JP2003312848A - 製品流通システム、製品補充元装置、製品流通方法及び補充先倉庫端末 - Google Patents
製品流通システム、製品補充元装置、製品流通方法及び補充先倉庫端末Info
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- JP2003312848A JP2003312848A JP2002120955A JP2002120955A JP2003312848A JP 2003312848 A JP2003312848 A JP 2003312848A JP 2002120955 A JP2002120955 A JP 2002120955A JP 2002120955 A JP2002120955 A JP 2002120955A JP 2003312848 A JP2003312848 A JP 2003312848A
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
ることにある。 【解決手段】 ネットワーク11を通じて製品補充元装
置12が接続され、当該製品補充元装置を所持する補充
元倉庫2から地域に散在する販売拠点と連携関係の複数
の製品補充先倉庫3a,3b,…に製品を補充するシス
テムであって、月毎・製品毎の出荷販売実績データを通
知する補充元倉庫が所持する補充先倉庫端末13a,1
3b,…と、過去の各月毎・製品毎の出荷実績データか
ら作成される補充先倉庫端末毎の所要月からの目減り予
測数量と当該所要月前の事前在庫数量とから倉庫毎・各
月毎の全製品割れ数量を算出し、各トン車の物流手配コ
ストに基づき、前倒しによる複数月の全製品割れ数量を
積載するトン車の組合せによる物流コストを計算し、各
物流コストの中から最も安価な物流コストとなる1台以
上のトン車を決定する製品補充元装置とを設けた製品流
通システムである。
Description
ら全国の地方、地域に散在する地域統括倉庫となる補充
先倉庫に各製品を補充する製品流通システム、製品補充
元装置、製品流通方法及び補充先倉庫端末に関する。
品(商品)は、一旦、1ヶ所以上の本社倉庫の役割をも
つ補充元倉庫に配送し保管された後、各製品の在庫状況
に応じて各販売拠点と連携関係をもつ各地方、地域に散
在する補充先倉庫に順次製品を補充していく形態をとっ
ている。
在庫を配置し、在庫の減少に伴って補充元倉庫から補充
先倉庫に製品を補充する形態をとっているのが一般的で
ある。このとき、補充元倉庫から補充先倉庫への在庫の
補充は、補充元倉庫からの依頼に基づき、特定業者の物
流部門が補充先倉庫に随時製品を補充していく仕組をと
っている。
製品流通方法では、補充先倉庫の製品在庫が減少するご
とに特定業者の物流部門に配送を依頼することになるの
で、配送に必要なコストが非常に増大する問題が指摘さ
れている。
より物流コストを減らすか、或いは逆に物流コストを無
視し最低限の在庫を抱えつつ随時補充を行っていくかに
あるが、何れの在庫補充方法を採用するかについて明確
な指標がない。つまり、在庫と物流に関するコスト(費
用)の指標がどちらか一方に片寄っており、総合的な判
断が難しい状況にあり、結局、担当者の経験と勘に任さ
れているのが一般的である。
ので、物流コストを減らしつつ欠品を生じることなく在
庫を維持する製品流通システム、製品補充元装置、製品
流通方法及び補充先倉庫端末を提供することを目的とす
る。
するために、ネットワークを通じて少なくとも1つの製
品補充元装置が接続され、当該製品補充元装置を所持す
る補充元倉庫から地方・地域に散在する販売拠点と連携
関係にある複数の製品補充先倉庫に製品を補充する本発
明に係る製品流通システムは、月毎・製品毎の出荷販売
実績データを通知する前記製品補充元倉庫がそれぞれ所
持する補充先倉庫端末と、これら各補充先倉庫端末から
受け取る過去の各月毎・製品毎の出荷実績データから作
成される前記補充先倉庫端末毎の所要月からの目減り予
測数量と当該所要月前の事前在庫数量とから倉庫毎・各
月毎の全製品割れ数量を算出し、各トン車の物流手配コ
ストに基づき、前倒しによる複数月にわたる前記全製品
割れ数量を積載するに相当する1台以上のトン車の組合
せによる物流コストを計算し、これら物流コストの中か
ら最も安価な物流コストとなる1台以上のトン車を決定
する前記製品補充元装置とを設けた構成である。
り、倉庫毎・各月毎の全製品割れ数量を算出し、各トン
車の物流手配コストに基づき、前倒しによる複数月にわ
たる前記全製品割れ数量を積載するに相当する1台以上
のトン車の組合せによる物流コストを計算し、これら物
流コストの中から最も安価な物流コストとなる1台以上
のトン車を決定することから、欠品が生じないよう範囲
において前倒しによる複数月にわたる全製品割れ数量を
該当補充先倉庫に補充可能であり、しかも各補充先倉庫
毎に安価な物流コストで製品を補充することが可能とな
る。
は、ネットワークを通じて地方・地域に散在する販売拠
点と連携関係にある複数の補充先倉庫から各月毎・製品
毎の販売実績データを受け取る少なくとも1つの製品補
充元装置であって、前記補充先倉庫毎・各月毎・製品毎
の販売実績データから作成される当該倉庫毎・月毎・製
品毎の需要予測データから作成される所要月からの目減
り予測データと当該所要月前の事前在庫数量とから倉庫
毎・各月毎・製品毎の在庫推移予測データを作成する在
庫推移予測手段と、この在庫推移予測手段により作成さ
れる在庫推移予測データから得られる倉庫毎・各月毎・
製品毎の割れ数量を演算し、これら倉庫毎・各月毎・製
品毎の割れ数量から各月毎の全製品の割れ総数量を算出
する補充計画処理手段と、この補充計画処理手段により
算出される倉庫毎・各月毎・全製品毎の割れ総数量に応
じて製品を積載するトン車を仮設定し、各トン車の物流
手配コストを考慮しつつ、各月毎または前倒しによる数
ヶ月間にわたって纏めた前記仮設定されたトン車に見合
