JP5141597B2 - 自動販売機 - Google Patents
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Description
その後、日付のかわる時に期限切れとなる商品が残存するコラムがあるか否かを判断し、賞味期限切れとなるコラムがあれば、そのコラムを販売停止にする自動販売機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、賞味期限の警告についても、前記特許文献2の自動販売機においては、平均販売速度と実績販売速度を演算して求め、その後、両者を比較して、賞味期限警告ランプの点灯処理を行うものであるため、演算が面倒であり、賞味期限管理が複雑となる。
またさらに、任意販売期間を設定する手段と、前記任意販売期間の販売本数を確認する手段と、前記任意販売期間の販売本数を確認する手段が操作され、前記商品選択ボタンを操作すると、前記任意販売期間で前記商品選択ボタンに対応したコラム別の販売本数を表示することを特徴とする。
また、ひとつの商品選択ボタンに複数コラムが割り付けられている場合には、前記表示は、コラム毎、交互に表示することを特徴とする。
さらに、任意の販売期間を設定することで、その設定した販売期間での商品の販売本数を表示できるようにすることで、この販売本数に基づき、最適な在庫数を見出すことが可能となる。
図2は、本発明の実施の対象となる自動販売機の概略正面図の一例を示すものであり、自動販売機20は、その本体キャビネット前面に外扉21を備えており、本体キャビネット内には複数種類の商品を個別に収納する複数(n個)のコラムを備えており、商品選択ボタン22が押され、販売指令が与えられた場合に押された商品選択ボタン22に対応する商品の払い出しを行う。
商品見本展示室23は、外扉21の上部に構成した透明の窓を有し、内部に配列した商品見本23aを外部に視認させることが可能である。商品見本展示室23を通じて視認される商品見本23aは、それぞれコラムに収納した商品を現し、商品選択ボタン22と対応して設けられている。
1は、装置全体を制御する主制御部で、該主制御部1は、自動販売機の制御に必要な制御プログラムを格納するメモリ1a、コラムと商品選択ボタン22との対応関係、コラム別管理本数、賞味期限期間、間近表示など自動販売機の機能に必要な種々の設定データを記憶するメモリ1b、カレンダ機能を内蔵する時計1cを備えている。
この他、主制御部1には、販売可能ランプ22a、準備中ランプ22b、売切ランプ22cを内蔵する商品選択ボタン22、金額表示器26が接続されている。
なお、リモコン11のスイッチ、ランプ、キーは、前記に限られるものではなく、本実施の形態を達成できればよい。
まず、自動販売機20の外扉21を開放し、リモコン11を操作して、管理本数の設定モードとし(ステップS301,Yes)、操作キー11dを操作して、コラム別の管理本数として例えば「10」本を入力し(ステップS302)、該当する商品選択ボタン22を押すと(ステップS303)、メモリ1bの所定領域に管理本数「10」本が記憶され(ステップS304)、その後、操作キー11dを操作すると(ステップS305,Yes)、管理本数の設定モードを終了する。
まず、自動販売機20の外扉21を開放し、リモコン11を操作して、賞味期限期間の設定モードとし(ステップS401,Yes)、操作キー11dを操作して、賞味期限期間として例えば「5」日を入力して(ステップS402)、該当する商品選択ボタン22を押すと(ステップS403)、メモリ1bの所定領域に賞味期限期間「5」日が記憶され(ステップS404)、操作キー11dを操作すると(ステップS405,Yes)、賞味期限期間の設定モードを終了する。
まず、自動販売機20の外扉21を開放し、リモコン11を操作して、賞味期限間近表示日数の設定モードとし(ステップS501,Yes)、操作キー11dを操作して、賞味期限間近表示日数として例えば「2」日を入力して(ステップS502)、該当する商品選択ボタン22を押すと(ステップS503)、メモリ1bの所定領域に賞味期限間近表示日数「2」日が記憶され(ステップS504)、操作キー11dを操作すると(ステップS505,Yes)、賞味期限間近表示日数の設定モードを終了する。
