JP2002024932A - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

自動販売機の商品搬出装置

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JP2002024932A
JP2002024932A JP2000200609A JP2000200609A JP2002024932A JP 2002024932 A JP2002024932 A JP 2002024932A JP 2000200609 A JP2000200609 A JP 2000200609A JP 2000200609 A JP2000200609 A JP 2000200609A JP 2002024932 A JP2002024932 A JP 2002024932A
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JP2000200609A
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Kenichi Arai
憲一 新井
Keiji Ohira
啓二 大平
Yasuhiro Ishida
康弘 石田
Kazuhiro Minami
一弘 南
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品ラック13に載置する商品Sの種類に応
じた細かな商品搬出設定を不要とし、設定間違いによる
商品詰まり等を防止して、取扱が簡単で信頼性の高い自
動販売機1の商品搬出装置を提供する。 【解決手段】 商品ラック13の払出口22aからバケ
ット42内に払い出される商品Sを検出する第1の商品
検出手段86、および第2の商品検出手段87をバケッ
ト42後部の異なる位置に設け、第1の商品検出手段8
6が払い出された商品Sを検出したとき、商品ラック1
3から商品Sを払い出す動作を停止し、その後、所定時
間内に第2の商品検出手段87が商品Sを検出しないと
き、商品Sを払い出す動作を起動し、以後、第2の商品
検出手段87が商品Sを検出したとき、再び商品Sを払
い出す動作を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品を収納すると
ともに商品搬出端部から前記商品を搬出する商品搬送棚
装置と、前記商品搬出端部から搬出された商品を受け入
れる商品受部を備えた自動販売機の商品搬出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、このような自動販売機の商品搬出
装置に関しては、特開平3−11494号公報に示すよ
うに、収納した商品を水平方向に搬送して商品搬出端部
から搬出する商品搬送棚装置を上下に複数段並設し、こ
の各商品搬送棚装置の商品搬出端部から搬出される商品
を、上下移動するエレベータ装置の商品受部に受け入れ
て、商品取出口へ搬送する構成のものが知られている。
この自動販売機の商品搬送棚装置には、商品を商品搬出
端部から搬出するコンベア式の商品搬出手段と、販売待
機時に最先の商品を係止し、商品搬出時に商品の搬送移
動に応じて商品搬出端部を開放するストッパー部材が設
けられている。また、前記商品搬送棚装置から前記商品
受部に商品が搬出されたことを検知し、前記コンベア式
の商品搬出手段の動作を停止すると共に前記ストッパー
部材を再び係止する検知スイッチが設けられている。
【0003】ところで、前記商品搬送棚装置上に載置さ
れる商品は様々である。例えば、商品の載置収納方向の
寸法が所定寸法より長い商品が前記商品搬送棚上に載置
され、この商品が前記商品搬送棚装置から前記商品受部
に搬出されて前記検知スイッチによってその商品が検出
されて、前記商品搬送棚装置の商品搬出動作が停止され
ると、商品の重心が前記商品搬送棚装置の載置部上に残
り、商品が完全に前記商品受部に収容されない場合があ
る。そこで、従来の商品搬送棚装置においては、前記検
知スイッチが商品を検知してから、商品の種類毎に定め
た所定の時間が経過した後に、前記商品搬送棚装置の商
品搬出動作を停止し、商品の重心が商品搬送棚装置の載
置部上に残らないようにして、商品が完全に前記商品受
部に収容されるようにする必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、このような
従来の商品搬出装置を備える自動販売機においては、商
品搬送棚装置毎に載置する商品に対応して前記所定の時
間を設定しなければならないため手間が掛ること、ま
