JP2000172931A - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents
自動販売機の商品搬出装置Info
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- JP2000172931A JP2000172931A JP10348921A JP34892198A JP2000172931A JP 2000172931 A JP2000172931 A JP 2000172931A JP 10348921 A JP10348921 A JP 10348921A JP 34892198 A JP34892198 A JP 34892198A JP 2000172931 A JP2000172931 A JP 2000172931A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低コストを維持しながら、商品の売り切れ検
知時間を短縮することができ、売り切れ商品が選択され
た場合であっても、購入者をあまり待たせることなく、
迅速に商品の販売を行うことができる自動販売機の商品
搬出装置を提供する。 【解決手段】Y方向駆動機構53と、Y方向駆動機構5
3で上下に駆動され、商品Sを商品取出口6に搬出する
バケット52と、払い出し口18aの付近に設けられた
反射板25と、受取位置にバケット52を停止させるた
めの受取位置検知センサ56と、商品Sを払い出すため
の商品払い出し駆動機構55と、商品Sを前方に払い出
す商品払い出し従動機構31と、最後の商品Sが払い出
されたときに、商品払い出し従動機構31の作動をロッ
クするストッパ部22aと、を備え、ストッパ部22a
のロックによる反力により、バケット52は上下方向に
移動可能で、受取位置検知センサ56が反射板25を検
知不能な高さに移動するように構成されている。
知時間を短縮することができ、売り切れ商品が選択され
た場合であっても、購入者をあまり待たせることなく、
迅速に商品の販売を行うことができる自動販売機の商品
搬出装置を提供する。 【解決手段】Y方向駆動機構53と、Y方向駆動機構5
3で上下に駆動され、商品Sを商品取出口6に搬出する
バケット52と、払い出し口18aの付近に設けられた
反射板25と、受取位置にバケット52を停止させるた
めの受取位置検知センサ56と、商品Sを払い出すため
の商品払い出し駆動機構55と、商品Sを前方に払い出
す商品払い出し従動機構31と、最後の商品Sが払い出
されたときに、商品払い出し従動機構31の作動をロッ
クするストッパ部22aと、を備え、ストッパ部22a
のロックによる反力により、バケット52は上下方向に
移動可能で、受取位置検知センサ56が反射板25を検
知不能な高さに移動するように構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下方向に配置さ
れた複数の商品通路のうちいずれか1つの商品通路から
払い出された商品を、商品取出口に搬出するための自動
販売機の商品搬出装置に関し、特に、商品の売り切れ状
態を検知可能な自動販売機の商品搬出装置に関する。
れた複数の商品通路のうちいずれか1つの商品通路から
払い出された商品を、商品取出口に搬出するための自動
販売機の商品搬出装置に関し、特に、商品の売り切れ状
態を検知可能な自動販売機の商品搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動販売機の正面の大部分を透明
なパネルで構成し、内部に収納された商品自体をディス
プレイにするとともに、商品の販売動作を購入者が見る
ことのできる、いわゆるシースルタイプの自動販売機が
開発されている。このような自動販売機は、一般に、前
後方向に水平に延び、上下方向に配置された複数の商品
通路と、これらの商品通路の前方に設けられ、商品通路
の前端の払い出し口から払い出された商品を商品取出口
に搬出する商品搬出装置とを備えている。
なパネルで構成し、内部に収納された商品自体をディス
プレイにするとともに、商品の販売動作を購入者が見る
ことのできる、いわゆるシースルタイプの自動販売機が
開発されている。このような自動販売機は、一般に、前
後方向に水平に延び、上下方向に配置された複数の商品
通路と、これらの商品通路の前方に設けられ、商品通路
の前端の払い出し口から払い出された商品を商品取出口
に搬出する商品搬出装置とを備えている。
【0003】各商品通路には、販売時に、選択された商
品を収納する商品通路の商品全体を、前方に押して移動
させることにより、最前に位置する商品を前方に払い出
すプッシャが設けられている。一方、商品搬出装置は、
上下方向に移動自在のバケットを有しており、このバケ
ットが商品通路から払い出された商品を受け取って搬送
し、商品取出口に搬出する。また、選択された商品を収
納する商品通路の前方であって、払い出される商品を適
切に受け取ることが可能な位置(以下、本明細書におい
て「受取位置」という)に、バケットを停止させるため
に、バケットには、その商品通路の受取位置を検知する
ための受取位置検知センサが設けられ、一方、商品通路
の払い出し口付近には、その受取位置検知センサによっ
て検知される被検知部材が設けられている。つまり、商
品搬出装置では、販売時に、商品通路の払い出し口付近
に移動したバケットを、受取位置検知センサが被検知部
材を検知した時点で停止させるようにしている。
品を収納する商品通路の商品全体を、前方に押して移動
させることにより、最前に位置する商品を前方に払い出
すプッシャが設けられている。一方、商品搬出装置は、
上下方向に移動自在のバケットを有しており、このバケ
ットが商品通路から払い出された商品を受け取って搬送
し、商品取出口に搬出する。また、選択された商品を収
納する商品通路の前方であって、払い出される商品を適
切に受け取ることが可能な位置(以下、本明細書におい
て「受取位置」という)に、バケットを停止させるため
に、バケットには、その商品通路の受取位置を検知する
ための受取位置検知センサが設けられ、一方、商品通路
の払い出し口付近には、その受取位置検知センサによっ
て検知される被検知部材が設けられている。つまり、商
品搬出装置では、販売時に、商品通路の払い出し口付近
に移動したバケットを、受取位置検知センサが被検知部
材を検知した時点で停止させるようにしている。
【0004】このような自動販売機において、商品が売
り切れとなった商品通路では、商品が商品通路に無いこ
とにより、さらにこれに加えて、商品通路の前端部に移
動したプッシャの前面に、「売り切れ」と記載されたラ
ベルや刻印などを付して、商品の売り切れを購入者に知
らせている。したがって、シースルタイプの自動販売機
では、売り切れ商品が購入者に選択されることはほとん
どないと考えられること、および製造コストの関係上、
各商品通路ごとに商品の売り切れを検知するためのスイ
ッチやセンサなどを設けていないことから、通常の自動
販売機と異なり、商品通路の商品が売り切れになったこ
とを、自動販売機自体があらかじめ認識するような制御
構造にはなっていない。このため、もし、誤って売り切
れ商品が選択された場合には、次のような売り切れ動作
を行っている。
り切れとなった商品通路では、商品が商品通路に無いこ
とにより、さらにこれに加えて、商品通路の前端部に移
動したプッシャの前面に、「売り切れ」と記載されたラ
ベルや刻印などを付して、商品の売り切れを購入者に知
らせている。したがって、シースルタイプの自動販売機
では、売り切れ商品が購入者に選択されることはほとん
どないと考えられること、および製造コストの関係上、
各商品通路ごとに商品の売り切れを検知するためのスイ
ッチやセンサなどを設けていないことから、通常の自動
販売機と異なり、商品通路の商品が売り切れになったこ
とを、自動販売機自体があらかじめ認識するような制御
構造にはなっていない。このため、もし、誤って売り切
れ商品が選択された場合には、次のような売り切れ動作
を行っている。
【0005】すなわち、まず、商品搬出装置が作動し、
販売待機位置にあるバケットが上下方向に移動する。そ
して、バケットは、選択された売り切れ商品の商品通路
の払い出し口付近に移動し、上記受取位置検知センサが
その商品通路の被検知部材を検知した時点で停止する。
その後、プッシャを駆動するための駆動機構(以下「プ
ッシャ駆動機構」という)によって、既に商品通路の前
端部に位置するプッシャを、更に前方に駆動したり、あ
るいは、プッシャがそれ以上前方に駆動不可能な位置に
あるときには、プッシャ駆動機構をスリップさせながら
作動(以下「スリップ作動」という)させたりする。プ
ッシャ駆動機構を所定時間、作動またはスリップ作動さ
せた後、その作動を停止させ、バケットを商品取出口に
向かって移動させる。バケットのその移動の途中で、商
品が通過したか否かを、所定の商品認識手段などで確認
する。そして、その商品認識手段により、商品が通過し
ないことが確認された場合には、投入金銭を返却した
り、誤操作であることを表示したりすることにより、購
入者に商品を選択し直すよう促している。
販売待機位置にあるバケットが上下方向に移動する。そ
して、バケットは、選択された売り切れ商品の商品通路
の払い出し口付近に移動し、上記受取位置検知センサが
その商品通路の被検知部材を検知した時点で停止する。
その後、プッシャを駆動するための駆動機構(以下「プ
ッシャ駆動機構」という)によって、既に商品通路の前
端部に位置するプッシャを、更に前方に駆動したり、あ
るいは、プッシャがそれ以上前方に駆動不可能な位置に
あるときには、プッシャ駆動機構をスリップさせながら
作動(以下「スリップ作動」という)させたりする。プ
ッシャ駆動機構を所定時間、作動またはスリップ作動さ
せた後、その作動を停止させ、バケットを商品取出口に
向かって移動させる。バケットのその移動の途中で、商
品が通過したか否かを、所定の商品認識手段などで確認
する。そして、その商品認識手段により、商品が通過し
ないことが確認された場合には、投入金銭を返却した
り、誤操作であることを表示したりすることにより、購
