JP6175955B2 - Posシステム、及びプログラム - Google Patents

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本発明は、POSシステムに関する。
現在、商品を登録する登録装置と、登録された商品の精算を行う精算装置とが分離しているPOS(Point Of Sales)システムが存在する。このようなPOSシステムでは、登録装置から精算装置に取引に関する情報を受け渡す方法として、登録装置において会計券を発行して任意の精算装置にて精算を行う運用や、登録装置において特定の精算装置を指定して、指定された精算装置にて精算を行う運用が行われている。また、POSシステムにおいて、顧客が電子マネー機能を有する非接触型IC(Integrated Circuit)カードを利用して商品の精算を行う精算方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−122944号公報
上述した精算方法を、登録装置と精算装置とが分離しているPOSシステムに利用し、顧客が精算装置にて商品の精算をする場合に、非接触型ICカードに残っている金額(以下、「カード内残金額」、又は、単に「残金額」という。)が商品の合計金額より少ないと、顧客はICカードに所定の金額を入金してから再度精算装置にて精算を行う必要がある。このように、残金額が不足している場合、精算の他に金額を入金するといった手間が生じてしまうため、顧客は迅速に精算を行うことができないという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、残金額が不足している場合であっても、迅速に精算を行うことができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、買上商品を登録する登録処理を実行する登録装置と、前記登録装置における登録処理によって登録された商品について精算する精算処理を実行する精算装置とを含むPOSシステムにおいて、前記登録装置は、チャージ可能なプリペイド式の支払機能を有する媒体にチャージする旨の宣言をする宣言手段と、前記媒体への入金金額を指定する指定手段と、前記宣言手段によって宣言がなされ、前記指定手段によって入金金額が指定された場合、前記精算処理に用いる情報として指定された指定金額に関する指定金額情報を出力する出力手段と、を備え、前記精算装置は、前記精算処理に用いる情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記精算に用いる情報として前記指定金額情報が含まれていると特定された場合、少なくとも、当該指定金額情報によって示される指定金額の投入を報知する報知手段と、を備えることを特徴とするPOSシステムである。
これにより、残金額が不足している場合であっても、顧客は精算装置にて電子マネーカードに金額を入金することができ、買上商品の支払を行うことができる。そのため、迅速に精算処理を行うことができる。
本発明の一態様は、上記のPOSシステムであって、前記精算装置は、前記指定金額の投入が完了したことをトリガーとして、前記精算処理を開始、完了させることを特徴とする。
これにより、電子マネーカードへの入金(チャージ)と買上商品との精算が1回の操作で完了するため、迅速な精算が可能になる。
本発明の一態様は、上記のPOSシステムであって、前記指定金額のレシートである入金レシートの発行の要否を選択する選択手段を備え、前記選択手段を介して要否どちらか一方の選択がなされると、前記指定金額の投入が完了したと判定することを特徴とする。
これにより、指定金額が投入された後、すぐに精算処理が実行されてしまうおそれを無くすことができる。
本発明の一態様は、買上商品を登録する登録処理を実行する登録装置として第1コンピュータを機能させ、前記登録装置における登録処理によって登録された商品について精算する精算処理を実行する精算装置として第2コンピュータを機能させるプログラムであって、前記第1コンピュータに、チャージ可能なプリペイド式の支払機能を有する媒体にチャージする旨の宣言をする宣言ステップと、前記媒体への入金金額を指定する指定ステップと、前記宣言ステップによって宣言がなされ、前記指定ステップによって入金金額が指定された場合、前記精算処理に用いる情報として指定された指定金額に関する指定金額情報を出力する出力ステップと、を実行させ、前記第2コンピュータに、前記精算処理に用いる情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップによって取得された前記精算に用いる情報として前記指定金額情報が含まれていると特定された場合、少なくとも、当該指定金額情報によって示される指定金額の投入を報知する報知ステップと、を実行させることを特徴とするプログラムである。
本発明により、残金額が不足している場合であっても、迅速に精算を行うことが可能となる。
本実施形態におけるPOSシステム10のシステム構成を示す図である。 本発明の一実施形態における登録精算装置100の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における精算装置200の構成を示すブロック図である。 精算装置200の精算画面の一例を示す図である。 本実施形態における登録精算装置100の処理の流れの具体例を示すフローチャートである。 本実施形態における精算装置200の精算処理の流れの具体例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態におけるPOSシステム10のシステム構成を示す図である。本発明のPOSシステム10は、顧客が購入する商品(以下、「買上商品」という。)を登録する登録処理と当該登録処理によって登録された商品について精算する精算処理とを実行するN台(Nは1以上の整数)の登録精算装置100と、登録精算装置100における登録処理によって登録された商品について精算する精算処理を実行するM台(Mは1以上の整数)の精算装置200とを含むPOSシステムである。また、登録精算装置100と、精算装置200とは、LAN(Local Area Network)により接続されており、互いに通信可能である。
