JPH0540869A - 遊技システムにおけるメダル配送装置 - Google Patents

遊技システムにおけるメダル配送装置

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JPH0540869A
JPH0540869A JP3086618A JP8661891A JPH0540869A JP H0540869 A JPH0540869 A JP H0540869A JP 3086618 A JP3086618 A JP 3086618A JP 8661891 A JP8661891 A JP 8661891A JP H0540869 A JPH0540869 A JP H0540869A
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JP
Japan
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medal
bucket
medals
bottom lid
delivery device
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Application number
JP3086618A
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English (en)
Inventor
Kaoru Doi
薫 土肥
Isao Amari
功 甘利
Ikugo Mitsui
郁吾 三井
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Japan Cash Machine Co Ltd
Original Assignee
Japan Cash Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストな構造で各メダル提供装置にメダル
を不都合なく迅速に配送する。 【構成】 メダルMを収納する収納状態とメダルMを排
出する排出状態とに切換可能なバケット28を備え、こ
のバケット28を、メダルMが補給される基準位置と各
メダル提供装置に対応する補給位置との間で移動させ、
バケット28が補給位置にある状態で同バケット28を
上記排出状態に切換え、基準位置に戻る際にバケット2
8を上記収納状態に復帰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スロットマシン等の遊
技機、およびこれに使用されるメダルを提供するメダル
提供装置が複数個配された遊技システムにおいて、各メ
ダル提供装置にメダルを適宜配送し、補給する装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、メダルが使用される遊技システ
ムにおいては、各遊技機の間、あるいは遊技機に隣接す
る位置にメダル提供装置が設けられ、このメダル提供装
置で貸出されたメダルが遊技機への使用に供される。こ
のようなシステムでは、各メダル提供装置内のメダルが
なくなった場合、メダルの補給をいかにして自動的に行
うかが大きな課題となる。
【0003】例えば、実開昭62−28279号公報に
は、各遊技機で使用されたメダルを回収してメダルリフ
タによりメダル貯留部まで搬送し、このメダル貯留部に
貯留されたメダルをメダル配給用コンベアによって各メ
ダル貸機(メダル提供装置)の上方で循環させるととも
に、いずれかのメダル貸機においてメダルがなくなった
場合に上記メダル配給用コンベアから分配機を介してそ
のメダル貸機内にメダルを適宜補給するようにしたもの
が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記装置では、次のよ
うな解決すべき課題がある。
【0005】(a) 遊技システムに応じてこれに適した
ものを個別に製造しなければならず、コスト高となり易
い。特に、遊技機の配置が少し異なるだけでも別の装置
を構成しなければならず、効率が悪い。
【0006】(b) メダルをベルトコンベアによって搬
送しているので、ベルトの耐久性が問題となり、また、
その修理や交換には多大な手間を要する。なお、搬送手
段としてベルトではなく、メダルを縦列させた状態で各
メダル貸機に補給するものも考案されているが、このよ
うな装置では補給速度が遅く、また、変形したメダルが
混入している場合には、搬送路中でメダルが詰まるおそ
れがある。
【0007】(c) 上記装置では、補給を要しないメダ
ルまでも循環させるので、この余剰メダルを回収するた
めの回収装置が別途必要となり、さらにコンベア駆動用
モータの作動等に余分な動力を費しており、ランニング
コストが高くつく。
