JP4872598B2 - 自動販売機 - Google Patents

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本発明は、商品収納コラムに収納された商品をバケットで取得して商品取出口まで搬送させて販売する自動販売機に関するものである。
従来、商品収容室内の垂直方向に設けられている複数段の商品ラックと、この商品ラック上に配列された複数の商品収納コラムと、この商品収納コラムの先頭商品を取得して払い出すべく、水平方向及び垂直方向に移動可能なバケットとを備えた自動販売機がある。この自動販売機は、利用者によって商品が選択された場合に、バケットを所定の待機位置から該当する商品を収納した商品収納コラムまで移動させて停止させ、商品収納コラムから払い出された先頭商品をバケットに取得させ、商品を取得したバケットを商品取出口まで移動させることにより商品を払い出す。
上記自動販売機では、各商品収納コラムの数及び取付位置を変更できるように汎用性をもたせてあるため、各商品収納コラムには商品の有無を検知するセンサが設けられていない。そのため、この種の自動販売機では、利用者によって商品が選択された場合に、バケットを当該商品収納コラムと対向する位置まで移動させ、バケット内に備えられたセンサが、所定時間内にバケット内に商品が取り込まれたことを検知した場合には商品ありと判別して商品を商品取出口に払い出し、所定時間内にバケット内に商品が取り込まれなかったことを検知した場合には商品売り切れと判別し、投入された貨幣を返却する等の処理を行っていた(例えば特許文献1を参照)。
特開2003−77044号公報
ところで、前面パネルに透明板が組み込まれた透過型自動販売機の場合、利用者が商品収容室の商品を外から透視できるため、商品を選択する前に、どの商品が売り切れであるかを利用者自身で確認することが可能である。しかしながら、商品収容室の商品を外部から透視できない自動販売機の場合、利用者は、商品を選択する際にどの商品が売り切れであるかを確認することができない。従って、利用者が売り切れ中の商品を選択した場合には、バケットが待機位置から商品売り切れの商品収納コラムまで移動し商品が売り切れと判別されて貨幣が返却されるまでの比較的長い時間を待たされることになり、利用者にとって煩わしいものであった。また、透過型自動販売機であっても、利用者が売り切れ中の商品を誤って選択した場合には、貨幣が返却されるまで長い時間待たされることになる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、商品収納コラムに収納された商品をバケットで取得して商品取出口まで搬送させて販売する自動販売機において、利用者が商品を選択する前に商品の売り切れを確認することができる自動販売機を提供することを目的とする。
本発明に係る自動販売機は、商品収容室内で商品を一列に並べて収納し、且つ前記商品の並び方向で一方端が低くなるように傾斜した姿勢で複数配列された商品収納コラムと、前記商品収納コラムの前記一方端に配設され、該商品収納コラムに収納された商品のうち、前記一方端側にある先頭商品を停止させる可動ストッパを有すると共に、外部からの動力によって前記可動ストッパが退避され、先頭商品が前記商品収納コラムから搬出される際に、先頭商品の後方に隣接収納された次販売商品の前記一方端側への移動を規制可能な搬出機構と、前記搬出機構に前記動力を伝達し、前記商品収納コラムの先頭商品を取得して払い出すべく、前記商品収納コラムの先頭商品側に沿った面上を移動するバケットと、前記商品収納コラムの前記先頭商品側の所定位置に配置された検出対象と、前記バケットが商品取得位置にある場合に検出部が前記検出対象に対向する態様で前記バケットに配置され、前記検出対象を非接触で検出する非接触センサと、前記商品収納コラムの商品収納通路上で弾性部材によって上動する方向に付勢された状態で起臥可能であると共に、少なくとも前記先頭商品及び前記次販売商品の一部