う1台以上のトン車の組合せによる物流コストを計算
し、この物流コストの中から最も安価な物流コストとな
る1台以上のトン車を決定する物流コスト演算手段とを
設けた製品補充元装置である。
より、製品補充元装置では、補充先倉庫毎・各月毎・製
品毎の販売実績データをもとに、補充計画処理手段にて
各月毎・製品毎の割れ数量から各月毎の全製品の割れ総
数量を算出する。ここで、物流コスト演算手段は、倉庫
毎・各月毎・全製品毎の割れ総数量に応じて製品を積載
するトン車を仮設定し、各トン車の物流手配コストを考
慮しつつ、各月毎または前倒しによる数ヶ月間にわたっ
て纏めた前記仮設定されたトン車に見合う1台以上のト
ン車の組合せによる物流コストを計算し、この物流コス
トの中から最も安価な物流コストとなる1台以上のトン
車を決定するので、前記(1)項と同様な作用効果を奏
する。
ネットワークを通じて少なくとも1つの製品補充元装置
が接続され、当該製品補充元装置を所持する補充元倉庫
から地方・地域に散在する販売拠点と連携関係にある複
数の補充先倉庫に製品を補充する製品流通方法であっ
て、前記各補充先倉庫が所持する補充先倉庫端末から月
毎・製品毎の出荷実績データを前記製品補充元倉庫に通
知するステップと、このステップによって通知される前
記補充先倉庫毎・各月毎・製品毎の出荷実績データから
当該倉庫別・月毎・製品毎の需要予測データを作成する
ステップと、このステップによる需要予測データから作
成される所要月からの目減り予測データと当該所要月前
の事前在庫数量とから倉庫毎・各月毎・製品毎の在庫推
移予測データを作成する在庫推移予測データ作成ステッ
プと、このステップで作成される在庫推移予測データか
ら得られる倉庫毎・各月毎・製品毎の割れ数量を演算
し、これら倉庫毎・各月毎・製品毎の割れ数量から各月
毎の全製品の割れ総数量を算出する補充計画処理ステッ
プと、このステップにより算出される倉庫毎・各月毎・
全製品毎の割れ総数量に応じて製品を積載するトン車を
仮設定するステップと、予め定める各トン車の物流手配
コストを考慮しつつ、前倒しによる数ヶ月間にわたって
纏めた前記仮設定されたトン車に見合う1台以上のトン
車の組合せによる物流コストを計算し、この物流コスト
の中から最も安価な物流コストとなる1台以上のトン車
を決定する物流コスト演算ステップとを有する製品物流
方法である。
より、前記(1)項、(2)項と同様な作用効果を奏す
る。
装置は、複数の補充先倉庫から月毎・製品毎の出荷実績
データから補充先倉庫毎・月毎・製品毎の製品不足数量
を予測し、各月毎に全製品不足数量を合算し、前記不足
発生月が連続している場合、不足発生月の1つ前の月を
補充タイミング時期とし、これら連続する複数月間にわ
たる前倒しによる全製品の不足数量を纏めて大型のトン
車によって補充可能かを否かを判断し、大型トン車を配
送車両と決定するようにすれば、欠品を生じることな
く、複数月を纏めて大型トン車で配送可能となり、物流
コストを低減可能となる。
方法においても、同様に実現できる。
元装置は、ネットワークを通じて地方・地域に散在する
販売拠点と連携関係にある複数の補充先倉庫から月毎・
製品毎の出荷実績データを受け取る少なくとも1つの製
品補充元装置であって、前記製品補充先倉庫毎・各月毎
・製品毎の出荷実績データから当該倉庫別・月毎・製品
毎の需要予測データを作成し、この作成された需要予測
データから所要月までの全製品の目減り総量に相当する
第1の総トン数を求める手段と、予め契約済みである物
流手配計画データに基づいて各月毎に利用可能なトン数
を求め、これら各月トン数を加算し、物流手配計画上の
第2の総トン数を求める手段と、前記第1の総トン数と
前記第2の総トン数とを比較し、契約済みの前記第2の
総トン数の車両により全製品の補充をした場合に事前在
庫が必要か否かを確認する確認手段と、この確認手段に
より事前在庫が必要であると確認した場合、前記第1の
総トン数から前記第2の総トン数を減算し、事前在庫数
量を算出する事前在庫数量算出手段とを設けた構成であ
る。
より、計画車両で補充不可の場合には予め求めた事前在
庫数量を在庫として確保すれば、予め契約済みである物
流手配計画データに基づく車両を利用して製品の補充が
可能となり、流通コストを大幅に低減することが可能と
なる。
方法においても、同様に実現できる。
は、前記(2)項に記載するトン車の組合せによる物流
コストと前記(5)項に記載する事前在庫数量とを用い
て、当該物流コストと当該在庫数量との相関関係を定義
し、この定義される物流コストと在庫数量との相関関係
に基づき、各補充先倉庫がそれぞれ所持する各補充先倉
庫端末からの物流コスト予算に応じた製品在庫の目安情
報を提供でき、企業戦略に有効に活用することが可能で
ある。
庫端末は、販売拠点となる複数の販売拠点端末が接続さ
れるネットワークに接続され、複数の販売拠点端末を所
持する販売拠点と連携し、製品を補充する補充先倉庫が
所持する補充先倉庫端末であって、この補充先倉庫端末
が前述する製品補充元装置と同様の構成を備えることに
より、補充先倉庫端末自身においても、製品補充元装置
と同様な作用効果を奏する。
て図面を参照して説明する。
る製品流通システムの一実施の形態を示す系統構成図で
ある。
説明するに先立ち、一般的な製品流通形態例について説
明する。
造される複数種類の製品が一旦全国1ヶ所以上の製品補
充元倉庫2に納品され保管される。製品補充元倉庫2
は、商品の在庫状況に応じて、各地方ないし地域に散在
する複数の補充先倉庫(地域統括倉庫)3a,3b,
…,3nに順次製品を補充していく形態をとっている。
各補充先倉庫3a,3b,…は、それぞれ多数の販売拠
点と連携をとりつつ、販売状況に応じて逐次販売拠点に
製品を補充する仕組になっている。
て役割をもっており、一方、各補充先倉庫3a,3b,
…,3nは多数の販売拠点を統括するので、地域統括倉
庫としての役割をもっている。
システムは、インターネットや専用線等のネットワーク
