JP2007272344A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品取出口から差し入れた手に商品が衝突する事態を確実に防止することのできる自動販売機を提供すること。
【解決手段】商品取出口に取出口扉体を備え、所定の販売動作によって商品が払い出された場合、取出口扉体を開成することにより商品取出口を介して商品の取り出しが可能となる自動販売機において、取出口扉体の開閉状態を監視し、取出口扉体が開成された場合にベンドメックの駆動を停止させる自販機主制御部を備えている。
【選択図】 図10

Description

本発明は、自動販売機に関するものである。
例えば、缶入り飲料やビン入り飲料等の商品を販売する自動販売機では、硬貨を投入した後に選択ボタンを押下すれば、商品収納ラックに設けられた商品払出装置が駆動し、最下位に収納された商品が唯一払い出されることになる。商品収納ラックから払い出された商品は、シュータに沿って案内された後に商品払出室に搬出され、この商品払出室に開口した商品取出口を介して利用者の手に渡ることになる。通常、この種の自動販売機においては、外部への連絡口となる商品取出口に扉体が設けられており、雨水や埃によって商品払出室の内部が汚損されるのを防止するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−303200号公報
ところで、商品取出口から商品払出室に手を差し入れた状態で商品収納ラックから商品が払い出された場合には、商品が手に衝突する虞れがある。上述したように、商品取出口に扉体を設けた自動販売機が一般的であるとはいえ、商品取出口を介して商品を取り出さなければならない以上、扉体を開成すること自体を制限することができず、商品が手に衝突する事態を防止することは困難である。
本発明は、上記実情に鑑みて、商品の通過領域において手に商品が衝突する事態を確実に防止することのできる自動販売機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る自動販売機は、商品収納ラックから払い出された後の商品の通過領域に扉体を開閉可能に配設した自動販売機において、前記扉体の開閉状態を監視し、該扉が開成された場合には商品収納ラックからの商品の払い出しに制限を加える制御手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る自動販売機は、上述した請求項1において、前記扉体は、商品収納ラックから払い出された商品を収容する商品払出室と機外との間を連通する商品取出口に設けたものであることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る自動販売機は、上述した請求項1において、ヒンジ装置を介して扉体を開閉可能に支持させるとともに、このヒンジ装置の動作状態を検出する検出センサを設け、前記制御手段は、前記検出センサの検出結果に応じて扉体が開成されたか否かを判断することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る自動販売機は、上述した請求項1において、商品の払い出し制御を行う商品払出装置を具備し、前記制御手段は、扉体が開成された場合に商品払出装置の動作を停止させることを特徴とする。
本発明によれば、扉体が開成された場合に販売動作を制限するようにしているため、商品の通過領域、例えば商品取出口に手が差し入れられた状態で商品が払い出されることがなく、商品が手に衝突する事態を確実に防止することが可能となる。
以下、添付図面を適宜参照しながら、本発明に係る自動販売機の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明の実施の形態である自動販売機を示したものである。ここで例示する自動販売機は、特に、ビン入り飲料を商品Wとして冷却した状態で販売するのに好適なもので、本体キャビネット10を備えている。本体キャビネット10は、複数の鋼板を組み合わせることによって構成したもので、前面が開口した箱状を成している。この本体キャビネット10には、その内部に収容庫11、内扉12及び払出室ユニット20が設けてある。
収容庫11は、複数の断熱材を組み合わせることによって前面が開口した箱状に構成したもので、本体キャビネット10の一側部にユニット装着領域10aを確保する態様で本体キャビネット10の内部に配設してある。この収容庫11には、その内部下方域に冷却ユニット13が配設してある一方、内部上方域に複数の商品収納ラック14が配設してある。
