JP2001023013A - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

自動販売機の商品搬出装置

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JP2001023013A
JP2001023013A JP11192389A JP19238999A JP2001023013A JP 2001023013 A JP2001023013 A JP 2001023013A JP 11192389 A JP11192389 A JP 11192389A JP 19238999 A JP19238999 A JP 19238999A JP 2001023013 A JP2001023013 A JP 2001023013A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バケットの大きさをコンパクトに維持しなが
ら、その内部の収容部よりも奥行き寸法の大きな商品も
収容可能な自動販売機の商品搬出装置を提供する。 【解決手段】販売時に、商品Sを商品通路14の払出口
14aから払い出す商品払い出し装置21と、商品Sが
払出口14aの付近を通過したか否かを検知する第1商
品センサ46と、商品Sを受け取って収容部55に収容
し、商品取出口6に搬出するバケット33と、受け取っ
た商品Sが収容部55の前端部に到達したか否かを検知
する第2商品センサ47と、商品Sが通過していないこ
とを第1商品センサ46が検知し、かつ、商品Sが到達
したことを第2商品センサ47が検知したときに、商品
払い出し装置21の作動を停止させる制御回路と、商品
払い出し装置21の作動が停止されるときに、バケット
33が受け取った商品Sを前下がりに傾斜させることに
より、収容部55に収容するシュートトレイ58と、を
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後方向に延びる
商品通路に収納した商品を、販売時に、商品通路の前端
の払出口から前方に払い出し、それをバケットで受け取
って内部に収容し、商品取出口に搬出する自動販売機の
商品搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、この種の商品搬出装置を、
例えば特願平10−273665号において既に出願し
ている。図12は、この商品搬出装置のバケットによっ
て、商品通路から払い出される商品を受け取る状態を示
している。このバケット81は、商品通路82の払出口
82aの付近と商品取出口(図示せず)との間で移動自
在に構成されており、ほぼ収納時の姿勢で商品通路82
から払い出された商品Sを払出口82aの前方で受け取
って内部に収容し、商品取出口まで移動して商品Sを商
品取出口に搬出するものである。
【0003】同図に示すように、バケット81は、背面
側が大きく開口したボックス状のバケット本体83と、
販売時に、商品通路82内の商品S全体を後方から押圧
して前方に送り出し、最前に位置する商品(以下、本明
細書において「最前商品」という)Sを前方に払い出す
商品払い出し機構84を駆動する駆動機構85と、商品
Sの払い出しを検知することにより、駆動機構85の作
動を制御するための商品センサ86などを備えている。
この商品センサ86は、バケット本体83の左右の側壁
83a、83aの後端部に、それぞれ互いに水平に対向
するように設けられた発光素子87および受光素子88
を有しており、販売時に、これらの素子87、88間を
商品通路82から払い出された最前商品Sの背面が通過
した時点で、駆動機構85の作動を停止させるようにし
ている。この駆動機構85の停止に伴い、商品払い出し
機構84が停止し、これにより最前商品Sの払い出しお
よびバケット81への受け渡しが完了する。
【0004】この場合の商品センサ86による駆動機構
85の制御は、具体的には次のように行われる。すなわ
ち、まず、商品通路82からの最前商品Sの払い出しに
先立ち、発光素子87を発光させ、その光を受光素子8
8に受光させる。駆動機構85が作動することにより、
商品払い出し機構84が作動し最前商品Sの払い出しが
開始すると、発光素子87からの光は、最前商品Sによ
って一旦遮断され、最前商品Sが更に前方に移動し、そ
の背面が両素子87、88間を通過したときに、受光素
子88に再度受光される。このように、一旦遮断された
光が受光素子88に再度受光された時に、商品センサ8
6から制御信号が出力され、この制御信号に基づいて駆
動機構85の作動が停止する。つまり、商品センサ86
は、最前商品Sが発光素子87および受光素子88の配
置位置よりも前方に移動して商品通路82の払出口82
aから払い出され、バケット本体83内の収容部に完全
に収容された時点で、駆動機構85を停止させている。
またこの場合、商品搬出装置側では、最前商品Sの払い
出しおよびバケット81による受け取りの完了を認識す
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなバケット
81を有する商品搬出装置では、収容部の奥行き寸法
が、収納時の商品Sの奥行き寸法よりも長ければ、最前
商品Sが商品センサ86よりも前方に移動した時点で、
商品払い出し機構84を停止させるとともに、その最前
商品Sを収容部に適切に収容することは可能である。し
かし、バケット81の収容部の奥行き寸法が、商品Sの
奥行き寸法よりも短い場合には、収容部に最前商品Sを
適切に収容することができないことによって、駆動機構
85および商品払い出し機構84の作動の停止、ならび
に商品Sの払い出しおよびバケット81による受け取り
