JP2017134667A - 決済装置及びその制御プログラム、ならびに商品販売データ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 実施形態の決済装置は、取得手段、判定手段、表示制御手段及び決済手段を備える。取得手段は、決済金額を取得する。判定手段は、決済金額を決済するための決済方法の残高を判定する。表示制御手段は、残高が決済金額未満である場合に、残高が不足している旨を操作者に報知するとともに、残高がゼロではない場合には決済金額のうちの残高に相当する金額を決済方法で決済することの指示を操作者に行わせるためのインタフェースを有効化し、残高がゼロである場合にはインタフェースを無効化するか、もしくは非表示とした案内画面を表示デバイスに表示させる。決済手段は、有効化されているインタフェースが操作されたことに応じて決済金額のうちの残高に相当する金額を決済方法で決済する。
【選択図】 図1
Description
このような事情から、無駄な動作を減らして操作性を向上させることが望まれていた。
POS端末100は、サーバ200とともにPOSシステムを構成する。
POS端末100は、買上商品の登録、買上金額の算出、決済、あるいはポイント処理などのような商品販売に係わる各種のデータ処理を行う。
サーバ200は、POS端末100が設置されているのと同じ店舗に備えられたいわゆる店舗サーバ、あるいはPOS端末100が設置されているのと同じ店舗を含んだ複数の店舗を総括する本部に備えられたいわゆる本部サーバである。サーバ200は、POS端末100及びその他のPOS端末(図示せず)でそれぞれ生成された販売データを集計したり、各POS端末で使用するデータを管理したりする。POS端末100は、通信ネットワーク300を介してサーバ200と通信可能である。通信ネットワーク300としては、例えばLAN(local area network)又はインターネットが単独で、あるいはLAN及びインターネットを組み合わせて利用される。サーバ200としては、例えば既存の汎用のコンピュータ装置がハードウェアとして利用される。そして、上記のコンピュータ装置に上記の各種の機能を実現するためのプログラムを実行させることにより、サーバ200としての機能が実現される。
CPU1は、上記のコンピュータの中枢部分に相当する。CPU1は、ROM2又は補助記憶ユニット4に記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、POS端末100としての各種の動作を実現するべく各部を制御する。
ROM2は、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。ROM2は、上記のオペレーティングシステムを記憶する。ROM2は、上記のミドルウェア及びアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。またROM2は、CPU1が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM3は、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。RAM3は、CPU1が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM3は、CPU1が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
補助記憶ユニット4は、上記のコンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット4は、例えばHDD(hard disk drive)又はSSD(solid state drive)などであり、CPU1が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU1での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット4は、上記のミドルウェア及びアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
入出力ポート6は、CPU1からドロワ開放が指示されたことに応じてドロワユニット400を駆動するための駆動信号をドロワユニット400に対して出力する。ドロワユニット400は、駆動信号を受けてドロワを開放する。
スキャナ7は、商品等に表示されたバーコードを読み取って、そのバーコードが表す商品コードなどの情報を出力する。スキャナ7には、固定タイプ及びハンディタイプのいずれか、又はその双方を含み得る。
