JP2000057431A - 自動販売機の商品加熱制御装置 - Google Patents

自動販売機の商品加熱制御装置

Info

Publication number
JP2000057431A
JP2000057431A JP10225783A JP22578398A JP2000057431A JP 2000057431 A JP2000057431 A JP 2000057431A JP 10225783 A JP10225783 A JP 10225783A JP 22578398 A JP22578398 A JP 22578398A JP 2000057431 A JP2000057431 A JP 2000057431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
time
heating zone
zone
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10225783A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonori Maekawa
智律 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP10225783A priority Critical patent/JP2000057431A/ja
Publication of JP2000057431A publication Critical patent/JP2000057431A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】商品収納室を商品を常温で貯蔵する貯蔵ゾーン
と適温に加熱した状態に保持する加熱ゾーンとに区画し
た自動販売機において、加熱ゾーン内の長期滞留により
変質した商品を販売しないようにする。 【解決手段】貯蔵ゾーン7から加熱ゾーン8に商品6が
移動する都度、その商品6の移動日時を記録し、現在時
刻と前記移動日時とから各商品6の加熱ゾーン8内の滞
留時間を演算・記録する。そして、この滞留時間が予め
設定した滞留可能時間を超えたかをチェックし、超えた
らその商品6の販売を中止する。これにより、加熱ゾー
ン8内での長期滞留により変質した危険のある商品6の
販売を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、缶飲料などの商
品を加熱して販売する自動販売機に関し、詳しくは加熱
による商品の変質を抑えるようにした商品加熱制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば缶飲料を加熱して販売する自動販
売機においては、一般に商品を例えば52〜53℃の高
温で商品収納室内に貯蔵しているが、長時間高温貯蔵す
ると中身飲料が変質する可能性がある。そこで、その対
応策として、商品収納室を商品を常温で収納する貯蔵ゾ
ーンと、商品をヒータにより適温に加熱して収納する加
熱ゾーンとに区画しておき、商品の販売状況に応じて貯
蔵ゾーンから加熱ゾーンに商品を送り出して加熱するよ
うにして、加熱状態で貯蔵する商品の数をできるだけ抑
えることが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
ように、商品収納室が貯蔵ゾーンと加熱ゾーンとに区画
された自動販売機において、変質した商品の販売をより
確実に防止することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】まず、この発明は、商品
収納室が商品を常温で収納する貯蔵ゾーンと商品をヒー
タにより常時加熱して収納する加熱ゾーンとに区画され
るとともに、前記貯蔵ゾーン内の前記商品を前記加熱ゾ
ーンに順次移動させる商品移動機構と、販売指令により
前記加熱ゾーン内の前記商品を1個ずつ搬出する商品搬
出機構とを備えた自動販売機において、現在時刻をカウ
ントする時計手段と、前記商品が前記貯蔵ゾーンから前
記加熱ゾーンに移動した時刻と現在時刻とから前記商品
の前記加熱ゾーン内の滞留時間tを商品別に演算して記
憶する手段とを設け、高温での貯蔵時間を商品ごとに把
握するものとする(請求項1)。
【0005】その上で、この発明は、前記滞留時間tが
予め設定された滞留可能時間Tを超えた前記商品を販売
中止にする手段を設け、変質した可能性のある商品は販
売しないようにする(請求項2)。
【0006】また、この発明は、変質商品一括払出しス
イッチと、このスイッチのON操作により前記滞留時間
tが前記滞留可能時間Tを超えた前記商品を前記加熱ゾ
ーンから一括して搬出する手段とを設け、変質した危険