【0008】(d) 上記装置では、いずれかのメダル貸
機で補給が必要となった時点から、メダルを1枚ずつカ
ウントしてメダル貸機内に搬入するようにしているの
で、補給動作の迅速性に欠ける。
【0009】本発明は、以上のような課題を解決するこ
とができるメダル配送装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の遊技機
およびこれらの遊技機に使用されるメダルを提供する複
数のメダル提供装置が並設された遊技システムに設けら
れ、各メダル提供装置にメダルを配送する装置であっ
て、メダルをストックし、このメダルを外部に投出する
メダル供給手段と、各メダル提供装置よりも上方の位置
に設けられ、開口をもつ容器状をなし、メダルを収納可
能な収納状態とメダルを排出する排出状態とに切換可能
に構成されたバケットと、このバケットをその開口が上
記メダル供給手段の投出位置に合致する基準位置と各メ
ダル提供装置のメダル入口に対応する補給位置との間で
移動させるバケット駆動手段と、バケットが目的の補給
位置に到達した状態でこのバケットを収納状態から排出
状態に切換え、かつバケットからメダル提供装置へのメ
ダル補給が終了した後に収納状態に復帰させるバケット
状態切換手段と、バケットが上記基準位置にある状態で
上記メダル供給手段を作動させることによりバケット内
に所定量のメダルを供給させるメダル供給制御手段と、
補給を要するメダル提供装置に対応する補給位置までバ
ケットを移動させ、その後、上記バケットを基準位置に
戻すように上記バケット駆動手段を制御するバケット駆
動制御手段とを備えたものである(請求項1)。
【0011】ここで、バケットの駆動制御としては、各
メダル提供装置に収容されたメダルが一定値以下か否か
を検出するメダル検出手段を備え、このメダル検出手段
によりメダルが一定値以下であることが検出されたメダ
ル提供装置に対応する補給位置までバケットを移動さ
せ、その後、上記バケットを基準位置に戻すように上記
バケット駆動制御手段を構成したもの(請求項2)や、
メダル補給を実行するメダル提供装置を指定するための
補給位置入力手段を備え、この補給位置入力手段により
指定されたメダル提供装置に対応する補給位置までバケ
ットを移動させ、その後、上記バケットを基準位置に戻
すように上記バケット駆動制御手段を構成した者(請求
項3)が好適である。さらに、メダル提供装置に対する
メダルの補給量を指定するための補給量入力手段を備
え、この指定された補給量に対応する回数だけバケット
を往復させるように上記バケット駆動制御手段を構成す
ればより効果的である(請求項4)。
【0012】また、請求項1記載の構成に加え、各遊技
機で使用されたメダルを回収し、上記メダル供給手段に
搬入する回収手段と、上記メダル供給手段にストックさ
れたメダルが一定値以上か否かを検出するメダル満杯検
出手段と、このメダル満杯検出手段によりメダルが一定
値以上であると検出された場合に上記回収手段によるメ
ダル供給手段へのメダル搬入動作を停止させるメダル搬
入制御手段とを備えれば、後述のようなより優れた効果
が得られる(請求項5)。
【0013】バケット状態切換手段の具体的な構成とし
ては、上記バケットを上方に開口する容器状に形成し、
このバケットに開閉可能な底蓋を設けるとともに、この
バケットの底蓋を閉状態に保持する底蓋保持手段と、バ
ケットが目的の補給位置に到達した状態でこのバケット
の底蓋の保持を解除させ、かつバケットからメダル提供
装置へのメダル補給が終了した後に底蓋を閉位置に復帰
させるもの(請求項6)や、上記バケットを、上方に開
口してメダルを収納する収納状態とこの収納状態から中
のメダルがこぼれる角度まで傾斜する傾斜状態とに切換
可能に構成するとともに、このバケットが目的の補給位
置に到達した状態でこのバケットを収納状態から傾斜状
態に切換え、かつバケットからメダル提供装置へのメダ
ル補給が終了した後に収納状態に復帰させるようにバケ
ット状態切換手段を構成したもの(請求項10)等が好
適である。
【0014】上記底蓋保持手段を設けるものとしては、
底蓋を閉状態に保持する保持位置と底蓋を解放する解放
位置との間で回動可能にバケットに取付けられた底蓋保
持部材と、この底蓋保持部材を上記保持位置側に付勢す
る付勢部材とを備え、上記底蓋作動手段として、上記バ
ケットの搬送経路中に各メダル提供装置に対応して設け
られ、この移動するバケットに取付けられた上記底蓋保
持部材に当接しない位置と当接する位置とに位置切換可
能に構成され、かつ上記底蓋保持部材に当接することに
よりこの底蓋保持部材を上記解放位置に移動させる切換
部材と、この切換部材の位置を切換える切換作動手段と
を備えるとともに、いずれかのメダル提供装置において