冷却ユニット13は、収容庫11の内部を所望の温度に冷却するためのもので、例えば冷凍サイクルの蒸発器を配設することによって構成してある。尚、凝縮器等、冷凍サイクルのその他の構成に関しては、本体キャビネット10の内部において収容庫11よりも下方となる機械室15に配設してある。
商品収納ラック14は、収容庫11の内部に複数の商品Wを個別に収納する一方、販売指令が与えられた場合に商品Wの払い出しを行うものである。本実施の形態では、ユニット装着領域10aに向けて漸次下方に傾斜する態様でラック板14aを配設した、いわゆるスラントラックと称される商品収納ラック14を収容庫11の上下方向に沿って複数並設してある。この商品収納ラック14では、ラック板14aの上面に載置した商品Wがその傾斜に従って常時下流端部側に集積されることになる。それぞれの商品収納ラック14は、個々の下流端部にベンドメック(商品払出装置)16を備えている。ベンドメック16は、ベースプレート16aに対してペダル16b及び補助ペダル16cを出没可能に配設したもので、後述する自販機主制御部(制御手段)100から動作指令が与えられた場合にこれらペダル16b及び補助ペダル16cを適宜駆動し、ラック板14aの上面に載置した商品Wを一つずつ下流に払い出すものである。
収容庫11において各商品収納ラック14の延長域に位置する壁(以下、「仕切壁11a」という)には、それぞれ払出口11bが形成してある。払出口11bは、ベンドメック16の駆動によって商品収納ラック14から払い出された商品Wを、後述する払出室ユニット20の商品払出室21に移送させるための通過孔である。この払出口11bには、フラッパ17が設けてある。フラッパ17は、上縁部の水平軸を軸心として揺動可能に配設してあり、通常状態において払出口11bを閉塞した状態に保持する一方、収容庫11側から商品Wが当接した場合には払出口11bを開成して商品Wの通過を許容するものである。商品Wが通過した後においてフラッパ17はその自重により閉成移動し、再び払出口11bを閉成した状態を保持する。図には明示していないが、このフラッパ17には、上述した揺動移動に影響を与えることのない程度に軽量に構成した断熱シート等の断熱材が敷設してある。
内扉12は、収容庫11の前面開口を開閉するためのもので、収容庫11の一側縁部に揺動可能に支承させてある。この内扉12は、中空の鋼板パネルに断熱材を充填する等、断熱機能を有するように構成してあり、収容庫11の前面開口を閉塞した場合にその内部に断熱空間を画成するものである。
払出室ユニット20は、複数の商品払出室21を上下方向に沿って並設したもので、本体キャビネット10のユニット装着領域10aに配設してある。商品払出室21は、上述した払出口11bに対応して個別に設けた空間であり、それぞれの払出口11bを通過した商品Wを各別に収容することが可能である。一方、商品払出室21は、その前面に常時開口する取出開口21aを有しており、この取出開口21aを通じて商品Wを取り出すことが可能である。
図3及び図4に示すように、各商品払出室21は、個々の前後方向長さが商品収納ラック14の前後方向長さよりも大きくなるように構成してあり、底壁21bの前縁が収容庫11の前面開口を閉塞した内扉12の前面とほぼ一致している。個々の商品払出室21は、底壁21bが手前側に向けて漸次低くなる態様で傾斜しており、底壁21bの前端部にストッパ壁21cを有しているとともに、それぞれの内部に取出案内壁22を備えている。
ストッパ壁21cは、商品払出室21に払い出された商品Wの前端部に当接することにより商品Wを商品払出室21の底壁21bに載置させた状態に保持するもので、底壁21bの前端部を上方に向けて屈曲させることにより構成してある。特に、本実施の形態では、商品払出室21の前端部を上方に向けて漸次上方に傾斜するように屈曲させた後、この屈曲端部をさらに上方に向けて屈曲させることによりストッパ壁21cを構成するようにしている。取出案内壁22は、払出口11bに対向する側壁21dと奥壁21eとの間を連続させる平板状部材であり、手前側に向けて仕切壁11aとの間隔が漸次増大する態様で配設してある。
一方、上記自動販売機は、本体キャビネット10の前面に外扉30を備えている。外扉30は、図3に示すように、前面となる外壁板31と、この外壁板31の内側面を覆う内壁板32とを備えて構成したもので、本体キャビネット10の一側縁部に揺動可能に支承させてあり、上述した収容庫11及び払出室ユニット20を外部に露出させる開放状態と、これら収容庫11及び払出室ユニット20の前面を覆う閉塞状態とに変位することが可能である。この外扉30には、外壁板31の前面に選択ボタン33、硬貨投入口34、紙幣挿入口35、返却レバー36、硬貨返却口37、一体表示器38、栓抜き39が設けてある。
