JP2020047207A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品購入時の利用者の利便性を向上させることが可能な自動販売機を提供する。【解決手段】この自動販売機1は、表示部13と、金銭が入金される入金部12と、入金部12への商品価格の一部の入金後に、入金額を商品価格から差し引いた差引金額の金額情報を含む残額QRコード92を表示部13に表示するとともに、残額QRコード92が利用者のスマートフォン2により読み取られることに基づいて商品を販売する制御を行う制御部16とを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、自動販売機に関し、特に、情報コードを用いて商品を販売する自動販売機に関する。
従来、情報コードを用いて商品を販売する自動販売機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、硬貨などの金銭が入金される入金部と、商品情報を含む2次元コードを表示する表示部とを備えた自動販売機が開示されている。自動販売機は、硬貨などの金銭を入金部に入金して商品を購入する場合に加えて、商品を購入しようとする利用者の携帯端末によって2次元コードを読み取られることにより、商品を購入可能なように構成されている。
特開2016−95547号公報
しかしながら、上記特許文献1のような自動販売機では、たとえば、利用者が金銭の入金のみにより商品を購入するために硬貨を入金している途中で硬貨が足りないことに気付いた場合、一旦、硬貨の払い戻しの操作を行った後に、携帯端末により2次元コードを読み取らせる操作を行うことによって、商品を購入しなければならず、利用者にとって利便性が低いという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、商品購入時の利用者の利便性を向上させることが可能な自動販売機を提供することである。
この発明の一の局面による自動販売機は、表示部と、金銭が入金される入金部と、入金部への商品価格の一部の入金後に、入金額を商品価格から差し引いた差引金額の金額情報を含む第1の情報コードを表示部に表示するとともに、第1の情報コードが利用者の携帯端末により読み取られることに基づいて商品を販売する制御を行う制御部とを備える。
この発明の一の局面による自動販売機は、上記のように構成することによって、従来のような商品価格の一部の入金後に2次元コードを利用する場合には金銭の払い戻しが必要となる自動販売機とは異なり、入金部への商品価格の一部の入金後に、第1の情報コードを携帯端末により読み取って、入金額を商品価格から差し引いた差引金額を支払うことにより、金銭の払い戻しの操作を行うことなく商品を購入することができる。すなわち、金銭と第1の情報コードとの併用による商品購入が可能となるので、商品購入時の利用者の利便性を向上させることができる。また、外国人旅行者が国外に出国する際などに、手元にある金銭を使い切る形で、商品価格の一部を金銭により入金し、差引金額を、第1の情報コードを利用して支払うことができるので、利用者(外国人旅行者など)の利便性を向上させることができる。
上記一の局面による自動販売機において、好ましくは、利用者が商品を選択する商品選択部をさらに備え、制御部は、商品選択部において商品が選択された後で、かつ、入金部への入金前に、商品価格の満額の金額情報を含む第2の情報コードを表示部に表示するとともに、入金部への商品価格の一部の入金後に第2の情報コードに代えて第1の情報コードを表示部に表示する制御を行う。このように構成すれば、商品選択部の操作により、第2の情報コードを表示部に表示させて、商品価格の満額を、第2の情報コードを利用して支払うことができる。また、商品価格の満額の金額情報を含む第2の情報コードに代えて差引金額の金額情報を含む第1の情報コードが表示部に表示されるので、第2の情報コードと第1の情報コードとが表示部に同時に表示されるのを防止することができる。その結果、2つの情報コードにより利用者が混乱するのを防止することができる。
この場合、好ましくは、利用者により選択された商品を商品取出口に搬出する商品搬出部をさらに備え、制御部は、第1の情報コードおよび第2の情報コードの一方が携帯端末により読み取られること、または、商品価格の満額の金銭が入金部から入金されたことに基づいて、商品搬出部により商品を搬出する制御を行う。このように構成すれば、利用者に対して種々の商品搬出パターン(購入パターン)を提供することができるので、商品購入時の利用者の利便性をより向上させることができる。
上記第2の情報コードを表示部に表示する構成において、好ましくは、第1の情報コードおよび第2の情報コードは、QRコード(登録商標)を含む。このように構成すれば、様々な場面で一般的に用いられているQRコードを用いることにより、商品購入時の利用者の利便性をより向上させることができる。