のある商品を容易に選別して自動販売機から排出できる
ようにする(請求項3)。
【0007】更に、この発明は、一定時間の販売数をカ
ウントし、このカウント値から次の前記一定時間におけ
る販売数を予測する手段と、この予測販売数Aと前記加
熱ゾーン内の商品数Bとを比較し、A>Bなら前記商品
移動機構を駆動して(A−B)の数だけ前記貯蔵ゾーン
内の前記商品を前記加熱ゾーンに移動させ、A≦Bなら
前記貯蔵ゾーンから前記加熱ゾーンへの前記商品の移動
を中止する手段とを設け、ある一定時間の販売予測数を
考慮しながら、その数だけを加熱状態に置いて高温貯蔵
する商品の数をできるだけ減らすようにする(請求項
4)。
【0008】更に、この発明は、商品を入れ替える予定
時刻を設定する手段と、現在時刻から前記予定時刻まで
の時間数及び前記予測販売数Aに基づいて前記予定時刻
までの販売数Cを予測する手段と、この予測販売数Cと
前記加熱ゾーン内の商品数Bとを比較し、C>Bなら前
記商品移動機構を駆動して(C−B)の数だけ前記貯蔵
ゾーン内の前記商品を前記加熱ゾーンに移動させ、C≦
Bなら前記貯蔵ゾーンから前記加熱ゾーンへの前記商品
の移動を中止する手段とを設け、商品の入れ替え時には
加熱状態にある商品をできるだけ少なくして、無駄な加
熱を排するように努める(請求項5)
【0009】一方、この発明は、前記加熱ゾーン内の前
記商品の単位時間ごとの平均温度を計測するとともに、
この計測値を所定のルールに基づいて点数に換算する手
段と、この点数を前記滞留可能時間分積算し、この積算
値から所定のルールに基づいて前記滞留可能時間を補正
する手段とを設け、前記商品に対する熱負荷の程度によ
り前記滞留可能時間を加減して、よりきめ細かな制御を
行うものとする(請求項6)。
【0010】また、この発明は、前記貯蔵ゾーン内の前
記商品の有無を検出する手段と、前記貯蔵ゾーン内に前
記商品がなければ、前記商品移動機構の動作を禁止する
制御手段とを設け、前記貯蔵ゾーン内に商品がないのに
前記商品移動機構を動作させて、前記加熱ゾーンの高温
空気が無駄に前記貯蔵ゾーンに逃げないようにする(請
求項7)。
【0011】次に、この発明は、前記加熱ゾーン内の前
記商品の前記滞留時間tと前記滞留可能時間Tとの差
(T−t)を演算する手段と、この時間差(T−t)が
一定値以下になったら前記商品の販売価格を値下げする
手段とを設け、前記滞留可能時間Tに接近した商品の販
売を促進するものとする(請求項8)。
【0012】最後に、この発明は、同一種類の商品を複
数の商品コラムに収納し、これらの商品コラムから前記
商品を交互に搬出できるようにした場合において、販売
指令により前記時間差(T−t)の小さい商品から優先
的に搬出するようにして、前記滞留時間tの長いものか
ら販売するようにする(請求項9)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8に基づいて、缶
飲料自動販売機におけるこの発明の実施の形態を説明す
る。まず、図1は自動販売機の縦断面図である。図1に
おいて、自動販売機本体1内には断熱壁により囲まれた
前面(図1の左面)が開閉可能な商品収納庫2が構成さ
れ、商品収納庫2内には多数の円弧状のセグメント3に
より上下に蛇行する商品収納室4が前後4列(4コラ
ム)形成されている。各商品収納室4には、前面の商品
投入口5から投入された円筒状の商品(飲料缶)6が横
倒し姿勢で積み重ねられて多数収納されている。
【0014】ここで、各商品収納室4は上部の貯蔵ゾー
ン7と下部の加熱ゾーン8とに区画され、その間は回動
自在に片持ち支持された断熱性のフラッパ9により仕切
られている。加熱ゾーン8の下端部には公知の電磁ソレ
ノイド式の商品搬出機構10が設置され、加熱ゾーン8
の一番下の商品6はその下フラッパ10aにより落下し
ないように支えられている。また、貯蔵ゾーン7の下端
部には商品搬出機構10と同一構成の商品移動機構11
が設置され、貯蔵ゾーン7の一番下の商品6はその下フ
ラッパ11aにより落下しないように支えられている。
【0015】よく知られるように、商品搬出機構10あ
るいは商品移動機構11は図示しない電磁ソレノイドに
通電されると、下フラッパ10aあるいは11aが後退
して一番下の商品6を開放落下させ、図示しない上フラ
ッパ突出して下から2番目の商品6を支える。その後、
電磁ソレノイドの通電が絶たれると、図示しない復帰ば
ねの作用により下フラッパ10aあるいは11aが再び
突出するとともに、上フラッパが後退し、商品6の全体
が下降して図示待機状態に復帰する。
【0016】貯蔵ゾーン7の下方には、搬出された商品
6を前方の商品取出口12に導くシュータ13が配置さ
れ、その内側にはヒータ14及びこのヒータ14を通し
