JP2016157391A - Posレジスタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】商品の登録に関する操作を含み、店員が行う操作を受け付ける店員操作受付手段と、登録された商品の決済に関連する操作を含み、客が行うべき操作を受け付ける客操作受付手段と、店員操作受付手段によって受け付けられる商品の登録に対応する客の取引が完了するまでの間において、電子マネー記憶媒体の入金残高管理に関連する処理を指示する操作を客操作受付手段が受け付けると、客操作受付手段が受け付けた指示に応じた電子マネー記憶媒体への処理を、リーダライタを介した電子マネー記憶媒体との通信を介して実行する電子マネー記憶媒体対応処理手段とを備えてPOSレジスタを構成する。
【選択図】図12
Description
このような場合において、電子マネーカードを使用して決済を行いたければ、客は、店員に、電子マネーカードの入金残高を確認してもらったうえで、入金残高が不足していれば電子マネーカードへの入金を行ってもらう。そのうえで、代金以上の入金残高を有する電子マネーカードを使用して決済を行うことになる。
上記のような電子マネーカードの入金残高確認や電子マネーカードへの入金などの、電子マネーカードの入金残高管理に関連する処理に際しては、客が店員に電子マネーカードの入金残高管理に関連する処理の申し出を行う。そして、客の買い上げ商品の登録処理等を行っている店員は、客からの申し出に応じて、電子マネーカードの入金残高管理に関連する処理の実行または受付等の操作を行うことになる。この場合、店員は、現在行っている商品の登録処理等の作業を一旦中断(保留)して、客が所望する残高確認や入金に関わる操作を行うことになる。そして、店員は、入金残高管理に関連する処理が終わると一旦中断(保留)した商品の登録処理等の作業を再開する。このような状況は、店員にとっては、会計中に電子マネーカードの入金残高管理に関連する処理に応じた操作等を行う手間と時間が生じることになるため、客との取引の完了までの時間が遅延することになる。
まず、図1〜図4を参照して、本実施形態のPOSレジスタの外観例について説明する。
図1は、本実施形態のPOSレジスタ100がカウンタ200に設置された状態について、POSレジスタ100を操作する店員(オペレータ)の立ち位置側から見た斜視図である。
図2は、本実施形態のPOSレジスタ100がカウンタ200に設置された状態について、客の立ち位置側から見た斜視図である。
図3は、図1に示されるPOSレジスタ100の部分を拡大して示す図である。
図4は、図2に示されるPOSレジスタ100の部分を拡大して示す図である。
上記各図の場合、筐体110が載置される載置板は、カウンタ200のテーブル203である。
店員用タッチパネル表示部131とキーボード132は、図示するように、操作が行われる部位が店員の立ち位置のほうに向くように設置される。つまり、店員用タッチパネル表示部131とキーボード132は、POSレジスタ100の後側に位置する店員により操作が行えるようにされた向きで配置される。
また、操作ユニット103は、客用タッチパネル表示部133を備える。客用タッチパネル表示部133は、商品登録の内容や会計に関する情報などを客に向けて表示するとともに、客が決済に関する操作を行う部位である。客用タッチパネル表示部133は、同図に示すように、客の立ち位置側(前側)に画面が向くように配置される。
図1及び図3においては、筐体110における後方側面から、ケーブルCBLが引き出された状態が示されている。ここでのケーブルCBLは、釣銭機ユニット101とPOSレジスタ本体部105とを接続するケーブルと、操作ユニット103とPOSレジスタ本体部105とを接続するケーブルとをまとめて示したものである。
また、プリンタ107もケーブルによってPOSレジスタ本体部105と接続されればよい。また、スキャナ108もケーブルによってPOSレジスタ本体部105と接続されればよい。プリンタ107とPOSレジスタ本体部105とを接続するケーブルと、スキャナ108とPOSレジスタ本体部105とを接続するケーブルも、ケーブルCBLに含まれるようにまとめられればよい。
そして、図1及び図3に示されるように、筐体110における後方側面から引き出されたケーブルCBLは、カウンタ200の店員の立ち位置側においてPOSレジスタ本体部105と接続される。このように、釣銭機ユニット101及び操作ユニット103側とPOSレジスタ本体部105とを接続するケーブルCBLも、客からは見えない状態で引き回しが行われる。