入者に商品を選択し直すよう促している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような売り切れ
動作を行う自動販売機では、商品通路に商品が無いにも
かかわらず、その商品通路のプッシャを所定時間駆動す
るため、その分、商品を選択し直す購入者を待たせるこ
とになる。また、プッシャ駆動機構をスリップ作動させ
るためには、プッシャ駆動機構の駆動源とプッシャとの
間に、何らかのスリップ機構を設ける必要がある。
動作を行う自動販売機では、商品通路に商品が無いにも
かかわらず、その商品通路のプッシャを所定時間駆動す
るため、その分、商品を選択し直す購入者を待たせるこ
とになる。また、プッシャ駆動機構をスリップ作動させ
るためには、プッシャ駆動機構の駆動源とプッシャとの
間に、何らかのスリップ機構を設ける必要がある。
【0007】もちろん、バケットが商品通路の受取位置
に停止した後、プッシャの駆動に前後して、商品の売り
切れを検知するためのスイッチなどをONにすることに
より、自動販売機自体が商品の売り切れを直ちに認識す
るようにすれば、プッシャ駆動機構を所定時間作動させ
なくても、購入者を待たせる時間を短縮することは可能
である。しかし、この場合には、上記のようなスイッチ
などの専用機構が必要となり、コスト高となってしま
う。
に停止した後、プッシャの駆動に前後して、商品の売り
切れを検知するためのスイッチなどをONにすることに
より、自動販売機自体が商品の売り切れを直ちに認識す
るようにすれば、プッシャ駆動機構を所定時間作動させ
なくても、購入者を待たせる時間を短縮することは可能
である。しかし、この場合には、上記のようなスイッチ
などの専用機構が必要となり、コスト高となってしま
う。
【0008】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、低コストを維持しながら、商
品の売り切れ検知時間を短縮することができ、その結
果、売り切れ商品が選択された場合であっても、購入者
をあまり待たせることなく、迅速に商品の販売を行うこ
とができる自動販売機の商品搬出装置を提供することを
目的とする。
めになされたものであり、低コストを維持しながら、商
品の売り切れ検知時間を短縮することができ、その結
果、売り切れ商品が選択された場合であっても、購入者
をあまり待たせることなく、迅速に商品の販売を行うこ
とができる自動販売機の商品搬出装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動販売機
の商品搬出装置は、前後方向に水平に延び、上下方向に
配置された複数の商品通路のうちいずれか1つの商品通
路の前端の払い出し口から払い出された商品を、商品取
出口に搬出するための自動販売機の商品搬出装置であっ
て、駆動機構と、この駆動機構により上下方向に駆動さ
れ、商品通路から払い出された商品を受取位置で受け取
り、商品取出口に搬出するバケットと、払い出し口の付
近に設けられた被検知部材と、バケットの後端部に設け
られ、販売時に、選択された商品を収納する商品通路の
受取位置にバケットを停止させるために、バケットが商
品通路の受取位置に移動したときに、被検知部材に水平
に対向した状態で被検知部材を検知する受取位置検知セ
ンサと、バケットに設けられ、商品通路に収納された商
品を払い出すための商品払い出し駆動機構と、商品通路
に設けられるとともに、商品払い出し駆動機構が係合す
ることによって駆動され、商品通路に収納された商品全
体を、前方に押して移動させることにより、最前に位置
する商品を前方に払い出す商品払い出し従動機構と、商
品通路から最後の商品が払い出されたときに、商品払い
出し従動機構の作動をロックするロック手段と、を備
え、販売時に、バケットが売り切れ状態の商品通路の受
取位置に移動し、商品払い出し駆動機構が商品通路の商
品払い出し従動機構を駆動したときのロック手段のロッ
クによる反力により、バケットは、商品払い出し駆動機
構を介し上下方向に移動可能で、かつ、このバケットの
移動に伴い、受取位置検知センサが被検知部材を検知不
能な高さに上下方向に移動するように構成されているこ
とを特徴とする。
の商品搬出装置は、前後方向に水平に延び、上下方向に
配置された複数の商品通路のうちいずれか1つの商品通
路の前端の払い出し口から払い出された商品を、商品取
出口に搬出するための自動販売機の商品搬出装置であっ
て、駆動機構と、この駆動機構により上下方向に駆動さ
れ、商品通路から払い出された商品を受取位置で受け取
り、商品取出口に搬出するバケットと、払い出し口の付
近に設けられた被検知部材と、バケットの後端部に設け
られ、販売時に、選択された商品を収納する商品通路の
受取位置にバケットを停止させるために、バケットが商
品通路の受取位置に移動したときに、被検知部材に水平
に対向した状態で被検知部材を検知する受取位置検知セ
ンサと、バケットに設けられ、商品通路に収納された商
品を払い出すための商品払い出し駆動機構と、商品通路
に設けられるとともに、商品払い出し駆動機構が係合す
ることによって駆動され、商品通路に収納された商品全
体を、前方に押して移動させることにより、最前に位置
する商品を前方に払い出す商品払い出し従動機構と、商
品通路から最後の商品が払い出されたときに、商品払い
出し従動機構の作動をロックするロック手段と、を備
え、販売時に、バケットが売り切れ状態の商品通路の受
取位置に移動し、商品払い出し駆動機構が商品通路の商
品払い出し従動機構を駆動したときのロック手段のロッ
クによる反力により、バケットは、商品払い出し駆動機
構を介し上下方向に移動可能で、かつ、このバケットの
移動に伴い、受取位置検知センサが被検知部材を検知不
能な高さに上下方向に移動するように構成されているこ
とを特徴とする。
【0010】この構成によれば、販売時に、バケットが
駆動機構によって上下方向に駆動され、選択された商品
を収納する商品通路の払い出し口の付近に移動する。そ
して、バケットに設けられた受取位置検知センサが、そ
の商品通路の払い出し口付近に設けられた被検知部材を
検知したときに、すなわちバケットが受取位置に位置し
たときに、バケットを停止させる。次いで、商品払い出
し駆動機構により、商品払い出し従動機構を駆動し、商
品通路の最前に位置する商品を前方に払い出してバケッ
トに受け渡す。その後、商品をバケットで搬送し、商品
取出口に搬出する。
駆動機構によって上下方向に駆動され、選択された商品
を収納する商品通路の払い出し口の付近に移動する。そ
して、バケットに設けられた受取位置検知センサが、そ
の商品通路の払い出し口付近に設けられた被検知部材を
検知したときに、すなわちバケットが受取位置に位置し
たときに、バケットを停止させる。次いで、商品払い出
し駆動機構により、商品払い出し従動機構を駆動し、商
品通路の最前に位置する商品を前方に払い出してバケッ
トに受け渡す。その後、商品をバケットで搬送し、商品
取出口に搬出する。
【0011】このようにして搬出した商品が、商品通路
の最後の商品(以下「最後商品」という)である場合に
は、商品通路から最後商品が払い出されたときに、商品
払い出し従動機構の作動がロック手段によってロックさ
れる。このような状態で、購入者が売り切れ商品を選択
すると、まず、バケットは駆動機構によって駆動され、
選択された商品を収納していた商品通路の受取位置に停
止する。そして、バケット側の商品払い出し駆動機構が
作動し、商品通路側の商品払い出し従動機構を駆動しよ
うとするが、その商品払い出し従動機構がロック手段に
よってロックされているため、駆動させることができ
ず、商品払い出し駆動機構は、そのロックによる反力を
受ける。この反力は、商品払い出し駆動機構を介して、
バケットを上下方向に駆動するように作用し、バケット
の上下方向の移動に伴い、受取位置検知センサが被検知
部材を検知不能な高さに上下方向に移動する。
の最後の商品(以下「最後商品」という)である場合に
は、商品通路から最後商品が払い出されたときに、商品
払い出し従動機構の作動がロック手段によってロックさ
れる。このような状態で、購入者が売り切れ商品を選択
すると、まず、バケットは駆動機構によって駆動され、
選択された商品を収納していた商品通路の受取位置に停
止する。そして、バケット側の商品払い出し駆動機構が
作動し、商品通路側の商品払い出し従動機構を駆動しよ
うとするが、その商品払い出し従動機構がロック手段に
よってロックされているため、駆動させることができ
ず、商品払い出し駆動機構は、そのロックによる反力を
受ける。この反力は、商品払い出し駆動機構を介して、
バケットを上下方向に駆動するように作用し、バケット
の上下方向の移動に伴い、受取位置検知センサが被検知
部材を検知不能な高さに上下方向に移動する。
【0012】したがって、受取位置検知センサが、被検
知部材を検知不能となったときに、自動販売機自体が商
品の売り切れを認識するようにすることにより、従来と
異なり、商品払い出し従動機構を所定時間駆動すること
なく、商品の売り切れ検知時間を短縮することができ、
その結果、購入者をあまり待たせることなく迅速に商品
の販売を行うことができる。また、商品の売り切れ検知
を、バケットを受取位置に停止させるための、既存の受
取位置検知センサおよび被検知部材などを利用して行う
ため、売り切れ検知をするための専用機構などを何ら設
ける必要がなく、商品の売り切れ検知を低コストで行う
ことができる。
知部材を検知不能となったときに、自動販売機自体が商
品の売り切れを認識するようにすることにより、従来と
異なり、商品払い出し従動機構を所定時間駆動すること
なく、商品の売り切れ検知時間を短縮することができ、
その結果、購入者をあまり待たせることなく迅速に商品
の販売を行うことができる。また、商品の売り切れ検知
を、バケットを受取位置に停止させるための、既存の受
取位置検知センサおよび被検知部材などを利用して行う
ため、売り切れ検知をするための専用機構などを何ら設
ける必要がなく、商品の売り切れ検知を低コストで行う
ことができる。
【0013】この場合、被検知部材は、前方から照射さ
れた光を前方に反射可能な反射板からなり、受取位置検
知センサは、発光素子および受光素子を有し、これらの
発光素子および受光素子は、バケットが商品通路の受取
