JPH10232972A - 箱体払い出し装置 - Google Patents

箱体払い出し装置

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Publication number
JPH10232972A
JPH10232972A JP3390397A JP3390397A JPH10232972A JP H10232972 A JPH10232972 A JP H10232972A JP 3390397 A JP3390397 A JP 3390397A JP 3390397 A JP3390397 A JP 3390397A JP H10232972 A JPH10232972 A JP H10232972A
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JP
Japan
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slider
box
passage hole
hole
base member
Prior art date
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Application number
JP3390397A
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English (en)
Inventor
Shinji Murakami
信二 村上
Kazumasa Ando
一雅 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JUKI SEIMITSU KK
Juki Corp
Original Assignee
JUKI SEIMITSU KK
Juki Corp
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Publication date
Application filed by JUKI SEIMITSU KK, Juki Corp filed Critical JUKI SEIMITSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、収容された箱体をスライダーの
通過孔に落し込み、その後、スライダーを流入孔までス
ライドさせて通過孔中の箱体を払い出す箱体払い出し装
置において、箱体の収容スペースやスライダーの可動ス
ペースを小さくすることが可能で、且つ、収容された箱
体を常に安定した状態に保たれるようにすることを目的
としている。 【解決手段】 スライダー30を方向Xにスライド可能
に設け、2つの収容手段11,12のそれぞれの排出口
11h,12h(箱体を通過させる四辺形に形成されて
いる)を、その各辺が前記スライダー30のスライド方
向Xと平行にならないように角度を持たせて配置し、前
記スライダー30がスライド移動してスライダー30の
通過孔30hと前記収容手段11,12の排出口11
h,12hとが重なる位置からずれたときに、前記スラ
イダー30が前記排出口11h,12hの3つの頂点を
含む範囲でこの排出口11h,12hを遮断する構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビデオカセット
テープ、オーディオカセットテープ、並びに、たばこな
どの箱体を複数収容すると共に、その箱体を1単位(例
えば1個)ずつ取り出して払い出す箱体払い出し装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複数収容した箱体を1個ずつ取
り出して払い出す装置として、図7に示すような構造の
箱体払い出し装置P20が考えられる。
【0003】図7中、P1A,P1Bは収容手段として
のストッカ、P2はスライダー、P3はベース部材、P
11は箱体としてのカセットテープである。ストッカP
1A,P1Bは、それぞれカセットテープP11を縦一
列に積み重ねた状態で収容し、低面部からカセットテー
プP11を排出可能になっている。これら2つのストッ
カP1A,P1Bは横に並べられた状態に配置されてい
る。スライダーP2は、カセットテープP11を1個通
過させる通過孔P2aを有し、ストッカP1A,P1B
とベース部材P3との間を往復方向(例えば左右)にス
ライド可能に設けられている。ベース部材P3は、スラ
イダーP2がスライド移動する板状のもので、中央にカ
セットテープP11を流入可能な流入孔P3aが形成さ
れている。この流入孔P3aに箱体が流入することで、
箱体が払い出される。
【0004】このような箱体払い出し装置P20によれ
ば、スライダーP2が往復方向にスライドし、スライダ
ーP2の通過孔P2aが2つのストッカP1A,P1B
の底面部の間を往復して移動することで、先ず、ストッ
カP1A,P1Bに収容されているカセットテープP1
1が1個ずつスライダーP2の通過孔P2aに排出さ
れ、次いで、スライダーP2がスライドして、この通過
孔P2aに取り込まれたカセットテープP11がベース
部材P3の流入孔P3aに流入し、箱体が1個ずつ払い
出されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、箱体を払い
出すための構造を小さなスペースに設けようとすると、