なお、釣銭機、操作ユニット103などのうちの少なくともいずれか1つとPOSレジスタ本体部105との通信は、ケーブルに代えて無線によって行われるように構成されてもよい。
スキャナ108は、このように商品に付されているバーコードを読み取ことによってコードデータを取得する。取得されたコードデータは、例えばPOSレジスタ本体部105が入力する。POSレジスタ本体部105は入力したコードデータを商品マスタなどのデータと照合して商品名、価格などを特定し、特定した商品名、価格などを利用して商品登録の処理を実行する。
上記のようにしてリーダライタ109によって電子マネーカード300に対するデータの読み出しと書き込みとが行われることで、本実施形態のPOSレジスタ100は、電子マネーカード300を使用した代金の支払い(決済)に対応した会計処理を行うことができる。
RAM152は、CPU151に対応する主記憶装置であり、CPU151が処理を実行する際の作業領域として利用される。
記憶部153は、CPU151に対応する補助記憶装置であり、CPU151が利用する各種の情報を記憶する。
入出力部154は、POSレジスタ100を構成するPOSレジスタ本体部105以外のユニット(釣銭機ユニット101、操作ユニット103)やデバイス(プリンタ107、スキャナ108、リーダライタ109)などとの間で、データあるいは信号の入出力を行う部位である。
ネットワークインターフェース155は、例えば店舗内のLAN(Local Area Network)を経由して、店舗内の他の装置(例えば、マスタ装置、他のPOSレジスタ、店員の携帯端末など)と通信を実行する。例えばネットワーク経由でマスタ装置などと接続されることで、本実施形態のPOSレジスタ100は、POS(Point Of Sales)POSレジスタとして機能させることができる。
入出力部134は、操作ユニット103が備える店員用タッチパネル表示部131、キーボード132及び客用タッチパネル表示部133のそれぞれと、POSレジスタ本体部105の入出力部154との間でのデータまたは信号の入出力を行う部位である。
即ち、同図に示す入出力部134は、プリンタ107とPOSレジスタ本体部105の入出力部154との間でのデータまたは信号の入出力を行うようにされている。
また、入出力部134は、スキャナ108とPOSレジスタ本体部105の入出力部154との間でのデータまたは信号の入出力を行うようにされている。
また、入出力部134は、リーダライタ109とPOSレジスタ本体部105の入出力部154との間でのデータまたは信号の入出力を行うようにされている。
なお、プリンタ107、スキャナ108及びリーダライタ109の少なくともいずれかについて、操作ユニット103の入出力部134を経由することなく、POSレジスタ本体部105の入出力部154と接続されるように構成されてもよい。
また、POSレジスタ本体部105の入出力部154が操作ユニット103における入出力部134と接続されることで、POSレジスタ本体部105のCPU151は、店員用タッチパネル表示部131またはキーボード132に対して行われた操作に応じた操作信号を入力し、操作に応答した所定の処理を実行することができる。また、CPU151は、店員用タッチパネル表示部131と客用タッチパネル表示部133とに対する表示制御を実行することができる。
さらに、POSレジスタ本体部105の入出力部154が操作ユニット103における入出力部134と接続されることで、CPU151は、プリンタ107を制御することができる。また、CPU151は、スキャナ108により読み取られたバーコードに対応するコードデータを入力することができる。また、CPU151は、リーダライタ109により電子マネーカード300から読み取られたデータを入力し、リーダライタ109により電子マネーカード300にデータを書き込むことができるように制御できる。
ベーカリーショップで、客は、陳列されているパンのうちから購入したいパンを選んでトレーに載せる。客は、選んだパンを購入するために、パンが載せられたトレーを持ってPOSレジスタ100が設置されたカウンタの前まで移動する。このとき、客は、貨幣投入排出部121aが向いているPOSレジスタ100の前方側で立つことになる。そして、客は、購入対象のパンが載せられたトレーを、POSレジスタ100の後方にいる店員に渡す。