の完了を、商品搬出装置側で認識できないという問題が
生じるおそれがある。すなわち、上記の場合には、最前
商品Sがバケット81の収容部の前端部まで移動して
も、最前商品Sの後部が、収容部の奥行き寸法よりも長
い分、バケット本体83の後端よりも後方にはみ出し、
上記発光素子87による光が最前商品Sによって遮断さ
れたままとなる。このため、上記商品センサ86によっ
ては、駆動機構85などの作動の停止や、最前商品Sの
払い出しおよび受け取りの完了を認識できず、販売動作
の次のステップ、すなわち最前商品Sの払い出し動作を
終了しバケット81によって最前商品Sを商品取出口に
搬送するステップへ移行することができない。
【0006】もちろん、収容部の奥行き寸法を長くする
ようにバケット81を構成すれば、上記の問題は解消す
る。しかしこの場合には、バケット81自体の奥行き寸
法が大きくなるため、バケット81が商品通路82の払
出口82aと商品取出口との間を移動するための搬送通
路を拡大しなければならず、自動販売機自体の奥行き寸
法を維持するのであれば、自動販売機内の商品の収納ス
ペースが、バケット81の搬送通路を拡大した分だけ小
さくなり、商品Sの収納量が減ってしまう。
【0007】また、収容部の奥行き寸法の長いバケット
81によって、その収容部の大きさに比べて小さい商品
を搬送する場合、購入者が、商品取出口を介してバケッ
ト81の収容部に手を入れ、商品を直接取り出すときに
は、商品が収容部の奥側にあると、購入者にとって商品
が非常に取り難くなってしまう。また上記の場合には、
搬送途中の商品が収容部内で動きやすく、その商品が炭
酸飲料などである場合には、購入者が商品を取り出した
直後に開栓すると、中身があふれ出てしまうことがあ
る。さらに、収容部の大きいバケット81では、バケッ
ト81自体の重量が重くなり、その搬送負荷が大きくな
るため、それに応じた駆動力の大きな搬送機構が必要と
なる。したがって、上記のような点において、本出願人
が既に出願した商品搬出装置には改善の余地がある。
【0008】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、バケットの大きさをコンパク
トに維持しながら、その内部の収容部よりも奥行き寸法
の大きな商品も収容可能な自動販売機の商品搬出装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動販売機
の商品搬出装置は、前後方向に延びる商品通路に前後に
並べて収納した複数の商品を、販売時に、前方に移動さ
せることにより、最前に位置する商品を商品通路の前端
の払出口から払い出す商品払い出し手段と、商品が払出
口の付近に至った後、払出口を通過したか否かを検知す
る第1商品センサと、後端部に開口を有し、販売時に、
払出口から払い出された商品を、払出口の付近で開口を
介して受け取り、開口に連なる収容部に収容し、商品を
商品取出口に搬出するボックス状のバケットと、受け取
った商品が収容部の前端部に到達したか否かを検知する
第2商品センサと、商品が通過していないことを第1商
品センサが検知し、かつ、商品が到達したことを第2商
品センサが検知したときに、商品払い出し手段の作動を
停止させる停止手段と、商品払い出し手段の作動が停止
手段により停止されるときに、バケットが受け取った商
品を前下がりに傾斜させることにより、収容部に収容す
る傾斜収容手段と、を備えていることを特徴とする。
【0010】この構成によれば、販売時に、商品払い出
し手段によって、商品通路の商品全体を前方に移動さ
せ、最前商品を払出口から払い出し、バケットに受け渡
す場合、まず、その最前商品は、払出口の付近に至った
後、そこを通過したか否かが第1商品センサによって検
知される。次いで、最前商品が更に前方に移動し、バケ
ットの収容部に到達したか否かが第2商品センサによっ
て検知される。そして、第1商品センサによって最前商
品が通過していないことを検知し、かつ、第2商品セン
サによって最前商品が到達したことを検知したときに、
商品の払い出しおよび受け渡しが完了したとして、停止
手段によって商品払い出し手段の作動を停止する。この
商品払い出し手段の作動が停止されるときに、バケット
に受け渡された最前商品を、傾斜収容手段によって前下
がりに傾斜させることによって収容部に収容する。この
ように、最前商品を収容部に収容する場合に、その最前
商品を前下がりに傾斜した姿勢で収容するので、最前商
品の奥行き寸法が、傾斜前よりも傾斜した分だけ短くな
る。したがって、収納時の姿勢のままバケットに受け渡
すと、収容部から後方にはみ出す商品であっても、バケ
ットの大きさをコンパクトに維持しながら、収容部に適
切に収容することが可能となる。また、第1商品センサ
および第2商品センサの検知結果に応じて、商品払い出
し手段の作動を適切に停止させるので、最前商品の直後
に位置する商品(以下、本明細書において「次販商品」
という)を商品通路に確実に留まらせることができ、い
わゆる2個出しを確実に防止することができる。
【0011】この場合、第1商品センサおよび第2商品
センサは、収容部の後端部および前端部にそれぞれ設け
られるとともに、各々が、販売時に光を発する発光素
子、および受光素子を有し、発光素子および受光素子
は、発光素子からの光を、受光素子により受光可能に、
かつ、収容部に収容される商品により遮断可能に配置さ
れていることが好ましい。
【0012】この構成によれば、各々が発光素子および
受光素子を有する第1商品センサおよび第2商品センサ
を、バケットの収容部の後端部および前端部にそれぞれ
設けるとともに、発光素子からの光を、受光素子により
受光可能に、かつ、収容部に収容される商品(最前商
