JP2017134738A - 決済装置及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子マネーによる決済及び電子マネー残高のチャージにかかる手間を軽減する。【解決手段】実施形態の決済装置は、判定手段、読取手段、引上手段及び決済手段を備える。判定手段は、操作者による操作に応じて決済方法を判定する。読取手段は、決済者が所持する記憶媒体に記憶された情報を読取る。引上手段は、判定手段により決済方法として電子マネーが判定され、かつ操作者により電子マネーの残高の引き上げが指示された場合に、読取手段により読取られた情報により特定される電子マネーの残高を引き上げる。決済手段は、引上手段により残高を引き上げた場合には、その後に判定手段による決済方法の判定を改めて行うことなく、引上手段により引き上げられた残高から決済金額を引去る。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、決済装置及びそのプログラムに関する。
プリペイド式の電子マネーカードは、予め残高をチャージしておかなければならない。残高が決済金額に満たないなどの場合には、その場で残高をチャージしてから決済を行うことができる。しかしながら、チャージと決済との両方を行う場合には、決済方法の選択などを複数回行う必要がある。このように、チャージと決済との両方を行うには手間がかかる。したがって、チャージと決済との両方を行う場合にその手間を軽減することが望まれている。
特開2006−65620号公報
本発明の実施形態は、電子マネーによる決済及び電子マネー残高のチャージにかかる手間を軽減することができる決済装置及びプログラムを提供することを目的とする。
実施形態の決済装置は、判定手段、読取手段、引上手段及び決済手段を備える。判定手段は、操作者による操作に応じて決済方法を判定する。読取手段は、決済者が所持する記憶媒体に記憶された情報を読取る。引上手段は、判定手段により決済方法として電子マネーが判定され、かつ操作者により電子マネーの残高の引き上げが指示された場合に、読取手段により読取られた情報により特定される電子マネーの残高を引き上げる。決済手段は、引上手段により残高を引き上げた場合には、その後に判定手段による決済方法の判定を改めて行うことなく、引上手段により引き上げられた残高から決済金額を引去る。
実施形態に係る決済装置の要部回路構成を示すブロック図。 図1中のCPUによる制御処理のフローチャート。 図1中のCPUによる制御処理のフローチャート。 図1中のタッチパネルの画面に表示される画像の一例を示す図。 図1中のタッチパネルの画面に表示される画像の一例を示す図。 図1中のタッチパネルの画面に表示される画像の一例を示す図。 図1中のCPUによる制御処理のフローチャート。
以下、実施形態に係る販売データ処理装置について、図面を用いて説明する。なお、各図面及び以下におけるその説明において同一の要素には同一の符号を付している。
図1は、本実施形態に係る販売データ処理装置1の要部回路構成を示すブロック図である。
販売データ処理装置1は、決済対象となる商品の登録などを行う。また、販売データ処理装置1は、登録された商品の決済を行う決済装置としての機能を有する。販売データ処理装置1としては、例えばPOS(point of sales)端末又は電子キャッシュレジスターなどを用いることができる。
販売データ処理装置1は、ネットワーク3を介してサーバー4と接続されている。
販売データ処理装置1は、CPU11、メインメモリ12、補助記憶デバイス13、通信インターフェース14、タッチパネル15、入力デバイス16、リーダーライター17、スキャナー18及びバス19を含む。
販売データ処理装置1は、プリペイド式電子マネーによる決済を行うことができる。電子マネー決済のためには、カード媒体が広く利用される。カード媒体としては、磁気カード(磁気ストライプカード)、接触型IC(integrated circuit)カード又は非接触型ICカードなどが適用される。これらの各カードは、磁気ストライプ、接触型ICチップ又は非接触型ICチップなどの記憶媒体によりデータを記憶する。また、上記の各種決済のために、非接触型ICチップを搭載した電子機器(例えば携帯電話、スマートフォン、タブレットPC(personal computer)等)などが利用される場合もある。また、電子マネーには、主として、オフラインで決済及び残高の引き上げ(チャージ)を行うオフライン型の電子マネーと、オンラインで決済及び残高の引き上げを行うオンライン型の電子マネーとがある。オフライン型の電子マネーでは、上記記憶媒体に残高が記憶されている。オンライン型の電子マネーでは、上記記憶媒体には、各記憶媒体を個々に識別するために記憶媒体毎に割り当てられた固有の識別情報が記憶されている。オンライン型電子マネーの残高は、電子マネーのサービスを提供するサーバーなどに、前記識別情報と関連付けて記憶されている。