客は、合計金額以上の金額の貨幣(紙幣、硬貨)を貨幣投入排出部121aにおける紙幣投入口や硬貨投入口などから投入する。上記のように貨幣が投入されるのに応じて、釣銭機ユニット101における釣銭機120は、投入された貨幣の種別と、種別ごとの枚数を検出し、検出結果を示す投入貨幣情報をPOSレジスタ本体部105に送信する。POSレジスタ本体部105のCPU151は、受信された投入貨幣情報に基づいて、投入された貨幣の総額(預かり金)を算出する。
なお、釣銭機120が預かり金を算出し、算出した預かり金をPOSレジスタ本体部105に送信するようにしてもよい。
一方、算出された預かり金が合計金額より多い場合、POSレジスタ本体部105におけるCPU151は、預かり金から合計金額を減算して釣銭の金額を算出する。そして、CPU151は、算出された金額分の貨幣が貨幣投入排出部121aにおける紙幣排出口、硬貨排出口から釣銭として排出されるように釣銭機120を制御する。客は、排出された貨幣を釣銭として受け取る。
なお、以降において、上記のように現金の決済に応じてCPU151が実行する処理については、現金対応決済処理とも呼ぶ。
なお、本実施形態における代金の支払いは、電子マネー記憶媒体としての機能を有するスマートフォン、携帯電話などによっても同様に行える。ただし、以降においては説明を分かりやすくするために、カード型式の電子マネー記憶媒体である電子マネーカード300により支払いが行われる場合を例に説明する。
CPU151は、電子マネーカード使用選択操作に応じて、CPU151は、電子マネーカード300の使用に対応する決済処理(以降において、電子マネー対応決済処理とも呼ぶ)を実行する。
つまり、CPU151は、客用タッチパネル表示部133において、電子マネーカード300を使用した代金の支払いに対応する決済関連画面を表示させる。客は、表示された決済関連画面において提示される支払い金額などを確認し、リーダライタ109に電子マネーカード300をかざし、リーダライタ109と電子マネーカード300との間で通信を行わせる。
リーダライタ109は、電子マネーカード300から例えば入金残高のデータなどの決済に必要なデータの読み出しを行い、読み出したデータをCPU151に出力する。CPU151は、入力されたデータを利用した決済処理として、例えば入力されたデータが示す入金残高から小計金額を差し引く(減算する)。CPU151は、小計金額を差し引いた後の入金残高の値を含む書き込みデータをリーダライタ109に出力する。
リーダライタ109は、入力された書き込みデータを電子マネーカード300に書き込む。この結果、電子マネーカード300における入金残高は、客が購入した商品の代金に応じて減少する。このようにして、電子マネーカード300による代金の支払いが行われる。
即ち、本実施形態のPOSレジスタによっては、店員が商品を登録する操作を行っているのと並行して、商品の登録を受けている客が電子マネーカード300への入金を行うことができる。
店員による商品の登録と電子マネーカード300への入金が同時並行で行われない場合において電子マネーカード300への入金を行おうとする場合、客は、まず商品の登録が終了して小計が行われた後に店員に電子マネーカード300への入金を申し出て電子マネーカード300への入金を行ってもらう。この後に、客が入金が行われた電子マネーカード300を使用して決済するという手順が踏まれる。この場合には、商品の登録と電子マネーカード300を使用しての決済との間に電子マネーカード300への入金が行われるために、会計が長引いてしまう。
これに対して、本実施形態では、商品の登録が行われている間に電子マネーカード300への入金も行われることから、商品の登録が済んでから即座に電子マネーカード300を使用した決済に移行できる。つまり、本実施形態によっては、会計に際して電子マネーカード300への入金が行われたとしても、会計を短時間で済ませることが可能になる。
まず、図6は、客用タッチパネル表示部133に表示される決済関連画面の1つであって、店員による商品の登録が行われているときに表示される商品登録状況画面の一例を示している。
同図の商品登録状況画面は商品の登録されている状況を示す画面である。商品登録状況画面においては、登録商品表示領域AR1と合計金額表示領域AR2とが配置されている。登録商品表示領域AR1と合計金額表示領域AR2とにより商品の登録されている状況が示される。