スライダーP2の可動スペースやスライド量を小さくし
たり、2つのストッカP1A,P1Bを近接させて配置
したりする必要がでてくる。ところが、上記のような箱
体払い出し装置Pにおいて、2つのストッカP1A,P
1Bを隣合わせに近接させると、次ぎのような不具合を
生じさせてしまう。
【0006】図7(b)には、2つのストッカP1A,
P1BとスライダーP2との配置関係を説明するための
上面図を示す。スライダーP2の通過孔P2aは、カセ
ットテープP11の通過をスムーズに行わせるため、カ
セットテープP11の大きさよりも僅かに大きめに形成
される。図7(b)に示すように、カセットテープP1
1がスライダーP2の通過孔P2aからベース部材P3
の流入孔P3aに流入した後、即ち、スライダーP2の
通過孔P2aが空の状態になったとき、ストッカP1
A,P1Bに収容されているカセットテープP11は、
スライダーP2の通過孔P2aに半分載った状態にあ
り、非常に不安定になっている。
【0007】このような不安定な状態では、ストッカP
1A,P1B内のカセットテープP11が荷崩れを起こ
したり、荷崩れしたカセットテープP11が、スライダ
ーP2の通過孔P2aを通過し、更にベース部材P3の
流入孔P3aに流入して、間違って払い出されてしまう
という問題が生じる。
【0008】また、スライダーP2の通過孔P2aがス
トッカP1A(P1B)に重なって、カセットテープP
11が通過孔P2a中に排出された状態において、この
カセットテープP11はベース部材P3の流入孔P3a
に半分載った状態にあり、非常に不安定になっている。
このような不安定な状態では、カセットテープP11が
流入孔P3aに流入して、間違って払い出されてしまう
という問題が生じる。
【0009】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、収容された箱体をスライダーの通過孔
に落し込み、その後、スライダーを流入孔までスライド
させて通過孔中の箱体を払い出す箱体払い出し装置にお
いて、箱体の収容スペースやスライダーの可動スペース
を小さくすることが可能で、且つ、収容された箱体を常
に安定した状態に保たれるようにすることを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、下方に配置した2つの排出
口から箱体をそれぞれ排出可能な状態に、各排出口より
上方に複数の箱体を収容する2つの収容手段と、前記排
出口の下方に配置され、前記排出口から1単位の箱体を
導入可能な通過孔を有し、前記2つの排出口と前記通過
孔とが交互に重なるようにスライド移動するスライダー
と、このスライダーの下方に配置され、前記通過孔に導
入された1単位の箱体をスライダーのスライド中に流入
可能な流入孔が形成されたベース部材とを備え、前記ス
ライダーがスライドして、前記通過孔が前記排出口と重
なることで、該排出口から箱体が前記通過孔内に導入さ
れ前記ベース部材上に降下し、前記スライダーが通過孔
内の箱体と共にスライド移動して、前記通過孔が前記排
出口からずれたときに、前記スライダーが前記排出口を
遮断し、前記通過孔と前記流入孔が重なることで前記通
過孔に導入された1単位の箱体が前記流入孔に流入され
て前記ベース部材の下方に払い出される箱体払い出し装
置であって、前記スライダーが往復方向にスライド可能
に設けられ、前記2つの収容手段のそれぞれの排出口
が、前記箱体の外周に沿った四辺形に形成され、且つ、
その四辺形の各辺が前記スライダーのスライド方向と平
行にならない傾斜方向に角度を持たせて配置され、前記
スライダーがスライドして前記通過孔と前記排出口とが
重なる位置からずれたときに、前記スライダーが前記排
出口の3つの頂点を含む範囲でこの排出口を遮断する構
成とした。
【0011】この請求項1記載の箱体払い出し装置によ
れば、2つの収容手段のそれぞれの排出口の各辺が、ス
ライダーのスライド方向に対して平行から傾斜方向に角
度をずらして配置され、上記排出口とスライダーの通過
孔とが重なり合った位置からずれたときに、スライダー
は排出口の3つの頂点を含む範囲で排出口を遮断するの
で、収容手段の排出口に臨んでいる箱体は、3頂点を含
む範囲でスライダーに支持され、スライダーが排出口を
遮断している間は、常に、安定な状態に保たれる。
【0012】従って、収容手段に収容されている箱体を
安定に保つために、無駄な配置構造(2つの収容手段を
離して配置したり、そのためにスライダーの移動スペー
スを大きくする等)を必要とせず、収容手段の箱体を常
に安定な状態に保ったまま、例えば、2つの収容手段を
近接して配置することが可能となったり、スライダーの
スライド移動範囲を、最小の移動範囲(スライダーの通
過孔が2つの排出口の間を行き来する直線の移動範囲)
に抑えることが可能となり、結果として、箱体払い出し
装置の箱体の収容スペースやスライダーの可動スペース
を小さくして、箱体払い出し装置の小型化を図ることが
出来る。
【0013】更に、スライド部材は、収容手段の排出口
と通過孔とが重なり合う位置から僅かにずれるだけで、
すぐに排出口の3頂点を含む範囲を遮断して、箱体を安
定的に支持するので、その分、スライド部材の通過孔の
寸法を大きくすることができる。そして、その分、スラ
イド部材の移動範囲を小さくすることが出来るといった
効果が得られる。
【0014】この作用・効果は、本発明の実施の形態の