CPU11は、販売データ処理装置1の動作に必要な処理及び制御を行うコンピューターの中枢部分に相当する。CPU11は、メインメモリ12に記憶されたオペレーティングシステム及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、販売データ処理装置1の各種の機能を実現するべく各部を制御する。
メインメモリ12は、上記コンピューターの主記憶部分に相当する。メインメモリ12は、上記オペレーティングシステム及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムを記憶する。またメインメモリ12は、CPU11が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにメインメモリ12は、CPU11が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
補助記憶デバイス13は、上記コンピューターの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス13は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disc drive)又はSSD(solid state drive)などである。補助記憶デバイス13は、CPU11が各種の処理を行う上で使用するデータ又はCPU11での処理によって生成されたデータなどを保存する。補助記憶デバイス13は、上記のオペレーティングシステム又はアプリケーションなどのプログラムを記憶する場合もある。
また、メインメモリ12又は補助記憶デバイス13は、買上商品として登録された商品のリストである商品リストも記憶する。
メインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶されるプログラムには、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムを含む。一例として販売データ処理装置1は、制御プログラムがメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶された状態で、利用者へと譲渡される。しかしながら販売データ処理装置1は、制御プログラムがメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶されない状態で利用者に譲渡されても良い。そして、別途に利用者へと譲渡された制御プログラムが、利用者又はサービスマンなどによる操作の下にメインメモリ12又は補助記憶デバイス13へと書き込まれても良い。このときの制御プログラムの譲渡は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介したダウンロードにより実現できる。
通信インターフェース14は、販売データ処理装置1がネットワーク3を介して通信するためにインターフェースする。
タッチパネル15は、操作者に各種情報を通知するための画面を表示する表示デバイスとして機能する。また、タッチパネル15は、当該操作者によるタッチ操作を受け付ける入力デバイスとして機能する。
入力デバイス16は、操作者による操作に応じて各種の情報を入力する。入力デバイス16としては、キーボード、キーパッド又はボタンなどを用いることができる。
リーダーライター17は、電子マネーのデータを記憶した記憶媒体に記憶された情報を読取る。また、リーダーライター17は、前記記憶媒体に情報を書き込むこともできる。リーダーライター17は、記憶媒体に記憶された情報を読取る読取装置の一例である。
スキャナー18は、商品に表示されたバーコードを読取って、このバーコードが表した商品コードを出力する。スキャナー18は、手で持って使用するタイプでも、レジ台などに固定するタイプでも良い。
バス19は、アドレスバス及びデータバスなどを含み、販売データ処理装置1の各部で授受される信号を伝送する。