合計金額表示領域AR2においては、現在までにおいて登録が行われた商品の個数、登録が行われた商品に対応する合計金額などが表示される。合計金額表示領域AR2の内容は、新たに商品が登録されるごとに、登録された商品に応じて、個数、合計金額が増加していくように変化する。
客は、登録商品表示領域AR1と合計金額表示領域AR2とにおいて表示される内容を見て、自分が購入した商品と商品の登録結果とに間違いがないかどうかを確認することができる。
入金指示ボタンBT1は、客が電子マネーカード300への入金を指示するために操作するボタンである。また、入金残高確認ボタンBT2は、客が電子マネーカード300の入金残高の確認を指示するために操作するボタンである。
ここで、商品登録状況画面は、商品の登録が開始されてから小計金額が確定されるまでの間、即ち商品の登録が行われている間において表示される決済関連画面である。そして、入金指示ボタンBT1と入金残高確認ボタンBT2とは商品登録状況画面において配置されている。これにより、本実施形態においては、商品の登録が行われているときに、客が電子マネーカード300への入金あるいは電子マネーカード300の入金残高の確認のための操作が行えるようにしている。
上記のように入金指示ボタンBT1に対するタッチ操作が行われ、リーダライタ109と電子マネーカード300との間での通信が可能となると、客用タッチパネル表示部133は、商品登録状況画面から入金操作画面の表示に移行する。
同図の入金操作画面においては、入金残高表示領域AR11が配置されている。入金残高表示領域AR11においては、電子マネーカード300の入金残高が示される。未だ入金が行われない段階の入金残高表示領域AR11においては、入金前における電子マネーカード300の入金残高が示される。同図では、入金前における電子マネーカード300の入金残高として「120円」が表示されている例を示している。
電子マネーカード300に入金を行おうとする客は、入金金額選択ボタンBT11、BT12、BT13及びBT14のうちから自分が入金したい金額が示されている入金金額選択ボタンに対するタッチ操作を行う。CPU151は、タッチ操作が行われた入金金額選択ボタンに対応する金額を入金金額として設定する。
一例として、客は、5000円を入金したいと思った場合には入金金額選択ボタンBT12に対するタッチ操作を行う。そして、5000円分の現金を、貨幣投入排出部121aにおける紙幣投入口または硬貨投入口に投入する。
入金金額表示領域AR12において表示される金額は、入金操作画面の初期表示時においては0円を示す。そして、入金金額選択ボタンに対してタッチ操作が行われた後に、客により貨幣投入排出部121aにおける紙幣投入口または硬貨投入口に現金が投入されると、投入された金額に応じて、入金金額表示領域AR12に表示される金額が増加していく。この場合、投入された現金の金額が入金金額選択ボタンの操作に対応して選択された入金金額に到達すると、入金金額表示領域AR12においては選択された入金金額を示し、例えば貨幣投入排出部121aは、これ以上の現金の入金を受け付けない状態となる。
また、入金残高表示領域AR11において示される入金残高についても、現金の入金に応じて増加していくようにされてよい。
つまり、CPU151は、入金金額選択ボタンに対する操作に応じた操作信号を客用タッチパネル表示部133から入力することで、入金金額を認識する。また、釣銭機120からCPU151に対しては、貨幣投入排出部121aに投入された現金の金種と枚数を示す情報が送信される。CPU151は、釣銭機120から受信した現金の金種と枚数に基づいて入金された現金を計算する。CPU151は、認識した入金金額と、入金された現金の計算結果を利用して、入金金額表示領域AR12と入金残高表示領域AR11とのそれぞれにおける金額の表示を行うことができる。
具体例として、今回の入金金額が5000円であった場合、現金の入金が完了した段階の入金残高表示領域AR11においては、5120円が表示されている。