た、設定する時間を間違えると商品詰まりを起こす可能
性がある等の問題があった。
【0005】そこで、本発明では、前記のような商品搬
送棚装置の載置商品の種類毎に対応した細かな設定を不
要とすることで、設定の手間を省くと共に設定間違いに
よる商品詰まりを防止して、取扱が簡単で信頼性の高い
自動販売機の商品搬出装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明は、商品を収納するとともに
商品搬出端部から前記商品を搬出する商品搬送棚装置
と、前記商品搬出端部から搬出された商品を受け入れる
商品受部とを備えた自動販売機の商品搬出装置におい
て、 前記商品搬出端部から前記商品受部に搬出される
商品を検出する第1の商品検出手段と、前記第一の商品
検出手段より商品搬出方向下流に設けられた第2の商品
検出手段と、前記第1の商品検出手段および前記第2の
商品検出手段の検出結果に基づき前記商品搬送棚装置の
商品搬出動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手
段は、前記第1の商品検出手段が商品を検出したとき、
前記商品搬送棚装置の商品搬出動作を停止し、その後、
予め定められた時間内に前記第2の商品検出手段が商品
を検出しないとき、前記商品搬送棚装置の商品搬出動作
を起動し、前記第2の商品検出手段が商品を検出するま
で前記商品搬送棚装置の商品搬出作動を行わせることに
よって、前記商品搬出端部から商品が所定量払い出され
たことを前記第一の商品検出手段によって検出して前記
商品搬送棚装置の商品搬出動作を停止し、その後商品の
自重による前記商品搬送棚装置からの落下等により所定
時間内に商品が前記商品受部に受け入れられたか否かを
前記第二の商品検出手段によって検出し、前記第二の商
品検出手段が商品を検出しないとき、前記第二の商品検
出手段が商品を検出するまで前記搬送棚装置の商品搬出
手段を作動させて、商品が前記商品受部に受け入れられ
るようにするものである。
【0007】請求項2にかかる発明は、請求項1記載の
発明において、前記制御手段は、前記第1の商品検出手
段または前記第2の商品検出手段が、前記商品搬出端部
から搬出された商品を検出したとき、それぞれの商品検
出機能を一時停止させることによって、前記第1の商品
検出手段および前記第2の商品検出手段は、前記商品搬
出端部から商品が搬出される毎に、一度だけ前記商品を
検出することが可能である。
【0008】請求項3にかかる発明は、請求項1及び2
記載の発明において、前記商品搬送棚装置を複数設ける
とともに、該複数の商品搬送棚装置から搬出される商品
が受け入れられるように前記商品受部を各々の前記商品
搬出端部に対応する位置に移動可能に構成し、前記第1
の商品検出手段と前記第2の商品検出手段とを前記商品
受部に配設したことによって、複数の商品搬送棚装置に
対して、前記第1の商品検出手段と前記第2の商品検出手
段を備えた1つの商品受部を備える商品搬出装置を提供
することが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態に係る自動販売機の商品搬出装置につい
て説明する。図1は、本発明の商品搬出装置を適用した
自動販売機を示す。同図に示すように、この自動販売機
1は、ボックス状の販売機本体2と、その前面を開閉す
るメインドア3とを備えている。メインドア3には、後
述する商品収納庫7の前面の大きさに相当する透明パネ
ル4が組み込まれており、また商品収納庫7の前面にガ
ラス製の断熱扉6が設けられている。つまり、この自動
販売機1は、商品収納庫7に収納された商品S自体をデ
ィスプレイすると共に、商品Sの販売動作を購入者が見
ることのできる、いわゆるシースル−タイプのものであ
る。
【0010】また、メインドア3の前面には、図示しな
いが、コイン投入口、投入したコインの金額を表示する
金額表示部、コインを返却するための返却レバー、返却
されたコインを取出すためのコイン返却口、および商品
Sを選択するための選択ボタン等が設けられている。さ
らに、メインドア3の下部には、購入者が商品Sを取出
すための商品取出口5が設けられている。
【0011】販売機本体2には、前面の断熱扉6と断熱
材を内蔵した周壁7aとで画成された商品収納庫7と、
この商品収納庫7に収納された商品Sを商品取出口5に
搬出する商品搬送移動装置8と、図示しないが、商品搬
送移動装置8を含め販売機本体2内の各種の制御を行
う、マイクロコンピュータを有する制御回路等によって
構成される制御手段71が設けられている。商品収納庫
7は、上下方向の中間部より若干上側で、断熱性を有す