ネットワーク3は、3G(3rd generation)若しくはLTE(long term evolution)等の携帯電話回線網、インターネット、LAN(local area network)、専用線又はその他の通信回線などを含む通信網である。
サーバー4は、オンライン型電子マネーの残高などを記憶する。サーバー4は、既存の構成のサーバー用コンピューター装置を用いることができる。
〔第1実施形態〕
以下、第1実施形態にかかる販売データ処理装置1の動作について説明する。第1実施形態にかかる販売データ処理装置1は、オフライン型のプリペイド式電子マネーについて決済及びチャージを行う。
図2及び図3は、CPU11による、第1実施形態にかかる制御処理のフローチャートである。CPU11は、メインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶された制御プログラムに基づいてこの制御処理を実行する。
Act1においてCPU11は、メインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶された商品リストをリセットする。すなわちCPU11は、商品リストに商品が登録されていない状態にするようメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に指示する。
Act2においてCPU11は、商品コードが読み込まれるのを待ち受ける。すなわち、CPU11は、商品に付されたバーコードがスキャナー18により読み込まれたか否かを確認する。
CPU11は、商品コードが読み込まれたならば、Act2においてYesと判定してAct3へと進む。
Act3においてCPU11は、読み込まれた商品コードを商品リストに登録する。すなわちCPU11は、読み込まれた商品コードを、商品リストに追加するようメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に指示する。
Act4においてCPU11は、Act2と同様に商品コードが読み込まれたか否かを確認する。CPU11は、商品コードが読み込まれないならば、Act4においてNoと判定してAct5へと進む。
Act5においてCPU11は、商品の登録を終了するための操作が行われたか否かを確認する。すなわちCPU11は、タッチパネル15に表示された小計ボタンをタッチする、又は入力デバイス16が備える小計キーを押下するなどの予め定められた操作が行われたか否かを確認する。CPU11は、登録完了を指示する操作が行われないならば、Act5においてNoと判定し、Act4へと戻る。かくしてCPU11は、商品コードが読み込まれるか、登録完了を指示する操作が行われるまでAct4及びAct5を繰り返す。CPU11は、Act4及びAct5の待受状態において商品コードが読み込まれたならば、Act4においてYesと判定してAct3へと戻る。
CPU11は、Act4及びAct5の待受状態において登録完了を指示する操作が行われたならば、Act5においてYesと判定し、Act6へと進む。
Act6においてCPU11は、図4に示すような選択画面SC1に対応した画像を生成し、この画像を表示するようタッチパネル15に指示する。
図4は、選択画面SC1の一例を示す図である。選択画面SC1は、文字列S1、文字列S2、及びボタンB1〜B5が表示される。文字列S1は、商品リストに登録された商品の合計点数及び決済金額を表す。図4では、文字列S1は、合計点数が1点であり、決済金額が1,000円であることを表している。文字列S2は、決済方法を選択するよう操作者に報知するメッセージである。ボタンB1〜B4は、買物客が希望する決済方法を選択する場合に操作者がタッチする。図4では一例として現金、クレジットカード、デビットカード及び電子マネーが選択可能となっているが、販売データ処理装置1の設定内容などに応じて選択可能な決済方法は異なる場合がある。選択画面SC1には、選択可能な決済方法にそれぞれ応じたボタンが表示される。従って選択画面SC1にボタンB1〜B4に相当するものとして表示されるボタンの数は、4つではない場合がある。ボタンB5は、決済方法の選択を中止し、商品登録が可能な状態に戻ることを指示する場合に操作者がタッチする。
Act7においてCPU11は、決済方法の選択を中止するための操作が行われたか否かを確認する。すなわちCPU11は、ボタンB5をタッチするなどの予め定められた操作が行われたか否かを確認する。CPU11は、決済方法の選択を中止する操作が行われないならば、Act7においてNoと判定し、Act8へと進む。
