WO2021039460A1 - 物品収納庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】バケットにより多くの物品を積み重ねずに並べて載置可能として、多くの個数のまとめ買いを可能にする物品収納庫を提供する 【解決手段】上下、左右方向に複数個並べて配置されたコラムに商品を収納し、コラムから物品を前方に搬出する搬出機構55と、コラムの前方に設けられコラムから搬出された物品を載置するベルトコンベアを備えたバケットと、バケットを上下動させるバケット上下移動用機構81と、ベルトコンベアを左右方向に作動させる商品横移動機構75と、商品購入用操作パネル82と、コントロールユニット90を備え、コラムから搬出された商品をバケットに複数個載せて取出位置までまとめて搬送するまとめ買いが可能な自動販売機において、コントロールユニット90は、まとめ買いにおいて、商品購入用操作パネル82による選択に基づいて、搬出機構55、商品横移動機構75及びバケット上下移動用機構81を作動制御する。
Description
本発明は、棚に複数の物品を収納する物品収納庫および、自動販売機に関する。
箱状のキャビネット内に設けられた棚に複数の種類の物品を収納し、購入者が選択した物品を自動的に搬出する自動販売機が知られている。例えば、特許文献1に記載された自動販売機では、上下方向に複数並べて配置された棚に、左右方向に複数個並べて搬出機構を備え、搬出機構毎に前後方向に複数個並べて物品が載置されている。また、複数の棚の前方を上下方向に移動するバケット(ホッパー)を備え、購入者が選択した物品を搬出機構によって棚から前方に押し出して、当該棚の前方に移動したバケットに物品を搬出する。
更に、特許文献1に記載された自動販売機においては、バケットに左右方向に移動可能なベルトコンベアを備え、同種の商品(物品)を複数個購入する場合に、ベルトコンベアが移動し、商品をベルトコンベア上で並べて異なる位置に載置することが可能になっている。また、異なる棚に収納された複数種の商品を購入する場合に、複数の商品が例え同列に収納されていても、バケットの上下動とともにベルトコンベアを作動させることで、複数の商品をベルトコンベア上に並べて載置することが可能になっている。そして、バケットを所定の上下位置に移動させて、ベルトコンベアを一方向に作動させることで、ベルトコンベア上に搬出されている複数の商品を物品取り出し口(出口)に搬送する、所謂まとめ買い(複数個搬送制御)が可能になっている。
しかしながら、特許文献1では、ベルトコンベア上で並べて互いに別の位置に載せることは記載されているにしても、具体的にどのようにベルトコンベアを作動制御するかは、明確に記載されていない。特許文献1のように、ベルトコンベアを一方向に作動させることで物品取り出し口(出口)に搬送する構成の自動販売機においては、同種の商品あるいは同列に収納された商品を複数個ベルトコンベア上に搬出する際に、商品を1個ベルトコンベアに搬出する毎に、一方向に商品1個分の距離ずつ移動させることが考えられる。
しかしながら、このようにベルトコンベアに複数個物品を載せようとしても、ベルトコンベアの左右長さが限定され、また商品の搬出位置(左右位置)によっては、わずかな個数の物品しか載せられないあるいは、1個しか載せられない場合が考えられる。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであって、バケットにより多くの物品を積み重ねることなく並べて載置可能として、多くの個数のまとめ買い(複数個搬送制御)を可能にする物品収納庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の物品収納庫は、上下方向に並べて配置された複数個の棚と、前記棚に左右方向に複数個並べて設けられ、物品を収納するコラムと、前記コラムから物品を前方に搬出する搬出機構と、前記棚の前方に少なくとも上下方向に移動可能に配置され前記搬出機構によって前記コラムから前方に搬出された物品を載せる載置部を有し、前記物品を載せた前記載置部を所定の搬送位置まで搬送する搬送機構と、前記載置部に載せた物品を左右方向に移動させる物品横移動機構と、前記搬出機構、前記搬送機構及び前記物品横移動機構を作動制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記コラムから搬出された物品を前記載置部に複数個載せて前記搬送位置までまとめて搬送するように前記搬出機構、前記搬送機構及び前記物品横移動機構を作動制御する複数個搬送制御が可能な物品収納庫であって、複数の前記コラムに収納されている物品のうち、前記所定の搬送位置まで搬送する物品を選択する物品選択部を備え、前記制御部は、前記複数個搬送制御において、前記物品選択部による複数の前記物品の選択に基づいて、前記物品横移動機構による前記物品の移動方向を定義することを特徴とする。
好ましくは、前記複数個搬送制御において、前記物品選択部による前記物品の選択に基づいて、前記搬出機構による前記載置部への前記物品の搬出順番、前記物品横移動機構による前記物品の移動方向及び移動距離を設定する設定部を備え、前記制御部は、前記設定部において設定された前記搬出順番及び前記移動方向及び前記移動距離に基づいて、前記搬出機構、前記搬送機構及び前記物品横移動機構を作動制御するとよい。