品)により遮断可能に、各発光素子および受光素子を配
置するので、最前商品が払出口の付近を通過したか否
か、および収容部の前端部に到達したか否かを、容易か
つ確実に検知することができる。また、第1商品センサ
および第2商品センサをいずれもバケットに設けるの
で、商品通路が複数ある場合に、例えば各商品通路ごと
に第1商品センサを設ける場合に比べて、コストの低減
を図ることができる。
【0013】これらの場合、停止手段は、商品が払出口
の付近を通過したことを第1商品センサが検知したとき
に、商品払い出し手段の作動を停止させるように構成さ
れていることが好ましい。
【0014】この構成によれば、商品が払出口の付近を
通過したしたことを第1商品センサが検知したとき、す
なわち商品が収容部の前端部に到達する前に、商品が払
出口の付近を通過したときに、商品の払い出しおよび受
け渡しが完了したとして、商品払い出し手段の作動を停
止させる。したがって、奥行き寸法が収容部のそれより
も短い商品についても、バケットに受け渡し、収容部に
適切に収容することができる。
【0015】またこれらの場合、傾斜収容手段は、収容
部の底部を構成し、バケットが受け取った商品を下側か
ら支持するとともに、ほぼ水平な受取位置と前下がりに
傾斜した収容位置との間で移動可能な板状のトレイと、
バケットに設けられ、トレイを受取位置と収容位置との
間で駆動する駆動手段と、を有していることが好まし
い。
【0016】この構成によれば、収容部の底部を構成す
るトレイが、駆動手段によって、上記受取位置と上記収
容位置との間で駆動されるので、受取位置に位置するト
レイ上にバケットの受け取った商品が移動した後、トレ
イが受取位置から収容位置に駆動されることにより、そ
の商品を前下がりに傾斜した姿勢で収容部に容易かつ確
実に収容することができる。
【0017】この場合、バケットは、前面に、開閉自在
で、かつ、バケットが商品取出口の付近に位置したとき
に開放することにより収容部と商品取出口とを連通する
バケットドアを有しており、バケットが商品取出口の付
近に位置しているときに、第2商品センサの検知信号に
応じて、バケットから商品が取り出されたか否かを判別
する判別手段を、更に備えていることが好ましい。
【0018】この構成によれば、バケットが商品取出口
付近に位置し、バケットの前面のバケットドアが開放す
ることにより、収容部と商品取出口とが連通し、これに
より商品の購入者が、商品取出口を介して収容部から商
品を外部に取り出すことが可能になる。この場合、第2
商品センサの検知信号に応じて、バケットから商品が取
り出されたか否かが判別手段により判別される。つま
り、第2商品センサを、商品の取り出しの有無を検知す
るための商品取り出しセンサとして兼用することができ
る。加えて、第2商品センサにより、商品以外の異物が
いたずらによってバケットに投入さていないか否かを
も、検知することが可能となる。
【0019】またこの場合、第2商品センサの下方であ
って、第2商品センサと収容位置に位置するトレイとの
間に配置され、バケットから商品が取り出されたか否か
を検知する第3商品センサを、更に備えていることが好
ましい。
【0020】この構成によれば、第2商品センサの下方
であって、第2商品センサと収容位置に位置するトレイ
との間に、上記第3商品センサが配置されているので、
トレイが収容位置に位置した状態で、バケットから商品
が取り出される場合に、商品の形状や、商品の収容部で
の位置によっては、第2商品センサによって検知されな
い商品であっても、その商品の取り出しの有無を検知す
ることが可能となる。したがって、第2商品センサに加
えて第3商品センサを設けることにより、バケットの収
容部における商品や異物の検知できる範囲を拡げること
ができ、その結果、バケットから商品が取り出されたか
否か、およびバケットに異物が投入されていないか否か
を、より確実に検知することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施形態による商品搬出装置を組み込んだ自動販
売機を示している。同図に示すように、この自動販売機
1は、大型ボックス状の販売機本体2内に、多品目の商
品Sをそれぞれ前後に並べて収納するとともに、前面の
透明なドア3、3を通して商品Sを見えるようにした、
いわゆるショーケース型のものである。自動販売機1
は、上記販売機本体2、および販売機本体2内に収納さ
れた商品Sを、販売時に搬出する商品搬出装置4などを
備えている。なお、以下の説明においては、収納されて
いる商品のうち最前商品および次販商品に、適宜、それ
ぞれS1およびS2の符号を付する。
【0022】販売機本体2は、その開放した前面に左右
2枚の上記ドア3、3が取り付けられており、各ドア3
は、常時は閉状態でロックされており、商品Sの補充時
などに開かれ、商品Sが前方から補充されるようになっ
ている。また、販売機本体2の上部には商品Sを冷却す
る冷却装置5が設けられ、前面のドア3、3の右方に
は、商品取出口6と、商品Sの購入時にプリペイドカー
ドなどを挿入するためのカード挿入口7および金銭を投
入するための金銭投入口(図示せず)と、各商品Sごと
に割り振られた商品番号を入力するための選択ボタン
や、入力された商品番号、投入金額および購入者に対す
るメッセージを表示する表示部(いずれも図示せず)な
どを有するコントロールパネル8とが設けられている。
また、図示しないが、コントロールパネル8の裏側に
は、商品搬出装置4を含め販売機本体2内の各種の制御
を行う、マイクロコンピュータを有する制御回路(停止
手段および判別手段としての機能を有する)が設けられ
ている。
【0023】また、販売機本体2内には、左右2つのボ
