JP5440102B2 - 自動販売機 - Google Patents

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本発明は、自動販売機に関し、より詳細には、例えば缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を販売するものであって、外扉の前面から露出する態様で組み込まれて配設され、自動販売機本体の内部に収納された商品とは別個の商品を収納して販売する販売ユニットを備えた自動販売機に関するものである。
従来、例えば缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を販売する自動販売機において、内部の商品収納ラックに収納された商品とは別個の商品を販売する販売ユニットを備えたものが知られている。
販売ユニットは、自身の前面が自動販売機の前面である構成する外扉の前面から露出する態様で組み込まれて配設されており、内部に商品を直積みした状態で上下方向に沿って収納する収納ラックを備えている。
このような販売ユニットでは、販売指令が与えられた場合に、該当する商品を収納する収納ラックを下方に向けて移動させ、左右方向に移動する当接部材により該収納ラックの最下位にある商品を当接して払い出し、更に前後方向に移動する押出部材により該商品を押し出して、前面の下方部に設けられた商品取出口より取り出し可能にしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−99638号公報
ところで、上述したような自動販売機の販売ユニットは、販売指令が与えられた場合に、該当する商品を収納する収納ラックを下方に向けて移動させ、当接部材が左右方向に沿って移動して該収納ラックの最下位にある商品に当接して払い出し、押出部材が前方に向けて移動して払い出された商品を押し出して、商品取出口より取り出し可能にしているので、販売ユニットの前後方向の寸法を大きくする必要がある。そのため、自動販売機の外扉より前方に突出する販売ユニットの突出長さが大きくなってしまう、という問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みて、販売ユニットの前後方向の寸法を低減させて、扉体より前方に突出する突出長さを小さくすることができる自動販売機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機は、前面に開口を有した直方状をなし、商品を内部に収納する自動販売機本体と、前記自動販売機本体の前面開口を開閉する扉体と、自身の前面が前記扉体の前面から露出する態様で組み込まれて配設され、前記前面の中央域下部に商品取出口が形成された販売ユニットとを備えた自動販売機において、前記販売ユニットは、前記自動販売機本体に収納された商品とは別個の商品を直積みした状態で収納する収納手段と、前記収納手段毎に設けられ、前記収納手段に収納された商品を払い出すための払出手段とを備えてなり、前記払出手段は、前記収納手段により収納される商品を直積みした状態で載置する載置台と、前記載置台の上面を左右方向に沿って進出移動又は退行移動するスライダとを備え、対応する収納手段が収納する商品の販売指令が与えられた場合のみ、前記スライダを進出移動させて前記載置台に載置された最下位の商品に当接して、該商品を前記商品取出口の後方域にある商品受部に払い出して取出可能な状態にさせることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る自動販売機は、上述した請求項1において、前記収納手段は、前記商品受部の上部側左右域に設置されることを特徴とする。
本発明の自動販売機によれば、販売ユニットを構成する収納手段が、自動販売機本体に収納された商品とは別個の商品を直積みした状態で収納し、払出手段が、販売指令が与えられた場合に、左右方向に沿って移動して収納手段により収納された最下位の商品に当接して、該商品を商品取出口の後方域にある商品受部に払い出すので、従来のように前後方向に沿って移動する押出部材を必要とせず、販売ユニットの前後方向の寸法を小さくすることができる。従って、販売ユニットの前後方向の寸法を低減させて、扉体より前方に突出する販売ユニットの突出長さを小さくすることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である自動販売機を模式的に示す斜視図である。 