を同時に載置可能な板状部材と、該板状部材の起臥に連動して移動することで前記検出対象を露出させ又は遮蔽する遮蔽板とを有する遮蔽部材と、前記バケットが前記先頭商品を取得した後に、該バケットの位置を変更することなく、その位置において前記非接触センサを動作させた後、該非接触センサの検出結果に基づいて商品の有無を検知する制御手段と、を備え、前記遮蔽部材は、前記先頭商品及び前記次販売商品の少なくとも一方が前記板状部材上に載置されている場合には、その商品荷重によって前記板状部材が前記弾性部材の弾性力に抗して前記商品収納通路上に横臥することで、前記遮蔽板が前記検出対象を露出させる位置に配置される一方、前記先頭商品及び前記次販売商品のいずれもが前記板状部材上に載置されていない場合には、前記板状部材が前記弾性部材の弾性力によって前記商品収納通路上で上動することで、前記遮蔽板が前記検出対象を遮蔽する位置に配置されることを特徴とする。
本発明の自動販売機によれば、商品収納コラムの先頭商品側に配置された検出対象と、バケットが商品取得位置にある場合に、検出部が検出対象に対向する態様でバケットに配置された非接触センサと、商品収納コラム上に商品が載置されている場合に非接触センサを露出させ、商品収納コラム上に商品が載置されていない場合に非接触センサを遮蔽する遮蔽部材とを備え、バケットが先頭商品を取得した後に、その位置における非接触センサの検出結果に基づいて商品の有無を検知するようにしたので、商品収納コラムに商品がなくなった時点、すなわち、最後の商品が販売された時点で当該商品が売り切れと判別される。従って、次の利用者が商品を購入する際に、商品を選択する前に商品の売り切れを把握することができるようになり、利用者を長時間待たせるようなことがなくなる。また、バケットが先頭商品を取得する動作を利用して、次販売商品の有無の検知動作を実行するため、商品の売切れを効率よく検出することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の好適な実施の形態について詳細に説明する。
[自動販売機の構成]
図1は本発明の実施の形態における自動販売機を簡略的に示した正面図であり、図2は図1を側面から見た断面図である。また、図3は本発明の実施の形態における自動販売機のブロック図、図4は、商品収容室の商品収納コラムの一部とバケットの上面図、図5〜図7は商品収容室の商品収納コラムの一部とバケットの側面図である。
図1及び図2において、自動販売機は、缶入り飲料、瓶入り飲料、ペットボトル入り飲料等の商品を冷却、もしくは加熱した状態で販売するもので、自動販売機本体である本体キャビネット1を備えている。本体キャビネット1は前面が開口した直方状の形態をなしており、開口には外扉4a及び内扉4bからなる扉体4が設けてある。外扉4aは、本体キャビネット1の前面開口を覆うためのもので、本体キャビネット1の一側縁部に開閉可能となる態様でヒンジ結合されている。この外扉4aの前面側にはディスプレイウィンドウ5、商品取出口6が設けられている。ディスプレイウィンドウ5は、外扉4aの内部に設けた商品サンプル7を視認させるための窓である。商品取出口6は、外扉4aの前面側中央位置に設けてあり、利用者が商品を取り出すための開口となる。また、図には明示していないが、この外扉4aの前面には、商品を販売する際に必要となる商品選択ボタン、紙幣挿入口、硬貨投入口、返却レバー、金額表示器、硬貨返却口が設けてある一方、後面側には貨幣処理部が設けられている。内扉4bは、上下に分割して形成してあり、上側の扉(以下、第1内扉4b1ともいう)は後述する商品保管室10の前面を覆うためのものであり、下側の扉(以下、第2内扉4b2ともいう)は後述する商品収容室20に対応する部分の前面を覆うためのもので、それぞれ外扉4aよりも内方となる位置において本体キャビネット1の一側縁部に開閉可能に配設されている。第2内扉4b2には、商品取出口6に対応する部位に商品搬出口4cが設けられている。