図面である図4(a)において、具体的に示すことがで
きる。同図中、11h,12hは2つの収容手段の排出
口、40hは流入孔、30hはスライダーの通過孔、収
容手段の排出口11h,12hは、箱体とほぼ同形のも
のである。即ち、スライダーの通過孔30hの大きさ
は、箱体の大きさよりも大きく形成され、そして、その
分、スライダーのスライド移動の範囲も線分a+線分d
の距離の範囲で足りている。スライダーの通過孔30h
が箱体の大きさとほぼ同一である場合、スライダーのス
ライド移動の範囲は、線分a+線分b+線分c+線分d
の距離が必要であり、上記スライダーの通過孔を大きく
した方が、スライダーのスライド移動範囲を少なくする
ことが出来る。
【0015】なお、上記構成に加え、ベース部材に設け
られた流入孔にも同様に角度をもたせ、前記スライダー
の通過孔とベース部材の流入孔とが重なって前記通過孔
内の箱体が流入孔に流入する寸前まで、前記ベース部材
が箱体を3頂点を含む範囲で支えるような構成とするこ
とで、通過孔中に導入された箱体も常に安定に保つこと
ができ、上記の作用・効果を更に確実にすることが出来
る。
【0016】また、スライダーを往復方向にスライドさ
せ、一方の収容手段の箱体と他方の収容手段の箱体とを
交互に払い出せるといったように、2つの収容手段(或
いは2列に収容された箱体)に対して、2つの払い出し
機構を必要とせず、1つの払い出し機構(スライダーや
流入口)で、それら2つの収容手段から箱体を払い出し
ていくことができるので、その分、コストの低減を図る
ことができる。
【0017】ここで、箱体としては、例えば、ビデオカ
セットテープ、オーディオカセットテープ並びにタバコ
などが例示できるが、それらに限られず箱型のものであ
れば、どのようなものも含まれる。その箱体の形状も平
面視が矩形のものの他、平行四辺形のものでも同様の効
果を得ることが出来る。また、払い出される1単位の箱
体は、1個の箱体の他、予め定められた複数個の箱体と
しても対応可能である。
【0018】請求項2記載の発明は、前記スライダーの
通過孔に上方側から導入された箱体を載置させると共に
前記流入孔まで該箱体を支えるベース部材を備え、前記
ベース部材の箱体を支える面から前記スライド部材の上
面までの距離が、前記1単位の箱体の高さよりも長く形
成される一方、前記通過孔の入り口の周縁に傾斜或いは
アールが形成され、前記通過孔と前記排出口とが重なっ
て、該通過孔中に1単位の箱体とそれに連なるもう一個
の箱体の端部が入り込んだ場合に、このもう一個の箱体
の端部が、前記スライダーのスライド移動に伴い、前記
傾斜或いはアールに沿って前記通過孔の入り口から外に
押し出される構成とした。
【0019】この請求項2記載の箱体払い出し装置によ
れば、箱体を停止させるベース部材の面からスライダー
の上面(通過孔の入口)までの距離が、一単位の箱体の
高さよりも長く設定されているので、スライダーがその
通過孔に1単位の箱体を収容した状態でスライド移動す
るときに、スライダーと共に移動する箱体が、他方の収
容手段に収容されている箱体に引っかかってしまうとい
った不具合が防止される。同様に、例えば、箱体の高さ
に多少のばらつきがあったり、異物が入って箱体が多少
浮いたりした場合でも、その誤差を吸収してスムーズに
スライダーを移動させることが出来る。
【0020】また、箱体を停止させるベース部材の面か
らスライダーの上面(通過孔の入口)までの距離が、一
単位の箱体の高さよりも長く設定されていることから、
スライダーがその通過孔に1単位の箱体を収容した段階
で、更にこの1単位の箱体に続く次の箱体の端部が通過
孔の入り口周辺に入り込んでしまい、スライダーが移動
したときに、この箱体の端部とスライダーとがひっかか
ってしまうといった不具合が考えられるが、この発明で
は、スライダーの通過孔の入り口の周縁に傾斜或いはア
ールが設けられているので、スライダーの移動と共にそ
の箱体の端部を上記傾斜或いはアールに沿わせて通過孔
の外に押し出すことが可能となり、上記不具合を回避し
てスライダーの移動をスムーズに行わせることが出来
る。
【0021】請求項3記載の発明は、前記ベース部材
に、前記2つの収容手段の一方の収容手段から排出され
た箱体を検出する検出手段と、他方の収容手段から排出
された箱体を検出する検出手段とを備えた構成とした。
【0022】この請求項3記載の箱体払い出し装置によ
れば、前記2つの検出手段により前記2つの収容手段の
一方又は他方の箱体が尽きたこと、並びに、両方の収容
手段の箱体が尽きたことが、それぞれ検出可能なので、
例えば、スライダーが一方の収容手段の箱体を取り込み
にいったときに箱体が尽きていた場合に、スライダーを
反転させて他方の収容手段の箱体を取り込みにいかせた
り、両方の収容手段ともに収容した箱体が尽きていた場
合に、箱体が全て尽きたことを報知するなどの、様々な
制御に応用することが出来る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図6の図面を参照しながら説明する。図1
は、本発明の実施の形態である箱体払い出し装置1の概
観を示す斜視図、図2は、この箱体払い出し装置1の各
構成部分を分離させた状態を示す分解斜視図、図3は、
構成部品の1つであるベース部材40の裏面を示す正面
斜視図である。
【0024】この箱体払い出し装置1は、例えばビデオ
