JP2002092703A - 自動販売機の制御方法 - Google Patents

自動販売機の制御方法

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JP2002092703A
JP2002092703A JP2000282025A JP2000282025A JP2002092703A JP 2002092703 A JP2002092703 A JP 2002092703A JP 2000282025 A JP2000282025 A JP 2000282025A JP 2000282025 A JP2000282025 A JP 2000282025A JP 2002092703 A JP2002092703 A JP 2002092703A
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product
sales
zone
temperature
vending machine
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JP2000282025A
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Tomonori Maekawa
智律 前川
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品販売数が予想以上となり、販売ゾーンの
商品が適温でない場合であっても、ロケーションに応じ
て販売の停止または続行を自由に選択でき、商品の販売
機会を逃さないようにすることができる自動販売機の制
御方法を提供すること。 【解決手段】 商品移動機構11によって販売ゾーン8
に移動した商品6が、販売指令時に適温か否かを判断
し、適温でないと判断された当該商品6の販売を、売切
設定手段によって予め設定した結果に基づいて停止また
は続行するようにした。売切設定がある場合には売切ラ
ンプを点灯して販売を停止し、売切設定がない場合には
売切ランプを消灯して販売を続行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、缶飲料などの商
品を加熱または冷却して販売する自動販売機の制御方法
に関し、さらに詳しくは、適温となっていない商品の販
売を停止するかまたは続行するかを自由に選択でき、商
品の販売機会を逃さないようにすることができる自動販
売機の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、缶飲料商品を加熱して販売す
る自動販売機においては、商品を高温(たとえば、55
〜57℃)で商品収納室に貯蔵しているため、長時間貯
蔵すると飲料が変質(たとえば、乳成分分離等)する可
能性がある。そこで、本願出願人は、特開2000−0
57431号公報においてその解決手段の一例として、
自動販売機の商品加熱制御装置を開示している。
【0003】すなわち、この技術手段は、貯蔵ゾーンか
ら販売ゾーンに商品が移動する都度、その商品の移動日
時を記憶し、現在時刻と当該移動日時とから各商品の販
売ゾーン内の滞留時間を演算・記憶する。そして、この
滞留時間が予め設定した滞留可能時間を超えたか否かを
チェックし、越えたらその商品の販売を中止する。これ
により、変質した可能性のある商品の販売を防止できる
ように構成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、販売対
象商品は多種多様であるため、これらの商品販売に適し
た自動販売機の制御方法も種々提供されるべきところ、
これまで十分な提供には至っていないという課題があっ
た。特に、商品販売数が予想以上となり、貯蔵ゾーンか
ら販売ゾーンへの商品補充が間に合わず、当該販売ゾー
ンの商品が適温となっていない場合に適切に対処できる
自動販売機の制御方法の提供が望まれていた。
【0005】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、商品販売数が予想以上となり、販売ゾーンの商
品が適温でない場合であっても、ロケーションに応じて
販売の停止または続行を自由に選択でき、商品の販売機
会を逃さないようにすることができる自動販売機の制御
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明の請求項1にかかる自動販売機の制御方
法は、少なくとも、商品を常温で収納する貯蔵ゾーンと
商品を加熱または冷却して収納する販売ゾーンとに区画
された複数の商品収納室と、前記貯蔵ゾーン内の商品を
前記販売ゾーンに移動させる商品移動機構と、販売指令
に基づいて前記販売ゾーン内の商品を搬出する商品搬出
機構と、時間情報を管理する時計手段と、前記販売ゾー
ンの商品数を算出する販売ゾーン商品数算出手段と、販
売動作の停止または続行を設定する売切設定手段とを備
えた自動販売機の制御方法であって、前記商品移動機構