メダルが一定値以下であることが検出された場合にこの
メダル提供装置に対応する切換部材を上記底蓋保持部材
に当接する位置に切換えさせる切換制御手段を備えたも
のが好適である(請求項7)。
【0015】また、上記底蓋作動手段は、バケットの移
動経路中に設けられ、このバケットが基準位置へ戻る際
にその底蓋に当接することによりこの底蓋を閉位置に復
帰させる底蓋規制部材を備えているものが好適である
(請求項8)。
【0016】また、上記底蓋を全開位置と全閉位置との
間の位置に保持する底蓋中間保持手段を備えるととも
に、バケットが補給位置に到達する際に、まず底蓋保持
手段による底蓋の保持を解除させ、次いで底蓋中間保持
手段による底蓋の保持を解除させるように底蓋作動手段
を構成することにより、より優れた効果が得られる(請
求項9)。
【0017】バケット駆動手段としては、互いに離間す
る位置に回転可能に配設された複数のプーリと、これら
のプーリの間に掛け渡されたワイヤと、上記プーリのう
ちの少なくとも一つを回転駆動するプーリ駆動手段とを
備え、上記ワイヤにバケットを連結したものが好適であ
る(請求項11)。
【0018】また、バケットは単数でなくてもよく、複
数のバケット及び各バケットを個別に駆動するバケット
駆動手段を備え、各メダル提供装置に対していずれのバ
ケットによってもメダル補給が可能となる位置に上記バ
ケットを並設することや(請求項12)、複数のバケッ
トを単一のバケット駆動手段に連結し、メダル補給時に
各バケットを周回させるように上記バケット駆動手段を
構成することにより(請求項13)、後述のようなより
優れた効果を得ることができる。
【0019】メダル供給手段については、メダルを排出
するメダル排出手段と、このメダル排出手段から排出さ
れたメダルをストックするストック状態とストックした
メダルを基準位置にあるバケットに向けて排出する排出
状態とに切換えられるメダルストック手段とを備え、ス
トック状態にあるメダルストック手段に上記メダル排出
手段から一定量のメダルが排出され、かつバケットが基
準位置にある状態でこのメダルストック手段を排出状態
に切換えるようにメダル供給制御手段を構成したものが
好適である(請求項14)。
【0020】さらに、上記メダル排出手段を、下方の位
置からメダルを上方に搬送して上記メダルストック手段
に排出するように構成し、上記メダルストック手段に、
ストックしたメダルをバケットに向けて排出するストッ
クメダル排出手段と、このメダルストック手段にストッ
クされたメダルの量が一定以上となったことを検出する
ストックメダル上限検出手段とを設け、バケットにこの
バケット内に搬入されたメダルの量が一定以上となった
ことを検出するバケットメダル上限検出手段を設けると
ともに、上記メダルストック手段によりストックされる
メダルの量が一定以上となったことが検出された時点で
上記メダル排出手段による排出を停止させ、バケットが
基準位置にある状態で上記ストックメダル排出手段を作
動させ、かつ、バケットにこのバケット内に搬入された
メダルの量が一定以上となったことが検出された時点で
上記ストックメダル排出手段によるメダル排出を停止さ
せるようにメダル供給制御手段を構成し(請求項1
5)、さらには、上記メダルストック手段に、このメダ
ルストック手段にストックされているメダルの量が一定
以下となったことを検出するストックメダル下限検出手
段を設け、メダルストック手段にストックされているメ
ダルの量が一定以下となったことが検出された時点でメ
ダル排出手段による排出を開始させるようにメダル供給
制御手段を構成する(請求項16)ことにより、より好
ましいものとなる。
【0021】また、バケットの駆動制御については、上
記バケットが目的の補給位置よりも一定距離だけ手前の
地点に到達したことを検出するバケット検出手段と、こ
のバケット検出手段によりバケットが検出された時点か
らバケットが上記補給位置に到達するまでの期間にバケ
ットの速度を上記検出前の速度よりも減少させるように
上記バケット駆動制御手段を構成することが望ましい
(請求項17)。より具体的には、上記バケットにその
移動方向に延び、かつ上記バケット検出手段により検出
される被検出部材を設け、この被検出部材が上記バケッ
ト検出手段により検出されている期間にバケットの速度
をその検出前の速度よりも減少させ、かつこの被検出部
材が検出されなくなった時点でバケットを停止させるよ
うに上記バケット駆動制御手段を構成したものや(請求
項18)、上記バケットに複数の被検出部材をこのバケ
ットの移動方向に並べて取付けるとともに、各検出部材
が検出される度にバケットの速度を減少させていき、か
つ最後の被検出部材が検出された時点でバケットを停止
させるように上記バケット駆動制御手段を構成したもの