カセットテープなどの箱体80,80…を2列に積み重
ねて収容すると共に、これら箱体を1個ずつ取り出して
払い出し口61から払い出すものである。図2にも示す
ように、この箱体払い出し装置1は、収容手段としての
2つのテープストッカ11,12、ストッカ固定部材2
0、スライダー30、ベース部材40、シューター5
0、並びに、外ケース部材60等から構成される。
【0025】テープストッカ11、12は、底を開口さ
せた箱型のもので、複数の箱体80…を一列に積み重ね
た状態に、且つ、これら箱体80…を列に沿って移動可
能な状態に収容すると共に、底の開口部である排出口1
1h,12hから箱体80…を自重により自動的に排出
可能とするものである。
【0026】ストッカ固定部材20は、テープストッカ
11,12をスライダー30から浮かせた位置に並列に
固定させるための部材であり、このストッカ固定部材2
0にはテープストッカ11,12の排出口11h,12
hに対応して、これら排出口11h,12hと同型、同
寸法の開口孔20hが形成されている。テープストッカ
11,12は、排出口11h,12hを上記開口孔20
hに重ねた状態に、このストッカ固定部材20に例えば
ネジ止め等により固定されている。このストッカ固定部
材20は、逆向きの凹室形状に形成された部材であり、
その凹室内にスライダー30が配置される。
【0027】スライダー30は、平面状の上面30Sを
有する部材30Aに、通過孔30hを形成すると共に、
その上面30Sが2つのテープストッカ11,12の排
出口11h,12hの面する平面と僅かに空間を開けた
状態でスライド移動させるようにローラー32,32…
を取り付けて構成される。ローラー32,32…の下端
から上面30Sまでの厚みは、箱体80の1個の高さよ
りも大きく形成されている。なお、スライダー30をス
ライド移動可能とするスライド機構は、例えば、ローラ
ー32,32…に代えて、スライドレールを用いて構成
することも可能である。即ち、往復方向にスライダー3
0を移動させるスライドレールをベース部材40の上面
に設け、スライダー30にこのスライドレールに沿って
摺動する摺動部材を設けたり、スライダー30に前記ス
ライドレール上を滑るローラー等の滑り部材を設けたり
しても良い。逆にスライドレールをスライダー30の下
面側に設け、ベース部材40の上面にこのスライドレー
ルに沿って摺動する摺動部材を設けたり、ベース部材4
0の上面にこのスライドレール上を滑るローラー等の滑
り部材を設けても良い。
【0028】上記スライダー30の上面30Sは、テー
プストッカ11,12の排出口11h,12hを遮断し
て排出口11h,12hからの箱体80の排出を防ぐも
のであり、通過孔30hは、排出口11h,12hと重
なったときに排出口11h,12hから箱体を排出させ
て箱体80をスライダー30内に導入するものである。
この通過孔30hは、箱体80よりも大きく形成される
と共に充填部材34,34が対向する頂点部に設けら
れ、通過孔30中に取り込んだ箱体80が中で踊ってし
まうのを防止している。
【0029】ベース部材40は、図3にも示すように、
平面状の板材に流入孔40hを形成すると共に、この板
材に、スライダー30をスライド駆動させるスライド駆
動手段(接続具41、レール42、モーター43、ネジ
44等)や、この駆動手段の駆動量を制御するためのリ
ミットスイッチ45A,45B、並びに、検出手段とし
ての検出スイッチ46A,46B、配線通過孔48,4
8,48、遮断板49などを取り付けて構成される。
【0030】このベース部材40の上面40Sは、スラ
イダー30の通過孔30hに上方から排出された箱体8
0を下方で停止させると共に、この箱体80が流入孔4
0hに流入されるまで箱体80を保持するものであり、
流入孔40hは、スライダー30の通過孔30hと重な
った状態で該通過孔30hから箱体を流入させるように
なっている。
【0031】上記スライド駆動手段は、接続具41、レ
ール42、モーター43、ネジ44並びに図示しないナ
ットやギヤ等から構成され、モーター43が回転駆動す
ることでネジ44が回転し、このネジ44に嵌められて
いるナットおよび接続具41がレール42に沿ってスラ
イド移動するようになっている。レール42は、箱体払
い出し装置1を正面からみて往復方向(例えば左右)に
直線状に設けられ、接続具41はスライダー30の側面
部に形成された取付け部(ネジ孔)に止着されている。
上記リミットスイッチ45A,45Bは、このレール4
2の先方側と後方側の近傍にそれぞれ設けられている。
【0032】上記検出スイッチ46A,46Bは、その
検出子46a,46bを、ストッカ11,12の排出口
11h,12hの垂直下方位置のベース部材40の上面
40Sに、それぞれ露出させて設けられ、ストッカ1
1,12から排出された箱体を検出子46a,46bで
それぞれ検出するようになっている。このように検出ス
イッチ46A,46Bがベース部材40に設けられてい
るので、ストッカ11,12に箱体80,80…を収容
する際に検出スイッチ46A,46Bが邪魔になるとい
った不都合や、スライダー30がスライド移動する際に
検出スイッチ46A,46Bが邪魔になるといった不都
合が回避されるようになつている。
【0033】遮断板49は、シューター50の通路を内
側からの通過を妨げずに、外側からの通過を遮断するた
めのもので、ヒンジ49a,49aにより、鉛直より前