上記一の局面による自動販売機において、好ましくは、金銭および第1の情報コードの両方を用いて商品を販売する併用モードを開始するための入力を受け付ける開始操作部をさらに備える。このように構成すれば、併用モードではない通常のモードにおいて、商品価格の一部の入金毎に、差引金額の金額情報を含む第1の情報コードを更新する必要がなくなるので、制御部の制御負担を軽減することができる。また、利用者に開始操作部を操作させることにより、利用者は、金銭および第1の情報コードの併用により支払いを行うことを確実に認識した状態で、商品を購入することができる。
この場合、好ましくは、併用モードである場合に、金銭の入金額を確定して併用モードを終了するための入力を受け付ける終了操作部をさらに備え、制御部は、金銭の入金額を確定して併用モードを終了するための入力を終了操作部により受け付けた場合には、第1の情報コードを表示部に表示する制御を行う。このように構成すれば、終了操作部により、利用者の意思の下、入金額(残額)を確定することができるとともに、併用モードを終了して第1の情報コードを用いた携帯端末による残額の支払いを容易に行うことができる。
上記第2操作部を備える構成において、好ましくは、表示部は、タッチパネルを含み、開始操作部および終了操作部は、それぞれ、タッチパネル上に表示されるように構成されている。このように構成すれば、開始操作部および終了操作部を、それぞれ、機械式の操作部により構成する場合よりも、部品点数を削減することができるので、装置構成を簡素化することができる。
本発明によれば、上記のように、自動販売機における商品購入時の利用者の利便性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態による自動販売機を含む自動販売機システムのブロック図である。 本発明の第1実施形態による自動販売機を示した正面図である。 本発明の第1実施形態による自動販売機の表示部に残額QRコードが表示されている状態を示した図である。 本発明の第1実施形態による自動販売機の表示部に満額QRコードが表示されている状態を示した図である。 本発明の第1実施形態による自動販売機の制御部による商品を販売するための制御処理を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態による自動販売機を含む自動販売機システムのブロック図である。 本発明の第2実施形態による自動販売機を示した正面図である。 本発明の第2実施形態による自動販売機の制御部による商品を販売するための制御処理を示したフローチャートである。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1〜図5を参照して、本発明の第1実施形態による自動販売機1の構成について説明する。
図1に示すように、第1実施形態の自動販売機1は、自動販売機システム100の一構成要素である。自動販売機システム100は、自動販売機1に加えて、スマートフォン2と、管理サーバ3とを備えている。自動販売機システム100は、複数の自動販売機1(図1では1つの自動販売機1のみを図示)を備えている。なお、スマートフォン2は、特許請求の範囲の「携帯端末」の一例である。
自動販売機1およびスマートフォン2と、管理サーバ3とは、インターネットNを介して互いに通信可能に構成されている。自動販売機システム100は、自動販売機1の表示部13に表示されたQRコード(登録商標)90をスマートフォン2で読み取ることにより行われるQRコード決済を利用して商品を販売するためのシステムである。なお、QRコード90は、特許請求の範囲の「第1の情報コード」および「第2の情報コード」の一例である。
自動販売機システム100(自動販売機1)では、商品を購入する際に、商品価格の一部を金銭(硬貨および紙幣を含む)で入金し、残額(差引金額)をQRコード決済により支払うことが可能である。
たとえば、自動販売機システム100(自動販売機1)では、100円の商品を購入する際に、10円硬貨を自動販売機1の入金部12に入金して、その後に残りの90円分(差引金額)をQRコード決済により支払うことが可能である。詳細については後述する。
QRコード90には、商品の価格情報(後述する差引金額の金額情報を含む)と、選択された商品を他の商品と区別するための商品情報とが、少なくとも含まれている。
なお、自動販売機システム100の利用者は、事前にクレジットカードに関する情報などの個人情報を含む決済情報31を、自動販売機システム100に登録しておく必要がある。決済情報31は、管理サーバ3において管理される。
(スマートフォンの構成)
図1に示すように、スマートフォン2は、通信部21と、QRコード読取部22と、記憶部23と、制御部24とを備えている。
通信部21は、インターネットNに接続されており、インターネットNを介して管理サーバ3にQRコード決済に関する情報を送信し、および、管理サーバ3からQRコード決済に関する情報を受信することが可能に構成されている。
QRコード読取部22は、スマートフォン2が一般的に備えるカメラにより構成されており、動画を撮像するモードにより自動販売機1の表示部13に表示されたQRコード90を読み取る(認識する)ことが可能に構成されている。なお、QRコード読取部22は、自動販売機1の表示部13に表示されたQRコード90を静止画として撮像して読み取る(認識する)ことも可能に構成されている。