11が設けられ、このネットワーク11には製造メーカ
1で製造される複数種類の製品を受入れ保管する例えば
本社倉庫の役割をもつ補充元倉庫が所持する端末又はサ
ーバ等の補充元装置12及び販売拠点と連携をとりつ
つ、当該各販売拠点に必要な製品を補充する例えば地域
統括倉庫の役割をもつ補充先倉庫3a,3b,…,3n
が所持する補充先倉庫端末13a,13b,…,13n
が接続されている。なお、各補充先倉庫端末13a,1
3b,…,13nにはそれぞれ多数の物流センタ等のご
とき販売拠点端末14a,14b,…,14nが接続さ
れ、補充先倉庫3a,3bから製品の補充を受けるよう
になっている。
倉庫端末13a,13b,…,13nは、何れも補充先
倉庫3a,3b、各販売拠点に対して、所要とする製品
を補充する観点から、以下に説明する諸機能も当然製品
補充元装置12及び各補充先倉庫端末13a,13b,
…,13nに適用できるが、説明の便宜上、以下、製品
補充元装置12に適用した例について説明する。
末13a,13b,…,13nから受け取る各月毎、各
製品毎の出荷実績データから各補充先倉庫端末13a,
13b,…,13n毎に作成される1年間の製品毎需要
予測データの他、各補充先倉庫端末13a,13b,
…,13nから送られてくる各月毎・製品毎の在庫数量
その他所要とするデータが格納されているデータベース
12Aと、このデータベース12Aに格納される補充先
倉庫端末13a,13b,…,13n毎・各月毎・製品
毎需要予測データを用いて在庫推移予測データ(在庫推
移予測シュミレーション結果)を作成し、最終的に安価
な物流コストとなる配送車両を決定するCPUで構成さ
れる製品補充演算処理部12Bとによって構成されてい
る。
トその他データ通信に必要な各種の通信ソフトなどが搭
載されている。
てWebデータベースを備え、各製品毎の各月毎の出荷
実績や在庫数量書込み画面を各補充先倉庫端末13a,
13b,…,13nに閲覧可能に提供するソフトが搭載
され、各補充先倉庫端末側の利用者が画面の所要エリア
に各月毎の出荷実績や在庫数量を書込んだとき、CGI
スクリプトにより、データベース12Aの倉庫毎・各月
毎・製品毎の出荷実績や在庫数量データに反映する処理
を実行する機能をもたせてよい。勿論、電子メールを受
け取った各製品毎の出荷実績データをデータベース12
Aの倉庫毎・各月毎・製品毎の出荷実績エリアや在庫数
量エリアに反映させる処理を行ってもよい。
には、予め補充先倉庫端末13a,13b,…,13n
より受け取る各月毎、各製品毎の出荷実績データから作
成される補充先倉庫端末13a,13b,…,13n毎
の例えば1年間の製品毎の需要予測データがデータベー
ス12Aに保存されているので、定期的例えば1ヶ月ご
と、3ヶ月ごと、6ヶ月ごと、或いは年1回3月末の時
点において事前在庫数量(繰越し在庫数量)を設定し、
事前在庫数量からデータベース12Aに格納される倉庫
毎・各月毎・製品毎需要予測データに基づく目減り予測
データを減算し、何時に該当製品について欠品が発生す
るかの在庫推移予測を行う在庫推移予測手段121と、
欠品が生じる月以降の製品毎の割れ数量を合算し、さら
に各補充先倉庫端末13a,13b,…,13n毎・各
月毎の全製品の割れ数量を合算し、配送依頼する配送車
両の大きさ(トン)を仮設定する補充計画処理手段12
2と、この補充計画処理手段により算出される倉庫毎・
各月毎・全製品毎の割れ総数量に応じて製品を積載する
トン車を仮設定し、各トン車の物流手配コストを考慮し
つつ、各月毎の全製品毎の割れ総数量に見合う1台以上
のトン車の組合せによる物流コストを計算し、この物流
コストの中から最も安価な物流コストとなる1台以上の
トン車を決定する物流コスト演算手段123とによって
構成されている。
ン車の物流手配コストを考慮しつつ、欠品が生じる月以
降の各月を含んで前倒しによる数ヶ月間にわたって纏め
た全製品の割れ総数量に見合う1台以上のトン車の組合
せによる物流コストを計算し、この物流コストの中から
最も安価な物流コストとなる1台以上のトン車を決定す
る機能をもっている。
3nは、メールソフトその他データ通信に必要な各種の
通信ソフトが搭載され、製品補充元装置12がWeb画
面を提供する機能をもつ場合、ブラウザソフトが搭載さ
れ、各製品毎の在庫数量等の書込み画面に必要なデータ
を書込み可能な構成となっている。
作及び本発明に係わる製品流通方法について図2ないし
図4を参照して説明する。
処理部12Bは、過去数年にわたって各補充先倉庫端末
13a,13b,…,13nから送信される各月毎、各
製品毎の出荷実績データを受信し(S1)、データベー
ス12Aに蓄積している。
出荷実績データを用いて、補充先倉庫3a,3b,…,
3n毎、各月毎・製品毎に図3のT1に示す需要予測デ
ータを作成し、データベース12Aに格納する。また、
製品補充演算処理部12Aは、補充先倉庫端末13a,
13b,…,13nから各月毎の在庫数量データが送ら
れてくるので、同様に各補充先倉庫3a,3b,…,3
n毎、各月毎・製品毎の在庫数量データをデータベース
12Aに格納する。
上のようにしてデータベース12Aに格納されている需
要予測データから図3のT2に示す倉庫毎・各月毎・製
品毎の目減り予測データを作成する(S2)。
品毎の目減り予測データに対し、ある月例えば3月末時
点の各製品A,B,Cの繰越し在庫数量又は繰り越し在
庫予測数量を初期情報ΣA、ΣB、ΣCとし、この初期
情報から各月毎・製品毎の各月毎・製品毎の目減り予測
データを減算し、図3のT3に示すような倉庫毎・各月
毎・製品毎の在庫推移予測データ(シュミレーション結
果)を作成する(S3)。なお、初期情報は、担当者自
身が設定しても良く、或いはデータベース12Aに各倉
庫・各月・各製品ごとの在庫数量が格納されている場合
にはその在庫数量データを用いる。これらステップS
2,S3は在庫推移予測手段121ないし在庫推移予測
