JP3449235B2 - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

自動販売機の商品搬出装置

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JP3449235B2
JP3449235B2 JP25065398A JP25065398A JP3449235B2 JP 3449235 B2 JP3449235 B2 JP 3449235B2 JP 25065398 A JP25065398 A JP 25065398A JP 25065398 A JP25065398 A JP 25065398A JP 3449235 B2 JP3449235 B2 JP 3449235B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、販売時に商品ラッ
クから払い出された商品を収容し、商品取出口に搬出す
るための自動販売機の商品搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動販売機の商品搬出装
置として、特開平9−259342号公報に記載のもの
が知られている。この商品搬出装置は、ボックス状のバ
ケット(商品搬出用エレベータ)を有し、このバケット
が選択された商品を収納した商品ラック(商品棚)の払
い出し口の後方に移動した後、その払い出し口から払い
出された商品を受け取って内部に収容する。このバケッ
ト内の底部には、コンベア(駆動コンベア)が設けられ
ており、バケットに収容された商品は、駆動コンベアの
ベルト上に載った状態で収容される。また、商品搬出装
置は、販売機本体の下部に、販売機本体内の後部から前
側の商品取出口まで水平に延びる搬出用コンベア(払出
しコンベア)を有している。
【0003】バケットに収容した商品を商品取出口に搬
出する場合には、まずバケットが搬出用コンベアの位置
まで下降する。次いで、バケット内の商品を駆動コンベ
アで前方に送り出し、搬出用コンベアに載せ替える。そ
して、その商品を搬出用コンベアで更に前方に送り出
し、商品取出口に搬出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような商品搬出
装置では、バケットに収容した商品を、駆動コンベアお
よび搬出用コンベアで前方に送り出して搬出するため、
バケットが商品を収容してから搬出するまで時間がかか
ってしまう。また、商品を搬出するのに、駆動コンベア
および搬出用コンベアを使用しているため、商品搬出装
置の構造が複雑になり、しかも製造コストが高くなって
しまう。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、商品を短時間で商品取出口に
搬出することができるとともに、低コストで製造するこ
とのできる自動販売機の商品搬出装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動販売機
の商品搬出装置は、販売時に商品ラックから払い出され
た商品を収容し、商品取出口に搬出する自動販売機の商
品搬出装置であって、商品を収容する収容部と、駆動機
構と、収容部の下部を構成するとともに、商品の搬出時
に駆動機構により駆動されることによって開放すること
により、商品を落下させながら商品取出口に搬出する開
閉自在の搬出部材と、を備え、搬出部材は、収容部の底
面に、商品取出口と反対側の端部を中心に回動自在に設
けられ、収容部の底面を閉鎖する閉鎖位置と、収容部の
底面を開放する開放位置との間で回動可能なトレイと、
収容部の商品取出口側の側面に、上端部を中心に回動自
在に設けられ、トレイの開放位置および閉鎖位置への回
動にそれぞれ連動して、収容部の側面を開閉するように
回動する開閉ドアと、を有していることを特徴とする。
【0007】この構成によれば、収容部の下部を構成す
る搬出部材を、駆動機構により開放し、収容部内の商品
を落下させて商品取出口に搬出するので、従来のコンベ
アを使用して商品を搬出する場合に比べて、短時間で商
品を搬出することができる。また、収容部の下部を開閉
自在の搬出部材で構成するだけでよく、従来のコンベア
が不要となるので、商品搬出装置を低コストで製造する
ことができる。さらに、搬出部材が、いずれも回動自在
のトレイおよび開閉ドアを有しており、トレイが上記閉
鎖位置から開放位置に回動するのに連動して、開閉ドア
が開放されるので、商品の搬出時に、収容部の下部にお
いて、開放されたトレイと開閉ドアとの協働により、商
品取出口側の側面から底面に亘って、商品取出口に向か
う大きな開口が形成される。これにより、その開口を介
して、収容部内の商品を商品取出口に円滑に搬出するこ
とができる。
【0008】この場合、搬出部材が閉鎖された際に、
レイをロックするとともに、搬出部材が開放される際
に、駆動機構によりロックを解除されるロック手段を、
更に備えることが好ましい。
【0009】この構成によれば、ロック手段により、搬
出部材が閉鎖された際にそれをロックするので、販売待
機時に搬出部材を閉鎖状態に確実に保持することができ
る。また、搬出部材が開放される際には、搬出部材を駆
動する駆動機構によって、ロック手段によるロックが解
除されるので、搬出時に搬出部材を確実に開放すること
ができる。
【0010】この場合、搬出部材は、トレイに設けら
れ、ロック解除時にロック手段に押圧され、トレイを開
放位置に回動させる被押圧部と、トレイに設けられ、ロ
ック時にロック手段に係合するトレイ係合部と、トレイ
を閉鎖位置に付勢する閉鎖ばねと、を有し、ロック手段
は、駆動機構により駆動されるスライド板を有し、この
スライド板は、閉鎖位置にあるトレイのトレイ係合部に
係合可能なロック係合部と、被押圧部に当接して押圧す
ることにより、トレイを開放位置側に駆動するアクチュ
エータ部とを有し、ロック係合部がトレイ係合部に係合
することにより、トレイを閉鎖位置にロックするロック
位置と、ロック係合部がトレイ係合部から外れるととも
に、アクチュエータ部で被押圧部を押圧することにより
トレイを開放するロック解除位置との間でスライド自在
に構成されていることが好ましい。
【0011】この構成によれば、駆動機構により、スラ
イド板がロック位置からロック解除位置側にスライドす
ると、ロック係合部がトレイ係合部から外れ、スライド
板のアクチュエータ部がトレイの被押圧部を押圧する。
これにより、トレイは、閉鎖位置から開放位置へと回動
して、開放する。逆に、駆動機構により、スライド板が
ロック解除位置からロック位置へスライドすると、トレ
イは、閉鎖ばねによって閉鎖位置へと回動して閉鎖する
とともに、スライド板のロック係合部がトレイのトレイ
係合部に係合して、ロックされる。したがって、上記構
成により、収容部の下部を構成する開閉自在の搬出部
材、並びにこれをロックおよびロック解除するロック手
段を容易に実現することができる。
【0012】この場合、ロック手段は、スライド板をロ
ック位置に付勢するロックばねを、更に有することが好
ましい。
【0013】この構成によれば、スライド板がロックば
ねによってロック位置に付勢されるので、スライド板に
よるトレイのロックの確実性を得ることができる。
【0014】この場合、スライド板は、外部からスライ
ド板をロック解除位置にスライドさせるための操作部を
有することが好ましい。
【0015】この構成によれば、スライド板に、所定の
操作部が設けられているので、作業者などがこの操作部
を外部から摘むなどして手動で操作することにより、ロ
ック位置にあるスライド板を、駆動機構とは独立してロ
ック解除位置にスライドさせることができる。また、ス
ライド板を手動でロック解除位置にスライドさせること
により、トレイを容易に開放させることができるため、
収容部の清掃やメンテナンスなどを容易に行うことがで
きる。また、作業者などが操作部を放すことにより、ス
ライド板はロックばねによって自動的にロック位置に復
帰し、これに伴いトレイを自動的に閉鎖位置に復帰させ
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の一実施形態に係る自動販売機の商品搬出装置につ
いて説明する。図1は、その商品搬出装置を備えた自動
販売機を示す。
【0017】同図に示すように、この自動販売機1は、
ボックス状の販売機本体2と、その前面を開閉するメイ
ンドア3とを備えている。メインドア3には、後述する
商品収納庫7の前面の大きさに相当する透明パネル4が
組み込まれており、また商品収納庫7の前面にガラス製
のガラス断熱扉6が設けられている。つまり、この自動
販売機1は、商品収納庫7に収納された商品自体をディ
スプレイにするとともに、商品の販売動作を購入者が見
ることのできる、いわゆるシースルタイプのものであ
る。
【0018】また、メインドア3の前面には、図示しな
いが、コイン投入口、投入したコインの金額を表示する
金額表示部、コインを返却するための返却レバー、返却
されたコインを取り出すためのコイン返却口および商品
Sを選択するための選択ボタンなどが設けられている。
さらに、メインドア3の下部には、購入者が商品Sを取
り出すための商品取出口5が設けられている。
【0019】販売機本体2内には、前面のガラス断熱扉
6と断熱材7aを内蔵した周壁とで画成された商品収納
庫7と、この商品収納庫7内の前部に配置され、商品S
を商品取出口5に搬出する商品搬出装置8と、図示しな
いが、商品搬出装置8を含め販売機本体2内の各種の制
御を行う、マイクロコンピュータからなる制御回路が設