て庫内空気を加熱ゾーン8に循環通風するファン15が
配置されている。循環する加熱空気の温度は、ファン1
5の前方(吸込側)に配置された庫内温度センサ16に
より検知される。一方、商品搬出機構10内には、加熱
ゾーン8内の一番下の商品6の温度を直接検知する商品
温度センサ17が配置されている(温度センサ16,1
7のより詳しい配置構成については、特開平8−293
059号公報を参照されたい。)。また、商品搬出機構
10及び商品移動機構11内には、加熱ゾーン8内及び
貯蔵ゾーン7内の商品6の有無を検知する売切検知スイ
ッチ18及び貯蔵切検知スイッチ19がそれぞれ組み込
まれ、各々のアクチュエータ18a及び19aが商品6
で押されるようになっている。
【0017】自動販売機本体1の前面には外扉20で閉
塞され、その下部に商品取出口12が設けられるととも
に、内部に制御部21が収容され、また前面には図示し
ないが周知の商品選択押ボタンやコイン投入口などが配
列されるとともに、商品選択押ボタンの近傍には商品売
り切れ時に点灯する売切ランプ22及び商品価格をデジ
タル表示する価格表示器23が商品別に設置されてい
る。図1の自動販売機において、加熱ゾーン8内の商品
6はファン15によりヒータ14を通して循環される高
温の空気により加熱され、例えば52〜53℃の適温で
販売待機する。一方、断熱性のフラッパ9で加熱ゾーン
8から仕切られた貯蔵ゾーン7では商品6はほぼ常温で
貯蔵され、加熱ゾーン8の商品数が販売により減少する
と商品移動機構11により、貯蔵ゾーン7内の商品6が
加熱ゾーン8に移される。これにより、加熱状態に置か
れる加熱ゾーン8の商品数は販売状況に応じた必要最小
限に留められ、商品6の変質機会が抑えられる。
【0018】図2は制御部21のこの発明に関わる部分
のみを示したブロック図である。自動販売機全体を制御
するCPU24の制御プログラムはROM25に格納さ
れ、制御データはRAM26に記憶されている。CPU
24には図示しない入出力インターフェースを介して、
上述した庫内温度センサ16、商品温度センサ17、売
切検知スイッチ18、貯蔵切検知スイッチ19、売切ラ
ンプ22、価格表示器23の他、現在時刻をカウントす
る時計機構27、商品販売数をカウントするカウンタ2
8、制御データを設定入力するためのキーボード29、
後述する滞留可能時間を超えた商品6を一括して払い出
すための押ボタンスイッチからなる一括払出スイッチ3
0が接続され、また駆動回路31を介して上述した商品
搬出機構10、商品移動機構11、ヒータ14、ファン
15が接続されている。
【0019】上記自動販売機の加熱制御について、以
下、フローチャートに基づいて説明する。図3は請求項
1〜請求項3及び請求項7に係る制御動作を示すもので
ある。図3において、販売待機状態(S1)でCPU2
4は商品販売の要否を常時チェックし(S2)、商品販
売時には商品搬出機構10を駆動して、加熱ゾーン8の
一番下の商品6を搬出する(S3)。次いで、貯蔵切検
知スイッチ19により貯蔵ゾーン7の商品6の有無をチ
ェックし(S4)、商品6があれば商品移動機構11を
駆動して、商品6を加熱ゾーン8に落下させる(S
5)。なお、片持ち式のフラッパ9は商品6が落下する
と押し退けられて下方に回動するとともに、商品6が通
過すると図示しない捩じりばねにより水平姿勢に復帰す
る。
【0020】貯蔵ゾーン7から加熱ゾーン8に商品6を
移動させたら、その移動日時を時計機構27から読み取
り、RAM26に記録する(S6)。ここで、RAM2
6には加熱ゾーン8内に積層された商品6の上下位置
(下から何番目か)に対応して商品6の数(図1では5
個)に見合う数の移動日時記録エリアが設けられ、各商
品6の移動日時は各エリアにそれぞれ記録されるととも
に、この記録は商品販売により商品6の位置が1段ずつ
下降する都度、その下のエリアに移されて各商品6とそ
の移動日時との対応が図られている。
【0021】次に、CPU24は現在時刻と上記移動日
時の記録とから、加熱ゾーン8内での各商品6の滞留時
間tを適宜のタイミング、例えば1時間ごとに演算し、
その都度、RAM26に記録する(S7)。一方、RA
M26には商品6の変質面から加熱状態に保持できる許
容時間、つまり加熱ゾーン8の滞留可能時間Tがキーボ
ード29から設定されている。そこで、CPU24は上
記滞留時間tと滞留可能時間Tとを比較し(S8)、滞
留時間tが滞留可能時間Tを超えた商品6が生じたら、
その商品コラムを販売中止とし、売切ランプ22を点灯
する(S9)。
【0022】その後、自動販売機を巡回点検するサービ
スマンが一括払出スイッチ30をONしたかをチェック
し(S10)、ONされたら商品搬出機構10を駆動し