方に回動可能で且つ鉛直より後方には係止されるように
取り付けられている。
【0034】シューター50は、ベース部材40の流入
孔40hから流入された箱体80を傾斜面に沿って払い
出し孔61まで搬送するもので、その傾斜面には箱体8
0の滑りを良くするためのローラー52,52…が設け
られている。このローラー52,52…によって、傾斜
面の傾斜角度をそれほど大きくしなくても、箱体80が
滑らかに搬送するようになっており、箱体払い出し装置
1の高さの縮小が図られている。
【0035】このシューター50には、箱体払い出し装
置1内部の箱体80を、外部から手を入れて取り出すの
を妨げる部材58が取り付けられている。箱体80は、
外部からシューター50内に手を入れて、箱体80を回
転させながら、ベース部材40の流入孔40hから取り
出すことが可能であるが、この部材58によりその回転
を妨げるようになっている。
【0036】外ケース部材60は、シューター50を収
容すると共に、この箱体払い出し装置1の外ケースの一
部を構成するもので、シューター50により搬送された
箱体80を外部に払い出すための払い出し口61、箱体
80を払い出し口61の前で停止させるストッパー63
を備えている。
【0037】次に、ストッカー11,12の排出口11
h,12h、スライダー30の通過孔30h、ベース部
材40の流入孔40h、並びに、スライダー30のスラ
イド方向の配置関係の説明を行う。図4は、上記の配置
関係を示すもので、(a)はその配置関係を上方から眺
めた上面図、(b)は(a)における矢印S方向から眺
めた側面図である。
【0038】同図(a)に示すように、ストッカー1
1,12の排出口11h,12hは、箱体80の上面視
の外周に沿った矩形状に形成され、その寸法は箱体80
が排出可能なように箱体80より僅かに大きく形成され
ている。更に、これら排出口11h,12hは、その各
辺がスライド部材のスライド方向(X方向)と平行にな
らないように角度をずらして配置され、また、互いの一
辺同士を接した状態に配置されている。
【0039】ベース部材40の流入孔40hも、同様
に、箱体80の上面視の外周に沿った矩形状に形成さ
れ、その寸法は箱体80がスムーズに排出可能なように
箱体80より大きく形成されている。また、この流入孔
40hは、その各辺がX方向と平行にならないように、
上記排出口11h,12hと同角度だけずらして配置さ
れ、また、2つのストッカー11,12の排出口11
h,12hのほぼ中央に配置されている。
【0040】スライダー30の通過孔30hは、2つの
箱体80をX方向にずらして重ねた形状をしており、そ
の寸法は、2つの箱体80をX方向にずらして重ねたも
のより僅かに大きく形成されている。また、この通過孔
30hも、上記排出口11h,12hと同角度だけずら
して配置されている。このようにスライダー30の通過
孔30hの大きさを大きくしたことで、その分、スライ
ダー30の駆動距離を短くすることが出来る。なお、こ
の2つの箱体80をX方向にずらした長さ(線分b+
c)は、2つの排出孔のずれ量(線分a+b+c+d)
の半分のときに、スライダー30の駆動距離を最小にす
ることが出来る。
【0041】また、図4(b)に示すように、ベース部
材40の上面40Sからスライダー30の上面30Sま
での距離は、1個の箱体80の高さよりも大きく形成さ
れ、スライダー30の通過孔30hの入口の周縁(上部
の角)には、アール38,38が形成されている。
【0042】図5には、この実施の形態の箱体払い出し
装置1の制御を行う制御回路70の概略ブロック図を示
す。同図に示すように、上記の箱体払い出し装置1の制
御を行う制御回路70は、CPU(Central Processing
Unit )71に、データバス74を介して、RAM(Ra
ndom Access Memory)72、ROM(Read Only Memor
y)73、並びに、インターフェース回路75等を備え
て構成され、CPU71は、RAM72を作業領域にR
OM73に書き込まれている制御プログラムや制御デー
タに従って、各種制御処理を行うようになっている。
【0043】インターフェース回路75には、スライダ
ー駆動手段のモーター43、第1および第2のリミット
スイッチ45A,45B、ベース部材に設置された第1
および第2のセンサースイッチ46A,46B、図示し
ない排出要求スイッチ78が接続されている。RAM7
2には、スライダー30の位置が左の停止位置又は右の
停止位置のどちらにあるかを示すスライダー位置情報、
並びに、ストッカ11,12に収容された箱体が尽きた
ことを示すストッカ空情報等が書き込まれるデータ領域
が設けられている。
【0044】この実施の形態の箱体払い出し装置1は、
上記のように構成され、スライダー30のスライドに伴
って収容している箱体80,80…を次のように払い出
していく。
【0045】リセット状態においては、スライダー30
は右の停止位置或いは左の停止位置に停止している。こ
こで、左の停止位置とは、スライダー30の通過孔30
hの頂点Q(図4(a))が左のストッカ11の排出口
11hの頂点Pとほぼ重なる位置であり、右の停止位置
とは、スライダー30の通過孔30hの頂点Sが右のス
トッカ12の排出口12hの頂点Tとほぼ重なる位置で
ある。ここでは、リセット時にスライダー30が左の停
止位置に停止していたとする。
【0046】スライダー30が左の停止位置に停止して