けられている。商品収納庫7は、上下方向の中間部より
若干上側で、断熱性を有する仕切壁9およびその前方に
設けられた通路仕切壁10により上下2段に仕切られて
おり、上側が加温室11、下側が冷却室12となってい
る。また、商品収納庫7の前面下部には、商品Sの通過
を許容する搬出開口7bが形成されており、この搬出開
口7bには上端部を中心に回動自在に構成され、通常は
垂下して搬出開口7bを閉鎖し、商品Sの搬出時には前
下がりに傾斜して搬出開口7bを開放する搬出ドア13
が設けられている。なお、この搬出ドア13は、2枚の
平板(上ドア13aおよび下ドア13b)が回動自在に
連結されて構成されている。
【0020】加温室11には、図示しないヒータが設け
られており、このヒータにより内部を加温して、商品S
を加温している。一方、冷却室12には、冷却装置14
の一部を構成する、エバポレータ(図示せず)と、冷却
室12内にエアーを循環させる循環ファン(図示せず)
とが設けられている。また、商品収納庫7の下側、すな
わち販売機本体2内の下部には、冷却装置14の一部を
構成するコンデンサ15、排気ファン16およびコンプ
レッサ17などが設けられている。そして、エバポレー
タ、コンプレッサ17およびコンデンサ15が順に、冷
媒配管(図示せず)によって接続されている。これら
と、循環ファンおよび排気ファン16などにより、冷却
装置14が構成され、この冷却装置14により冷却室1
2内を冷却して、商品Sを冷却している。
【0021】また、加温室11および冷却室12には、
それぞれ上下方向に3段および4段で、各段に8列ずつ
左右方向に商品ラック18が並設されている。各商品ラ
ック18は、販売機本体2の前後方向に延びているとと
もに、上側が開口した縦断面「U」字状に形成されてお
り、同種の商品Sが縦置きされ、一列に収納されてい
る。また、各商品ラック18は、いずれも販売機本体2
の前側に引き出せるように構成されており、商品の補充
(ローディング)を簡単に行えるようになっている。
【0022】図2は、例えば、2個の商品Sが収納され
ている場合の商品ラック18の前端部を拡大して示して
いる。なお、以下の説明では、適宜、商品ラック18に
収納された商品Sのうち、最前に位置する商品Sを「最
前商品S1」、最後に位置する商品を「最後商品S2」
という。商品ラック18には、最前商品S1を前方に払
い出す払い出し機構19が設けられている。この払い出
し機構19は、商品ラック18の左側下部の前端部およ
び後端部に設けられた前後1対のギア21(図2では前
端部のギア21(前ギア)のみ表示)と、これらのギア
21に巻き掛けられたタイミングベルト22と、このタ
イミングベルト22に連結され、タイミングベルト22
の回転に伴い前方に移動し、最後商品S2の背面を前方
に押圧しながら商品S全体を前方に移動させるプッシャ
23と、前端部のギア21にかみ合うとともに、商品ラ
ック18の前端の払い出し口18aよりも前側に突出し
た状態で設けられた払い出し従動ギア24と、商品ラッ
ク18の前端部に設けられ、通常、払い出し口18aを
閉鎖し、商品Sの払い出し時に払い出し口18aを開放
するゲート25とを備えている。
【0023】前ギア21は、払い出し従動ギア24にか
み合う大ギア部21aと、この大ギア部21aより直径
の小さい小ギア部21bとにより2段に構成されてお
り、この小ギア部21bにタイミングベルト22が巻き
掛けられている。なお、タイミングベルト22が巻き掛
けられた後端部のギアは、前ギア21の小ギア部21b
と同一形状のものである。
【0024】プッシャ23は、最後商品S2の背面に当
接する当接部23aと、商品ラック18内の底面に平行
な底部23bとで、外形がほぼ「L」字状に形成されて
いる。当接部23aは、商品ラック18内の左右方向の
幅とほぼ同程度の幅を有し、最後商品S2の背面に確実
に当接するようになっている。一方、底部23bには、
前後方向の中間部より若干前側に、下方に突出した突出
部23cが設けられている。この突出部23cは、商品
ラック18内の底面に形成された前後方向に延びるスリ
ット(図示せず)を介し、商品ラック18内の底面より
も下方に突出している。したがって、プッシャ23が前
方に移動する場合には、突出部23cを常に商品ラック
18内の底面よりも下方に突出させた状態で移動させ
る。
【0025】払い出し従動ギア24は、上述したよう
に、商品ラック18の払い出し口18aから若干突出し
ており、後述する駆動機構64の払い出し駆動ギア14
1が係合して回転駆動されるようになっている。したが
って、この払い出し従動ギア24が回転することによ
り、前ギア21が回転するとともに、タイミングベルト
22が回転して、プッシャ23を前方に移動させる。
【0026】ゲート25は、最前商品S1が販売待機時
に不用意に商品ラック18から払い出されるのを防止す
るためのものである。このゲート25は、商品ラック1
8の左右方向の幅と同程度の長さを有し、閉鎖時には商
品ラック18の左右両端間に亘りほぼ水平に横たわり、
開放時にはほぼ鉛直に起立するゲート本体25aと、こ
のゲート本体25aの基端部の背面に設けられ、表面に
カム溝(図示せず)が形成された回転軸25bと、上下
方向の中間部を中心に回動自在に構成され、上端部で回
転軸25bを前方に押しながら回転させるゲートレバー
25cとにより構成されている。このゲート25は、商
品Sの払い出し時に、後述する商品搬出装置8の駆動機
構64でゲートレバー25cの下端部が押圧される。こ
れにより、ゲートレバー25cが回動し、その上端部で
回転軸25bを押圧しながらほぼ90度回転させる。こ
れに伴い、払い出し口18aを閉鎖しているゲート本体
25aは、回動して起立し、払い出し口18aを開放す
る。
【0027】また、商品ラック18の前端下部には、最
後商品S2が払い出される際に、後述する売り切れ検知
スイッチ70を押圧するアクチュエータ26が設けられ
ている。このアクチュエータ26は、商品ラック18の
前後方向に沿ってスライド自在のスライド部材27と、
このスライド部材27を後方に付勢するばね28とによ
り構成されている。スライド部材27は、前端部27
a、後端部27bおよび左右両側端部27cが下方に屈
曲形成されている。また、両側端部27c、27cに形
成された前後方向に水平に延びる貫通孔27dに、前ギ
ア21の回転軸が貫通しており、これによりスライド部
材27が前後方向に円滑に案内されるようになってい
る。
【0028】ここで、図2〜図7を参照して、商品ラッ
ク18に収納された商品Sを、前方の商品搬出装置8側
に払い出す場合の動作について説明する。まず、駆動機
構64によってゲートレバー25cの下端部が後方に押
圧され、これによりゲート25が開放する(図2および
図3参照)。次いで、駆動機構64によって送り出し駆
動ギア24が回転駆動されると、これに伴いギア21お
よびタイミングベルト22が回転し、プッシャ23が前
方に移動する。このプッシャ23の移動により、商品全
体が前方に移動し、最前商品S1が商品ラック18の払
い出し口18aから前方に払い出される。この場合、商
品搬出装置8の後述するバケット31の商品収容開口6
2a(図9および図10参照)の下縁部(ステージ7
1)の上面は、商品ラック18内の底面よりも若干低い
ところに位置するため、最前商品S1は、図3に示すよ
うに、前側に傾斜しながら払い出される。つまり、最前
商品S1の重心が商品ラック18の前端よりも前方に移
動した時点で、最前商品S1が前側に傾斜しながら払い
出される。
【0029】そして、商品搬出装置8の後述する商品検
知センサ89によって、最前商品S1が商品搬出装置8
側に受け渡されたことが検知されると、払い出し従動ギ
ア24を回転駆動する駆動機構64が停止する。これに
より、プッシャ23の移動も停止する。この場合、最前
商品S1の払い出しと同時にプッシャ23が停止するた
め、上記のように、最前商品S1が前側に傾斜しながら
払い出されたときには、最前商品S1の直後に収納さ
れ、次に販売される商品(次販商品)(この例では最後
商品S2)は、図4に示すように、ゲート25よりも後
方に停止する。その後、駆動機構64によるゲートレバ
ー25cの押圧が解除され、ゲート25が閉鎖される
(図4参照)。
【0030】その後、駆動機構64により、再度、払い
出し従動ギア24が所定時間(数秒)だけ回転駆動さ
れ、プッシャ23が前方に所定量移動する。これによ
り、最後商品S2は、プッシャ23により前方に押さ
れ、図5に示すように、ゲート本体25aに当接する位
置またはゲート25の付近まで移動する。したがって、
各商品ラック18に収納された次販商品(最前商品)
は、常にゲート25の付近に位置することとなり、各商
品ラック18内の最前商品を面合わせすることができ
る。またこれにより、例えば、販売機本体2内の下段側
に位置する商品ラック18内の最前商品S1も、ゲート
25の付近に位置するため、その最前商品S1が購入者
の目線から外れることがなく、商品が売り切れであると
購入者に勘違いされることはない。
【0031】その後、最後商品S2が払い出される場合
には、上述した最前商品S1と同様に、プッシャ23に
よって前方に押されながら払い出される。この場合、図
6に示すように、最後商品S2の払い出しと同時に、プ
ッシャ23の突出部23cがアクチュエータ26のスラ
イド部材27の後端部27bに当接し、スライド部材2
7を前方に移動させる。そして、スライド部材27の前
方への移動により、その前端部27aで売り切れ検知ス
イッチ70のボタン70aを押圧する。これにより、売
り切れ検知スイッチ70から電気信号が出力され、商品