る仕切板9などにより上下2段に仕切られており、上側
が加温室11、下側が冷却室12になっている。また、
商品搬送移動装置8は、後述する商品搬送装置41およ
び搬出機構67などにより構成されている。
【0012】商品収納庫7の加温室11および冷却室1
2には、商品Sを載置して収納する商品ラック13(商
品搬送棚装置)が、上下方向にそれぞれ3段および4段
で配置されている。各商品ラック13は、図1および図
2が示すように、商品Sが載置される水平な収納プレー
ト14を有しており、その収納プレート14の左右両端
部および後端部が上向きに屈曲形成されている。収納プ
レート14上には、前後方向に延び左右方向に8つの仕
切壁21が相互に平行に配置されている。これらの仕切
壁21によって、収納プレート14上が仕切られてお
り、互いに隣接する仕切壁21、21により、商品通路
22が画成され、各商品通路22に、同一品目の商品S
が前後方向に並べて収納される。
【0013】各仕切壁21は、前後方向に延び、商品通
路22の側壁を構成する仕切本体23を有し、この仕切
本体23に、商品通路22に収納された商品Sを販売時
に前方に払い出すための商品搬出機構24(商品搬出手
段)と、商品通路22の前端の払出口22a(商品搬出
端部)を販売時に開閉するためのストッパ機構25とが
組み付けられている。
【0014】商品搬出機構24は、仕切本体23の前端
部および後端部にそれぞれ回転自在に設けられたギア3
1(前端部のギアのみ図示)と、これらのギア31に巻
き掛けられたタイミングベルト32と、このタイミング
ベルト32に連結されると共に、商品通路22に突出す
るように設けられ、タイミングベルト32の所定方向の
回転回転い伴って前方に移動することにより、商品通路
22内の商品Sを後方から押圧するプッシャ33等によ
り構成されている。
【0015】一方、ストッパ機構25は、販売待機時
に、商品Sが商品通路22から不意に落下するのを防止
するためのものであり、仕切本体23の前端部に設けら
れた棒状のストッパ34と、このストッパの基端部支持
して回動させる開閉機構35等により構成されている。
【0016】次に、商品通路22から払い出された商品
Sを、商品取出口5に搬送する商品搬送装置41につい
て説明する。商品搬送装置41は、商品ラック13から
払い出された商品Sを収容・保持し、商品取出口5に移
動して商品Sを搬出するバケット42(商品受部)と、
このバケット42を左右方向に移動させる水平移動機構
43と、バケット42を上下方向に移動させる鉛直移動
機構44とを、備えている。そして、バケット42は、
販売時に、水平移動機構43および鉛直移動機構44に
よって、商品ラック13の前方で上下左右に駆動され、
商品通路22の前方の商品受け取り位置と商品取出口5
との間で移動する。
【0017】バケット42は、図3および図4に示すよ
うに、商品通路22の払出口22aから払い出された商
品Sを受け取り、商品取出口5に搬出するまで一時的に
収容・保持するバケット本体61と、このバケット本体
61と、このバケット本体61の左側壁61aに取り付
けられ、後述する払出・収容機構66および搬出機構6
7を駆動する駆動機構63などを有している。
【0018】バケット本体61は、ボックス状に形成さ
れており、上面後半部から背面上半部に亘って開放した
構造になっている。この開放した部分の商品収容開口6
4を介して、商品通路22から払い出された商品Sが、
バケット本体61内に形成された収容部65に収容され
る。また、バケット本体61には、図4に示すように商
品搬出機構24およびストッパ機構25を駆動すると共
に払い出された商品Sを収容部65に収容するための払
出・収容機構66、および収容した商品Sを商品取出口
5に搬出するための搬出機構67が設けられている。
【0019】払出・収容機構66は、商品収容開口64
に下側から臨み、販売時における商品Sの払い出しの際
に、その商品Sを下側から支持しながら収容部65に送
り出すドラム52(回転体)と、このドラム52を回転
自在に支持すると共に、下端部の支点53aを中心に回
動可能なドラムホルダ53と、ドラムホルダ53の上端
部に回転自在に支持され、ドラムホルダ53の回動に伴
い、商品搬出機構24を作動する払出ギア31に係合す
る係合位置(図5参照)と、払出ギア31から離隔する
離隔位置(図4参照)との間で回転駆動される遊動ギア
54と、商品通路22の払出口22aを開放するため
に、ストッパ機構25の被押圧部35aを上方から押し
下げて、ストッパ34を回動させる押圧レバー51とを
備えている。