本体キャビネット1の内部は、大きく上中下の3つに区画されており、上から順に商品保管室10、商品収容室20、及び、圧縮機や凝縮器等が配設された機械室2が設けられている。
商品保管室10は、最も上部に区画された室である。この商品保管室10は、上下(Y方向)に亘る複数の商品収納ラック11から形成され、各収納ラック11には、ラック内の空間を左右方向(X方向)に仕切る仕切板(図示せず)が設けてあり、この仕切板によって、商品70を収納するためのスペースである複数の商品保管コラム12が配列して形成されている。商品保管コラム12は、それぞれ前後方向に沿って延在し、前方から後方に向けて高さが漸次低くなる態様で傾斜して設けられている。この商品保管コラム12は、それぞれ商品を起立姿勢で前後方向に沿って一列に並べて収納し、これら商品を常温にて保管するものである。また、商品保管コラム12のそれぞれの後端部には、収納商品を一つずつ搬出する搬出機構13が設けられている。搬出機構13は、駆動モータ、ソレノイド等の動力源から切り離した駆動部を有さないものであり、後述する第1搬送ユニット30を構成するバケット32が指定の商品保管コラム13の商品取得位置に移動した場合に第1搬送ユニット30を構成する電動式駆動機構34(図3参照)からの動力が伝達されて駆動するものである。搬出機構13は、商品保管コラム12に収容された商品列の先頭をなす商品70(先頭商品)を商品保管コラム12の前端部にて停止させるための可動ストッパ13a等を備える。
商品収容室20は、機械室2と商品保管室10との間に位置する室である。この商品収容室20は、上側断熱板20aを仕切板として商品保管室10と区画してある一方、下側断熱板20bを仕切板として機械室2と区画してある。商品収容室20は、上下(Y方向)に亘る複数の商品収納ラック21から形成され、各収納ラック21には、収納ラック内に空間を左右方向(X方向)に仕切る仕切板24(図4を参照)が設けてあり、この仕切板24によって、商品70を収納するためのスペースである複数の商品収納コラム22が配列して形成されている。商品収納コラム22は、それぞれ前後方向に沿って延在し、後方から前方に向けて高さが漸次低くなる態様で傾斜して設けられている。この商品収納コラム22は、それぞれ商品を起立姿勢で前後方向に沿って一列に並べ、これら商品を冷却又は加温して収納するものである。
図4〜図7に示すように、商品収納コラム22のそれぞれの前端部には、収納商品を一つずつ搬出する搬出機構23と、反射板25と、遮蔽部材50とが設けられている。
搬出機構23は、駆動モータ、ソレノイド等の動力源から切り離した駆動部を有さないものであり、後述する第2搬送ユニット40を構成するバケット42が指定の商品収納コラム22の商品取得位置に移動した場合に、第2搬送ユニット40を構成する電動式駆動機構44からの動力が伝達されて駆動するものである。搬出機構23は、商品収納コラム22に収容された商品列の先頭をなす商品70(先頭商品)を商品収納コラム22の前端部にて停止させるための可動ストッパ23aと、商品販売時に可動ストッパ23aが回転することにより先頭商品が搬出される際に、先頭商品の後方にある商品の移動を規制する通路規制板及びフラッパ(ともに図示せず)等を備える。
反射板25(検出対象)は略正方形状をなし、商品収納コラム22の仕切板24の前端部の可動ストッパ23の下部に設けられている。この反射板25は、後述する反射センサからの赤外光を反射させ、反射光を反射センサに向けて投光するものである。