位置に移動したときに、発光素子から反射板に照射した
光の反射光を、受光素子で受光可能に配置されているこ
とが好ましい。
れた光を前方に反射可能な反射板からなり、受取位置検
知センサは、発光素子および受光素子を有し、これらの
発光素子および受光素子は、バケットが商品通路の受取
位置に移動したときに、発光素子から反射板に照射した
光の反射光を、受光素子で受光可能に配置されているこ
とが好ましい。
【0014】この構成によれば、バケットが受取位置に
位置し、発光素子から反射板に照射した光の反射光を受
光素子で受光している場合に、バケットを上下方向に移
動させることで、受光素子による反射光の受光を、容易
に不能とすることができる。したがって、受光素子によ
る受光から受光不能の変化をトリガーとして、商品の売
り切れを容易に検知することができる。
位置し、発光素子から反射板に照射した光の反射光を受
光素子で受光している場合に、バケットを上下方向に移
動させることで、受光素子による反射光の受光を、容易
に不能とすることができる。したがって、受光素子によ
る受光から受光不能の変化をトリガーとして、商品の売
り切れを容易に検知することができる。
【0015】以上の場合、商品払い出し駆動機構は、払
い出し駆動モータと、払い出し従動機構に係合する係合
位置と、払い出し従動機構から離隔する離隔位置との間
で移動可能に構成され、払い出し駆動モータにより回転
駆動される遊動ギアと、を有し、商品払い出し従動機構
は、商品通路の払い出し口の付近に回転自在で、かつ、
前方に臨むように設けられ、遊動ギアが係合位置に位置
するときに遊動ギアにかみ合い、遊動ギアにより回転駆
動される払い出しギアと、この払い出しギアの回転に伴
って前方に駆動されることにより、商品通路に収納され
た商品全体を前方に押して移動させるプッシャと、を有
することが好ましい。
い出し駆動モータと、払い出し従動機構に係合する係合
位置と、払い出し従動機構から離隔する離隔位置との間
で移動可能に構成され、払い出し駆動モータにより回転
駆動される遊動ギアと、を有し、商品払い出し従動機構
は、商品通路の払い出し口の付近に回転自在で、かつ、
前方に臨むように設けられ、遊動ギアが係合位置に位置
するときに遊動ギアにかみ合い、遊動ギアにより回転駆
動される払い出しギアと、この払い出しギアの回転に伴
って前方に駆動されることにより、商品通路に収納され
た商品全体を前方に押して移動させるプッシャと、を有
することが好ましい。
【0016】この構成によれば、バケットが、選択され
た商品を収納する商品通路の受取位置に停止した後、商
品払い出し駆動機構の遊動ギアが、離隔位置から係合位
置に移動し、商品払い出し従動機構の払い出しギアにか
み合う。この状態で、払い出し駆動モータが作動する
と、遊動ギアを介して払い出しギアが回転駆動される。
そして、この払い出しギアの回転に伴い、プッシャが前
方に駆動される。このプッシャの前方への移動によっ
て、商品通路に収納された商品全体が前方に押されて移
動し、最前に位置する商品が前方に払い出される。した
がって、上記のように構成された商品払い出し駆動機構
および商品払い出し従動機構によって、商品通路に収納
された商品を、容易かつ確実にバケットに受け渡すこと
ができる。
た商品を収納する商品通路の受取位置に停止した後、商
品払い出し駆動機構の遊動ギアが、離隔位置から係合位
置に移動し、商品払い出し従動機構の払い出しギアにか
み合う。この状態で、払い出し駆動モータが作動する
と、遊動ギアを介して払い出しギアが回転駆動される。
そして、この払い出しギアの回転に伴い、プッシャが前
方に駆動される。このプッシャの前方への移動によっ
て、商品通路に収納された商品全体が前方に押されて移
動し、最前に位置する商品が前方に払い出される。した
がって、上記のように構成された商品払い出し駆動機構
および商品払い出し従動機構によって、商品通路に収納
された商品を、容易かつ確実にバケットに受け渡すこと
ができる。
【0017】また、ロック手段によって回転がロックさ
れた払い出しギアに、遊動ギアがかみ合った状態で回転
するときには、この遊動ギアが遊星歯車列における遊星
歯車のように、太陽歯車としての払い出しギアの回りを
移動し、上下方向に移動する。このような遊動ギアの移
動により、商品払い出し駆動機構を介して、バケットを
上下方向に駆動することができる。
れた払い出しギアに、遊動ギアがかみ合った状態で回転
するときには、この遊動ギアが遊星歯車列における遊星
歯車のように、太陽歯車としての払い出しギアの回りを
移動し、上下方向に移動する。このような遊動ギアの移
動により、商品払い出し駆動機構を介して、バケットを
上下方向に駆動することができる。
【0018】この場合、ロック手段は、商品通路を画成
する通路壁により構成されており、この通路壁は、プッ
シャが商品通路から最後の商品を払い出したときに、プ
ッシャの前部が当接することにより、プッシャの前方へ
の移動を阻止するストッパ部を有していることが好まし
い。
する通路壁により構成されており、この通路壁は、プッ
シャが商品通路から最後の商品を払い出したときに、プ
ッシャの前部が当接することにより、プッシャの前方へ
の移動を阻止するストッパ部を有していることが好まし
い。
【0019】この構成によれば、プッシャが前方に駆動
され、商品通路から最後の商品を払い出したときに、ロ
ック手段を構成する通路壁のストッパ部にプッシャが当
接することにより、プッシャの前方への移動を阻止す
る。これにより、プッシャに連動する払い出しギアを回
転不能にロックすることができ、商品払い出し従動機構
の作動をロックするロック手段を、簡易な構造で実現す
ることができる。
され、商品通路から最後の商品を払い出したときに、ロ
ック手段を構成する通路壁のストッパ部にプッシャが当
接することにより、プッシャの前方への移動を阻止す
る。これにより、プッシャに連動する払い出しギアを回
転不能にロックすることができ、商品払い出し従動機構
の作動をロックするロック手段を、簡易な構造で実現す
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明の一実施形態に係る自動販売機の商品搬出装
置について、詳細に説明する。図1〜図4は、その商品
搬出装置を組み込んだ自動販売機を示している。この自
動販売機1は、横長ボックス状の販売機本体2内に多品
目の商品Sをそれぞれ前後方向に並べて収納するととも
に、商品Sを前面の透明なスライディングドア2aを通
して見えるようにした、いわゆるショーケース型のもの
である。自動販売機1は、上記販売機本体2、商品Sを
収納する商品収納装置3、および販売時に商品Sを搬出
する商品搬出装置4などを備えている。
ら、本発明の一実施形態に係る自動販売機の商品搬出装
置について、詳細に説明する。図1〜図4は、その商品
搬出装置を組み込んだ自動販売機を示している。この自
動販売機1は、横長ボックス状の販売機本体2内に多品
目の商品Sをそれぞれ前後方向に並べて収納するととも
に、商品Sを前面の透明なスライディングドア2aを通
して見えるようにした、いわゆるショーケース型のもの
である。自動販売機1は、上記販売機本体2、商品Sを
収納する商品収納装置3、および販売時に商品Sを搬出
する商品搬出装置4などを備えている。
【0021】販売機本体2は、複数の外壁パネル2bを
ボックス状に組み立てたものであり、その開放した前面
に、2枚の上記スライディングドア2aが取り付けられ
ている。スライディングドア2aは、常時は閉状態でロ
ックされており、商品Sの補充時などに開かれ、商品S
が前方から補充されるようになっている。また、販売機
本体2の上部には商品Sを冷却する冷却装置5が設けら
れ、前面のスライディングドア2aの右方には、商品取
出口6と、購入時にプリペイドカードなどを挿入するた
めのカード挿入口7と、各商品ごとに割り振られた商品
番号を入力するための選択ボタンや入力された商品番号
およびカード残高などを表示する表示部(いずれも図示
せず)などを取り付けたコントロールパネル8とが設け
られている。また、図示しないが、コントロールパネル
8の裏側には、商品搬出装置4を含め販売機本体2内の
各種の制御を行う、マイクロコンピュータからなる制御
回路が設けられている。
ボックス状に組み立てたものであり、その開放した前面
に、2枚の上記スライディングドア2aが取り付けられ
ている。スライディングドア2aは、常時は閉状態でロ
ックされており、商品Sの補充時などに開かれ、商品S
が前方から補充されるようになっている。また、販売機
本体2の上部には商品Sを冷却する冷却装置5が設けら
れ、前面のスライディングドア2aの右方には、商品取
出口6と、購入時にプリペイドカードなどを挿入するた
めのカード挿入口7と、各商品ごとに割り振られた商品
番号を入力するための選択ボタンや入力された商品番号
およびカード残高などを表示する表示部(いずれも図示
せず)などを取り付けたコントロールパネル8とが設け
られている。また、図示しないが、コントロールパネル
8の裏側には、商品搬出装置4を含め販売機本体2内の
各種の制御を行う、マイクロコンピュータからなる制御
回路が設けられている。
【0022】商品収納装置3は、販売機本体2内に組み
立てられたラックフレーム11と、このラックフレーム
11に取り付けられた複数の商品ラック12を有してい
る。図3および図4に示すように、ラックフレーム11
は、左右方向の3個所に等間隔に配置された側断面
「ロ」字状の縦フレーム材13、13、13と、これら
の縦フレーム材13の上部間および下部間をそれぞれ連
結する上下の横フレーム材14、14と、各縦フレーム
材13にその空間を塞ぐように取り付けられた側壁パネ
ル15で構成されており、各2つの縦フレーム材13、
13間に商品収納室16、16が画成されている。
立てられたラックフレーム11と、このラックフレーム
11に取り付けられた複数の商品ラック12を有してい
る。図3および図4に示すように、ラックフレーム11
は、左右方向の3個所に等間隔に配置された側断面
「ロ」字状の縦フレーム材13、13、13と、これら
の縦フレーム材13の上部間および下部間をそれぞれ連
結する上下の横フレーム材14、14と、各縦フレーム
材13にその空間を塞ぐように取り付けられた側壁パネ