記憶部23には、自動販売機システム100を利用して商品を購入するための自動販売機利用アプリケーションソフトウェア23aが記憶されている。スマートフォン2は、自動販売機利用アプリケーションソフトウェア23a内で、所定の操作をすることにより、QRコード読取部22を起動するように構成されている。
制御部24は、自動販売機利用アプリケーションソフトウェア23aを実行するように構成されている。また、制御部24は、QRコード読取部22により自動販売機1の表示部13に表示されたQRコード90を読み取った場合に、QRコード決済を行うために、QRコード90に関する情報を含む所定の信号(QRコード信号S1)を、通信部21を介して管理サーバ3に送信するように構成されている。QRコード90に関する情報とは、たとえば、QRコード90の画像情報(画像データそのもの)や、QRコード90に含まれる価格情報、商品情報などである。
(管理サーバの構成)
図1に示すように、管理サーバ3は、自動販売機システム100を利用する各利用者の決済情報31、および、複数の自動販売機1に関する自動販売機管理情報32などを管理している。自動販売機管理情報32は、管理サーバ3と特定の自動販売機1との通信を確立するための自動販売機1の固有の識別情報を少なくとも含んでいる。
管理サーバ3は、スマートフォン2からQRコード信号S1を受信した場合には、発信者(自動販売機1の商品を購入しようとしているスマートフォン2の利用者)の決済情報31を確認してQRコード決済が可能であるか否かを判断するように構成されている。すなわち、管理サーバ3は、利用者のクレジットカードの残額など確認する。
そして、管理サーバ3は、QRコード決済が可能であると判断した場合には、所定の信号(決済信号S2)を、自動販売機1(スマートフォン2によりQRコード90が読み取られた所定の自動販売機1)に送信するように構成されている。
(自動販売機の構成)
図1に示すように、自動販売機1は、通信部11と、金銭が入金される入金部12と、表示部13と、商品選択部14と、商品搬出部15と、制御部16とを備えている。
通信部11は、インターネットNに接続されており、インターネットNを介して管理サーバ3にQRコード決済に関する情報を送信し、および、管理サーバ3からQRコード決済に関する情報を受信することが可能に構成されている。
図2に示すように、入金部12は、硬貨を受け付ける硬貨投入部12aと、紙幣を受け付ける紙幣挿入部12bとを含んでいる。
表示部13は、液晶パネルを含んでおり、QRコード90を表示するように構成されている。ここで、表示部13に表示されるQRコード90には、入金額を商品価格から差し引いた差引金額の金額情報を含む残額QRコード92(図3参照)と、商品価格の満額の金額情報を含む満額QRコード91(図4参照)との2種類のQRコードがある。表示部13は、残額QRコード92と満額QRコード91とを同時に表示することはなく、いずれか一方を表示するように構成されている。なお、残額QRコード92は、特許請求の範囲の「第1の情報コード」の一例である。また、満額QRコード91は、特許請求の範囲の「第2の情報コード」の一例である。
表示部13は、残額QRコード92を表示する場合、利用者が満額QRコード91と区別できるように、満額QRコード91とは異なる態様で表示(色、配置を変えて表示など)し、または、差引金額の金額情報を含むQRコード90であることを認識させる態様で表示(注意書きを合わせて表示など)するのが好ましい。
図1に示すように、商品選択部14は、利用者が自動販売機1の商品を選択する際に用いられる。商品選択部14は、自動販売機1の前面に陳列された商品ごとに設けられる複数のボタンを含んでいる。商品選択部14により商品が選択されると、表示部13に満額QRコード91が表示される。
商品搬出部15は、利用者により選択された商品を、商品収納部(図示せず)から商品取出口15a(図2参照)に搬出するように構成されている。商品搬出部15は、商品収納部から利用者に選択された商品を取り出すための駆動部(図示せず)や、駆動部により取り出された商品を搬出するための搬出経路(図示せず)などを含んでいる。商品搬出部15は、管理サーバ3から送信された決済信号S2を自動販売機1(制御部16)が受信したことをトリガーとして、商品の搬出を開始する。
〈自動販売機の制御部の構成〉
図1に示す制御部16は、商品選択部14において商品が選択された後で、かつ、入金部12への入金前に、商品価格の満額の金額情報を含む満額QRコード91(図4参照)を表示部13に表示するとともに、入金部12への商品価格の一部の入金後に満額QRコード91に代えて残額QRコード92(図3参照)を表示部13に表示する制御を行う。
また、制御部16は、入金部12への商品価格の一部の入金後に、入金額を商品価格から差し引いた差引金額の金額情報を含む残額QRコード92を表示部13に表示するとともに、残額QRコード92が利用者のスマートフォン2により読み取られることに基づいて商品を販売(搬出)する制御を行う。詳細には、残額QRコード92が利用者のスマートフォン2により読み取られた場合、上記説明したように、スマートフォン2から管理サーバ3にQRコード信号S1が送信され、その後、管理サーバ3から自動販売機1に決済信号S2が送信される(但し、QRコード決済が可能でない場合には送信されない)。そして、制御部16は、決済信号S2を受信したことに基づいて商品を搬出(販売)する。