好ましくは、前記載置部における前記物品の載置位置を検出する物品検出部を備え、前記制御部は、前記物品検出部による検出結果に基づいて前記物品横移動機構を作動制御するとよい。
好ましくは、前記載置部における前記物品の載置位置を検出する物品検出部を備え、前記制御部は、前記複数個搬送制御において、前記物品選択部による選択内容と、前記物品検出部の検出結果に基づいて、前記物品横移動機構により左右方向へ所定距離の移動を行わせたにも拘わらず、前記載置部に載置された第1の物品と次に搬出する第2の物品とが同一列になる場合に、前記第2の物品の前記載置部への搬出を規制して、前記第1の物品を前記搬送機構により前記搬送位置まで搬送させるとよい。
好ましくは、前記載置部における前記物品の載置位置を検出する物品検出部を備え、前記制御部は、前記複数個搬送制御において、前記物品選択部による選択内容と、前記物品検出部の検出結果に基づいて、前記物品横移動機構により左右方向へ所定距離の移動を行わせたにも拘わらず、前記載置部に載置された第1の物品と次に搬出する第2の物品とが同一列になる場合に、前記物品横移動機構により前記物品を更に左右方向に移動させるとよい。
好ましくは、前記制御部は、前記複数個搬送制御において、前記物品横移動機構により前記物品を左右方向に移動させる際に、前回の移動方向と同一方向に移動させるとよい。
好ましくは、前記制御部は、前記複数個搬送制御において、前記物品横移動機構により前記物品を左右方向に移動させる際に、前記載置部において前記物品が載置していない領域が狭い方向に向かって移動させるとよい。
好ましくは、前記所定距離は、前記コラムの左右幅と略同一であるとよい。
好ましくは、前記物品検出部は、前記コラムの前方に、前記載置部に面して設けられているとよい。
好ましくは、前記物品検出部は、複数の前記コラムの各列の左右位置に対応して設置されているとよい。
好ましくは、前記物品収納庫は、自動販売機であるとよい。
本発明によれば、コラムから搬出された物品を載置部に複数個載せて所定の搬送位置までまとめて搬送する複数個搬送制御において、物品選択部による複数の物品の選択に基づいて、物品横移動機構による物品の移動方向を定義するので、載置部に物品を搬出する際に、当該搬出位置に物品が載置されていたとしても、この物品を横移動機構により左右方向に移動させることで、物品を載置部に積み重ねることを防止することができる。これにより、積み重ねることができない、あるいは、避けるべき物品を複数個まとめて搬出させることが可能になる。特に、物品横移動機構による物品の移動方向を定義するので、載置部に物品が載置されていない領域を活用して、より多くの物品を載置部に載置させることが可能になる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態の自動販売機の概略外部形状を示す斜視図である。図2は、本実施形態の自動販売機の内部構造を示す縦断面図である。図3は、本実施形態における物品収納部の棚の構造を示す上面図である。図4は、本実施形態におけるバケットの概略構造を示す自動販売機の横断面図である。
図1に示すように、自動販売機1(物品収納庫)は、商品(物品)を収納する本体ユニット2と、操作ユニット3を備えている。
本体ユニット2は、前面を開口した箱型に形成され、前面開口を開閉自在に覆うドア5を備えた箱状のキャビネット4を有している。また、キャビネット4の内部には、商品を収納する物品収納部6が設けられている。
操作ユニット3は、本体ユニット2の側方に隣接して配置され、商品の選択スイッチと、紙幣、硬貨等による料金の受容や払い出し、あるいはカードによる決済を行う課金部とを備えている。操作ユニット3は、課金部において料金の支払いが行われ、選択スイッチ(後述する商品購入用操作パネル82)により商品の選択操作がされることで、販売指令を本体ユニット2に送信する。
図1、2に示すように、本体ユニット2のドア5の前面上部には、透明のガラスや樹脂によって形成された透明板10によって内部が視認可能な構成になっている。ドア5の下部には、矩形状の物品取出口11が備えられている。物品取出口11には、矩形板状の取出口シャッター12が設けられている。取出口シャッター12は、物品取出口11の上部縁部に前後方向に揺動可能に支持されている。取出口シャッター12は、上下方向に延びる閉塞位置で物品取出口11を閉塞し、この閉塞位置から下部を例えば前方に揺動させることで、物品取出口11が開口する。
キャビネット4の内部の物品収納部6は、上下方向に間隔をおき、前部を開口した複数個(例えば6個)の棚13a~13fが配置されて構成されている。
棚13a~13fの前端部とドア5の前面である透明板10との間には前後方向に、バケット30(載置部)が移動するスペース(以降、バケット移動空間21と言う)が設けられている。
バケット30は、棚13a~13fの前方のバケット移動空間21を上下方向に移動可能に構成されている。バケット30は、ドア5の内部に設けられた後述するバケット上下移動用機構81(搬送機構)によって上下方向に移動可能に構成され、最下方に移動した際に最下段の棚13fの下面よりも下方に位置するように移動可能となっている。なお、最下方に移動したバケット30の位置が待機・取出位置(本発明の所定の搬送位置に該当する)であり、この待機・取出位置において、バケット30の前面に物品取出口11が位置し、取出口シャッター12を開けることで、バケット30内に手を入れることが可能となっている。
