JP4317887B2 - 自動販売機の補充巡回システム - Google Patents

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本発明は、缶入り飲料やPETボトル入り飲料等の製品を販売する自動販売機の補充巡回システムに関する。
特許文献1には、自動販売機で販売する各種製品の売上数を予測して、作業員が各自動販売機を巡回して、自動販売機に各種製品を補充することが開示されている。
一方、各自動販売機に製品を補充して回る作業員は、自動販売機が扱う全種の製品について常に満杯状態に補充できるように、最大補充数を全製品種類毎に用意して自動販売機まで運ぶことは不可能である。そのため、従来、経験と感とにより、各種製品を搭載した運搬車両から各種製品を所定数ピッキングして、図8に示すように、運搬車両60から自動販売機62まで運び(A)、自動販売機62に製品を補充するが、例えば、売れないと思っていたある製品が少数売れていた場合、少数しか売れない製品であるが、その製品をピッキングし忘れていた場合、又は製品の補充数が足りなかった場合等には、作業員Wは運搬車両に戻り(B)、所定の製品をピッキングして再度自動販売機62に運び(C)、自動販売機62に再度補充して車両に戻る(D)。作業員Wは担当する多数の自動販売機において、上述した作業を繰り返していた。
特開2002−42217号公報
しかしながら、上述した特許文献1では、過去の売上実績情報に基づいて売上数を予測するだけであるから、実際の売上数との差が生じやすいという問題がある。実際の売上数が異なる場合には、上述した図8の従来技術に示すように、作業員Wは自動販売機62と運搬車両60との間を2往復(A〜D)しなければならないと共に運搬車両60においても製品のピッキング作業を2回することになり、時間と労力を無駄に消費するという問題があった。
本発明は、作業員が行う自動販売機の製品補充作業において、時間と労力を軽減できる自動販売機の補充巡回システムの提供を目的とする。
本発明に係る請求項1記載の発明は、自動販売機と、この自動販売機との無線通信により信号を受けるターミナル端末とを備える補充巡回システムであって、自動販売機は、製品の種類毎に設けた収納庫内に複数個の製品を収納し、収納庫内の製品の売上数を計数して記録する売上記録部と、売上数が補充設定数を越えたときに収納庫内に製品の補充を要求する補充要求信号を発する補充要求出力部と、収納庫内に補充した製品の数をカウントして記録する補充記録部と、補充記録部で記録した補充数を送信する補充数送信部とを備え、補充設定数は収納庫を満杯にしたときの数よりも少ない数の所定数であり、補充要求出力部は、売上記録部で計数した売上数が予め設定した補充要求設定数を越えたときにのみ補充要求信号を発し、補充記録部は収納庫を満杯状態にしたときの製品数から売上数を差し引いた値としてあり且つ製品の補充により収納庫を満杯にしたときにのみ補充数送信部が補充数を送信し、ターミナル端末は自動販売機の売上記録部と補充記録部との各々からの送信信号を受けて、製品の売上数と補充数とを出力することを特徴とする。
補充要求信号は、自動販売機を管理する中央管理コンピュータや自動販売機を管轄する支店端末であっても良いし、補充作業をする作業員が保持するターミナル端末に送信するものであっても良いし、補充要求のある収納庫を点灯により知らせるものであっても良い。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、補充設定数は、収納庫を満杯にしたときの半数以下の数であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、ターミナル端末と、中央管理コンピュータと、支店端末とを更に備え、中央管理コンピュータは、自動販売機の補充要求出力部から補充要求信号を受けると、補充要求している各自動販売機の位置とこれらの自動販売機を巡回する効率的順序とを示すルート支援情報を演算するルート支援演算部を有し、支店端末にルート支援情報を送信することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項に記載の発明において、中央管理コンピュータは、所定の自動販売機における過去数日間の製品の売上数の平均値を算出して、作業員が巡回する日に売り上げるであろう製品の販売予測値を演算する販売予測部と、販売予測値を売上数に加えた数が補充要求設定数を越えるか否かを判断する補充要求予測部とを備え、販売予測値と売上数との和が補充要求設定数を越える自動販売機をルート支援情報に加えて送信することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項に記載の発明において、中央管理コンピュータの販売予測部は、作業員が巡回する日の天気、気温、曜日及び祝祭日とからなる売上変動要因群のうちの少なくとも一つの変動要因を係数化して販売予測値に乗じることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項に記載の発明において、中央管理コンピュータは、自動販売機を設置してある地域の祭り、運動会、コンサート等のイベント日を登録したイベント暦部を備え、イベント日に該当する自動販売機を、補充要求のない自動販売機であってもルート支援情報に加えることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項に記載の発明において、支店端末は、中央管理コンピュータから受けた各自動販売機に納品するべき製品の種類と個数とを演算して、製品毎に作業員が補充巡回に準備するべき製品種類とその個数を算出するピッキング演算部を備え、演算した製品種類と個数を出力することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項に記載の発明において、支店端末は、製品種類毎に売上数を記録する売上記録部と、自動販売機の補充用に作業員が運搬車両に積み込んだピッキング数を記録するピッキング記録部と、作業員が補充巡回後に持ち帰った製品の数を記録する余り本数記録部と、在庫演算部とを備え、在庫演算部は製品の入荷数からピッキング数を差し引いて、余り本数を加えることにより、製品毎の在庫数を演算することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1〜8の何れか一項に記載の発明において、製品は飲料製品であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、自動販売機における製品の売上数が、補充要求設定数(製品満杯時の数よりも少ない所定数)よりも少ない場合には、補充要求信号を発しないから、多数の種類の製品のなかで、いわゆる売れ筋の商品のみが補充要求信号を発するので、補充するべき製品種類を最小限度に抑えることができ、作業員の補充作業を軽減することができる。
特に、多数の自動販売機を巡って、各自動販売機に各種製品を補充する作業員は、補充する製品を積んだ運搬車両から補充するべき製品をピッキングする製品種類を少なくできる。
自動販売機の収納庫において、補充要求設定数よりも少ない少数の売上があっても補充作業をせずに、次回或いは数日経過して補充要求設定数に達したときに補充すれば良いので、売れ行きに差がある製品種類に応じた補充が可能になる。
更に、少数の売上しかなかったものについては、補充しないから、少数の製品を補充するために再度運搬車両に戻ってピッキングする必要がなく、従来のように少数売上の製品の補充のために、自動販売機と運搬車両との間を2往復や3往復することがない。
いわゆる売れ行きの悪い製品については、収納庫の収納数が補充設定数下になったときに補充するので、収納庫における滞納時間を少なくでき、製造年月日が比較的新しいものを販売することができる。
売上記録部と補充数記録部とを備えているので、売上数と、補充数とを別に記録して管理できるので、売上数を正確に把握できると共に、在庫管理がしやすい。
収納庫に製品を補充して収納庫を満杯にしたときにのみ補充数を計算するので、作業員は補充するときには、常に収納庫を満杯にするため、作業員の補充忘れを防止できる。
ターミナル端末は、自動販売機における各製品の売上数と、補充数とを別に出力するので、今回補充はしない製品であっても、作業員が売上数を把握できると共に補充数は売上数とは別に出力するから在庫管理がしやすい。また、製品の補充作業は、補充した製品種類の出力を確認することにより、補充したか否かを容易に確認でき補充忘れを防止できる。
請求項2の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の作用効果を奏することができると共に、補充設定数を収納庫を満杯にしたときの半数以下の数としているので、補充作業の軽減を有効に図ることができる。
請求項の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の作用効果を奏することができると共に、中央管理コンピュータは、補充要求のある自動販売機及び補充する製品とを作業員の巡回ルート支援情報として支店端末に送信し、支店端末が受信して巡回ルート支援情報に基づいて作業員が巡回の準備をするので、補充要求のない自動販売機には巡回する必要がなく、効率的な補充巡回ができる。
請求項の発明によれば、請求項に記載の発明と同様の作用効果を奏することができると共に、巡回ルート支援情報の送信時と、作業員が実際に巡回する日には、時間的ずれが生じるので、予測補充要求を演算することにより、このような時間的な補充要求のずれを解消することができる。従って、例えば、実際に補充要求がない収納庫がある自動販売機でも作業員が巡回したときには補充要求が出ており且つ収納庫内の製品が少なくなっている場合もあるので、製品の収納庫が空になることを防止できる。