登録精算装置100は、店員の操作により、買上商品の登録及び精算を行う。買上商品の登録は、例えば、商品に付されているバーコードを読み取ることで行われる。本実施形態においては、登録精算装置100によって登録され、登録精算装置100又は精算装置200の精算処理において用いられる商品に関するデータを、取引情報(商品金額情報)と称する。精算処理とは、買上商品の買上金額を、現金、電子マネー、クレジットカードなどを選択的に用いて支払い、決済する処理である。取引情報は、買上商品すべての金額すなわち合計金額や、個々の商品の単価や個数の情報を含んでいる。
また、登録精算装置100は、店員の操作に応じて顧客が所望する入金金額(以下、「指定金額」)を、チャージ可能なプリペイド式の支払機能を有するICカード(以下、「電子マネーカード」という。)に入金(チャージ)する。具体的には、登録精算装置100は、電子マネーカードに記憶されている金額情報に指定金額の金額情報を加算することによって、電子マネーカードの入金(チャージ)を行う。それに対し、登録精算装置100は、電子マネーカードに記憶されている金額情報から買上金額の金額情報を減算することによって、電子マネーカードの引き落としを行う。本実施形態では、チャージとは、上述したように電子マネーカードに記憶されている金額情報に指定金額の金額情報を加算することによって、電子マネーカードのICチップに、加算後の金額情報が使用できる金銭データとして保存され蓄えられることを表す。電子マネーカードに指定金額の入金がなされると、入金された指定金額に関する情報(以下、「指定金額情報」という。)を取引情報に付加して精算装置200に送信する。電子マネーカード(媒体)の具体例として、例えばプリペイドカードやSuica(登録商標)などがある。
また、登録精算装置100は、各精算装置200からステータス情報を受信して管理する。さらに、登録精算装置100は、ステータス情報に応じて、取引情報や指定金額情報の送信先となる精算装置200(以下、「精算用精算装置200」という。)を指定する。その際、登録精算装置100は、ステータス情報に基づいて、できるだけ待ち時間を少なくできるように、現在商品登録作業中の顧客がどの精算装置200で精算を行えばよいのかを判定する。すなわち、登録精算装置100は、複数の精算装置200の中から精算用精算装置200を指定する。登録精算装置100は、例えば、空いている精算装置200を精算用精算装置200に指定する。また、全ての精算装置200が顧客で埋まっている場合には、登録精算装置100は、最も早く空きそうな精算装置200を精算用精算装置200に指定する。そして、登録精算装置100は、指定した精算用精算装置200に対して、取引情報や指定金額情報を送信する。その取引情報や指定金額情報が示す買上商品や電子マネーカードへの入金の精算をしようとする顧客は、当該取引情報や指定金額情報が送信された精算用精算装置200を操作して、自分で精算処理を行うことができる。
上述したステータス情報とは、精算装置200における精算処理の進捗状況を表す情報である。進捗状況は、待機状態、決済中、レシート発行中、空き状態、会計保留、トラブル発生中などの状況に分けられている。この進捗状況に基づき、登録精算装置100は、どの精算装置200を精算用精算装置200に指定すべきであるのか判定処理を行う。例えば、登録精算装置100は、空き状態の精算装置200を優先して精算用精算装置200に指定する。また、空き状態の精算装置200が存在しない場合、登録精算装置100はレシート発行中の精算装置200を精算用精算装置200に指定する。上述した待機状態、決済中、レシート発行中の3つの進捗状況は、精算処理中の段階を示すものであり、待機状態から決済中、決済中からレシート発行中へと進捗状況は移行する。よって、決済中よりもレシート発行中の方が進捗は進んでいることになり、空き状態の精算装置200が存在しない場合、登録精算装置100はレシート発行中の精算装置200を精算用精算装置200に指定することで、一番早く空きそうな精算装置200を指定することができる。
また、登録精算装置100は、上述のように指定した精算用精算装置200に対し、現在商品登録作業中の取引情報を送信する際には、以下のような表示処理を行う。
例えば、登録精算装置100は、各精算装置200から受信したステータス情報を、登録精算装置100が有するタッチパネルなどの表示画面上に表示する。この表示は、取引情報を送信する際に限らず、登録処理中や空き時間において、常時あるいは随時、更新しながら行うようにしてもよい。さらに、登録精算装置100は、取引情報を送信した際には、どの精算装置200へ取引情報を送信したかを店員又は顧客に分かるように表示する。例えば、店員に対し表示した場合には、店員が客に対して口頭で伝えることなどができる。この場合の表示方法は任意である。例えば、登録精算装置100において店員に向けて設置されているタッチパネルなどに、各精算装置200のステータス情報を表示するとともに、取引情報を送信した精算装置200に対応するステータス情報を強調表示することで行うようにすることができる。また、登録精算装置100が有する客側に向けられた表示部(客用表示部)に、送信先の精算装置200を示す案内を表示するようにしてもよい。