遮蔽部材50は、板状部材50aと、この板状部材50aと連動する遮蔽板50bとから構成される。板状部材50aは、前端部(+Z側)に遮蔽板50bが一体に成形される一方、後端部(−Z側)に、ねじりばね等の弾性部材が巻き付けられた軸50cを備えており、この軸50cが商品収納通路22aに固定されることにより商品収納通路22a上に配置されている。遮蔽板50bは、反射率の低い材質から構成され、反射板25を遮蔽するのに十分な面積を有するものであり、反射板25と同一のX方向位置において反射板25よりも前方側(+Z側)に配置されている。図5及び図6に示すように、板状部材50a上に商品70が載置されている場合、板状部材50aが商品70の重さにより商品収納通路22a上に押さえつけられ、遮蔽板50bは反射板25の下方に位置している。一方、図7に示すように、板状部材50a上に商品70が載置されていない場合、板状部材50aが弾性部材の弾性力により上動することにより、遮蔽板50bも上動して反射板25と同一のY方向位置に移動する。すなわち、遮蔽部材50は、商品収納コラム22に商品が載置されている場合には反射板25を露出させ、商品収納コラム22に商品が載置されていない場合に反射板25を遮蔽するものである。
なお、商品販売時に可動ストッパ23aが回転して先頭商品70が搬出される際、次販売商品は上述した規制板及びフラッパによって前方(+Z方向)への移動が規制される。従って、板状部材50aの前後方向の長さが先頭商品のみを載置できる程度の長さしかない場合、先頭商品の搬出時に板状部材50a上に次販売商品が載置されず、商品収納コラム22に商品が存在するにも拘らず遮蔽部材50が上動することになる。従って、板状部材50aの前後方向の長さは、図に示すように、先頭商品及び次販売商品の2本が載置できる程度の長さが必要である。
[商品搬送ユニット]
第1搬送ユニット30は、本体キャビネット1の後方側、すなわち商品保管室10及び商品収容室20のそれぞれの後方側に設けられ、商品保管室10に保管されている商品を商品収容室20に搬送するためのものである。この第1搬送ユニット30は、X−Y搬送機構31及びバケット32を備えて構成してある。
X−Y搬送機構31は、バケット32を搭載して、このバケット32を上下方向及び左右方向に移動させるものである。このX−Y搬送機構31は、周知のものであり、詳細は説明しないが、左右方向(X方向)に延在するX軸搬送部31a(図3参照)が、上下方向(Y方向)に延在し左右一対のY軸搬送部31b(図3参照)に連結されて構成してある。X軸搬送部31aは、搭載するバケット32をX軸方向、すなわち左右方向に沿って移動可能に案内支持されている。Y軸搬送部31bは、X軸搬送部31aをY軸方向、すなわち上下方向に沿って移動可能に案内支持されている。つまり、Y軸搬送部31bは、X軸搬送部31aに搭載されるバケット32が上下方向に沿って移動することを案内するものである。
バケット32は、商品保管コラム12の商品70を取得して商品収納コラム22まで搬送するものであり、載置台32aを有して構成してあり、ガイドローラ(図示せず)を介してX−Y搬送機構31を構成するX軸搬送部31aに案内支持されている。バケット32は、待機状態(常態)においては、図2に示すように、上側断熱板20aよりも僅かに高い位置で待機しており、与えられた商品補給指令により、指定された商品保管コラム12及び商品収納コラム22の位置に移動する。また、第1搬送ユニット30には、電動式駆動機構33(図3参照)が設けてある。電動式駆動機構33は、上述したように、商品保管コラム12の搬出機構13に駆動力を伝達して搬出機構13を駆動させるものである。
第2搬送ユニット40は、商品収容室20の前方側に設けてあり、商品収容室20に収容されている商品70を商品取出口6に対応する位置に搬送するためのものである。この第2搬送ユニット40は、X−Y搬送機構41及びバケット42を備えて構成してある。
X−Y搬送機構41は、バケット42を搭載して、バケット42を上下方向および左右方向に移動させるものである。このX−Y搬送機構41は、周知のものであり、詳細は説明しないが、左右方向(X方向)に延在するX軸搬送部41a(図3参照)が、上下方向(Y方向)に延在し左右一対のY軸搬送部41b(図3参照)に連結されて構成してある。X軸搬送部41aは、搭載するバケット42をX軸方向、すなわち左右方向に沿って移動可能に案内支持されている。Y軸搬送部41bは、X軸搬送部41aをY軸方向、すなわち上下方向に沿って移動可能に案内支持されている。つまり、Y軸搬送部41bは、X軸搬送部41aに搭載されるバケット42が上下方向に沿って移動することを案内するものである。