このよう設定することで、商品の補充日に関係なく、「5」日間の間に「10」本の商品販売があれば、賞味期限切れは発生していないと判定する。
また、賞味期限管理の運用を無効とする場合には、再度、賞味期限スイッチ11aを連続押しすることで無効となり、賞味期限動作中ランプ11bが消灯する。
次に、商品の販売動作の一例を説明する。
購入者が硬貨投入口24に所定の硬貨を投入することにより、その投入された金額を金額表示器26に表示させ、購入可能な商品の販売可能ランプ22aを点灯させる。
なお、釣銭がある場合には、硬貨返却口27へ返却する。
例えば、運用開始日から「5」日経過した「6」日目にリモコン11の操作キー11dにより賞味期限管理の運用状況確認モードとすると(ステップS601,Yes)、管理対象コラムかを判断し(S602)、管理非対象コラムであれば(S602,No)、賞味期限管理非対象コラムに対応する商品選択ボタン22の販売可能ランプ22a、準備中ランプ22b、売切ランプ22cは全て消灯状態とする(ステップS603)。
この表示している商品選択ボタン22に対応するコラムに収容されている商品が賞味期限切れとなっている可能性が高いとして、作業者は実際に商品を払い出して作業を行う。
一方、前記ステップS604にて賞味期限切れしていないコラムがある場合には、賞味期限切れしていないコラムとして(ステップS604,No)、次に、コラム毎に「賞味期限期間−賞味期限間近日数」を演算し、この演算で求めた販売期間の間に販売した販売本数を演算し、管理本数からこの販売本数を減算して賞味期限間近の表示対象コラムかを判断する(ステップS608)。
賞味期限間近の表示対象コラムで無い場合(ステップS608,No)、賞味期限管理対象コラムで賞味期限期間切れ無しのコラムに対応する商品選択ボタン22の販売可能ランプ22aを点灯、準備中ランプ22b、売切ランプ22cを消灯状態とする表示を行う(ステップS609)。
次に、該当する商品選択ボタン22を押すと(ステップS611)、金額表示器26に残り日数で販売しなければならない販売必要数を表示する(ステップS612)。
このように、商品選択ボタン22の表示状態にて、各コラムの賞味期限に対する運用状況を確認し、所定時間放置、返却レバー25、リモコン11の操作キー11dのいずれか操作により運用状況確認モードを終了する(ステップS613)。
なお、商品選択ボタン22に準備中ランプ22bを備えていない場合には、売切ランプ22cを点滅する。
この賞味期限管理の運用状況確認モードに関し、例えば、図10の賞味期限管理の記憶領域を示す図を用い、コラムNo.1〜3を対象とした場合について説明する。
それぞれ、コラム別に日別販売数をメモリ1bの所定領域に記憶しているものであり、運用開始日を1日目とし、運用開始日から6日目に運用状況を確認したものとする。
すなわち、3日前は「4」本、2日前は「1」本、1日前は「1」本、それぞれ販売されているで、「4+1+1」で2日前までに「6」本、販売されていることが理解できる。
その結果、賞味期限間近として、商品選択ホタン22の販売可能ランプ22aを点灯、準備中ランプ22bを点滅、売切ランプ22cを消灯して、賞味期限間近で、まだ、売らなければならない本数があることが理解できる。
次に、コラムNo.2では、3日前は「6」本、2日前は「4」本、1日前は「1」本、それぞれ販売されているで、「6+4+1」で2日前までに「11」本、販売されていることが理解できる。
このように、コラムNo.2では、仮に賞味期限間近日数の「2」日間の間、商品の販売が無くても、賞味期限切れにならないため、商品選択ホタン22の販売可能ランプ22aのみを点灯し、賞味期限管理対象ではあるが、賞味期限切れは発生していないことが理解できる。