が好適である(請求項19)。
【0022】
【作用】請求項1記載の装置において、メダルの補給を
行っていない通常の状態では、バケットはメダルを収納
し得る収納状態に保持されている。そして、このバケッ
トが基準位置にある状態でメダル供給手段によって所定
量のメダルが予めバケット内に補給される。
【0023】この状態から、いずれかのメダル提供装置
内へのメダル供給を開始する場合には、まず、バケット
駆動手段が作動することにより、バケットは補給を要す
るメダル提供装置に対応する補給位置まで駆動される。
そして、この補給位置に到達した時点でバケット状態切
換手段の作用によりバケットが上記収納状態から排出状
態に切換えられ、このバケット内に収容されていたメダ
ルは一度にメダル提供装置内に補給される。
【0024】補給後は、バケットが上記基準位置に戻さ
れるとともに、上記バケット状態切換手段の作用により
収納状態に戻される。
【0025】具体的に、請求項2記載の装置によれば、
いずれかのメダル提供装置においてメダル検出手段によ
りメダル不足が検出されることにより、このメダル不足
のメダル提供装置に自動的にバケットが送られ、メダル
の補給が行われる。
【0026】これに対し、請求項3記載の装置によれ
ば、補給位置入力手段を通じて使用者により補給を要す
るメダル提供装置が指定されることにより、この指定さ
れたメダル提供装置に自動的にバケットが送られ、メダ
ルの補給が行われる。
【0027】さらに、請求項4記載の装置によれば、補
給量入力手段を通じて使用者によりメダル提供装置への
メダル補給量が指定されることにより、この指定された
補給量に応じた回数だけバケットが往復し、その回数分
のメダルすなわち指定された量のメダルが特定のメダル
提供装置に対して集中的に補給されることとなる。
【0028】請求項5記載の装置によれば、回収された
メダルが自動的にメダル供給手段に戻されるとともに、
メダル供給手段のストックするメダルが一定値以上であ
ると検出された場合に上記回収手段によるメダル供給手
段へのメダル搬入動作が停止するので、メダル供給手段
にストックされるメダル量は常時略一定に保たれる。
【0029】また、請求項6記載の装置によれば、補給
を行わない通常状態ではバケットの底蓋が閉じられた状
態、すなわち収納状態が保持される一方、メダル補給の
開始によりバケットが特定のメダル提供装置の補給位置
に到達した時点で底蓋作動手段の作用によりバケットの
底蓋が強制的に開かれ、このバケット内に収容されてい
たメダルは一度にメダル提供装置内に補給される。
【0030】補給後は、上記底蓋作動手段の作用により
底蓋が閉位置に戻され、バケットは収納状態に復帰す
る。
【0031】また、請求項7記載の装置によれば、通常
状態では、付勢部材により付勢された底蓋保持部材が底
蓋を閉位置に保持するが、いずれかのメダル提供装置で
メダル不足が検出された時点で、これに対応する切換部
材が上記底蓋保持部材に当接する位置に切換えられる一
方、バケットが移動して上記底蓋保持部材が上記切換部
材に当接することにより、底蓋保持部材が保持位置から
解放位置に回動し、底蓋がその自重で開く。
【0032】さらに、請求項8記載の装置によれば、バ
ケットが基準位置に戻る際に、開いていた底蓋が底蓋規
制部材に当接することにより自動的に閉位置に復帰す
る。
【0033】また、請求項9記載の装置によれば、バケ
ットが補給位置に到達する際、まず底蓋保持手段による
保持のみが解除されることにより、バケットの底蓋は底
蓋中間保持手段によってのみ保持された状態、すなわち
半開きの状態となり、これによってバケット内のメダル
が比較的少量ずつメダルホッパを通じてメダル提供装置
に補給される。さらに、上記底蓋中間保持手段による保
持も解除されることにより、底蓋は全開となり、一度に
多量のメダルがメダル提供装置に補給されることとな
る。
【0034】請求項10記載の装置によれば、補給を行
わない通常状態ではバケットが上方に開口した状態、す
なわち収納状態に保持される一方、メダル補給の開始に
よりバケットが特定のメダル提供装置の補給位置に到達
した時点でバケット状態切換手段の作用によりバケット
が強制的に傾けられ、このバケット内に収容されていた
メダルがこぼれて一度にメダル提供装置内に補給され
る。
【0035】補給後は、上記底蓋作動手段の作用により
バケットは収納状態に復帰する。
【0036】請求項11記載の装置によれば、ワイヤが
掛けられたプーリが回転駆動されることにより、ワイヤ
及びバケットが一体に移動し、バケットによるメダルの
搬送が実現される。
【0037】請求項12記載の装置によれば、各バケッ
トが個別に駆動されるので、例えば一のバケットにメダ
ルの供給を行っている間に他のバケットによりメダル提
