JP3766736B2 - 厨芥乾燥装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、従来の厨芥処理手段の欠点を解消すべく開発したもので、流し台のテーブルトップから二つの厨芥投入容器を設けるとともに、流し台の排水口に続けて同じ大きさの厨芥投入容器を設け、これらの内部に、同一の把手付きの取り外し自在な厨芥収納用の網籠を収納した構造を前提に、テーブルトップからの厨芥投入容器の網籠に収納された厨芥を、循環する温風により加熱乾燥して容積及び重量を減らしそのまま廃棄できるようにした厨芥乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より台所で日々発生する厨芥を処理するためにさまざまな提案がなされ、器具、機器、装置が開発されているが、それぞれ一長一短があり、現実的で有効な手段はいまだ提供されているとは云い難い。
【0003】
現在では厨房機器各社は、流し台の排水口に続けて比較的大きな厨芥投入容器を連続して設け、この中に把手付きの取り外し自在な厨芥収納用の網籠を掛止収納し調理に際して発生する厨芥を仮に収納しておくようにするものを提供している。
【0004】
そして厨芥投入容器の下部にはベルトラップやS形トラップを設けるようにしてある。しかしこのような厨芥収納用の網籠は水槽からの排水通路ともなるために厨芥の水切りはできず、単に厨芥が排水管に流れ込むのを阻止するのみであった。
【0005】
そこで、厨芥を加熱乾燥して処理する方法が提案されている(特開昭61-211201 号公報、特開昭61-217403 号公報)が、これらは装置そのものが大掛かりでコスト高とならざるを得なかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
出願人はこの発明と同様に厨芥を加熱乾燥させる技術内容で特願平6-259655号(特開平8-100996号)として厨芥処理装置を出願したが、この先の出願に関わる装置では、排気管の途中に分岐室及び冷却室を設けるようにしたので、ベースキャビネット内の一定のスペースを占めることになっていた。そして、配管を取り回していたので温風の熱損失及び空気抵抗が大きく乾燥能力の損失が多いという課題を抱えていた。
【0007】
また、テーブルトップからの厨芥投入容器がひとつであると、多くの厨芥が発生したときには、流し台の水槽底部の排水口に続く厨芥投入容器内の網籠が一杯になっても乾燥することができないことになる不都合があった。
このために特願平8-351774号として厨芥乾燥装置として、テーブルトップから二つの厨芥投入筒を設け、厨芥投入筒の間を支点とするバランサーの両端に厨芥投入筒内に位置する厨芥用網籠を乗せるようにしたものを開発した。
しかし、この特願平8-351774号の技術では構造が複雑で組み立てが面倒となる欠点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明では厨芥の処理能力を高めるために、二つの厨芥用の網籠をテーブルトップから収納できるようにし、温風を双方にほぼ均等に供給することができ、一方側の厨芥用の網籠にのみ厨芥があっても、双方の網籠に厨芥があっても、効率よく厨芥の重量(及び容積)を減少することができるようにしたものである。
【0009】
請求項1の発明の要旨とするのは、流し台の水槽底部の排水口に続けた厨芥投入容器とテーブルトップから二つの段差を備え上段の段部に蓋板で覆える二つの厨芥投入筒を設け、これらの厨芥投入容器及び厨芥投入筒内に同一大きさの夫々取り外し自在な網籠を収納するようにし、二つの厨芥投入筒からの排水を案内すると共に、厨芥投入筒の間から上部の蓋板に向けて開口する送風筒を設け、温風を厨芥投入筒に送り込み循環させる温風循環装置を設け、温風循環装置の途中には湿潤空気を凝縮させ排水として除去する冷却器を設けた厨芥乾燥装置において、送風筒よりの温風を二つの厨芥投入筒に振り分ける仕切板を送風筒に設けるようにしたことを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、上述の構成を前提に、仕切板をT型として送風管の開口に、下端縁で跨ぐ垂直板と上段の段部とその上面が面一となり送風管の開口を覆う水平板とからなるようにしたことを特徴とするものである。