Act8においてCPU11は、決済方法を選択するための操作が行われたか否かを確認する。すなわちCPU11は、ボタンB1〜B4のいずれかをタッチするなどの予め定められた操作が行われたか否かを確認する。CPU11は、決済方法を選択するための操作が行われないならば、Act8においてNoと判定し、Act7へと戻る。かくしてCPU11は、決済方法の選択を中止する操作が行われるか、決済方法を選択するための操作が行われるまでAct7及びAct8を繰り返す。CPU11は、Act7及びAct8の待受状態において決済方法の選択を中止するための操作が行われたならば、Act7においてYesと判定する。そしてCPU11は、選択画面SC1の表示を終了するようタッチパネルに指示し、Act4へと戻る。
CPU11は、Act7及びAct8の待受状態において決済方法を選択するための操作が行われたならば、Act8においてYesと判定し、Act9へと進む。
Act9においてCPU11は、決済方法として電子マネーが選択されたか否かを確認する。すなわち、CPU11は、決済方法を選択するために行われた操作が、ボタンB4をタッチするなどの電子マネーを選択するための予め定められた操作であるか否かを確認する。CPU11は、決済方法を選択するために行われた操作が、ボタンB1〜B3をタッチするなどの、決済方法として電子マネー以外を選択するための予め定められた操作であるならば、Act9でNoと判定し、選択された決済方法に応じた処理を行う。
かくして、Act7〜Act9の処理においてCPU11を中枢部分とするコンピューターは、操作者による操作に応じて決済方法を判定する判定手段として動作する。
CPU11は、決済方法として電子マネーが選択された場合、Act9においてYesと判定し、図3のAct11へと進む。
Act11においてCPU11は、図5に示すような待機画面SC2に対応した画像を生成し、この画像を表示するようタッチパネル15に指示する。
図5は、待機画面SC2の一例を示す図である。待機画面SC2は、文字列S3及びボタンB6が表示される。文字列S3は、電子マネーカードを読取らせるよう操作者に報知するメッセージ及び電子マネーカードの読取を中止する場合にタッチパネルのボタンB6又は入力デバイスのCキーを押すことを示すメッセージである。ボタンB6は、電子マネーによる決済を中止する場合に、操作者がタッチする。
文字列S3を見た操作者は、電子マネーの残高が記憶された記憶媒体に記憶された情報をリーダーライター17に読取らせるよう、買物客に指示する。決済者である買物客は、指示を受けて、自身が所持している記憶媒体に記憶された情報をリーダーライター17に読取らせる。
Act12においてCPU11は、記憶媒体に記憶された情報がリーダーライター17によって読取られたか否かを確認する。Act12においてCPU11を中枢部分とするコンピューターは、読取制御手段として動作して記憶媒体に記憶された情報を読取るようリーダーライター17を制御する。前記コンピューターの制御のもと、リーダーライター17は記憶媒体に記憶された情報を読取る。この処理において、前記コンピューター及びリーダーライター17は読取手段として動作する。
CPU11は、記憶媒体に記憶された情報が読取られないならば、Act12においてNoと判定し、Act13へと進む。
Act13においてCPU11は、電子マネーによる決済を中止するための操作が行われたか否かを確認する。すなわちCPU11は、ボタンB6をタッチするなどの予め定められた操作が行われたか否かを確認する。CPU11は、電子マネーによる決済を中止するための操作が行われないならば、Act13においてNoと判定して、Act12へと戻る。かくしてCPU11は、記憶媒体に記憶された情報が読取られるか、電子マネーによる決済を中止するための操作が行われるまでAct12及びAct13を繰り返す。CPU11は、Act12及びAct13の待受状態において、電子マネーによる決済を中止するための操作が行われたならば、Act13においてYesと判定して、図2のAct6へと戻る。
CPU11は、Act12及びAct13の待受状態において記憶媒体に記憶された情報が読取られたならば、Act12においてYesと判定し、Act14へと進む。
Act14においてCPU11は、読取られた情報に含まれる電子マネーの残高が、商品リストに登録された商品の決済金額に対して不足しているか否か確認する。