て滞留可能時間を超えた商品6をすべて払い出す(S1
1)。この払出しによりその上段の商品6が順次下降
し、滞留時間tが未だ滞留可能時間Tに達しない商品6
が新たに販売待機する。CPU24は商品6の上記下降
に伴って、その商品6の加熱ゾーン8への移動日時記録
を対応する記録エリアに移すとともに販売中止を解除
し、自動販売機をステップS1の販売待機状態に復帰さ
せる。なお、一括払出しスイッチ30は外扉20の内側
に配置されている。
【0023】図4は請求項4に係る制御動作を示すもの
である。図4のフローチャートは図3におけるステップ
S5と置き代わるもので、図示,の結合子により図
3に挿入される。図4において、商品6が加熱ゾーン8
から搬出されたら(図3のS3)、カウンタ28により
販売数をカウントする(S21)。そして、一定時間、
例えば4時間の販売数を集計し、このデータから4時間
の販売数を予測して記録する(S22)。この販売数の
予測については、曜日別、時間帯別に例えば4週間分位
データを取り、これらのデータから同一曜日の同一時間
帯の予測販売数を決定するようにすることができる。
【0024】次いで、上記予測販売数Aと加熱ゾーン8
の商品数Bとを比較し(S23)、予測販売数A>加熱
商品数Bなら、更に貯蔵ゾーン7の商品6の有無をチェ
ックし(S24)、商品6があれば商品移動機構11を
駆動して不足数(A−B)を貯蔵ゾーン7から加熱ゾー
ン8に移動させる(S25)。これに対して、予測販売
数A≦加熱商品数Bなら移動させない。これにより、常
時、一定時間(例えば4時間)の販売数分のみを加熱
し、余分な加熱を避けることができる。一定時間は4時
間に限るものではなく、売れ行きに応じて適宜に変える
ものとする。なお、図1では加熱ゾーン8は満杯になっ
ているが、この制御動作では加熱ゾーン8に空き容量を
設けておくものとする。
【0025】図5は請求項5に係る制御動作を示すフロ
ーチャートを示す。このフローチャートは図3における
ステップS4〜S5と置き代わるもので、図示,の
結合子により図3に挿入される。図5において、ステッ
プS3(図3)で商品6が搬出されたら、カウンタ28
により販売数をカウントし(S31)、一定時間、例え
ば4時間の販売数を集計して、このデータから4時間の
予測販売数Aを演算・記録する(S32)。次いで、キ
ーボード29からの商品6の入替日時の設定入力の有無
をチェックし(S33)、設定入力があれば現在時刻か
ら入替日時までの時間と一定時間の予測販売数Aとから
入替日時までの販売数Cを予測する(S34)。次い
で、予測販売数Cと加熱ゾーン8の商品数Bとを比較し
(S35)、予測販売数C>加熱商品数Bなら更に貯蔵
ゾーン7の商品6の有無をチェックし(S36)、商品
6があれば商品移動機構11を駆動して不足数(C−
B)を貯蔵ゾーン7から加熱ゾーン8に移動させる(S
37)。これに対して、予測販売数C≦加熱商品数Bな
ら移動させない。これにより、商品入替え時には加熱ゾ
ーン8内の商品数をほぼ0として、加熱商品を商品入替
えのために取り去るという無駄をなくすることができ
る。
【0026】図6は請求項6に係る制御動作を示すフロ
ーチャートを示し、このフローチャートは,の結合
子により図3のフローチャートに挿入されるものであ
る。加熱ゾーン8内の商品6は全部が均一に加熱される
わけではなく、上に行くほど温度が低くなる。そこで、
この制御動作では商品6の実際の温度に応じて加熱程度
に点数による重みを付け、この重みにより滞留可能時間
Tを調整するものである。すなわち、図6において、販
売待機中に各商品6の温度を測定し、単位時間、例えば
1時間ごとの平均温度を演算して記録する(S41)。
【0027】商品温度は各商品6ごとに温度センサを設
けて測定することもできるが、ここでは経済面から一番
下の商品6の温度のみ商品温度センサ16で実測し、そ
れより上の商品6については1段上がるごとに所定の温
度、例えば一律に2℃ずつ差し引く手法を取るものとす
る。続いて、各商品6にその温度に応じて、例えば図示
の通り点数を付ける(S42)。その上で、これらの点
数を滞留可能時間分積算するとともに、その1時間平均
値を算出する(S43)。そして、この平均値に基づい
て、例えば図示の通り設定された滞留可能時間Tを補正
する(S44)。その後、この補正された滞留可能時間
Tを用いて、図3のS8の比較を行う。
【0028】図7は請求項8に係る制御動作を示すフロ
ーチャートで、このフローチャートは,の結合子に
より図3のフローチャートに挿入されるものである。図
7においては、各商品6の加熱ゾーン8内での滞留時間
tと滞留可能時間Tとの差(T−t)を演算し(S5
1)、この時間差(T−t)が一定時間以下、例えば1
週間以下かをチェックする(S52)。そして、一定時