いる状態では、スライダー30の通過孔30hと、左の
ストッカ11の排出口11hとが重なるので、左のスト
ッカ11hから通過孔30h中に1個の箱体80と、そ
れに続くもう一個の箱体80の端部とが入り込んでい
る。また、右のストッカ12の排出口12hには、スラ
イダー30の通過孔30hがその一部を重ならせている
だけで、排出口12hは3頂点を含む範囲でスライダー
30の上面30Sにより遮断されている。
【0047】つまり、上記の状態において、通過孔30
h中に排出された箱体80は、ベース部材40の上面4
0Sによって3頂点を含む範囲で保持され、安定な状態
に保たれている。また、右のストッカ12の最下段の箱
体80は、スライダー30の上面30Sによって3頂点
を含む範囲で保持されて、安定な状態を保っている。
【0048】排出要求スイッチ78がONされると、ス
ライダー30は現在の停止位置から反対側の停止位置ま
でスライド移動する。このスライド移動中、スライダー
30の通過孔30hにある箱体80は、スライダー30
と共にスライド移動して、ベース部材40の流入孔40
hと重なった段階で、該流入孔40hに流入し、シュー
ター50を滑って払い出し口61に払い出される。
【0049】一方、スライダー30の通過孔30hに端
部だけが入り込んでいる箱体80は、このスライド移動
の開始時に、通過孔30h入り口の周縁に形成されたア
ール38に沿ってスムースに上方に押し上げられて、ス
ライダー30の上面30hに乗り上がる。
【0050】また、スライダー30が右の停止位置まで
スライドした段階で、右のストッカ12の排出口12h
と、スライダー30の通過孔30hとが重なって、該排
出口12hから通過孔30h中に箱体80が排出され
る。ここで、排出された箱体80がベース部材40の検
出スイッチ46Bに検出されてこの検出信号が制御回路
70に出力される。また、左側の場合と同様に、この箱
体80に続くもう1個の箱体80の端部が通過孔30h
の入口部に入り込む。
【0051】上記のスライド移動中において、スライダ
ー30と共に移動して流入孔40hに流入される箱体8
0は、流入孔40hと完全に重なる寸前まで、ベース部
材40の上面40Sによって3頂点を含む範囲で保持さ
れ、流入孔40hに流入するまで安定な状態に保たれて
いる。
【0052】また、右のストッカ12の排出口12hに
臨んでいた箱体80は、スライダー30が右の停止位置
にくる寸前まで、スライダー30の上面30Sによっ
て、3頂点を含めた範囲で保持され、安定な状態を保っ
ている。そして、スライダー30の通過孔30hに排出
される時点では、通過孔30hの出口側では、ベース部
材40の上面40Sが3頂点を含む範囲で排出される箱
体80を停止させるので、箱体80は安定した状態で停
止・保持される。また、左のストッカ11の排出口11
hに臨む箱体80は、上記のようスライド開始時にすぐ
にスライダー30の上面30Sに押し上げられ、3頂点
を含む範囲で保持され、安定な状態を保つ。
【0053】つまり、スライダー30が左の停止位置か
ら右の停止位置までスライドする過程において、左右の
ストッカ11,12に収容されている箱体80は常に安
定な状態に保たれ、ストッカ11,12内で荷崩れを起
こしたり、誤って流入孔40hに箱体80が落ちてしま
うといった不安定な要素が全くない。
【0054】スライダー30が右の停止位置までスライ
ドしたら、次の排出要求スイッチのON信号が入力され
るまでそのまま停止される。そして、次の排出要求スイ
ッチのON信号により、スライダー30が右の停止位置
から左の停止位置までスライドして、上記と全く同様に
箱体が払い出され、上記のような処理が繰り返される。
【0055】ストッカ11,12の何れかが空になっ
て、スライダー30が停止位置までスライドした時に、
通過孔30h中に箱体が排出されない場合は、制御回路
70に検出スイッチ46A,46Bの検出信号が入力さ
れず、その非検知に基づき、スライダー30が逆の停止
位置まで更に戻されて、次の排出要求スイッチのONま
で停止される。
【0056】スライダー30が、一方の停止位置に移動
して上記検出信号が入力されずに、他方の停止位置まで
移動した時に、また、検出信号が入力されないと、制御
回路70により、両方のストッカ11,12内の箱体が
尽きたと判断され、例えば、箱体が空になったことを報
知したり、排出要求スイッチの信号を受け付けないよう
にしたりする処理が行われる。
【0057】図6には、制御回路70により行われる箱
体払い出し装置1の制御処理のフローチャートを示す。
この制御処理が開始されると、先ず、ステップS1にお
いて、排出要求スイッチ78からのON信号が入力され
るまで待機する処理がなされ、排出要求スイッチ78か
らのON信号が入力されるとステップS2に移行する。
【0058】ステップS2では、RAM72中のスライ
ダー位置情報(上述)を読み込んで、スライダー30が
右の位置にあるか左の位置にあるかの判別処理を行う。
この判別の結果、右であればステップS3に移行し、左
であればステップS5に移行する。
【0059】ステップS3に移行した場合、該ステップ
S3とステップS4とにおいて、第1のリミットスイッ
チ45Aからのスイッチ信号がONになるまで、スライ
ダー30が左方向に移動する駆動信号を出力する処理を
行い、第1のリミットスイッチ45Aからのスイッチ信
号がONになったときにステップS7に移行する。つま