CPU11は、電子マネーの残高が決済金額に対して不足している場合、Act14においてYesと判定し、Act15へと進む。
Act15においてCPU11は、図6に示すような通知画面SC3に対応した画像を生成し、この画像を表示するようタッチパネル15に指示する。
図6は、通知画面SC3の一例である。通知画面SC3は文字列S4〜S8及びボタンB7〜B9が表示される。文字列S4は、残高が不足している旨を操作者に報知するメッセージである。文字列S5は、電子マネーの残高を表す。文字列S6は、電子マネーの残高が決済金額に対して不足している金額を表す。文字列S7は、全額引去りの場合は確定、チャージの場合はチャージと表示されたボタンをタッチするよう操作者に報知するメッセージである。文字列S8は、決済金額が表示される。ボタンB7は、電子マネーによる決済を中止する場合に、操作者がタッチする。また、ボタンB7に[C]と表示されているように、操作者は、ボタンB7をタッチすることに代えて、入力デバイス16のCキーを押下しても良い。ボタンB8は、電子マネーの残高を引き上げる場合に操作者がタッチする。ボタンB9は、全額引去りと呼ばれる、決済金額から電子マネーの残高分を差し引き、電子マネーの残高から残高全てを引去る処理を行いたい場合に操作者がタッチする。また、ボタンB7に[Enter]と表示されているように、操作者は、ボタンB7をタッチすることに代えて、入力デバイス16のEnterキーを押下しても良い。
Act16においてCPU11は、電子マネーによる決済を中止するための操作が行われたか否かを確認する。すなわち、CPU11は、ボタンB7をタッチする又はCキーを押下するなどの予め定められた操作が行われたか否かを確認する。CPU11は、電子マネーによる決済を中止するための操作が行われないならば、Act17へと進む。
Act17においてCPU11は、全額引去りを行うための操作が行われたか否かを確認する。すなわち、CPU11は、ボタンB9をタッチする又はEnterキーを押下するなどの予め定められた操作が行われたか否かを確認する。CPU11は、全額引去りを行うための操作が行われないならば、Act18へと進む。
Act18においてCPU11は、電子マネーの残高を引き上げるための操作が行われたか否かを確認する。すなわち、CPU11は、ボタンB8をタッチするなどの予め定められた操作が行われたか否かを確認する。CPU11は、電子マネーの残高を引き上げるための操作が行われないならば、Act16へと戻る。かくしてCPU11は、電子マネーによる決済を中止するための操作が行われるか、全額引去りを行うための操作が行われるか、電子マネーの残高を引き上げるための操作が行われるまでAct16〜Act18を繰り返す。
操作者は、通知画面SC3により残高不足であることを認識したならば、買物客にその旨を伝える。さらに、操作者は、電子マネーによる決済を中止するか、電子マネーの残高を引き上げるか、全額引去りをするかを買物客に訊ねる。そして、買物客の回答に応じて操作者は、ボタンB6〜B8のいずれかをタッチする、あるいはCキー又はEnterキーを押下する。
CPU11は、Act16〜Act18の待受状態において、電子マネーによる決済を中止するための操作が行われたならば、Act16においてYesと判定し、図2のAct6へと戻る。
CPU11は、Act16〜Act18の待受状態において全額引去りを行うための操作が行われたならば、Act17においてYesと判定し、Act19へと進む。
Act19においてCPU11は、記憶媒体に記憶された電子マネーの残高を書き換えるようにリーダーライター17に指示することで、全額引去処理を行う。なお、全額引去処理の概略は前述の通りであり、具体的な処理はオフライン型の電子マネーに適用される周知の方法を用いて行うことが出来る。CPU11は、Act19の処理の後、図2のAct6へと戻る。
CPU11は、Act16〜Act18の待受状態において、電子マネーの残高を引き上げるための操作が行われたならば、Act18においてYesと判定し、Act20へと進む。
操作者は、電子マネーの残高を引き上げるための操作を行った後、買物客に電子マネーの残高にチャージしたい金額を訊ねる。そして操作者は、当該金額を販売データ処理装置1に入力する。
Act20においてCPU11は、入力された金額分の決済処理を行う。この決済処理は、電子マネーの残高を引き上げるための決済であるが、買上商品を決済する場合と同様な周知の方法で決済を行うことができる。ただし、電子マネーのサービスごとに定められた規約等で現金での決済しか認めていないなど、決済方法が制限される場合がある。