図2は、図1に示した外扉の後方側を示す斜視図である。 図3は、図2に示した収納ラックの内部構造を後方側から示す断面背面図であり、ハッチングを省略している。 図4は、図3に示した払出機構を示す斜視図である。 図5は、図2に示した収納ラックの内部構造を後方側から示す断面背面図であり、ハッチングを省略している。 図6は、図2に示した収納ラックの内部構造を後方側から示す断面背面図であり、ハッチングを省略している。 図7は、販売ユニットが取り付けられる以前の外扉の後方側を示す斜視図である。 図8は、図7に示した電装品等を取り外した場合の外扉の後方側を拡大して示す斜視図である。 図9は、図8に示した矩形状開口に固定金を取り付けた状態を示す背面図である。 図10は、図7に示した電装品を再度取り付けた状態を示す斜視図である。 図11は、図10に示した外扉にユニット本体を取り付ける状態を示す斜視図である。 図12は、図10に示した外扉に販売ユニットを配設した状態を示す斜視図である。 図13は、販売ユニットが組み込まれる前の状態と、販売ユニットが組み込まれた状態との自動販売機の内部構造を模式的に示す模式図であり、(a)が販売ユニットが組み込まれる前の状態を示し、(b)が販売ユニットが組み込まれた状態を示している。 図14は、外扉の前面から突出するユニット本体を拡大して示す拡大斜視図である。 図15は、図14に示したユニット本体に化粧枠材を取り付ける場合を示す斜視図である。 図16は、図14に示したユニット本体に化粧枠材を取り付けた状態を示す拡大正面図である。 図17は、外扉に組み込まれて配設された販売ユニットの要部を拡大して示す斜視図である。 図18は、図17に示した収納ラックを示す斜視図である。 図19は、図17に示した収納ラックを示す斜視図である。 図20は、図17に示した収納ラックを示す斜視図である。 図21は、収納ラックに商品を補充する状態を模式的に示す拡大斜視図である。 図22は、各収納ラックから商品が払い出される状態を正面側から模式的に示す断面正面図であり、ハッチングを省略している。 図23は、図18〜図20に示した収納ラックの変形例を示す斜視図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である自動販売機を模式的に示す斜視図である。ここで例示する自動販売機は、例えば缶入り飲料やペットボトル入り飲料を主要商品として販売するもので、自動販売機本体である本体キャビネット1を備えている。
本体キャビネット1は、前面が開口した直方状の断熱筐体として形成されたものである。この本体キャビネット1の内部には、図には明示しないが、複数の独立した商品収容庫が左右に並設してある。これら商品収容庫は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を所望の温度に維持した状態で収容するためのものである。各商品収容庫には、それぞれの上方部に商品投入口を通じて投入された商品を横倒し姿勢で収容するための商品収納ラックが配設してある一方、搬出シュータによって区画される下方に熱交換器(図示せず)が配設してあり、該熱交換器の駆動により、商品収納ラックに収納された飲料缶やペットボトルを所望の冷却温度、あるいは加熱温度に維持することが可能である。
尚、本実施の形態においては、自動販売機を正面から見た場合の左方を左側とし、自動販売機を正面から見た場合の右方を右側として説明する。
上記自動販売機には、本体キャビネット1の一側縁部に内扉(図示せず)及び外扉(扉体)2を開閉可能に設けて構成してある。内扉は、本体キャビネット1に設けた商品収容庫の前面を覆うのに十分な大きさを有したものであり断熱構造を有している。
外扉2は、本体キャビネット1の前面開口を覆うのに十分な大きさを有したものである。この外扉2には、その前面側にディスプレイウィンドウ3、商品選択ボタン(図示せず)、硬貨投入口4、紙幣挿入口5、硬貨返却口6、商品取出口7が主に設けてある。
ディスプレイウィンドウ3は、外扉2の左端側にヒンジ結合された片開き式の中扉21(図7参照)に配設されたディスプレイ台に載置される商品見本等を利用者に視認させるための窓である。商品選択ボタンは、利用者が購入商品を選択するための押ボタンスイッチであり、ディスプレイウィンドウ3を通じて視認される商品見本毎に用意してある。硬貨投入口4は、利用者が硬貨を投入するための開口である。紙幣挿入口5は、利用者が紙幣を挿入するための開口である。硬貨返却口6は、釣銭となる硬貨を利用者に返却するための開口である。商品取出口7は、商品収納ラックから払い出された商品を利用者が受け取るための開口である。この商品取出口7は、商品取出扉8により開閉可能となっている。