選択ボタン33は、商品Wを選択するための押ボタンスイッチであり、外扉30のほぼ中央となる部位に上下方向に沿って複数並設してある。選択ボタン33の操作による商品Wの選択信号は、後述する自販機主制御部100に与えられることになる。本実施の形態では、それぞれの選択ボタン33に対応して商品案内板40が設けてある。商品案内板40は、それぞれの選択ボタン33に対応付けた商品Wの情報を文字や画像によって明示したものである。硬貨投入口34及び紙幣挿入口35は、商品Wの対価となる貨幣を投入するためのもので、外扉30の一側部に設けてある。図には明示していないが、これら硬貨投入口34及び紙幣挿入口35から投入された貨幣は、外扉30における外壁板31の内側面に設けたコインメックやビルバリデータと称される貨幣処理装置41(図9参照)によって適宜処理されることになる。この貨幣処理装置41からは、後述する自販機主制御部100に対して入金信号が与えられることになる。返却レバー36は、投入した貨幣を返却する場合に操作するもので、硬貨投入口34の近傍に配設してある。硬貨返却口37は、利用者に対して硬貨を返却するための開口であり、硬貨投入口34の下方域に設けてある。一体表示器38は、投入金額、販売動作中であるか否か等々、商品Wを販売する際に必要となる各種情報を外部に表示するための表示手段である。栓抜き39は、販売された商品Wの王冠を開栓するための器具であり、外扉30のほぼ中央となる位置に設けてある。
また、上記外扉30には、払出室ユニット20に対向する部位に商品取出口50が設けてある。商品取出口50は、上下方向に延在する縦長の開口であり、外扉30を貫通する態様で形成し、外壁板31及び内壁板32にそれぞれ開口51a,51bを有している。内壁板32の開口51bは、払出室ユニット20においてすべての商品払出室21を含むように形成してあり、外壁板31の開口51aは、内壁板32の開口51bよりも縦横寸法がそれぞれ僅かずつ大きくなるように形成してある。
商品取出口50において外壁板31の開口51aと内壁板32の開口51bとの間に位置する部位には、周壁板52が設けてある。周壁板52は、外壁板31に形成した開口51aの周縁部から奥方に向けて前後方向に延在する外周部52aと、内壁板32に形成した開口51bの周縁部から手前側に向けて前後方向に延在する内周部52bと、これら外周部52aの延在端部と内周部52bの延在端部との間を連結する態様で外壁板31の延在方向に沿って延在する段状部52cとを備えたもので、外壁板31と内壁板32と間の隙間を閉塞している。
この商品取出口50には、取出口扉体60が設けてある。取出口扉体60は、枠体61の内部にガラス体62を嵌め込むことによって構成したもので、商品取出口50において周壁板52の外周部52aに囲まれる部位に収容される一方、その全周が周壁板52の段状部52cに当接することのできる大きさに構成してある。尚、図中の符号63は、取出口扉体60の枠体61に設けたガスケットである。このガスケット63は、取出口扉体60の枠体61と周壁板52の段状部52cとの間に介在するもので、無端の矩形枠状を成すように構成してある。
この取出口扉体60は、図5〜図8に示すように、上下一対のヒンジ装置70を介して外扉30に揺動可能に支持させてあり、外方に向けて開成移動することが可能である。ヒンジ装置70は、一端部にヒンジ軸71を回転可能に支承したヒンジプレート72を備えるもので、それぞれヒンジ軸71を外扉30における外壁板31の内側面に上下方向に沿う態様で装着する一方、ヒンジプレート72の他端部を取出口扉体60の枠体61に装着することにより、外扉30に対して取出口扉体60をヒンジ軸71の軸心回りに揺動する態様で支持している。
図からも明らかなように、ヒンジプレート72は、外扉30に対して取出口扉体60を閉成した状態において、ヒンジ軸71から後方側に向けて径外方向に延在する放射延在部72aと、この放射延在部72aの延在端部から取出口扉体60に近接する方向に向けてヒンジ軸71の周囲を囲繞する態様で湾曲した弧状部分72bと、弧状部分72bの端部からヒンジ軸71の径外方向に向けて延在した取付部72cとを有したもので、周壁板52の外周部52aに設けた挿通開口52dを通じて外部に露出し、取付部72cを介して取出口扉体60の枠体61にネジ止めしてある。
周壁板52の挿通開口52dは、外扉30に対して取出口扉体60を揺動させた場合に変位するヒンジプレート72と周壁板52との干渉を防止すべく、ヒンジプレート72の移動領域を含む態様で形成した矩形状の開口である。この挿通開口52dには、シャッタプレート80が配設してある。
