JPH01253093A - 自動販売機の商品搬出機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の商品を横送りする横送り機構を備えた
収納棚を上下複数段に設け、これら収納棚から選択的に
送り出された商品を載置する載置台を上下方向に昇降さ
せる駆動機構を設けると共に、前記収納棚の商品搬出端
に位置する商品の有無を検出する商品検出センサと、こ
のセンサの検出信号に基づいて前記収納棚の横送り機構
の作動を制御する操作手段とを設けてある自動販売機の
商品搬出機構に関する。

〔従来の技術〕

この種の自動販売機では、上下複数段に設けた収納棚に
収納されている複数種の商品のうちの所定の商品が選択
されると、この選択信号に基づいて、載置台を選択され
た商品の収納棚まで昇降させて所定の商品を受取り、こ
の受取った商品を商品排出口に対応する位置に位置させ
るべく、載置台を昇降させたのち、商品を商品排出口へ
送り出すようにしている。

ところで、例えば第１図に示すように、上から第３段目
及び上から第４段目のベルトコンベア式の収納棚（２）
の無端回動ベルトの隣接突起間のうちの一部に商品（Ｓ
）を入れ忘れていると、その入れ忘れた箇所の直後方に
位置する商品（Ｓ）を載置台（３）に送り出す際に、入
れ忘れた箇所分だけ横送り機構（１）の作動時間が長く
なるため、これに伴って、商品（Ｓ）の送り出しに要す
る時間も長くなる。そのため、従来、所定の収納棚から
載置台への商品の受取りを迅速に行えるように、次回の
商品が選択される前に各収納棚に収納されている商品を
収納棚の商品搬出端に位置させる制御が行われている。

具体的には、各収納棚の商品搬出端に、この搬出端側へ
の商品の移行を接当阻止するストッパーを商品側へスプ
リングにより移動付勢した状態で枢着し、このストッパ
ーの商品搬出側への揺動に伴って当該ストッパーの枢着
側端部に備えた突出カム部と接当して収納棚の横送り機
構を停止させる商品検出センサとしてのリミットスイッ
チを各収納棚に取付けて、所定の商品を載置台に送り出
すべく横送り機構を作動させると、商品の移行に伴い前
記ストッパーが商品に接当抑圧され、当該ストッパーが
スプリングの付勢力に抗して商品搬出側へ強制的に揺動
されて、商品が載置台へ送り出される。そして、この商
品の送り出しが終了するに伴って前記ストッパーがスプ
リングの付勢力により商品側へ復帰したのち、後続の商
品が前記ストッパーに接当すると、この後続の商品によ
りストッパーが所定角度商品搬出側へ揺動され、ストッ
パーに備えた前記突出カム部がリミットスイッチに接当
し、このリミットスイッチがＯＮすることにより、前記
横送り機構を停止させ、商品を収納棚の商品搬出端に位
置させる制御が終了するのである。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来構成の自動販売機では、収納棚の商品搬出端に
位置する商品の有無を検出する商品検出センサを各収納
棚毎に設けなければならず、コスト高になるものであっ
た。

本発明の目的は、収納棚の商品搬出端に商品を位置させ
るための制御構成を極力安価にすることができるように
する点にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による自動販売機の商品搬出機構は、前記商品検
出センサを前記載置台側に設けてある事を特徴とするも
のであり、それによる作用・効果は次の通りである。

〔作　用〕

購入者により所定の商品が選択されると、この選択信号
に基づいて、載置台を選択された商品の収納棚まで昇降
させる。そして、収納棚の横送り機構を作動させて所定
の商品を載置台へ送り出し、こののち、前記所定の商品
の直後方に位置する後続の商品が載置台側に設けられた
商品検出センサにより検出されると、前記後続の商品が
収納棚の商品搬出端に位置したと判断して、前記横送り
機構を停止させるのである。

〔発明の効果〕

したがって、商品検出センサを載置台側に設けることに
よって、従来のように多数の収納棚毎にセンサを設ける
ものに比してセンサの数を少なくすることができ、収納
棚の商品搬出端に商品を位置させるための制御構成を極
力安価に構成することができ、製作コストの低減を図る
ことができた。

〔実施例〕

第１図に、缶やビン等の商品（Ｓ）を販売する自動販売
機が示されている。この自動販売機の内部に、複数の商
品（Ｓ）を横送りする横送り機構としての第１電動モー
タ（１）を備えたベルトコンベア式の収納棚（２）を上
下複数段に設け、これら収納棚（２）から選択的に送り
出された商品（Ｓ）を載置する載置台（３）を上下方向
に昇降させる駆動機構（４ンを設けてある。