ル15で構成されており、各2つの縦フレーム材13、
13間に商品収納室16、16が画成されている。
【0023】商品ラック12は、ラックフレーム11の
側壁パネル15、15間に水平に支持されており、左右
の商品収納室16、16内にそれぞれ10個および9
個、上下方向に並んで配置されている。各商品ラック1
2には、図5に示すように、前後方向に延びる複数の仕
切壁17(通路壁)が左右方向に並んで取り付けられて
おり、仕切壁17、17の間、および右端の仕切壁17
と商品ラック12の右側壁との間に、商品通路18が画
成されている。これらの各商品通路18に、同一品目の
多数の商品Sが前後方向に並んで収納される。
側壁パネル15、15間に水平に支持されており、左右
の商品収納室16、16内にそれぞれ10個および9
個、上下方向に並んで配置されている。各商品ラック1
2には、図5に示すように、前後方向に延びる複数の仕
切壁17(通路壁)が左右方向に並んで取り付けられて
おり、仕切壁17、17の間、および右端の仕切壁17
と商品ラック12の右側壁との間に、商品通路18が画
成されている。これらの各商品通路18に、同一品目の
多数の商品Sが前後方向に並んで収納される。
【0024】図6に示すように、仕切壁17は、前後方
向に延びる仕切壁本体21を有し、この仕切壁本体21
の前後端部に、仕切壁17をその前後で商品ラック12
に取り付けるためのアダプタ(前アダプタ、後アダプ
タ)22、22が取り付けられている。仕切壁本体21
の右側面には、後述する商品払い出し従動機構31のプ
ッシャ35を前後方向に案内するための案内溝23、お
よびタイミングベルト34を収容するための収容溝24
が、いずれも前後方向に延び、それぞれ上下に形成され
ている。
向に延びる仕切壁本体21を有し、この仕切壁本体21
の前後端部に、仕切壁17をその前後で商品ラック12
に取り付けるためのアダプタ(前アダプタ、後アダプ
タ)22、22が取り付けられている。仕切壁本体21
の右側面には、後述する商品払い出し従動機構31のプ
ッシャ35を前後方向に案内するための案内溝23、お
よびタイミングベルト34を収容するための収容溝24
が、いずれも前後方向に延び、それぞれ上下に形成され
ている。
【0025】仕切壁本体21の前端部に取り付けられた
前アダプタ22の背面側上部には、側断面が半円弧状の
ストッパ部22aが形成されている。商品通路18の最
後商品Sが、後述するプッシャ35で払い出されたとき
に、そのプッシャ35の案内ローラ37が、その前側半
部でストッパ部22a(ロック手段)に当接する。これ
により、最後商品Sが払い出され、売り切れ状態となっ
た商品通路18では、プッシャ35がストッパ部22a
によって、前方への移動を阻止されるようになってい
る。また、前アダプタ22の前面下部には、前方から照
射された光DLを前方に反射する反射板25(被検知部
材)が設けられており、この反射板25を利用して、後
述するバケット52を商品通路18の受取位置に停止さ
せるとともに、商品Sの売り切れを検知するようになっ
ている。
前アダプタ22の背面側上部には、側断面が半円弧状の
ストッパ部22aが形成されている。商品通路18の最
後商品Sが、後述するプッシャ35で払い出されたとき
に、そのプッシャ35の案内ローラ37が、その前側半
部でストッパ部22a(ロック手段)に当接する。これ
により、最後商品Sが払い出され、売り切れ状態となっ
た商品通路18では、プッシャ35がストッパ部22a
によって、前方への移動を阻止されるようになってい
る。また、前アダプタ22の前面下部には、前方から照
射された光DLを前方に反射する反射板25(被検知部
材)が設けられており、この反射板25を利用して、後
述するバケット52を商品通路18の受取位置に停止さ
せるとともに、商品Sの売り切れを検知するようになっ
ている。
【0026】また、仕切壁17には、後述する商品払い
出し駆動機構によって駆動され、商品通路18に収納さ
れている商品Sを前方に払い出す商品払い出し従動機構
31が設けられている。この商品払い出し従動機構31
は、前後アダプタ22、22にそれぞれ回転自在に支持
された前ギア32(払い出しギア)および後ギア33
と、これらのギア32、33に巻き掛けられたタイミン
グベルト34と、このタイミングベルト34に連結さ
れ、前後方向に移動自在のプッシャ35とを備えてい
る。前ギア32は、タイミングベルト34が巻き掛けら
れた小ギア部32aと、この小ギア部32aよりも直径
が大きく、後述する遊動ギア71にかみ合う大ギア部3
2bとにより2段に構成されている。一方、後ギア33
は、前ギア32の小ギア部32aと径およびピッチが同
一のものである。プッシャ35は、平板からなるプッシ
ャ本体36と、上記案内溝23に係合する前後1対の案
内ローラ37、37(図6および図13参照)を有し、
プッシャ本体36を支持するとともに、タイミングベル
ト34の下側部分に連結されたプッシャ支持体38と、
により構成されている。
出し駆動機構によって駆動され、商品通路18に収納さ
れている商品Sを前方に払い出す商品払い出し従動機構
31が設けられている。この商品払い出し従動機構31
は、前後アダプタ22、22にそれぞれ回転自在に支持
された前ギア32(払い出しギア)および後ギア33
と、これらのギア32、33に巻き掛けられたタイミン
グベルト34と、このタイミングベルト34に連結さ
れ、前後方向に移動自在のプッシャ35とを備えてい
る。前ギア32は、タイミングベルト34が巻き掛けら
れた小ギア部32aと、この小ギア部32aよりも直径
が大きく、後述する遊動ギア71にかみ合う大ギア部3
2bとにより2段に構成されている。一方、後ギア33
は、前ギア32の小ギア部32aと径およびピッチが同
一のものである。プッシャ35は、平板からなるプッシ
ャ本体36と、上記案内溝23に係合する前後1対の案
内ローラ37、37(図6および図13参照)を有し、
プッシャ本体36を支持するとともに、タイミングベル
ト34の下側部分に連結されたプッシャ支持体38と、
により構成されている。
【0027】このように構成された商品払い出し従動機
構31は、販売時に、遊動ギア71によって前ギア32
が図6で時計回りに回転駆動されると、タイミングベル
ト34が回転し、これに伴いプッシャ35が前方に移動
する。そして、商品通路18の商品S全体を前方に押し
て移動させ、これにより、最前に位置する商品Sが商品
通路18の前端の払い出し口18a(図5参照)から前
方に払い出される。
構31は、販売時に、遊動ギア71によって前ギア32
が図6で時計回りに回転駆動されると、タイミングベル
ト34が回転し、これに伴いプッシャ35が前方に移動
する。そして、商品通路18の商品S全体を前方に押し
て移動させ、これにより、最前に位置する商品Sが商品
通路18の前端の払い出し口18a(図5参照)から前
方に払い出される。
【0028】商品搬出装置4は、上記商品払い出し従動
機構31と、ラックフレーム11の前方に、左右方向に
移動自在に設けられたYモジュール41と、このYモジ
ュール41を左右方向に駆動するX方向駆動機構42な
どで構成されている。
機構31と、ラックフレーム11の前方に、左右方向に
移動自在に設けられたYモジュール41と、このYモジ
ュール41を左右方向に駆動するX方向駆動機構42な
どで構成されている。
【0029】Yモジュール41は、図1〜図4および図
9に示すように、上下方向に延びる縦長ボックス状に形
成され、X方向駆動機構42により左右方向に駆動され
る可動体51と、この可動体51の右側面に突出して設
けられ、可動体51に対して上下方向に移動自在のバケ
ット52と、バケット52を上下方向に駆動するY方向
駆動機構53(駆動機構)と、を備えている。
9に示すように、上下方向に延びる縦長ボックス状に形
成され、X方向駆動機構42により左右方向に駆動され
る可動体51と、この可動体51の右側面に突出して設
けられ、可動体51に対して上下方向に移動自在のバケ
ット52と、バケット52を上下方向に駆動するY方向
駆動機構53(駆動機構)と、を備えている。
【0030】バケット52は、販売時に、商品通路18
から払い出された商品Sを受け取って搬送し、商品取出
口6に搬出するものである。このバケット52は、図7
および図8に示すように、販売時に、商品通路18から
払い出された商品Sを受取位置で受け取り、その商品S
を商品取出口に搬出するまで一時的に収容・保持するバ
ケット本体54と、上記商品払い出し従動機構31を駆
動する商品払い出し駆動機構55と、選択された商品S
を収納する商品通路18の受取位置にバケット52を停
止させるため、およびその商品Sの売り切れ状態を検知
するための受取位置検知センサ56などを備えている。
から払い出された商品Sを受け取って搬送し、商品取出
口6に搬出するものである。このバケット52は、図7
および図8に示すように、販売時に、商品通路18から
払い出された商品Sを受取位置で受け取り、その商品S
を商品取出口に搬出するまで一時的に収容・保持するバ
ケット本体54と、上記商品払い出し従動機構31を駆
動する商品払い出し駆動機構55と、選択された商品S
を収納する商品通路18の受取位置にバケット52を停
止させるため、およびその商品Sの売り切れ状態を検知
するための受取位置検知センサ56などを備えている。
【0031】バケット本体54は、左右の側壁61、6
1および前面のバケットドア62などによりボックス状
に形成されており、上面後半部から背面上半部に亘って
開放した構造になっている。この開放した部分の商品収
容開口63を介して、商品通路18から払い出された商
品Sが、バケット本体54の商品収容スペースである収
容部64に収容される。バケットドア62は、バケット
本体54の前面から底面に亘り、側断面「J」字状に形
成されており、左右両端のほぼ下半部にそれぞれ設けら
れた扇形の左右の側面プレート65、65が、その頂角
部でそれぞれ上記左右の側壁61、61に回動自在に支
持されている。このバケットドア62は、常時は閉状態
となっており、商品取出口6で商品Sを購入者に渡す際
に、左側の側面プレート65に取り付けられた開閉用ギ
ア66が回転駆動され、これによりバケットドア62が