客は、入金残高表示領域AR11に表示される入金残高が正しいことを確認すると、入金操作画面における「戻る」ボタンBT16を操作する。「戻る」ボタンBT16の操作に応じて、客用タッチパネル表示部133は、図6の商品登録状況画面の表示に切り替わる。このように商品登録状況画面の表示に切り替わった際には、登録商品表示領域AR1においては、そのときにおいて最後に登録された商品が反映され、合計金額表示領域AR2おいては、そのときまでに登録された商品の個数と合計金額が表示される。
なお、「戻る」ボタンBT16は、例えば入金操作画面を表示させたが、客が、入金金額選択ボタンを操作せずに電子マネーカード300への入金を止めて商品登録状況画面に戻そうと思ったような場合にも操作することができる。
「取り消し」ボタンBT15の操作に応じて、CPU151は、これまでの入金処理を中断する。具体的には、CPU151は、これまでに入金された現金を貨幣投入排出部121aから排出させ、客用タッチパネル表示部133における表示を商品登録状況画面に切り替える。
図8は、入金残高確認画面の一例を示している。同図の入金残高確認画面においては、入金残高表示領域AR21が配置されている。入金残高表示領域AR21においては、電子マネーカード300の入金残高が表示される。入金残高表示領域AR21において入金残高が表示される電子マネーカード300は、リーダライタ109にかざされたことで、リーダライタ109からデータの読み込みが行われた電子マネーカード300である。
つまり、入金残高確認画面により入金残高を確認して電子マネーカード300への入金を行う必要があると判断した場合には、同じ入金残高確認画面から入金指示操作を行うことができる。換言すれば、客は、客用タッチパネル表示部133における表示を入金残高確認画面から商品登録状況画面に戻して入金指示ボタンBT1を操作するという面倒な手順を踏む必要がない。
そして、客は、表示された入金操作画面に対して前述と同様の操作を行って必要な金額を入金することができる。電子マネーカード300への入金が完了すると、この場合にも、客用タッチパネル表示部133における表示は、図6の商品登録状況画面に戻る。このように商品登録状況画面の表示に切り替わった際にも、登録商品表示領域AR1においては、そのときにおいて最後に登録された商品が反映され、合計金額表示領域AR2おいては、そのときまでに登録された商品の個数と合計金額が表示される。
また、客は、入金残高確認画面が表示された状態から、電子マネーカードに入金することなく商品登録状況画面に戻したい場合には、「戻る」ボタンBT22を操作すればよい。
図9は、決済案内画面の一例を示している。同図の決済案内画面においては、支払金額提示領域AR31が配置される。同図の支払金額提示領域AR31においては、客に対応して登録された商品の個数と、登録された商品の合計金額とが示されている。支払金額提示領域AR31において表示される合計金額が、客が支払うべき代金である。
まず、現金で決済を行う場合、客は、決済案内画面が表示されている状態のもとで、貨幣投入排出部121aに代金としての現金を投入する。
このように貨幣投入排出部121aに現金が投入されると、CPU151は、決済方法として、現金による決済が選択されたと判定し、投入された現金に対応した決済処理(現金対応決済処理)を行う。
電子マネーカード使用案内画面においては、支払金額提示領域AR41が配置される。支払金額提示領域AR41においては、決済案内画面における支払金額提示領域AR31と同様に、客に対応して登録された商品の個数と、登録された商品の合計金額とが示される。
また、電子マネーカード使用案内画面においては、電子マネーカード300がリーダライタ109と通信が可能な状態となるように、電子マネーカード300をリーダライタ109にかざすことを客に促す案内が表示される。
つまり、リーダライタ109は、電子マネーカード300から例えば入金残高のデータなどの決済に必要なデータの読み出しを行い、読み出したデータをCPU151に出力する。そこで、CPU151は、例えば入力されたデータが示す入金残高から小計金額を差し引き、リーダライタ109によって差し引き後の金額が入金残高として書き込まれるように制御を行う。
電子マネー決済完了画面においては、支払金額提示領域AR51、決済前残高提示領域AR52及び決済後残高提示領域AR53が配置される。
支払金額提示領域AR51においては、決済の対象となった商品の個数と合計金額(客が支払うべき代金)とが示される。
決済前残高提示領域AR52においては、電子マネーカードの使用に対応する決済が行われる前の電子マネーカード300の入金残高が示される。