図2は、図1に示した外扉の後方側を示す斜視図である。この図2にも示すように外扉2の左側中央部には販売ユニット10が配設してある。この販売ユニット10は、鋼板を屈曲してなる後面が開口する直方状のユニット本体11を備えている。このユニット本体11の前面が外扉2の前面より前方に突出する態様で配設してある。より詳細に説明すると、販売ユニット10は、自身の前面が外扉2の前面から露出する態様で組み込まれて配設してある。
このようなユニット本体11は、正面から見た場合にそれぞれの縁部が屈曲加工されて略矩形状をなしている。かかるユニット本体11の前面には、展示部12、選択ボタン13及び商品取出口14が配設してある。展示部12は、商品見本を展示するための部位である。選択ボタン13は、利用者が購入商品を選択するための押ボタンスイッチであり、展示部12に展示される商品見本毎に用意してある。商品取出口14は、ユニット本体11の前面の中央域下部に形成された開口で、内部から払い出された商品を利用者が受け取るための開口である。尚、この選択ボタン13が押下された場合、その旨の信号は、自動販売機本体に搭載されている後述する制御装置103に与えられることになる。
かかるユニット本体11の前面の背面には、商品受部20と、商品受部20を挟んで左右両側に複数(図示の例では3つ)の収納ラック(収納手段)30とが取り付けてある。商品受部20は、商品取出口14の後方域に配設されている。
収納ラック30は、商品受部20よりも上方であって、更に左右側となる個所にそれぞれ配設(図では商品受部20を挟んで右側に上下2段、左側に1段として配設)してある直方状のものである。この収納ラック30は、商品を直積みした状態で上下方向に沿って収納するものであり、上面が開口するとともに、後面31にも該上面開口に連続する態様で下方に向けて舌片状に拡がる開口(舌片状開口)32が形成してある。
図3は、図2に示した収納ラック30の内部構造を後方側から示す断面背面図である。尚、ハッチングは省略している。ここで例示する収納ラック30は、商品受部20よりも右側上部域に配設されたものを示している。このような収納ラック30は、最下段に払出機構(払出手段)40が配設してある。払出機構40は、図4に示すように、商品を直積みした状態で載置するための載置台41を備えるとともに、モータの駆動により載置台41の上面を左右方向に沿って進出移動及び退行移動するスライダ42を備えている。ここで、図4中の符号43は、売切検知スイッチである。売切検知スイッチ43は、自身の上に商品が載置される場合には、該商品の自重により載置台41よりも下方に位置してオフ状態となる。その一方、自身の上に商品が載置されない場合には、載置台41よりも上方に位置してオン状態となり、商品が売り切れた旨を後述する制御基板106を通じて上記制御装置103に与えるものである。
このような収納ラック30においては、制御装置103から販売指令が与えられた場合に、モータが駆動することにより、図5に示すように、スライダ42が左方向に沿って進出移動し、最下位の商品W1に当接して該商品W1を左方向に押し出す。このとき最下位から2番目の商品W2は、その左端がストッパ片33に当接することにより、最下位の商品W1と同じように左方向に向けて移動することが規制される。
また、図中の符号44は、規制部材である。規制部材44は、常態においては載置台41よりも上方に突出した姿勢となり(図3及び図4参照)、載置台41に載置されて収納される商品が払い出されてしまうことを回避しており、販売指令が与えられた場合には、載置台41よりも下方に退避した姿勢となり(図5参照)、スライダ42による商品の払い出しを許容するものである。
そして、図6に示すようにスライダ42により押し出された商品W1は、商品受部20に払い出され、該商品取出口14を通じて利用者が取り出し可能な状態になる。かかるスライダ42が最下位の商品W1を押し出す場合でも、図6に示すように該スライダ42の上面には最下位から2番目の商品W2が載置しており、スライダ42が右方向に向けて退行移動して初期位置に戻ると、当該商品が載置台41に載置されて最下位の商品として収納されることになる。
次に、上述した販売ユニット10の取付手順について説明する。