請求項3の発明は、上述の構成を前提に、仕切板を蓋板内面に設けるようにしたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項4の発明の要旨とするのは、流し台の水槽底部の排水口に続けた厨芥投入容器とテーブルトップから二つの段差を備え上段の段部に蓋板で覆える二つの厨芥投入筒を設け、これらの厨芥投入容器及び厨芥投入筒内に同一大きさの夫々取り外し自在な網籠を収納するようにし、二つの厨芥投入筒下方にはボックスを配置し厨芥投入筒とボックスを連結管にて繋ぎ、ボックスには冷却器及び排水管を設け、厨芥投入筒の間から上部の蓋板に向けて開口する送風筒に送風管を繋ぎ、ボックスからは排気管を設け、送風管には温風を供給するファン及びヒータを、排気管はファンに戻し配管して温風を循環するように構成した厨芥乾燥装置において、送風管よりの温風を二つの厨芥投入筒に振り分ける仕切板を送風筒に設け、また厨芥投入筒内面と網籠の外側面を狭めて、温風が網籠の底面から抜け厨芥を乾燥させるようにしたことを特徴とする。
【0012】
【作用】
この請求項1乃至請求項4の発明では、テーブルトップからの厨芥投入筒に温風を循環させることにより網籠中の厨芥の水分を除去して乾燥させ、循環させる途中に配置される冷却器で、排気中の水分を凝縮させ水滴にして順次排水することにより厨芥の水分を除去して悪臭の発生、腐敗を防ぎ厨芥容積を小さくして、厨芥の水分及び臭いを外部に出さなくてすむようにしたのである。しかも、テーブルトップからの厨芥投入筒を二つとし、網籠を二つ収納できるので厨芥の容積が増えても十分対応可能であり、しかも、温風は振り分けられて二つの厨芥投入筒に案内されるので、片方の厨芥用の網籠にのみ厨芥が入っていても乾燥することができるのである。
【0013】
また請求項2の発明では、仕切板をT型として送風管の開口に、下端縁で跨ぐ垂直板と上段の段部とその上面が面一となる水平板とからなる簡易な構成とし、垂直板により温風を二分し、水平板にて速やかに各々の厨芥投入筒に導くようにしたので、厨芥用の網籠の収納量に影響されずに温風を振り分けることができるのである。また、送風管の開口を覆っているので厨芥用の網籠を収納する場合に送風管内に汚水を滴らせたりすることがない。
さらに、請求項3の発明では、仕切板を蓋板内面に設けるようにしたので、蓋板を被せるのみで仕切板が網籠の出し入れでずれたりすることがない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例に即してこの発明の詳細を説明する。
図1乃至図6は、この発明に係る装置を示すもので、流し台Sの水槽1の排水口2に厨芥投入容器3を設け、この厨芥投入容器3の下方にはトラップを設けるとともに、把手付きの網籠4(いずれも図示せず)を取り外し自在に収納するようにしてある。
また、流し台Sの水槽1に隣接するテーブルトップ5の奥行方向に前述の網籠4と同一の大きさの二つの網籠4、4を収納して乾燥させるようにする。これらの網籠4は周囲及び底面に水抜穴を備える金属製のものとする。
テーブルトップ5の矩形の開口(図示せず)の周縁上部に掛止する鍔61を備えたポケット本体6には、網籠4、4を落とし込む厨芥投入筒62、62及びこれら厨芥投入筒62、62の間に径の短い送風筒63を貫通するように設けてある。ポケット本体6の上端からは蓋板7を乗せる段部64及び厨芥投入筒62、62、送風筒63の上端の段部65及び網籠4、4の落下を防ぎ周縁にて掛止する段部66の三つの段部を設ける。
【0015】
そして、送風筒63の開口63aを二分し、送風筒63よりの温風を二つの厨芥投入筒62に振り分けるため、送風筒63の開口63aを下端縁で跨ぎ二分する垂直板67aと、上段の段部64とその上面が面一となり送風筒63の上を覆う水平板67bとからなるT字型の仕切板67を設け、送風筒63より供給される温風を振り分けて厨芥投入筒62、62に供給するようにしてある。
また、厨芥投入筒62内面と網籠4の外側面との間を狭めて、温風が網籠4内の底部に近い厨芥を廻り網籠4の底面から抜けるようにし厨芥に効率よく乾燥させるようにする。
ポケット本体6の段部64に乗せる蓋板7は、網籠4、4内の厨芥を乾燥させるときに内部をほぼ密封し、温風を効率よく循環させ網籠4の厨芥に導くことになる。
【0016】
ポケット本体6の下方にはキャビネット内には架台8をもってボックス9を配置してある。厨芥投入筒62、62よりボックス9の上端部に連結管10をもって繋げ、排水及び湿潤排気をボックス9内に落とし込むようにする。排水は下部に設けた排水口11に排水管12を繋げて排出する。13は排水管12の途中に設けたトラップで下水の臭気を遮断する。
温風循環装置14は、ファン14a、ヒータ14b、温風を送風筒63に送りこむ送風管14c及びボックス9よりファン14aに戻し配管する排気管14dとからなる。温風は、送風管14cより送風筒63を経てポケット本体6に供給され、仕切板67にて両側の厨芥投入筒62、62にUターンして内部の網籠4内の厨芥の水分を乾燥させる。このとき湿潤空気となった空気はボックス9内より排気管14dにてファンに戻されヒータ14bにて再度加熱され循環する。