り、このステップS3およびステップS4により、スラ
イダー30が左の停止位置まで移動して停止される。
【0060】一方、ステップS5に移行した場合、該ス
テップS5とステップS6とにおいて、第2のリミット
スイッチ45Bからのスイッチ信号がONになるまで、
スライダー30が右方向に移動する駆動信号を出力する
処理を行い、第2のリミットスイッチ45Bからのスイ
ッチ信号がONになったときにステップS7に移行す
る。つまり、このステップS5およびステップS6によ
り、スライダー30が右の停止位置まで移動して停止さ
れる。
【0061】ステップS7では、第1又は第2のリミッ
トスイッチ45A,45Bからの信号に基づき、スライ
ダー30が左の停止位置または右の停止位置の何れかに
停止しているかを判断して、その停止位置を示すスライ
ダー位置情報をRAM72中に書き込む処理を行う。そ
して、ステップS8に移行する。
【0062】ステップS8では、第1および第2の検出
(センサー)スイッチ46A,46Bからのスイッチ信
号を読み込んで、これらスイッチ信号がいずれもOFF
である場合にはステップS9に移行し、いずれかがON
である場合にはステップS1に戻され、再び、排出要求
スイッチ78のON信号を待機する。
【0063】ステップS9では、スライダー位置情報か
らスライダー30が停止している側のストッカ11(又
は12)が空であることを示すストッカ空情報をRAM
72中に書き込む処理をしてステップS10に移行す
る。ステップS10では、RAM72中のストッカ空情
報を読み込んで、片方のストッカ11,12が空である
場合には、ステップS2に戻って再びスライダー30を
逆側に移動させる処理を開始し、両方のストッカ11,
12が空である場合には、例えば、両方のストッカ1
1,12が空である情報の出力と排出要求信号の受け付
け拒否をして、この制御処理を終了する。
【0064】なお、シューター50に、シューター50
内に箱体があるか否かを検出する検出手段を設けて、シ
ューター50に箱体がある場合には、排出要求スイッチ
78のスイッチ信号を受け付けないようにしても良い。
そうすることで、シューター50内で箱体が詰まってし
まうといった不都合を回避することが出来る。
【0065】以上のように、この実施の形態の箱体払い
出し装置1によれば、2つのストッカ11,12を近接
させた配置にし、ストッカ11,12に要されるスペー
スを小さな構成にしたにも関わらず、スライダー30を
移動させて箱体80を払い出す処理中、ストッカ11,
12中に収容されている箱体や、スライダー30の通過
孔30hに導入された箱体は、常に、安定な状態に保つ
ことができる。
【0066】また、2つのストッカ11,12に対し
て、2つの払い出し機構を必要とせず、1つの払い出し
機構(スライダー30や流入口40h)で、それら2つ
のストッカ11,12から箱体を取り出して払い出すこ
とができるので、その分、製品コストが低減されてい
る。
【0067】また、ベース部材40の上面40hからス
ライダー30の通過孔30hの入口までの距離が箱体1
個の高さより長く設計されているので、スライダー30
の通過孔30hに導入されスライダー30と共に移動す
る箱体80が、他方のストッカ11(12)に収容され
ている箱体80に引っかかってしまうといった不具合が
防止される。
【0068】また、スライダー30の通過孔30hの入
口周縁にアール38が形成されているので、スライダー
30がスライド移動を開始する際、その通過孔30hの
入口に、少しだけ入り込んだ箱体80の端部がひっかか
ってしまうといった不具合が回避される。
【0069】なお、本発明は、この実施の形態の箱体払
い出し装置1に限られるものではなく、例えば、払い出
す箱体は1個ずつでなく、スライダー30の通過孔30
hの深さを深くすることで複数個ずつ払い出すことも出
来るし、箱体の形状も矩形の他、平行四辺形のものでも
対応可能である。また、収容手段としてのストッカ1
1,12やスライダー30の通過孔30hの形状など、
具体的に示した細部構造等は発明の主旨を逸脱しない範
囲で変更可能である。
【0070】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、収容手段
の排出口に臨んでいる箱体を、スライダーが排出口を遮
断している間、常に、安定な状態に保つことが出来る。
それにより、例えば、2つの収容手段を近接して配置し
た場合でも、収容手段の箱体は常に安定な状態に保たれ
るので、結果として、箱体払い出し装置の箱体の収容ス
ペースやスライダーの可動スペースを小さくして、箱体
払い出し装置の小型化を図ることが出来る。また、2つ
の収容手段(或いは2列に収容された箱体)に対して、
2つの払い出し機構を必要とせず、1つの払い出し機構
(スライダーや流入口)で、それら2つの収容手段から
箱体を払い出すことができるので、その分、コストの低
減を図ることができる。
【0071】請求項2記載の発明によれば、スライダー
の通過孔に導入されスライダーと共に移動する箱体が、
他方の収容手段に収容されている箱体に引っかかってし
まうといった不具合が防止される。また、スライダーの
通過孔の入口に箱体の端部が入り込んだ状態で、スライ
ダーが移動しても、その箱体の端部とスライダーの通過
孔とがひっかかってしまうといった不具合が回避され
る。
【0072】請求項3記載の箱体払い出し装置によれ