ステップに相当する。
製品Aは12月に欠品し、製品Bは欠品無し、製品Cが
11月に欠品することが分る。
計画処理手段122を実行する。この製品補充計画処理
手段122は、図3のT3と全く同じ内容を表す図4の
T3の在庫推移予測データに基づき、図4のT4に示す
ごとく欠品が生じる月以降の各月に補充すべき同一倉庫
内での製品毎の割れ数量を計算する(S4)。因みに、
製品Aに関し、12月は割れ数量ΣA12、1月は割れ
数量ΣA1、2月は割れ数量ΣA2、3月は割れ数量Σ
A3が求められる。同様に、製品Cに関し、11月は割
れ数量ΣC11、12月は割れ数量ΣC12、1月は割
れ数量ΣC1、2月は割れ数量ΣC2、3月は割れ数量
ΣC3が求められる。
求めたならば、引き続き、図4のT5に示すごとく各月
毎に補充する全製品の割れ数量を合算する(S5)。例
えば11月には製品Cが欠品するので、11月初めまで
に製品C×ΣC11の合算値分だけ補充する必要があ
る。12月には製品A,Cが欠品するので、12月初め
までに製品A×ΣA12+製品C×(ΣC12−ΣC1
1)の合算値分だけ補充する必要がある。次以降の月に
ついても同様に全製品の割れ数量を合算する。
ならば、予めデータベース12Aに各トン車の各製品毎
の積載個数や各製品の容積データが保存されているの
で、各月毎の全製品の合算値と当該保存データとを用い
て、配送依頼するトン車の仮設定を行う(S6)。例え
ば11月には1トン車、12月には3トン車、1月には
1トン車、2月には1トン車、3月には1トン車を仮設
定する。これらステップS4〜S6は補充計画処理ステ
ップに相当する。
物流コスト演算手段123を実行する。この物流コスト
演算手段123は、予め図4のT6に示すように各トン
車ごとに物流手配コストが例えば1トン車:(a1)
円、2トン車:(a2)円、3トン車:(a3)円、4
トン車:(a4)円が定められているので、例えば該当
月の3トン車の仮設定に対し、1トン車×3、1トン車
+2トン車、3トン車の何れの物流コストが安価か、或
いは((a1)×2)>(a2)、((a1)×3)>
(a3)、((a1)+(a3))>(a4)なる物流
コスト関係から前倒しによる数ヶ月間にわたって纏めた
仮設定された総トン車に見合う1台以上のトン車の組合
せによる物流コストを計算し、何れのトン車の組合せが
物流コスト的に有利かを判断し(S7)、最も安価なト
ン車の組合せが見つかれば、例えば11月初めに12月
分まで纏めて前倒しを決定し、例えば4トン車を決定す
る(S8)。これらS7、S8は物流コスト演算ステッ
プに相当する。つまり、11月に1トン車、12月に3
トン車を利用するよりも、11月初めに12月分まで纏
めて欠品製品を纏めて補充すれば、安い流通コストで製
品を補充することができる。
ば、在庫推移予測データから欠品が生じる状態があると
き、少なくとも欠品を生じる月の初めまでに全製品の割
れ数量を月毎に合算し、配送に利用する各トン車の物流
手配コストを考慮し、流通コストの安い各トン車の組合
せにより配送車両を決定するので、欠品が生じることな
く、各トン車の組合せから最も流通コストの安価な1台
以上の配送車両を選定することができる。
る製品流通システムのうち、特に製品補充元装置12の
製品補充演算処理部12Bについての他の実施の形態例
を示す機能ブロック図である。
本的な考えを利用し、各補充先倉庫毎に年間補充計画を
立てることにより、年間で物流コストを低減する例であ
る。
12の製品補充演算処理部12Bは、機能的には、既に
データベース12Aに格納される倉庫別・各月別・製品
別の需要予測データから前述するように在庫推移予測デ
ータを作成し、この在庫推移予測データから各倉庫毎・
年間にわたる各月毎・製品毎の製品不足数量を算出する
製品不足数量演算手段131と、この製品不足発生月の
各前の月を補充タイミング時期とし、これら補充タイミ
ング月毎に全製品不足数量を合算する各月全製品合算手
段132と、前記不足発生月が連続している場合、予め
データベース12Aに保存される複数月にわたる前倒し
による補充可能条件データのもとに、これら連続する複
数月間にわたる前倒しによる全製品の不足数量を纏めて
大型のトン車によって補充可能かを否かを判断する補充
計画処理手段133と、この手段133により前倒し処
理可能と判断したとき、連続不足の発生する複数月の全
製品不足数量に対して大きなトン数の配送車両を決定す
る配送車両決定手段134とによって構成されている。
作及び本発明に係わる製品流通方法について図6ないし
図8を参照して説明する。
する補充先倉庫端末13a,13b,…からネットワー
ク11を通じて月毎・製品毎の出荷実績データを製品補
充元倉庫2が所持する補充元装置12に通知されている
(通知ステップ)。この通知される補充先倉庫毎・各月
毎・製品毎の出荷実績データから当該倉庫別・月毎・製
品毎の需要予測データを作成されデータベース12aに
格納される(需要予測データ作成ステップ)。
庫別・各月別・製品別の需要予測データから作成される
前述する所要月からの目減り予測データと当該所要月前
の事前在庫数量とから倉庫毎・各月毎・製品毎の在庫推
移予測データを作成し、データベース12Aに格納する
(S11:在庫推移予測データ作成ステップ)。
データベース12Aに格納される在庫推移予測データを
用いて、製品不足数量演算手段131を実行する。この
製品不足数量演算手段131は、在庫推移予測データか
ら図7のT7に示すごとく各倉庫毎に年間にわたる各月
毎・製品毎の製品不足数量を算出する(S12)。因み
に、図7のT7は、製品Aに関し、2002年度の6月
に400個、7月に200個、11月に400個、3月
に200個、4月に300個不足する。同様に製品Cに
関しても同様に不足数を計算する。但し、各月の製品不
足数は、例えば6月の400個不足に対して400個補
充したと仮定してとき、7月に200個不足することを
意味する。これらステップS11,S12は製品不足数