が売り切れとなった商品ラック18が、記憶手段として
の上記制御回路のメモリに記憶される。自動販売機1で
は、販売時において、商品搬出装置8が作動する前にメ
モリが参照されるようになっており、仮に購入者が誤っ
て売り切れ商品を選択した場合であっても、商品搬出装
置8が作動することなく、選択された商品が売り切れで
あることを知らせるようになっている。
【0032】その後、払い出し従動ギア24は、駆動機
構64の払い出し駆動ギア141との係合が解除され、
回転自在な状態、すなわちフリーとなる。これに伴い、
ギア21およびタイミングベルト22もフリーとなる。
これにより、スライド部材27は、図7に示すように、
ばね28によって後方に自動復帰し、これに伴いプッシ
ャ23も後方に移動する。
【0033】次に、図8〜図29を参照して、商品搬出
装置8について説明する。図8に示すように、商品搬出
装置8は、商品ラック18から払い出された商品Sを収
容し、商品取出口5に搬出するバケット31を有する水
平移動機構(以下、「Xモジュール部」という)32
と、Xモジュール部32を上下方向に移動させる左右一
対の鉛直移動機構(以下、「Yモジュール部」という)
33、33とにより構成されている。この商品搬出装置
8により、商品ラック18から払い出された商品Sを搬
送し、商品取出口5に搬出する。
【0034】Yモジュール部33、33は、Xモジュー
ル部32を上下に移動させることにより、バケット31
を上下方向の所定位置に移動させるものであり、商品収
納庫7内の左右両端部にそれぞれ設けられている。な
お、これらのYモジュール部33、33は、同一のもの
であり、以下、右側のYモジュール部(図8右側)を中
心に説明する。
【0035】Yモジュール部33は、商品収納庫7内の
上端部のプーリおよび下端部のスプロケットにそれぞれ
巻き掛けられ、相互に連結されたワイヤおよびチェーン
に、Xモジュール部32を固定することにより、ワイヤ
およびチェーンの回転に伴い、Xモジュール部32(バ
ケット31)を上下方向に移動させるようになってい
る。すなわち、Yモジュール部33は、商品収納庫7内
の上下端部に配置され、それぞれ回転自在のプーリ41
およびスプロケット42と、スプロケット42を回転さ
せるYモジュール駆動モータ43と、プーリ41に巻き
掛けられるとともに、前側の端部がアーム44を介して
Xモジュール部32に連結されたワイヤ45と、スプロ
ケット42に巻き掛けられるとともに、前側の端部がア
ーム44を介してXモジュール部32に連結されたチェ
ーン46と、チェーン46の前側の端部とアーム44と
を連結する引っ張りばね47と、ワイヤ45およびチェ
ーン46の後側の端部に連結され、Xモジュール部32
とのバランサーとしての機能を有するおもり48とを備
えている。なお、Yモジュール駆動モータ43を除いた
上記構成部品は、断熱性を有する横断面コ字状のYモジ
ュール収容体49に収容されている(図1参照)。
【0036】両Yモジュール部33、33のプーリ4
1、41同士およびスプロケット42、42同士は、い
ずれも同軸上に配置されている。各プーリ41は、各ワ
イヤ45により互いに独立で回転し、一方、両スプロケ
ット42、42は、駆動軸50の両端部に固定され、互
いに同期して回転するようになっている。すなわち、両
スプロケット42、42は、商品収納庫7内の下部に設
けられたYモジュール駆動モータ43により、そのモー
タ軸の先端のウォーム51と、駆動軸50に固定された
ウォームホイール52とによるウォームギア53を介し
て駆動軸50が回転することにより、同期して回転す
る。
【0037】ワイヤ45およびチェーン46は、いずれ
もプーリ41とスプロケット42の間の距離と同程度の
長さを有し、ワイヤ45がチェーン46よりも軽量に構
成されている(例えば、ワイヤ:数十g、チェーン:約
900g)。ワイヤ45は、上述したように、プーリ4
1に巻き掛けられるとともに、プーリ41より前側の端
部がアーム44の上部に、後側の端部がおもり48の上
部に直接連結されている。一方、チェーン46は、スプ
ロケット42に巻き掛けられるとともに、スプロケット
42より前側の端部が引っ張りばね47を介してアーム
44の上下方向のほぼ中間部に連結され、後側の端部が
おもり48の下部に連結されている。
【0038】引っ張りばね47は、チェーン46の前側
の端部を、上方へ引き上げるように引張作用することに
より、ワイヤ45およびチェーン46の全体に対し、張
力を付加している。したがって、ワイヤ45およびチェ
ーン46は、緩むことなく、それぞれプーリ41および
スプロケット42に巻き掛けられた状態で保持されてい
る。
【0039】アーム44は、平板で構成されており、前
側でXモジュール部32の後端部に固定されるととも
に、ワイヤ45およびチェーン46の前側の端部に連結
されている。また、アーム44の外側には、案内部材5
4が設けられており(図1参照)、この案内部材54に
より、Yモジュール収容体49内に上下方向に延設され
たアーム案内用レール(図示せず)に沿って、アーム4
4が上下方向に円滑に移動できるようになっている。こ
れにより、アーム44に固定されたXモジュール部32
も、上記アーム案内用レールに沿って上下方向に円滑に
移動することができる。
【0040】おもり48は、Xモジュール部32とほぼ
同程度の重量を有する。したがって、Xモジュール部3
2、おもり48、ワイヤ45、チェーン46、および定
滑車としての機能も有するプーリ41により、大きな駆
動力を要することなくXモジュール部32を上下動させ
ることができる。なお、おもり48も、Yモジュール収
容体49内に上下方向に延設されたおもり案内用レール
(図示せず)に沿って、上下方向に円滑に移動すること
ができるようになっている。
【0041】また、Yモジュール収容体49は、上述し
たように、断熱材からなり、横断面「コ」字状に形成さ
れている。そして、側面の開口部分を商品収納庫7内の
左右方向の側面に押し当てるようにして、Yモジュール
部33の各構成部品を覆っている。これにより、Yモジ
ュール部33が商品収納庫7内の加温室11および冷却
室12内に亘って設けられていても、各室内の熱漏れを
低減できるようになっている。
【0042】上記のように構成されたYモジュール部3
3において、おもり48とワイヤ45およびチェーン4
6の重量差により、Xモジュール部32を、その重量
(重力)に抗して上昇させるのに要する力を軽減するこ
とができ、Xモジュール部32(バケット31)の始動
時の加速性能を向上させることができる。また、Xモジ
ュール部32が上昇するにつれて、ワイヤ45およびチ
ェーン46の重量差がXモジュール部32側とおもり4
8側とで逆転することにより、上昇中のXモジュール部
32が停止する際の減速性能を向上させることができ
る。逆に、Xモジュール部32の下降につれて、ワイヤ
45およびチェーン46の重量差によるXモジュール部
32の制動により、下降中のXモジュール部32が停止
する際の減速性能を向上させることができる。したがっ
て、Xモジュール部32の加速性能および減速性能の向
上によって、商品Sを迅速に搬送することができ、加え
てXモジュール部32を精度良く停止させることができ
るため、商品Sを円滑かつ迅速に搬出することができ
る。
【0043】一方、Xモジュール部32は、上記のバケ
ット31と、Yモジュール部33に連結され、バケット
31を左右方向に摺動自在に収容したバケット収容体6
1とを備えている。このバケット収容体61は、図8に
示すように、上下部および背面の大部分が開放された横
長のボックス状に形成されており、図示しないが、その
内部には、バケット31を左右方向に移動させる移動機
構が設けられている。したがって、バケット31は、図
8に示す範囲W内で、自在に移動することが可能となっ
ている。なお、バケット収容体61の前面の大部分は、
透明パネルなどで構成されており、自動販売機1の正面
からバケット31が目視できるようになっている。
【0044】図9に示すように、バケット31は、商品
ラック18から払い出された商品Sを受け取り、商品取
出口5に搬出するまで一時的に収容・保持するバケット
本体62と、このバケット本体62の一側面(図9では
左側面)に、ケース63を介して取り付けられ、各商品
ラック18に設けられた払い出し機構19、並びに後述
する収容機構66および搬出機構(搬出部材)67を駆
動する駆動機構64とにより構成されている。
【0045】図9および図10に示すように、バケット
本体62は、例えばアルミニウムなどの平板でボックス
状に形成され、上面後半部から背面上半部に亘って開放
した構造になっている。この開放した部分(商品収容開
口)62aを介して、商品ラック18から払い出された
商品Sが、バケット本体62の商品収容スペースである
収容部65に収容される。また、バケット本体62の上
端部には、左右1対の円柱状のガイド部材68、68が
設けられており、これらのガイド部材68、68によ
り、バケット収容体61内に左右方向に延設された案内
レール(図示せず)に沿って、バケット31が左右方向
に円滑に移動できるようになっている。また、バケット
本体62の前面上半部には、透明パネル69が組み込ま
れており、バケット31に収容された商品Sが前面から
見えるようになっている。さらに、バケット本体62に
は、図10に示すように、払い出された商品Sを収容部
65に収容するための収容機構66および収容した商品
Sを商品取出口5に搬出するための搬出機構67が設け
られている。
【0046】収容機構66は、商品収容開口62aの下