Act21においてCPU11は、Act11と同様にタッチパネル15に待機画面を表示させる。Act21において表示させる待機画面は、待機画面SC2と同様の画面であるが、待機画面SC2とは異なりボタンB6は表示されない。
Act22においてCPU11は、記憶媒体に記憶された情報がリーダーライター17によって読取られるのを待ち受ける。Act22においてCPU11を中枢部分とするコンピューターは、Act12と同様に読取制御手段として動作する。また、Act22において前記コンピューター及びリーダーライター17は、Act12と同様に読取手段として動作する。CPU11は、記憶媒体に記憶された情報が読取られたならば、Act22においてYesと判定し、Act23へと進む。
Act23においてCPU11は、記憶媒体に記憶された電子マネーの残高を書き換えることで、電子マネーの残高を、Act20で決済した金額分引き上げるチャージ処理を行う。なお、チャージ処理は、オフライン型の電子マネーに適用される周知の方法を用いて行うことができる。Act23においてCPU11を中枢部分とするコンピューターは、引上手段として動作する。CPU11は、Act23の処理の後、図2のAct11へと戻る。
CPU11は、電子マネーの残高が商品リストに登録された商品の決済金額以上の場合、Act14でNoと判定し、Act24へと進む。
Act24においてCPU11は、記憶媒体に記憶された電子マネーの残高を書き換えるようにリーダーライター17に指示することで、電子マネーの残高から商品リストに登録された商品の決済金額分を引去る引去処理を行う。なお、引去処理は、オフライン型の電子マネーに適用される周知の方法を用いて行うことが出来る。この処理により、商品リストに登録された商品の決済が行われる。Act24においてCPU11を中枢部分とするコンピューターは、決済手段として動作する。CPU11は、Act24の処理の後、図2のAct1へと戻る。
第1実施形態の販売データ処理装置1によると、操作者は、決済方法として電子マネーを一度指定したならば、チャージを行った上で、チャージ後の残高からの決済を行う場合であっても、決済方法を指定する操作を改めて行う必要がない。したがって、上記のような形態での決済にかかる操作者の手間を従来の決済装置に比べて軽減することができる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態にかかる販売データ処理装置1の動作について説明する。第2実施形態にかかる販売データ処理装置1は、オンライン型のプリペイド式電子マネーについて決済及びチャージを行う。
図2及び図7は、CPU11による、第2実施形態にかかる制御処理のフローチャートである。CPU11は、メインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶された制御プログラムに基づいてこの制御処理を実行する。なお、第1実施形態にかかる処理の説明でも図2を用いたが、第2実施形態においてもCPU11は、図2の処理を行う。CPU11は、図2の処理を第1実施形態と同様に処理した後、図7に示す処理に移行する。
CPU11は、図2の処理の後、図7に示すAct11〜Act13についても、第1実施形態と同様に処理する。
CPU11は、図7のAct12及びAct13の待受状態において記憶媒体に記憶された情報が読取られたならば、Act12においてYesと判定し、Act31へと進む。
Act31においてCPU11は、読取られた情報に含まれる識別情報を記憶するようメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に指示する。
Act32においてCPU11は、サーバー4に問合せ中であることを操作者に報知するメッセージが表示された画像を生成し、この画像を表示するようタッチパネル15に指示する。
Act33においてCPU11は、電子マネーの残高をサーバー4に照会する。すなわちCPU11は、Act31で記憶した識別情報を含む照会コマンドをサーバー4に対して送信するよう通信インターフェース14に指示する。照会コマンドを受け取ったサーバー4は、当該照会コマンドに含まれた識別情報で識別される電子マネーの残高を含む残高情報を販売データ処理装置1に対して送信する。
Act34においてCPU11は、残高情報が通信インターフェース14により受信されるのを待ち受ける。