量演算ステップに相当する。
する。この各月全製品合算手段132は、以上のような
製品不足の補充タイミングとしては少なくとも前の月に
設定することになる(図8のT8参照)。この例につい
ては、補充タイミングの時期ににより各月を合わせる
と、図8のT9のようになる。そこで、製品A、製品C
に関し、補充タイミングの各月ごとに合算すると、T1
0に示すような製品不足数量となる(S13:全製品合
算ステップ)。
後、補充計画処理手段133を実行する。本来、各月の
合算値に対し、データベース12Aに保存される各トン
車毎・製品毎の積算個数等のデータからトン車を推定す
ると、年間を通じて、5月に4トン車、6月に4トン
車、7月に4トン車、10月に4トン車、11月に8ト
ン車、2月に4トン車、3月に8トン車が必要になり、
年7回の配送が必要となる。この状態においては、5月
の4トン車の場合には十分に余裕があり、6月も同様で
ある。7月は4トン車でほぼ満載となる。
タベース12Aに流通コストを低減する観点から複数月
(例えば3ヶ月)補充可能条件フラグが設定されている
か否かを判断し(S14)、フラグが設定されている場
合には、5月便で6月、7月まで前倒して不足数量の合
算値を計算する(S15)。
に対し、データベース12Aの各トン車別・製品別毎の
積載個数、重量換算値或いは容積等の何れか1つ以上の
データを用いて、大きなトン車1台で配送できるか判断
し、この判断結果に基づいて図8のT10に示すように
例えば8トン車1台を決定する(S16:配送車両決定
手段、配送車両決定ステップ)。
により、年間を通じて例えば8トン車3台で製品不足数
量を補充でき、物流コストを大幅に低減することが可能
となる。
製品不足数量を出し配送車両を決定したが、その後の製
品販売数量も変化するので、実際は6ヶ月ごとに1回ず
つ年間を通じて年間の製品不足数を出し配送車両を決定
する。
合には全製品を合算し、配送車両を決定したが、例えば
図7のT11及び図9に示すように単品製品ごとに合算
し、配送車両を決定し、満載とならない場合には次の製
品を積載し、満載になるまで積載することも可能であ
る。
は、倉庫別・各月別・製品別の需要予測データから在庫
推移予測データを作成し、データベース12Aに格納さ
れている(S21)。
ータベース12Aに格納される在庫推移予測データを用
いて、製品不足数量演算手段131を実行する。この製
品不足数量演算手段131は、在庫推移予測データから
図7のT7に示すごとく各倉庫毎に年間にわたる各月毎
・製品毎の製品不足数量を予測する(S22)。因み
に、図8のT7は、製品Aに関し、2002年度の6月
に400個、7月に200個、11月に400個、3月
に200個、4月に300個不足する。同様に製品Cに
関しても同様に不足数を計算する。これらステップS1
1,S12は製品不足数量演算ステップに相当する。
単品製品合算手段を実行する。この単品製品合算手段
は、以上のような製品不足の補充タイミングとしては少
なくとも前の月に設定し、連続して発生する不足月にわ
たる単品製品について前倒しで合算した後(S23)、
極力大きなトン車の配送車両を決定する(S24)。
か否かを判断し(S25)、満載でなければ次の不足製
品が存在するか否かを判断し(S26)、ステップS2
3に移行し、同様の処理を実行する。
同一製品に対し、ステップS24に移行し、残りの不足
数に基づいて配送車両を決定し、同様の処理を繰り返し
実行する(S27)。
ば、決定された配送車両に対し、同一製品ごとに積載す
るので、効率的な積載作業が行うことができ、しかも、
物流コストを下げることができる。
予め作成される物流手配計画と補充先倉庫別全製品の目
減り予測データとから事前に在庫数量を確定する例であ
る。
全体構成については、図1及び図2と同様であるので、
これら図1及び図2の説明に譲り、以下、製品補充元装
置12(各補充先倉庫端末13a,13b,…,13n
も含む)について図10を参照して説明する。
12Aと製品補充演算処理部12Bとで構成されてい
る。
とく各倉庫別・月別・製品別の目減り予測データ、予め
物流コスト予算から計画される物量手配計画データ、各
製品の容積や重量データその他必要なデータが格納され
ている。
は、データベース12Aに格納される倉庫別・各製品別
の目減り予測データに基づき、所要月先の全製品の目減
り総量を演算する目減り総量演算手段141と、同じく
データベース12Aに格納される物量手配計画データの
もとに契約車両で配送可能な配送総トン数を演算する物
流手配計画総量演算手段142と、これら両演算手段1
41、142で求めた全製品目減り総量と配送総トン数
とを用いて、事前在庫が必要か否かを確認する事前在庫
必要有無確認手段143と、事前在庫が必要と確認され
た場合、事前在庫数量を求める事前在庫数量算出手段1
44とによって構成されている。
作及び本発明に係わる製品流通方法について図11及び
図12を参照して説明する。
たる倉庫別・月別・製品別の出荷実績データが蓄積され
ているので、この出荷実績データから倉庫毎・各月毎・
製品毎の需要予測データが作成され、同様にデータベー
ス12Aに蓄積されている。従って、前述するように需
要予測データから図12に示すような倉庫毎・製品毎の
年間目減り予測データを作成できる(S31)。
る目減り総量演算手段141は、倉庫毎・製品毎の年間
の目減り予測データから各製品A,B,Cの所要月先,
例えば3月の総量ΣAA,ΣBB,ΣCCを順次求めた
後(S32)、データベース12Aに格納される各製品
の容積データや重量データから各製品の総トン数ΣA
A,ΣBB,ΣCCに換算する(S33,S34)。そ
して、これら各製品の総トン数ΣAA,ΣBB,ΣCC
を加算し、全製品総トン数ΣYYを演算する(S35、
T13参照)。これらステップS32〜S35は目減り
総量演算ステップに相当する。
うに企業の物流コスト予算等のもとに予め特定の物流部