また、制御部16は、残額QRコード92および満額QRコード91の一方がスマートフォン2により読み取られること、または、商品価格の満額の金銭が入金部12から入金されたことに基づいて、商品搬出部15により商品を搬出する制御を行う。要するに、自動販売機1から商品を購入するパターンとしては、金銭のみによる場合と、QRコード90のみによる場合と、金銭およびQRコード90の併用による場合との3つの購入パターンがある。
上記制御部16の各構成の詳細については、以下の制御部16による制御処理とともに説明する。
(自動販売機の制御部による制御処理)
次に、図5を参照して、自動販売機1の制御部16による商品を販売するための制御処理フローについて説明する。なお、以下の説明では、利用者の決済情報31がQRコード決済可能な状態にあることを前提として説明する。
まず、ステップS1において、制御部16により、商品選択部14において所定の商品が選択されたことを示す信号が受信される。すなわち、制御部16により、商品選択部14のいずれかのボタンが押されたことが把握される。
次に、ステップS2において、制御部16により、表示部13に満額QRコード91が表示される。たとえば、利用者により商品価格が100円の所定の商品が選択され場合、商品価格が100円であることを示す価格情報と、選択された商品を他の商品と区別するための商品情報とを含む満額QRコード91が表示される。
次に、ステップS3において、制御部16により、入金部12から金銭が入金されたか否かが判断される。入金部12から金銭が入金されない場合には、ステップS4に進む。一方、入金部12から金銭が入金された場合には、ステップS6に進む。
次に、ステップS4において、制御部16により、QRコード決済が行われたか否かが判断される。すなわち、表示部13に表示された満額QRコード91が、スマートフォン2により読み取られたか否かが判断される。QRコード決済が行われた場合には、ステップS5に進む。一方、QRコード決済が行われない場合には、ステップS3に戻る。
次に、ステップS5において、制御部16により、商品搬出部15を介して商品が商品取出口15aに搬出される。すなわち、制御部16は、満額QRコード91がスマートフォン2により読み取られることに基づいて、商品搬出部15により商品を搬出(販売)する制御を行う。つまり、利用者は、金銭を入金することなく、表示部13に表示されたQRコード90(満額QRコード91)をスマートフォン2で読み取ることのみにより商品を購入する。
また、ステップS6において、制御部16により、金銭の入金額が商品価格以上であるか否かが判断される。金銭の入金額が商品価格以上である場合には、ステップS5に進み、商品搬出部15により商品が搬出される。すなわち、制御部16は、商品価格の満額(満額以上を含む)の金銭が入金部12から入金されたことに基づいて、商品搬出部15により商品を搬出(販売)する制御を行う。つまり、利用者は、金銭を入金部12に入金することのみにより商品を購入する。一方、金銭の入金額が商品価格未満である場合には、ステップS7に進む。
次に、ステップS7において、制御部16により、金銭の入金額に基づく残額QRコード92が作成され、満額QRコード91に代えて、残額QRコード92が表示部13に表示される。たとえば、商品価格が100円であり、上記ステップS6において、入金された金銭が10円である場合には、入金額を商品価格から差し引いた差引金額である90円の金額情報を含む残額QRコード92が表示部13に表示される。そして、ステップS4に進む。ステップS4において、QRコード決済が行われた場合には、ステップS5に進み、商品搬出部15により商品が搬出される。すなわち、制御部16は、残額QRコード92がスマートフォン2により読み取られることに基づいて、商品搬出部15により商品を搬出(販売)する制御を行う。つまり、利用者は、商品価格の一部の金銭を入金部12に入金すること、および、金銭の入金後に表示部13に表示された新たなQRコード90(満額QRコード91とは異なる残額QRコード92)をスマートフォン2で読み取ることの併用により商品を購入する。
以上の制御処理によって、制御部16による制御の下、3つの購入パターンで商品の販売が行われる。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、従来のような商品価格の一部の入金後に2次元コードを利用する場合には金銭の払い戻しが必要となる自動販売機とは異なり、入金部12への商品価格の一部の入金後に、残額QRコード92をスマートフォン2により読み取って、入金額を商品価格から差し引いた差引金額を支払うことにより、金銭の払い戻しの操作を行うことなく商品を購入することができる。すなわち、金銭と残額QRコード92との併用による商品購入が可能となるので、商品購入時の利用者の利便性を向上させることができる。