縁部を構成するとともに、払い出された商品Sを収容す
るときに、その商品Sを下側から支持しながら通過さ
せ、収容部65に収容するためのステージ71と、販売
待機時にこのステージ71に部分的に収容され(ドラム
収容位置K)、販売時における商品Sの払い出し前にス
テージ71と商品ラック18の払い出し口18aとの間
に突出し(ドラム突出位置L)(図12参照)、商品S
を下側から支持しながら収容部65側に橋渡しする回転
可能なドラム72と、このドラム72を、ドラム収容位
置Kとドラム突出位置Lの間で回動させる突出機構73
とにより構成されている。
【0047】ステージ71は、商品収容開口62aの下
縁部を構成する水平な上面部71aと、この上面部71
aの前側から連続し垂下した前面部71bとにより、縦
断面ほぼ逆「L」字状に形成されており、前面部71b
の左右両端部71c、71cが後方に屈曲形成されて、
バケット本体62の左右の側板62b、62bにそれぞ
れねじ止めされている。また、ステージ71の左右方向
の中間部より若干左側の部位には、上面部71aから前
面部71bに亘る切欠き74が形成されており、この切
欠き74からドラム72の上部および前部がはみ出すよ
うになっている。なお、ステージ71の前面部71bの
下部には、バケット収容体61内で左右方向に移動自在
の支持部材(図示せず)にバケット31をねじ止めする
ための1対のねじ孔71d、71dが形成されている。
【0048】また、ステージ71の内部、具体的には切
欠き74よりも右側であって、上面部71aの下方に
は、商品Sの売り切れを検知するための売り切れ検知ス
イッチ70が設けられている。この売り切れ検知スイッ
チ70は、押しボタン式のものであり、ボタン70aの
先端がステージ71の上面部71aの後端よりも後方に
突出した状態で設けられている。そして、上述したよう
に、最後商品S2が商品ラック18から払い出されると
同時に、上記アクチュエータ26のスライド部材27の
前端部27aで押圧される(図6参照)。
【0049】ドラム72は、図11に示すように、円筒
状のドラム本体72aと、その内部の中心に設けられた
軸受72bと、この軸受72bに挿入された回転軸76
とにより構成されている。ドラム本体72aの外周面に
は、外側に突出する爪部75が設けられている。軸受7
2bは回転軸76とともに、いわゆるワンウェイクラッ
チを構成しており、ドラム本体72aが回転軸76に対
し、払い出された商品Sを前方に収容部66側に移動さ
せる方向(矢印の方向)にのみ回転するようになってい
る。つまり、ドラム72は、いわば「コロ」として、矢
印方向にフリーで回転するようになっており、払い出さ
れた商品Sが収容部65へ移動する際に、その商品Sを
下側から支持しながら円滑に移動させることができる。
【0050】また、回転軸76の左側先端部には、プー
リ77が固定されており、このプーリ77およびその下
側に位置するドラム駆動ギア78にタイミングベルト7
9が巻き掛けられている。したがって、駆動機構64に
よりドラム駆動ギア78が回転駆動され、回転軸76が
矢印方向に回転することにより、ドラム72が同方向に
一体に回転する。また、ドラム72の回転に伴い、爪部
75も回転し、これにより商品Sがドラム72上を通過
する際に、その商品Sの下部を収容部65側へ押圧す
る。
【0051】突出機構73は、ドラム72の回転軸76
の両端部を支持することにより、ドラム72を保持する
ドラムホルダ81と、このドラムホルダ81の下端部に
貫通して固定されるとともに、両端部がバケット本体6
2の側板62aに回動自在に支持された回動軸82とを
有する。ドラムホルダ81は、ドラム72の回転軸76
の両端部を支持するホルダ本体81aを有し、このホル
ダ本体81aの下端部に回動軸82が貫通して固定され
ている。また、ホルダ本体81aの左端部には、貫通孔
83aを介して駆動機構64に連結される横断面「L」
字状の連結部83が形成されている。このように構成さ
れた突出機構73において、駆動機構64によって、連
結部83が後側上方に移動させられることにより、ドラ
ム72が回動軸82を中心にドラム突出位置Lに回動
し、一方、連結部83が元の位置に戻されることによ
り、ドラム72がドラム収容位置Kに復帰する。
【0052】また、ホルダ本体81aの左右両側には、
ドラム72よりも下側の位置に、爪部75の位置を検知
する光センサからなる爪部検知センサ84、84が設け
られている。爪部75は、駆動機構64によって、通
常、爪部検知センサ84、84により、それらの間を結
ぶ直線上の位置(爪部ホームポジション)に停止するよ
うになっている。このため、例えば、爪部75が払い出
し口18a側に突出した状態で停止している場合には、
払い出される商品Sが爪部75に引っかかり、払い出し
不良が生ずるおそれがあるので、これを確実に防止する
ことができる。
【0053】なお、上記ドラム駆動ギア78は、回動軸
82に、その左端とホルダ本体81aとの間に位置し
て、回転自在にはめ込まれており、このため、ドラム7
2が回動しても、位置がずれないようになっている。
【0054】また、バケット本体62には、商品ラック
18から払い出された商品Sを収容部65に収容する際
に、その商品Sを商品ラック18に収納されていた状態
のまま、すなわち起立した状態のまま収容するための商
品姿勢修正板85が設けられている。この商品姿勢修正
板85は、透明な平板で構成されており、その上端部で
回動自在に支持されている。具体的には、バケット本体
62内の上端部であって前後方向のほぼ中間部には、左
右方向に延びる修正板回動軸87がバケット本体62の
左右の側板62b、62bに回動自在に支持されてお
り、この修正板回動軸87に、商品姿勢修正板85が上
端部の2箇所(固定部86、86)で固定されている。
【0055】商品姿勢修正板85は、図12に示すよう
に、後ろ下がりに傾斜して商品収容開口62aの大部分
を閉鎖するとともに、各固定部86の上端部に形成され
上方に突出する突出部86aが商品収容開口62aの上
端縁部に後方から当接する収容開口閉鎖位置Mと、前下
がりに傾斜して商品収容開口62aを開放するととも
に、バケット本体62内の上部に設けられたストッパー
88に当接する収容開口開放位置Nとの間で回動する。
上記修正板回動軸87には、商品姿勢修正板85を収容
開口閉鎖位置M側に付勢するねじりばね(図示せず)が
設けられており、商品の収容時以外の場合には、商品姿
勢修正板85が収容開口閉鎖位置Mに保持されている。
【0056】また、バケット本体62の左右の側板62
a、62aには、光センサからなる商品検知センサ8
9、89が設けられている。これらの商品検知センサ8
9、89により、商品Sが払い出されバケット31に受
け渡されたことが検知されるようになっている。
【0057】ここで、図12を参照して、商品ラック1
8から払い出された商品Sが、バケット本体62の収容
部65に収容される場合の動作について説明する。商品
Sが商品ラック18から払い出される前に、ドラム72
がドラム収容位置Kからドラム突出位置Lに回動する。
そして、商品ラック18から商品Sが払い出されると、
その商品Sは、前側に傾斜しながらドラム72上、更に
はステージ71上へと移動し、前面が商品姿勢修正板8
5に当接する(図12:S3の状態)。なお、この場
合、ドラム72は、商品Sが移動する方向に空回りし、
商品Sをステージ71上へ円滑に移動させる。
【0058】そして、商品Sがステージ71上に移動
し、そのことが商品検知センサ89で検知されると、ド
ラム突出位置Lにあるドラム72が、駆動機構64によ
って複数回回転する(例えば5回転)。これにより、商
品Sは、その下端部がドラム72の爪部75で前方に押
圧され、商品姿勢修正板85を収容開口開放位置Nへと
回動させる(図12:S4の状態)。また、ドラム72
の回転により、商品Sは、商品姿勢修正板85との当接
部位(この場合、商品Sの前面上端部)を支点として、
払い出しにより前側に傾斜した姿勢が適正な姿勢、すな
わち商品ラック18に収納されている状態とほぼ同様の
起立した姿勢に戻されながら、収容部65に収容される
(図12:S5の状態)。
【0059】その後、ドラム突出位置Lに回動していた
ドラム72は、駆動機構64によってドラム収容位置K
に戻され、ステージ71に部分的に収容される。この場
合、ドラム72は、その上部と前部がステージ71の切
欠き74からはみ出すため、仮に商品Sの下端部がステ
ージ71の上面部71aに引っかかって留まっても、収
容部65への収容不良を生ずることなく、商品Sを確実
に収容することができる。すなわち、ドラム72がドラ
ム収容位置Kに戻ると、ステージ71の上面部71aに
引っかかった商品Sは、その下端部がドラム72の上部
および前部によって前方に押圧され、これによりステー
ジ71との引っかかりが解除されて確実に収容部65に
収容される。
【0060】上記のような収容機構66および商品姿勢
修正板85を有するバケット31(収容部65)に商品
Sを収容する場合、各種の形状および重量を有する商品
であっても同様にして、起立した姿勢で確実に収容する
ことができる。なお、図13〜図17に、他の形状を有
する商品が収容される場合を示す。図13はペットボト
ルの商品を、図14は小型容器の商品を、図15は直方
体状の商品を、図16は図15に示す商品よりも前後方
向の厚みの小さい商品を、図17は、上側ほど厚みの大
きい商品を収容する場合を示す。
【0061】次に、搬出機構67について説明する。図
10に示すように、搬出機構67は、バケット本体62
の下端に開閉自在に設けられ、収容部65の底面を構成