門会社との間の契約に基づいて物流手配計画データが作
成され、格納されている。つまり、補充元倉庫2は例え
ば1トン車:月初第一営業日、2トン車:2ヶ月ごと第
一営業日、3トン車:3ヶ月ごと第一営業日、4トン
車:半期1回の配送契約が特定の物流部門会社との間で
契約済みとなっている。特定の物流部門会社は1社に限
らないことは言うまでもない。
る物流手配計画総量演算手段142は、データベース1
2Aに格納される物流手配計画データに基づいて各月ご
とにトン車を割当てて各月ごとの計画物流許容量を算出
し(S36)、図13のT14に示すごとく例えば5ヶ
月間の契約車両による配送可能な配送総トン数ΣXXを
演算する(S37)。これらステップS36,S37は
物流手配計画総量演算ステップに相当する。
ける事前在庫必要有無確認手段143は、目減り総量演
算手段141で求めた全製品総トン数ΣYYと物流手配
計画総量演算手段142で求めた配送総トン数ΣXXと
を用い、事前在庫の補充が必要であるか否かを確認す
る。すなわち、全製品総トン数ΣYYと配送総トン数Σ
XXとを用い、ΣXX−ΣYY>0か否かを判断し(S
38、図12のT15参照)、ΣXX−ΣYY>0の場
合には契約便で補充が十分であると確認し、一方、ΣX
X−ΣYY<0の場合には契約便だけで全製品総トン数
ΣYYをすべて補充できないことを確認する。このステ
ップS38は事前在庫必要有無確認ステップに相当す
る。
る事前在庫数量算出手段144を実行する。この事前在
庫数量算出手段144は、ステップS38において事前
在庫必要と確認された場合、図12のT16に示すよう
に(ΣYY−ΣXX)なる演算を行って事前在庫を演算
し、事前在庫を確定する(S39)。
で補充できないので、予め事前に在庫を増やしておく必
要がある。
ば、予め契約された物流手配計画にそって補充を行うの
で、物流コストが予算内で効率的に製品を補充できる。
また、相当速い時点で事前在庫数量が確定されていれ
ば、何らかの手段で早めに事前在庫分だけ補充するか、
或いは年初に事前に在庫として用意しておくか、もしく
は補充元倉庫2から他の補充先倉庫に補充するときに空
きがあれば、その空き車両に満載し、途中で該当補充先
倉庫に下ろした後、他の目的の補充先倉庫に配送する形
態をとってもよい。
第1の実施の形態で説明した「事前在庫数量を設定した
場合の物流コスト計画」と第3の実施の形態で説明した
「物流コスト予算を設定した場合の事前在庫数量」とに
基づき、事前在庫数量と物流コストとの間に相関関係を
定義し、この定義に基づいて企業戦略としての在庫の持
たせ方、物流コストの適正化を判断し、企業活動に反映
させる。
ステムの全体構成については、図1及び図2と同様であ
るので、これら図1及び図2の説明に譲り、以下、製品
補充元装置12(各補充先倉庫端末13a,13b,
…,13nも含む)について図13及び図14を参照し
て説明する。
12AとCPUで構成された製品補充演算処理部12B
とで構成されている。
の形態による処理過程のデータのうち必要なデータ及び
処理結果のデータが格納され、また第2の実施の形態に
よる処理過程のデータのうち必要なデータ及び処理結果
のデータが格納されている。
別・月別の割れ数量から欠品の生じないように補充し事
前在庫を維持するが、このとき各トン車の物流手配コス
トを考慮しつつ前倒しにより安価な物流コストを計画す
る。
形態と同様に目減り予測データから得られる補充総トン
数と契約済みの物流手配計画から配送できる総トン数と
を用いて、事前在庫を求めるものであり、第1の実施の
形態における欠品無しを維持する事前在庫数量と第2の
実施の形態における欠品無しを維持する事前在庫確定と
は相互に同じ関係にある。
1及び第2の実施の形態から取扱いされる在庫数量と商
品補充に使われる物流コストとから相関関係を定義する
在庫−物流コスト定義手段151と、この在庫−物流コ
スト定義手段151で定義される在庫数量と物流コスト
との相関関係を出力表示する出力手段152と、在庫数
量と物流コストとの相関関係に基づき、各補充先倉庫端
末13a,13b,…,13nからの物流コスト予算に
応じた在庫目安情報を提供する情報提供手段153とに
よって構成されている。
相関関係を模式的に表した図である。
ば、どれだけ在庫を持てばどれだけの物流コストで済む
のか、物流コスト予算が定まればどれだけ在庫を持つこ
とが可能であるか、さらに期末において物流コスト予算
が余ったとき、その余剰予算でどれだけ在庫を確保でき
るか等の方針を迅速に出すことができ、企業活動の一つ
とたしの企業戦略に有効に生かすことが可能となる。
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。
せて実施することが可能であり、その場合には組み合わ
せによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態に
は種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示さ
れた複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発
明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決する
ための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要
件が省略されうることで発明が抽出された場合には、そ
の抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣
用技術で適宜補われるものである。
流コストを低減化でき、また欠品を発生させることなく
製品在庫を確実に確保できる製品流通システム、製品補
充元装置、製品流通方法及び補充先倉庫端末を提供でき
る。
形態を示す系統構成図。
る製品流通方法を説明するフローチャート。