ックス状の商品収納室11、11が設けられている。各
商品収納室11内には、左右の側壁間に水平に支持され
た商品ラック12が上下方向に複数段設けられており、
図2に示すように、各商品ラック12上に前後方向に延
びる仕切壁13が左右方向に複数配置されている。そし
て、商品ラック12と、その上に配置された左右方向に
互いに対向する仕切壁13、13とによって、商品通路
14が画成されている。したがって、各商品ラック12
上には、前後方向に延びる商品通路14が複数設けら
れ、各商品通路14には、同一品目の多数の商品Sが前
後に並べて収納される。
【0024】商品搬出装置4は、商品通路14に収納さ
れた商品S全体を前方に送り出し、最前商品S1を前方
に払い出す商品払い出し装置21(商品払い出し手段)
と、払い出された商品Sを受け取って収容し、商品取出
口6に搬送する商品搬送装置22とを備えている。
【0025】図3に示すように、商品払い出し装置21
は、上記各仕切壁13に組み付けられており、仕切壁1
3の前端部および後端部にそれぞれ回転自在に支持され
た前ギア23および後ギア24と、これらのギア23、
24に巻き掛けられたタイミングベルト25と、仕切壁
13の右側面から商品通路14に臨みかつタイミングベ
ルト25に連結され、タイミングベルト25の所定方向
の回転に伴って前方に移動するプッシャ26とにより構
成されている。
【0026】前ギア23は、大径および小径の2段の平
歯車で構成されており、大径の平歯車が仕切壁13の前
端から外部に臨む一方、小径の平歯車にはタイミングベ
ルト25が巻き掛けられている。一方、後ギア24は、
前ギア23の小径の平歯車と同ピッチに形成されてい
る。プッシャ26は、平板からなるプッシャ本体27
と、これを支持するとともに、仕切壁13の右側面に形
成された前後方向に延びる案内溝13aに摺動自在に係
合し、かつ、タイミングベルト25に連結されたプッシ
ャ支持体28とにより構成されている。
【0027】このように構成された商品払い出し装置2
1では、後述する駆動ギア42によって前ギア23が回
転駆動されると、タイミングベルト25が所定方向に回
転し、これに伴いプッシャ26が仕切壁13の案内溝1
3aに案内されながら前方に移動する。そして、商品通
路14の商品S全体を後方から押圧して前方に送り出
し、商品通路14の前端の払出口14aから最前商品S
1を前方に払い出す。なお、仕切壁13は、商品Sの左
右方向の幅に合わせて、商品ラック12上の仕切位置を
自在に変更できるようになっている。
【0028】商品搬送装置22は、図1に示すように、
商品収納室11の前方に、左右方向に移動自在に設けら
れたYモジュール31と、このYモジュール31を左右
方向に駆動する、図示しないX方向駆動機構などで構成
されている。Yモジュール31は、上下方向に延びる縦
長ボックス状に形成され、X方向駆動機構により左右方
向に駆動される可動体32と、この可動体32の右側面
に突出して設けられ、可動体32に対して上下方向に移
動自在のバケット33と、可動体32に内蔵され、バケ
ット33を上下方向に駆動するY方向駆動機構(図示せ
ず)と、を有している。
【0029】バケット33は、図4および図5に示すよ
うに、商品通路14から払い出された商品Sを受け取っ
て内部に収容し、商品取出口6に搬出するまで一時的に
保持するバケット本体41と、このバケット本体41の
後端部に前後に揺動可能に設けられ、上記前ギア23に
かみ合い、その状態で回転することにより、上記商品払
い出し装置21を駆動する駆動ギア42と、この駆動ギ
ア42を揺動駆動するとともに、後述するシュートトレ
イ58およびバケットドア53を回動駆動する第1駆動
機構43と、バケット本体41の後端部に回転可能に設
けられ、商品Sの払い出しの際に、所定方向に回転しな
がらその商品Sを前方に移動させる三角ドラム44と、
この三角ドラム44および上記駆動ギア42を回転駆動
する第2駆動機構45と、バケット本体41の後端部お
よび前端部にそれぞれ設けられ、バケット本体41によ
る商品Sの受け取りを検知するための第1商品センサ4
6および第2商品センサ47と、第2商品センサ47の
下方に設けられ、商品取出口6に商品Sを搬出したとき
に、その商品Sが購入者によって取り出されたか否かを
検知するための第3商品センサ48とを備えている。
【0030】バケット本体41は、左右の側壁(左側壁
51、右側壁52)および前面のバケットドア53など
によりボックス状に形成されており、上面後半部から背
面上半部に亘って開放した構造になっている。この開放
した部分の商品収容開口54を介して、商品通路14か
ら払い出された商品Sが、商品収容開口54に連なる、
バケット本体41内の収容部55に収容される。バケッ
トドア53は、バケット本体41の前面から底部に亘
り、側断面「J」字状に形成されるとともに、左右両端
のほぼ下半部に、それぞれ扇形の側面プレート56、5
6が設けられている。これらの側面プレート56、56
は、頂角部でそれぞれ上記左側壁51および右側壁52
に回動自在に支持されており、また左側の側面プレート
56には、回動軸と同軸で開閉用ギア57が固定されて
いる。バケットドア53は、常時は閉状態となってお
り、商品取出口6で商品Sを購入者に渡す際に、開閉用
ギア57が回転駆動され、これによりバケットドア53
が回動してバケット本体41の前面を開放する(図11
参照)。
【0031】また、バケット本体41内には、バケット
ドア53の底壁よりも上方に位置し、収容部55の底部
を構成するとともに、上記側面プレート56および開閉
用ギア57と同軸で回動自在に支持された板状のシュー
トトレイ58(トレイ)が設けられている。このシュー
トトレイ58は、商品Sを受け取る際に、ほぼ水平ある