するトレイ91と、バケット本体62の前面下半部に開
閉自在に設けられ、収容部65の前面下半部を構成する
開閉ドア92と、トレイ91および開閉ドア92を相互
に連結する単一のリンク93とを備えている。
【0062】トレイ91は、平板で構成されており、前
縁部および左右両縁部が下方に屈曲形成されている。ト
レイ91の後端部は、左右両端がバケット本体62の左
右の側板62b、62bにそれぞれ回動自在に支持され
たトレイ回動軸94に固定されている。これにより、ト
レイ91は、図18に示す斜め前下がりのトレイ開放位
置P1と、水平のトレイ閉鎖位置Q1との間で後端部を
中心に回動し、収容部65の底面を開閉するようになっ
ている。なお、回動軸94には、トレイ91をトレイ閉
鎖位置Q1に付勢するねじりばね(閉鎖ばね95)が設
けられており(図10参照)、通常、トレイ91はトレ
イ閉鎖位置Q1に保持されている。
【0063】また、トレイ91の左端部には、斜め後上
がりに延びる被押圧部96が設けられている。この被押
圧部96は、後述する前後方向に水平に移動可能なロッ
ク手段115の押圧ピン169によって、商品Sの搬出
時に前方に押圧されるようになっている。図18に示す
ように、押圧ピン169が前進すると、この押圧ピン1
69は被押圧部96の背面に当接しながら被押圧部96
の先端に向かって迫り上がった状態となる。すなわち、
被押圧部96側からみると、この被押圧部96は、押圧
ピン169によって押し下げられた状態となる。これに
より、トレイ91はトレイ開放位置P1に回動して開放
する。逆に、押圧ピン169が後退し、被押圧部96の
後面から離隔すると、トレイ91は、閉鎖ばね95によ
ってトレイ閉鎖位置Q1に回動して閉鎖する。
【0064】さらに、トレイ91の左側端部には、外側
に突出するロックピン(トレイ係合部)97が取り付け
られている。トレイ91がトレイ閉鎖位置Q1にある場
合に、このロックピン97がロック手段115に係合す
ることで、トレイ91がロックされ、トレイ閉鎖位置Q
1に確実に保持されるようになっている。
【0065】開閉ドア92は、トレイ91と同様に、平
板で構成されており、その上端部が開閉ドア回動軸98
によって回動自在に支持されている。これにより、開閉
ドア92は、前下がりであって上記トレイ開放位置P1
にあるトレイ91とほぼ平行の開閉ドア開放位置P2
と、鉛直の開閉ドア閉鎖位置Q2との間で上端部を中心
に回動し、収容部65の前面下半部を開閉するようにな
っている。また、開閉ドア92の背面には、上下方向の
中間部より若干上側にリンク93の一端部が回動自在に
連結されている。このリンク93の他端部は、トレイ9
1の被押圧部96の先端部に回動自在に連結されてい
る。したがって、図18に示すように、開閉ドア92
は、トレイ91の開放に伴い、リンク93によって前方
に押圧されて開放する。
【0066】このように、トレイ91および開閉ドア9
2が、それぞれトレイ開放位置P1および開閉ドア開放
位置P2に回動した場合には、バケット本体62の底面
から前面下半部に亘って、収容した商品Sを搬出するた
めの開口62cが形成されるとともに、商品取出口5に
向かう搬出通路99が形成される。またこの場合、図1
9に示すように、開閉ドア92が搬出ドア13の上ドア
13aを前方に押圧し、これにより搬出ドア13が開放
する。
【0067】そして、収容されている商品Sは、図19
に示すように、前斜め下の商品取出口5へと落下する。
具体的には、商品Sを、トレイ91で案内しながら搬出
通路99を通過させ、更に搬出開口7bの下縁部に設け
られた斜め前下がりのシュート101で案内しながら搬
出開口7bを通過させて、商品取出口5に搬出する。な
お、搬出ドア13が開閉ドア92で開放された場合に、
上ドア13aの下端から垂下する下ドア13bは、商品
Sの落下の勢いによって前方に回動する。このため、商
品Sは、下ドア13bにつかえることなく円滑に商品取
出口5に搬出される。
【0068】このように、開放したトレイ91と開閉ド
ア92とで大きな搬出通路99を形成するとともに、商
品Sをトレイ91およびシュート101で案内しなが
ら、更には開閉ドア92で搬出ドア13を強制的に開き
ながら、商品を落下させて商品取出口5に搬出するの
で、商品Sが外形の大きいものや、重量の軽いものであ
っても、開閉ドア92および搬出ドア13に引っ掛かる
などの搬出不良を生ずることなく、商品Sを短時間で確
実かつ円滑に搬出することができる。
【0069】次に、図20〜図29を参照して、バケッ
ト本体62の左側部にケース63を介して設けられ、上
記払い出し機構19、収容機構66および搬出機構67
を駆動する駆動機構64について説明する。駆動機構6
4は、図20、図21および図22に示すように、ケー
ス63の上下方向のほぼ中間部に配置され、周面に多数
の歯を有するとともに、左右両側面に複数のカム溝を有
するカム円板111と、このカム円板111を回転駆動
するカムモータ112と、払い出し機構19の払い出し
従動ギア24を回転駆動するギアモータ113と、収容
機構66のドラム72を回転駆動するドラムモータ11
4とを備えており、トレイ91をトレイ閉鎖位置Q1で
ロックするロック手段115を介して搬出機構67を開
閉駆動する。
【0070】カム円板111は、カムモータ112が正
逆回転することにより、ギア121およびギア122の
組合せによる減速歯車列123を介して正逆回転するよ
うに構成されている。図23は、カム円板111が回転
する前の状態、いわゆるホームポジションにおけるカム
円板111を示す。なお、以下の説明において、カム円
板111の回転方向およびカム溝の延び方向は、右側面
から見た場合(図23(a))を基準として説明する。
【0071】同図に示すように、カム円板111の側面
には、ゲート25を開放するためのゲート従動リンク1
24が係合する貫通したゲート用カム溝131が形成さ
れている。このゲート用カム溝131は、始端131a
から終端131bまで、カム円板111の中心に対し等
距離で時計回りにほぼ3/4周し、連続して中心から次
第に離隔しながらほぼ1/4周し、更に連続して中心に
対し等距離でほぼ1/4周するように形成されている。
【0072】ゲート従動リンク124は、鈍角三角形状
の平板からなり、ゲート用カム溝131に係合する係合
ピン125を有する三角リンク126と、この三角リン
ク126の上側の鋭角部126aに前端部127aが回
動自在に連結され、後端部127bでゲート25のゲー
トレバー25cを後方に押圧するための棒状の押圧リン
ク127とにより構成されている。三角リンク126
は、下側の鋭角部126bでケース63に回動自在に支
持されており、係合ピン125が上下方向の中間部より
も若干上側に取り付けられている。また、三角リンク1
26の側面には、鈍角部126cから係合ピン125に
向かう円弧状のスリット126dが形成されており、カ
ム円板111の回転軸111aが挿入されている。一
方、押圧リンク127は、その後端部127bがケース
63の背面に形成されたガイド孔63aを介して後方に
突出しており、前後方向で水平に移動自在に構成されて
いる。なお、係合ピン125は、カム円板111がホー
ムポジションに位置しているときには、ゲート用カム溝
131の始端131aからほぼ1/4周した位置に係合
している。
【0073】上記のように構成されたゲート用カム溝1
31およびゲート従動リンク124により、カム円板1
11がホームポジションから反時計回りに回転すると、
三角リンク126が下側の鋭角部126bを中心に時計
回りに回動するとともに、押圧リンク127が後方に移
動してその後端部127bでゲートレバー25cの下端
部を押圧する。これにより、ゲート25が開放する。
【0074】逆に、上記の状態において、カム円板11
1が時計回りに回転すると、三角リンク126が反時計
回りに回動する。これにより、押圧リンク127が前方
に移動してゲートレバー25cの押圧を解除し、ゲート
25を閉鎖するようになっている。
【0075】また、カム円板111の左側面には、払い
出し機構19(払い出し従動ギア24)に係合した状態
で、これを駆動するギア(払い出し駆動ギア)141を
支持するギア支持部材142が係合する係合用カム溝1
32と、ドラム72をドラム突出位置Lに回動させるた
めのドラム従動リンク143が係合するドラム用カム溝
133とが形成されている。
【0076】係合用カム溝132は、始端132aから
終端132bまで、カム円板111の中心に対し等距離
で時計回りにほぼ1/4周し、連続して中心から次第に
離隔しながらほぼ1/4周し、更に連続して中心に対し
等距離でほぼ1周するように形成されている。
【0077】ギア支持部材142は、ほぼ直角三角形状
の平板からなり、下側の鋭角部142aには、係合用カ
ム溝132に係合する係合ピン144が取り付けられて
おり、一方、上側の鋭角部142bには、ギアモータ1
13により、ギア145およびギア146の組合せによ
る減速歯車列147を介して回転するとともに、回転軸
がケース63に回転自在に支持された中間ギア148が
設けられている。また、直角部142cには、払い出し
駆動ギア141が回転自在に支持されている。この払い
出し駆動ギア141と中間ギア148には、タイミング
ベルト149が巻き掛けられており、中間ギア148の
回転に伴って払い出し駆動ギア141が回転する。な
お、係合ピン144は、カム円板111がホームポジシ
ョンに位置しているときには、係合用カム溝132の始
端132aからほぼ1/4周した位置に係合されてい
る。
【0078】上記のように構成された係合用カム溝13