キーボード8は、操作者による操作の内容を表したコマンドを出力する。なお操作者は、一般的にはPOS端末100が設置されている店舗の店員である。
サブタッチパネル10は、表示デバイス及びタッチセンサを含む。表示デバイスは、GUI画面などの買物客に対して提示すべき任意の画面を表示する。表示デバイスとしては、例えばカラーLCD等の周知のデバイスが利用できる。タッチセンサは、表示デバイスの表示面に重ねて配置されている。タッチセンサは、表示デバイスの表示面への買物客のタッチ位置を検出し、その位置情報をCPU3へと送る。タッチセンサとしては、周知のデバイスが利用できる。
リーダライタ12は、電子マネーカード、プリペイドカード、あるいは携帯情報端末などの媒体500に内蔵された記憶デバイスに記憶されている情報を読み取る。リーダライタ12は、媒体500に内蔵された記憶デバイスに情報を書き込む。リーダライタ12としては、例えばNFC(near field communication)に対応した周知のデバイスを利用できる。
通信ユニット13は、通信ネットワーク300を介してサーバ200と通信する。通信ユニット13としては、例えば既存のLAN通信デバイス又はインターネット通信デバイスを適用できる。
伝送システム14は、CPU1、ROM2、RAM3、補助記憶ユニット4、時計ユニット5、入出力ポート6、スキャナ7、キーボード8、メインタッチパネル9、サブタッチパネル10、プリンタ11、リーダライタ12及び通信ユニット13の間で授受されるデータを伝送する。伝送システム14は、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものが利用できる。
POS端末100における動作のうちで他の既存のPOS端末と異なる特徴的な動作は、プリペイド方式の決済に関わる動作であるので、ここではその動作について説明する。その他の動作は、他の既存のPOS端末で行われている動作と同様であって良い。
CPU1は、周知の買上商品の登録処理などにより決済金額を算出する。かくしてCPU1を中枢部分とするコンピュータは算出手段として機能する。なお、CPU1は、算出によって決済金額を取得しているとも言える。つまりCPU1を中枢部分とするコンピュータは取得手段として機能しているとも言える。そしてCPU1は、プリペイド方式の決済方法が操作者により指定されたならば、ROM2又は補助記憶ユニット4に記憶された制御プログラムに従った制御処理を開始する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
Act1においてCPU1は、カード入力画面をメインタッチパネル9に表示させる。カード入力画面は、電子マネーカード又はプリペイドカードなどの決済に用いる媒体500をリーダライタ12に読み取らせるよう操作者に促す画面である。
Act2においてCPU1は、リーダライタ12により媒体500から電子マネーやプリペイドカードに記憶された情報(以下、カード情報と称する)が読み取られたか否かを確認する。そしてCPU1は、カード情報が読み取られていないためにNoと判定したならば、Act2を繰り返す。かくしてCPU1はAct2においては、カード情報が読み取られるのを待ち受ける。
Act3においてCPU1は、リーダライタ12から通知されたカード情報を取得する。
Act4においてCPU1は、カード情報に基づいて残高を判定する。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU1が実行することによって、CPU1を中枢部分とするコンピュータは判定手段として機能する。
Act5においてCPU1は、上記の判定した残高が決済金額未満であるか否かを確認する。そしてCPU1は、残高が決済金額以上であるためにNoと判定したならば、Act6へと進む。
Act6においてCPU1は、決済金額の全てを残高から差し引くための周知の決済処理を実行する。そしてCPU1は、この決済処理を終えたならば、当該図2の制御処理を終了する。
Act7においてCPU1は、残高不足画面を生成する。残高不足画面は、決済金額に対して残高が不足している旨を操作者に報知するための案内画面である。
図3は一例としての残高不足画面SC1を示す図である。
残高不足画面SC1は、文字列T1,T2,T3,T4,T5、表示領域A1及びボタンB1,B2,B3を含んでいる。文字列T1は、残高不足である旨のメッセージである。文字列T2は、残高の金額を表す。文字列T3は、不足する金額を表す。文字列T4は、残高を増額するためには「チャージ」と示されたボタンを押下すべきである旨を操作者に報知するメッセージである。文字列T5は、全額引去りを実行するためには「確定」と示されたボタンを押下すべきである旨を操作者に報知するメッセージである。表示領域R1は、その内部に決済金額を表す。ボタンB1は、残高不足画面SC1の表示の終了を指示するために操作者が押下するボタンであり、「閉じる[C]」と示されている。ボタンB2は、残高を増額するためのチャージ処理の開始を指示するために操作者が押下するボタンであり、「チャージ」と示されている。ボタンB3は、全額引去りの実行を指示するために操作者が押下するボタンであり、「確定[Enter]」と示されている。かくして、ボタンB3は、決済金額のうちの残額に相当する金額を決済することの指示を操作者に行わせるためのインタフェースに相当する。