図7は、販売ユニットが取り付けられる以前の外扉の後方側を示す斜視図である。かかる外扉2における左側中央部には、電源装置101、インバータ102、制御装置103、リモコン104が配設してある。尚、図には明示していないが、外扉2の左側中央部の前面にはポスターパネルを表示するポスター部が設けられており、かかるポスター部の背面のスペースに電源装置101、インバータ102、制御装置103、リモコン104が配設してある。つまり、外扉2のかかるポスター部が配設される個所には、予め矩形状の開口2a(図8参照)が形成してあり、この開口2aが透明板で覆われている。そして、ポスターパネルを展示する矩形状の板金からなるポスター展示台100がディスプレイウィンドウ3の背面を形成する中扉21の左下縁に取り付けられ、ポスター展示台100の背面に電源装置101、インバータ102、制御装置103、リモコン104等の電装品が組み付けられている。尚、インバータ102はディスプレイウィンドウ3の照明用光源としての蛍光灯(不図示)に電力を供給して当該蛍光灯を点消灯するものであり、リモコン104は庫内の商品と選択ボタンとの割り付け等の設定を行うものである。
電源装置101、インバータ102、制御装置103、リモコン104等の電装品が組み付けられたポスター展示台100及び開口2aを覆う透明板を一旦取り外す、つまり、ポスター部を取り外すことにより、図8に示すように矩形状の開口2aが表出し、図9に示すようにこの矩形状開口2aの開口縁部に固定金50を取り付ける。固定金50を取り付けた後、図10に示すように、一旦取り外したポスター展示台100に組み付けられていた電装品のうちインバータ102を内蔵する筐体105を中扉21の左下縁、すなわち、矩形状開口2aの左側上部の背後となる個所に取り付ける。またインバータ102以外の電装品、電源装置101は外扉2の背面下部、リモコン104及び制御装置103は、外扉2の背面における矩形状開口2aの右側個所に取り付ける。また、販売ユニット10の各構成機器の動作を制御するための制御基板106を電源装置101の右側個所に取り付ける。尚、筐体105はインバータ102を中扉21に取り付けるための取付部材を構成するものであり、筐体に限るものではない。
図11に示すように、矩形状開口2aの前方側よりユニット本体11を進入させ、ユニット本体11と固定金50とを図示せぬ締結手段により締結させることにより、図12に示すように販売ユニット10が矩形状開口2aを貫通する態様で組み込まれて配設される。
図13は、販売ユニット10が組み込まれる前の状態と、販売ユニット10が組み込まれた状態との自動販売機の内部構造を模式的に示す模式図であり、(a)が販売ユニット10が組み込まれる前の状態を示し、(b)が販売ユニット10が組み込まれた状態を示しており、図13において符号22は、インバータ102とディスプレイウィンドウ3の照明用蛍光灯との間の配線を示している。かかる図13からも明らかなように、販売ユニット10は、自身のユニット本体11が、外扉2のポスター部背後に設けられていたインバータ102を除く電装品を他所へ移動させるとともに外扉2に設けられたポスター部を取り除くことにより表出した矩形状開口2aを貫通する態様で配設されたものである。つまり、ディスプレイウィンドウ3に延在する配線22に対してインバータ102を外扉2の下方領域の空きスペースに移動させようとすると当然のことながら配線22の長さが足りないことから配線22自体を取り替える必要があり、このようなインバータ102と蛍光灯との間の配線22の取り替えには手間がかかり煩雑である一方、インバータ102を除く電装品は外扉2の下方領域の空きスペースに移動させた場合にも配線(の長さ)には余裕がある。そこで、従前の配線22をそのまま利用するためにインバータ102のみをあまり移動させることなくインバータ102を除く電装品を移動させることにより形成された空きスペースに販売ユニット10を組み込んで配設している。
図14は、外扉2の前面から突出するユニット本体11を拡大して示す拡大斜視図である。この図14に示すように、ユニット本体11は、鋼板を屈曲して形成したものであり、それぞれの頂部15には切り欠きが形成してある。そして、図15及び図16に示すように、予めユニット本体11のうち外扉2の前面から突出する矩形状の突出部分の一対の側縁部を覆う態様で、4つの頂部15を被覆する樹脂製の化粧枠材16が図示せぬ締結手段により締結されることにより配設してある。
