…加熱手段、A…間隙、B…冷却室、C…加熱室、D,E…循環経路。
Claims (1)
- 商品収納庫内に複数の商品収納コラムを互いに間隙をおいて並設するとともに、間隙に挿脱自在の断熱仕切板を挿入し、該商品収納庫内の左右の一方には冷却空気の循環により冷却室を、他方には加熱空気の循環により加熱室を形成した自動販売機において、
前記冷却室には冷却手段を通過した冷却空気を下部から上部に亘って循環させる冷却空気の循環経路を形成するとともに、前記加熱室には加熱手段を通過した加熱空気を下部側で循環させる加熱空気の循環経路を形成し、
前記冷却空気の循環経路のうち前記冷却手段の吸込口を前記冷却室の上部寄りに配置する一方、該冷却手段の吹出口を該冷却室の下部に配置し且つ該冷却室の下部から前記断熱仕切板に向かって冷却空気が吹き出されるよう形成し、
前記加熱空気の循環経路のうち前記加熱手段の吸込口を前記加熱室の下部に配置する一方、該加熱手段の吹出口を該加熱手段の吸込口よりも低く配置し且つ該加熱室の下部から前記断熱仕切板に向かって加熱空気が吹き出されるよう形成した
ことを特徴とする自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22702596A JP3860626B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22702596A JP3860626B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 自動販売機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1069572A JPH1069572A (ja) | 1998-03-10 |
JP3860626B2 true JP3860626B2 (ja) | 2006-12-20 |
Family
ID=16854343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22702596A Expired - Lifetime JP3860626B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3860626B2 (ja) |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP22702596A patent/JP3860626B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1069572A (ja) | 1998-03-10 |
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