販売予測値は過去数日、例えば、3日や5日の平均値を取るものであるから簡単に予測値を算出できる。
請求項の発明によれば、請求項に記載の発明と同様の作用効果を奏することができると共に、更に、予測補充要求の信頼性を高めることができる。例えば、晴れの日や暑い日には冷たいものの売上が多く、人通りの多い休日等にはいつもよりも売上が増えるからである。
請求項の発明によれば、請求項に記載の発明と同様の作用効果を奏することができると共に、特別に製品の売上数が増えるので、製品が空になるのを防止できる。
請求項の発明によれば、請求項に記載の発明と同様の作用効果を奏することができると共に、作業員が自動販売機補充作業の準備をする支店では、作業員は支店端末に記録された補充するべき製品の種類と数とを受けることができるので、余分な積み込みを防止でき、最小限度の作業時間で補充巡回作業の準備ができる。
請求項の発明によれば、請求項4に記載の発明と同様の作用効果を奏することができると共に、在庫管理が容易にできる。
請求項の発明によれば、飲料販売用の自動販売機において、請求項1〜8の何れか一項に記載の発明と同様な効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る自動販売機における製品売上数と補充要求との関係を説明する図であり、図2は本発明の実施の形態に係る補充巡回システムを示すブロック図であり、図3は自動販売機の補充巡回作業を示す斜視図であり、図4は自動販売機とターミナル端末との関係を示す正面図であり、図5は中央管理コンピュータのフローチャートであり、図6はターミナル端末のフローチャートであり、図7は支店端末のフローチャートである。
本実施の形態に係る自動販売機の補充巡回システム1は、図2に示すように、自動販売機3と、管理センターにある中央管理コンピュータ5と、所定地域の自動販売機3を管理する支店にある支店端末7と、作業員が携帯するターミナル端末9とから構成されている。
自動販売機3は、製品として飲料製品を販売する自動販売機であり、多種類の製品毎に収納庫11を備えており、各製品の収納庫11には、図1に示すように、満杯時には多数の製品(例えば、15本)を収納するようになっている。収納庫11は、販売される製品は下から取り出され、補充時には収納庫の上から投入するものである。
図2に示すように、自動販売機3には、補充要求数設定部13と、売上記録部15と、補充記録部17と、補充要求出力部19とが設けられている。補充要求設定部13は、各収納庫11の売上数が所定の補充設定数Nを越えると補充要求をするための売上数を設定するものであり、例えば、図1に示すように、補充設定数Nは収納庫11の満杯本数(最大収納本数)が15個であるときに、その半数以上、例えば10個に設定する。
売上記録部15は、随時売上があると記録するものであり、収納庫毎の売上がカウントされ且つ記録されている。
補充記録部17は、製品の補充があると、その補充数をカウントして記録する。本実施の形態では、補充記録部17は収納庫11を満杯にしたときにのみ補充数を演算しており、満杯になった値から売上数を引いた値を補充数として記録する(図1参照)。
補充要求出力部19は、無線回線により、管理センターの中央管理コンピュータ5に補充要求を出力する。尚、自動販売機3は、売上記録部15、補充記録部17等の記録情報も無線回線により中央管理コンピュータ5に出力する。
ターミナル端末9は、自動販売機3との間で赤外線による無線通信を行うものであり、自動販売機3の各情報を受信して記録する。
ターミナル端末9には、納品記録部21と、売上記録部23と、地域情報記録部25とが設けあり、納品記録部21は自動販売機3の補充記録部17から受信した補充情報を記録し、売上記録部23は自動販売機の売上記録部15から受信した売上情報を記録する。図4に示すように、ターミナル端末9では、納品記録部21の納品情報は納品伝票27として出力し、売上記録部の売上情報は売上伝票27とは別に売上伝票29として出力する。
尚、地域情報記録部25には、ターミナル端末9のキー30を入力することにより、作業員が所定の地域情報、例えば、○月○日に「運動会」や「祭り」等のイベント情報やその他必要な地域情報を入力により記録するようになっている。
中央管理コンピュータ5には、ルート支援演算部31が設けてあり、各支店から作業員が自動販売機を巡回して製品の補充をするために、適正な巡回ルートやピッキングする製品の種類や個数を演算し、ルート支援情報として支店端末7に送信する。中央管理コンピュータ5には、更に、販売予測部33、補充要求予測部35、イベント暦部37とが設けてある。