決済後残高提示領域AR53においては、電子マネーカードの使用に対応する決済が行われた後の電子マネーカード300の入金残高が示される。
客は、支払金額提示領域AR51、決済前残高提示領域AR52及び決済後残高提示領域AR53に表示された内容を見て、決済処理結果に間違いがないかどうかを確認できる。
なお、電子マネー決済完了画面には、決済処理結果が示されるレシートを客に受け取ってもらうようにするためのメッセージも表示される。
ステップS101:POSレジスタ100におけるCPU151は、1取引に対応する最初(一回目)の商品登録操作が行われるのを待機する。商品登録操作は、店員が店員用タッチパネル表示部131、キーボード132に対する操作や商品に貼り付けられたバーコードをスキャナ108により読み込ませる操作などである。
ステップS102:ステップS101に対応する最初の商品登録操作に応じて、CPU151は最初の商品登録操作の対象となった商品についての商品登録処理を行う。商品登録処理は、例えば登録対象の商品の個数、商品名、価格(単価)などを取得する処理である。
ステップS103:また、CPU151は、ステップS101に対応する最初の商品登録操作に応じて、客用タッチパネル表示部133に商品登録状況画面を表示させる。なお、CPU151は、商品登録操作に応じて店員用タッチパネル表示部131にも商品登録の登録状況を示す画面を表示させる表示制御を行う。ただし、同図では、POSレジスタ100の処理についての説明を分かりやすくすることの便宜上、店員用タッチパネル表示部131に対応する表示制御の処理についての図示は省略している。
ステップS105:ステップS104において2回目以降の商品登録操作が行われたことが判定された場合、CPU151は、ステップS104に対応して行われた商品登録操作に応じて商品登録処理を実行する。
このとき、客用タッチパネル表示部133において商品登録状況画面が表示されていれば、CPU151は、これまでに行われた商品登録処理の結果を登録商品表示領域AR1と合計金額表示領域AR2とにおいて反映させる。
入金処理にあたり、CPU151は、図7の入金操作画面を客用タッチパネル表示部133に表示させる。そして、CPU151は、図7にて説明したように、入金金額選択ボタンに対するタッチ操作により選択された入金金額に応じた現金が貨幣投入排出部121aに投入されると、電子マネーカード300の入金残高を入金金額に応じて増加させる。
小計操作の行われなかったことが判定された場合、CPU151は、ステップS104に処理を戻す。
ステップS115:決済案内画面が表示された状態のもとで、CPU151は、決済方法(代金の支払い方法)として電子マネーと現金とのいずれが選択されたか否かについて判定する。
CPU151は、現金投入通知を受信すると、決済方法として現金が選択されたと判定する。そこで、この場合のCPU151は、現金対応決済処理を実行する。つまり、CPU151は、投入された現金の金額が代金と同じである場合には、投入された現金を支払金額として収受し、決済処理結果を示すレシートをプリンタ107により印刷させる。
また、投入された現金の金額が代金よりも大きい場合には、釣銭を貨幣投入排出部121aから排出させるための制御を行ったうえで、釣銭に対応する処理を含む決済処理結果を示すレシートをプリンタ107により印刷させる。
しかし、商品の登録が行われている間に電子マネーカード300へのチャージを行ったということは、客は、続けて電子マネーカード300での決済を行おうとしていると捉えてよい。このようなことを考慮すると、商品の登録が行われている間に電子マネーカード300へのチャージが行われた場合であっても、決済案内画面にて電子マネーカード300での決済を選択する操作を客に行わせることは不要な手間をかけているということがいえる。
そこで、変形例としては、商品の登録が開始されてから小計操作が行われるまでの間に電子マネーカード300への入金が行われた場合には、電子マネー対応決済処理が行われるように構成する。つまり、客からみれば、商品の登録中において電子マネーカード300への入金を行った場合には、小計操作が行われると、そのままPOSレジスタ100が電子マネー対応決済処理に移行する。この際、客用タッチパネル表示部133においては、小計操作が行われると、例えば決済案内画面(図9)ではなく、電子マネーカード使用案内画面(図10)が直ちに表示される。この場合、客は、決済案内画面にて電子マネーカード300での決済を選択する操作(電子マネー決済選択ボタンBT31に対する操作)を行わなくともよい。
