JP5516099B2 - 自動販売機 - Google Patents
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Description
まず、第1の割引方式としては、商品の販売価格とまとめ買いする数を積算した総販売価格から所定の額だけ販売価格を割引いて販売する自動販売機が知られている(特許文献1)。
本発明は、割引金額と割引対象コラムを設定するとともに、割引時間帯あるいは割引期間を設定する設定手段と、割引金額と割引対象コラムを設定するとともに、まとめ買い割引をする際の割引対象個数を設定する設定手段と、前記割引時間帯あるいは割引期間内では、割引時間帯あるいは割引期間に基づき割引販売を、割引時間帯あるいは割引期間以外では、割引対象となる購入数割引個数に基づき割引販売を行う制御手段とを備えたことを特徴とする。
1)割引時間帯と割引期間との両方が設定された場合には、割引期間内でかつ割引時間帯のみ割引販売可能とする。
2)割引時間帯あるいは割引期間による割引の場合には、まとめ買い割引対象個数に関係なく割引を行う。
3)時計異常の場合には、割引時間帯あるいは割引期間による割引のみ中止にする。
4)まとめ買い割引をする際の割引対象個数のカウントは、割引対象コラムの商品販売時のみカウントする。
5)決済種別毎の販売価格から割引販売を行うとともに、割引金額が販売価格より高額の場合には通常価格による販売とし、また、決済種別とは、現金とカードであり、現金とカードとの併用販売の場合には、現金から割引を行う。
6)入金中に割引時間帯あるいは割引期間の開始あるいは終了時点になっても、販売待機状態に戻ってから状態を更新する。
7)商品選択ボタン毎にデジタル式の価格表示器を備え、該価格表示器に、通常販売時には定価の販売価格を表示させ、割引時間帯あるいは割引期間による割引の場合には割引価格を、まとめ買い販売時には、割引対象個数に達した時点で割引価格を表示させる。
1)タイムサービス割引に関し、割引期間、割引時間帯との設定を種々可能とすることで、より設置先に応じた設定が可能となり、また、タイムサービス割引中は、まとめ買い割引の個数制限を行わないことで、よりお得感を出すことが可能となる。
2)時計異常の場合には、まとめ買い割引のみ有効とすることで、割引全中止とならず、利用者に対するサービスを継続できる。
3)まとめ買い割引の場合、対象コラムのみとすることで、販売者側にて売りたい商品の売上向上に繋がるものである。
4)割引金額が販売価格より高額の場合には通常価格による販売とすることで、誤設定をした場合の販売を防止できる。
5)入金中に割引時間帯あるいは割引期間の開始あるいは終了時点になっても、販売待機状態に戻ってから状態を更新することで、入金中に状態を変更されることが無いため、販売トラブルが防止できる。
6)商品選択ボタン毎にデジタル式の価格表示器を備えている自動販売機の場合には、特に、まとめ買い販売時には、割引対象個数に達した時点で割引価格を表示させることで、利用者にもう1本購入すれば、割引となることを積極的にPRできる。
図2は、本発明の実施の対象となる自動販売機の概略正面図の一例を示すものであり、自動販売機20は、その本体キャビネット前面に外扉21を備えており、本体キャビネット内には複数(n個)のコラムを備えている。このコラムは、複数種類の商品を個別に収納する一方、コラムと商品選択ボタン28との対応関係を予め設定しておくことで、商品選択ボタン28が押され、販売指令が与えられた場合に押された商品選択ボタン28に対応する商品の搬出を行うものである。
1は自動販売機全体を制御する主制御部であり、主制御部1には、制御プログラムを格納するメモリ1a、商品の販売価格、コラムと商品選択ボタンとの対応関係、その他、設定データ、売上データなど種々のデータを記憶するメモリ1b、時計1cを備えている。
まず、割引対象個数の設定については、リモコン11のモードキーを操作して割引対象個数設定モードとし、次にリモコン11のアップダウンキーを操作して割引対象個数を入力すると、この入力が例えば3個の場合、デジタル表示器27に「3」と表示させ、リモコン11の書込キー操作にて入力したデータを確定して、メモリ1bに記憶させ、最後に終了キーを押してモードを終了する。
このまとめ買い割引は、割引金額設定、割引対象コラム、割引対象個数設定有りにて有効となるものである。
この構成における割引の運用方式について以下に説明する。
1)タイムサービス割引およびまとめ買い割引の両割引機能が設定されている場合について