2およびギア支持部材142により、カム円板111が
ホームポジションから反時計回りに回転すると、ギア支
持部材142が上側の鋭角部142bを中心に反時計回
りに回動し、直角部142cに設けられた払い出し駆動
ギア141がケース63の背面から後方に突出して、払
い出し従動ギア24に係合する。そして、この状態でギ
アモータ113が作動すると、払い出し駆動ギア141
が回転し、これに伴い払い出し従動ギア24が回転駆動
されて、払い出し機構19が駆動する。
【0079】逆に、上記の状態においてカム円板111
が時計回りに回転すると、ギア支持部材142が上側の
鋭角部142bを中心に時計回りに回動する。これによ
り、払い出し駆動ギア141は、払い出し従動ギア24
との係合が解除され、ケース63内に収容される。
【0080】一方、ドラム用カム溝133は、始端13
3aから終端133bまで、カム円板111の中心に対
し等距離で時計回りにほぼ1/2周し、連続して中心か
ら次第に離隔しながらほぼ1/4周し、更に連続して中
心に対し等距離でほぼ1/4周するように構成されてい
る。なお、ドラム用カム溝133は、その始端133a
が上記係合用カム溝132の途中から分岐した位置から
始まっているが、係合用カム溝132よりも深さが浅く
形成され、しかも係合用カム溝132に係合する係合ピ
ン144がドラム用カム溝133の深さよりも深い位置
まで係合用カム溝132に入り込んでいるため、係合ピ
ン144がドラム用カム溝133に入り込むことはな
い。
【0081】ドラム従動リンク143は、ほぼ「へ」字
状の平板からなり、前側の先端部143aには、ドラム
用カム溝133に係合する係合ピン151が取り付けら
れており、一方、後側の先端部143bには、ドラムホ
ルダ81の連結部83の貫通孔83aに挿入する連結ピ
ン152が取り付けられている。また、屈曲部143c
は、ケース63に回動自在に支持されている。なお、係
合ピン151は、カム円板111がホームポジションに
位置しているときには、ドラム用カム溝133の始端1
33aからほぼ1/4周した位置に係合されている。
【0082】上記のように構成されたドラム用カム溝1
33およびドラム従動リンク143により、カム円板1
11がホームポジションから反時計回りに回転すると、
ドラム従動リンク143が屈曲部143cを中心に時計
回りに回動し、後側の先端部143bが斜め後ろ上がり
に移動する。これにより、収容機構66のドラムホルダ
81が、回動軸82を中心に後方へ回動し、ドラム72
がドラム突出位置Lに回動する。そして、この状態でド
ラムモータ114が作動すると、ギア153およびギア
154の組合せによる減速歯車列155を介して、収容
機構66のドラム駆動ギア78が回転駆動され、ドラム
72が回転する。
【0083】逆に、ドラム72がドラム突出位置Lに位
置する状態において、カム円板111が時計回りに回転
すると、ドラム従動リンク143が屈曲部143cを中
心に時計回りに回動する。これにより、ドラム72は、
ドラム収容位置Kに戻る。
【0084】また、カム円板111の左側面側には、ケ
ース63の底面に設けられたロック手段115を駆動
し、これにより搬出機構67を駆動するカム機構(ロッ
ク・搬出カム機構)161が設けられている。ロック手
段115は、トレイ91をロックするロック位置R(図
26参照)と、そのロックを解除するとともに、トレイ
91をトレイ開放位置P1まで回動させるロック解除位
置U(図26および図28参照)との間で前後方向にス
ライド自在に構成されたスライド板162と、トレイ9
1をロックする方向(この場合後方)にスライド板16
2を付勢するばね(ロックばね)163とにより構成さ
れている。
【0085】スライド板162の左右方向の中央部に
は、前後方向に延びる、前後1対の長孔164、164
が形成されている。これらの長孔164、164を介し
て、スライド板162がケース63の底面に下側から係
合するとともに、前後方向に案内されるようになってい
る。また、スライド板162の前部左側には、前後方向
に若干延びる貫通孔165が形成されており、この貫通
孔165にロック・搬出カム機構161の下端部が上か
ら挿入されている。さらに、スライド板162の右側縁
部には、その前端部に下方に屈曲形成され、スライド板
162自体を手動で操作するための操作部166と、こ
の操作部166の屈曲部分の後端部に連なり、左方向に
凹んだ凹部167と、この凹部167の後端部から連な
り、上方に屈曲形成された屈曲部168と、が形成され
ている。操作部166は、下向きの楔状に形成されてお
り、屈曲部分の後端部には、トレイ91のロックピン9
7が係合する、「L」字状に切り欠かれた係合部(ロッ
ク係合部)166aが形成されている。また、屈曲部1
68の後端部には、右方向に突出し、トレイ91の被押
圧部96の背面に当接し、被押圧部96を前方に押圧す
る押圧ピン(アクチュエータ部)169が設けられてい
る。
【0086】ロック・搬出カム機構161は、図25に
示すように、カム円板111の左側面から左方向に突出
し、ホームポジションにおけるカム円板111の回転軸
111aよりも若干下側に設けられた突出ピン171
と、カム円板111の回転軸111aに遊挿され、カム
円板111の回転時に突出ピン171に押圧されて回動
するカム片172と、このカム片172によって駆動さ
れることにより、上記スライド板162を前後に移動さ
せるロック・搬出従動リンク173とにより構成されて
いる。
【0087】カム片172は、背面が平らに、前面が前
方に湾曲するように形成されている。一方、ロック・搬
出従動リンク173は、カム片172の前面に接触する
従動ピン174を上端部に有し、上下方向のほぼ中間の
後端部を中心に回動自在の第1従動リンク175と、こ
の第1従動リンク175の下端部に上端部が回動自在に
連結される一方、下端部が上記スライド板162の貫通
孔165に挿入し、上下方向のほぼ中間部を中心に回動
自在の第2従動リンク176とにより構成されている。
【0088】ここで、図26〜図29を参照して、上記
のように構成されたロック手段115およびロック・搬
出カム機構161の動作について説明する。図26に示
すホームポジションのカム円板111が時計回りに回転
すると、図27に示すように、まず、カム片172が突
出ピン171に後側から押圧されて時計回りに回動す
る。これにより、第1従動リンク175の従動ピン17
4がカム片172の前面上を摺動しながら前方に移動
し、第1従動リンク175が後端部を中心に反時計回り
に回動する。そしてこれにより、第2従動リンク176
が中間部を中心に時計回りに回動し、その下端部によっ
てロック位置Rにあるスライド板162が前方に押圧さ
れて移動する。これにより、スライド板162の係合部
166aが、トレイ91のロックピン97から外れ、ト
レイ91のロックが解除される。
【0089】更にカム円板111が時計回りに回転する
と、図28に示すように、第1従動リンク175および
第2従動リンク176が更に回動して、スライド板16
2が更に前方に移動する(ロック解除位置U)。そうす
ると、スライド板162の押圧ピン169がトレイ91
の被押圧部96の背面に当接し、更に前方に移動して被
押圧部96を押し下げることにより、トレイ91がトレ
イ開放位置P1へと回動して、収容部65の底面を開放
する。またこの場合、上述したように、開閉ドア92も
開閉ドア開放位置P2へと回動して、収容部65の前面
下半部を開放する。
【0090】逆に、トレイ91が開放した状態で、カム
円板111が反時計回りに回転すると、スライド板16
2がロックばね163によって後方に引っ張られて移動
する。これにより、押圧ピン169による被押圧部96
の押圧が解除され、被押圧部96が押圧ピン169に接
触しながら、トレイ91が閉鎖ばね95によってトレイ
閉鎖位置Q1へと回動する。そして、トレイ91が完全
に閉鎖した後、スライド板162が更に後方に移動する
ことにより、押圧ピン169が被押圧部96から離隔す
るとともに、スライド板162の係合部166aがトレ
イ91のロックピン97に係合する。これにより、トレ
イ91は、図26に示すように、スライド板162によ
ってロックされる。
【0091】また、搬出機構67は、作業者などが外部
からトレイ91および開閉ドア92を手動で開放できる
ようになっている。例えば、作業者がスライド板162
の操作部166を摘み、スライド板162をロック解除
位置Uまで引き出すと、図29に示すように、第1従動
リンク175および第2従動リンク176がカム円板1
11を回転させたときと同様に回動するとともに、トレ
イ91および開閉ドア92が開放する。つまり、第1従
動リンク175および第2従動リンク176からなるロ
ック・搬出従動リンク173は、カム円板111に対し
独立して、すなわちカム円板111に拘束されずに回動
するようになっているため、カム円板111が停止して
いても、トレイ91および開閉ドア92を開放すること
が可能となる。なお、トレイ91および開閉ドア92を
閉鎖する場合には、作業者が操作部166を放すことに
より、スライド板162がロックばね163によって、
自動的に後方に移動し、これによりトレイ91および開
閉ドア92が閉鎖する。
【0092】このように、トレイ91および開閉ドア9
2を手動で開放することができるため、バケット本体6
2内(収容部65)の清掃やメンテナンスなどを容易に
行うことが可能である。また、トレイ91および開閉ド
ア92が開放した状態であれば、バケット31をバケッ
ト収容体61内の支持部材に取り付ける際に、ステージ