精算装置200は、顧客の操作により、買上商品(電子マネーカードへの入金も含む)の精算を行う。精算装置200は、ステータス情報を登録精算装置100に随時送信する。登録精算装置100から取引情報を受信すると、精算装置200は顧客が自装置(精算装置200)のところへ来ればよいことが分かるように、報知(つまり顧客への案内)する。報知の例としては、例えば、精算装置200が有する表示部の画面全体に所定の番号等の文字情報等を表示することである。この番号等の文字情報は、登録精算装置100が(あるいは登録精算装置100を操作している店員が)顧客に別途報知しておいた情報である。顧客は例えば知らされた自分の番号を表示している精算装置200のところへ行けばよいことになる。また、他の報知例としては、精算装置200が有する所定のランプを点灯することで案内することなどがある。例えば、特定の色で点灯し、顧客は指定された色の精算装置200のところへ行くようにする。また、所定のランプを点滅させてもよい。また、別の報知例としては、会員カードNoを精算装置200の画面に表示することがある。この会員カードNoは、例えば予め登録精算装置100で読み取っておく。この場合、顧客は自分の会員カードNoを報知している精算装置200へ行くことになる。その後、顧客は、案内された精算用精算装置200にて買上商品(指定金額も含む)の精算を行う。
図2は、本発明の一実施形態における登録精算装置100の構成を示すブロック図である。登録精算装置100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、スキャナ部104と、店員用表示部105と、客用表示部106と、操作部107と、通信部108と、レシート発行口109と、印字部110と、電子マネー処理部111と、ハードディスク112とを備える。上記の登録精算装置100の各機能部は、バス1を介して互いに接続されている。
CPU101は、中央演算処理装置であり、ROM102に記憶されているプログラムを読み出してRAM103に展開する。CPU101は、展開したプログラムの各ステップを実行することによって、登録精算装置100全体の動作を制御する。
CPU101(宣言手段)は、電子マネー機能を有する媒体(電子マネーカード)にチャージ(入金)する旨の宣言(入力)をする。
ROM102は、読み出し専用のメモリであり、登録精算装置100を動作させるためのプログラムを予め記憶する。
RAM103は、種々の情報を記憶する読み出し書き込みメモリである。RAM103には、ROM102から読み出されたプログラムが展開される。また、RAM103は、プログラムが実行されることによって生成された各種データを記憶する。
スキャナ部104は、商品に付されているバーコード(商品コード)を光学的に読み取る。
店員用表示部105は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。また、店員用表示部105は、モード切替、設定、登録等の操作の受付と表示とを行う。店員用表示部105の表示面には、透明な接点スイッチであるタッチキー(ソフトキー)が設けられているタッチパネルが備えられており、商品登録が行われた商品情報や買上商品の合計金額などが表示される。商品情報とは、商品に関する情報である。
客用表示部106は、商品登録を行った商品情報や買上商品の合計金額などを顧客に対して表示する。また、客用表示部106は、液晶ディスプレイ等を用いた発光型の表示デバイスであり、例えば、7セグメント表示やドット表示(フルドット表示)によって数字などをその表面に発光して表示する。
操作部107は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。操作部107は、登録精算装置100を動作させるための操作手段を備える。操作手段は、例えば、商品登録の完了を宣言する完了キー(例えば、小計キーなど)、訂正キー、プリセットキー、数字キー、品券キー、電子マネーキーなどである。また、例えば、操作部107は、店員が操作キー(プリセットキー)を押下すると、そのキーに対応して予め設定登録された商品コード等について、操作入力を受け付ける。なお、これら操作部107の操作手段は、メカキー(ハードキー)などのボタンとして配置されていてもよいし、店員用表示部105の表示面上に設けられたタッチパネルに配置されてもよい。また、操作部107(指定手段)は、店員からの電子マネーカードへの指定金額の指定を受け付ける。
通信部108は、ネットワークを介して、不図示の外部装置または精算装置200と通信する。ネットワークは、どのように構成されたネットワークでもよい。例えば、ネットワークは、LANを用いて構成されてもよい。また、外部装置とは、例えば、ストアコントローラ(上位管理装置)である。通信部108(出力手段)は、精算処理に用いる情報を精算装置200に送信する。精算処理に用いる情報とは、例えば取引情報や指定金額情報などである。また、例えば通信部108(出力手段)は、CPU101によって電子マネーカードに入金する旨の宣言がなされ、操作部107によって電子マネーカードへの指定金額が指定された場合、CPU101の制御に従い、精算処理に用いる情報として指定金額に関する指定金額情報を取引情報に付与して精算装置200に送信する。
レシート発行口109は、登録精算装置100に内蔵された印字部110によって印刷されるレシートを排出する。また、レシート発行口109は、店員の操作に応じて領収書(領収証)を発行する。
印字部110は、不図示のサーマルヘッドと、該サーマルヘッドへ押圧されてセットされるプラテンローラからなり、該プラテンローラはステッピングモータで駆動される。そして、シート(レシート)はサーマルヘッドとプラテンローラ間を搬送され、該ステッピングモータは、CPU101からの信号により所定パルス分だけ駆動することでシートが所定量だけ発行されるようになる。