前記載置台（３）は、無端チェーン（５）に係止され、
この無端チェーン（５）が前記駆動機構としての第２電
動モータ（４）に連動連結されており、この電動モータ
（４）の正逆転により載置台（３）を昇降操作可能に構
成し、さらには、第１図に仮想線で示す待機位置にある
載置台（３）を選択された所定の収納棚（２）に位置さ
せる第１操作手段、この第１操作手段により所定の収納
棚（２）に位置された載置台（３）に所定の商品（Ｓ）
が送り出されたのち、この商品（Ｓ）を商品排出口（６
）まで載置台（３）を下降させる第２操作手段、並びに
、この第２操作手段により所定の商品（Ｓ）を商品排出
口（６）へ払い出したのち、前記待機位置まで載置台（
３）を上昇させる第３操作手段により前記電動モータ（
１）の作動を制御するように構成しである。

第２図に示すように、前記載置台（３）の商品載置面に
商品（Ｓ）が載置したことを検出するリミットスイッチ
（７）を設けると共に、前記載置台（３）の収納棚側の
横−側に、前記収納棚（２）の商品搬出端に位置する商
品（Ｓ）の有無を検出する商品検出センサとしての加圧
スイッチ（８）が付設されたアーム（９）を左右方向の
軸芯周りで揺動自在に取付け、そして、前記加圧スイッ
チ（８）の検出信号に基づいて前記収納棚（２）の第１
電動モータ（１）の作動を制御する操作手段（１０）を
設けて、収納棚（２）の商品搬出端に位置する商品（Ｓ
）が載置台（３）に送り出されると、この商品（Ｓ）の
直後方に位置する後続の商品（Ｓ）を収納棚（２）の商
品搬出端に位置させることができるように構成しである
っ 前記加圧スイッチ（８）が付設されたアーム（９）は、
ソレノイド（１３）の突出作動により第２図に仮想線で
示す商品検出解除姿勢に揺動自在に構成されると共に、
スプリング（１４）により第２図に実線で示す商品検出
作用姿勢に復帰付勢するように構成しである。前記ソレ
ノイド（１３）及びスプリング（１４）の夫々は、前記
アーム（９）　と−体的に揺動自在に前記載置台（３）
の下面に枢着した操作アーム（１１）と前記載置台（３
）の後方側に固着のブラケッ）　（１２）とに渡って取
付けられている。

次に商品（Ｓ）が選択されてから、商品排出口（６）に
払い出されるまでの動作について説明する。

まず、購入者が硬貨又は紙幣を自動販売機に投入したの
ち、所定の商品（Ｓ）を選択すると、この選択された商
品（Ｓ）のある収納棚（２）に載置台（３）を第２電動
モータ（４）の正転駆動により移動させる。そして、前
記載置台（３）が所定の収納棚（２）に位置すると、第
１電動モータ（１）と作動させて商品（Ｓ）を載置台（
３）上へ送り出し、載置台（３）上のリミットスイッチ
（７）がＯＮする。

このリミットスイッチ（７）がＯＮするに伴って、前記
ソレノイド（１３）への通電を解除することにより、ア
ーム（９）をスプリング（１４）の付勢力により商品検
出解除姿勢から商品検出作用姿勢へ切替える。このとき
、前記送り出された商品（Ｓ）の直後方に位置する後続
の商品（Ｓ）が前記アーム（９）の加圧スイッチ（８）
に接当作用すると、前記後続の商品（Ｓ）が前記収納棚
（２）の商品搬出端に位置したと判断し、前記第１電動
モータ（１）を停止すると共に、前記ソレノイド（１３
）を通電してアーム（９）をスプリング（１４）の付勢
力に抗して商品検出作用姿勢から商品検出解除姿勢に切
替えたのち、前記第２電動モータ（４）を正転させて、
載置台（３）を商品排出口（６）に対応する位置まで下
降させる。そして、載置台（３）の商品（Ｓ）を排出機
構（図示せず）により前方側の商品排出口（６）へ移動
させて商品（Ｓ）の払出しが終了する。尚、商品（Ｓ）
の払出し終了後は、第２電動モータ（４）を逆転させて
載置台（３）を上方の待機位置まで上昇させるのである
。又、前記アーム（９）を商品検出作用姿勢に切替えた
状態で第１電動モータ（１）を所定時間作動させても、
アーム（９）に備えた加圧スイッチ（８）が商品（Ｓ）
を検出しない場合には、商品（Ｓ）が売切れたと判断し
て、自動販売機に備えた売切れ表示ランプを点灯させる
と共に、載置台（３）を待機位置まで上昇させて、次回
の商品（Ｓ）の払い出しまで待機させるのである。