によって前記販売ゾーンに移動した商品の数および当該
販売ゾーンでの滞留時間を前記時計手段および前記販売
ゾーン商品数算出手段とによって算出し規定値と比較す
ることにより当該商品が適温か否かを判断し、適温でな
いと判断された当該商品の販売を、前記売切設定手段に
よる設定結果に基づいて停止または続行するようにした
ものである。
【0007】まず、時計手段および販売ゾーン商品数算
出手段とによって、販売ゾーンに規定時間以上収納され
ている商品の本数が0以下か否かを各コラム毎に判断す
る。0以下であれば、補充される商品は適温になってい
ないので、売切設定手段による設定の有無によって販売
すべきか否かを選択する。
【0008】すなわち、販売ゾーンに規定時間以上収納
されている商品の本数が0以下であれば、売切設定があ
るか否かを判断する。売切設定(販売停止設定)があれ
ば、売切ランプを点灯させ、販売を停止する。一方、売
切設定がなければ、売切ランプを点灯させず消灯のまま
とし、他のコラムと同様に販売を続行する。
【0009】したがって、商品販売数が予想以上とな
り、販売ゾーンの商品が適温となっていない場合であっ
ても、販売の停止または続行を自由に選択できるので、
ロケーションに応じて柔軟に対応でき、商品の販売機会
を逃さないようにすることができる。
【0010】また、この発明の請求項2にかかる自動販
売機の制御方法は、少なくとも、商品を常温で収納する
貯蔵ゾーンと商品を加熱または冷却して収納する販売ゾ
ーンとに区画された複数の商品収納室と、前記貯蔵ゾー
ン内の商品を前記販売ゾーンに移動させる商品移動機構
と、販売指令に基づいて前記販売ゾーン内の商品を搬出
する商品搬出機構と、前記販売ゾーンの最下位商品の温
度を検出する商品温度検出手段と、販売動作の停止また
は続行を設定する売切設定手段とを備えた自動販売機の
制御方法であって、前記商品温度検出手段によって検出
された前記販売ゾーンの最下位商品の温度が適温か否か
を判断し、適温でないと判断された当該商品の販売を、
前記売切設定手段による設定結果に基づいて停止または
続行するようにしたものである。
【0011】まず、販売ゾーンの最下位の商品温度を商
品温度検出手段により検出してそれが適温か否かを各コ
ラム毎に判断し、適温でなければ、売切設定手段による
設定があるか否かを判断する。売切設定(販売停止設
定)があれば、売切ランプを点灯させ、販売を停止す
る。一方、売切設定がなければ、売切ランプを点灯させ
ず消灯のままとし、他のコラムと同様に販売を続行す
る。
【0012】したがって、商品販売数が予想以上とな
り、販売ゾーンの販売直前の商品が適温となっていない
場合であっても、販売の停止または続行を自由に選択で
きるので、ロケーションに応じて柔軟に対応でき、商品
の販売機会を逃さないようにすることができる。
【0013】また、この発明の請求項3にかかる自動販
売機の制御方法は、適温でない商品を販売する際に、当
該適温でない商品である旨を表示するようにしたもので
ある。たとえば、操作用のディスプレイ等を搭載してい
る自動販売機であれば、当該ディスプレイに、この商品
は適温ではないが販売している旨のメッセージ表示を行
う。これにより、商品購入者に対してより親切な対応が
可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる自動販売
機の制御方法の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細
に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限
定されるものではない。
【0015】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1にかかる自動販売機を示す縦断面図である。図1
において、自動販売機本体1内には、断熱壁により囲ま
れた前面(図1の左面)が開閉可能な商品収納庫2が構
成され、この商品収納庫2内には、多数の円弧状のセグ
メント3により上下に蛇行する商品収納室4が前後4列
(4コラム)形成されている。
【0016】また、図示はしていないが、庫内は一般に
断熱隔壁を介して左右に並ぶ複数の部屋に間仕切りされ
ており、冷却専用室、冷却(コールド)/加熱(ホッ
ト)の商品室として使い分けるようになっている。各商
品収納室4には、前面の商品投入口5から投入された円
筒状の商品(缶飲料商品)6が、横倒し姿勢で積み重ね
られて多数収納されている。
【0017】ここで、各商品収納室4は、上部の貯蔵ゾ
ーン7と下部の販売ゾーン8とに区画され、その間は回
動自在に片持ち支持された断熱性のフラッパ9により仕
切られている。販売ゾーン8の下端部には、公知の電磁
ソレノイド式の商品搬出機構10が設置され、販売ゾー
ン8の一番下の商品6は、その下フラッパ10aにより
落下しないように支えられている。また、貯蔵ゾーン7
の下端部には、商品搬出機構10と同一構成の商品移動
機構11が設置され、貯蔵ゾーン7の一番下の商品6