本体ユニット2の内部には、物品収納部6の下方に機械室22が備えられている。機械室22には、冷凍サイクルによる冷却機器の凝縮器23a、凝縮器用のファン23b、圧縮機23cが備えられている。機械室22の前部及び後部は、外部と連通している。また、機械室22と最下段の棚13fとの間には、下部ダクト24が備えられている。下部ダクト24には、冷却機器の蒸発器23d及び蒸発器23d用のファン23eが備えられている。ファン23eは、下部ダクト24の前方から後方に向けて蒸発器23dを通過させる空気の流れを発生させる。
下部ダクト24の後部は、物品収納部6の後方を上下方向に延びる後部ダクト25と連通している。更に物品収納部6の上方には、前後方向に延びる上部ダクト26が備えられている。
上部ダクト26の前方の開口部は、バケット移動空間21の上部に向けて開口している。更に、上部ダクトの前方の開口部の上部縁部には、前方に向かって下方に例えば45度の角度で傾斜する導風板27が設けられている。
一方、下部ダクト24の前端部には、バックパネル28が設けられている。バックパネル28は、上下方向に延びて、下部ダクト24とその前方のバケット移動空間21とを区画する。更に、バックパネル28の上部の傾斜部28aには、直径数mm程度の通気孔28cが略1cm間隔で上下左右に複数個並べて設けられている。
図2中の矢印で示すように、冷却機器の各機器を作動させ、特に下部ダクト24内のファン23eを作動させることで、蒸発器23dを通過して冷却された冷却風が、下部ダクト24から、後部ダクト25、上部ダクト26、バケット移動空間21、そして下部ダクト24の順番に冷却風が循環する。なお、後部ダクト25から冷却風の一部は棚13a~13fの間を前方に移動して、棚13a~13fに収納した商品を冷却する。
上部ダクト26からバケット移動空間21に冷却風が移動する際に、導風板27によって冷却風はバケット移動空間21の後部を下方に向けて移動し、バックパネル28の通気孔28cから下部ダクト24に冷却風が移動する。したがって、冷却風によって棚13a~13fの前面にエアカーテンが形成される。これにより、冷却風がドア5の透明板10に接触することが抑制され、ドア5の透明板10の曇りを抑制することができる。
図3に示すように、棚13(13a~13f)は、底板51と左右の側板52と背面板53とを有し、上方及び前方が開口した箱状に形成されている。また、棚13には、搬出機構55と仕切板71とが備えられている。
搬出機構55は、直径数mmの金属棒を螺旋状に形成したスパイラル部57と、スパイラル部57を回転駆動する駆動部60とを備えている。スパイラル部57の軸線方向の長さは、底板51の前後長さと略同一であり、仕切板71の間、あるいは仕切板71と側板52との間に夫々配置される。なお、隣り合う仕切板71の間、あるいは仕切板71と側板52との間のスペースがコラム72であり、各コラム72に夫々搬出機構55が設置される。
仕切板71は、底板51の上に、前後方向に延び、左右の側板52の間を互いに左右方向に間隔をおいて複数配置される。仕切板は、棚13の底板51及び背面板53に設けられた複数の取り付け箇所に任意に着脱可能に固定される。
駆動部60は、棚13の背面板53に支持され、スパイラル部57の後端部を固定し、スパイラル部57の軸線を回転軸として当該スパイラル部57を回転駆動させる。
駆動部60は、モータ61及び変速機部62を備えている。
変速機部62は、変速ギヤを内蔵しており、棚13の背面板53の後面側に配置されている。
変速機部62の上部の後面側にはモータ61が固定される。変速機部62の下部には、前後方向に延びる図示しないギヤシャフトが設けられ、ギヤシャフトの前端部にスパイラル部57の後端部が固定されている。モータ61の駆動により変速機部62、ギヤシャフトを介して、スパイラル部57が回転される。
また、スパイラル部57の内部には、スパイラル部57の軸線と平行に前後方向に延びる矩形箱状の台座70が設けられている。台座70は、棚13の底板51に支持され、その上面はスパイラル部57の軸線と上下位置が略同一に設定されている。
商品は、台座70の上に、かつスパイラル部57のピッチ毎に挟持されるように、前方のピッチ間から載置されている。スパイラル部57を1ピッチ分回転させることでスパイラル部57に挟持されている商品が前方に移動し、当該スパイラル部57の最も前方に支持されている商品が棚13のコラム72から前方に搬出される。そして、棚13から前方に搬出された商品は、バケット移動空間21に位置するバケット30に落下する。
図3に示すように、本実施形態では、1つの棚13に6列のコラム72が形成され、6列の搬出機構55が備えられている。また、図2に示すように、キャビネット4の内部の物品収納部6に、6つの棚13a~13fが設置されている。なお、6つの棚13a~13fは、いずれも6列のコラム72及び搬出機構55が備えられているものとする。したがって、本実施形態の自動販売機1では、6×6=36種類の商品を収納、販売可能である。
図2、4に示すように、本実施形態のバケット30には、バケット30の底部に商品横移動機構75(物品横移動機構)が備えられている。商品横移動機構75は、ベルトコンベア76を含んで構成されている。ベルトコンベア76は、棚13の左右位置を全て含むように左右方向に延びて配置されている。ベルトコンベア76は、図示しないモータによって駆動され、左右方向に移動可能に構成されている。