いは緩やかに若干前下がりに傾斜する受取位置E(図9
参照)と、商品Sの受け取り後に起き上がり、受取位置
Eよりも急な前下がりに傾斜する収容位置F(図10参
照)との間で回動するように構成されている。このシュ
ートトレイ58の底面には、引っ張りばね59(図8参
照)が取り付けられており、これによりシュートトレイ
58は、常時は、収容位置Fに位置するように付勢され
ている。また、シュートトレイ58の底面の左端部であ
って、シュートトレイ58の回動中心よりも後側には、
左方に突出し、後述するトレイ駆動用リンク66に係合
する係合ピン58a(図8参照)が設けられている。こ
の係合ピン58aがトレイ駆動用リンク66によって下
方に押し下げられることにより、シュートトレイ58が
収容位置Fから受取位置Eに回動し、押し下げが解除さ
れることにより、シュートトレイ58が収容位置Fに自
動復帰する。
【0032】駆動ギア42は、常時は、バケット本体4
1に収容されており、商品Sを払い出す際に、揺動駆動
されることにより後方に突出し、上記前ギア23にかみ
合う。そして、この状態で駆動ギア42が回転すること
により、商品払い出し装置21を駆動する。
【0033】第1駆動機構43は、バケット本体41の
左側壁51の外側に、ケース60を介して取り付けられ
ており、図5に示すように、周面に多数の歯を有すると
ともに、右側面に所定形状の2つのカム溝61、61が
形成されたカム円板62と、このカム円板62を回転駆
動するカムモータ63とを備えている。一方のカム溝6
1は、これに係合する所定形状のリンク(図示せず)を
介して、駆動ギア42を揺動駆動するためのものであ
り、他方のカム溝61は、これに係合する所定形状の歯
付リンク64を介して開閉用ギア57を回転駆動し、こ
れによりバケットドア53を開閉させるものである。ま
た、カム円板62の右側面には、右方に突出するピン6
5が設けられており、カム円板62の回転により、この
ピン65でトレイ駆動用リンク66を斜め前下がりにス
ライドさせると、シュートトレイ58が収容位置Fから
受取位置Eに回動する。このように、本実施形態では、
本願発明の傾斜収容手段が、シュートトレイ58と第1
駆動機構43とにより構成されている。
【0034】三角ドラム44は、側断面が三角形状で左
右方向に水平に延び、商品収容開口54に下側から臨む
ように、バケット本体41の後端部に配置されている。
三角ドラム44の回転軸の左右両端部には、ギア44
a、44aがそれぞれ固定されており、左側のギア44
aが、駆動ギア42にかみ合う中間ギア67にかみ合っ
ている。したがって、三角ドラム44の右側のギア44
aが第2駆動機構45によって回転駆動されると、三角
ドラム44が図5で反時計回りに回転するとともに、駆
動ギア42が中間ギア67を介して回転する。なお、三
角ドラム44の回転速度は、商品Sを前方に移動させる
速度が商品払い出し装置21による商品Sの送り出し速
度よりも速くなるように設定されている。これにより、
商品Sの払い出しの際には、最前商品S1は、次販商品
S2から次第に離隔するようにして、前方の収容部55
に送られる。
【0035】第2駆動機構45は、バケット本体41の
右側壁52を構成する内壁部52aと外壁部52bの間
に配置されており、三角ドラム44および駆動ギア42
を回転駆動する駆動モータ68と、この駆動モータ68
の回転を三角ドラム44に伝達するための減速歯車列6
9とを備えている。したがって、駆動モータ68が作動
することにより、上述したようにして、三角ドラム44
および駆動ギア42が回転する。
【0036】第1商品センサ46、第2商品センサ47
および第3商品センサ48はいずれも、発光素子71お
よび受光素子72からなる1組の光センサと、受光素子
72が光を受光したとき、および受光していた光が遮断
されたときに電気信号を出力する信号出力回路(図示せ
ず)とにより構成されている。
【0037】第1商品センサ46の発光素子71および
受光素子72は、三角ドラム44よりも若干上方で、そ
れぞれバケット本体41の左側壁51および右側壁52
の後端部に相互に水平に対向するように取り付けられて
いる。この第1商品センサ46により、最前商品S1が
商品通路14の払出口14aの付近を通過したか否か、
より具体的には、発光素子71および受光素子72間を
通過したか否かが検知される。
【0038】また、第2商品センサ47の発光素子71
および受光素子72は、収容部55の前端部に設けられ
ており、より具体的には、受取位置Eに位置するシュー
トトレイ58の前端部よりも若干上方で、それぞれバケ
ット本体41の右側壁52および左側壁51の前端部に
相互に水平に対向するように取り付けられている。この
第2商品センサ47により、最前商品S1の受け取りの
際に、その最前商品S1が収容部55の前端部に到達し
たか否か、並びに商品Sの搬出時に、商品Sがバケット
33から取り出されたか否か、およびバケット33に異
物が投入されていないか否かが検知される。
【0039】さらに、第3商品センサ48の発光素子7
1および受光素子72は、第2商品センサ47と、収容
位置Fに位置するシュートトレイ58との間で、それぞ
れバケット本体41の右側壁52および左側壁51の前
端部に相互に水平に対向するように取り付けられてい
る。この第3商品センサ48により、上記第2商品セン
サ47と協働して、商品Sの搬出時に、商品Sがバケッ
ト33から取り出されたか否か、およびバケット33に
異物が投入されていないか否かが検知される。
【0040】次に、図6および図7のフローチャートな
らびに図8〜図11のバケットの動作説明図を参照し
て、販売時における商品搬出装置4の動作について、特