は、その下フラッパ11aにより落下しないように支え
られている。
【0018】商品搬出機構10あるいは商品移動機構1
1は、図示しない電磁ソレノイドに通電されると、下フ
ラッパ10aあるいは下フラッパ11aが後退して一番
下の商品6を開放落下させ、図示しない上フラッパを突
出して下から2番目の商品6を支える。その後、上記電
磁ソレノイドの通電が絶たれると、図示しない復帰ばね
の作用により、下フラッパ10aあるいは下フラッパ1
1aが再び突出するとともに、上記上フラッパが後退
し、商品6の全体が下降して図示した販売待機状態に復
帰する。
【0019】販売ゾーン8の下方には、搬出された商品
6を前方の商品取出口12に導くシュータ13が配置さ
れ、その内側にはヒータ14、冷却器15および庫内空
気を販売ゾーン8に循環通風するファン16が配置され
ている。また、この下方には、図示しない凝縮ユニット
が設置されている。
【0020】循環する冷却/加熱空気の温度は、ファン
16の前方(吸込側)に配置された庫内温度センサ17
により検知される。一方、商品搬出機構10内には、販
売ゾーン8内の一番下の商品6の温度を直接検知する商
品温度センサ18が配置されている。
【0021】また、商品搬出機構10および商品移動機
構11内には、販売ゾーン8内および貯蔵ゾーン7内の
商品6の有無を検知する売切検知スイッチ19および貯
蔵切検知スイッチ20がそれぞれ組み込まれ、各々のア
クチュエータ19a,20aが商品6で押されるように
なっている。
【0022】自動販売機本体1の前面は外扉21で閉塞
され、その下部には商品取出口12が設けられている。
また、外扉21前面には、後述する図2に示すように、
周知の商品選択スイッチ25、商品価格をデジタル表示
する価格表示器28やコイン投入口などが配設されてい
るとともに、当該商品選択スイッチ25の近傍には、販
売可能状態であることを表示する販売可ランプ26、商
品売り切れ時に点灯する売切ランプ27が配設されてい
る。
【0023】このように構成された自動販売機におい
て、ホット商品を販売する場合には、販売ゾーン8内の
商品6は、ファン16によりヒータ14を通して循環さ
れる高温の空気により加熱され、適温で販売待機する。
一方、コールド商品を販売する場合には、販売ゾーン8
の商品6は、ファン16により冷却器15を通して循環
される冷気により冷却され、適温で販売待機する。
【0024】また、断熱性のフラッパ9で販売ゾーン8
から仕切られた貯蔵ゾーン7では、商品6はほぼ常温で
貯蔵され、販売ゾーン8の商品数が販売により減少する
と、商品移動機構11により貯蔵ゾーン7内の商品6が
販売ゾーン8に移される。これにより、冷却あるいは加
熱状態に置かれる販売ゾーン8の商品数は、販売状況に
応じて必要最小限に留められ、商品6の変質機会が抑え
られる。
【0025】図2は、自動販売機の制御装置を示すブロ
ック図である。自動販売機全体を制御するCPU22の
制御プログラムはROM23に格納され、制御データは
RAM24に記憶されている。CPU22には、図示し
ない入出力インターフェースを介して、上述した庫内温
度センサ17、商品温度センサ18、売切検知スイッチ
19、貯蔵切検知スイッチ20、商品選択スイッチ2
5、販売可ランプ26、売切ランプ27、価格表示器2
8のほか、商品販売数をカウントするカウンタ29、現
在時刻をカウントする時計機構30、制御データを設定
入力あるいはデータ確認用のキーボード31が接続され
ている。また、CPU22には、駆動回路32を介して
上述した商品搬出機構10、商品移動機構11、ヒータ
14、冷却器15、ファン16が接続されている。
【0026】つぎに制御動作について説明する。まず、
販売ゾーン8内に現在残っている商品6の本数(以下、
「販売ゾーン本数」という)は、つぎのようにして求め
ることができる。各コラム毎の販売待機本数、すなわ
ち、販売ゾーン8内の販売待機本数を記憶する。続いて
各コラム毎の実際に販売した販売本数を記憶する。そし
て、販売待機本数から販売本数を減算することにより、
販売ゾーン本数を算出する。
【0027】このようにして算出した販売ゾーン本数が
0になると、貯蔵ゾーン7から販売ゾーン8に商品6が
補充されるが、補充直後の商品6は、加熱時間(通常、
1時間程度を要する)が十分でなく、適温になっていな
い。したがって、貯蔵ゾーン7から販売ゾーン8に補充
された商品6が、販売ゾーン8内に1時間以上収納され
ているか否かを判断することにより、販売可能な適温商
品であるか否かを判断できる。なお、販売ゾーン本数が
0でない場合には、当該本数の商品6は、すでに適温で
あるとみなすことができる。
【0028】以下、制御動作について図3に基づいて具
体的に説明する。ここで、図3は、自動販売機の制御を
示すフローチャートである。まず、販売ゾーン8に1時
間以上収納されている商品6の本数が0以下か否かを各
コラム毎に判断する(ステップS1)。0以下であれ
ば、補充される商品6は適温になっていないので、売切