また、外国人旅行者が国外に出国する際などに、手元にある金銭を使い切る形で、商品価格の一部を金銭により入金し、差引金額を、残額QRコード92を利用して支払うことができるので、利用者(外国人旅行者など)の利便性を向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、利用者が商品を選択する商品選択部14をさらに備え、制御部16は、商品選択部14において商品が選択された後で、かつ、入金部12への入金前に、商品価格の満額の金額情報を含む満額QRコード91を表示部13に表示するとともに、入金部12への商品価格の一部の入金後に満額QRコード91に代えて残額QRコード92を表示部13に表示する制御を行う。これにより、商品選択部14の操作により、満額QRコード91を表示部13に表示させて、商品価格の満額を、満額QRコード91を利用して支払うことができる。また、商品価格の満額の金額情報を含む満額QRコード91に代えて差引金額の金額情報を含む残額QRコード92が表示部13に表示されるので、満額QRコード91と残額QRコード92とが表示部13に同時に表示されるのを防止することができる。その結果、利用者が混乱するのを防止することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、利用者により選択された商品を商品取出口15aに搬出する商品搬出部15をさらに備え、制御部16は、残額QRコード92および満額QRコード91の一方がスマートフォン2により読み取られること、または、商品価格の満額の金銭が入金部12から入金されたことに基づいて、商品搬出部15により商品を搬出する制御を行う。これにより、利用者に対して種々の商品搬出パターン(購入パターン)を提供することができるので、2つのQRコード90により商品購入時の利用者の利便性をより向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、QRコード90(残額QRコード92および満額QRコード91)を用いて商品を販売する。これにより、様々な場面で一般的に用いられているQRコード90を用いることによって、商品購入時の利用者の利便性をより向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、図6〜図8を参照して、第2実施形態の自動販売機201について説明する。この第2実施形態では、上記第1実施形態とは異なり、金銭とQRコード90とを併用するための併用モードが設けられている例について説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成に関しては、同じ符号を付して説明を省略する。
本発明の第2実施形態による自動販売機201は、図6に示すように、自動販売機システム200の一構成要素である。自動販売機システム200は、自動販売機201と、スマートフォン2(図1参照)と、管理サーバ3(図1参照)とを備えている。
自動販売機201には、金銭および残額QRコード92の両方を用いて商品を販売するための併用モードが設けられている。
自動販売機201は、表示部213と、開始操作部217と、終了操作部218と、制御部216とを備えている。
表示部213は、タッチパネル式の表示部である。すなわち、表示部213は、液晶パネルおよびタッチパネルを含んでおり、QRコード90を表示するように構成されている。また、表示部213は、QRコード90に並ぶように開始操作部217および終了操作部218も表示するように構成されている(図7参照)。
開始操作部217は、併用モードを開始するための入力を受け付ける操作ボタンである。
終了操作部218は、併用モードである場合に、金銭の入金額を確定して併用モードを終了するための入力を受け付ける操作ボタンである。
制御部216は、開始操作部217が操作される(押される)ことにより、通常販売モードから併用モードに切り換えるように構成されている。通常販売モードとは、金銭および残額QRコード92(図3参照)の一方のみを用いて商品を販売するためのモードである。
また、制御部216は、金銭の入金額を確定して併用モードを終了するための入力を終了操作部218により受け付けた場合には、残額QRコード92を表示部213に表示する制御を行う。
(自動販売機の制御部による制御処理)
次に、図8を参照して、自動販売機201の制御部216による商品を販売するための制御処理フローについて説明する。なお、ステップS1〜ステップS5およびステップS7については、上記第1実施形態と同様であるため説明を省略し、または、簡単に説明する。
まず、ステップS1およびステップS2の後、ステップS21において、制御部216により、併用モードを開始するために開始操作部217が操作されたか否かが判断される。開始操作部217が操作されない場合には、ステップS3に進む。一方、開始操作部217が操作された場合には、ステップS22に進む。なお、開始操作部217が操作されたということは、利用者が、商品価格の一部を金銭で入金し、残りをQRコード決済により支払う意思を持っているということである。