タから作成される目減り予測データ、在庫推移予測デー
タ等を説明する図。
を算出し、物流手配コストを考慮しつつ、最も安価な物
流コストとなる配送車両の組合わせを作成する説明図。
製品補充元装置の他の実施の形態を説明する機能ブロッ
ク図
品流通システムの動作を説明するフローチャート。
図。
する図。
るための動作を説明する図。
る製品補充元装置のさらに他の実施の形態を説明する機
能ブロック図
の製品流通システムの動作を説明するフローチャート。
手配計画に基づく車両で配送する場合の事前在庫数量を
求めるための説明図。
る製品補充元装置のさらに他の実施の形態を説明する機
能ブロック図
する説明図。
Claims (10)
- 【請求項1】 ネットワークを通じて少なくとも1つの
製品補充元装置が接続され、当該製品補充元装置を所持
する補充元倉庫から地方・地域に散在する販売拠点と連
携関係にある複数の製品補充先倉庫に製品を補充する製
品流通システムにおいて、 月毎・製品毎の出荷販売実績データを通知する前記製品
補充元倉庫がそれぞれ所持する補充先倉庫端末と、 これら各補充先倉庫端末から受け取る過去の各月毎・製
品毎の出荷実績データから作成される前記補充先倉庫端
末毎の所要月からの目減り予測数量と当該所要月前の事
前在庫数量とから倉庫毎・各月毎の全製品割れ数量を算
出し、各トン車の物流手配コストに基づき、前倒しによ
る複数月にわたる前記全製品割れ数量を積載するに相当
する1台以上のトン車の組合せによる物流コストを計算
し、これら物流コストの中から最も安価な物流コストと
なる1台以上のトン車を決定する前記製品補充元装置と
を備えたことを特徴とする製品流通システム。 - 【請求項2】 ネットワークを通じて地方・地域に散在
する販売拠点と連携関係にある複数の補充先倉庫から各
月毎・製品毎の販売実績データを受け取る少なくとも1
つの製品補充元装置であって、 前記補充先倉庫毎・各月毎・製品毎の販売実績データか
ら作成される当該倉庫毎・月毎・製品毎の需要予測デー
タから作成される所要月からの目減り予測データと当該
所要月前の事前在庫数量とから倉庫毎・各月毎・製品毎
の在庫推移予測データを作成する在庫推移予測手段と、 この在庫推移予測手段により作成される在庫推移予測デ
ータから得られる倉庫毎・各月毎・製品毎の割れ数量を
演算し、これら倉庫毎・各月毎・製品毎の割れ数量から
各月毎の全製品の割れ総数量を算出する補充計画処理手
段と、 この補充計画処理手段により算出される倉庫毎・各月毎
・全製品毎の割れ総数量に応じて製品を積載するトン車
を仮設定し、各トン車の物流手配コストを考慮しつつ、
各月毎または前倒しによる数ヶ月間にわたって纏めた前
記仮設定されたトン車に見合う1台以上のトン車の組合
せによる物流コストを計算し、この物流コストの中から
最も安価な物流コストとなる1台以上のトン車を決定す
る物流コスト演算手段とを備えたことを特徴とする製品
補充元装置。 - 【請求項3】 ネットワークを通じて少なくとも1つの
製品補充元装置が接続され、当該製品補充元装置を所持
する補充元倉庫から地方・地域に散在する販売拠点と連
携関係にある複数の補充先倉庫に製品を補充する製品流
通方法において、 前記各補充先倉庫が所持する補充先倉庫端末から月毎・
製品毎の出荷実績データを前記製品補充元倉庫に通知す
るステップと、 このステップによって通知される前記補充先倉庫毎・各
月毎・製品毎の出荷実績データから当該倉庫別・月毎・
製品毎の需要予測データを作成するステップと、 このステップによる需要予測データから作成される所要
月からの目減り予測データと当該所要月前の事前在庫数
量とから倉庫毎・各月毎・製品毎の在庫推移予測データ
を作成する在庫推移予測データ作成ステップと、 このステップで作成される在庫推移予測データから得ら
れる倉庫毎・各月毎・製品毎の割れ数量を演算し、これ
ら倉庫毎・各月毎・製品毎の割れ数量から各月毎の全製
品の割れ総数量を算出する補充計画処理ステップと、 このステップにより算出される倉庫毎・各月毎・全製品
毎の割れ総数量に応じて製品を積載するトン車を仮設定
するステップと、 予め定める各トン車の物流手配コストを考慮しつつ、前
倒しによる数ヶ月間にわたって纏めた前記仮設定された
トン車に見合う1台以上のトン車の組合せによる物流コ
ストを計算し、この物流コストの中から最も安価な物流
コストとなる1台以上のトン車を決定する物流コスト演
算ステップとを有することを特徴とする製品物流方法。 - 【請求項4】 ネットワークを通じて地方・地域に散在
する販売拠点と連携関係にある複数の補充先倉庫から月
毎・製品毎の出荷実績データを受け取る少なくとも1つ
の製品補充元装置であって、 前記補充先倉庫毎・各月毎・製品毎の出荷実績データか
ら作成され、予め記憶される前記補充先倉庫毎・各月毎
・製品毎の在庫推移予測データから前記補充先倉庫毎・
月毎・製品毎の製品不足数量を予測する製品不足数量演
算手段と、 この演算手段により予測される前記補充先倉庫毎・各月
毎・製品毎の製品不足数量に対し、その不足発生月の1
つ前の月を補充タイミング時期とし、各月毎に全製品不
足数量を合算する各月全製品合算手段と、 前記不足発生月が連続している場合、これら連続する複
数月間にわたる前倒しによる全製品の不足数量を纏めて
大型のトン車によって補充可能かを否かを判断する補充
計画処理手段と、 この補充計画処理手段により補充可能と判断された場
合、当該補充可能と判断された大型のトン車に決定する
配送車両決定手段とを備えたことを特徴とする製品補充
元装置。 - 【請求項5】 ネットワークを通じて地方・地域に散在
する販売拠点と連携関係にある複数の補充先倉庫から月
毎・製品毎の出荷実績データを受け取る少なくとも1つ
の製品補充元装置であって、 前記補充先倉庫毎・各月毎・製品毎の出荷実績データか
ら作成され、予め記憶される前記補充先倉庫毎・各月毎
・製品毎の在庫推移予測データから前記補充先倉庫毎・
月毎・製品毎の製品不足数量を予測する製品不足数量演