ルート支援演算部31では、中央管理コンピュータ5が自動販売機3からの売上情報や補充要求信号、補充情報(納品情報)を受けると、ルート支援演算部31でこれらの情報や要求に基づいて、翌日に支店から補充巡回する作業員のルート支援情報を演算して、支店端末7に送信する。
販売予測部33は、所定の自動販売機3における過去数日間の製品の売上数の平均値を算出して、作業員が巡回する日(例えば翌日)に売り上げるであろう製品の販売予測値を演算する。
この販売予測部33は、各作業員が補充巡回する日の天気、気温、曜日及び祝祭日とからなる売上変動要因群のうちの少なくとも一つの変動要因を係数化して販売予測値に乗じる。例えば、気温が1℃あがれば、係数0.2としたり、晴天の場合には係数0.2として販売予測値に乗じる。
補充要求予測部35は、販売予測部33で演算した販売予測値を売上数に加えた数が補充要求設定数Nを越えるか否かを判断し、販売予測値と売上数との和が補充要求設定数Nを越える自動販売機があると、ルート支援演算部31はその自動販売機3をルート支援情報に加える。
イベント暦部37には、自動販売機3を設置してある地域の祭り、運動会、コンサート等のイベント日を登録してあり、ルート支援演算部31では、イベント日に該当する自動販売機を、補充要求のない自動販売機であってもルート支援情報に加える。イベント日は、支店端末7からの通信により得た情報により登録される。
支店端末7は、売上記録部41と、ピッキング記録部43と、余り記録部45と、在庫演算部47とを備えており、各記録部41、43、45はターミナル端末7からの赤外線による送信信号を受けて各情報が入力されるが、キー操作により入力するものであっても良い。尚、各記録部43、45、47及び在庫演算部47の記録情報は中央管理コンピュータ5に送信される。
売上記録部41は各自動販売機3が売り上げた製品の数を売上情報として記録してあり、ピッキング記録部43は作業員が製品種類毎に巡回当日に運搬車両に積み込んだ製品の本数(ピッキング数)をピッキング情報として記録してあり、余り本数記録部45は、作業員が巡回後に持ち帰った各製品の本数を記録したものであり、在庫演算部47は、支店に入荷した製品の入荷数からピッキング数を差し引いて、余り本数を加えることにより、日々の製品毎の在庫数を演算する。
次に、本発明の実施の形態に係る自動販売機の補充巡回システムの作用効果について説明する。
図3に示すように、作業員Wは製品を積み込んだ運搬車両51により、その日のルート支援情報に基づいて各自動販売機3を巡回して製品の補充を行う。運搬車両51の駐車位置と自動販売機3とは、通常離れた位置にあるから、作業員Wはカート53に補充するべき製品を積み込んで自動販売機3に運び、製品の補充を行う。
作業員Wが携帯するターミナル端末9には、その日の巡回ルート支援情報が記録してあり、その情報を表示して、カート53への積み込み(ピッキング)作業を行う。巡回ルート支援情報には、補充要求がされている自動販売機3とその補充するべき製品数及び補充予測されている収納庫11とその補充するべき製品数が表示されるので、それらの製品をピッキングしてカート53に搭載して自動販売機3へ運び、補充要求又は補充予測されている自動販売機の収納庫11に製品を補充するが、補充は補充後の収納庫11が満杯状態になるように行う。
作業終了後、作業員Wはターミナル端末9と自動販売機5との間で赤外線による無線交信を図り、自動販売機3から製品に関する情報を入力する。ターミナル端末9は、図6に示すように、ステップS1で、自動販売機3から売上数を受信し、ステップS2で納品要求を受信して、ステップS3で納品要求のある収納庫11に製品を補充して満杯にする。ステップS4で、満杯になった収納庫11から納品数(補充数)を受信した後、ステップS5で、図4に示すように、納品伝票55と売上伝票57とを別個に出力する。
尚、ステップS3で満杯にできなかった場合、ステップS6でその収納庫11の残庫数を受信する。
本実施の形態では、作業員Wは、補充要求のある収納庫11のみに製品を補充し、補充要求のない収納庫には、製品を補充しない。
ここで、自動販売機3における収納庫の補充要求について、図1を参照して説明する。図1の例では、一つの製品の収納庫11の満杯本数(最大収納本数)が15本で、補充設定数Nを10本(10本売上げたら補充要求信号を発する)に設定してある。この場合に、作業員Wが自動販売機3に1回目の訪問したときに、仮に製品の売上が3本あったとしても補充は行わずに、売上だけを記録して帰る。また、2回目の訪問の時に4本の売上があった場合にも売上4本のみを記録して帰り、補充を行わない。そして、3回目の訪問の時までに4本売れており、それまでの売上累計が11本で補充設定数N(10)を越えたときに、収納庫11は補充要求信号を発する。3回目の訪問時には補充要求がされているので、補充要求した収納庫11に作業員Wは満杯になるように、11本の製品を補充することになる。