ベルトコンベア76の上面は、略水平であって、上下位置を一致させた棚13のいずれのコラム72から搬出された商品が載置可能であるように前後左右の位置及び長さが設定されている。
また、バケット30の前部には、ベルトコンベア76に商品が載置されていることを検出する商品有無検知センサ77(物品検出部)が備えられている。商品有無検知センサ77は、コラム72の各列の前方に夫々(本実施形態では計6個)設けられており、各列のコラム72に対応したベルトコンベア76の左右位置に商品が載置されていることを検出する。
次に、図5~7を用いて、搬出制御装置80について説明する。
図5は、本実施形態の搬出制御装置80の構成を示すブロック図である。図6は、搬出制御装置80における搬出制御手順の一部を示すフローチャートである。図7は、搬出制御装置80における搬出制御手順の残部を示すフローチャートである。図8は、商品収納例を示す模式図である。図9は、搬出順番及び商品横移動の第1例と、これに伴うベルトコンベア上での商品の位置を示す説明図である。図10は、搬出順番及び商品横移動の第2例と、これに伴うベルトコンベア上での商品の位置を示す説明図である。なお、図8~10において、1つの矩形が1個のコラム72を示す。
図5に示すように、本実施形態の搬出制御装置80は、商品購入用操作パネル82(物品選択部)、情報入力用パネル83、コントロールユニット90(制御部)、バケット上下移動用機構81、商品横移動機構75、商品有無検知センサ77、搬出機構55を備えている。
商品購入用操作パネル82は、例えば操作ユニット3に備えられ、液晶パネルによって構成されており、商品を販売する際の選択操作を行う装置である。なお、本実施形態では、購入する商品を1個ずつ選択して、物品取出口11近傍に商品を搬送する通常販売だけでなく、購入する商品をまとめて商品購入用操作パネル82によって選択することで、バケット30に複数の商品を載せて、物品取出口11までに搬送する所謂まとめ買い(複数個搬送制御)が可能になっている。
情報入力用パネル83は、後述する自販機情報、商品位置情報を入力する操作装置である。情報入力用パネル83は、例えば自動販売機1の商品購入用操作パネル82を併用して所定のコマンドによって管理者が指示してもよいし、コントロールユニット90に接続するハンディタイプの端末であってもよい。
情報入力用パネル83による情報の入力は、自動販売機1の管理者、オーナー等が入力するようにすればよい。
バケット上下移動用機構81は、上記のようにバケット30を上下に移動させる機構であり、コントロールユニット90に作動制御されるアクチュエータを備えている。バケット上下移動用機構81は、コントロールユニット90によりアクチュエータが作動制御されて、搬出機構55からバケット30に商品を搬出する際に、バケット30のベルトコンベア76の上面の後端部が、搬出する棚13a~13fの台座70の上下位置に略一致するように移動するように制御される。
コントロールユニット90は、入出力装置、記憶装置91(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央演算処理装置(CPU)及びタイマ等を含んで構成される。
コントロールユニット90は、情報入力用パネル83から入力した各種情報を記憶装置91に記憶しておくとともに、商品購入用操作パネル82から購入商品の種類を、また商品有無検知センサ77からベルトコンベア76における商品の載置位置情報を入力し、バケット上下移動用機構81、商品横移動機構75、各棚の搬出機構55を作動制御する。
記憶装置91には、情報入力用パネル83から、各種情報として、自販機情報、商品位置情報を入力して記憶しておく。
自販機情報は、例えば商品の配列数であり、本実施形態では6個である。
商品位置情報は、各種商品が収納されているコラム72の位置情報である。詳しくは、商品位置情報は、商品の種類に対して、当該商品が収納されているコラム72を、棚13a~13f(段)及び列によって規定される。
また、コントロールユニット90には、まとめ買い可否判定部92、搬出順番・商品横移動設定部93(設定部)、商品搬出制御部94、商品横移動制御部95、エレベータ制御部96、搬出状況判定部97、購入商品位置判定部98を備えている。
まとめ買い可否判定部92は、記憶装置91に記憶されている各種情報と、商品購入用操作パネル82によって指示された購入商品指示情報と、記憶装置91に記憶されている商品位置情報を読み出して、まとめ買いが可能であるか否かを判別する。
搬出順番・商品横移動設定部93は、まとめ買い可否判定部92によりまとめ買いが可能であると判定した場合に、バケット30に載せる購入商品の搬出順番、及びバケット30に載った商品の商品横移動機構75による横移動(左右移動)を設定する。
商品搬出制御部94は、搬出順番・商品横移動設定部93において設定された搬出順番で購入商品をバケット30に載せるように、各搬出機構55の制御を行う。
商品横移動制御部95は、搬出順番・商品横移動設定部93において設定された商品の横移動(左右移動)をするように、商品横移動機構75を制御する。
エレベータ制御部96は、搬出順番・商品横移動設定部93において設定された搬出順番に基づいて、バケット上下移動用機構81を作動制御する。
搬出状況判定部97は、商品有無検知センサ77の検出信号に基づいて、バケット30への商品の搬出状況、詳しくはベルトコンベア76上における商品の載置位置(列)を判定する。