【0020】搬出機構67は、バケット本体61の底面
に開閉自在に設けられたトレイ56(下扉)と、バケッ
ト本体61の前面下半部に開閉自在に設けられた開閉ド
ア57(前扉)と、これらのトレイ56および開閉ドア
57を相互に連結する連結リンク58とを備えている。
また、バケット本体61の側壁61aの下端部には、商
品Sの受取時に、ドラム52によってバケット本体61
内の収容部65に送り出された商品Sが開閉ドア57に
当接したか否かを検出するスイッチ81が設けられてい
る。このスイッチ81は、送り出された商品Sが開閉ド
ア57に当接し、これを開放位置に向かって所定量回動
させることにより、商品Sが開閉ドア57に当接したこ
とを検出する。
【0021】払出・収容機構66および搬出機構67を
駆動する駆動機構63は、、図4に示すように側壁61
aの外側ほぼ中央部に配置され、周面に多数の歯を形成
するピニオン部84を有すると共に、側面に所定形状の
カム溝を有するカム円板83と、このカム円板83を回
転駆動する図示しないカムモータ72と、ドラム52ま
たは遊動ギア54をその回転方向によって交互に駆動す
る図示しない回転駆動モータ73とを備えている。
【0022】図6は、本発明の商品搬送装置41を構成
するバケット42の制御ブロック図である。制御手段7
1は、後述する第一の商品センサ86(第一の商品検出
手段)、第二の商品センサ87(第二の商品検出手
段)、および商品Sがバケット本体61内の開閉ドア5
7に当接したか否かを検出するスイッチ81の商品検出
結果に基づいて、駆動機構63を構成するカムモータ7
2および回転駆動モータ73を駆動する。カムモータ7
2の駆動によって、払出・収容機構66は、商品搬出機
構24を作動する係合位置(図5参照)または商品Sを
バケット本体61内に収容する離隔位置(図4参照)に
移動する。さらに、搬出機構67を作動して商品Sをバ
ケット本体61から商品取出口5に搬出する。また、回
転駆動モータ73は、一方に回転して払出・収容機構6
6を構成する遊動ギア54を回転駆動することにより商
品搬出機構24を作動して商品Sを商品通路22から払
い出し、その後に他方に回転して、ドラム52を回転駆
動することにより商品Sをバケット本体61に収容す
る。
【0023】以上のような構成において、販売時におけ
る商品搬送装置41の一連の動作をバケット42の内部
の動作を中心に説明する。
【0024】購入者によって所望の商品Sの選択ボタン
が押されると、まず、水平移動機構43および鉛直移動
機構44が作動し、バケット42が、図4に示すよう
に、選択された商品Sを収納する商品通路22の払出口
22aの前方の受け取り位置に移動して停止する。次い
で、駆動機構63のカムモータ72が作動し、カム円板
83が反時計方向に回転する。これによって、離隔位置
に位置していた遊動ギア54およびドラム52は、ドラ
ムホルダ53により、遊動ギア54が払出ギア31にか
み合う係合位置に回動し、ドラム52が商品通路22に
接近する。同時に、ピニオン部84の回転に伴い、ラッ
ク部材85が上方に移動し、押圧レバー51が上方に移
動して、後ピン51bを中心に時計方向に回動する。そ
して、押圧部51aが、ストッパ機構25の被押圧部3
5aを押し下げ、水平に横たわったストッパ34が起立
して、商品通路22の払出口22aが開放される(図5
参照)。
【0025】この後、駆動機構63の回転駆動モータ7
3が作動し、遊動ギア54が反時計方向に回転する。そ
して、遊動ギア54にかみ合っている払出ギア31が回
転することにより、商品搬出機構24が作動し、商品通
路22内の商品Sがプッシャ33によって後方から押圧
され、最前に位置する商品Sがバケット42に向かって
払い出される。
【0026】次に、払い出される商品Sの奥行寸法が所
定の寸法より長い商品(大)Sである場合と奥行寸法が
所定の寸法より短い商品(小)Sである場合に分けて、
それぞれの上記以後の動作について説明する。
【0027】まず、払い出される商品Sの奥行寸法が所
定の寸法より長い商品(大)Sである場合、図7に示す
ようにバケット42に向かって払い出される商品(大)
Sが、第1の商品センサ86によって検出されると、制
御手段71によって回転駆動モータ73の作動が一旦停
止される。このとき、図7に示すように商品(大)Sの
重心が商品通路22上にあるため、第2の商品センサ8
7は商品(大)Sを検出しない。そこで、所定時間(例
えば1秒)後に、再び制御手段71によって回転駆動モ
ータ73が作動され、商品(大)Sがさらにバケット4
2に向かって払い出される。そして、図8に示すように
第2の商品センサ87によって商品(大)Sが検出され