電子マネー処理部111は、電子マネーカードに記憶されている金額情報の読み出しや書き込みを行う。例えば、電子マネー処理部111は、自身に触れた電子マネーカードに記憶されている金額情報を無線により読み取る。電子マネー処理部111は、例えば電子マネーカードの残金額(カード内残金額)の情報を読み取る。電子マネー処理部111は、読み取った残金額の情報をCPU101に出力する。電子マネー処理部111は、CPU101から入力された買上金額と等しい額を残金額から差し引いた金額情報を電子マネーカードに記憶させる。また、電子マネー処理部111は、CPU101から入力された指定金額と等しい額を残金額に加算した金額情報を電子マネーカードに記憶させる。
ハードディスク112は、例えば、磁気記録装置などの記録装置である。ハードディスク112は、種々の情報を記憶する。ハードディスク112は、例えばストアコントローラから取得した情報(例えば、商品マスタ)、CPU101によって処理された情報等を記憶する。なお、ハードディスク112は、ROM102に代わって、CPU101が実行するプログラム等を記憶してもよい。
図3は、本発明の一実施形態における精算装置200の構成を示すブロック図である。精算装置200は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、表示部204と、操作部205と、通信部206と、ブザー207と、レシート発行口208と、印字部209と、釣銭釣札部210とを備える。上記の精算装置200の各機能部は、バス2を介して互いに接続されている。
CPU201は、中央演算処理装置であり、ROM202に記憶されているプログラムを読み出してRAM203に展開する。CPU201は、展開したプログラムの各ステップを実行することによって、精算装置200全体の動作を制御する。
また、CPU201(特定手段)は、精算処理に用いる情報を特定する。
ROM202は、読み出し専用のメモリであり、精算装置200を動作させるためのプログラムを予め記憶する。
RAM203は、種々の情報を記憶する読み出し書き込みメモリである。RAM203には、ROM202から読み出されたプログラムが展開される。また、RAM203は、プログラムが実行されることによって生成された各種データを記憶する。
表示部204は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の画像表示装置である。また、表示部204は、モード切替、設定、登録等の操作の受付と表示とを行う。表示部204の表示面には、透明な接点スイッチであるタッチキー(ソフトキー)が設けられているタッチパネルが備えられており、指定金額や買上商品の買上金額などが表示される。表示部204(報知手段)は、CPU201(特定手段)によって特定された精算処理に用いる情報に応じて精算すべき金額の投入を促す画面を表示する。より具体的には、表示部204は、CPU201によって精算処理に用いる情報として指定金額情報及び買上商品の買上金額に関する商品金額情報が含まれていると特定された場合には指定金額及び買上金額の投入を促す画面を表示し、精算処理に用いる情報として指定金額情報が含まれていると特定された場合には指定金額の投入を促す画面を表示し、精算処理に用いる情報として商品金額情報が含まれていると特定された場合には買上金額の投入を促す画面を表示する。
操作部205は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。操作部205は、精算装置200を動作させるための操作手段を備える。操作手段は、例えば、精算実行キー(不図示、以下同様)などである。精算実行キーは、精算装置200に対して精算処理を開始させる際に顧客によって使用されるキーである。操作部205の操作手段は、メカキー(ハードキー)などのボタンとして配置されていてもよいし、表示部204の表示面上に設けられたタッチパネルに配置されてもよい。
通信部206は、ネットワークを介して、不図示のストアコントローラ又は登録精算装置100と通信する。ネットワークは、どのように構成されたネットワークでもよい。例えば、ネットワークは、LANを用いて構成されてもよい。通信部206は、例えば登録精算装置100から取引情報を受信する。
ブザー207は、CPU201の指示に従って、ブザー音を発生させる。
レシート発行口208は、精算装置200に内蔵された印字部209によって印刷されるレシートを発行する。また、レシート発行口208は、CPU201の指示に従い、領収書を発行する。
印字部209は、不図示のサーマルヘッドと、該サーマルヘッドへ押圧されてセットされるプラテンローラからなり、該プラテンローラはステッピングモータで駆動される。そして、シートはサーマルヘッドとプラテンローラ間を搬送され、該ステッピングモータは、CPU201からの信号により所定パルス分だけ駆動することでシートが印字されるようになる。
釣銭釣札部210は、現金投入口(硬貨投入口、紙幣投入口)と現金払出口とを有する。釣銭釣札部210は、現金投入口に現金が投入された場合、投入された現金の種別情報及び数量情報をCPU201に出力する。また、釣銭釣札部210は、CPU201から入力された差額情報に応じた金額の釣銭又は釣札を現金払出口から払い出す。
図4は、精算装置200の精算画面の一例を示す図である。図4に示す精算画面は、顧客が精算装置200の前に移動し、精算実行キーを押下した後に表示部204に表示される。図4の左側に表示された画像には、硬貨投入口301の位置を示すガイダンス「硬貨」、及び紙幣投入口302の位置を示すガイダンス「紙幣」が点滅する画像が表示される。また、同様に、模擬紙幣が紙幣投入口302に投入される画像が表示される。これにより、顧客は、紙幣投入口302の位置を容易に把握することができる。さらに、画像の上部には、「指定金額を確認しお金を入れてください」とのポップアップ画像が表示される。画像の右側には、顧客が入金すべき指定金額の情報及び顧客から硬貨投入口301又は紙幣投入口302に投入された金額を表すお預り金額の情報が表示される。すなわち、CPU201は、硬貨投入口301又は紙幣投入口302に貨幣が投入されると、投入された貨幣の種別情報及び数量情報を釣銭釣札部210から取得し、貨幣の種別情報及び数量情報に応じた合計金額を表示部204に表示させる。