購入商品位置判定部98は、記憶装置91に記憶されている商品位置情報と商品購入用操作パネル82から入力された購入商品の選択情報とに基づいて、購入商品のコラム72の位置情報を判定する。
図6、7に示す搬出制御は、商品購入用操作パネル82によって商品の購入操作を行った際にコントロールユニット90において実行される。
始めにステップS10では、商品購入用操作パネル82より選択された購入商品の選択情報を記憶装置91へ入力する。そして、ステップS20に進む。
ステップS20では、購入商品位置判定部92は、記憶装置91に記憶されている商品位置情報と、ステップS10において記憶装置91に入力した購入商品の選択情報に基づいて、購入商品の収納位置を確認する。ここで収納位置とは、購入商品が収納されているコラム72の列、段である。詳しくは、商品購入用操作パネル82より、どこの列、段のコラム72の商品を購入するよう操作したのか、購入操作した対象商品の列、段を記憶装置91へ入力する。そして、ステップS30に進む。
ステップS30では、まとめ買い可否判定部92は、ステップS20において確認した購入商品の収納位置と、搬出状況判定部97によって判定したベルトコンベア76上の商品の載置位置とに基づいて、ベルトコンベア76上において、ステップS20で入力した購入商品の収納位置(列)と同一の左右位置(正面)に商品があるか否かを判別する。購入商品の収納位置の正面(同一列)に商品があることが判定された場合には、ステップS40に進む。購入商品の収納位置の正面(同一列)に商品がないことが判定された場合には、ステップS50に進む。
ステップS40では、まとめ買い可否判定部92が、まとめ買いの可否判定をする。まとめ買いの可否判定は、バケット30のベルトコンベア76上に既に搬出されている商品をベルトコンベア76によって所定距離横移動させることで、次に購入指示された商品が、ベルトコンベア76上の商品に積み重なることなくベルトコンベア76上に搬出されるか否かを判断する。ここで、ベルトコンベア76の移動は、左右いずれに移動してもよい。また本ステップにおける所定距離は、例えばコラム72の1列分の幅、あるいは2列以上のコラム72の幅の距離である。まとめ買い可能、即ち次に購入指示された商品が、ベルトコンベア76上の商品に積み重ならずにベルトコンベア76上に搬出されると判定された場合には、ステップS50に進む。まとめ買い不可、即ちベルトコンベア76を如何に左右に移動させたとしても、次に購入指示された商品が、ベルトコンベア76上の商品に積み重なることなくベルトコンベア76上に搬出されることができないと判定された場合には、ステップS60に進む。
なお、商品横移動機構75によりベルトコンベア76を作動させて商品を横移動させたとしても、購入指示された商品が、ベルトコンベア76上の商品に積み重なることなくベルトコンベア76上に搬出されることができないとまとめ買い可否判定部92に判定された場合には、搬出順番を入れ替えて更に搬出可能か確認するとよい。
以下、搬出順番及び商品横移動を入れ替えてまとめ買いの可否判定を行う方法について、具体例を説明する。
搬出順番は、まとめ買いにおいて購入指示された複数の商品のうち、いずれの商品からベルトコンベア76上に搬出するか、商品の種類あるいは収納されているコラム72の位置(段、列)によって定義される。
商品横移動は、ベルトコンベア76を左右いずれの方向へコラム72の幅何列分移動させるか、即ち移動方向と移動距離によって定義される。例えば「右に1列」といったように定義される。
例えば図8に示すように、3段5列のコラム72を有する自動販売機において、a、b、c、dの商品がまとめ買いとして購入選択されたものとする。なお、aは上から1段目左から2番目のコラム72、bは上から2段目左から2番目のコラム72、cは上から2段目左から3番目のコラム72、dは上から3段目左から3番目のコラム72に収容されているものとする。
図9に示す第1例のように、購入指示されたa→b→c→dの順番をそのまま搬出順番に設定すると、商品aを搬出後に左に1列のコラム72の幅分移動し、次に商品bを搬出、次に商品cを搬出するまでは可能であるが、次の商品dを搬出しようとして如何にベルトコンベア76を左右に移動しても、それまでにベルトコンベア76に載っている商品a~cのいずれかの上に商品dが積み重なってしまう。これは、既にベルトコンベア76に載った商品が、ベルトコンベア76の左右端を越えて外方に移動しないように、ベルトコンベア76の左右移動が規制されるためである。
そこで、図10に示す第2例のように搬出順番をc→d→a→bに変更する。商品cを搬出後に右に1列のコラム72の幅分移動し、次に商品dを搬出、次に商品aを搬出し、右に1列のコラム72の幅分移動する。このようにすることで、次に商品bが他の商品c、d、aの上に積み重ならずにベルトコンベア76上に搬出される。
図10に示すように、単純に商品横移動だけでなく搬出順番も変更して、ベルトコンベア76上に商品が積み重なることなく全ての商品が搬出できる場合には、まとめ買い可としてステップS50に進む。商品横移動及び搬出順番を如何に変更しても、全ての商品が搬出する際に1個でも商品が積み重なってしまう場合には、まとめ買い不可としてステップS60に進む。
ステップS50では、ステップS40において、まとめ買い可能と判定された搬出順番及び商品横移動を記憶装置91へ記憶する。そして、ステップS70に進む。