ると、制御手段71によって回転駆動モータ73が停止
し、その直後、さらに逆方向に回転する。これによっ
て、遊動ギア54の回転が停止し、商品搬出機構24の
作動が停止して商品(大)Sの払い出しが停止し、ドラ
ム52が反時計方向に回転する。また、この時、商品
(大)Sの重心は商品ラック13の商品通路22上から
外れているため、商品(大)はドラム52上に落下し、
ドラム52の回転によってバケット本体61内の収容部
65に送り出される。ここで、第1の商品センサ86お
よび第2の商品センサ87は、一度商品を検出すると次
に選択ボタンが押されて次の商品の払い出し動作が開始
されるまで、商品検出機能を一時停止する。これによっ
て、払い出される商品が跳ね返りや揺動を起こして第1
の商品センサ86および第2の商品センサ87の検出部
を数回通過しても、第1の商品センサおよび第2の商品セ
ンサは商品を一度だけしか検出しない。したがって、こ
のような商品の払い出し状態であっても、第1の商品セ
ンサおよび第2の商品センサの商品検出結果に基づく商
品搬出動作の制御を容易に行うことができる。尚、第2
の商品センサは、第1の商品センサが商品を検出した後
に商品を検出するものとする。
【0028】収容部65に収容された商品(大)Sが、
図9に示すように、開閉ドア57に当接し、これをドア
開放位置に向かって若干回動させると、ON状態に保持
されていたスイッチ81がOFF状態に切り替えられ
る。そして、この切り替えに基づいて、制御手段71に
より回転駆動モータ73の作動が停止され、これによっ
てドラム52の回転も停止する。
【0029】その後、駆動機構63のカムモータ72が
作動し、カム円板83がホームポジションに向かって時
計方向に回転する。これによって、係合位置に位置して
いた遊動ギア54およびドラム52は、ドラムホルダ7
2により離隔位置に回動し、遊動ギア54が払出ギア3
1から隔離し、ドラム52が商品通路22から退避し、
バケット42に収容される。同時に、ピニオン部84の
回転に伴い、ラック部材85が下方に移動し、ストッパ
機構25の被押圧部35aを押し下げていた押圧レバー
51が所定の位置に戻る。そして、ストッパ34が水平
に横たわり、商品通路22の払出口22aが閉鎖され
る。
【0030】カム円板83がホームポジションに戻った
後、水平移動機構43および鉛直移動機構44が作動
し、バケット42が商品通路22の前方の受取位置から
商品取出口5の搬出位置まで移動する。そして、カムモ
ータ72が再度、回転作動し、カム円板83がホームポ
ジションからさらに、時計方向に所定角度回転する。こ
れによって、図示しないトレイ開閉手段によって、図1
0に示すように、トレイ56および開閉ドア57が開放
される。そして、商品(大)Sは、開放したトレイ56
および開閉ドア57によって形成された開口82を介し
て、商品取出口5に搬出される。
【0031】その後、商品取出口5に設けられた図示し
ない商品搬出センサによって、商品(大)Sを搬出した
ことが検出されると、再びカムモータ72が作動し、カ
ム円板83は反時計回りに回転してホームポジションに
戻る。これに伴い、トレイ56および開閉ドア57が閉
鎖して、商品(大)Sの販売が完了する。
【0032】このようにして、同じ払い出し方向の異な
る位置に配置された第1の商品センサ86と第2の商品
センサ87によって、商品(大)Sの払い出し状態を検
出した結果に基づき商品搬出機構24等の動作を制御す
ることによって、確実に商品(大)Sを販売することが
できる。
【0033】次に、払い出される商品Sの奥行寸法が所
定の寸法より短い商品(小)Sである場合の動作につい
て説明する。
【0034】払い出される商品Sの奥行寸法が所定の寸
法より短い商品(小)Sである場合、図11に示すよう
にバケット42に向かって払い出される商品(小)S
が、第1の商品センサ86によって検出されると、制御
手段71によって回転駆動モータ73の作動が停止し、
商品(小)Sの払い出しが停止する。この時、商品
(小)Sの重心は商品ラック13の商品通路22上から
外れるため、図12に示すように、所定時間内に商品
(小)Sはドラム52上に落下し、第2の商品センサ8
7によって商品(小)Sが検出される。第2の商品セン
サ87による商品(小)Sの検出によって、制御手段7
1は商品(小)Sがバケット42に払い出されたと判別
し、回転駆動モータ73が前記と異なる逆方向に回転し
て、ドラム52が反時計方向に回転し、商品(小)Sが
バケット本体61内の収容部65に送り出される。以
後、商品(大)Sと同様にして、商品(小)Sが商品取