本実施の形態によれば、自動販売機3の収納庫11における製品の売上数が、製品満杯時の半分以下としてある補充要求設定数Nよりも少ない場合には、補充要求信号を発しないから、多数の種類の製品のなかで、いわゆる売れ筋の商品のみが補充要求信号を発するから、補充するべき製品種類を最小限度に抑えることができ、作業員Wの補充作業を軽減することができる。
特に、多数の自動販売機3を巡回して、各自動販売機3に各種製品を補充する作業員Wは、補充する製品を積んだ運搬車両51から補充するべき製品をピッキングする製品種類を少なくできる。
自動販売機3の収納庫11において、満杯時の半数にも満たない少数の売上があっても補充作業をせずに、次回或いは数日経過して補充要求設定数に達したときに補充すれば良いので、売れ行きに差がある製品種類に応じた補充が可能になる。
更に、少数の売上しかなかった製品については、補充しないから、少数の製品を補充するために再度運搬車両51に戻ってピッキングする必要がなく、図3に示すように運搬車両51から自動販売機3へ1回の往復で済む。即ち、従来のように少数売上の製品のために、自動販売機と運搬車両との間を2往復や3往復することがない。
いわゆる売れ行きの悪い製品については、収納庫11の収納数が半数以下になったときに補充するので、収納庫11における製品の滞納時間を少なくでき、製造年月日が比較的新しいものを販売することができる。
自動販売機3やターミナル端末9では、販売数(売上数)と、補充数(納品数)とを別に記録して管理できるので、売上数を正確に把握できると共に、在庫管理がしやすい。
補充数は収納庫11に製品を補充して満杯にしたときにのみ補充数を計算するので、作業員Wは補充するときには、常に収納庫11を満杯にし、満杯にしたときに納品が記録され、納品伝票が出力されるから、作業員の補充忘れを防止できる。
ターミナル端末9は、自動販売機11における各製品の売上数と、補充数とを別に出力するので、今回補充はしない製品であっても、作業員は売上数を把握できると共に補充数は売上数とは別に出力するから、売上、補充及び在庫管理がしやすい。
次に、中央管理コンピュータ5における処理フローについて図5を参照して説明する。中央管理コンピュータ5は、ステップS21で自動販売機3からの無線通信により売上本数を受信し、ステップS22で補充要求信号を受信したか否かを判断し、補充要求信号を受けた場合には、ステップS23でルート支援情報に補充指示を載せる。一方、補充要求信号を受けていない自動販売機の収納庫11においては、ステップS24で補充を保留するが、この場合にはステップS25で販売予測部33が翌日の売上予測値を算出し、予測値に基づいて補充要求予測部35が補充設置数Nを超えるか否かを判断し、補充設定数を肥える場合にはステップS27でルート支援情報に補充支持を載せる。ステップS26で補充設定数Nを越えない場合にはステップS28で補充を保留する。尚、これらの処理フローとは別にルート支援演算部31では、翌日(補充巡回日)がイベント暦部37からの情報に基づくイベントに日に当たる場合には、その自動販売機3の何れの収納庫11も補充不要であってもルート支援情報に載せる。
中央管理コンピュータ5は、補充要求のある自動販売機11及び補充する製品を作業員の巡回ルート支援情報として支店端末7に送信し、支店端末7が受信して巡回ルート支援情報に基づいて作業員Wが巡回の準備をするので、補充要求のない自動販売機3には巡回する必要がなく、効率的な補充巡回ができる。
中央管理コンピュータ5が巡回ルート支援情報を支店端末7に送信をするときと、作業員Wが実際に巡回する日には、時間的ずれが生じるので、補充要求予測部35により予測補充要求をすることにより、このような時間的な補充要求のずれを解消することができる。従って、例えば、実際に補充要求がない収納庫11がある自動販売機3でも作業員が巡回したときには補充要求が出ており且つ収納庫11内の製品が少なくなっている場合もあるので、予測補充要求をすることにより、製品の収納庫11が空になることを防止できる。
支店端末7では、作業員Wが巡回前に運搬車両に積み込んだ製品毎のピッキング本数の入力を受けて、ステップS31でピッキング本数を算出し、作業員が巡回後に持ち帰った製品毎の数の入力を受けて、ステップS32で余り本数を算出し、ステップS33で売上本数の入力を受けて、ステップS34で在庫演算部47が製品の入荷数(在庫数)からピッキング数を差し引いて、余り本数を加えることにより、毎回の製品毎の在庫数を演算する。従って、在庫管理が容易にできる。
尚、本発明は、上述した実施の形態のみには限定されず、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形が可能である。例えば、製品は飲料(缶入り飲料や樹脂容器入り飲料)に限らず、たばこ、アイスクリーム等の他の製品であってもよい。