ステップS60では、まとめ買いができないことをガイダンス、商品購入用操作パネル82等の表示や図示しないスピーカーから音声等で購入者に向けて報知する。そして、ステップS70に進む。
ステップS70では、商品選択を完了したか否かを判別する。商品選択の完了については、例えば商品選択完了スイッチを商品購入用操作パネル82に設けておき、この商品選択完了スイッチが操作されたか否かによって判別すればよい。商品選択完了スイッチは、まとめ買いする際に、購入する商品を複数選択した後に操作するスイッチである。商品選択を完了した場合には、図7のステップS90に進む。
図7に示すステップS90では、搬出処理を開始する。搬出処理は、ステップS50で記憶された順番で、商品を棚13からバケット30に搬出して物品取出口11まで移動する処理であり、商品搬出制御部94、商品横移動制御部95およびエレベータ制御部96は、それぞれ、搬出機構55、商品横移動機構75、バケット上下移動用機構81の作動制御を実行する。まず本ステップでは記憶装置91に記憶されている搬出順番を読み出す。そして、ステップS100に進む。
ステップS100では、搬出順番・商品横移動設定部93は、ステップS60で記憶された搬出順番に1個ずつ、記憶装置91より搬出対象商品の商品情報を読み出す。ここで読み出す商品情報としては、商品が収納されている位置情報(列、段)である。まとめ買いが可能な搬出順番及び商品横移動が複数通り記憶されている場合には、商品横移動及びバケット30の上下移動が最も少ない搬出順番及び商品横移動を採用して、この搬出順番に基づいて商品の位置情報を順次読み出す。そして、ステップS110に進む。
ステップS110では、ステップS100で読み出した商品の列に対して、搬出状況判定部97が、既に同一列から商品が搬出されているか判別する。既に同一列から商品が搬出されているか否かについては、当該列に対応する商品有無検知センサ77によって、同一列に商品がベルトコンベア76上に載置されているか否かを検出して判別すればよい。既に同一列から商品が搬出されている場合、即ちベルトコンベア76上の同一列に商品が有る場合には、ステップS120に進む。未だ同一列から商品が搬出されていない場合、即ちベルトコンベア76上の同一列に商品が無い場合には、ステップS140に進む。
ステップS120では、ベルトコンベア76上の搬出済み商品を横移動させる。詳しくは、商品横移動制御部95はステップS50において記憶した搬出順番及び商品横移動に基づいて、次に搬出する商品の搬出前に設定されている商品横移動を行うように、商品横移動機構75を作動させる。そしてステップS130に進む。
ステップS130では、ベルトコンベア76上の搬出済みの商品が設定した横移動位置に到達したか否かを商品横移動制御部95が判別する。ここでは、次に商品を搬出するコラム72と同一の左右位置の商品有無検知センサ77によって、ベルトコンベア76上の当該左右位置における商品の有無を検出する。搬出済み商品が横移動位置に到達した、即ち次に商品を搬出するコラム72と同一のベルトコンベア上の左右位置に商品がない場合には、ステップS140に進む。搬出済み商品の横移動位置に到達していない、即ち次に商品を搬出するコラム72と同一のベルトコンベア76上の左右位置に商品がある場合には、ステップS130を繰り返す。
ステップS140では、エレベータ制御部96はバケット上下移動用機構81を作動制御して、次に搬出する商品の受け取り位置(上下位置)にバケット30を移動し、搬出機構55を作動させてバケット30に商品を搬出する。そして、ステップS150に進む。
ステップS150では、搬出状況判定部97がステップS40でまとめ買い可能と判定された商品の全てがバケット30に搬出されたか判別する。まとめ買いの全ての商品が搬出された場合には、本ルーチンを終了する。まとめ買いの全ての商品が搬出されていない場合には、ステップS100に戻る。
以上のように、本実施形態の自動販売機1においては、複数段、複数列のコラム72を有し、搬出するコラム72の上下位置に合わせるようにバケット30を上下移動させて、選択した商品をコラム72からバケット30に搬出する。なお、バケット30のベルトコンベア76の左右幅は、棚13の幅と略一致しているので、いずれのコラム72から商品が搬出されてもバケット30に商品を搬出することは可能である。
本実施形態の自動販売機1においては、商品購入用操作パネル82において複数の商品がまとめて購入指示された場合に、指示された商品を1個ずつバケット30に載置し、バケット30に複数個載せた状態で、まとめて物品取出口11まで移動し、一度に複数の商品を取り出すことが可能なまとめ買いが可能になっている。このまとめ買いにより、バケット30の移動を少なくして短時間で複数の商品を販売することが可能となる。
そして、本実施形態の自動販売機1では、まとめ買いの際に、バケット30上に商品を積み重ならないようにするために、バケット30内で商品を左右方向に移動させる商品横移動機構75、具体的には左右に商品を移動させるベルトコンベア76をバケット30に備えている。
このようにベルトコンベア76を備えることで、まとめ買いの際に同一列の商品を購入指定された場合には、バケット30に搬出されベルトコンベア76上に載置されている商品を横移動させて次の商品を搬出するスペースを確保してから、同一列の商品を搬出する。