回動して、バケット本体54の前面を開放する(図12
参照)。
1および前面のバケットドア62などによりボックス状
に形成されており、上面後半部から背面上半部に亘って
開放した構造になっている。この開放した部分の商品収
容開口63を介して、商品通路18から払い出された商
品Sが、バケット本体54の商品収容スペースである収
容部64に収容される。バケットドア62は、バケット
本体54の前面から底面に亘り、側断面「J」字状に形
成されており、左右両端のほぼ下半部にそれぞれ設けら
れた扇形の左右の側面プレート65、65が、その頂角
部でそれぞれ上記左右の側壁61、61に回動自在に支
持されている。このバケットドア62は、常時は閉状態
となっており、商品取出口6で商品Sを購入者に渡す際
に、左側の側面プレート65に取り付けられた開閉用ギ
ア66が回転駆動され、これによりバケットドア62が
回動して、バケット本体54の前面を開放する(図12
参照)。
【0032】また、バケット本体54内には、バケット
ドア62の底面よりも上方に位置し、商品Sの払い出し
の際に、前下がりで緩やかに傾斜し収容部64の底面を
構成するシュートトレイ67が設けられている。払い出
された商品Sが、収容部64に収容される際に、このシ
ュートトレイ67の上面に沿って自重で前方に滑り、収
納時の姿勢を保持したまま収容されるようになってい
る。なお、シュートトレイ67は、販売待機時、商品S
の搬送時および購入者への商品Sの受け渡しの際には、
図10および図12に示すように、急な前下がりに傾斜
するようになっている。
ドア62の底面よりも上方に位置し、商品Sの払い出し
の際に、前下がりで緩やかに傾斜し収容部64の底面を
構成するシュートトレイ67が設けられている。払い出
された商品Sが、収容部64に収容される際に、このシ
ュートトレイ67の上面に沿って自重で前方に滑り、収
納時の姿勢を保持したまま収容されるようになってい
る。なお、シュートトレイ67は、販売待機時、商品S
の搬送時および購入者への商品Sの受け渡しの際には、
図10および図12に示すように、急な前下がりに傾斜
するようになっている。
【0033】さらに、図8に示すように、バケット本体
54の後端部には、左右方向に水平に延びるとともに、
側断面が三角形形状に形成された三角ドラム68が、上
記商品収容開口63に下側から臨むように設けられてい
る。この三角ドラム68は、商品Sの払い出しの際に、
その商品Sを下側から支持しながら前方へ送り出すよう
に回転し、商品Sを効率よく収容部64に収容する。
54の後端部には、左右方向に水平に延びるとともに、
側断面が三角形形状に形成された三角ドラム68が、上
記商品収容開口63に下側から臨むように設けられてい
る。この三角ドラム68は、商品Sの払い出しの際に、
その商品Sを下側から支持しながら前方へ送り出すよう
に回転し、商品Sを効率よく収容部64に収容する。
【0034】商品払い出し駆動機構55は、上記商品払
い出し従動機構31の前ギア32を回転駆動する遊動ギ
ア71と、この遊動ギア71を回動させることにより、
前ギア32に係脱させる第1払い出し駆動機構72と、
遊動ギア71を回転駆動する第2払い出し駆動機構73
とにより構成されている。
い出し従動機構31の前ギア32を回転駆動する遊動ギ
ア71と、この遊動ギア71を回動させることにより、
前ギア32に係脱させる第1払い出し駆動機構72と、
遊動ギア71を回転駆動する第2払い出し駆動機構73
とにより構成されている。
【0035】遊動ギア71は、台形形状のギア支持プレ
ート76の上端部に回転自在に支持されている。このギ
ア支持プレート76が、その上下方向の中間部より若干
下側の回動支点76aを中心に回動することにより、遊
動ギア71が、前ギア32にかみ合う係合位置K(図1
1参照)と、前ギア32から離隔し、バケット52に収
容される離隔位置L(図10参照)との間で揺動する。
また、ギア支持プレート76には、回動支点76aで回
転自在に支持されるとともに、三角ドラム68の回転軸
68aの左端部に固定された左ギア68b、および遊動
ギア71にかみ合う中間ギア77が設けられている。こ
れにより、三角ドラム68が回転すると、これに伴い、
中間ギア77を介して遊動ギア71が回転する。なお、
ギア支持プレート76は、遊動ギア71が係合位置K側
に突出するように、図示しないばねによって付勢されて
いる。
ート76の上端部に回転自在に支持されている。このギ
ア支持プレート76が、その上下方向の中間部より若干
下側の回動支点76aを中心に回動することにより、遊
動ギア71が、前ギア32にかみ合う係合位置K(図1
1参照)と、前ギア32から離隔し、バケット52に収
容される離隔位置L(図10参照)との間で揺動する。
また、ギア支持プレート76には、回動支点76aで回
転自在に支持されるとともに、三角ドラム68の回転軸
68aの左端部に固定された左ギア68b、および遊動
ギア71にかみ合う中間ギア77が設けられている。こ
れにより、三角ドラム68が回転すると、これに伴い、
中間ギア77を介して遊動ギア71が回転する。なお、
ギア支持プレート76は、遊動ギア71が係合位置K側
に突出するように、図示しないばねによって付勢されて
いる。
【0036】第1払い出し駆動機構72は、バケット本
体54の左側壁の外側に、ケース80を介して取り付け
られており、図8および図10に示すように、周面に多
数の歯を有するとともに、右側面に2つのカム溝81、
82が形成されたカム円板83と、このカム円板83を
回転駆動するカムモータ84と、を備えている。カム円
板83が正逆回転することにより、カム溝81は、これ
に係合する所定形状のリンク85を介して遊動ギア71
を揺動駆動する。一方、カム溝82は、これに係合する
所定形状の歯付リンク86を介して開閉用ギア66を回
転駆動させ、バケットドア62を開閉させる。また、カ
ム円板83の右側面には、右方向に突出するピン87が
設けられており、カム円板83の回転により、このピン
87で所定形状のスライド板88を斜め前下がりにスラ
イドさせ、これにより、シュートトレイ67がスライド
板88によって揺動駆動される。
体54の左側壁の外側に、ケース80を介して取り付け
られており、図8および図10に示すように、周面に多
数の歯を有するとともに、右側面に2つのカム溝81、
82が形成されたカム円板83と、このカム円板83を
回転駆動するカムモータ84と、を備えている。カム円
板83が正逆回転することにより、カム溝81は、これ
に係合する所定形状のリンク85を介して遊動ギア71
を揺動駆動する。一方、カム溝82は、これに係合する
所定形状の歯付リンク86を介して開閉用ギア66を回
転駆動させ、バケットドア62を開閉させる。また、カ
ム円板83の右側面には、右方向に突出するピン87が
設けられており、カム円板83の回転により、このピン
87で所定形状のスライド板88を斜め前下がりにスラ
イドさせ、これにより、シュートトレイ67がスライド
板88によって揺動駆動される。
【0037】また、カム円板83の上方には、カム円板
83の回転角度を検知するための回転角度検知スイッチ
89が設けられている。この回転角度検知スイッチ89
が、カム円板83の左側面の所定位置にそれぞれ形成さ
れた3つの突起83a、83a、83aに押されること
により、OFF状態からON状態に切り替わり、これに
より、回転するカム円板83が所定の回転角度まで回転
したことが検知されるようになっている。
83の回転角度を検知するための回転角度検知スイッチ
89が設けられている。この回転角度検知スイッチ89
が、カム円板83の左側面の所定位置にそれぞれ形成さ
れた3つの突起83a、83a、83aに押されること
により、OFF状態からON状態に切り替わり、これに
より、回転するカム円板83が所定の回転角度まで回転
したことが検知されるようになっている。
【0038】第2払い出し駆動機構73は、バケット本
体54の右側の側壁61を構成する内壁部61aと外壁
部61b(図7参照)の間に配置されており、上記三角
ドラム68および遊動ギア71を回転駆動する払い出し
駆動モータ91と、三角ドラム68の回転軸68aの右
端部に固定された右ギア68cにかみ合い、払い出し駆
動モータ91の回転を三角ドラム68に伝達する減速歯
車列92とを備えている。したがって、払い出し駆動モ
ータ91が作動することにより、減速歯車列92を介し
て三角ドラム68および遊動ギア71が回転する。
体54の右側の側壁61を構成する内壁部61aと外壁
部61b(図7参照)の間に配置されており、上記三角
ドラム68および遊動ギア71を回転駆動する払い出し
駆動モータ91と、三角ドラム68の回転軸68aの右
端部に固定された右ギア68cにかみ合い、払い出し駆
動モータ91の回転を三角ドラム68に伝達する減速歯
車列92とを備えている。したがって、払い出し駆動モ
ータ91が作動することにより、減速歯車列92を介し
て三角ドラム68および遊動ギア71が回転する。
【0039】図8に示すように、受取位置検知センサ5
6は、バケット52の後端部であって、上記三角ドラム
68の左端部の付近に設けられている。この受取位置検
知センサ56は、発光素子および受光素子(いずれも図
示せず)を有し、これらの素子が後向きに並設されてい
る。販売時に、バケット52が選択された商品Sを収納
する商品通路18の払い出し口18a付近に移動する
と、発光素子から後方に向かって光DLが照射される。
そして、その光DLが、商品通路18の左側の仕切壁1
7の反射板25に反射し、その反射光RLが受光素子に
受光されたときに、バケット52が停止する。つまり、
バケット52のこの停止位置が受取位置となる。
6は、バケット52の後端部であって、上記三角ドラム
68の左端部の付近に設けられている。この受取位置検
知センサ56は、発光素子および受光素子(いずれも図
示せず)を有し、これらの素子が後向きに並設されてい
る。販売時に、バケット52が選択された商品Sを収納
する商品通路18の払い出し口18a付近に移動する
と、発光素子から後方に向かって光DLが照射される。
そして、その光DLが、商品通路18の左側の仕切壁1
7の反射板25に反射し、その反射光RLが受光素子に