出口5に払い出されて商品(小)Sの販売が完了する。
【0035】このようにして、払い出し方向に配置され
た第1の商品センサ86によって商品(小)Sが検出さ
れたとき、商品搬出機構24の作動を停止し、第2の商
品センサ87によって商品(小)Sのバケット42への
払い出し状態を検出して払出・収納機構66等の動作を
制御するため、払い出される商品Sの奥行寸法が所定の
寸法より短い商品(小)Sであっても、商品(小)Sを
2つ以上販売することなく、確実に商品(小)Sを販売
することができる。
【0036】以上のように、本発明においては、払い出
される商品Sの奥行寸法が異なっても、従来のように、
商品の種類毎に定めた所定の時間が経過した後に、商品
払出機構24の動作を停止し、商品が完全にバケット内
に収容されるようにする必要がないため、商品ラック毎
に載置する商品に対応して前記所定の時間を設定する必
要がなく、設定の手間を省くと共に設定間違いによる商
品詰まりを防止して、取扱が簡単で信頼性の高い自動販
売機の商品搬出装置を提供することができる。
【0037】なお、本実施の形態では複数の商品ラック
の商品を移動可能なバケットに受け入れる自動販売機を
実施例として説明したが、商品ラック及びバケットの構
成はこれに限定されるものではなく、商品ラックは収納
した商品を端部から搬出する構成で、バケットは商品ラ
ックの端部から搬出された商品を受け入れるものであれ
ば良い。したがって、商品ラックの数は実施例によって
限定されず、またバケットも移動式のものに限定される
ことはない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、商品搬出端部から商品が所定量払い出された
ことを第1の商品検出手段によって検出して商品搬送棚
装置の商品搬出動作を停止し、その後商品の自重による
商品搬送棚装置からの落下等により所定時間内に商品が
商品受部に受け入れられたか否かを第2の商品検出手段
によって検出し、第2の商品検出手段が商品を検出しな
いとき、第2の商品検出手段が商品を検出するまで搬送
棚装置の商品搬出手段を作動させて、商品が商品受部に
受け入れられるようにすることによって、商品搬送棚装
置に載置収納される商品の奥行寸法が異なっても、商品
搬出手段の動作時間等の設定なしに確実に商品を商品受
部に受け入れられるようにすることができる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、第1の商品
検出手段および第2の商品検出手段は、商品搬出端部か
ら商品が搬出される毎に、一度だけ商品を検出すること
によって、制御手段は第1の商品検出手段および第2の
商品検出手段の検出結果に基づいて容易に商品搬出動作
を制御することができ、商品の払い出し動作を確実にし
て信頼性を向上させることができる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、複数の商品
搬送棚装置に対して、第1の商品検出手段と第2の商品検
出手段を備えた商品受部を1つ備える商品搬出装置を提
供することによって、部品点数や組立工数を少なくして
安価で環境負荷の少ない自動販売機の商品搬出装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の商品搬出装置を備えた自動
販売機であり、(a)は正面図、(b)は側断面図であ
る。
【図2】本発明の実施形態の商品ラックを示す斜視図で
ある。
【図3】本発明の実施形態のバケットの外観を示す斜視
図である。
【図4】本発明の実施形態のバケットが受け取り位置に
停止した直後の状態のバケットを示す内部構造図であ
る。
【図5】本発明の実施形態のバケットへの商品の受け渡
しおよび商品の払い出しを行っているときの状態のバケ
ットを示す内部構造図である。
【図6】本発明の実施形態の商品搬送装置の制御ブロッ
ク図である。
【図7】本発明の実施形態のバケットの後端部に設けら
れた第一の商品検出センサが、商品を検出した状態のバ
ケットを示す内部構造図である。
【図8】本発明の実施形態のバケットの後端部に設けら
れた第二の商品検出センサが、商品を検出した状態のバ
ケットを示す内部構造図である。
【図9】本発明の実施形態のバケット内に収容された商
品によって開閉ドアが押圧された状態のバケットを示す
内部構造図である。
【図10】本発明の実施形態のバケットのトレイおよび
開閉ドアが開放した状態のバケットを示す内部構造図で
ある。
【図11】本発明の実施形態のバケットの後端部に設け
られた第一の商品検出センサが、商品を検出した状態の
バケットを示す内部構造図である。