これにより、同一列の商品を購入指定されたとしても、バケット30内で積み重ならないように載せることができ、まとめて商品取り出し口まで搬送するまとめ買いが可能になる。このように商品を積み重ならないようにするので、取扱いに注意が必要な商品のように積み重ねができない、あるいは、避けるべき商品を極力多くまとめてバケット30上に載せて搬送することができる。
本実施形態では、まとめ買いにおける複数の商品の選択に基づいて、必要に応じてベルトコンベア76の移動を左右いずれかの方向に選択して行う、即ち商品の選択に基づいてベルトコンベア76の移動方向を定義するので、ベルトコンベア76に極力多くの商品を載置することができる。これは、バケット30のベルトコンベア76上に商品を載置可能なスペースがあるにも拘わらず、この空いたスペースを次の商品が搬出されるコラム72の左右位置まで横移動できないような状態を極力回避することができるためである。
また、ベルトコンベア76による商品の横移動は、コラムの幅の個数分で設定されるので、商品の横移動の設定を容易にかつ適切に行うことができる。
また、バケット30には、各コラム72の左右位置に対応して、ベルトコンベア76上の商品の有無を検知する商品有無検知センサ77を備えている。これにより、ベルトコンベア76による商品の横移動が行われた後に、商品有無検知センサ77によって商品の有無を検出することで、次の商品が搬出可能になったか否かを確実に判定することができる。また、次の商品の搬出位置に商品がなくなるまでベルトコンベア76を作動させることで、商品横移動機構75の作動不良や商品の転がり等に対応して、次の商品の載置スペースを確保することができる。
本発明は以上の実施形態に限定するものではない。例えば、上記実施形態では、まとめ買いにおける全ての商品の購入指示情報に基づいて搬出順番及び商品横移動を設定するが、バケット30のベルトコンベア76上に商品を搬出する際にベルトコンベア76上の商品の載置位置(載置状態)に基づいてベルトコンベア76を左右移動させてもよい。この場合、搬出順番は、設定した順番となる。
例えば、購入指示された商品を搬出機構55によってベルトコンベア76上に搬出する際に、商品有無検知センサ77によって、ベルトコンベア76上の商品の有無を検出し、搬出する位置に商品が載置されていない場合には、商品を搬出させる。しかしながら、搬出する位置に商品が載置されている場合には、商品横移動機構75によって商品を所定距離横移動させる。商品の横移動のうち、左右いずれの方向に横移動するかについては、例えば図9において商品aの搬出後に左方に移動させたように、商品aの搬出後に商品が載っていない範囲が広い右側よりも商品の載っていない範囲が狭い右側に移動させるとよい。このように、商品の搬出後に次の商品を搬出する際にベルトコンベア76の横移動が必要な場合には、商品が載っていない範囲(領域)が広い側とは反対側の方向に横移動させると、以降の商品を積み重ならず載り易くすることができる。あるいは、1連のまとめ買いにおいて、前回の左右移動方向と同一の左右方向に移動させるようにしてもよい。
ここでの所定距離については、例えばコラム72の1列分の幅に設定すればよい。商品横移動機構75によって商品を所定距離横移動させても、次の商品(第2の物品)の搬出する位置に依然として商品(第1の物品)が載置している場合、即ちベルトコンベア76上の商品と次に搬出される商品とが同一列である場合には、以降のコラム72からの商品(第2の物品)の搬出を中止して、バケット30を待機・取出位置まで移動させ、現状ベルトコンベア76上に載置されている商品を購入者が取り出し可能にするとよい。
また、商品横移動機構75によって商品を所定距離(コラム72の1列幅分)横移動させても、次の商品(第2の物品)の搬出する位置に依然として商品(第1の物品)が載っている場合に、更に同一方向に所定距離移動させて、次の商品の搬出する位置に商品が載っているか否かを判別するとよい。なお、この商品の更なる横移動については、ベルトコンベア76上のいずれか商品がベルトコンベア76の左右方向最外方のコラム72の左右位置まで移動可能とする。ベルトコンベア76上のいずれかの商品がベルトコンベア76の左右方向最外方のコラム72の左右位置まで移動するまで、いずれも次の商品の搬出する位置に商品が載っている場合には、次の商品の搬出を中止して、バケット30を待機・取出位置まで移動させる。
以上のように、バケット30のベルトコンベア76上に商品を搬出する際に、ベルトコンベア76上の商品の載置位置(載置状態)に基づいてベルトコンベア76を左右移動させるように制御すれば、搬出順番の設定が不要となるので、コントロールユニット90における制御が容易になる。
また、搬出機構55において、スパイラル部57については、ベルトコンベア等のその他の機構でもよい。ベルトコンベアは、弁当等の取扱いに注意を要する商品を搬出する搬出機構55に適したものである。したがって、本発明を採用することで弁当等の商品のまとめ買いを可能にするとともに、搬出の際において商品の保護を図ることができる。
また、上記実施形態では、1つの棚に6個のコラム72及び搬出機構55を備えているが、夫々複数個であればその他の数でもよい。また、例えばある段の棚では2個分のコラム72の幅を使って左右幅の大きい商品を収納するように、コラム72の大きさが異なる自動販売機に本発明の制御を適用してもよい。
また、上記実施形態では、自動販売機1に本発明を適用しているが、自動販売機だけでなく、その他の物品の収納庫にも本発明を適用することができる。物品収納庫においては、収納部(コラム)の数が比較的多く、また物品をまとめて搬出する機会が多いので、本発明を適用することで、搬出時間をより効果的に短縮させることが可能となる。