残高不足画面SC1のうち、文字列T2,T3及び表示領域A1に示された金額の値以外はフォームとして予め用意される。そしてCPU1は、当該決済処理で決済すべき決済金額、Act4で判定した残高、ならびに上記決済金額から上記残高を減じた金額を、上記フォームの文字列T2,T3及び表示領域A1に図3に示すように含めることにより、残高不足画面SC1を生成する。
Act9においてCPU1は、Act7にて生成した残高不足画面を編集する。CPU1は具体的には、文字列T5及びボタンB3を削除する。
図4は一例としての編集後の残高不足画面SC2を示す図である。
図3では残高が700円である例を示すのに対し、図4では残高がゼロである例を示すため、文字列T2,T3に示す金額も異なっている。
Act10においてCPU1は、残高不足画面をメインタッチパネル9に表示させる。ここでメインタッチパネル9が表示する残高不足画面は、残高がゼロではない場合は残高不足画面SC1のような文字列T5及びボタンB3を含む画面であり、残高がゼロである場合は残高不足画面SC2のような文字列T5及びボタンB3を含まない画面である。なお、実際に残高不足画面を表示するのは、メインタッチパネル9に含まれた表示デバイスである。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU1が実行することによって、CPU1を中枢部分とするコンピュータは表示制御手段として機能する。
Act12においてCPU1は、全額引去りの実行が指示されたか否かを確認する。そしてCPU1は、ボタンB3を押下するタッチ操作がメインタッチパネル9で検出されていなければNoと判定し、Act13へと進む。
Act13においてCPU1は、表示終了が指示されたか否かを確認する。そしてCPU1は、ボタンB1を押下するタッチ操作がメインタッチパネル9で検出されていなければNoと判定し、Act11へと戻る。
かくしてCPU1はAct11乃至Act12において、チャージの実行、全額引去りの実行及び表示終了のいずれかが指示されるのを待ち受ける。
Act14においてCPU1は、媒体500に記憶されたカード情報を、そこに示された残高を増額するように更新するためのチャージ処理を実行する。チャージ処理は、既存の他のPOS端末で行われている周知の処理をそのまま用いることができる。そしてCPU1は、チャージ処理を終了したならば、Act1に戻る。
Act15においてCPU1は、残高の全額を決済額から引き去るための全額引去り処理を実行する。具体的にはCPU1は、決済額から残高を減じた値を決済残額として求めるとともに、媒体500に記憶されたカード情報を、そこに示された残高をゼロとするように更新する。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU1が実行することによって、CPU1を中枢部分とするコンピュータは決済手段として機能する。そしてCPU1は、この全額引去り処理を終えたならば、当該図2の制御処理を終了する。
かくしてPOS端末100によれば、残高がゼロであるにも拘わらずに全額引去り処理を実行してエラーを生じさせてしまうことがなく、操作性を向上させることができる。
残高不足画面SC1のような画面を生成するためのフォームと、残高不足画面SC2のような画面を生成するためのフォームとを個別に用意しておき、これらフォームを残高がゼロであるか否かに応じて使い分けてそれぞれの残高不足画面を生成しても良い。
ボタンB3は、表示しておくものの、その操作を受け付けないことにより無効化しても良い。この場合、ボタンB3の表示形態は、ボタンB3が有効であるか否かに拘わらずに同一としても良いが、変えても良い。変える場合は、例えばボタンB3の表示色を、有効時と無効時として異ならせることが考えられる。