にバケット33が商品Sを受け取って収容する際の動作
を中心に説明する。なお、以下の説明では、上記第1〜
第3商品センサ46、47、48の受光素子72が、発
光素子71からの光を受光した状態を「受光状態」と略
称し、その光が商品などで遮断され、受光素子72が受
光できない状態を「非受光状態」と略称する。
【0041】販売待機の状態にある自動販売機1に、購
入者が金銭を投入し、あるいはプリペイドカードを挿入
して、所望の商品Sを選択すると(S1:Yes)、バ
ケット33がその商品Sを収納する商品通路14の払出
口14aの前方に移動する(S2)。そして、図8に示
すように、バケット33が払出口14aの前方に停止し
た後、第1駆動機構43が作動することによって、駆動
ギア42が商品払い出し装置21の前ギア23にかみ合
うとともに(S3)、シュートトレイ58が収容位置F
から受取位置Eに回動する(S4)。その直後、第1商
品センサ46および第2商品センサ47の発光素子7
1、71がいずれも発光し(S5)、その光をそれぞれ
の受光素子72、72が受光する。そうすると、第1、
第2商品センサ46、47のそれぞれの信号出力回路か
ら上記制御回路に電気信号が出力され、第1、第2商品
センサ46、47の受光素子72、72が受光状態であ
ることが判別される。
【0042】次いで、第2駆動機構45が作動すること
によって、三角ドラム44および駆動ギア42が回転
し、これに伴い商品払い出し装置21が駆動されて、商
品Sの払い出しが開始する(S6)。そうすると、最前
商品S1が払出口14aを介して前方に送り出され、第
1商品センサ46の発光素子71と受光素子72の間を
移動しているときには、その発光素子71からの光が最
前商品S1によって遮断され、その受光素子72は非受
光状態となる。
【0043】この場合、最前商品S1が更に前方に送り
出され、その背面が第1商品センサ46を通過したと
き、すなわち第1商品センサ46の受光素子72が非受
光状態から受光状態となったとき(S7:Yes)に
は、第2駆動機構45の作動が停止し、これに伴い商品
払い出し装置21も停止して、最前商品S1の払い出し
が終了する(S8)。つまり、この場合の最前商品S1
は、その奥行き寸法がバケット33の収容部55のそれ
よりも短い場合である。
【0044】一方、図9に示すように、第1商品センサ
46の受光素子72が受光状態とならず(S7:N
o)、最前商品S1がバケットドア53の背面に当接す
るとともに収容部55の前端部に到達したとき、すなわ
ち第2商品センサ47の発光素子71からの光が最前商
品S1で遮断され、第2商品センサ47の受光素子72
が受光状態から非受光状態となったとき(S9:Ye
s)も、商品払い出し装置21が停止する。これによ
り、最前商品S1の払い出しが終了し(S8)、バケッ
ト33による最前商品S1の受け取りが完了する。つま
り、この場合の最前商品S1は、その奥行き寸法がバケ
ット33の収容部55のそれよりも長い場合である。
【0045】その後、第1駆動機構43が作動し、シュ
ートトレイ58が受取位置Eから収容位置Fに回動し
(S10)、最前商品S1を前下がりに傾斜した姿勢で
収容部55に収容する。これにより、バケット33によ
って受け取られた最前商品S1の収容が完了する(S1
1)。なお、シュートトレイ58が受取位置Eから収容
位置Fに回動することにより、第1商品センサ46の受
光素子72は、非受光状態から受光状態となる。
【0046】最前商品S1の収容完了後、第1商品セン
サ46の受光素子72が受光状態であるか否かをチェッ
クする(S12)。その受光素子72が受光状態である
とき(S12:Yes)には、最前商品S1を前下がり
に傾斜した姿勢に保ちながら、バケット33が商品取出
口6に移動する(S13)。逆に、受光素子72が非受
光状態であるとき(S12:No)には、販売機本体2
のコントロールパネル8の表示部に、「準備中」などの
メッセージを表示する(S14)。この場合、第1商品
センサ46の受光素子72が非受光状態であることか
ら、次販商品S2が払出口14aよりも奥側に留まら
ず、第1商品センサ46の位置まで誤って送り出されて
しまったことなどが想定される。このような状態でバケ
ット33が商品取出口6に移動すると、バケット33が
次販商品S2につかえて移動不能となったり、あるいは
次販商品S2が商品通路14から落下してしまうため、
上記のようにメッセージを表示するとともに、投入金銭
を購入者に返却し(S15)、商品の販売を中止する
(S16)。
【0047】バケット33が最前商品S1を適切に収容
すると、そのバケット33は商品取出口6の後方に移動
して停止する。その後、商品取出口6を閉鎖していた開
閉ドア6aが開放するとともに、第1駆動機構43が作
動することによって、図11に示すように、バケット3
3の前面のバケットドア53が開放する(S17)。そ
して、購入者が商品取出口6を介してバケット33の収
容部55に手をのばすと、そのことが、商品取出口6の
縁部に設けられた販売口センサ(図示せず)によって検
知される。なお、この販売口センサは、上記第1〜第3
商品センサ46、47、48と同様に、発光素子および
受光素子を有する光センサによって構成されており、開
閉ドア6aの開放と同時に、その発光素子が発光し受光
素子が受光状態となる。またこのとき、第3商品センサ
48の発光素子71が発光し、受光素子72がその光を
受光する。
【0048】開閉ドア6aおよびバケットドア53の開
放後60秒間内に、販売口センサの受光素子が非受光状
態となったとき(S18:Yes)、すなわち購入者が
商品取出口6を介してバケット33の収容部55に手を
のばしたことが、販売口センサによって検知された後、