【図12】本発明の実施形態のバケットの後端部に設け
られた第二の商品検出センサが、商品のバケット内への
落下によって、商品を検出した状態のバケットを示す内
部構造図である。
【符号の説明】
5 商品取出口 7 商品収納庫 8 商品搬送移動装置 13 商品ラック(商品搬送棚装置) 22a 払出口(商品搬出端部) 24 商品搬出機構(商品搬出手段) 42 バケット(商品受部) 43 水平移動機構 44 鉛直移動機構 61 バケット本体 63 駆動機構 66 払出・収容機構 71 制御手段 86 第1の商品センサー(第1の商品検出手段) 87 第2の商品センサー(第2の商品検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 康弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 南 一弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3E046 BB02 CB06 CC03 CD06 DA03 EA01 EB01 FA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を収納するとともに商品搬出端部か
    ら前記商品を搬出する商品搬送棚装置と、前記商品搬出
    端部から搬出された商品を受け入れる商品受部とを備え
    た自動販売機の商品搬出装置において、 前記商品搬出端部から前記商品受部に搬出される商品を
    検出する第1の商品検出手段と、前記第一の商品検出手
    段より商品搬出方向下流に設けられた第2の商品検出手
    段と、前記第1の商品検出手段および前記第2の商品検
    出手段の検出結果に基づき前記商品搬送棚装置の商品搬
    出動作を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記第1の商品検出手段が商品を検出
    したとき、前記商品搬送棚装置の商品搬出動作を停止
    し、その後、予め定められた時間内に前記第2の商品検
    出手段が商品を検出しないとき、前記商品搬送棚装置の
    商品搬出動作を起動し、前記第2の商品検出手段が商品
    を検出するまで前記商品搬送棚装置の商品搬出作動を行
    わせることを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第1の商品検出手
    段が前記商品搬出端部から搬出された商品を検出したと
    き、前記第1の商品検出手段の商品検出機能を一時停止
    すると共に、前記第2の商品検出手段が前記商品搬出端
    部から搬出された商品を検出したとき、前記第2の商品
    検出手段の商品検出機能を一時停止させることを特徴と
    する請求項1に記載の自動販売機の商品搬出装置。
  3. 【請求項3】 前記商品搬送棚装置を複数設けるととも
    に、該複数の商品搬送棚装置から搬出される商品が受け
    入れられるように前記商品受部を各々の前記商品搬出端
    部に対応する位置に移動可能に構成し、前記第1の商品
    検出手段と前記第2の商品検出手段とを前記商品受部に
    配設したことを特徴とする請求項1及び請求項2に記載
    の自動販売機の商品搬出装置。
JP2000200609A 2000-07-03 2000-07-03 自動販売機の商品搬出装置 Pending JP2002024932A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103886681A (zh) * 2012-12-22 2014-06-25 鸿富锦精密工业(武汉)有限公司 自动售货机
JP2021033926A (ja) * 2019-08-29 2021-03-01 サンデン・リテールシステム株式会社 物品収納庫

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103886681A (zh) * 2012-12-22 2014-06-25 鸿富锦精密工业(武汉)有限公司 自动售货机
JP2021033926A (ja) * 2019-08-29 2021-03-01 サンデン・リテールシステム株式会社 物品収納庫
JP7420509B2 (ja) 2019-08-29 2024-01-23 サンデン・リテールシステム株式会社 物品収納庫

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