POS端末100は、いわゆる対面方式のものである。しかしながら、セルフ方式のPOS端末でも、あるいはセミセルフ方式のPOSシステムにおける決済装置でも、同様に実施可能である。なおセルフ方式のPOS端末は、買上商品の登録及び決済をいずれも買物客の操作にて行う。セミセルフ方式のPOSシステムは、買上商品の登録を店員の操作にて登録装置で行い、決済を買物客の操作にて決済装置で行う。さらには、POSシステムとは無関係に何らかの決済金額の決済を行う決済装置、あるいはキャッシュレジスタなどの商品販売データ処理装置においても同様に実施可能である。なお、他の装置で算出された決済金額についての決済処理を行う決済装置として実現する場合、CPU1は自ら決済金額を算出するのに代えて、他の装置から決済金額を取得する。かくしてこの場合においては、制御プログラムに基づく制御処理をCPU1が実行することによって、CPU1を中枢部分とするコンピュータは取得手段として機能する。
CPU1は、例えばサーバ装置などに記憶された情報に基づいて残高を判定しても良い。
制御処理によりCPU1が実現する各機能は、その一部又は全てをロジック回路などのようなプログラムに基づかない情報処理を実行するハードウェアにより実現することも可能である。また上記の各機能のそれぞれは、上記のロジック回路などのハードウェアにソフトウェア制御を組み合わせて実現することも可能である。
Claims (5)
- 決済金額を取得する取得手段と、
前記決済金額を決済するための決済方法の残高を判定する判定手段と、
前記残高が前記決済金額未満である場合に、前記残高が不足している旨を操作者に報知するとともに、前記残高がゼロではない場合には前記決済金額のうちの前記残高に相当する金額を前記決済方法で決済することの指示を前記操作者に行わせるためのインタフェースを有効化し、前記残高がゼロである場合には前記インタフェースを無効化するか、もしくは非表示とした案内画面を表示デバイスに表示させる表示制御手段と、
有効化されている前記インタフェースが操作されたことに応じて前記決済金額のうちの前記残高に相当する金額を前記決済方法で決済する決済手段と、
を具備したことを特徴とする決済装置。 - 前記表示制御手段は、前記インタフェースを表した案内画面から前記インタフェースを削除することにより前記インタフェースを非表示とした案内画面を生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の決済装置。 - 前記表示制御手段は、前記残高がゼロではない場合には、前記決済金額のうちの前記残高に相当する金額を前記決済方法で決済する場合には前記インタフェースを操作すべきであることの案内を前記案内画面に表し、前記残高がゼロである場合には、前記案内を前記案内画面に表さない、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の決済装置。 - 決済装置の動作を制御するコンピュータを、
決済金額を取得する取得手段と、
前記決済金額を決済するための決済方法の残高を判定する判定手段と、
前記残高が前記決済金額未満である場合に、前記残高が不足している旨を操作者に報知するとともに、前記残高がゼロではない場合には前記決済金額のうちの前記残高に相当する金額を前記決済方法で決済することの指示を前記操作者に行わせるためのインタフェースを有効化し、前記残高がゼロである場合には前記インタフェースを無効化するか、もしくは非表示とした案内画面を表示デバイスに表示させる表示制御手段と、
有効化されている前記インタフェースが操作されたことに応じて前記決済金額のうちの前記残高に相当する金額を前記決済方法で決済する決済手段と、
して機能させる制御プログラム。 - 買上商品として登録された商品に関する決済金額を算出する算出手段と、
前記決済金額を決済するための決済方法の残高を判定する判定手段と、
前記残高が前記決済金額未満である場合に、前記残高が不足している旨を操作者に報知するとともに、前記残高がゼロではない場合には前記決済金額のうちの前記残高に相当する金額を前記決済方法で決済することの指示を前記操作者に行わせるためのインタフェースを有効化し、前記残高がゼロである場合には前記インタフェースを無効化するか、もしくは非表示とした案内画面を表示デバイスに表示させる表示制御手段と、
有効化されている前記インタフェースが操作されたことに応じて前記決済金額のうちの前記残高に相当する金額を前記決済方法で決済する決済手段と、
を具備したことを特徴とする商品販売データ処理装置。
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JP2020017074A (ja) * | 2018-07-25 | 2020-01-30 | 東芝テック株式会社 | 登録決済装置 |
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CN108376335B (zh) * | 2018-01-05 | 2023-07-07 | 创新先进技术有限公司 | 一种支付方法、装置及设备 |
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