CPU11は、残高情報が通信インターフェース14により受信されたならば、Act34においてYesと判定してAct14へと進む。CPU11は、Act14〜Act18については、第1実施形態と同様に処理する。ただし、CPU11は、Act16〜Act18の待受状態において全額引去りを行うための操作が行われたならば、Act17においてYesと判定し、Act35へと進む。
Act35においてCPU11は、全額引去処理を行う。すなわちCPU11は、Act31で記憶した識別情報を含む全額引去コマンドをサーバー4に対して送信するよう通信インターフェース14に指示する。全額引去コマンドを受け取ったサーバー4は、当該全額引去コマンドに含まれた識別情報で識別される電子マネーの残高から残高全てを引去る。さらに、CPU11は、商品リストに登録された商品の決済金額から、残高全てを引去られた電子マネーの引去られた金額を差し引く。なお、全額引去処理は、オンライン型の電子マネーに適用される周知の方法を用いて行うことが出来る。CPU11は、Act35の処理の後、図2のAct6へと戻り、金額が差し引かれた決済金額について以降の処理を行う。
CPU11は、第1実施形態と同様に、Act16〜Act18の待受状態において、電子マネーの残高を引き上げるための操作が行われたならば、Act18においてYesと判定しAct20へと進む。CPU11は、Act20においても第1実施形態と同様に処理した後、Act36へと進む。
Act36においてCPU11は、サーバー4に記憶された電子マネーの残高を、Act19において決済した金額分引き上げさせるチャージ処理を行う。すなわちCPU11は、Act31で記憶した識別情報及びAct20で決済した金額を含むチャージコマンドをサーバー4に対して送信するよう通信インターフェース14に指示する。チャージコマンドを受け取ったサーバー4は、当該チャージコマンドに含まれた識別情報で識別される電子マネーの残高を、当該チャージコマンドに含まれた金額分引き上げる。なお、チャージ処理は、オンライン型の電子マネーに適用される周知の方法を用いて行うことが出来る。Act36においてCPU11を中枢部分とするコンピューターは、引上手段として動作する。CPU11は、Act36の処理の後、Act32へと戻る。
CPU11は、電子マネーの残高が商品リストに登録された商品の決済金額以上の場合、Act14でNoと判定し、Act37へと進む。
Act37においてCPU11は、サーバー4に記憶された電子マネーの残高から商品リストに登録された商品の決済金額分を引去りさせる引去処理を行う。すなわちCPU11は、Act31で記憶した識別情報及び決済金額を含む引去コマンドをサーバー4に対して送信するよう通信インターフェース14に指示する。引去コマンドを受け取ったサーバー4は、当該引去コマンドに含まれた識別情報で識別される電子マネーの残高から、決済金額分を引去る。なお、引去処理は、オンライン型の電子マネーに適用される周知の方法を用いて行うことが出来る。この処理により、商品リストに登録された商品の決済が行われる。Act37においてCPU11を中枢部分とするコンピューターは、決済手段として動作する。CPU11は、Act37の処理の後、Act1へと戻る。
第2実施形態の販売データ処理装置1によると、第1実施形態と同様に操作者は、決済方法として電子マネーを一度指定したならば、チャージを行った上で、チャージ後の残高からの決済を行う場合であっても、決済方法を指定する操作を改めて行う必要がない。さらに、買物客は、記憶媒体に記憶された情報を一度読取らせたならば、チャージを行った上で、チャージ後の残高からの決済を行う場合であっても、記憶媒体に記憶された情報を読取らせる操作を改めて行う必要がない。したがって、上記のような形態での決済にかかる操作者及び買物客の手間を従来の決済装置に比べて軽減することができる
第1及び第2実施形態は、以下のような変形実施が可能である。
第1実施形態において、CPU11は、Act23の処理の後Act14へと戻っても良い。
第2実施形態において、CPU11は、Act36の処理の後Act11へと戻っても良い。
実施形態では、電子マネー残高が決済金額に対して不足している場合にのみ、電子マネー残高のチャージ処理と、残高が引き上げられた電子マネー残高から決済金額を引去る決済処理とを行った。しかしながら、電子マネー残高が決済金額以上の場合でもあっても、買物客の求めに応じて当該チャージ処理と当該決済処理との両方を処理することができても良い。