CPU201は、指定金額の投入が完了したことをトリガーとして、精算画面の画面上に表示されている取引の精算処理を行う。より具体的には、CPU201は、顧客によって投入されたお預り金額が指定金額以上になった場合に取引の精算処理を行う。なお、精算画面には、レシートの発行の要否を選択する選択ボタンが表示されてもよい。この場合、CPU201は、指定金額の投入が完了した、かつ、いずれかの選択ボタン(要否どちらか一方)が押下された場合に、精算画面の画面上に表示されている取引の精算処理を行う。すなわち、選択ボタンが精算画面の画面上に備えられている場合、顧客から投入されたお預り金額が指定金額以上になった場合であっても、CPU201は精算処理を行わない。このように構成されることによって、以下のような効果を奏する。以下、具体例を挙げて説明する。
指定金額が「4500円」であり、顧客が釣銭として「1000円」札を欲しい場合、顧客は「5500円」を投入すればよい。しかし、顧客が間違えて紙幣(「5000円」札)を硬貨(「500円」玉)より先に投入した場合、選択ボタンが備えられていない精算装置では、即座に精算処理が実行されてしまう。このような処理が行なわれると、顧客は所望の釣銭を得ることができないという問題がある。それに対し、選択ボタンを備える精算装置200は、顧客が選択ボタンを押下するまで精算処理が実行されない。そのため、お預り金額が指定金額以上になった場合にすぐに精算処理が実行されてしまうおそれが無くなる。その結果、顧客は、自身が所望する釣銭を得ることができる。また、釣銭として払い出される貨幣の枚数を考えて貨幣を投入することによって、顧客は財布の貨幣の枚数を減らすことができる。
図5は、本実施形態における登録精算装置100の処理の流れの具体例を示すフローチャートである。
ステップS10:CPU101は、商品の登録を受け付ける。その後、ステップS12の処理に進む。
ステップS12:CPU101は、商品の登録が完了したか否かを判定する。具体的には、CPU101は、操作部107の小計キーが押下されたか否かを判定する。商品の登録が完了した場合、ステップS14の処理に進む。商品の登録が完了していない場合、ステップS10の処理に戻る。
ステップS14:次に、CPU101は、店員の操作に応じて電子マネーキーが押下されたか否かを判定する。電子マネーキーが押下された場合、ステップS22の処理に進む。電子マネーキーが押下されていない場合、ステップS16の処理に進む。
ステップS16:CPU101は、店員の操作に応じて現計キーが押下されたか否かを判定する。現計キーが押下された場合、ステップS18の処理に進む。現計キーが押下されていない場合、ステップS14の処理に戻る。
ステップS18:CPU101は、精算用精算装置200を指定する。具体的には、CPU101は、RAM103の所定の記憶領域に記憶されている各精算装置200の各ステータス情報を参照し、各ステータス情報に基づいて精算処理の進捗が最も進んだ(すなわち空き状態となっているか、あるいは最も早く空き状態となる可能性の高い)精算装置200を精算用精算装置200に指定する。その後、ステップS20の処理に進む。
ステップS20:CPU101は、取引情報と取引番号とを対応付けてRAM103のログファイルに追加記憶させるとともに、取引情報と取引番号とを精算用精算装置200に通信部108を介して送信する。その後、登録精算装置100は処理を終了する。
ステップS22:電子マネーキーが押下された場合、電子マネー処理部111は触れた電子マネーカードの金額情報を読み取り、CPU101に出力する。その後、CPU101は、出力された金額情報である残金額が買上商品の買上金額以上であるか否かを判定する。残金額が買上商品の買上金額以上である場合、ステップS24の処理に進む。残金額が買上商品の買上金額未満である場合、ステップS28の処理に進む。
ステップS24:CPU101は、電子マネーカードによる精算処理を行う。具体的には、CPU101は、電子マネーカードの残金額から買上金額分の金額を減算することによって精算処理を行う。そして、CPU101は、残金額から買上金額分の金額を差し引いた金額情報を電子マネーカードに記憶させる。その後、ステップS26の処理に進む。
ステップS26:CPU101は、印字部110に買上レシートの印字、発行を指示する。印字部110は、CPU101の指示に従い、買上レシートを印字し、レシート発行口109から発行する。買上レシートとは、精算情報(例えば、買上商品、買上金額、釣銭など)が印字されたレシートである。なお、電子マネーカードによる精算処理が行なわれた場合には、買上レシートに買上商品や買上金額の他に電子マネーカードの残金額などが印字される。その後、登録精算装置100は処理を終了する。
ステップS28:残金額が買上商品の買上金額未満である場合、すなわち、残金額が不足している場合、CPU101はエラー画面を店員用表示部105及び客用表示部106に表示させる。エラー画面とは、残金額が不足しているために精算処理が実行できないことを店員及び顧客に通知するための画面である。エラー画面には、残金額が不足していることを示す情報(例えば、「お金が足りません」などのポップアップ画像の表示)や不足金額などが表示される。なお、エラー画面には、電子マネーカードに金額を入金するための「チャージ」ボタンやエラー画面を取り消すための「キャンセル」ボタンが表示されてもよい。その後、ステップS30の処理に進む。