なお、電子マネー対応決済処理に移行する条件は、客が電子マネーカード300への入金チャージを行うことに限らない。例えば、電子マネーカード300がリーダライタ109を介して通信可能な状態(入金残高確認、または、ただ単に商品の登録が行われている間に電子マネーカード300がリーダライタ109上に載置され、リーダライタ109を介して通信可能な状態)となることに応じて、客が電子マネーカード300を使用して決済を行うために決済案内画面にて電子マネーカード300での決済を選択する操作(電子マネー決済選択ボタンBT31に対する操作)を行ったとみなして、現金対応決済処理の実行を禁止し電子マネー対応決済処理が行われるように構成してもよい。
つまり、CPU151は、ステップS101に対応して最初の商品登録操作が行われてからステップS113に対応して小計操作が行われるまでの間(商品登録期間)において電子マネーカード300への入金が行われたか否かについて判定する。
電子マネーカード300への入金が行われていなければ、CPU151は、ステップS114に処理を進める。これに対して、電子マネーカード300への入金が行われていなければ、CPU151は、ステップS114及びステップS115の処理をスキップして、ステップS117の処理に移行する。
このようにCPU151が処理を行うことで、商品の登録中において電子マネーカード300への入金が行われた場合には、客は、決済案内画面にて決済方法として電子マネーカード300の使用を選択する操作を行わなくとも電子マネーカード300での決済に進むことができる。
これにより、客は、例えば商品の登録を受けているときに電子マネー記憶媒体の入金残高管理に関連する処理を指示する操作を行おうとする際に、商品登録状況画面から他の操作画面に遷移させるなどの操作の手間が不要になる。従って、店員が行う商品登録等の操作に影響を与えることなく、客が電子マネー記憶媒体の入金残高管理に関して所望の結果を得ることができる。
上記実施形態においては、商品の登録を受けている客が電子マネーカードの入金残高を確認しようとする場合、商品登録状況画面(図6)における入金残高確認ボタンBT2に対する操作を行うようにされている。
しかし、例えばPOSレジスタ100により商品の登録処理が行われて商品登録状況画面が表示されているときにリーダライタ109に電子マネーカード300がかざされて、リーダライタ109と電子マネーカード300とが通信可能な状態になったことに応じて、電子マネーカードの入金残高が表示されるようにしてもよい。このような構成とすれば、客は入金残高の確認にあたって特に客用タッチパネル表示部133に対する操作を行う必要がなくなる。
なお、リーダライタ109と電子マネーカード300とが通信可能な状態になったことに応じて電子マネーカードの入金残高を表示するにあたっては、商品登録状況画面から入金残高確認画面に表示が変更されるようにすればよい。あるいは、表示については入金残高確認画面に変更せずに商品登録状況画面のままとしたうえで、商品登録状況画面における所定位置にて入金残高が表示されるようにしてもよい。
そこで、本実施形態のPOSレジスタ100としては、上記のようなオートチャージ機能が設定されている電子マネーカードについて入金残高通知の処理を行った際に、確認された入金残高が実行金額未満であった場合に、客に入金を促すようにしてもよい。この際には、例えば図7の内容に準じたオートチャージ機能に対応の入金画面を客用タッチパネル表示部133に表示させればよい。
また、本実施形態のPOSレジスタ100としては、商品登録状況画面における入金指示ボタンBT1に対する操作が行われなくとも、オートチャージ機能に対応の入金画面を客用タッチパネル表示部133に表示させずに、予め設定されている一定金額を自動的に電子マネーカードに入金してもよい。そのうえで、商品登録状況画面における所定位置にてオートチャージによる入金に応じた入金残高が表示されるようにしてもよい。この際、入金指示ボタンBT1や入金残高確認ボタンBT2については、商品登録状況画面にて表示させなくともよい。
このような構成により、客は、客用タッチパネル表示部133に対して操作を行う必要がなくなり、オートチャージによる入金が行われた後においても特に電子マネーカードの使用に応じた操作は不要となるため、例えば客による誤操作を防止することができる。