販売データ処理装置1は、適用可能な決済方法が電子マネーのみであっても良い。この場合にCPU11は、図2のAct7〜Act9の処理を行わない。
販売データ処理装置1は、商品登録のための操作も買物客により行われる、いわゆるセルフ方式として運用されても良い。
前記実施形態では、商品登録及び決済の機能を有する販売データ処理装置1について説明したが、決済の機能の他に、例えば決済金額の計算などの商品登録以外の機能を備えた決済装置、あるいは決済の機能のみを備えた決済装置として実施しても良い。この場合、決済装置は、図示しない登録装置で生成された決済情報を受け取り、この決済情報に基づいて決済を行う。この場合、例えば、登録装置が店員により操作され、決済装置が買物客により操作される、いわゆるセミセルフ方式として運用することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…販売データ処理装置、4…サーバー、11…CPU、12…メインメモリ、13…補助記憶デバイス、14…通信インターフェース、15…タッチパネル、16…入力デバイス、17…リーダーライター、19…バス。

Claims (5)

  1. 操作者による操作に応じて決済方法を判定する判定手段と、
    決済者が所持する記憶媒体に記憶された情報を読取る読取手段と、
    前記判定手段により前記決済方法として電子マネーが判定され、かつ前記操作者により電子マネーの残高の引き上げが指示された場合に、前記読取手段により読取られた情報により特定される電子マネーの残高を引き上げる引上手段と、
    前記引上手段により前記残高を引き上げた場合には、その後に前記判定手段による前記決済方法の判定を改めて行うことなく、前記引上手段により引き上げられた前記残高から決済金額を引去る決済手段と、を具備する決済装置。
  2. 前記読取手段は、決済者が所持する記憶媒体に記憶された電子マネーの残高を読取り、
    前記引上手段は、前記記憶媒体に記憶された前記残高を引き上げ、
    前記決済手段は、前記記憶媒体に記憶された前記残高から前記決済金額を引去る、請求項1に記載の決済装置。
  3. 決済者が所持する記憶媒体に記憶された電子マネーの識別情報を読取る読取手段と、
    操作者により電子マネーの残高の引き上げが指示された場合に、前記読取手段により読取られた前記識別情報により特定される電子マネーに関してサーバーに記憶された残高を引き上げさせる引上手段と、
    前記引上手段により前記残高を引き上げた場合には、その後に前記読取手段により前記記憶媒体に記憶された前記識別情報を改めて読取ることなく、前記引上手段により引き上げられた前記残高から決済金額を引去りさせる決済手段と、を具備する決済装置。
  4. 記憶媒体に記憶された情報を読取る読取装置を備えた決済装置を制御するコンピューターを、
    操作者による操作に応じて決済方法を判定する判定手段と、
    決済者が所持する前記記憶媒体に記憶された情報を読取るよう前記読取装置を制御する読取制御手段と、
    前記判定手段により前記決済方法として電子マネーが判定され、かつ前記操作者により電子マネーの残高の引き上げが指示された場合に、前記読取装置により読取られた情報により特定される電子マネーの残高を引き上げる引上手段と、
    前記引上手段により前記残高を引き上げた場合には、その後に前記判定手段による前記決済方法の判定を改めて行うことなく、前記引上手段により引き上げられた前記残高から決済金額を引去る決済手段と、して機能させるためのプログラム。
  5. 記憶媒体に記憶された電子マネーの識別情報を読取る読取装置を備えた決済装置を制御するコンピューターを、
    決済者が所持する前記記憶媒体に記憶された情報を読取るよう前記読取装置を制御する読取制御手段と、
    操作者により電子マネーの残高の引き上げが指示された場合に、前記読取装置により読取られた前記識別情報により特定される電子マネーに関してサーバーに記憶された残高を引き上げさせる引上手段と、
    前記引上手段により前記残高を引き上げた場合には、その後に前記読取装置により前記記憶媒体に記憶された前記識別情報を改めて読取ることなく、前記引上手段により引き上げられた前記残高から決済金額を引去りさせる決済手段と、して機能させるためのプログラム。
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