バケット42は、商品収納コラム22の先頭商品70を収容し、商品取出口まで商品を搬送するものであり、商品を収容する載置台42aを有して構成してあり、ガイドローラ(図示せず)を介してX−Y搬送機構41を構成するX軸搬送部41aに案内支持されている。載置台42aは、後方から前方に向けて高さが漸次低くなる態様で傾斜して設けられている。バケット42は、待機状態(常態)においては、図2の破線で示すように、商品搬出口4cに対応する位置で待機しており、与えられた商品販売指令により、指定された商品収納コラム22の位置に移動する。また、第2搬送ユニット40には、電動式駆動機構43(図3参照)が設けられている。電動式駆動機構43は、上述したように商品収納コラム22の搬出機構23に駆動力を伝達して搬出機構23を駆動させるものである。
図4〜図7に示すように、バケット42は、側板44の−Z方向側に反射センサ45(非接触センサ)を備えている。図示はされていないが、この反射センサ45は、発光素子と、この発光素子からの反射光を受光する受光素子とから構成されている。反射センサ45は、商品収納コラム22の反射板25に対向させる態様で配置され、反射板25に投光し、反射面からの反射光を受光するようになっている。発光素子及び受光素子は、同一のX方向位置において互いに異なるY方向位置に並設されている。これにより、発光素子から投光された赤外光が反射板25にて反射され、かつ反射されたこの赤外光が受光素子に受光されたときに、反射センサ45が検出信号を出力するようになっている。
なお、図2に示すように、X−Y搬送機構31,41の下部にはそれぞれ断熱壁体60が連結してある。この断熱壁体60は、販売待機状態(常態)にある場合に、商品収容室20と、第1,第2搬送ユニット30,40の搬送路とを断熱するために設けられるものである。断熱壁体60は、商品収容室20の左右方向を覆うのに十分な大きさを有した複数の断熱ボード61が蝶番62を介して連結された折り戸式構造となっており、第1,第2搬送ユニット30,40の上下方向への移動に応じて、上下方向の長さを可変することができる。
[次販売商品の有無検出動作]
図3は、本発明の実施の形態における自動販売機の制御系を簡略的に示すブロック図である。図3に示すように、自動販売機は、制御部C1、商品補給制御部C2及び商品販売制御部C3を備えている。
制御部C1は、自動販売機の動作を統括的に制御するものであり、商品補給制御部C2に対して商品補給指令を出力するとともに、商品販売制御部C3に対して商品販売指令を出力する。商品補給制御部C2は、制御部C1から商品補給指令が出力された場合、予めメモリM1に格納してあるプログラムやデータにしたがって第1搬送ユニット30各部の制御を行うものである。また、商品販売制御部C3は、制御部C1から商品販売指令が出力された場合、予めメモリM2に格納してあるプログラムやデータにしたがって第2搬送ユニット40及び反射センサ45の制御を行うものである。
次に、図4〜図7を参照して、商品収納コラム22に載置されている先頭商品に続く次販売商品が存在するかどうかを検出する動作について説明する。図4及び図5は、バケット42が指定された商品収納コラム22の商品取得位置に到着した状態を示したものである。図6及び図7は、バケット42が指定された商品収納コラム22の先頭商品70を取得した直後の状態を示した図である。図6は次販売商品70が存在する場合であり、図7は次販売商品70が存在しない場合を示している。