図17は、外扉2に組み込まれて配設された販売ユニット10の要部を拡大して示す斜視図である。この図17に示すように、販売ユニット10を構成する複数(図示の例では3つ)の収納ラック30のうち、商品受部20の左側上部域に配設される収納ラック30a、すなわちインバータ102を内蔵する筐体105の下方に位置する収納ラック30aは、商品の収容数を増やすために上面開口が筐体105に近接して位置するように形成されていることから上面開口から商品を補充するのが困難であることから後面31に補充用開口34が形成してある。補充用開口34は、舌片状開口32に連続する態様で、該舌片状開口32の上部に該開口32よりも左右に幅広に形成してある。このような補充用開口34は、収納ラック30aに収納する商品の通過を許容するものであり、該開口34を通じて商品の補充を可能にするものである。
図18〜図20は、それぞれ図17に示した収納ラック30aを示す斜視図である。ここで例示する収納ラック30aの後面31には、ストッパ部材35が揺動可能に配設してある。ストッパ部材35は、鋼板を加工して形成した略平板状のものであり、基端部35aに長孔部351及び係合縁部352が設けてある。長孔部351は、左右方向が長手方向となる態様で形成してあり、後面31に配設された段付きネジ36を挿通させている。係合縁部352は、基端部35aの下縁に形成してあり、長孔部351を挿通する段付きネジ36が該長孔部351の右端側に位置する場合に、後面31に配設された係止ネジ(係止部材)37と係合するものである。つまり、図18に示す状態では、ストッパ部材35は、自身の端部(基端部35a:係合縁部352)が係止ネジ37と係合状態にある。このように係合縁部352が係止ネジ37と係合状態にある場合、ストッパ部材35は、左右方向に沿って延在し、自身の先端部35bが補充用開口34を覆って閉成してある。
図19に示すように、ストッパ部材35を右方向に向けて移動させて、段付きネジ36を相対的に移動させて長孔部351の左端側に位置させると、係合縁部352は係止ネジ37から離脱し、係合状態が解除される。このように係合状態が解除されると、ストッパ部材35は、自身の自重により段付きネジ36の軸心回りに下方に向けて揺動し、図20に示すように補充用開口34を開成するものである。このようにストッパ部材35は、後面31に対して該後面31の面方向に沿って揺動可能に配設され、自身の基端部35a(係合縁部352)が係止ネジ37と係合状態にある場合には補充用開口34を閉成する一方、係合状態が解除された場合には自重により揺動して補充用開口34を開成するものである。
このようにストッパ部材35が自身の自重により下方に向けて揺動する場合、ストッパ部材35の下縁部の一部が係止ネジ37に当接してそれ以上揺動することが規制されている。つまり、ストッパ部材35の揺動域は、収納ラック30aの左右幅から突出しないように調整してある。
以上のような構成を有する販売ユニット10を備えた自動販売機においては、かかる販売ユニット10の商品補充を行う場合には、外扉2を開動作させた後に、図21に示すように、商品受部20の右側上部域に配設された2段の収納ラック30では、上面開口より商品を進入させて、払出機構40の載置台41に商品を順次載置させて上下方向に沿って直積み状態に収納させることができる。一方、商品受部20の左側上部域に配設された収納ラック30aでは、ストッパ部材35を自身の自重により揺動させて開成した補充用開口34より商品を進入させて、払出機構40の載置台41に商品を順次載置させて上下方向に沿って直積み状態に収納させることができる。それぞれの収納ラック30において商品が収納された後、ストッパ部材35を上方に向けて揺動させ、更に左方向に向けて移動させることに係合縁部352が係止ネジ37と係合し、ストッパ部材35は補充用開口34を閉成する。そして、外扉2を閉動作させる。
そして、当該自動販売機において販売ユニット10に収納された商品を販売するのに十分な金銭が硬貨投入口4若しくは紙幣挿入口5を通じて投入された場合、販売ユニット10は、制御装置103からの指令に応じて選択ボタン13を点灯させる。そして、いずれかの選択ボタン13が利用者に押下されると、押下された旨が制御装置103に与えられ、制御装置103から制御基板106を通じて選択された商品を収納する収納ラック30の払出機構40に販売指令が与えられる。かかる販売指令が与えられた払出機構40は、モータの駆動によりスライダ42が進出移動する(商品受部20の右側上部域に配設された収納ラック30ではスライダ42が左方向に向けて進出移動し、商品受部20の左側上部域に配設された収納ラック30aではスライダ42が右方向に向けて進出移動する。)。