1 自動販売機(物品収納庫)
13 棚
30 バケット(搬送機構)
55 搬出機構
72 コラム
75 商品横移動機構(物品横移動機構)
76 ベルトコンベア(載置部、物品横移動機構)
77 商品有無検知センサ(物品検出部)
81 バケット上下移動用機構(搬送機構)
82 商品購入用操作パネル(物品選択部)
90 コントロールユニット(制御部)
93 搬出順番・商品横移動設定部(設定部)
13 棚
30 バケット(搬送機構)
55 搬出機構
72 コラム
75 商品横移動機構(物品横移動機構)
76 ベルトコンベア(載置部、物品横移動機構)
77 商品有無検知センサ(物品検出部)
81 バケット上下移動用機構(搬送機構)
82 商品購入用操作パネル(物品選択部)
90 コントロールユニット(制御部)
93 搬出順番・商品横移動設定部(設定部)
Claims (11)
- 上下方向に並べて配置された複数個の棚と、
前記棚に左右方向に複数個並べて設けられ、物品を収納するコラムと、
前記コラムから物品を前方に搬出する搬出機構と、
前記棚の前方に少なくとも上下方向に移動可能に配置され前記搬出機構によって前記コラムから前方に搬出された物品を載せる載置部を有し、前記物品を載せた前記載置部を所定の搬送位置まで搬送する搬送機構と、
前記載置部に載せた物品を左右方向に移動させる物品横移動機構と、
前記搬出機構、前記搬送機構及び前記物品横移動機構を作動制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記コラムから搬出された物品を前記載置部に複数個載せて前記搬送位置までまとめて搬送するように前記搬出機構、前記搬送機構及び前記物品横移動機構を作動制御する複数個搬送制御が可能な物品収納庫であって、
複数の前記コラムに収納されている物品のうち、前記所定の搬送位置まで搬送する物品を選択する物品選択部を備え、
前記制御部は、前記複数個搬送制御において、前記物品選択部による複数の前記物品の選択に基づいて、前記物品横移動機構による前記物品の移動方向を定義することを特徴とする物品収納庫。 - 前記複数個搬送制御において、前記物品選択部による前記物品の選択に基づいて、前記搬出機構による前記載置部への前記物品の搬出順番、前記物品横移動機構による前記物品の移動方向及び移動距離を設定する設定部を備え、
前記制御部は、前記設定部において設定された前記搬出順番、前記移動方向及び前記移動距離に基づいて、前記搬出機構、前記搬送機構及び前記物品横移動機構を作動制御することを特徴とする請求項1に記載の物品収納庫。 - 前記載置部における前記物品の載置位置を検出する物品検出部を備え、
前記制御部は、前記物品検出部による検出結果に基づいて前記物品横移動機構を作動制御することを特徴とする請求項1または2に記載の物品収納庫。 - 前記載置部における前記物品の載置位置を検出する物品検出部を備え、
前記制御部は、前記複数個搬送制御において、前記物品選択部による選択内容と、前記物品検出部の検出結果に基づいて、前記物品横移動機構により左右方向へ所定距離の移動を行わせたにも拘わらず、前記載置部に載置された第1の物品と次に搬出する第2の物品とが同一列になる場合に、前記第2の物品の前記載置部への搬出を規制して、前記第1の物品を前記搬送機構により前記搬送位置まで搬送させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の物品収納庫。 - 前記載置部における前記物品の載置位置を検出する物品検出部を備え、
前記制御部は、前記複数個搬送制御において、前記物品選択部による選択内容と、前記物品検出部の検出結果に基づいて、前記物品横移動機構により左右方向へ所定距離の移動を行わせたにも拘わらず、前記載置部に載置された第1の物品と次に搬出する第2の物品とが同一列になる場合に、前記物品横移動機構により前記物品を更に左右方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載の物品収納庫。 - 前記制御部は、前記複数個搬送制御において、前記物品横移動機構により前記物品を左右方向に移動させる際に、前回の移動方向と同一方向に移動させることを特徴とする請求項5に記載の物品収納庫。
- 前記制御部は、前記複数個搬送制御において、前記物品横移動機構により前記物品を左右方向に移動させる際に、前記載置部において前記物品が載置していない領域が狭い方向に向かって移動させることを特徴とする請求項6に記載の物品収納庫。
- 前記所定距離は、前記コラムの左右幅と略同一であることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の物品収納庫。
- 前記物品検出部は、前記コラムの前方に、前記載置部に面して設けられていることを特徴とする請求項3から8のいずれか1項に記載の物品収納庫。
- 前記物品検出部は、複数の前記コラムの各列の左右位置に対応して設置されていることを特徴とする請求項3から9のいずれか1項に記載の物品収納庫。
- 前記物品収納庫は、自動販売機であることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の物品収納庫。
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