ば、前記2つの検出手段により前記2つの収容手段の一
方又は他方の箱体が尽きたこと、並びに、両方の収容手
段の箱体が尽きたことが検出可能なので、例えば、スラ
イダーが一方の収容手段の箱体を取り込みにいったとき
に箱体が尽きていた場合に、スライダーを反転させて他
方の収容手段の箱体を取り込みにいかせたり、両方の収
容手段ともに収容した箱体が尽きていた場合に、箱体が
全て尽きたことを報知するなどの、様々な制御に応用す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である箱体払い出し装置の
概観を示す斜視図である。
【図2】図1の箱体払い出し装置の各構成部分を分離さ
せた状態を示す分解斜視図である。
【図3】図2におけるベース部材の裏面を示す裏面斜視
図である。
【図4】第1および第2のストッカー、スライダーの通
過孔、並びに、ベース部材の流入孔の配置関係を説明す
るための図で、(a)はその配置関係を上方からみた上
面図、(b)は(a)における矢印S方向からみた側面
図である。
【図5】箱体払い出し装置の制御を行う制御回路の回路
構成を示すブロック図である。
【図6】図5の制御回路により行われる箱体払い出し装
置の制御手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の箱体払い出し装置が解決する問題点を
示すために一般的に考えられる箱体払い出し装置を示し
たもので、(a)はその概略を示す側断面図、(b)は
その上面図である。
【符号の説明】
1 箱体払い出し装置 11,12 テープストッカ(収容手段) 30 スライダー 30h スライダーの通過孔 40 ベース部材 40h ベース部材の流入孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方に配置した2つの排出口から箱体を
    それぞれ排出可能な状態に、各排出口より上方に複数の
    箱体を収容する2つの収容手段と、 前記排出口の下方に配置され、前記排出口から1単位の
    箱体を導入可能な通過孔を有し、前記2つの排出口と前
    記通過孔とが交互に重なるようにスライド移動するスラ
    イダーと、 このスライダーの下方に配置され、前記通過孔に導入さ
    れた1単位の箱体をスライダーのスライド中に流入可能
    な流入孔が形成されたベース部材とを備え、 前記スライダーがスライドして、前記通過孔が前記排出
    口と重なることで、該排出口から箱体が前記通過孔内に
    導入され前記ベース部材上に降下し、 前記スライダーが通過孔内の箱体と共にスライド移動し
    て、前記通過孔が前記排出口からずれたときに、前記ス
    ライダーが前記排出口を遮断し、 前記通過孔と前記流入孔が重なることで前記通過孔に導
    入された1単位の箱体が前記流入孔に流入されて前記ベ
    ース部材の下方に払い出される箱体払い出し装置であっ
    て、 前記スライダーは往復方向にスライド可能に設けられ、 前記2つの収容手段のそれぞれの排出口は、前記箱体の
    外周に沿った四辺形に形成され、且つ、その四辺形の各
    辺が前記スライダーのスライド方向と平行にならない傾
    斜方向に角度を持たせて配置され、 前記スライダーがスライドして前記通過孔と前記排出口
    とが重なる位置からずれたときに、前記スライダーが前
    記排出口の3つの頂点を含む範囲でこの排出口を遮断す
    ることを特徴とする箱体払い出し装置。
  2. 【請求項2】 前記スライダーの通過孔に上方側から導
    入された箱体を載置させると共に前記流入孔まで該箱体
    を支えるベース部材を備え、 前記ベース部材の箱体を支える面から前記スライド部材
    の上面までの距離が、前記1単位の箱体の高さよりも長
    く形成される一方、 前記通過孔の入り口の周縁に傾斜或いはアールが形成さ
    れ、 前記通過孔と前記排出口とが重なって、該通過孔中に1
    単位の箱体とそれに連なるもう一個の箱体の端部が入り
    込んだ場合に、このもう一個の箱体の端部が、前記スラ
    イダーのスライド移動に伴い、前記傾斜或いはアールに
    沿って前記通過孔の入り口から外に押し出されることを
    特徴とする請求項1記載の箱体払い出し装置。
  3. 【請求項3】 前記ベース部材に、前記2つの収容手段
    の一方の収容手段から排出された箱体を検出する検出手
    段と、 他方の収容手段から排出された箱体を検出する検出手段
    とを備えたことを特徴とする請求項2記載の箱体払い出
    し装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011100219A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機
JP2011123769A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機
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CN107886629A (zh) * 2017-12-25 2018-04-06 易刚 一种自动售货设备及方法

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