設定の有無によって販売すべきか否かを選択する。
【0029】すなわち、販売ゾーン8に1時間以上収納
されている商品6の本数が0以下であれば(ステップS
1肯定)、売切設定があるか否かを判断する(ステップ
S2)。売切設定があれば(ステップS2肯定)、売切
ランプ27を点灯(または「準備中」の表示をしてもよ
い)させ(ステップS3)、販売を停止する(ステップ
S4)。
【0030】一方、売切設定がなければ(ステップS2
否定)、売切ランプ27を点灯させず消灯のままとし
(ステップS5)、他のコラムと同様に販売を続行する
(ステップS6)。なお、操作用のディスプレイ等を搭
載している自動販売機であれば、当該ディスプレイに、
この商品は適温ではないが販売している旨のメッセージ
表示を行えば、商品購入者に対してより親切な対応が可
能となる。
【0031】以上のように、この実施の形態1にかかる
自動販売機の制御方法によれば、商品販売数が予想以上
となり、販売ゾーン8の商品6が適温となっていない場
合であっても、販売の停止または続行を自由に選択でき
るので、ロケーションに応じて柔軟に対応でき、商品の
販売機会を逃さないようにすることができる。
【0032】なお、上記実施の形態1においては、本発
明を缶飲料商品の自動販売機に適用するものとして説明
したが、これに限定されず、ペットボトル飲料商品や紙
パック飲料商品等の自動販売機に適用してもよく、上記
と同様の効果を得られる。
【0033】実施の形態2.本実施の形態2は、販売ゾ
ーン8の最下位にある商品6(すなわち、販売ゾーン8
の商品6のうち最初に販売される商品6)の温度を検出
し、それが適温でない場合の処理動作に係るものであ
る。図4は、この発明の実施の形態2にかかる自動販売
機の制御を示すフローチャートである。なお、自動販売
機の基本構成は、上記実施の形態1と同様であるので、
同一の部材には同一の符号を付して重複説明を省略す
る。
【0034】まず、販売ゾーン8の最下位の商品6の温
度を商品温度センサ18により検出してそれが適温か否
かを各コラム毎に判断し(ステップS11)、適温でな
ければ(ステップS11否定)、売切設定があるか否か
を判断する(ステップS12)。売切設定があれば(ス
テップS12肯定)、売切ランプ27を点灯(または
「準備中」の表示をしてもよい)させ(ステップS1
3)、販売を停止する(ステップS14)。
【0035】一方、売切設定がなければ(ステップS1
2否定)、売切ランプ27を点灯させず消灯のままとし
(ステップS15)、他のコラムと同様に販売を続行す
る(ステップS16)。なお、操作用のディスプレイ等
を搭載している自動販売機であれば、当該ディスプレイ
に、この商品は適温ではないが販売している旨のメッセ
ージ表示を行えば、商品購入者に対してより親切な対応
が可能となる。
【0036】以上のように、この実施の形態2にかかる
自動販売機の制御方法によれば、商品販売数が予想以上
となり、販売ゾーン8の販売直前の商品6が適温となっ
ていない場合であっても、販売の停止または続行を自由
に選択できるので、ロケーションに応じて柔軟に対応で
き、商品の販売機会を逃さないようにすることができ
る。
【0037】なお、上記実施の形態2においては、本発
明を缶飲料商品の自動販売機に適用するものとして説明
したが、これに限定されず、ペットボトル飲料商品や紙
パック飲料商品等の自動販売機に適用してもよく、上記
と同様の効果を得られる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
自動販売機の制御方法(請求項1)によれば、少なくと
も、商品を常温で収納する貯蔵ゾーンと商品を加熱また
は冷却して収納する販売ゾーンとに区画された複数の商
品収納室と、前記貯蔵ゾーン内の商品を前記販売ゾーン
に移動させる商品移動機構と、販売指令に基づいて前記
販売ゾーン内の商品を搬出する商品搬出機構と、時間情
報を管理する時計手段と、前記販売ゾーンの商品数を算
出する販売ゾーン商品数算出手段と、販売動作の停止ま
たは続行を設定する売切設定手段とを備えた自動販売機
の制御方法であって、前記商品移動機構によって前記販
売ゾーンに移動した商品の数および当該販売ゾーンでの
滞留時間を前記時計手段および前記販売ゾーン商品数算
出手段とによって算出し規定値と比較することにより当
該商品が適温か否かを判断し、適温でないと判断された
当該商品の販売を、前記売切設定手段による設定結果に
基づいて停止または続行するようにしたので、商品販売
数が予想以上となり、販売ゾーンの商品が適温となって
いない場合であっても、販売の停止または続行を自由に
選択できるので、ロケーションに応じて柔軟に対応で
き、商品の販売機会を逃さないようにすることができ
る。
【0039】また、この発明にかかる自動販売機の制御
方法(請求項2)によれば、少なくとも、商品を常温で
収納する貯蔵ゾーンと商品を加熱または冷却して収納す
る販売ゾーンとに区画された複数の商品収納室と、前記
貯蔵ゾーン内の商品を前記販売ゾーンに移動させる商品