利用者によって商品が指定されると、制御部C1から商品販売指令が出力され、商品販売制御部C3は、第2搬送ユニット40を構成するX−Y搬送機構41を通じて、選択された商品に対応する商品収納コラム22の商品取得位置にバケット42を移動させる。図4及び図5に示すように、商品収納コラム22と対向する位置でバケット42を停止させ、電動式駆動機構43を駆動させることにより商品収納コラム22の搬出機構23を駆動させ、可動ストッパ23を回転させて、先頭商品70をバケット42に取り込ませる。このとき、商品販売制御部C3は、先頭商品70が当該商品収納コラム22からバケット42へ受け渡される経路を交差する発光素子及び受光素子間の光路が一度遮断されたことを検出し、これによりバケット42に先頭商品70が取り込まれたことを判別する。
先頭商品70がバケット42内に取り込まれたことを商品販売制御部C3が判別すると商品販売制御部C3は、バケット42を商品取得位置に停止させた状態で反射センサ45を動作させる。図6に示すように商品収納コラム22に次販売商品70が存在する場合、すなわち、遮蔽部材50上に次販売商品70が載置されている場合には、遮蔽板50bは反射板25の下部に位置しており、反射板25は露出した状態となる。従って、反射センサ45の発光素子からの赤外光が反射板25に反射し、反射光となって受光素子にて受光され、この検出信号が商品販売制御部C3に供給される。商品販売制御部C3は当該商品収納コラム22に次販売商品70が存在すると判別し、商品売り切れとは判別しない。
一方、図7に示すように、バケット42によって取得された商品70が最後の商品であり、次販売商品が存在しない場合、すなわち、遮蔽部材50上に商品70が載置されていない場合、遮蔽部材50が弾性力により上動し、遮蔽板50bによって反射板25が遮蔽される。従って、反射センサ45の受光素子は反射光を受光せず、検出信号が商品販売制御部C3に供給されない。商品販売制御部C3は、当該商品収納コラム22に次販売商品が存在しないものと判別する。
商品販売制御部C3が商品収納コラム22に次販売商品が存在しないと判別した場合、商品販売制御部C3は、当該商品収納コラム22が商品売り切れ状態であることを示す判別結果を制御部C1に送信し、制御部C1は、商品収納コラム22を指定する操作パネルの操作を無効化する。なお、商品売り切れを示す判別結果に基づいて、商品収納コラム22の商品売り切れを外扉4a表面に設置された表示パネル等に表示させることも可能である。
この後、商品販売制御部C3は、バケット42を商品取得位置から商品取出口6に対応する位置まで移動させ、先頭商品70を商品取出口に払い出し、販売動作を終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、商品収納コラム22の先頭商品側に配置された反射板25と、バケット42が商品取得位置にある場合に検出部が反射板25に対向する態様でバケット42に配置された反射センサ45と、商品収納コラム22上に商品が載置されている場合に反射板25を露出させ、商品収納コラム22上に商品が載置されていない場合に反射板25を遮蔽する遮蔽部材50とを備え、バケット42が先頭商品を取得した後に、その位置における反射センサ45の検出結果に基づいて商品の有無を検知するようにしたので、商品収納コラム22に商品がなくなった時点、すなわち、最後の商品が販売された時点で当該商品が売り切れと判別される。従って、次の利用者が商品を購入する際に、商品を選択する前に商品の売り切れを把握することができるようになり、従来のように利用者を長時間待たせるようなことがなくなる。
また、バケット42が先頭商品70を取得する動作を利用して、次販売商品の有無の検知動作を実行するため、商品の売切れを効率よく検出することができる。