間以下になれば、該当する商品6を値下げ販売すること
として、RAM26内の価格設定及び価格表示器23の
価格表示を値下げ価格に改定する(S53)。これによ
り、滞留時間tが滞留可能時間Tに接近した商品6の販
売を促進することができる。
【0029】図8は請求項9に係る制御動作を示すフロ
ーチャートで、このフローチャートは図3のステップS
2において、選択された商品6が交互販売設定された商
品コラムに収納されたものかをチェックし(S61)、
交互販売設定された各商品コラムの商品6について、滞
留時間tと滞留可能時間Tとの差(T−t)を演算する
(S62)。次いで、各コラム間で上記時間差を比較
し、この時間差が最も小さい商品コラムを商品搬出コラ
ムと決定する(S63)。これにより、次のステップS
3(図3)では滞留時間tが滞留可能時間Tに最も接近
している商品コラムから商品6を優先的に搬出する。
【0030】
【発明の効果】以上の通り、この発明は以下の効果が得
られるものである。 (1)加熱ゾーンの滞留時間が滞留可能時間を超えた商
品は販売中止とすることにより、変質した商品を販売す
ることを未然に防止することができる。 (2)販売状況を予測して必要最小限の数量の商品のみ
を加熱保持することにより、商品の変質機会を少なくす
ることができる。 (3)滞留可能時間を超えた商品はスイッチ操作で一括
して払い出すことにより、変質商品の選別が不要とな
り、メンテナンス作業が簡素化される。 (4)加熱ゾーン滞留中の商品温度に応じて滞留可能時
間を補正することにより、実際に則した制御が可能にな
る。 (5)商品入れ替えまでの販売数を予測して必要な数量
の商品のみ加熱することにより、商品入れ替え時に加熱
商品を取り除く無駄をなくすことができる。 (6)貯蔵ゾーンに商品がないときは商品移動機構を動
作させないことにより、加熱ゾーンの加熱空気を貯蔵ゾ
ーンに無駄に逃がすことがない。 (7)滞留可能時間に接近した商品は値下げすることに
より、商品の長期滞留を減らすことができる。 (8)交互販売設定されている場合は、滞留時間の長い
商品から優先的に販売することにより、コラム間の滞留
時間のバランスを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す自動販売機の縦断
面図である。
【図2】図1の自動販売機の制御ブロック図である。
【図3】図2の制御装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】図2の制御装置の異なる動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】図2の制御装置の更に異なる動作を示すフロー
チャートである。
【図6】図2の制御装置の更に異なる動作を示すフロー
チャートである。
【図7】図2の制御装置の更に異なる動作を示すフロー
チャートである。
【図8】図2の制御装置の更に異なる動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
4 商品収納室 6 商品 7 貯蔵ゾーン 8 加熱ゾーン 10 商品搬出機構 11 商品移動機構 14 ヒータ 16 庫内温度センサ 17 商品温度センサ 18 売切検知スイッチ 19 貯蔵切検知スイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品収納室が商品を常温で収納する貯蔵ゾ
    ーンと商品をヒータにより常時加熱して収納する加熱ゾ
    ーンとに区画されるとともに、前記貯蔵ゾーン内の前記
    商品を前記加熱ゾーンに順次移動させる商品移動機構
    と、販売指令により前記加熱ゾーン内の前記商品を1個
    ずつ搬出する商品搬出機構とを備えた自動販売機におい
    て、 現在時刻をカウントする時計手段と、前記商品が前記貯
    蔵ゾーンから前記加熱ゾーンに移動した時刻と現在時刻
    とから前記商品の前記加熱ゾーン内の滞留時間tを商品
    別に演算して記憶する手段とを設けたことを特徴とする
    自動販売機の商品加熱制御装置。
  2. 【請求項2】前記滞留時間tが予め設定された滞留可能
    時間Tを超えた前記商品を販売中止にする手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機の商品加熱
    制御装置。
  3. 【請求項3】変質商品一括払出しスイッチと、このスイ
    ッチのON操作により前記滞留時間tが前記滞留可能時
    間Tを超えた前記商品を前記加熱ゾーンから一括して搬
    出させる手段とを設けたことを特徴とする請求項3記載
    の自動販売機の商品加熱制御装置。