受光されたときに、バケット52が停止する。つまり、
バケット52のこの停止位置が受取位置となる。
【0040】図9は、Y方向駆動機構53を示す。同図
に示すように、Y方向駆動機構53は、Y駆動モータ9
5と、可動体51の上方に回転自在に設けられ、Y駆動
モータ95によって回転駆動される駆動プーリ96と、
可動体51内の下部に回転自在に設けられた従動プーリ
97と、両プーリ96、97に巻き掛けられるととも
に、バケット52に連結されたタイミングベルト98
と、このタイミングベルト98に、両プーリ96、97
を挟んで反対側に連結され、バケット52のバランサー
としてのおもり99と、を備えている。
に示すように、Y方向駆動機構53は、Y駆動モータ9
5と、可動体51の上方に回転自在に設けられ、Y駆動
モータ95によって回転駆動される駆動プーリ96と、
可動体51内の下部に回転自在に設けられた従動プーリ
97と、両プーリ96、97に巻き掛けられるととも
に、バケット52に連結されたタイミングベルト98
と、このタイミングベルト98に、両プーリ96、97
を挟んで反対側に連結され、バケット52のバランサー
としてのおもり99と、を備えている。
【0041】Y駆動モータ95の回転軸には、平歯車か
らなる駆動ギア100が連結されており、この駆動ギア
100が駆動プーリ96に同軸で設けられたギア96a
にかみ合っている。したがって、Y駆動モータ95が作
動することにより、駆動ギア100およびギア96aを
介して駆動プーリ96が回転し、これによりタイミング
ベルト98が回転して、バケット52が上下方向に駆動
される。なお、Y駆動モータ95の回転軸に連結された
駆動ギア100が、平歯車で構成されているため、バケ
ット52は、商品払い出し従動機構31の前ギア32か
ら受ける、後述する下向きの反力によって、下方に容易
に駆動されるようになっている。すなわち、上記反力に
よるバケット52の下方への移動時に、駆動プーリ96
は、駆動ギア100で回転を阻止されることなく、タイ
ミングベルト98によって回転駆動され、その結果、バ
ケット52の下方への移動が可能となる。
らなる駆動ギア100が連結されており、この駆動ギア
100が駆動プーリ96に同軸で設けられたギア96a
にかみ合っている。したがって、Y駆動モータ95が作
動することにより、駆動ギア100およびギア96aを
介して駆動プーリ96が回転し、これによりタイミング
ベルト98が回転して、バケット52が上下方向に駆動
される。なお、Y駆動モータ95の回転軸に連結された
駆動ギア100が、平歯車で構成されているため、バケ
ット52は、商品払い出し従動機構31の前ギア32か
ら受ける、後述する下向きの反力によって、下方に容易
に駆動されるようになっている。すなわち、上記反力に
よるバケット52の下方への移動時に、駆動プーリ96
は、駆動ギア100で回転を阻止されることなく、タイ
ミングベルト98によって回転駆動され、その結果、バ
ケット52の下方への移動が可能となる。
【0042】なお、バケット52の前端部には、上下1
対の案内ローラ52a、52aが設けられており、これ
らの案内ローラ52a、52aが、可動体51内の上下
方向に延びるバケット案内レール(図示せず)に沿って
移動することにより、バケット52が可動体51に対し
上下方向に円滑に移動する。同様に、おもり99の後端
部に設けられた案内ローラ99a、99aも、可動体5
1内のおもり案内レール(図示せず)に沿って移動し、
おもり99が上下方向に円滑に移動する。
対の案内ローラ52a、52aが設けられており、これ
らの案内ローラ52a、52aが、可動体51内の上下
方向に延びるバケット案内レール(図示せず)に沿って
移動することにより、バケット52が可動体51に対し
上下方向に円滑に移動する。同様に、おもり99の後端
部に設けられた案内ローラ99a、99aも、可動体5
1内のおもり案内レール(図示せず)に沿って移動し、
おもり99が上下方向に円滑に移動する。
【0043】X方向駆動機構42は、図3および図4に
示すように、左端の側壁パネル15にケースを介して取
り付けられたX駆動モータ101と、上下方向に延び、
X駆動モータ101により回転駆動されるX駆動軸10
2と、このX駆動軸102の上下端部にそれぞれ固定さ
れた上下の駆動プーリ103、103と、それらと対を
なし、左右方向に延びる図示しない上下の取付板の右端
部に、それぞれ回転自在に設けられた上下の従動プーリ
104、104と、上下の駆動プーリおよび上下の従動
プーリの103、104間、103、104の間にそれ
ぞれ巻き掛けられた上下のタイミングベルト105、1
05とにより構成されている。そして、上下のタイミン
グベルト105、105にそれぞれ連結された上下の連
結部材106、106を介して、Yモジュール41の可
動体51が上下のタイミングベルト105、105に連
結されている。
示すように、左端の側壁パネル15にケースを介して取
り付けられたX駆動モータ101と、上下方向に延び、
X駆動モータ101により回転駆動されるX駆動軸10
2と、このX駆動軸102の上下端部にそれぞれ固定さ
れた上下の駆動プーリ103、103と、それらと対を
なし、左右方向に延びる図示しない上下の取付板の右端
部に、それぞれ回転自在に設けられた上下の従動プーリ
104、104と、上下の駆動プーリおよび上下の従動
プーリの103、104間、103、104の間にそれ
ぞれ巻き掛けられた上下のタイミングベルト105、1
05とにより構成されている。そして、上下のタイミン
グベルト105、105にそれぞれ連結された上下の連
結部材106、106を介して、Yモジュール41の可
動体51が上下のタイミングベルト105、105に連
結されている。
【0044】このように構成されたX方向駆動機構42
において、X駆動モータ101が作動すると、X駆動軸
102および上下の駆動プーリ103、103を介し
て、上下のタイミングベルト105、105が回転し、
これにより、Yモジュール41が左右方向に駆動され
る。そして、上述したYモジュール41とX方向駆動機
構42との協働により、バケット52が、選択された商
品Sを収納する商品通路18と商品取出口6との間で駆
動される。
において、X駆動モータ101が作動すると、X駆動軸
102および上下の駆動プーリ103、103を介し
て、上下のタイミングベルト105、105が回転し、
これにより、Yモジュール41が左右方向に駆動され
る。そして、上述したYモジュール41とX方向駆動機
構42との協働により、バケット52が、選択された商
品Sを収納する商品通路18と商品取出口6との間で駆
動される。
【0045】ここで、図10〜図12を参照しながら、
販売時における商品搬出装置4の動作について説明す
る。購入者によって所望の商品Sの商品番号が入力され
ると、まず、X方向駆動機構42が作動してYモジュー
ル41が左右方向に移動するとともに、これと並行して
Yモジュール41のY方向駆動機構53が作動して、販
売待機位置に位置するバケット52が上下方向に移動す
る。そして、バケット52が、選択された商品Sを収納
する商品通路18の付近に移動し、これに前後して受取
位置検知センサ56の発光素子から後方に向けて光DL
が照射される。この光DLが、選択された商品Sを収納
する商品通路18の左側の仕切壁17の反射板25に反
射され、その反射光RLが受取位置検知センサ56の受
光素子で受光されたときに、バケット52が停止する
(図10参照)。この場合、発光素子からの光DLは、
反射板25に向けて照射され続け、反射光RLが受光素
子に受光され続ける。
販売時における商品搬出装置4の動作について説明す
る。購入者によって所望の商品Sの商品番号が入力され
ると、まず、X方向駆動機構42が作動してYモジュー
ル41が左右方向に移動するとともに、これと並行して
Yモジュール41のY方向駆動機構53が作動して、販
売待機位置に位置するバケット52が上下方向に移動す
る。そして、バケット52が、選択された商品Sを収納
する商品通路18の付近に移動し、これに前後して受取
位置検知センサ56の発光素子から後方に向けて光DL
が照射される。この光DLが、選択された商品Sを収納
する商品通路18の左側の仕切壁17の反射板25に反
射され、その反射光RLが受取位置検知センサ56の受
光素子で受光されたときに、バケット52が停止する
(図10参照)。この場合、発光素子からの光DLは、
反射板25に向けて照射され続け、反射光RLが受光素
子に受光され続ける。
【0046】次いで、カムモータ84が作動し、図10
のホームポジションに位置するカム円板83が時計回り
に約160度程度回転する(図11参照)。これによ
り、急な角度で前下がりに傾斜していたシュートトレイ
67が回動して、緩やかな角度の前下がりの状態になる
とともに、遊動ギア71が後方に突出し、選択された商
品Sを収納する商品通路18の商品払い出し従動機構3
1の前ギア32にかみ合う。
のホームポジションに位置するカム円板83が時計回り
に約160度程度回転する(図11参照)。これによ
り、急な角度で前下がりに傾斜していたシュートトレイ
67が回動して、緩やかな角度の前下がりの状態になる
とともに、遊動ギア71が後方に突出し、選択された商
品Sを収納する商品通路18の商品払い出し従動機構3
1の前ギア32にかみ合う。
【0047】その後、払い出し駆動モータ91が作動
し、三角ドラム68および遊動ギア71が回転する。こ
の遊動ギア71の回転に伴って前ギア32が回転駆動さ
れると、タイミングベルト34が回転し、これによりプ
ッシャ35が前方に移動する。そして、商品通路18内
の商品S全体がプッシャ35によって後方から押され前
方に移動し、最前に位置する商品Sが前方のバケット5
2側に送り出される。
し、三角ドラム68および遊動ギア71が回転する。こ
の遊動ギア71の回転に伴って前ギア32が回転駆動さ
れると、タイミングベルト34が回転し、これによりプ
ッシャ35が前方に移動する。そして、商品通路18内
の商品S全体がプッシャ35によって後方から押され前
方に移動し、最前に位置する商品Sが前方のバケット5
2側に送り出される。
【0048】バケット52に受け渡された商品Sは、シ
ュートトレイ67に案内されながら、収容部64の前側
