JP2021082360A - 会計装置及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
このような会計装置を利用したチェックアウトに際して、客は、現金の投入を開始した後に、取引内容の変更を要望する場合がある。例えば、現金の投入を開始してから、手持ちの金額が決済金額に満たないことに気付き、商品の一部の買上を取り消す場合などである。
このため、変更後の取引内容での決済のためには、客は現金の投入を最初からやり直さなければならなかった。
なお以下に説明する実施の形態は、客が決済者となって商品の売買を行う取引に関する会計を行う場合である。
図1は実施形態に係る会計装置1の外観構成を示す斜視図である。
図2は会計装置1の要部回路構成を示すブロック図である。
図1に示すように会計装置1は、POS(point of sales)端末10及び釣銭機20を含む。POS端末10は、商品販売データを登録処理する。釣銭機は、現金の支払いを受け付けて釣銭を払い出す。POS端末10は、勘定台(チェックアウトカウンタ)30の上に載置されている。釣銭機20は、硬貨入金口21、硬貨出金口22、紙幣入金口23及び紙幣出金口24を露出させた状態で勘定台3に埋設されている。
キーボード12は、作業スペースに居る店員が操作し易い状態で本体11に取り付けられている。
第2のタッチパネル14は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスと、この表示デバイスの表示面に重ねて配置されたタッチセンサとを有する。第2のタッチパネル14は、客が表示面に表示された情報を確認できるように、表示面を客通路側に向けて本体11に取り付けられている。すなわち、第1のタッチパネル13と、第2のタッチパネル14とは、勘定台30の上部空間においてそれぞれ表示面を相反する方向に向けて配置されている。
通信インタフェース106は、LAN(local area network)等の通信ネットワークを介して接続されるサーバ等の外部機器と間で所定の通信プロトコルに則りデータ通信を行う。
プリンタコントローラ110は、レシート印字データをレシートプリンタ15に出力して、レシートの発行動作を制御する。
会計装置1は、同種の既存の装置が備えるような複数の業務モードを備える。これら複数の業務モードのうちの1つであり、会計処理のための業務モードで会計装置1が起動されると、CPU101はROM102又は補助記憶デバイス104に記憶されたアプリケーションプログラムに従って情報処理を開始する。なお、以下に説明する情報処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
Act1としてCPU101は、RAM103又は補助記憶デバイス104に記憶される商品リストをクリアする。
Act2としてCPU101は、買上商品を商品リストに追加するための商品追加操作がなされるのを待ち受ける。そしてCPU101は、例えば買上商品のバーコードをスキャナ16で読み取るなどの所定の操作が行われたならばYesと判定し、Act3へと進む。
Act3としてCPU101は、上記の操作により入力される商品コードを追加するように商品リストを更新する。
Act5としてCPU101は、登録済みの買上商品を商品リストから削除するための商品削除操作がなされたか否かを確認する。そしてCPU101は、当該操作が行われていないならばNoと判定し、Act6へと進む。
Act6としてCPU101は、小計が指示されたか否かを確認する。そしてCPU101は、当該指示が行われていないならばNoと判定し、Act4へと戻る。
かくしてCPU101はAct4−Act6においては、商品追加操作、商品削除操作及び小計指示のいずれかがなされるのを待ち受ける。そしてCPU101は、商品追加操作が行われたならば、Act3としての処理を再度実行する。これに対してCPU101は、例えば商品のうちの1つを選択した上で、その削除を指示するための操作が例えばキーボード12にて行われたならば、Act5にてYesと判定し、Act7へと進む。