そこで、管理本数の「10」本から販売本数の「2」本を減算すると「8」本となるため、賞味期限間近日数の2日間(c)に販売の必要数として「8」本を売る必要があるが、図10に示すように、運用状況確認をした日より前の賞味期限期間の5日間(a)にて「2」本しか販売されていないため、賞味期限切れ発生として、商品選択ホタン22の販売可能ランプ22aを点滅、準備中ランプ22bを点灯、売切ランプ22cを消灯して、賞味期限切れが発生していることを報知する。
前記実施の形態においては、賞味期限管理の運用状況確認モードについて説明したが、図7のフローチャート図では、賞味期限管理の運用状況各表示形態並びに販売本数の表示モードについて説明する。
次に、該当する商品選択ボタン22を押すと(ステップS706)、このモードでは、期限切れ発生日ではなく、金額表示器26に、「5」日間で販売した販売本数を表示する(ステップS707)。
この表示している商品選択ボタン22に対応するコラムに収容されている商品が賞味期限切れとなっている可能性が高いとして、作業者は実際に商品を払い出して作業を行う。
一方、前記ステップS704にて賞味期限切れしていないコラムがある場合には、賞味期限切れしていないコラムとして(ステップS704,No)、次に、前記図6のフローチャート図に示したように、コラム毎に「賞味期限期間−賞味期限間近日数」を演算し、この演算で求めた販売期間の間に販売した販売本数を演算し、管理本数からこの販売本数を減算して賞味期限間近の表示対象コラムかを判断する(ステップS708)。
次に、該当する商品選択ボタン22を押すと(ステップS710)、金額表示器26に「5」日間で販売した販売本数を表示する(ステップS711)。
一方、演算の結果、賞味期限間近の表示対象コラムが有る場合には(ステップS708,Yes)、賞味期限管理対象コラムで賞味期限間近のコラムに対応する商品選択ボタン22の販売可能ランプ22aを点灯、準備中ランプ22bを点滅、売切ランプ22cを消灯状態とする表示を行う(ステップS712)。
このように、商品選択ボタン22の表示状態にて各コラムの賞味期限に対する状態を確認し、商品選択ボタン22の操作にて販売本数を確認して、所定時間放置、返却レバー25、リモコン11の操作キー11dのいずれか操作により賞味期限管理の運用状況各表示形態並びに販売本数のモード終了する(ステップS715)。
なお、管理非対象コラムにおいても、商品選択ボタン22を押すと、対応するコラムの販売本数のみ表示できるようにしてもよい。
なお、商品選択ボタン22に準備中ランプ22bを備えていない場合には、売切ランプ22cを点滅、点灯させる。
次に、各コラムの任意期間における販売本数の表示の設定並びに表示について説明する。
まず、前提条件として、自動販売機20の外扉21を開放し、リモコン11を操作して、販売本数の確認期間として販売期間の設定モードとし(ステップS801,Yes)、操作キー11dを操作して、販売期間として「3」日間を入力し(ステップS802)、該当する商品選択ボタン22を押すと(ステップS803)、メモリ1bの所定領域に販売期間「3」日間が記憶され(ステップS804)、その後、操作キー11dを操作すると(ステップS805,Yes)、販売期間の設定モードを終了する。
ここで、図9のフローチャート図では、の操作キー11dを操作して販売本数確認モードとし(ステップS901)、販売本数を確認したい商品選択ボタン22を押すと(ステップS902)、前記設定された過去3日間の販売本数に本操作日の販売本数を加算した販売本数とコラム番号とが交互に金額表示器26に表示される(ステップS903)。
本実施の形態においては、短期間の設定ならびに確認としたが、賞味期限期間に関係なく販売期間は設定でき、販売期間設定を長期間とした場合、金額表示器26に表示しきれない場合には、上位桁と下位桁とに分けて、交互表示するようにしてもよい。