【0017】
ボックス9内には邪魔板91を設けると共に、ボックス9内に一部が臨む放熱板15aとこの放熱板15aのボックス9外部分で風冷するファン15bを設けて循環する湿潤空気をボックス9内で乱流とし放熱板15aに接触させて温度を下げて水分を凝縮させ排水口11より排出する冷却器15がある。
図示しないが、ポケット本体6には、網籠4、4を落とし込む厨芥投入筒62、62及びこれら厨芥投入筒62、62の間に径の短い送風筒63を一体に設けるようにしたが、夫々を別途形成するようにしたり、厨芥投入筒62、62のみを一体に形成し、送風筒63を短くするかあるいは送風管14cを直接ポケット本体6に繋げるようにすることもできる。
【0018】
図示は省略するが、温風循環装置14のヒータ14bの近傍には温度センサを設け、ヒータ送風口で90℃となるとヒータ電源がオフするようにしたり、温風の温度を一定に保つように制御する。また、二重の安全対策をとるためにファン14aのモータ内にサーミスタを設け、ある一定温度になるとモータ及びヒータ電源がオフするよう制御することが望ましい。16はキャビネット内の制御装置、17はキャビネット前面のスイッチを夫々示す。
【0019】
温風循環装置14の作動時間は1時間、2時間、3時間、4時間及び4時間半等をスイッチ17により適宜選択できるようになっており、一応乾燥させた後、ヒータ14bを切ってから30分間程度ファン14aのみを作動させるように構成しておくことが望ましい。温風循環装置14を停止させてそのままにしておくと、温度低下にともない水蒸気が過飽和状態となって水滴となり送風管14c、排気管14dなどの内面に付着するからである。
【0020】
このような構成からなる厨芥処理装置の運転作動について説明する。
流し台Sの排水口2に続く厨芥投入容器3内の網籠4に厨芥を落とし込みためた後、この網籠4とテーブルトップ5から設けた厨芥投入筒62、62の網籠4を交換する。
蓋板7を被せてから温風循環装置14を作動させ温風を送風筒63から厨芥投入筒62、62内に供給し、網籠4、4内の厨芥を乾燥させ、湿潤排気はボックス9内で冷却器15により冷却され凝縮し水滴となりボックス9の排水口11から排水管12、トラップ13を経て排出される。
【0021】
送風筒63からは相次いで温風が供給されるので、この湿気を含んだ温風は戻り配管となる排気管14dを通じてファン14aに戻され、更に厨芥投入筒62、62に供給され順次厨芥に含まれる水分は冷却器15で凝縮除湿されることになる。
このとき、厨芥投入筒62、62は二つあるので、厨芥が多い場合や朝昼晩の厨芥を全て二つの網籠4、4に収納して、この二つの厨芥投入筒62、62に入れるようにすれば一度で全ての厨芥を乾燥処理できることになる。
そして、厨芥の量を二つの網籠4、4に均一に入れることは実際上不可能であるが、厨芥投入筒62、62の間の送風筒63の開口63aに仕切板67を配置して双方に温風が供給できるようにしたので、たとえ、一方の網籠4内の厨芥が少なかったり、なくても厨芥が詰まった網籠への温風の供給に支障を来すことがない。
更には、厨芥投入筒62、62の内面と網籠4の外側面との隙間を狭めているので、温風がここから摺り抜けて網籠4の底に近い厨芥への温風による乾燥も確実になし得るのである。
【0022】
ここで、この発明に係る厨芥乾燥装置を用い、厨芥投入筒62、62の前側、後側の一方あるいは双方の網籠4に厨芥を入れ、仕切板67の有無による試験をした。
処理時間 温風送風4時間後 自然風送風0.5時間
風量 107.5m3/h
消費電力量 2.01kwh (4時間で)
生ごみとして、生玉ねぎ(16等分に切断)を使用
温度センサ、温風吹出口で100℃設定
ヒータ 1KW
冷却器(冷却用ファンの風量) 1.8m3/min
その結果は次の表に示す通りで、厨芥投入筒62、62の片側にのみ生ごみ入りの網籠4を入れ、仕切板67を外して4時間半乾燥させたところ、重量の減少は77.3%にとどまった(表2)が、仕切板67を配置した場合は85.5%に上昇した(表1)。
ちなみに、厨芥投入筒62、62の両側に生ごみ入りの網籠4、4を入れて乾燥させると仕切板67の効果は認められなかった。すなわち、仕切板67があると表3に示す通り重量の減少は85.5%であったが、仕切板67がないとよけい減量して87.5%になった(表4)。