Act9としてCPU101は、現計指示がなされたか否かを確認する。そしてCPU101は、当該指示がなされていないならばNoと判定し、Act8へと戻る。
かくしてCPU101はAct8及びAct9においては、入金開始指示又は現計指示がなさるのを待ち受ける。
Act10としてCPU101は、釣銭機20を有効化する。これにより釣銭機20は、貨幣の投入を受け付ける状態となる。そして客が硬貨入金口21及び紙幣入金口23へと貨幣を投入すると、釣銭機20はこの貨幣を取り込んで、投入金額を計数する。
Act12としてCPU101は、中断指示がなされたか否かを確認する。そしてCPU101は、当該指示がなされていなければNoと判定し、Act13へと進む。
Act13としてCPU101は、取り止め指示がなされたか否かを確認する。そしてCPU101は、当該指示がなされていなければNoと判定し、Act11へと戻る。
かくしてCPU101はAct11−Act13においては、精算指示、中断指示又は取り止め指示がなされるのを待ち受ける。
図4は一例としての操作画面SC1を示す図である。
操作画面SC1は、文字列CS11,CS12,CS13及びボタンB1,B2,B3を含む。文字列CS11は、代金として投入すべき現金の金額、すなわち決済金額を表す。文字列CS12は、現時点での投入金額を表す。文字列CS13は、現時点で決済を実行した場合の釣銭の金額を表す。ボタンB1は、精算指示のためのボタンである。ボタンB2は、取り止め指示のためのボタンである。ボタンB3は、中断指示のためのボタンである。
Act14としてCPU101は、払い戻し処理を行う。CPU101は具体的には、現時点での投入金額分の貨幣を釣銭機20に払い出させるとともに、釣銭機20が計数している投入金額をゼロにクリアする。そしてCPU101はこののち、Act4−Act6の待受状態に、すなわち商品登録状態に戻る。
CPU101はこののち、Act1に戻り、次の取引についての会計の開始に備える。
会計装置1のハードウェアの要部構成は、第1の実施形態と第2の実施形態とで同じであってよい。そして会計装置1が第1の実施形態と第2の実施形態とで異なるのは、ROM102又は補助記憶デバイス104に記憶されるアプリケーションプログラムの内容である。従って、当該アプリケーションプログラムに基づいてCPU101が行う情報処理の内容が、第1の実施形態と第2の実施形態とで異なる。
図1は実施形態に係る会計装置1の外観構成を示す斜視図である。
図2は会計装置1の要部回路構成を示すブロック図である。
図1に示すように会計装置1は、POS(point of sales)端末10及び釣銭機20を含む。POS端末10は、商品販売データを登録処理する。釣銭機は、現金の支払いを受け付けて釣銭を払い出す。POS端末10は、勘定台(チェックアウトカウンタ)30の上に載置されている。釣銭機20は、硬貨入金口21、硬貨出金口22、紙幣入金口23及び紙幣出金口24を露出させた状態で勘定台30に埋設されている。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1] 決済対象の取引の内容を登録するための登録処理を行う登録手段と、
決済者により投入される現金を取り込む取込手段と、
前記登録手段による前記登録処理の終了後、予め定められた決済操作が行われるよりも前に、予め定められた中断操作が行われたことに応じて、前記取込手段により取り込まれた前記現金を保留したままで、前記登録手段による前記登録処理を再開させる再開制御手段と、
前記再開制御手段の制御の下に再開された前記登録処理が終了した後に前記決済操作が行われたことに応じて、再開された前記登録処理が終了してから前記決済操作が行われるまでに前記取込手段により取り込まれる現金の金額に、前記保留した現金の金額を加えた金額を投入金額として、当該投入金額から前記登録手段により登録された取引の代金を決済する決済手段と、
を具備した会計装置。
[付記2] 現金を前記決済者に対して払い出す払出手段をさらに備え、
かつ前記再開制御手段は、前記決済操作が行われるよりも前に、予め定められた取り止め操作が行われた場合には、前記取込手段により取り込まれた前記現金と同額の現金を前記払出手段により払い出させた上で、前記登録手段による前記登録処理を再開させる、