  4. 【請求項4】一定時間の販売数をカウントし、このカウ
    ント値から次の前記一定時間における販売数を予測する
    手段と、この予測販売数Aと前記加熱ゾーン内の商品数
    Bとを比較し、A>Bなら前記商品移動機構を駆動して
    (A−B)の数だけ前記貯蔵ゾーン内の前記商品を前記
    加熱ゾーンに移動させ、A≦Bなら前記貯蔵ゾーンから
    前記加熱ゾーンへの前記商品の移動を中止する手段とを
    設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか
    に記載の自動販売機の商品加熱制御装置。
  5. 【請求項5】商品を入れ替える予定時刻を設定する手段
    と、現在時刻から前記予定時刻までの時間数及び前記予
    測販売数Aに基づいて前記予定時刻までの販売数Cを予
    測する手段と、この予測販売数Cと前記加熱ゾーン内の
    商品数Bとを比較し、C>Bなら前記商品移動機構を駆
    動して(C−B)の数だけ前記貯蔵ゾーン内の前記商品
    を前記加熱ゾーンに移動させ、C≦Bなら前記貯蔵ゾー
    ンから前記加熱ゾーンへの前記商品の移動を中止する手
    段とを設けたことを特徴とする請求項4記載の自動販売
    機の商品加熱制御装置。
  6. 【請求項6】前記加熱ゾーン内の前記商品の単位時間ご
    との平均温度を計測するとともに、この計測値を所定の
    ルールに基づいて点数に換算する手段と、この点数を前
    記滞留可能時間分積算し、この積算値から所定のルール
    に基づいて前記滞留可能時間Tを補正する手段とを設け
    たことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載の自動販売機の商品加熱制御装置。
  7. 【請求項7】前記貯蔵ゾーン内の前記商品の有無を検出
    する手段と、前記貯蔵ゾーン内に前記商品がなければ、
    前記商品移動機構の動作を禁止する制御手段とを設けた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載
    の自動販売機の商品加熱制御装置。
  8. 【請求項8】前記加熱ゾーン内の前記商品の前記滞留時
    間tと前記滞留可能時間Tとの差(T−t)を演算する
    手段と、この時間差(T−t)が一定値以下になったら
    前記商品の販売価格を値下げする手段とを設けたことを
    特徴とする請求項2記載の自動販売機の商品加熱制御装
    置。
  9. 【請求項9】同一種類の商品を複数の商品コラムに収納
    し、これらの商品コラムから前記商品を交互に搬出でき
    るようにするとともに、販売指令により前記時間差(T
    −t)の小さい商品から優先的に搬出するようにしたこ
    とを特徴とする請求項8記載の自動販売機の商品加熱制
    御装置。
JP10225783A 1998-08-10 1998-08-10 自動販売機の商品加熱制御装置 Pending JP2000057431A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10225783A JP2000057431A (ja) 1998-08-10 1998-08-10 自動販売機の商品加熱制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10225783A JP2000057431A (ja) 1998-08-10 1998-08-10 自動販売機の商品加熱制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000057431A true JP2000057431A (ja) 2000-02-25

Family

ID=16834721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10225783A Pending JP2000057431A (ja) 1998-08-10 1998-08-10 自動販売機の商品加熱制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000057431A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002216218A (ja) * 2001-01-19 2002-08-02 Sanyo Electric Co Ltd 自動販売機
JP2006293822A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Sanden Corp 自動販売機