71のねじ孔71d、71dに対し水平方向から容易に
ねじ止めすることができる。
【0093】また、カム円板111の左右両側面には、
図23に示すように、外側に突出し、かつ、カム円板1
11の周縁部に向かって突出する三角形状の突起(以下
「スイッチオン突起」という)がそれぞれ2個ずつ設け
られている(左側面のスイッチオン突起181a、18
1b、右側面のスイッチ突起182a、182b)。こ
れらのスイッチオン突起181a、181b、182
a、182bによって、カム円板111の左右両側にそ
れぞれ隣設された回転制御スイッチ183、184をO
N・OFFすることにより、カム円板111の回転角度
を検知し、これによりカム円板111の回転を制御する
とともに、上記ギアモータ113およびドラムモータ1
14の作動を制御している。なお、以下の説明では、左
側の回転制御スイッチ183を「左スイッチ183」、
右側の回転制御スイッチ184を「右スイッチ184」
という。
【0094】図23に示すように、スイッチオン突起1
81a、181b、182a、182bは、いずれもカ
ム円板111の中心から等距離の位置に設けられてい
る。同図(a)に示すように、右側面のスイッチオン突
起182aは、ホームポジションにおけるカム円板11
1の前側であって、ほぼ斜め下45度の位置に設けられ
ている。このスイッチオン突起182aと同一位置の左
側面、すなわち裏側の同一位置に、スイッチオン突起1
81aが設けられている。また、右側面のもう一方のス
イッチオン突起182bは、ホームポジションにおける
カム円板111の前側であって、ほぼ斜め上45度の位
置(実際には、スイッチオン突起182aに対し時計回
りに100度回転した位置)に設けられている。また、
左側面のもう一方のスイッチオン突起181bは、ホー
ムポジションにおけるカム円板111の中心に対しほぼ
鉛直下側の位置に設けられている。
【0095】一方、左右スイッチ183、184は、図
20に示すように、カム円板111の前斜め下の周縁部
に隣設されている。これらの左右スイッチ183、18
4は、いずれもスイッチ本体185と、カム円板111
の中心側に設けられ、基端部がスイッチ本体185に連
結されるとともに、先端部に回転自在のローラ186を
有する板ばね187とにより構成されている。これらの
左右スイッチ183、184は、板ばね187の先端部
が、ローラ186を介しスイッチオン突起181a、1
81b、182a、182bの頂部(カム円板111の
周縁部に突出した部位)によって、カム円板111の周
縁部側に押圧され、スイッチ本体185に接触したとき
がONの状態であり、この場合にスイッチ本体185か
ら電気信号が出力される。一方、板ばね187の先端部
がスイッチ本体185から離隔したときがOFFの状態
である。
【0096】上記のように構成された駆動機構64は、
ケース63内にモジュールとして構成されているため、
大型の商品を販売し得る商品搬出装置8を製造する場
合、バケット本体62のみを変更すればよい。つまり、
モジュール化した駆動機構64を共通化することができ
るため、商品搬出装置8の製造コストの低減を図ること
ができ、また駆動機構64の汎用性を高めることができ
る。
【0097】ここで、駆動機構64回りの動作を示す図
30〜図34を参照しながら、販売時における商品搬出
装置8の一連の動作を、駆動機構を中心に説明する。図
30は、販売待機状態を示している。同図に示すよう
に、カム円板111は、ホームポジションに位置してい
る。この場合、左右スイッチ183、184は、それぞ
れスイッチオン突起181a、182aにより、いずれ
もON状態となっている。
【0098】購入者により、コインが投入され、商品の
選択ボタンが押されると、商品搬出装置8が作動し、バ
ケット31が選択された商品Sを収納した商品ラック1
8の払い出し口18aまで移動して停止する。
【0099】その後、カムモータ112が正回転するよ
うに作動し、カム円板111はホームポジションの位置
から、反時計回りに回転する。なお、カム円板111が
反時計回りに回転し始めると、左右スイッチ183、1
84はいずれもOFF状態となる。カム円板111の回
転に伴い、係合用カム溝132に係合するギア支持部材
142は上端部(上側の鋭角部142b)を中心に反時
計回りに回動し、ケース63内に収容されていた払い出
し駆動ギア141が次第に外部、すなわち商品ラック1
8側に突出する。そして、カム円板111が約100度
回転すると、図31に示すように、払い出し駆動ギア1
41は、ほぼその後半部が外部に突出して、払い出し従
動ギア24にかみ合うように係合する。
【0100】その後、カム円板111が更に反時計回り
に回転すると、ドラム用カム溝133に係合するドラム
従動リンク143が屈曲部143cを中心に反時計回り
に回動し、これに伴いドラム従動リンク143に連結さ
れたドラムホルダ81が下端部の回動軸82を中心に時
計回りに回動する。これにより、ドラム収容位置Kにあ
るドラム72が、次第に商品ラック18側に回動する。
そして、カム円板111が約210度回転すると、図3
2に示すように、ドラム72は、ドラム突出位置Lに回
動する。
【0101】その後更に、カム円板111が反時計回り
に回転すると、ゲート用カム溝131に係合する三角リ
ンク126が下端部(下側の鋭角部126b)を中心に
時計回りに回転し、三角リンク126の上端部(上側の
鋭角部126a)に連結された押圧リンク127が次第
に後方に移動し、後端部127bがケース63の背面か
ら商品ラック18側に突出する。そして、カム円板11
1の回転により、図33に示すように、左スイッチ18
3が左側面のスイッチオン突起181bによってON状
態(右スイッチ184はOFF状態)となったところ、
すなわち約320度回転したところで、カム円板111
は停止する(以下、この場合のカム円板111の回転位
置を「最大回転位置」という)。この場合、押圧リンク
127がその後端部127bでゲートレバー25cの下
端部を後方に押圧し、これによりゲート25が開放す
る。
【0102】この状態で、ギアモータ113が作動する
ことにより、払い出し駆動ギア141が回転し、これに
伴い払い出し従動ギア24が回転して払い出し機構19
が駆動される。そして、商品ラック18内の商品(最前
商品)Sがバケット31側に払い出される。その商品S
がドラム72および/またはバケット本体62のステー
ジ71上に移動したことが、商品検知センサ89で検知
されると、ギアモータ113の作動が停止する。
【0103】その後、ドラムモータ114が作動するこ
とにより、ドラム72が複数回(例えば5回程度)回転
し、その爪部75で商品Sの下端部を前方の収容部65
側に押圧する。これにより、商品Sは、商品姿勢修正板
85により、適正な姿勢の状態で収容部65に収容され
る。なお、ドラム72は、その回転数が爪部検知センサ
84でカウントされることにより、所定回数だけ回転す
るとともに、爪部75が爪部ホームポジションに位置す
るように停止する。
【0104】商品Sがバケット31の収容部65に収容
されると、カムモータ112が逆回転するように作動
し、カム円板111は、最大回転位置から今度は時計回
りに回転する。なお、カム円板111が時計回りに回転
し始めると、左スイッチ183が右スイッチ184と同
様にOFF状態となる。カム円板111が、最大回転位
置から時計回りに約110度(ホームポジションから反
時計回りに約210度:約320−約210)回転する
と、図32に示すように、押圧リンク127が元の位置
に戻り、ゲート25が閉鎖される。そして、カム円板1
11が更に時計回りに回転すると、図31に示すよう
に、ドラム72がドラム収容位置Kに戻り、右スイッチ
184が右側面のスイッチオン突起182bによってO
N状態(左スイッチ183はOFF状態)となったとこ
ろ、すなわち約110度(ホームポジションから反時計
回りに約100度:約210−約100)回転したとこ
ろで、カム円板111は停止する(以下、「送り出し停
止位置」という)。
【0105】上記の状態、すなわち払い出し駆動ギア7
8のみが商品ラック18側に突出し、かつ、払い出し従
動ギア24に係合した状態で、ギアモータ113が作動
する。この場合、ギアモータ113は、商品ラック18
に収納された商品Sに応じて、あらかじめ設定された時
間(例えば、数秒間)作動する。これにより、払い出し
機構19が駆動され、バケット31に収容した商品Sの
直後に収納されていた商品、すなわち次販商品がゲート
25の付近に位置するように、商品S全体を前進させ
る。
【0106】なお、上記設定時間を設定する代わりに、
次販商品がゲート25(ゲート本体25a)に当接し、
ギアモータ113に流れる負荷電流に応じて、ギアモー
タ113の作動を停止するようにしてもよい。また、上
記設定時間が0秒に設定されている場合には、カム円板
111は上記送り出し停止位置に停止することがない。
【0107】そして、カム円板111が、上記送り出し
停止位置から更に時計回りに回転し、図30に示すよう
に、左右スイッチ183、184がそれぞれ左右側面の
スイッチオン突起181a、182aによってON状態
となったところ、すなわちカム円板111は約100度
回転したところで停止する(ホームポジション)。
【0108】この状態のまま、バケット31は、Yモジ
ュール部33によって商品取出口5の後斜め上の位置ま
で移動される。
【0109】その後、カムモータ112が逆回転するよ
うに再度作動し、カム円板111はホームポジションの
位置から、時計回りに回転する。なお、カム円板111