進出移動するスライダ42が最下位に収納される商品に当接して、該商品を押し出すことにより、該商品は、商品受部20に払い出され、商品取出口14を通じて取り出し可能な状態になる(図22参照)。
以上説明したように本発明の実施の形態である自動販売機によれば、外扉2に組み込まれて配設される販売ユニット10が、収納ラック30が商品を直積みした状態で収納し、かつ払出機構40が販売指令が与えられた場合に、左右方向に沿って移動して収納ラック30により収納された最下位の商品(W1)に当接して、該商品を商品取出口14の後方域にある商品受部20に払い出すので、従来のように前後方向に沿って移動する押出部材を必要とせず、販売ユニット10の前後方向の寸法を小さくすることができる。従って、販売ユニット10の前後方向の寸法を低減させて、外扉2より前方に突出する販売ユニット10の突出長さ、すなわち外扉2の前面から販売ユニット10の前面までの突出長さを小さくすることができる。また商品受部20は左右に配設された複数の収納ラック30に共通の商品払出通路となるので、狭いスペースに複数の収納ラックを配置して複数種類の商品を販売することが可能となる。
上記自動販売機によれば、販売ユニット10は、自身のユニット本体11が、外扉2に設けられていたインバータ102を除く電装品を他所へ移動させて空きスペースを確保するとともに外扉2に設けられたポスター部を取り除くことにより表出した矩形状開口2aを貫通する態様で配設されたものであるので、外扉2より前方に突出する突出長さをより小さくすることができる。特に、インバータ102については上方に僅かに移動させただけなので、配線22を大きく変更する必要がなく、販売ユニット10を配設する時間の短縮化を図ることができる。更に、配線22を取り替えることなくそのまま使用できることから従前の自動販売機の外扉2に対しても適用可能であるので、汎用性に優れたものとなる。
上記自動販売機によれば、ストッパ部材35は、後面31に対して該後面31の面方向に沿って揺動可能に配設され、自身の基端部35a(係合縁部352)が係止ネジ37と係合状態にある場合には補充用開口34を閉成する一方、係合状態が解除された場合には自重により揺動して補充用開口34を開成するので、補充用開口34を通じて商品を補充することができ、商品のローディング作業を容易なものとすることができる。しかも、後面31に設けた補充用開口34を通じて補充を行うので、収納ラック30の高さ寸法を設置個所で許容される最大限の大きさにすることができ、商品の収納数を増大化させることができる。また、ストッパ部材35が、係止ネジ37と係合状態にある場合には補充用開口34を閉成させるので、外扉2の開閉動作により収納する商品が落下してしまう虞れがない。従って、販売ユニット10の前後方向の寸法を低減させて外扉2より前方に突出する突出長さを小さくすることができるとともに、商品の収納数の増大化、並びに外扉2の開閉動作により収納する商品が落下してしまうことを防止できる。
上記自動販売機によれば、樹脂製の化粧枠材16がユニット本体11のうち外扉2の前面から突出する矩形状の突出部分の一対の側縁部を覆う態様で、4つの頂部15を被覆するので、歩行者や利用者等が外扉2の前面から前方に突出するユニット本体11に接触して怪我等してしまうことを回避するとともに、外扉2に設けられた商品取出口7を開閉する商品取出扉8を大きく開放した際に商品取出扉8が衝突することとなるが、この場合にも化粧枠体16によって透明な商品取出扉8に傷が付いたり商品取出扉8が破損してしまうことを防止することができる。特に、ユニット本体11のうち外扉2から前方に突出する部分の頂部15については、球面状に仕上げるための溶接等の特殊な表面処理を必要としないので、作業工程の簡素化を図ることができ、見栄え等の意匠性をも向上させることができる。
上記自動販売機によれば、販売ユニット10は、制御基板106を通じて本体キャビネット1に配設された制御装置103に電気的に接続されており、該制御装置103からの指令に応じて各種機器が駆動するので、独自に制御装置103を必要とせず、コストの低減化を図ることもできる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、化粧枠材16がユニット本体11のうち外扉2の前面から突出する矩形状の突出部分の一対の側縁部を覆う態様で配設されていたが、本発明はこれに限定されず、化粧枠材が互いに対向するいずれかの一対の縁部を覆う態様で4つの頂部を被覆すればよく、上記突出部分の上縁部と下縁部とを覆う態様で配設されていても構わないし、上記突出部の縁部全てを覆う態様で配設されていても構わない。このような構成によっても、歩行者や利用者等が外扉の前面から前方に突出するユニット本体に接触して怪我等してしまうことを回避するとともに、外扉に設けられた商品取出口を開閉する商品取出扉が破損してしまうことを防止することができる。