〔別実施例〕

前記実施例では、商品検出センサ（８）を、載置台（３
）に左右方向の軸芯周りで揺動操作自在に設けたアーム
（９）に取付けたが、第３図に示すように、昇降自在な
枠体（２１）に載置台（３）を前後方向の軸芯周りで揺
動操作自在に取付けて、スプリング（１７）により商品
検出作用姿勢にある載置台（３）をソレノイド（１６）
の突出作動により仮想線で示す商品載置姿勢、つまり商
品検出解除姿勢に切替えるようにしてもよい。尚、この
場合には、商品検出解除姿勢に切替えられた載置台（３
）に設けた商品検出センサ（８）により送り出される商
品（Ｓ）が載置台（３）上に位置したことをも検出する
ことができ、センサの兼用化を図ることができる。又、
この場合、第１図に示すように、所定の商品（Ｓ）を載
置台（３）に受取り、この商品（Ｓ）を商品排出口（６
）へ−旦払い出したのち、前記載置台（３）を待機位置
まで上昇させる間に、前記払い出した商品（Ｓ）の収納
棚（２）に対応する位置で載置台（３）を停止させ、載
置台（３）を商品検出作用姿勢に切替えると共に、第１
電動モータ（１）を作動させて収納棚（２）の商品（Ｓ
）を横送りする。このとき、商品（Ｓ）が載置台（８）
の商品検出センサ（８）に接当作用すると、商品（Ｓ）
が収納棚（２）の商品搬出端に位置したと判断して、第
１電動モータ（１）を停止させると共に、載置台（８）
を商品検出解除姿勢に切替えたのち、載置台（３）を待
機位置まで上昇させるのである。前記商品検出センサ（
８）を、第４図に示すように、載置台（３）に固着のコ
字状の部材（１８）に投光部（８ａ）と受光部（８ｂ）
とを前後両側に取付けて成る光電式のセンサで構成した
り、第５図に示すように、載置台（３）にスプリング（
図示せず）により商品側へ移動付勢した状態で前後軸芯
周りで揺動自在に取付けた板部材（１９）の揺動変位を
検出するポテンショメーク（２０）で構成してもよく、
商品検出センサ（８）としての具体構成は自由に変更で
きる。又、前記載置台（３）上に商品（Ｓ）が位置した
ことを検出するセンサ（７）としては接当式の他、第４
図に示すように、光電式でもよく、センサ（７）として
の具体構成は自由に変更できる。

又、前記実施例では、商品排出口（６）を自動販売機の
下方に設けたが、上下中央部に設けてもよく、商品排出
口（６）の設置箇所はどこでもよい。尚、載置台（３）
から商品排出口（６）への商品（８）の移動は、排出機
構により行う他、載置台（３）の載置面を商品排出口（
６）側はど下方に位置する傾斜姿勢に形成して、商品（
Ｓ）を自重で滑り落とし込むようにしてもよいし、さら
には、載置台（３）の直前方に商品排出口（６）を配設
して、商品排出口（６）から直接手を入れて載置台（３
）上の商品（Ｓ）を取るようにしてもよい。

前記商品（Ｓ）を横送りする横送り機構（１）、載置台
（３）を昇降させる駆動機構（４）、並びに、収納棚（
２）夫々の具体構成は自由に変更できる。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る自動販売機の商品搬出機構の実施例
を示し、第１図は自動販売機の正面図、第２図は商品検
出センサの取付部を示す縦側面図である。第３図及び第
４図は商品検出センサの取付部の別実施例を示す縦断正
面図、第５図は商品検出センサの取付部の別実施例を示
す平面図である。 （１）・・・・・・横送り機構、（２）・・・・・・収
納棚、（３）・・・・・・載置台、（４）・・・・・・
駆動機構、（８）・・・・・・商品検出センサ、（１０
）・・・・・・操作手段、（Ｓ）・・・・・・商品。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の商品（Ｓ）を横送りする横送り機構（１）を備え
   た収納棚（２）を上下複数段に設け、これら収納棚（２
   ）から選択的に送り出された商品（Ｓ）を載置する載置
   台（３）を上下方向に昇降させる駆動機構（４）を設け
   ると共に、前記収納棚（２）の商品搬出端に位置する商
   品（Ｓ）の有無を検出する商品検出センサ（８）と、こ
   のセンサ（８）の検出信号に基づいて前記収納棚（２）
   の横送り機構（１）の作動を制御する操作手段（１０）
   とを設けてある自動販売機の商品搬出機構であって、前
   記商品検出センサ（８）を前記載置台（３）側に設けて
   ある自動販売機の商品搬出機構。