なお、商品選択ボタン22毎にデジタル式の価格表示器を備えている場合には、商品選択ボタン22を押すと、コラム番号と販売本数とを交互に表示してもよく、また、商品選択ボタン22を押すことなく、リモコンにて販売本数確認モードとすると、商品選択ボタン22に対応する全てのデジタル式の価格表示器にコラム番号と販売本数とを交互表示させるようにしてもよい。
また、商品選択ボタン22毎にデジタル式の価格表示器を備えている場合には、任意の期間における販売本数の表示に限らず、販売必要数、賞味期限切れ発生日、賞味期限期間の販売数なども表示してもよく、その場合に、金額表示器26にコラム番号を表示させてもよい。
1a,1b メモリ
1c 時計
11 リモコン
11a 賞味期限スイッチ
11b 賞味期限機能動作中ランプ
11c アラームランプ
11d 操作キー
20 自動販売機
21 外扉
22 商品選択ボタン
22a 販売可能ランプ
22b 準備中ランプ
22c 売切ランプ
25 返却レバー
26 金額表示器
Claims (8)
- 少なくとも販売可能ランプ、売切ランプを付属する商品選択ボタンを備え、前記商品選択ボタンが押されることにより、該商品選択ボタンに対応するコラムから賞味期限付き商品を当該コラムに投入された順に販売する自動販売機において、
前記コラム毎の賞味期限期間と該賞味期限期間内に販売が必要な商品の本数である管理本数と賞味期限が近づいてきたことを示す賞味期限間近日数とを設定する手段と、前記設定する手段により設定された値に基づいて賞味期限管理の運用を開始する手段と、賞味期限管理の運用状況を確認する手段と、前記確認する手段が操作されると、前記賞味期限期間から前記賞味期限間近日数を減算した期間の間の実販売本数を演算し、前記管理本数から前記実販売本数を減算して前記管理本数までの販売必要数を演算する手段と、前記演算する手段による演算の結果、賞味期限間近で前記販売必要数が存在するコラムに対応する前記商品選択ボタンに付属するランプを表示する手段と、前記ランプを表示している前記商品選択ボタンを操作すると、前記販売必要数を表示する手段とを備えたことを特徴とする自動販売機。 - 請求項1記載の自動販売機において、前記賞味期限管理の運用状況を確認する手段が操作されると、賞味期限管理非対象、賞味期限管理対象で賞味期限切無、賞味期限管理対象で賞味期限切の各コラム状態に応じて対応する前記商品選択ボタンに付属するランプを表示することを特徴とする自動販売機。
- 請求項2記載の自動販売機において、前記賞味期限管理対象で賞味期限切のコラムの前記商品選択ボタンを操作すると、賞味期限切れ発生日を表示することを特徴とする自動販売機。
- 請求項2に記載の自動販売機において、前記賞味期限期間の販売本数を確認する手段を備え、前記賞味期限期間の販売本数を確認する手段が操作され、前記商品選択ボタンを操作すると、前記賞味期限期間で前記商品選択ボタンに対応したコラム別の販売本数を表示することを特徴とする自動販売機。
- 請求項1ないし4のいずれかの項に記載の自動販売機において、任意販売期間を設定する手段と、前記任意販売期間の販売本数を確認する手段と、前記任意販売期間の販売本数を確認する手段が操作され、前記商品選択ボタンを操作すると、前記任意販売期間で前記商品選択ボタンに対応したコラム別の販売本数を表示することを特徴とする自動販売機。
- 請求項1ないし5のいずれかの項に記載の自動販売機において、前記設定する手段、前記確認する手段は、リモコンからなり、商品選択ボタンの操作に代えて、前記リモコンを操作することにより、販売必要数、賞味期限切れ発生日、賞味期限期間あるいは任意販売期間の販売本数を表示することを特徴とする自動販売機。
- 請求項1ないし6いずれかの項に記載の自動販売機において、ひとつの商品選択ボタンに複数コラムが割り付けられている場合には、前記表示は、コラム毎、交互に表示することを特徴とする自動販売機。
- 請求項7に記載の自動販売機において、前記表示は、商品選択ボタン毎に設けられる価格表示器あるいは全体の金額表示器の少なくとも一方に表示することを特徴とする自動販売機。
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