が時計回りに回転し始めると、左右スイッチ183、1
84はいずれもOFF状態となる。カム円板111の回
転に伴い、カム片172がカム円板111の突出ピン1
71で押圧され、時計回りに回動する。このカム片17
2の回動により、ロック・搬出従動リンク173によっ
て、ロック手段115のスライド板162が前方のロッ
ク解除位置Uに移動する。これにより、トレイ91のロ
ックが解除され、スライド板162の押圧ピン169に
よってトレイ91が開放され、これに伴い開閉ドア92
も開放される。
【0110】この場合、カム円板111は、左スイッチ
183が左側面のスイッチオン突起181bによって一
旦ON状態(右スイッチ184はOFF状態)となった
後、図34に示すように、OFF状態となったところ、
すなわちホームポジションから時計回りに約50度回転
したところで停止する。そして、トレイ91および開閉
ドア92が開放することにより形成された搬出通路99
から、商品Sが前方の商品取出口5に落下して搬出され
る。
【0111】そして、商品取出口5に設けられた商品搬
出検知センサ(図示せず)によって、商品Sを搬出した
ことが検知されると、カムモータ112が正回転するよ
うに作動し、カム円板111は反時計回りに回転してホ
ームポジションに戻る(図30参照)。これに伴い、ト
レイ91および開閉ドアが閉鎖し、スライド板162に
よってトレイ91がロックされる。
【0112】なお、下記表1に、カム円板111の回転
角度と、左スイッチ183および右スイッチ184の状
態との関係を示す。
【0113】
【表1】
【0114】以上詳述したように、本実施形態の自動販
売機の商品搬出装置によれば、商品Sの搬出時に、収容
部65の下面および前面下半部をそれぞれ構成するトレ
イ91および開閉ドア92を開放し、その商品Sを落下
させて商品取出口5に搬出するので、従来のコンベアを
使用して商品を搬出する場合に比べて、短時間で商品を
搬出することができる。加えて、収容部65の下部をト
レイ91および開閉ドア92で構成するだけでよく、従
来のコンベアが不要となるので、商品搬出装置8を低コ
ストで製造することができる。
【0115】また、ロック手段115によって、トレイ
閉鎖位置Q1にあるトレイ91をロックするので、搬出
時以外のときにはそのトレイ91を閉鎖状態に確実に保
持することができ、またトレイ91をロック解除してか
ら開放するので、搬出時にトレイ91を確実に開放する
ことができる。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動販売
機の商品搬出装置は、商品を短時間で商品取出口に搬出
することができるとともに、低コストで製造することが
できるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動販売機の商品搬
出装置を備えた自動販売機であり、(a)は正面図、
(b)は側面断面図である。
【図2】商品ラックの前端部を拡大して示す側面断面図
である。
【図3】最前商品が払い出される場合を示す側面断面図
である。
【図4】最前商品が払い出された直後を示す側面断面図
である。
【図5】次販商品がゲートに当接するように送り出され
た場合を示す側面断面図である。
【図6】最後商品が払い出される場合を示す側面断面図
である。
【図7】最後商品が払い出され、アクチュエータが元の
状態に復帰した場合を示す側面断面図である。
【図8】商品搬出装置を示す斜視図である。
【図9】バケットの外観を示す斜視図である。
【図10】バケット本体の内部構造を示す斜視図であ
る。
【図11】ドラムを示す斜視図である。
【図12】収容機構による収容動作を説明する説明図で
ある。
【図13】他の商品の収容動作を説明する説明図であ
る。
【図14】図13と同様に、他の商品の収容動作を説明
する説明図である。
【図15】図13と同様に、他の商品の収容動作を説明
する説明図である。
【図16】図13と同様に、他の商品の収容動作を説明
する説明図である。
【図17】図13と同様に、他の商品の収容動作を説明
する説明図である。
【図18】搬出機構の搬出動作を説明する説明図であ
る。
【図19】商品が搬出される場合を示す縦断面図であ
る。
【図20】駆動機構を示す斜視図である。
【図21】駆動機構を示す右側面図である。
【図22】駆動機構を示す左側面図である。
【図23】ホームポジションにおけるカム円板を示す図
であり、(a)は右側面図、(b)は左側面図である。
【図24】カム円板と、ゲート従動リンクおよびドラム
従動リンクとの係合関係を示す斜視図である。
【図25】カム円板、ロック・搬出カム機構、ロック手
段および搬出機構の係合関係を示す斜視図である。
【図26】ロック・搬出カム機構の動作を説明する説明
図であり、カム円板がホームポジションに位置する場合
を示す。
【図27】図26と同様の説明図であり、カム円板が時
計回りに回転し、トレイのロックが解除された状態を示
す。
【図28】図26と同様の説明図であり、カム円板が更
に時計回りに回転し、トレイおよび開閉ドアが開放した
状態を示す。
【図29】スライド板を手動で操作することにより、ト
レイおよび開閉ドアが開放した状態を示す説明図であ
る。
【図30】駆動機構による、払い出し機構、収容機構お
よび搬出機構の駆動を説明する説明図であり、カム円板
がホームポジションに位置する場合を示す。
【図31】図30と同様の説明図であり、カム円板が反
時計回りに100度回転した場合を示す。
【図32】図30と同様の説明図であり、カム円板が反
時計回りに210度回転した場合を示す。
【図33】図30と同様の説明図であり、カム円板が反
時計回りに320度回転した場合を示す。
【図34】図30と同様の説明図であり、カム円板がホ
ームポジションから時計回りに50度回転した場合を示
す。
【符号の説明】
1 自動販売機 5 商品取出口 8 商品搬出装置 18 商品ラック 64 駆動機構 65 収容部 67 搬出機構 91 トレイ 92 開閉ドア 95 閉鎖ばね 96 被押圧部 97 ロックピン 115 ロック手段 162 スライド板 163 ロックばね 166 操作部 166a係合部 169 押圧ピン S 商品 R ロック位置 U ロック解除位置

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 販売時に商品ラックから払い出された商
    品を収容し、商品取出口に搬出する自動販売機の商品搬
    出装置であって、 商品を収容する収容部と、 駆動機構と、 前記収容部の下部を構成するとともに、商品の搬出時に
    前記駆動機構により駆動されることによって開放するこ
    とにより、前記商品を落下させながら前記商品取出口に
    搬出する開閉自在の搬出部材と、 を備え、 前記搬出部材は、 前記収容部の底面に、前記商品取出口と反対側の端部を
    中心に回動自在に設けられ、当該収容部の底面を閉鎖す
    る閉鎖位置と、当該収容部の底面を開放する開放位置と
    の間で回動可能なトレイと、 前記収容部の前記商品取出口側の側面に、上端部を中心
    に回動自在に設けられ、前記トレイの前記開放位置およ
    び前記閉鎖位置への回動にそれぞれ連動して、前記収容
    部の前記側面を開閉するように回動する開閉ドアと、 を有していることを特徴とする自動販売機の商品搬出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記搬出部材が閉鎖された際に、前記ト
    レイをロックするとともに、当該搬出部材が開放される
    際に、前記駆動機構により当該ロックを解除されるロッ
    ク手段を、更に備えることを特徴とする請求項1に記載
    の自動販売機の商品搬出装置。
  3. 【請求項3】 前記搬出部材は、前記トレイ に設けられ、前記ロック解除時に前記ロック
    手段に押圧され、前記トレイを前記開放位置に回動させ
    る被押圧部と、 前記トレイに設けられ、前記ロック時に前記ロック手段
    に係合するトレイ係合部と、 前記トレイを前記閉鎖位置に付勢する閉鎖ばねと、を有
    し、 前記ロック手段は、前記駆動機構により駆動されるスラ
    イド板を有し、 このスライド板は、前記閉鎖位置にある前記トレイの前
    記トレイ係合部に係合可能なロック係合部と、前記被押
    圧部に当接して押圧することにより、前記トレイを前記
    開放位置側に駆動するアクチュエータ部とを有し、前記
    ロック係合部が前記トレイ係合部に係合することによ
    り、前記トレイを前記閉鎖位置にロックするロック位置
    と、前記ロック係合部が前記トレイ係合部から外れると
    ともに、前記アクチュエータ部で前記被押圧部を押圧す
    ることにより前記トレイを開放するロック解除位置との
    間でスライド自在に構成されていることを特徴とする請
    求項2に記載の自動販売機の商品搬出装置。
  4. 【請求項4】 前記ロック手段は、前記スライド板を前
    記ロック位置に付勢するロックばねを、更に有すること
    を特徴とする請求項3に記載の自動販売機の商品搬出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記スライド板は、外部から当該スライ
    ド板を前記ロック解除位置にスライドさせるための操作
    部を有することを特徴とする請求項4に記載の自動販売
    機の商品搬出装置。
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