次に、ステップS22において、制御部216により、併用モードに設定される。また、ステップS22において、制御部216により、表示部213に表示されている満額QRコード91が非表示にされる。
次に、ステップS23において、制御部216により、入金部12に商品価格の一部の金銭が入金されたことが認識される。
次に、ステップS24において、制御部216により、金銭の入金額を確定して、併用モードを終了するために開始操作部217が操作されたことが認識される。次に、ステップS7において、制御部216により、残額QRコード92が表示部13に表示される。
なお、第2実施形態のステップS3は、商品価格の満額の金銭が入金されるか否かを判断するステップであるため、ステップS3で商品価格の一部の金銭が入金されたとしても残額QRコード92が表示部13に表示されることはない。また、ステップS4において、QRコード決済がされない場合には、ステップS21に戻る。
以上の制御処理によって、制御部216による制御の下、3つの購入パターンで商品の販売が行われる。
第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記第1実施形態と同様に、従来のような商品価格の一部の入金後に2次元コードを利用する場合には金銭の払い戻しが必要となる自動販売機とは異なり、入金部12への商品価格の一部の入金後に、残額QRコード92をスマートフォン2により読み取って、入金額を商品価格から差し引いた差引金額を支払うことにより、金銭の払い戻しの操作を行うことなく商品を購入することができる。すなわち、金銭と残額QRコード92との併用による商品購入が可能となるので、商品購入時の利用者の利便性を向上させることができる。また、外国人旅行者が国外に出国する際などに、手元にある金銭を使い切る形で、商品価格の一部を金銭により入金し、差引金額を、残額QRコード92を利用して支払うことができるので、利用者(外国人旅行者など)の利便性を向上させることができる。
また、第2実施形態では、上記のように、金銭および残額QRコード92の両方を用いて商品を販売する併用モードを開始するための入力を受け付ける開始操作部217をさらに備える。これにより、併用モードではない通常のモードにおいて、商品価格の一部の入金毎に、差引金額の金額情報を含む残額QRコード92を更新する必要がなくなるので、制御部216の制御負担を軽減することができる。また、利用者に開始操作部217を操作させることにより、利用者は、金銭および残額QRコード92の併用により支払いを行うことを確実に認識した状態で、商品を購入することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、併用モードである場合に、金銭の入金額を確定して併用モードを終了するための入力を受け付ける終了操作部218をさらに備え、制御部216は、金銭の入金額を確定して併用モードを終了するための入力を終了操作部218により受け付けた場合には、残額QRコード92を表示部213に表示する制御を行う。これにより、終了操作部218により、利用者の意思の下、入金額(残額)を確定することができるとともに、併用モードを終了して残額QRコード92を用いたスマートフォン2による残額の支払いを容易に行うことができる。
また、第2実施形態では、上記のように、表示部213は、タッチパネルを含み、開始操作部217および終了操作部218は、それぞれ、タッチパネル上に表示されるように構成されている。これにより、開始操作部217および終了操作部218を、それぞれ、機械式の操作部により構成する場合よりも、部品点数を削減することができるので、装置構成を簡素化することができる。
第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、本発明の第1の情報コードおよび第2の情報コードを、QRコードにより構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1の情報コードおよび第2の情報コードを、バーコードなどのQRコード以外の情報コードにより構成してもよい。
また、上記第1および上記第2実施形態では、金銭を、硬貨および紙幣とした例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、金銭が、さらに、電子マネーなどを含んでいてもよい。
また、上記第1および上記第2実施形態では、商品選択部により商品が選択された後に、金銭を入金可能なように、自動販売機を構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、商品選択部により商品が選択される前に、金銭を入金可能なように、自動販売機を構成してもよい。たとえば、商品価格の一部の金銭が入金された後、商品が選択され、その後、残額QRコードを表示するようにしてもよい。
また、上記第1および上記第2実施形態では、商品選択部により商品が選択された後に、満額QRコードを表示させた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、商品選択部により商品が選択される前から、商品ごとに満額QRコードを表示させてもよい。