上述した実施の形態では、商品受部20の左側上部域に配設された収納ラック30aのみに補充用開口34が形成され、かつストッパ部材35が揺動可能に配設されていたが、本発明においては、かかる収納ラック30aだけに限られず、商品受部の右側上部域に配設された収納ラックにも補充用開口が形成されたり、ストッパ部材が配設されたりしても良い。また、上述したストッパ部材35は、後面31に対して該後面31の面方向に沿って揺動可能に配設されていたが、本発明においては、図23に示すように、ストッパ部材65が後面31に設けた軸状部66の軸心回りに前後方向に沿って揺動可能に配設されていても良い。ストッパ部材65の先端側(自由端側)の上部に係合片67が形成されており、係合片67が後面31に形成された係止孔部68に進入した場合にストッパ部材65は、係合状態になって補充用開口34を閉成する。
また、上述した実施の形態では、従前の自動販売機の外扉2に対しても適用可能、つまり、従前の自動販売機の外扉2におけるディスプレイウィンドウ3の照明用蛍光灯の配線をそのまま利用できるようにするためにインバータ102を販売ユニット10の背後の個所に残した場合について説明したが、新規に自動販売機を製造する場合にはインバータ102とディスプレイウィンドウ3の照明用蛍光灯との配線を変更すればインバータ102を販売ユニット10の背後ではなく、外扉2の下方領域の空きスペースに移動させることができる。この場合には販売ユニット10として商品受部20を挟んで左右両側にそれぞれ上下2段の収納ラック30を配設することができるので販売する商品の種類を増やすことができる。また、この場合にも販売ユニット10を取り外すことによりポスター部を組み付けることができる。
以上のように、本発明に係る自動販売機は、例えば缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を販売するのに有用である。
1 本体キャビネット
2 外扉(扉体)
2a 矩形状開口
7 商品取出口
10 販売ユニット
11 ユニット本体
12 展示部
13 選択ボタン
14 商品取出口
15 頂部
16 化粧枠材
20 商品受部
30 収納ラック(収納手段)
30a 収納ラック
31 後面
32 舌片状開口
34 補充用開口
35 ストッパ部材
35a 基端部
35b 先端部
351 長孔部
352 係合縁部
36 段付きネジ
37 係止ネジ(係止部材)
40 払出機構(払出手段)
41 載置台
42 スライダ
43 売切検知スイッチ
33 ストッパ片
44 規制部材
50 固定金
101 電源装置
102 インバータ
103 制御装置
104 リモコン
105 筐体
106 制御基板

Claims (2)

  1. 前面に開口を有した直方状をなし、商品を内部に収納する自動販売機本体と、
    前記自動販売機本体の前面開口を開閉する扉体と、
    自身の前面が前記扉体の前面から露出する態様で組み込まれて配設され、前記前面の中央域下部に商品取出口が形成された販売ユニットと
    を備えた自動販売機において、
    前記販売ユニットは、
    前記自動販売機本体に収納された商品とは別個の商品を直積みした状態で収納する収納手段と、
    前記収納手段毎に設けられ、前記収納手段に収納された商品を払い出すための払出手段と
    備えてなり、
    前記払出手段は、
    前記収納手段により収納される商品を直積みした状態で載置する載置台と、
    前記載置台の上面を左右方向に沿って進出移動又は退行移動するスライダと
    を備え、
    対応する収納手段が収納する商品の販売指令が与えられた場合のみ、前記スライダを進出移動させて前記載置台に載置された最下位の商品に当接して、該商品を前記商品取出口の後方域にある商品受部に払い出して取出可能な状態にさせることを特徴とする自動販売機。
  2. 前記収納手段は、前記商品受部の上部側左右域に設置されることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
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