ステップS30:店員用表示部105及び客用表示部106は、顧客又は店員から買上金額の支払方法の入力を受け付ける。その後、ステップS32の処理に進む。
ステップS32:CPU101は、電子マネーカードに入金する指示が入力されたか否かを判定する。具体的には、CPU101は、エラー画面に表示されている「チャージ」ボタンが押下されたか否かを判定する。入金する指示が入力された場合、ステップS34の処理に進む。入金する指示が入力されなかった場合、ステップS40の処理に進む。
ステップS34:CPU101は、現在の取引を仮締めする。具体的には、CPU101は、ステップS14の処理で電子マネーキーが押下される前に登録された商品の取引情報と取引番号とを対応付けてRAM103に一時記憶することによって現在行われている取引を一度終了する。その後、店員は、顧客から電子マネーカードに入金する指定金額を聞き、操作部107を操作することによって指定金額を登録精算装置100に入力する。CPU101は、入力された金額を電子マネーカードに入金する。例えば、CPU101は、指定金額を残金額に加算した金額情報を電子マネーカードに記憶させることによって入金を行う。そして、CPU101は、入金後の電子マネーカードの残金額から買上金額を減算した金額情報を電子マネーカードに記憶させる。その後、ステップS36の処理に進む。
ステップS36:CPU101は、精算用精算装置200を指定する。その後、ステップS38の処理に進む。
ステップS38:CPU101は、仮締めした取引番号と、入金により発生した新たな取引の情報(指定金額情報)の取引番号とを対応付け、RAM103のログファイルに追加記憶させるとともに、指定金額情報を取引情報に付加し、指定した精算用精算装置200に通信部108を介して送信する。その後、登録精算装置100は処理を終了する。
ステップS40:また、電子マネーカードに入金する指示が入力されなかった場合、CPU101は残金額を使用する指示が入力されたか否かを判定する。残金額を使用する指示が入力された場合、ステップS42の処理に進む。残金額を使用する指示が入力されなかった場合、ステップS18の処理に進む。
ステップS42:CPU101は、精算用精算装置200を指定する。その後、ステップS44の処理に進む。
ステップS44:CPU101は、残金額から買上金額分を減算し、不足金額の情報を含む取引情報を、精算用精算装置200に通信部108を介して送信する。その後、登録精算装置100は処理を終了する。
図6は、本実施形態における精算装置200の精算処理の流れの具体例を示すフローチャートである。
ステップS50:精算装置200の通信部206は、登録精算装置100から取引情報を受信する。その後、ステップS52の処理に進む。
ステップS52:CPU201は、取引情報を受信した旨を報知するとともに、精算処理の待機状態に移行する。その後、ステップS54の処理に進む。
ステップS54:次に、精算装置200は、自装置(精算装置200)に顧客が到着し、操作部205等に対する所定の操作(例えば、精算実行キーの押下)を受け付ける。その後、ステップS56の処理に進む。
ステップS56:精算実行キーが押下されると、CPU201はステップS50の処理で受信された取引情報に指定金額情報が含まれるか否かを判定する。取引情報に指定金額情報が含まれる場合、ステップS58の処理に進む。取引情報に指定金額情報が含まれない場合、ステップS68の処理に進む。
ステップS58:CPU201は、取引情報に含まれる指定金額情報に基づいて指定金額を表示部204に表示させる。その後、ステップS60の処理に進む。
ステップS60:釣銭釣札部210の現金投入口は、顧客から指定金額に対応する金額の投入を受け付ける。その後、ステップS62の処理に進む。
ステップS62:現金投入口に現金が投入されると、釣銭釣札部210は投入された現金の種別情報及び数量情報をCPU201に出力する。また、釣銭釣札部210は、CPU201から入力された差額情報に応じた金額の釣銭又は釣札を現金払出口から払い出す。また、CPU201は、印字部209に入金レシートの印字、発行を指示する。印字部209は、CPU201の指示に従い、入金レシートを印字し、レシート発行口208から発行する。入金レシートとは、電子マネーカードの入金に関する情報(例えば、指定金額、支払金額、釣銭など)が印字されたレシートである。その後、ステップS64の処理に進む。
ステップS64:次に、CPU201は、取引情報の精算処理を実行する。ステップS66の処理に進む。
ステップS66:CPU201は、印字部209に買上レシートの印字、発行を指示する。印字部209は、CPU201の指示に従い、買上レシートを印字し、レシート発行口208から発行する。その後、通信部206は、決済情報をストアコントローラに送信する。決済情報とは、決済に関する情報であり、例えば取引番号、買上金額、指定金額、支払金額などを含む。通信部206は、所定のタイミングで決済情報をストアコントローラに送信する。所定のタイミングとは、例えば所定の時間(例えば1分、10分、1時間など)が経過したタイミングであってもよいし、所定の回数の精算処理が実行されたタイミングであってもよいし、その他のタイミングであってもよい。その後、精算装置200は処理を終了する。
ステップS68:取引情報に指定金額情報が含まれない場合、CPU201は支払金額を表示部204に表示する。具体的には、ステップS50の処理で受信された取引情報に不足金額の情報が含まれている場合、CPU201は不足金額分を支払金額として表示部204に表示する。また、ステップS50の処理で受信された取引情報に不足金額の情報が含まれていない場合、CPU201は取引情報を参照し、買上金額を支払金額として表示部204に表示する。その後、ステップS70の処理に進む。