に移動して収容される。その後、カム円板83が、反時
計回りに回転してホームポジションに戻り、これによ
り、遊動ギア71は離隔位置Lに戻る。一方、シュート
トレイ67は、急な角度の前下がりの状態に戻り、シュ
ートトレイ67とバケットドア62の背面とにより、商
品Sを前後方向から挟む。
ュートトレイ67に案内されながら、収容部64の前側
に移動して収容される。その後、カム円板83が、反時
計回りに回転してホームポジションに戻り、これによ
り、遊動ギア71は離隔位置Lに戻る。一方、シュート
トレイ67は、急な角度の前下がりの状態に戻り、シュ
ートトレイ67とバケットドア62の背面とにより、商
品Sを前後方向から挟む。
【0049】以上のようにして、商品Sがバケット52
に収容されると、X方向駆動機構42およびY方向駆動
機構53が作動して、バケット52が商品取出口6の後
側に移動する。そして、商品取出口6を閉鎖していた閉
鎖プレート6aが下方に移動して、商品取出口6を開放
する。その後、カムモータ84が作動し、カム円板83
がホームポジションから反時計回りに約160度回転す
る。これにより、図12に示すように、カム溝82に係
合する歯付リンク86が時計回りに回動し、バケットド
ア62が反時計回りに回動して、バケット52の前面を
開放する。
に収容されると、X方向駆動機構42およびY方向駆動
機構53が作動して、バケット52が商品取出口6の後
側に移動する。そして、商品取出口6を閉鎖していた閉
鎖プレート6aが下方に移動して、商品取出口6を開放
する。その後、カムモータ84が作動し、カム円板83
がホームポジションから反時計回りに約160度回転す
る。これにより、図12に示すように、カム溝82に係
合する歯付リンク86が時計回りに回動し、バケットド
ア62が反時計回りに回動して、バケット52の前面を
開放する。
【0050】そして、購入者が商品取出口6からバケッ
ト52内に手をのばし、商品Sを取り出すと、カム円板
83が再度ホームポジションに戻り、バケットドア62
によってバケット52の前面が閉鎖されるとともに、閉
鎖プレート6aによって商品取出口6が閉鎖される。こ
れにより、商品Sの販売が完了する。
ト52内に手をのばし、商品Sを取り出すと、カム円板
83が再度ホームポジションに戻り、バケットドア62
によってバケット52の前面が閉鎖されるとともに、閉
鎖プレート6aによって商品取出口6が閉鎖される。こ
れにより、商品Sの販売が完了する。
【0051】次に、図13および図14を参照して、販
売時に、購入者によって売り切れ商品が選択された場合
の商品搬出装置4の動作について説明する。
売時に、購入者によって売り切れ商品が選択された場合
の商品搬出装置4の動作について説明する。
【0052】売り切れ商品Sが選択された場合も、上述
した通常販売と同様に、バケット52が、その商品Sが
収納されていた商品通路18の受取位置に停止した後、
遊動ギア71が係合位置Kに移動して前ギア32にかみ
合う。そして、払い出し駆動モータ91が作動し、遊動
ギア71を回転駆動しようとするが、図13に示すよう
に、プッシャ35の前側の案内ローラ37が、仕切壁1
7のストッパ部22aに当接しているため、プッシャ3
5の前方への移動が阻止される。このため、商品払い出
し従動機構31は、その作動がロックされた状態とな
る。すなわち、プッシャ35が移動不能な状態となると
ともに、プッシャ35が連結しているタイミングベルト
34、およびこのタイミングベルト34が巻き掛けられ
た前ギア32は、回転不能な状態となる。
した通常販売と同様に、バケット52が、その商品Sが
収納されていた商品通路18の受取位置に停止した後、
遊動ギア71が係合位置Kに移動して前ギア32にかみ
合う。そして、払い出し駆動モータ91が作動し、遊動
ギア71を回転駆動しようとするが、図13に示すよう
に、プッシャ35の前側の案内ローラ37が、仕切壁1
7のストッパ部22aに当接しているため、プッシャ3
5の前方への移動が阻止される。このため、商品払い出
し従動機構31は、その作動がロックされた状態とな
る。すなわち、プッシャ35が移動不能な状態となると
ともに、プッシャ35が連結しているタイミングベルト
34、およびこのタイミングベルト34が巻き掛けられ
た前ギア32は、回転不能な状態となる。
【0053】このような状態で、払い出し駆動モータ9
1が作動すると、遊動ギア71は、回転不能な前ギア3
2から反力を受け、この反力により反時計回りに回転し
ながら、遊星歯車列における遊星歯車のように、太陽歯
車としての前ギア32の回りを下方に移動し、これに伴
い、バケット52が下方に移動する(図14参照)。つ
まり、前ギア32からの反力は、遊動ギア71を有する
商品払い出し駆動機構55を介してバケット52を下方
に移動させるように作用する。これにより、バケット5
2は、高さHだけ下方に移動し、これに伴い、受取位置
検知センサ56が、同じ高さ下方に移動し、反射光RL
を受光不能な高さとなる。すなわち、受取位置検知セン
サ56の発光素子からの光DLは、反射板25で反射さ
れなくなり、受光素子が反射光RLを受光できなくな
る。そして、受取位置検知センサ56によって、受光素
子が反射光RLを受光できなくなったこと、および回転
角度検知スイッチ89によって、遊動ギア71が係合位
置Kに位置するように、カム円板83が所定角度回転し
ていることを条件に、選択された商品Sが売り切れであ
ることが、上記図示しない制御回路により認識される。
1が作動すると、遊動ギア71は、回転不能な前ギア3
2から反力を受け、この反力により反時計回りに回転し
ながら、遊星歯車列における遊星歯車のように、太陽歯
車としての前ギア32の回りを下方に移動し、これに伴
い、バケット52が下方に移動する(図14参照)。つ
まり、前ギア32からの反力は、遊動ギア71を有する
商品払い出し駆動機構55を介してバケット52を下方
に移動させるように作用する。これにより、バケット5
2は、高さHだけ下方に移動し、これに伴い、受取位置
検知センサ56が、同じ高さ下方に移動し、反射光RL
を受光不能な高さとなる。すなわち、受取位置検知セン
サ56の発光素子からの光DLは、反射板25で反射さ
れなくなり、受光素子が反射光RLを受光できなくな
る。そして、受取位置検知センサ56によって、受光素
子が反射光RLを受光できなくなったこと、および回転
角度検知スイッチ89によって、遊動ギア71が係合位
置Kに位置するように、カム円板83が所定角度回転し
ていることを条件に、選択された商品Sが売り切れであ
ることが、上記図示しない制御回路により認識される。
【0054】このようにして、商品Sの売り切れが認識
されると、払い出し駆動モータ91の作動が停止すると
ともに、カム円板83がホームポジションに戻る。そし
て、バケット52が販売待機位置に戻り、また、選択さ
れた商品Sが売り切れであることをコントロールパネル
8に表示することによって、購入者に商品Sを選択し直
すよう促す。購入者が売り切れでない商品Sを選択し直
すと、商品搬出装置4が上述した通常販売の動作を行っ
て、選択し直された商品Sが商品取出口6に搬出され
る。
されると、払い出し駆動モータ91の作動が停止すると
ともに、カム円板83がホームポジションに戻る。そし
て、バケット52が販売待機位置に戻り、また、選択さ
れた商品Sが売り切れであることをコントロールパネル
8に表示することによって、購入者に商品Sを選択し直
すよう促す。購入者が売り切れでない商品Sを選択し直
すと、商品搬出装置4が上述した通常販売の動作を行っ
て、選択し直された商品Sが商品取出口6に搬出され
る。
【0055】以上詳述したように、本実施形態の商品搬
出装置4によれば、バケット52が売り切れ商品Sの商
品通路18の受取位置に停止した後、払い出し駆動モー
タ91が作動することによってバケット52が下方に移
動し、これにより、受取位置検知センサ56の受光素子
が反射光RLを受光できなくなったときに、商品Sの売
り切れを認識するので、従来と異なり、商品払い出し従
動機構31を所定時間駆動することなく、商品Sの売り
切れを短時間で検知することができる。その結果、購入
者をあまり待たせることなく迅速に商品Sの販売を行う
ことができる。また、商品Sの売り切れ検知を、バケッ
ト52を受取位置に停止させるための、既存の受取位置
検知センサ56および反射板25などを利用して行うた
め、売り切れ検知をするための専用の売り切れ検知装置
などを何ら設ける必要がなく、商品Sの売り切れ検知を
低コストで行うことができる。
出装置4によれば、バケット52が売り切れ商品Sの商
品通路18の受取位置に停止した後、払い出し駆動モー
タ91が作動することによってバケット52が下方に移
動し、これにより、受取位置検知センサ56の受光素子
が反射光RLを受光できなくなったときに、商品Sの売
り切れを認識するので、従来と異なり、商品払い出し従
動機構31を所定時間駆動することなく、商品Sの売り
切れを短時間で検知することができる。その結果、購入
者をあまり待たせることなく迅速に商品Sの販売を行う
ことができる。また、商品Sの売り切れ検知を、バケッ
ト52を受取位置に停止させるための、既存の受取位置
検知センサ56および反射板25などを利用して行うた
め、売り切れ検知をするための専用の売り切れ検知装置
などを何ら設ける必要がなく、商品Sの売り切れ検知を
低コストで行うことができる。
【0056】さらに、商品通路18から商品Sを払い出
す商品払い出し従動機構31を、各商品通路18ごとに
設け、これらの商品払い出し従動機構31を駆動する単
一の商品払い出し駆動機構55をバケット52に設けて
いるので、駆動部分を共通化することができ、各商品通
路18ごとに駆動機構を設ける場合に比べて、商品搬出
装置4の低コスト化を図ることができる。
す商品払い出し従動機構31を、各商品通路18ごとに
設け、これらの商品払い出し従動機構31を駆動する単
一の商品払い出し駆動機構55をバケット52に設けて
いるので、駆動部分を共通化することができ、各商品通
路18ごとに駆動機構を設ける場合に比べて、商品搬出
装置4の低コスト化を図ることができる。
【0057】なお、本実施形態では、バケットの下方へ
の移動に伴い、受取位置検知センサが下方に移動し、反