JP2007293482A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動販売機
JP2010146132A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Kubota Corp 自動販売機
JP2012098253A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Nsk Ltd 軸受異常診断装置および軸受異常診断方法
JP2013084093A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機の制御装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002216218A (ja) * 2001-01-19 2002-08-02 Sanyo Electric Co Ltd 自動販売機
JP2006293822A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Sanden Corp 自動販売機
JP4657784B2 (ja) * 2005-04-13 2011-03-23 サンデン株式会社 自動販売機
JP2007293482A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動販売機
JP2010146132A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Kubota Corp 自動販売機
JP2012098253A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Nsk Ltd 軸受異常診断装置および軸受異常診断方法
JP2013084093A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機の制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8140185B2 (en) Virtual vendor shelf inventory management
US20090306818A1 (en) Method for Retrofitting a Vending Machine
US20090306817A1 (en) Virtual Vending Machine
US8090454B1 (en) System and method of optimization for vending platforms
WO2009152049A1 (en) Virtual vending machine in communication with a remote data processing device
JP3450515B2 (ja) 自動販売機
JP2000057431A (ja) 自動販売機の商品加熱制御装置
US20060286235A1 (en) Automatic baking apparatus
GB2326504A (en) Currency handling apparatus capable of predicting future cash demands
JP3700362B2 (ja) 自動販売機の庫内ファン制御装置
JP5593996B2 (ja) 自動販売機の制御装置
JP2002083352A (ja) 自動販売機の制御方法
CN113129500A (zh) 自动售货机及其显示控制方法、自动售货机系统
JP5017980B2 (ja) 自動販売機の搬送制御装置及び制御プログラム
JP2002074490A (ja) 自動販売機
JP4333039B2 (ja) 自動販売機の制御方法
JP2000259926A (ja) 自動販売機の商品収納装置
JP7451998B2 (ja) 自動販売機及び自動販売機システム
JP4136727B2 (ja) 自動販売機
JP2002083357A (ja) 自動販売機の制御方法
JP4136728B2 (ja) 商品販売陳列ケース
JP4333027B2 (ja) 自動販売機の制御方法
JP2002092703A (ja) 自動販売機の制御方法
JP5363842B2 (ja) 自動販売機
JP2000030138A (ja) 自動販売機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050106

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050428