さらに、上記実施の形態では、反射センサ45を次販売商品の有無を検出する場合のみ利用したが、この反射センサ45を、商品収納コラム22の位置を検出するための位置検出センサとして兼用することもできる。商品収納コラム22の位置の検出は以下のように行われる。商品販売制御部C3は、商品ラック21に新たに商品収納コラム22が設置された場合に、第2搬送ユニット40のバケット42を移動させ、位置検出センサからの反射面25の有無を示す検出信号を受信し、商品ラック21に設置された全商品収納コラムのX方向位置を特定する。検出された各商品収納コラム22のX方向位置は適宜なメモリに記憶される。制御部C1から商品販売指令が出力された場合、商品販売制御部C3は、指定された商品収納コラム22のX方向位置と、既に固定されているY方向位置とを当該メモリから読み出し、バケットをこのXY方向位置に向かって移動させる。このように、商品収納コラム22の位置を検出するためのセンサと次販売商品の有無を検出するためのセンサを兼用することで、自動販売機のコストを抑えることができる。
なお、上記実施の形態では、非接触センサとして反射センサを適用したが、これに限定されるものではなく、例えば、静電容量センサ、磁気センサ等を使用することもできる。
図1は、本発明の実施の形態における自動販売機の外観構成を示す図である。 図2は、図1の自動販売機を側方から見た断面図である。 図3は、本発明の実施の形態における自動販売機のブロック図である。 図4は、本発明の実施の形態における自動販売機の商品収納コラムの一部とバケットの上面図である。 図5は、本発明の実施の形態における自動販売機の商品収納コラムの一部とバケットとの側面図である。 図6は、本発明の実施の形態における自動販売機の商品収納コラムの一部とバケットの側面図である。 図7は、本発明の実施の形態における自動販売機の商品収納コラムの一部とバケットとの側面図である。
符号の説明
20 商品収容室
22 商品収納コラム
22a 商品収納通路
25 検出対象
42 バケット
45 非接触センサ
50 遮蔽部材
50a 板状部材
50b 遮蔽板
C1,C3 制御手段
70 商品

Claims (1)

  1. 商品収容室内で商品を一列に並べて収納し、且つ前記商品の並び方向で一方端が低くなるように傾斜した姿勢で複数配列された商品収納コラムと、
    前記商品収納コラムの前記一方端に配設され、該商品収納コラムに収納された商品のうち、前記一方端側にある先頭商品を停止させる可動ストッパを有すると共に、外部からの動力によって前記可動ストッパが退避され、先頭商品が前記商品収納コラムから搬出される際に、先頭商品の後方に隣接収納された次販売商品の前記一方端側への移動を規制可能な搬出機構と、
    前記搬出機構に前記動力を伝達し、前記商品収納コラムの先頭商品を取得して払い出すべく、前記商品収納コラムの先頭商品側に沿った面上を移動するバケットと、
    前記商品収納コラムの前記先頭商品側の所定位置に配置された検出対象と、
    前記バケットが商品取得位置にある場合に検出部が前記検出対象に対向する態様で前記バケットに配置され、前記検出対象を非接触で検出する非接触センサと、
    前記商品収納コラムの商品収納通路上で弾性部材によって上動する方向に付勢された状態で起臥可能であると共に、少なくとも前記先頭商品及び前記次販売商品の一部を同時に載置可能な板状部材と、該板状部材の起臥に連動して移動することで前記検出対象を露出させ又は遮蔽する遮蔽板とを有する遮蔽部材と、
    前記バケットが前記先頭商品を取得した後に、該バケットの位置を変更することなく、その位置において前記非接触センサを動作させた後、該非接触センサの検出結果に基づいて商品の有無を検知する制御手段と、
    を備え
    前記遮蔽部材は、前記先頭商品及び前記次販売商品の少なくとも一方が前記板状部材上に載置されている場合には、その商品荷重によって前記板状部材が前記弾性部材の弾性力に抗して前記商品収納通路上に横臥することで、前記遮蔽板が前記検出対象を露出させる位置に配置される一方、前記先頭商品及び前記次販売商品のいずれもが前記板状部材上に載置されていない場合には、前記板状部材が前記弾性部材の弾性力によって前記商品収納通路上で上動することで、前記遮蔽板が前記検出対象を遮蔽する位置に配置されることを特徴とする自動販売機。
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