付記1に記載の会計装置。
[付記3] 前記中断操作が行われたことに応じて前記再開制御手段の制御の下に再開された前記登録処理により登録された前記取引の内容に応じた決済金額がゼロになったことに応じて、前記保留された現金と同額の現金を前記払出手段により払い出させる払出制御手段と、
をさらに具備する付記1又は付記2に記載の会計装置。
[付記4] 店員の操作に応じて前記登録手段が前記登録処理を行う、
セミセルフ方式である付記1−付記3のいずれか一項に記載の会計装置。
[付記5] 決済対象の取引の内容を登録するための登録処理を行う登録手段と、
決済者により投入される現金を取り込む取込手段と、
を具備した会計装置を制御するコンピュータを、
前記登録手段による前記登録処理の終了後、予め定められた決済操作が行われるよりも前に、予め定められた中断操作が行われたことに応じて、前記取込手段により取り込まれた前記現金を保留したままで、前記登録手段による前記登録処理を再開させる再開制御手段と、
前記再開制御手段の制御の下に再開された前記登録処理が終了した後に前記決済操作が行われたことに応じて、再開された前記登録処理が終了してから前記決済操作が行われるまでに前記取込手段により取り込まれる現金の金額に、前記保留した現金の金額を加えた金額を投入金額として、当該投入金額から前記登録手段により登録された取引の代金を決済する決済手段と、
して機能させるためのプログラム。
Claims (5)
- 決済対象の取引の内容を登録するための登録処理を行う登録手段と、
決済者により投入される現金を取り込む取込手段と、
前記登録手段による前記登録処理の終了後、予め定められた決済操作が行われるよりも前に、予め定められた中断操作が行われたことに応じて、前記取込手段により取り込まれた前記現金を保留したままで、前記登録手段による前記登録処理を再開させる再開制御手段と、
前記再開制御手段の制御の下に再開された前記登録処理が終了した後に前記決済操作が行われたことに応じて、再開された前記登録処理が終了してから前記決済操作が行われるまでに前記取込手段により取り込まれる現金の金額に、前記保留した現金の金額を加えた金額を投入金額として、当該投入金額から前記登録手段により登録された取引の代金を決済する決済手段と、
を具備した会計装置。 - 現金を前記決済者に対して払い出す払出手段をさらに備え、
かつ前記再開制御手段は、前記決済操作が行われるよりも前に、予め定められた取り止め操作が行われた場合には、前記取込手段により取り込まれた前記現金と同額の現金を前記払出手段により払い出させた上で、前記登録手段による前記登録処理を再開させる、
請求項1に記載の会計装置。 - 前記中断操作が行われたことに応じて前記再開制御手段の制御の下に再開された前記登録処理により登録された前記取引の内容に応じた決済金額がゼロになったことに応じて、前記保留された現金と同額の現金を前記払出手段により払い出させる払出制御手段と、
をさらに具備する請求項1又は請求項2に記載の会計装置。 - 店員の操作に応じて前記登録手段が前記登録処理を行う、セミセルフ方式である請求項1−請求項3のいずれか一項に記載の会計装置。
- 決済対象の取引の内容を登録するための登録処理を行う登録手段と、
決済者により投入される現金を取り込む取込手段と、を具備した会計装置を制御するコンピュータを、
前記登録手段による前記登録処理の終了後、予め定められた決済操作が行われるよりも前に、予め定められた中断操作が行われたことに応じて、前記取込手段により取り込まれた前記現金を保留したままで、前記登録手段による前記登録処理を再開させる再開制御手段と、
前記再開制御手段の制御の下に再開された前記登録処理が終了した後に前記決済操作が行われたことに応じて、再開された前記登録処理が終了してから前記決済操作が行われるまでに前記取込手段により取り込まれる現金の金額に、前記保留した現金の金額を加えた金額を投入金額として、当該投入金額から前記登録手段により登録された取引の代金を決済する決済手段と、
して機能させるためのプログラム。
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