算手段と、 この演算手段により予測される前記補充先倉庫毎・各月
毎・製品毎の製品不足数量に対し、その不足発生月の1
つ前の月を補充タイミング時期とし、前記不足発生月が
連続している場合、これら連続する複数月間にわたる前
倒しによる各製品毎に不足数量を纏める単品製品合算手
段と、 この単品製品合算手段による各製品毎の不足数量から配
送車両を決定し、当該決定配送車両に満載になるまで同
一の製品を割当て、満載にならない場合には次の製品を
満載になるまで割当てる手段とを備えたことを特徴とす
る製品補充元装置。 - 【請求項6】 ネットワークを通じて少なくとも1つの
製品補充元装置が接続され、当該製品補充元装置を所持
する補充元倉庫から地方・地域に散在する販売拠点と連
携関係にある複数の補充先倉庫に製品を補充する製品流
通方法において、 前記各補充先倉庫が所持する補充先倉庫端末から月毎・
製品毎の出荷実績データを前記製品補充元倉庫に通知す
るステップと、 このステップによって通知される前記補充先倉庫毎・各
月毎・製品毎の出荷実績データから当該倉庫別・月毎・
製品毎の需要予測データを作成するステップと、 このステップによる需要予測データから作成される所要
月からの目減り予測データと当該所要月前の事前在庫数
量とから倉庫毎・各月毎・製品毎の在庫推移予測データ
を作成する在庫推移予測データ作成ステップと、 このステップで作成される在庫推移予測データから前記
製品補充先倉庫毎の月毎・製品毎の製品不足数量を演算
する製品不足数量演算ステップと、 このステップにより演算される前記製品補充先倉庫毎・
各月毎・製品毎の製品不足数量に対し、その不足発生月
の1つ前の月を補充タイミング時期とし、各月毎に全製
品不足数量を合算する各月全製品合算ステップと、 前記不足発生月が連続している場合、これら連続する複
数月間にわたる前倒しによる全製品の不足数量を纏めて
大型のトン車により補充可能かを否かを判断する補充計
画処理ステップと、 このステップにより補充可能と判断した場合、この補充
可能と判断された大型のトン車に決定する配送車両決定
ステップとを備えたことを特徴とする製品流通方法。 - 【請求項7】 ネットワークを通じて地方・地域に散在
する販売拠点と連携関係にある複数の補充先倉庫から月
毎・製品毎の出荷実績データを受け取る少なくとも1つ
の製品補充元装置であって、 前記製品補充先倉庫毎・各月毎・製品毎の出荷実績デー
タから当該倉庫別・月毎・製品毎の需要予測データを作
成し、この作成された需要予測データから所要月までの
全製品の目減り総量に相当する第1の総トン数を求める
手段と、 予め契約済みである物流手配計画データに基づいて各月
毎に利用可能なトン数を求め、これら各月トン数を加算
し、物流手配計画上の第2の総トン数を求める手段と、 前記第1の総トン数と前記第2の総トン数とを比較し、
契約済みの前記第2の総トン数の車両により全製品の補
充をした場合に事前在庫が必要か否かを確認する確認手
段と、 この確認手段により事前在庫が必要であると確認した場
合、前記第1の総トン数から前記第2の総トン数を減算
し、事前在庫数量を算出する事前在庫数量算出手段とを
備えたことを特徴とする製品補充元装置。 - 【請求項8】 ネットワークを通じて少なくとも1つの
製品補充元装置が接続され、当該製品補充元装置を所持
する補充元倉庫から地方・地域に散在する販売拠点と連
携関係にある複数の補充先倉庫に製品を補充する製品流
通方法において、 前記各補充先倉庫が所持する補充先倉庫端末から月毎・
製品毎の出荷実績データを前記製品補充元倉庫に通知す
るステップと、 このステップによって通知される前記補充先倉庫毎・各
月毎・製品毎の出荷実績データから当該倉庫別・月毎・
製品毎の需要予測データを作成するステップと、 このステップにより作成される需要予測データから倉庫
毎・月毎・製品毎の目減りを予測するステップと、 この倉庫毎・月毎・製品毎の目減り予測データから所要
月までの全製品の目減り総量に相当する第1の総トン数
を求めるステップと、 予め契約済みである物流手配計画データに基づいて各月
に利用可能なトン数を求め、これら所要月にわたる各月
トン数を加算し、物流手配計画上の第2の総トン数を求
めるステップと、 前記第1の総トン数と前記第2の総トン数とを比較し、
契約済みの前記第2の総トン数の車両により全製品の補
充をした場合に事前在庫が必要か否かを確認する確認ス
テップと、 この確認ステップにより事前在庫が必要である場合、前
記第1の総トン数から前記第2の総トン数を減算し、事
前在庫数量を算出する事前在庫数量算出ステップとを有
することを特徴とする製品流通方法。 - 【請求項9】 ネットワークを通じて地方・地域に散在
する販売拠点と連携関係にある複数の補充先倉庫から月
毎・製品毎の出荷実績データを受け取る少なくとも1つ
の製品補充元装置であって、 前記請求項2に記載する物流コスト演算手段によって計
算されるトン車の組合せによる物流コストと前記請求項
7に記載される事前在庫数量算出手段により算出される
事前在庫数量とを用いて、当該物流コストと当該在庫数
量との相関関係を定義する手段と、 この手段により定義される物流コストと在庫数量との相
関関係に基づき、前記各補充先倉庫がそれぞれ所持する
各補充先倉庫端末からの物流コスト予算に応じた製品在
庫の目安情報を提供する手段とを備えたことを特徴とす
る製品補充元装置。 - 【請求項10】 販売拠点となる複数の販売拠点端末が
接続されるネットワークに接続され、複数の販売拠点端
末を所持する販売拠点と連携し、製品を補充する補充先
倉庫が所持する補充先倉庫端末であって、 前記請求項2、前記請求項4、前記請求項5、前記請求
項7、前記請求項9の何れか1つに記載される前記製品
補充元装置と同様の構成を備えたことを特徴とする補充
先倉庫端末。
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