ステップS70:現金投入口は、顧客から支払金額の投入を受け付ける。その後、ステップS72の処理に進む。
ステップS72:現金投入口に現金が投入されると、釣銭釣札部210は投入された現金の種別情報及び数量情報をCPU201に出力する。また、釣銭釣札部210は、CPU201から入力された差額情報に応じた金額の釣銭又は釣札をお釣りとして現金払出口から払い出す。その後、ステップS66の処理に進む。
以上のように構成されたPOSシステム10によれば、顧客の精算処理に要する手間を軽減させることができる。具体的には、電子マネーカードによる精算において残金額が買上金額以上である場合には登録精算装置100で精算処理が実行される。一方、残金額が不足している場合には精算装置200にて買上金額の精算処理と同時に残金額の精算処理を行うことができる。したがって、顧客が買上商品の精算を行う際に残金額が不足している場合、電子マネーカードに入金してから再度精算装置200にて精算処理を行う必要が無い。そのため、残金額が不足している場合であっても、迅速に精算を行うことが可能になる。
なお、本実施形態では、ICカードを例に説明したが、ICカードに代えて磁気カードが用いられてもよい。
また、精算装置200の表示部204に表示される精算画面は、上述の画面に限定される必要はない。例えば、精算画面には、釣銭に関する画面や買上金額などの情報が表示されてもよい。また、表示画面の選択ボタンでレシートを発行する旨のボタンが押下された場合、CPU201は精算画面の画面に表示されている取引に関するレシートを印字、発行するように印字部209を制御する。すなわち、精算画面に指定金額に関する情報が表示されている場合にレシートを発行する旨のボタンが押下されると、CPU201は入金レシートを発行するように印字部209を制御する。なお、レシート(入金レシート及び買上レシート)は、分離されて発行されてもよいし、一枚つづりで発行されてもよい。また、選択ボタンで入金レシートのみを発行、買上レシートのみを発行するように選択できるように構成されてもよい。
精算装置200は、報知部を備え、買上金額や指定金額を音声報知するように構成されてもよい。
なお、本実施形態では、登録精算装置100の店員用表示部105及び客用表示部106にエラー画面が表示される構成を示したが、店員用表示部105又は客用表示部106のいずれか一方にエラー画面が表示されるように構成されてもよい。
また、本実施形態では、店員が指定金額を入力する際に操作部107を操作する構成を示したが、これに限定される必要はない。例えば、店員用表示部105の画面上に金額情報(例えば、「1000円」、「2000円」、「5000円」など)を複数表示させ、店員が表示されている金額情報の中から顧客が所望する金額を選択するように構成されてもよい。
また、本実施形態では、電子マネーカードが金額情報を記憶している構成を示したが、これに限定される必要はない。例えば、電子マネーカードが識別番号のみを記憶するように構成されてもよい。この場合、登録精算装置100又は精算装置200は、電子マネーカードが利用される度に、利用された際の利用情報を上位管理装置に送信する。上位管理装置に送信される利用情報には、電子マネーカードの識別番号が送信される。上位管理装置は、登録精算装置100又は精算装置200から送信された識別番号で識別される情報を受信した情報で上書きすることによって更新する。このように構成されることで、電子マネーカード自体に金額情報が記憶されている場合に比べて高度な処理機能を必要としない。さらに、電子マネーカードを無くした場合であっても、再発行が容易になる。
図6のフローチャートでは、電子マネーカードに指定金額の精算処理が終了した後に、仮締めされた買上商品の精算処理が行なわれる構成を示したが、これに限定される必要はない。例えば、指定金額の精算処理と買上商品の精算処理とが同時に行われてもよい。この場合、精算装置200の表示部204には、指定金額と買上金額とを加算した合計金額が支払金額として表示される。そして、顧客によって釣銭釣札部210に支払金額分の金額が投入されると、CPU201は印字部209に買上レシートの印字、発行を指示する。このように構成されることによって、顧客が受け取るレシートの枚数を減らすことができる。
本実施形態では、登録精算装置100が精算用精算装置200を指定する構成を示したが、精算用精算装置200の指定は、店員が手動で行ってもよい。例えば、登録精算装置100の店員用表示部105に表示されるステータス情報を見て店員が判断し、店員用表示部105上(例えば、タッチパネル上)で選んだ精算装置200に対応するボタンを押下することで精算用精算装置200を指定するように構成されてもよい。この場合には、店員が顧客に対して精算用精算装置200の番号を通知してもよいし、登録精算装置100が精算用精算装置200を識別する番号が印字されたシートを発行してもよい。また、店員の判断を助けるために、ステータス情報の表示において、空いている(あるいは空きそうな)精算装置200を強調して店員用表示部105に表示させるように構成されてもよい。