射光を検知不能となることで、商品の売り切れを検知す
るようにしたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、バケットを上方に移動させることによって、受取位
置検知センサが反射光を検知不能となるようにしてもよ
い。また、商品の売り切れ検知に応じて、その商品が再
度選択されたときに、販売動作を行うことなく、売り切
れであることを表示するようにしてもよく、そのように
すれば、購入者が売り切れでない他の商品を直ぐに選択
することが可能となる。
の移動に伴い、受取位置検知センサが下方に移動し、反
射光を検知不能となることで、商品の売り切れを検知す
るようにしたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、バケットを上方に移動させることによって、受取位
置検知センサが反射光を検知不能となるようにしてもよ
い。また、商品の売り切れ検知に応じて、その商品が再
度選択されたときに、販売動作を行うことなく、売り切
れであることを表示するようにしてもよく、そのように
すれば、購入者が売り切れでない他の商品を直ぐに選択
することが可能となる。
【0058】また、本実施形態では、受取位置検知セン
サとして、発光素子および受光素子からなる光センサを
使用したが、反射板の代わりに適当な被検知部材を設
け、受取位置検知センサとして、この被検知部材を検知
可能なセンサを使用してもよい。
サとして、発光素子および受光素子からなる光センサを
使用したが、反射板の代わりに適当な被検知部材を設
け、受取位置検知センサとして、この被検知部材を検知
可能なセンサを使用してもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動販売
機の商品搬出装置は、低コストを維持しながら、商品の
売り切れ検知時間を短縮することができ、その結果、売
り切れ商品が選択された場合であっても、購入者をあま
り待たせることなく、迅速に商品の販売を行うことがで
きるなどの効果を有する。
機の商品搬出装置は、低コストを維持しながら、商品の
売り切れ検知時間を短縮することができ、その結果、売
り切れ商品が選択された場合であっても、購入者をあま
り待たせることなく、迅速に商品の販売を行うことがで
きるなどの効果を有する。
【図1】本発明の実施形態による商品搬出装置を組み込
んだ自動販売機の商品を収納した状態を示す正面図であ
る。
んだ自動販売機の商品を収納した状態を示す正面図であ
る。
【図2】図1の自動販売機を示す側面断面図である。
【図3】図1の自動販売機の、前部を除去し、かつ、商
品を収納していない状態を示す正面図である。
品を収納していない状態を示す正面図である。
【図4】図3に対応する自動販売機の前部を示す側面断
面図である。
面図である。
【図5】商品ラックを示す斜視図である。
【図6】仕切壁を示す斜視図である。
【図7】バケットを示す斜視図である。
【図8】受取位置に位置するバケットの内部構造を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図9】Y方向駆動機構を示す側面図である。
【図10】受取位置に停止した直後のバケットを示す内
部構造図である。
部構造図である。
【図11】商品を払い出す際のバケットを示す内部構造
図である。
図である。
【図12】商品を商品取出口に搬出する際のバケットを
示す内部構造図である。
示す内部構造図である。
【図13】商品が売り切れ状態の商品通路の受取位置に
位置するバケットを示す内部構造図である。
位置するバケットを示す内部構造図である。
【図14】バケットが、作動のロックされた商品払い出
し従動機構からの反力により下方に移動した状態を示す
バケットの内部構造図である。
し従動機構からの反力により下方に移動した状態を示す
バケットの内部構造図である。
1 自動販売機 4 商品搬出装置 6 商品取出口 17 仕切壁(通路壁) 18 商品通路 22a ストッパ部(ロック手段) 25 反射板(被検知部材) 31 商品払い出し従動機構 32 前ギア(払い出しギア) 35 プッシャ 52 バケット 53 Y方向駆動機構(駆動機構) 55 商品払い出し駆動機構 56 受取位置検知センサ 71 遊動ギア 95 Y駆動モータ(駆動モータ) 100 駆動ギア K 係合位置 L 離隔位置 S 商品
Claims (4)
- 【請求項1】 前後方向に水平に延び、上下方向に配置
された複数の商品通路のうちいずれか1つの商品通路の
前端の払い出し口から払い出された商品を、商品取出口
に搬出するための自動販売機の商品搬出装置であって、 駆動機構と、 この駆動機構により上下方向に駆動され、前記商品通路
から払い出された商品を受取位置で受け取り、前記商品
取出口に搬出するバケットと、 前記払い出し口の付近に設けられた被検知部材と、 前記バケットの後端部に設けられ、販売時に、選択され
た商品を収納する商品通路の前記受取位置に前記バケッ
トを停止させるために、前記バケットが前記商品通路の
前記受取位置に移動したときに、前記被検知部材に水平
に対向した状態で前記被検知部材を検知する受取位置検
知センサと、 前記バケットに設けられ、前記商品通路に収納された商
品を払い出すための商品払い出し駆動機構と、 前記商品通路に設けられるとともに、前記商品払い出し
駆動機構が係合することによって駆動され、前記商品通
路に収納された商品全体を、前方に押して移動させるこ
とにより、最前に位置する商品を前方に払い出す商品払
い出し従動機構と、 前記商品通路から最後の商品が払い出されたときに、前
記商品払い出し従動機構の作動をロックするロック手段
と、を備え、 販売時に、前記バケットが売り切れ状態の商品通路の受
取位置に移動し、前記商品払い出し駆動機構が当該商品
通路の前記商品払い出し従動機構を駆動したときの前記
ロック手段のロックによる反力により、前記バケット
は、前記商品払い出し駆動機構を介し上下方向に移動可
能で、かつ、このバケットの移動に伴い、前記受取位置
検知センサが前記被検知部材を検知不能な高さに上下方
向に移動するように構成されていることを特徴とする自
動販売機の商品搬出装置。 - 【請求項2】 前記被検知部材は、前方から照射された
光を前方に反射可能な反射板からなり、 前記受取位置検知センサは、発光素子および受光素子を
有し、 これらの発光素子および受光素子は、前記バケットが前
記商品通路の受取位置に移動したときに、前記発光素子
から前記反射板に照射した光の反射光を、前記受光素子
で受光可能に配置されていることを特徴とする請求項1
に記載の自動販売機の商品搬出装置。 - 【請求項3】 前記商品払い出し駆動機構は、 払い出し駆動モータと、 前記払い出し従動機構に係合する係合位置と、前記払い
出し従動機構から離隔する離隔位置との間で移動可能に
構成され、前記払い出し駆動モータにより回転駆動され
る遊動ギアと、を有し、 前記商品払い出し従動機構は、 前記商品通路の前記払い出し口の付近に回転自在で、か
つ、前方に臨むように設けられ、前記遊動ギアが前記係
合位置に位置するときに当該遊動ギアにかみ合い、当該
遊動ギアにより回転駆動される払い出しギアと、 この払い出しギアの回転に伴って前方に駆動されること
により、前記商品通路に収納された商品全体を前方に押
して移動させるプッシャと、を有することを特徴とする
請求項1または2に記載の自動販売機の商品搬出装置。 - 【請求項4】 前記ロック手段は、前記商品通路を画成
する通路壁により構成されており、 この通路壁は、前記プッシャが前記商品通路から最後の
商品を払い出したときに、前記プッシャの前部が当接す
ることにより、前記プッシャの前方への移動を阻止する
ストッパ部を有していることを特徴とする請求項3に記
載の自動販売機の商品搬出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10348921A JP2000172931A (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | 自動販売機の商品搬出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10348921A JP2000172931A (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | 自動販売機の商品搬出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000172931A true JP2000172931A (ja) | 2000-06-23 |
Family
ID=18400290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10348921A Withdrawn JP2000172931A (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | 自動販売機の商品搬出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000172931A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002279501A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-27 | Fuji Electric Co Ltd | 自動販売機の制御方法 |
CN108573569A (zh) * | 2018-07-26 | 2018-09-25 | 湖南金码智能设备制造有限公司 | 一种自动售货机出货平台及其出货方法 |
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-
1998
- 1998-12-08 JP JP10348921A patent/JP2000172931A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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