割引対象個数が設定されるとともに、割引期間あるいは割引時間帯が設定されている場合には、割引期間(時間)内は、タイムサービス割引機能を有効とし、割引期間(時間)外は、まとめ買い割引機能を有効とする。
また、主制御部1内の時計1cが時計異常の場合には、タイムサービス割引は動作させず、まとめ買い割引機能のみ有効とするため、全日、まとめ買い割引実施となる。
2)タイムサービス割引について
割引期間と割引時間帯との両方が設定されている場合には、割引期間内の割引時間帯内のみ割引動作し、割引期間内の割引時間帯外は、割引動作しないように運用する。
3)まとめ買い割引について
割引期間と割引時間帯との両方が設定されておらず、割引対象個数が設定されている場合には、割引対象個数に対応する割引対象コラムのみ販売時に販売個数カウントを行い、割引対象コラムの販売個数が割引対象個数となると、まとめ買い割引に対応できる。
図6のフローチャートに示すように、現在時刻と比較して、割引開始時刻かを判断し(ステップS1)、割引開始時刻となれば(ステップS1,Yes)、図4の価格表示器28aの構成図に示すように、例えば、割引パターン「3」が設定されている場合、「150」の商品は、価格表示器28aの表示を割引価格「120円」に変更して(ステップS2)、販売待機状態となる。
さらに、電子マネー使用可能な自動販売においては、商品先選択方式が主流であるため、タイムサービスの場合には、商品選択ボタン28が先選択された時点が割引開始時刻あるいは割引終了時刻かを判断することで、割引販売するか否かを判定する。
このタイムサービス割引、まとめ買い割引、割引コラムのアピールは、種々考えられるが、単純には、ステッカー、シールなどでの表示、あるいは既存の表示器を利用して、通常とは異なる表示をさせることでアピールが可能となり、新たな表示器を別途設けてもよい。
一方、現金及びカードを併用して商品を購入する場合については、割引運用時に、先にカードを挿入して現金を追加投入した場合、先に現金を投入してカードを追加投入した場合のいずれの場合においても、カードから先に減算して、現金から割引を行い、現金による割引を優先する。
1a メモリ
1b メモリ
11 リモコン
20 自動販売機
27 デジタル表示器
28 商品選択ボタン
28a 価格表示器
29 リーダライタ部
29a 挿入部
Claims (9)
- 割引金額と割引対象コラムを設定するとともに、割引時間帯あるいは割引期間を設定する設定手段と、割引金額と割引対象コラムを設定するとともに、まとめ買い割引をする際の割引対象個数を設定する設定手段と、前記割引時間帯あるいは割引期間内では、割引時間帯あるいは割引期間に基づき割引販売を、割引時間帯あるいは割引期間以外では、割引対象となる購入数割引個数に基づき割引販売を行う制御手段とを備えたことを特徴とする自動販売機。
- 請求項1記載の自動販売機において、割引時間帯と割引期間との両方が設定された場合には、割引期間内でかつ割引時間帯のみ割引販売可能とすることを特徴とする自動販売機。
- 請求項1または2に記載の自動販売機において、割引時間帯あるいは割引期間による割引の場合には、まとめ買い割引対象個数に関係なく割引を行うことを特徴とする自動販売機。
- 請求項1ないし3のいずれかの項に記載の自動販売機において、時計異常の場合には、割引時間帯あるいは割引期間による割引のみ中止にすることを特徴とする自動販売機。
- 請求項1ないし4のいずれかの項に記載の自動販売機において、まとめ買い割引をする際の割引対象個数のカウントは、割引対象コラムの商品販売時のみカウントすることを特徴とする自動販売機。
- 請求項1ないし5のいずれかの項に記載の自動販売機において、決済種別毎の販売価格から割引販売を行うとともに、割引金額が販売価格より高額の場合には通常価格による販売とすることを特徴とする自動販売機。
- 請求項6記載の自動販売機において、決済種別とは、現金とカードであり、現金とカードとの併用販売の場合には、現金から割引を行うことを特徴とすることを特徴とする自動販売機。
- 請求項1ないし7のいずれかの項に記載の自動販売機において、入金中に割引時間帯あるいは割引期間の開始あるいは終了時点になっても、販売待機状態に戻ってから状態を更新することを特徴とする自動販売機。
- 請求項1ないし8のいずれかの項に記載の自動販売機において、商品選択ボタン毎にデジタル式の価格表示器を備え、該価格表示器に、通常販売時には定価の販売価格を表示させ、割引時間帯あるいは割引期間による割引の場合には割引価格を、まとめ買い販売時には、割引対象個数に達した時点で割引価格を表示させることを特徴とする自動販売機。
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