第2商品センサ47および第3商品センサ48によっ
て、バケット33から商品Sが取り出されたか否かをチ
ェックする(S19)。具体的には、第2、第3商品セ
ンサ47、48の受光素子72、72がいずれも受光状
態になったとき(S19:Yes)には、商品Sが購入
者によって取り出されたと判別し、バケットドア53を
閉鎖する(S20)。逆に、第2、第3商品センサ4
7、48の受光素子72、72の少なくともいずれか一
方が、非受光状態であるとき(S19:No)には、商
品Sが未だ取り出されていないと判別し、バケットドア
53の開放を60秒間保つ。バケットドア53の開放後
60秒が経過したとき(S21:Yes)、あるいはバ
ケットドア53の開放後、購入者が商品取出口6を介し
てバケット33の収容部55に手を入れずに60秒経過
したとき(S18:No)には、バケットドア53およ
び開閉ドア6aを閉鎖する(S22)。
【0049】このステップS22において、バケットド
ア53を閉鎖したときには、バケット33には未だ商品
Sが残っており、コントロールパネル8の表示部に「商
品が残っています」などのメッセージを表示する(S2
3)。またこの場合、コントロールパネル8に設けられ
た、商品Sを取り出すための所定のボタンが押されたと
き(S24:Yes)には、再度バケットドア53およ
び開閉ドア6aを開放する(S17)。また、上記所定
のボタンが押されず(S24:No)、上記メッセージ
が表示されてから60秒経過したとき(S25:Ye
s)には、コントロールパネル8の表示部に「準備中」
などのメッセージを表示し(S26)、商品Sの販売を
中止する(S27)。つまりこの場合には、購入者が自
らの意思で商品Sをバケット33から取り出さなかった
と判別し、商品Sがバケット33に残ったままであるた
め、商品の販売を中止する。
【0050】一方、上記ステップS20において、バケ
ットドア53を閉鎖したときには、第2、第3商品セン
サ47、48の受光素子72、72がいずれも受光状態
であるか否かをチェックし(S28)、さらに第1商品
センサ46の受光素子72が受光状態であるか否かをチ
ェックする(S29)。これらのチェックは、バケット
33から商品Sが取り出された直後などに、いたずらに
よって商品以外の異物がバケット33の収容部55に投
入されていないか否かをチェックするものである。した
がって、第1〜第3商品センサ46、47、48の受光
素子72の少なくとも一つが、非受光状態であるとき
(S28、S29:No)には、異物が投入されたと判
別し、コントロールパネル8の表示部に「準備中」のメ
ッセージを表示する(S30)とともに、商品の販売を
中止する(S31)。
【0051】逆に、第1〜第3商品センサ46、47、
48の受光素子72が、いずれも受光状態であるとき
(S28、S29:Yes)には、商品Sがバケット3
3から取り出され、かつ、異物がバケット33に投入さ
れていないと判別し、自動販売機1は販売待機の状態に
戻る。
【0052】以上詳述したように、本実施形態の商品搬
出装置4によれば、商品通路14の払出口14aから払
い出され、バケット33に受け渡された商品Sは、シュ
ートトレイ58が受取位置Eから収容位置Fに回動する
ことによって前下がりに傾斜した姿勢で収容部55に収
容されるので、商品Sの奥行き寸法が傾斜した分だけ短
くなる。したがって、収納時の姿勢のままバケット33
に受け渡すと、収容部55から後方にはみ出す商品Sで
あっても、バケット33の大きさをコンパクトに維持し
ながら、収容部55に適切に収容することが可能とな
る。また、奥行き寸法が収容部55のそれよりも短い商
品Sについても、当然、バケット33に受け渡し、収容
部55に適切に収容することができる。さらに、第1商
品センサ46および第2商品センサ47の検知結果に応
じて、商品払い出し装置21の作動を適切に停止させる
ので、次販商品S2を商品通路14に確実に留まらせる
ことができ、いわゆる2個出しを確実に防止することが
できる。
【0053】また、第1〜第3商品センサ46、47、
48として、光センサを使用するとともに、それらをバ
ケット33に設けることにより、商品Sが払出口14a
の付近を通過したか否かや、収容部55の前端部に到達
したか否か、さらには、バケット33から商品Sが取り
出されたか否かや、バケット33に異物が投入されてい
ないか否かを、低コストで、容易かつ確実に検知するこ
とができる。また、第2商品センサ47に加えて第3商
品センサ48を設けることにより、バケット33の収容
部55における商品Sや異物の検知できる範囲を拡げる
ことができ、その結果、バケット33から商品Sが取り
出されたか否か、およびバケット33に異物が投入され
ていないか否かを、より確実に検知することができる。
【0054】なお、本実施形態では、第1〜第3商品セ
ンサとして光センサを使用したが、これに限定されるも
のではなく、光センサと同様の機能を有する各種のセン
サを第1〜第3商品センサとして使用可能である。ま
た、実施形態で示した商品搬出装置の細部の構成など
は、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適
宜、変更することができる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の自動販売
機の商品搬出装置は、バケットの大きさをコンパクトに
維持しながら、その内部の収容部よりも奥行き寸法の大
きな商品も収容することができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る商品搬出装置を組み込
んだ自動販売機を示す斜視図である。