また、登録精算装置100が取引情報をお会計券に2次元コードとして印字、発行し、顧客が、2次元コードが印字されたお会計券を精算装置200に読み取らせることによって精算を行うように構成されてもよい。この場合、精算装置200は、お会計券に印字されている2次元コードを読み取るためのスキャナ部(取得部)を備える。この場合にお会計券に印字される2次元コードには、取引情報の他に指定金額情報も含まれる。また、登録精算装置100が取引番号をお会計券にバーコードとして印字、発行し、顧客が、バーコードが印字されたお会計券を精算装置200に読み取らせることによって精算を行うように構成されてもよい。この場合には、以下のような処理が行なわれる。精算装置200は、読み取ったバーコードに記録されている取引番号を取得し、登録精算装置100に送信する。登録精算装置100は、精算装置200から取引番号を受信し、RAM103を参照することによって受信した取引番号に対応する取引情報を読み出す。この際、登録精算装置100は、受信した取引番号に対応付けられている取引番号があるか否かを判定する。対応付けられている取引番号がある場合、登録精算装置100は受信した取引番号に対応する取引情報と、当該取引番号に対応付けられている取引番号に対応する指定金額情報とをそれぞれ読み出す。一方、対応付けられている取引番号がない場合、登録精算装置100は受信した取引番号に対応する取引情報を読み出す。登録精算装置100は、読み出した情報を精算装置200に送信する。精算装置200は、登録精算装置100から送信された情報に基づいて精算処理を行う。なお、登録精算装置100が取引情報に関する取引番号と、指定金額情報に関する取引情報との2つのバーコードをお会計券に印字してもよい。
精算装置200が電子マネー処理部を有するように構成されてもよい。この場合、以下のように処理が行なわれる。登録精算装置100のCPU101が電子マネーカードへのチャージを宣言すると、通信部108が取引情報及び指定金額情報を精算装置200に送信する。精算装置200の通信部206は、取引情報及び指定金額情報を登録精算装置100から受信し、取引を特定すると、表示部204に「電子マネーカードをかざしてください」と表示する。顧客が精算装置200の表示部204に表示された内容を確認し、電子マネーカードを電子マネー処理部にかざすと電子マネーカードがチャージされて精算処理が実行される。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
なお、本発明の各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、登録精算装置100及び精算装置200の各処理に係る上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
100…登録精算装置(登録装置), 101…CPU(宣言手段), 102…ROM, 103…RAM, 104…スキャナ部, 105…店員用表示部(指定手段), 106…客用表示部, 107…操作部(指定手段), 108…通信部(出力手段), 109…レシート発行口(出力手段), 110…印字部, 111…電子マネー処理部, 112…ハードディスク, 200…精算装置, 201…CPU, 202…ROM, 203…RAM, 204…表示部, 205…操作部, 206…通信部(取得手段), 207…ブザー, 208…レシート発行口, 209…印字部, 210…釣銭釣札部

Claims (4)

  1. 買上商品を登録する登録処理を実行する登録装置と、前記登録装置における登録処理によって登録された商品について精算する精算処理を実行する精算装置とを含むPOSシステムにおいて、
    前記登録装置は、
    チャージ可能なプリペイド式の支払機能を有する媒体にチャージする旨の宣言をする宣言手段と、
    前記媒体への入金金額を指定する指定手段と、
    前記宣言手段によって宣言がなされ、前記指定手段によって入金金額が指定された場合、前記精算処理に用いる情報として指定された指定金額に関する指定金額情報を出力する出力手段と、を備え、
    前記精算装置は、
    前記精算処理に用いる情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記精算に用いる情報として前記指定金額情報が含まれていると特定された場合、少なくとも、当該指定金額情報によって示される指定金額の投入を報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とするPOSシステム。
  2. 前記精算装置は、
    前記指定金額の投入が完了したことをトリガーとして、前記精算処理を開始、完了させることを特徴とする、請求項1に記載のPOSシステム。
  3. 前記精算装置は、
    前記指定金額のレシートである入金レシートの発行の要否を選択する選択手段を備え、前記選択手段を介して要否どちらか一方の選択がなされると、前記指定金額の投入が完了したと判定することを特徴とする、請求項2に記載のPOSシステム。
  4. 買上商品を登録する登録処理を実行する登録装置として第1コンピュータを機能させ、前記登録装置における登録処理によって登録された商品について精算する精算処理を実行する精算装置として第2コンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記第1コンピュータに、
    チャージ可能なプリペイド式の支払機能を有する媒体にチャージする旨の宣言をする宣言ステップと、
    前記媒体への入金金額を指定する指定ステップと、
    前記宣言ステップによって宣言がなされ、前記指定ステップによって入金金額が指定された場合、前記精算処理に用いる情報として指定された指定金額に関する指定金額情報を出力する出力ステップと、
    を実行させ、
    前記第2コンピュータに、
    前記精算処理に用いる情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって取得された前記精算に用いる情報として前記指定金額情報が含まれていると特定された場合、少なくとも、当該指定金額情報によって示される指定金額の投入を報知する報知ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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