これらの試験の結果の重量の残量を示すグラフは図7に示す通りである。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明に関わる厨芥乾燥装置は、流し台のテーブルトップから設けた厨芥投入筒の上部から送風管を下部から排気管を繋げ、温風循環装置による温風を厨芥投入筒に供給することにより網籠中の厨芥を乾燥させるので重量軽減、容積縮小、悪臭の除去の効果が顕著で簡単に処理できるのである。そこで、台所作業者やゴミの回収者に手間をかけることがない。
乾燥に伴って生ずる水蒸気はボックスに臨む冷却器により凝縮され水滴として排出されることになる。
【0028】
請求項1の発明では、流し台などのシンク底部の排水口に続けて蓋板を備えた厨芥投入容器とテーブルトップから同一の大きさの二つの厨芥投入筒を設け、これらに取り外し自在な網籠を入れ込み、二つの厨芥投入筒上部を蓋板にて覆い、厨芥投入筒に温風循環装置により温風を循環させるので、厨芥投入筒内の厨芥が収納された網籠を交換することにより厨芥を乾燥させながら水槽の厨芥投入容器を用いることができるのである。また、二つの厨芥投入筒に供給する温風を振り分けるために、仕切板という極めて簡単な構成として、双方に確実に温風を供給するようにしたので一方の厨芥投入筒にのみ生ごみ入りの網籠があっても減量度を損なうことがないのである。また、生ごみの網籠への投入の配分に配慮することなく常に安定した乾燥効率を得ることができるのである。
【0029】
請求項2の発明は、仕切板をT型として送風筒の開口に、下端縁で跨ぐ垂直板と上段の段部とその上面が面一となり送風筒の開口を覆う水平板とからなるようにしたので、網籠を入れるときに厨芥の水滴を送風筒に滴り落とすこともない。請求項3の発明のように仕切板を蓋板に一体に設けるようにすれば、蓋板を被せるのみで仕切板が網籠の出し入れでずれたりすることがない。
【0030】
請求項4の発明では、網籠と厨芥投入筒との隙間を狭くしたので、温風は網籠の底面を抜けるような流れとなり厨芥に万遍なく温風を供給できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る厨芥乾燥装置の要部の一部切欠斜視図である。
【図2】この発明に係る厨芥乾燥装置を組み込む流し台の平面図である。
【図3】ポケット本体の平面図である。
【図4】厨芥乾燥装置のポケット本体の断面図である。
【図5】ポケット本体の斜視図である。
【図6】ボックスの概略平面図である。
【図7】試験の結果を示すグラフである。
【符号の説明】
S 流し台
1 水槽
2 排水口
3 厨芥投入容器
4 網籠
5 テーブルトップ
6 ポケット本体
61 鍔
62 厨芥投入筒
63 送風筒
64、65、66 段部
67 仕切板
7 蓋板
8 架台
9 ボックス
10 連結管
11 排水口
12 排水管
13 トラップ
14 温風循環装置
15 冷却器
16 制御装置
17 スイッチ
Claims (4)
- 流し台の水槽底部の排水口に続けた厨芥投入容器とテーブルトップから二つの段差を備え上段の段部に蓋板で覆える二つの厨芥投入筒を設け、これらの厨芥投入容器及び厨芥投入筒内に同一大きさの夫々取り外し自在な網籠を収納するようにし、二つの厨芥投入筒からの排水を案内すると共に、厨芥投入筒の間から上部の蓋板に向けて開口する送風筒を設け、温風を厨芥投入筒に送り込み循環させる温風循環装置を設け、温風循環装置の途中には湿潤空気を凝縮させ排水として除去する冷却器を設けた厨芥乾燥装置において、送風筒よりの温風を二つの厨芥投入筒に振り分ける仕切板を送風筒に設けるようにしたことを特徴とする厨芥乾燥装置。
- 請求項1記載の厨芥乾燥装置において、仕切板をT型として送風管の開口に、下端縁で跨ぐ垂直板と上段の段部とその上面が面一となり送風管の開口を覆う水平板とからなるようにしたことを特徴とするもの。
- 請求項1記載の厨芥乾燥装置において、仕切板を蓋板内面に設けるようにしたことを特徴とするもの。
- 流し台の水槽底部の排水口に続けた厨芥投入容器とテーブルトップから二つの段差を備え上段の段部に蓋板で覆える二つの厨芥投入筒を設け、これらの厨芥投入容器及び厨芥投入筒内に同一大きさの夫々取り外し自在な網籠を収納するようにし、二つの厨芥投入筒下方にはボックスを配置し厨芥投入筒とボックスを連結管にて繋ぎ、ボックスには冷却器及び排水管を設け、厨芥投入筒の間から上部の蓋板に向けて開口する送風筒に送風管を繋ぎ、ボックスからは排気管を設け、送風管には温風を供給するファン及びヒータを、排気管はファンに戻し配管して温風を循環するように構成した厨芥乾燥装置において、送風管よりの温風を二つの厨芥投入筒に振り分ける仕切板を送風筒に設け、また厨芥投入筒内面と網籠の外側面を狭めて、温風が網籠の底面から抜け厨芥を乾燥させるようにしたことを特徴とする厨芥乾燥装置。
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