また、上記第1および上記第2実施形態では、本発明の携帯端末を、スマートフォンにより構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、携帯端末を、通話機能を有さない情報端末などのスマートフォン以外の端末により構成してもよい。
また、上記第1および上記第2実施形態では、インターネットを介して自動販売機を含む各構成要素が互いに通信可能なように、自動販売機システムを構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、インターネット以外の通信回線を介して自動販売機を含む各構成要素が互いに通信可能なように、自動販売機システムを構成してもよい。
また、上記第1および上記第2実施形態で示したQRコード信号や決済信号などを利用するQRコード決済は、一例であり、上記説明した方法とは異なる方法によりQRコード決済を行ってもよい。
また、上記第1および上記第2実施形態では、説明の便宜上、制御部の処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部の処理を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
また、上記第2実施形態では、開始操作部および終了操作部をタッチパネル式の表示部に表示させた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、開始操作部および終了操作部を、タッチパネル式の表示部に表示させることなく、機械式のボタンにより構成するなどしてもよい。
また、上記第2実施形態では、自動販売機が終了操作部を備える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、自動販売機が終了操作部を備えていなくてもよい。この場合、たとえば、制御部は、開始操作部が操作されて(押されて)から所定時間経過後に、入金額を確定するとともに、併用モードを終了する制御を行ってもよい。
1、201 自動販売機
2 携帯端末
12 入金部
13、213 表示部
14 商品選択部
15 商品搬出部
15a 商品取出口
16、216 制御部
90 QRコード
91 満額QRコード(第2の情報コード)
92 残額QRコード(第1の情報コード)
217 開始操作部
218 終了操作部

Claims (7)

  1. 表示部と、
    金銭が入金される入金部と、
    前記入金部への商品価格の一部の入金後に、入金額を商品価格から差し引いた差引金額の金額情報を含む第1の情報コードを前記表示部に表示するとともに、前記第1の情報コードが利用者の携帯端末により読み取られることに基づいて商品を販売する制御を行う制御部とを備える、自動販売機。
  2. 利用者が商品を選択する商品選択部をさらに備え、
    前記制御部は、前記商品選択部において商品が選択された後で、かつ、前記入金部への入金前に、商品価格の満額の金額情報を含む第2の情報コードを前記表示部に表示するとともに、前記入金部への商品価格の一部の入金後に前記第2の情報コードに代えて前記第1の情報コードを前記表示部に表示する制御を行う、請求項1に記載の自動販売機。
  3. 利用者により選択された商品を商品取出口に搬出する商品搬出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1の情報コードおよび前記第2の情報コードの一方が前記携帯端末により読み取られること、または、商品価格の満額の金銭が前記入金部から入金されたことに基づいて、前記商品搬出部により商品を搬出する制御を行う、請求項2に記載の自動販売機。
  4. 前記第1の情報コードおよび前記第2の情報コードは、QRコード(登録商標)を含む、請求項2または3に記載の自動販売機。
  5. 金銭および前記第1の情報コードの両方を用いて商品を販売する併用モードを開始するための入力を受け付ける開始操作部をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動販売機。
  6. 前記併用モードである場合に、金銭の入金額を確定して前記併用モードを終了するための入力を受け付ける終了操作部をさらに備え、
    前記制御部は、金銭の入金額を確定して前記併用モードを終了するための入力を前記終了操作部により受け付けた場合には、前記第1の情報コードを前記表示部に表示する制御を行う、請求項5に記載の自動販売機。
  7. 前記表示部は、タッチパネルを含み、
    前記開始操作部および前記終了操作部は、それぞれ、前記タッチパネル上に表示されるように構成されている、請求項6に記載の自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021165996A (ja) * 2020-04-08 2021-10-14 有限会社 和晃 自動販売機、自動販売機決済システム、自動販売機決済方法、中間サーバー、ゲートウェイ装置、及び自動販売機用の二次元コードラベル表示媒体

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