移動機構と、販売指令に基づいて前記販売ゾーン内の商
品を搬出する商品搬出機構と、前記販売ゾーンの最下位
商品の温度を検出する商品温度検出手段と、販売動作の
停止または続行を設定する売切設定手段とを備えた自動
販売機の制御方法であって、前記商品温度検出手段によ
って検出された前記販売ゾーンの最下位商品の温度が適
温か否かを判断し、適温でないと判断された当該商品の
販売を、前記売切設定手段による設定結果に基づいて停
止または続行するようにしたので、商品販売数が予想以
上となり、販売ゾーンの販売直前の商品が適温となって
いない場合であっても、販売の停止または続行を自由に
選択できるので、ロケーションに応じて柔軟に対応で
き、商品の販売機会を逃さないようにすることができ
る。
【0040】また、この発明にかかる自動販売機の制御
方法(請求項3)によれば、適温でない商品を販売する
際に、当該適温でない商品である旨を表示するようにし
たので、商品購入者に対してより親切な対応が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかる自動販売機を
示す縦断面図である。
【図2】自動販売機の制御装置を示すブロック図であ
る。
【図3】自動販売機の制御を示すフローチャートであ
る。
【図4】この発明の実施の形態2にかかる自動販売機の
制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
4 商品収納室 6 商品 7 貯蔵ゾーン 8 販売ゾーン 10 商品搬出機構 11 商品移動機構 14 ヒータ 15 冷却器 16 ファン 17 庫内温度センサ 18 商品温度センサ 19 売切検知スイッチ 20 貯蔵切検知スイッチ 25 商品選択スイッチ 26 販売可ランプ 27 売切ランプ 28 価格表示器 29 カウンタ 30 時計機構 31 キーボード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、商品を常温で収納する貯蔵
    ゾーンと商品を加熱または冷却して収納する販売ゾーン
    とに区画された複数の商品収納室と、 前記貯蔵ゾーン内の商品を前記販売ゾーンに移動させる
    商品移動機構と、 販売指令に基づいて前記販売ゾーン内の商品を搬出する
    商品搬出機構と、 時間情報を管理する時計手段と、 前記販売ゾーンの商品数を算出する販売ゾーン商品数算
    出手段と、 販売動作の停止または続行を設定する売切設定手段と、
    を備えた自動販売機の制御方法において、 前記商品移動機構によって前記販売ゾーンに移動した商
    品の数および当該販売ゾーンでの滞留時間を前記時計手
    段および前記販売ゾーン商品数算出手段とによって算出
    し規定値と比較することにより当該商品が適温か否かを
    判断し、 適温でないと判断された当該商品の販売を、前記売切設
    定手段による設定結果に基づいて停止または続行するよ
    うにしたことを特徴とする自動販売機の制御方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも、商品を常温で収納する貯蔵
    ゾーンと商品を加熱または冷却して収納する販売ゾーン
    とに区画された複数の商品収納室と、 前記貯蔵ゾーン内の商品を前記販売ゾーンに移動させる
    商品移動機構と、 販売指令に基づいて前記販売ゾーン内の商品を搬出する
    商品搬出機構と、 前記販売ゾーンの最下位商品の温度を検出する商品温度
    検出手段と、 販売動作の停止または続行を設定する売切設定手段と、
    を備えた自動販売機の制御方法において、 前記商品温度検出手段によって検出された前記販売ゾー
    ンの最下位商品の温度が適温か否かを判断し、 適温でないと判断された当該商品の販売を、前記売切設
    定手段による設定結果に基づいて停止または続行するよ
    うにしたことを特徴とする自動販売機の制御方法。
  3. 【請求項3】 適温でない商品を販売する際に、当該適
    温でない商品である旨を表示するようにしたことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の自動販売機の制
    御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016167222A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 富士電機株式会社 自動販売機の制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016167222A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 富士電機株式会社 自動販売機の制御装置

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