シャッタプレート80は、挿通開口52dを覆うに十分な大きさを有した矩形の板状部材であり、周壁板52の外周部52aに形成したガイドレール部52eを案内とし、周壁板52の外周部52aに沿って前後方向にスライドすることが可能である。シャッタプレート80の奥側縁部は、挿通開口52dを完全に覆った状態において周壁板52の段状部52cに形成した収容溝52fの内部に挿入してある。
このシャッタプレート80には、係合溝81が設けてある。係合溝81は、ヒンジ装置70のヒンジプレート72をスライド可能に挿通させることにより、ヒンジプレート72とシャッタプレート80と互いに係合させるための開口であり、シャッタプレート80の前面側に位置する縁部に上下方向に沿って形成してある。
さらに、上記自動販売機には、ヒンジ装置70の周囲となる部位に検出センサ90が設けてある。検出センサ90は、ヒンジ装置70の動作状態を介して取出口扉体60が開成されているか否かを検出するためのものである。具体的には、外扉30の商品取出口50に対して取出口扉体60が閉成された場合、ヒンジプレート72が当接することにより検出センサ90がON操作されて検出信号を出力する一方、取出口扉体60が開成された場合にはヒンジプレート72が離隔することにより検出センサ90がOFF状態となる。
上記のように構成した自動販売機では、それぞれの商品収納ラック14に商品Wを収納させた後、収容庫11の前面開口を内扉12によって閉成するとともに、本体キャビネット10の前面開口を外扉30によって閉成、かつ施錠した状態が販売待機状態となる。収容庫11の商品収納ラック14に収納された商品Wは、冷却ユニット13の駆動によって冷却され、所望の冷却温度(例えば、5℃)に維持されることになる。尚、本実施の形態の自動販売機では、商品Wの王冠を手前側に配置する態様で商品収納ラック14に商品Wを収納させるものとする。
図9は、上述した自動販売機の商品販売制御系を示すブロック図である。図9に示す自販機主制御部100は、選択ボタン33、貨幣処理装置41及び検出センサ90からそれぞれ信号が与えられた場合、予めメモリ101に格納したプログラムやデータに従って商品収納ラック14のベンドメック16や一体表示器38を適宜駆動することにより、商品Wの販売動作を行うものである。
図10は、図9に示した自販機主制御部100が所定のサイクルタイムで繰り返し実行する販売動作処理を示したフローチャートである。以下、このフローチャートを適宜参照しながら、自動販売機において商品Wを販売する場合の動作について説明する。
上述した販売待機状態において自動販売機の自販機主制御部100は、常時検出センサ90からの検出信号を監視し(ステップS201)、この検出センサ90の検出信号を通じて取出口扉体60が開成されているか否かを判断している。
検出センサ90がON操作されている場合、つまり取出口扉体60によって商品取出口50が閉成されている場合、自販機主制御部100は、一体表示器38に「販売中」である旨の表示を行い(ステップS202)、さらに貨幣処理装置41を入金待機状態に保持させ(ステップS203)、その後、貨幣処理装置41からの入金信号及び選択ボタン33からの選択信号の入力待ちとなる(ステップS204〜ステップS206)。
ステップS204において貨幣処理装置41から入金信号が与えられると(ステップS204:YES)、一体表示器38に投入金額を表示し(ステップS205)、さらに選択ボタン33から選択信号が与えられると(ステップS206:YES)、入金信号によって特定される入金額が、選択ボタン33に対応付けた商品Wの販売価格以上であることを条件に、当該選択信号に対応する商品収納ラック14のベンドメック16を駆動する(ステップS207)。この結果、商品収納ラック14から払い出された商品Wが仕切壁11aの払出口11bを通じて商品払出室21に移送され、そこで待機することになる。
ここで、この自動販売機によれば、商品払出室21の底壁21bを手前側に向けて漸次低くなるように傾斜させているとともに、商品払出室21の奥方に取出案内壁22を配設しているため、それぞれの傾斜面の作用により商品払出室21に移送された商品Wが底壁21bにおいて手前側に配置されることになる。従って、取出口扉体60を開成させ、商品取出口50を開放すれば、手前側に配置された商品Wを容易に取り出すことが可能となる。この場合、商品Wであるビン入り飲料の王冠は、ストッパ壁21cに当接することになるため、取出口扉体60に衝突する虞れはない。