つまり、リーダライタ109と電子マネーカード300とが通信可能な状態になると、POSレジスタ100は、電子マネーカード300の入金残高を仮登録する。そのうえで、POSレジスタ100は、商品の登録が行われるごとに、仮登録された入金残高から登録された商品の代金を差し引いて仮登録の入金残高を更新する。そして、更新された仮登録の入金残高が少なくなって、登録された商品の代金を差し引くことができなくなった場合には、POSレジスタ100は、客用タッチパネル表示部133に入金操作画面を表示して、客に入金を促す。入金が行われると、POSレジスタ100は、電子マネーカードの入金残高を入金金額に応じて更新し、仮登録の入金残高についても、入金残高に応じて増加させる。
そして、小計操作が行われて商品登録が完了したときには、POSレジスタ100は、電子マネーカードの入金残高から登録された商品の代金を差し引くようにする。なお、商品の登録とともに、更新される仮登録の入金残高を商品の登録ごとに画面上に表示させるようにしてもよい。
つまり、客が電子マネーカードで決済を行うにあたり、代金に対して入金残高が不足している場合、客は、登録装置を操作する店員に、電子マネーカードへの入金を申し出る。店員は、商品の登録操作と並行して、客が申し出た入金金額を登録装置に仮登録する操作を行う。
そして、客は、精算装置において、先に申し出た入金金額に相当する現金の支払いを行う。精算装置は、支払われた現金を電子マネーカードの入金残高に加算して更新を行ったうえで、更新後の入金残高から登録された商品の代金を差し引くようにして決済を行う。
Claims (6)
- 商品の登録に関する操作を含み、店員が行う操作を受け付ける店員操作受付手段と、
登録された商品の決済に関連する操作を含み、客が行うべき操作を受け付ける客操作受付手段と、
前記店員操作受付手段によって受け付けられる商品の登録に対応する客の取引が完了するまでの間において、電子マネー記憶媒体の入金残高管理に関連する処理を指示する操作を前記客操作受付手段が受け付けると、前記客操作受付手段が受け付けた指示に応じた電子マネー記憶媒体への処理を、リーダライタを介した電子マネー記憶媒体との通信を介して実行する電子マネー記憶媒体対応処理手段と
を備えるPOSレジスタ。 - 前記電子マネー記憶媒体対応処理手段は、
前記店員操作受付手段によって受け付けられる商品の登録に対応する客の取引が完了するまでの間において、客が行う前記電子マネー記憶媒体への入金を指示する操作を前記客操作受付手段が受け付けると、前記電子マネー記憶媒体への入金に応じた処理をリーダライタとの通信を介して実行する
請求項1に記載のPOSレジスタ。 - 前記電子マネー記憶媒体対応処理手段は、
前記店員操作受付手段によって受け付けられる商品の登録に対応する客の取引が完了するまでの間において、客が行う前記電子マネー記憶媒体における入金金額の残高の確認を指示する操作を前記客操作受付手段が受け付けると、電子マネー記憶媒体の入金残高を客に通知する処理をリーダライタとの通信を介して実行する
請求項1または2に記載のPOSレジスタ。 - 前記客操作受付手段は、
前記店員操作受付手段により登録された商品に関する表示を行うとともに、電子マネー記憶媒体の入金残高管理に関連する処理を指示する操作を受け付けるようにされた商品登録状況表示手段をさらに備える
請求項1から3のいずれか一項に記載のPOSレジスタ。 - 前記客操作受付手段は、
前記店員操作受付手段によって受け付けられる商品の登録に対応する客の取引が完了するまでの間において、少なくとも電子マネー記憶媒体への入金が行われた場合には、電子マネーによる決済を指定する操作を受け付けることなく、前記電子マネー記憶媒体に対応する決済処理を行う
請求項1から4のいずれか一項に記載のPOSレジスタ。 - 前記登録された商品の代金としての現金の入金が行われると、入金された現金に対応する現金対応決済処理を行い、電子マネーによる決済を指定する操作が前記客操作受付手段によって受け付けられると、リーダライタと通信を行う電子マネー記憶媒体の入金残高から代金を差し引く電子マネー対応決済処理を行う決済手段をさらに備える
請求項1から5のいずれか一項に記載のPOSレジスタ。
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