本発明の実施の形態に係る自動販売機における製品販売数と補充要求との関係を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る補充巡回システムを示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る補充巡回システムによる自動販売機の補充巡回作業を示す斜視図である。 自動販売機とターミナル端末との関係を示す正面図である。 中央管理コンピュータのフローチャートである。 ターミナル端末のフローチャートである。 支店端末のフローチャートである。 従来の自動販売機の補充巡回作業を示す斜視図である
1 自動販売機の補充巡回システム
3 自動販売機
5 中央管理コンピュータ
7 支店端末
9 ターミナル端末
11 収納庫
13 補充要求数設定部
19 補充要求出力部

Claims (9)

  1. 自動販売機と、この自動販売機との無線通信により信号を受けるターミナル端末とを備える補充巡回システムであって、
    自動販売機は、製品の種類毎に設けた収納庫内に複数個の製品を収納し、収納庫内の製品の売上数を計数して記録する売上記録部と、売上数が補充設定数を越えたときに収納庫内に製品の補充を要求する補充要求信号を発する補充要求出力部と、収納庫内に補充した製品の数をカウントして記録する補充記録部と、補充記録部で記録した補充数を送信する補充数送信部とを備え、補充設定数は収納庫を満杯にしたときの数よりも少ない数の所定数であり、補充要求出力部は、売上記録部で計数した売上数が予め設定した補充要求設定数を越えたときにのみ補充要求信号を発し、補充記録部は収納庫を満杯状態にしたときの製品数から売上数を差し引いた値としてあり且つ製品の補充により収納庫を満杯にしたときにのみ補充数送信部が補充数を送信し、ターミナル端末は自動販売機の売上記録部と補充記録部との各々からの送信信号を受けて、製品の売上数と補充数とを出力することを特徴とする自動販売機の補充巡回システム
  2. 補充設定数は、収納庫を満杯にしたときの半数以下の数であることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の補充巡回システム
  3. ターミナル端末と、中央管理コンピュータと、支店端末とを更に備え、中央管理コンピュータは、自動販売機の補充要求出力部から補充要求信号を受けると、補充要求している各自動販売機の位置とこれらの自動販売機を巡回する効率的順序とを示すルート支援情報を演算するルート支援演算部を有し、支店端末にルート支援情報を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動販売機の補充巡回システム。
  4. 中央管理コンピュータは、所定の自動販売機における過去数日間の製品の売上数の平均値を算出して、作業員が巡回する日に売り上げるであろう製品の販売予測値を演算する販売予測部と、販売予測値を売上数に加えた数が補充要求設定数を越えるか否かを判断する補充要求予測部とを備え、販売予測値と売上数との和が補充要求設定数を越える自動販売機をルート支援情報に加えて送信することを特徴とする請求項に記載の自動販売機の補充巡回システム。
  5. 中央管理コンピュータの販売予測部は、作業員が巡回する日の天気、気温、曜日及び祝祭日とからなる売上変動要因群のうちの少なくとも一つの変動要因を係数化して販売予測値に乗じることを特徴とする請求項に記載の自動販売機の補充巡回システム。
  6. 中央管理コンピュータは、自動販売機を設置してある地域の祭り、運動会、コンサート等のイベント日を登録したイベント暦部を備え、イベント日に該当する自動販売機を、補充要求のない自動販売機であってもルート支援情報に加えることを特徴とする請求項に記載の自動販売機の補充巡回システム。
  7. 支店端末は、中央管理コンピュータから受けた各自動販売機に納品するべき製品の種類と個数とを演算して、製品毎に作業員が補充巡回に準備するべき製品種類とその個数を算出するピッキング演算部を備え、演算した製品種類と個数を出力することを特徴とする請求項に記載の自動販売機の補充巡回システム。
  8. 支店端末は、製品種類毎に売上数を記録する売上記録部と、自動販売機の補充用に作業員が運搬車両に積み込んだピッキング数を記録するピッキング記録部と、作業員が補充巡回後に持ち帰った製品の数を記録する余り本数記録部と、在庫演算部とを備え、在庫演算部は製品の入荷数からピッキング数を差し引いて、余り本数を加えることにより、製品毎の在庫数を演算することを特徴とする請求項に記載の自動販売機の補充巡回システム。
  9. 製品は飲料製品であることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の自動販売機の補充巡回システム。
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