上述した処理の間においても自販機主制御部100は、サイクルタイムごとに検出センサ90からの検出信号を監視しており、検出信号が与えられた時点で手順がステップS208に移行し、一体表示器38に「販売停止」である旨の表示を行い、さらに貨幣処理装置41を停止し(ステップS209)、かつベンドメック16を停止させる処理を行う(ステップS210)。
つまり、取出口扉体60が開成された場合には、貨幣処理装置41が停止しているため、硬貨投入口34から硬貨を投入した場合にもそのまま硬貨返却口37から返却され、また紙幣挿入口35からは紙幣を挿入することができず、ベンドメック16が駆動する条件が成立し得ない。
また、取出口扉体60が開成された場合には、入金信号が入力され、かつ選択信号が与えられた後であっても、ベンドメック16の駆動が停止されることになる。
これらの結果、商品取出口50から商品払出室21に手を差し入れた場合には、取出口扉体60が開成されるため商品Wが払い出されることがなく、商品払出室21において商品Wが手に衝突する事態を確実に防止することができるようになる。
一方、この自動販売機によれば、周壁板52にヒンジプレート72の移動領域を含む態様で挿通開口52dを形成し、かつこの挿通開口52dを覆う態様でシャッタプレート80をスライド可能に配設するとともに、シャッタプレート80の係合溝81にヒンジプレート72を挿通させるようにしている。従って、外扉30に対する取出口扉体60の揺動によってヒンジプレート72が変位した場合、このヒンジプレート72の変位によってシャッタプレート80が適宜周壁板52の外周部52aに沿って前後方向にスライドすることになり、取出口扉体60の揺動を何等損なうことなく挿通開口52dを常時閉塞することができるようになる。このため、取出口扉体60を開成させた場合にも、挿通開口52dに異物が挿入されることはなく、ヒンジ装置70や周壁板52に損傷を来す事態を未然に防止することが可能となる。この場合、ヒンジ装置70のヒンジ軸71は外部から露出する位置にないため、これを破壊しようとする意識を低減させることができ、防盗性の点で有利となる。
尚、上述した実施の形態では、外扉30の商品取出口50に配設した取出口扉体60の開閉状態を監視し、この取出口扉体60が開成された場合に商品の払い出しに制限を加えるようにしているが、商品の通過領域に設けた扉体であれば必ずしもこれに限定されない。例えば上述した自動販売機であれば、収容庫11の払出口11bに向けたフラッパ17の開閉状態を監視し、このフラッパ17が開成された場合に商品の払い出しに制限を加えるようにしても良い。
本発明の実施の形態である自動販売機の正面図である。 図1に示した自動販売機の内部構造を示す正面図である。 図1に示した自動販売機の横断面図である。 図1示した自動販売機において商品が払い出される商品払出室を概念的に示す側面図である。 図1に示した自動販売機において外扉に設けた商品取出口を開成した状態を示す要部斜視図である。 図5に示した商品取出口を開閉するための扉体に適用するヒンジ装置の分解斜視図である。 図1に示した自動販売機の要部横断面図である。 図1に示した自動販売機の要部横断面図である。 図1に示した自動販売機の商品販売制御系を示すブロック図である。 図9に示した自販機主制御部が実行する販売動作処理を示したフローチャートである。
符号の説明
14 商品収納ラック
16 ベンドメック
21 商品払出室
50 商品取出口
60 取出口扉体
70 ヒンジ装置
90 検出センサ
100 自販機主制御部

Claims (4)

  1. 商品収納ラックから払い出された後の商品の通過領域に扉体を開閉可能に配設した自動販売機において、
    前記扉体の開閉状態を監視し、該扉が開成された場合には商品収納ラックからの商品の払い出しに制限を加える制御手段を備えたことを特徴とする自動販売機。
  2. 前記扉体は、商品収納ラックから払い出された商品を収容する商品払出室と機外との間を連通する商品取出口に設けたものであることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. ヒンジ装置を介して扉体を開閉可能に支持させるとともに、このヒンジ装置の動作状態を検出する検出センサを設け、
    前記制御手段は、前記検出センサの検出結果に応じて扉体が開成されたか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  4. 商品の払い出し制御を行う商品払出装置を具備し、
    前記制御手段は、扉体が開成された場合に商品払出装置の動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
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