【図2】複数の仕切壁が左右方向に配置された商品ラッ
クを示す斜視図である。
【図3】仕切壁を示す斜視図である。
【図4】バケットの外観を示す斜視図である。
【図5】販売時に、バケットが商品通路の払出口の前方
に移動し、商品を受け取る状態を示す斜視図である。
【図6】販売時の商品搬出装置の動作を説明するフロー
チャートであり、販売待機から商品取出口へのバケット
の移動までを示す。
【図7】図6から続くフローチャートであり、バケット
ドアの開放から販売待機までを示す。
【図8】販売時のバケットの動作を説明する図であり、
商品通路の払出口の前方に停止した直後のバケットを示
す内部構造図である。
【図9】販売時のバケットの動作を説明する図であり、
商品を受け取ったバケットを示す内部構造図である。
【図10】販売時のバケットの動作を説明する図であ
り、商品を前下がりに傾斜した姿勢で収容部に収容した
バケットを示す内部構造図である。
【図11】販売時のバケットの動作を説明する図であ
り、バケットドアを開放し、商品を商品取出口に搬出す
るバケットを示す内部構造図である。
【図12】本出願人が既に出願した商品搬出装置の一部
を示す図であり、販売時に、バケットが商品通路の払出
口の前方に移動し、商品を受け取る状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 自動販売機 4 商品搬出装置 6 商品取出口 14 商品通路 14a 払出口 21 商品払い出し装置 22 商品搬送装置 33 バケット 46 第1商品センサ 47 第2商品センサ 48 第3商品センサ 53 バケットドア 55 収容部 58 シュートトレイ(トレイ) 71 発光素子 72 受光素子 E 受取位置 F 収容位置 S 商品

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に延びる商品通路に前後に並べ
    て収納した複数の商品を、販売時に、前方に移動させる
    ことにより、最前に位置する商品を前記商品通路の前端
    の払出口から払い出す商品払い出し手段と、 商品が前記払出口の付近に至った後、当該払出口を通過
    したか否かを検知する第1商品センサと、 後端部に開口を有し、販売時に、前記払出口から払い出
    された商品を、当該払出口の付近で前記開口を介して受
    け取り、前記開口に連なる収容部に収容し、当該商品を
    商品取出口に搬出するボックス状のバケットと、 受け取った商品が当該収容部の前端部に到達したか否か
    を検知する第2商品センサと、 商品が通過していないことを前記第1商品センサが検知
    し、かつ、当該商品が到達したことを前記第2商品セン
    サが検知したときに、前記商品払い出し手段の作動を停
    止させる停止手段と、 前記商品払い出し手段の作動が前記停止手段により停止
    されるときに、前記バケットが受け取った商品を前下が
    りに傾斜させることにより、前記収容部に収容する傾斜
    収容手段と、 を備えていることを特徴とする自動販売機の商品搬出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1商品センサおよび前記第2商品
    センサは、前記収容部の後端部および前端部にそれぞれ
    設けられるとともに、各々が、販売時に光を発する発光
    素子、および受光素子を有し、 前記発光素子および前記受光素子は、前記発光素子から
    の光を、前記受光素子により受光可能に、かつ、前記収
    容部に収容される商品により遮断可能に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品搬
    出装置。
  3. 【請求項3】 前記停止手段は、商品が前記払出口の付
    近を通過したことを前記第1商品センサが検知したとき
    に、前記商品払い出し手段の作動を停止させるように構
    成されていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の自動販売機の商品搬出装置。
  4. 【請求項4】 前記傾斜収容手段は、前記収容部の底部
    を構成し、前記バケットが受け取った商品を下側から支
    持するとともに、ほぼ水平な受取位置と前下がりに傾斜
    した収容位置との間で移動可能な板状のトレイと、 前記バケットに設けられ、前記トレイを前記受取位置と
    前記収容位置との間で駆動する駆動手段と、 を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れか1項に記載の自動販売機の商品搬出装置。
  5. 【請求項5】 前記バケットは、前面に、開閉自在で、
    かつ、当該バケットが前記商品取出口の付近に位置した
    ときに開放することにより前記収容部と前記商品取出口
    とを連通するバケットドアを有しており、 前記バケットが前記商品取出口の付近に位置していると
    きに、前記第2商品センサの検知信号に応じて、前記バ
    ケットから商品が取り出されたか否かを判別する判別手
    段を、更に備えていることを特徴とする請求項4に記載
    の自動販売機の商品搬出装置。
  6. 【請求項6】 前記第2商品センサの下方であって、当
    該第2商品センサと前記収容位置に位置する前記トレイ
    との間に配置され、前記バケットから商品が取り出され
    たか否かを検知する第3商品センサを、更に備えている
    ことを特徴とする請求項5に記載の自動販売機の商品搬
    出装置。
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