供装置へのメダル配送を行うといった制御が可能とな
る。
【0038】請求項13記載の装置によれば、単一のバ
ケット駆動手段で各バケットを同時に駆動することがで
きるとともに、例えば、補給を要するメダル提供装置に
対してこれに近いバケットを用いてメダル供給を行うと
いった制御が可能となる。
【0039】請求項14記載の装置によれば、メダル供
給手段がメダル排出手段及びメダルストック手段を備え
ているので、例えばバケットが基準位置から離れている
状態で予めメダル排出手段からメダルストック手段に所
定量のメダルを排出し、このメダルストック手段によっ
てストックしておき、バケットが基準位置に戻った状態
で上記ストックメダルを一度に供給するといった制御が
可能になる。
【0040】さらに、請求項15記載の装置によれば、
メダル排出手段により下方の位置から搬送されてきたメ
ダルがメダルストック手段に排出され、このメダルスト
ック手段におけるストック量が一定以上となった時点で
上記排出が自動的に停止される。そして、バケットが基
準位置にある状態でストックメダル排出手段の作動によ
りストックメダルがバケット内に搬入され、このバケッ
ト内のメダルの量が一定以上となった時点でストックメ
ダルの排出が自動的に停止される。
【0041】さらに、請求項16記載の装置によれば、
メダルストック手段でストックされているメダルの量が
一定以下となった時点でメダル排出手段が始動し、メダ
ル補給が自動的に開始される。
【0042】請求項17記載の装置によれば、被検出部
材がバケット検出手段により検出される時点、すなわち
バケットが目的の補給位置に到達する前の時点からバケ
ットの速度が落されるので、このような減速が行われな
い場合に比べ、停止時にバケットに作用する慣性力は小
さくなる。具体的に、請求項18記載の装置によれば、
被検出部材が検出されている間にバケットの減速動作が
なされ、請求項19記載の装置によれば、各被検出部材
が検出される度にバケット搬送速度が複数段階にわたっ
て減少する。
【0043】
【実施例】本発明の第1実施例を図1〜図12に基づい
て説明する。
【0044】図1および図2は、遊技システムにおける
一つの遊技島を示したものである。図において、10は
表裏両側(図2では左右両側)に一直線上に配された複
数の遊技機であり、2つの遊技機10同士の間にはメダ
ル貸機(メダル提供装置)12が設けられている。表裏
一対のメダル貸機12の上方にはそれぞれメダルホッパ
(メダル入口)14が配設され、このメダルホッパ14
はメダル通路16を介して各メダル貸機12内のタンク
に連結されている。
【0045】なお、図1および図2において13は、各
遊技島の表裏両側に立設されたハウジング側壁である。
【0046】各遊技機10の下部にはメダル排出口18
が設けられ、その下方には回収コンベア(回収手段を構
成)20が設置されており、遊技機10で使用されたメ
ダルが上記メダル排出口18を通じて回収コンベア20
上に排出され、メダル貯留タンク22に搬入されるよう
になっている。
【0047】遊技島の端部には上下に延びるメダルリフ
タ(回収手段を構成)24が設けられ、このメダルリフ
タ24の下端部が上記メダル貯留タンク22内に挿入さ
れている。このメダルリフタ24内にはスパイラル部材
が設けられ、その回転によってメダル貯留タンク22内
のメダルは上方に搬送される。
【0048】このメダルリフタ24の出口は、メダル供
給装置26に連結されている。このメダル供給装置26
は、各メダルホッパ14よりも上方の位置に設けられて
おり、上記メダルリフタ24から搬送されてきたメダル
をストックし、かつ後に詳細に記す中央制御装置80の
指令により所定数のメダルをカウントしながらメダル供
給口27より投出するものである。
【0049】この実施例では、上記メダル供給装置26
はラチェット機構(図示せず)を備え、この機構により
メダルを1枚ずつ投出するように構成されるとともに、
その投出数をカウントするメダルカウンタを備えてお
り、このカウント数、すなわち投出されるメダル数が所
定数に達したとき、その投出を停止するように制御され
る。
【0050】一方、各メダルホッパ14の上方の位置に
は、図3に示されるようなバケット28が設けられてい
る。このバケット28の本体は上下に開口する形状を有
しており、その後端面(図3では右側面)下部にはブラ
ケット29を介して水平軸30が取付けられ、この水平
軸30を中心に回動可能に底蓋32が設けられている。
【0051】このバケット28の表側側面には、回動軸
33を中心として回動可能に底蓋保持部材34が取付け
られている。この底蓋保持部材34の上端でかつ前側の
部分(図3の左側部分)は外側に折り返され、これによ
りばね取付部35が形成されている。
【0052】この底蓋保持部材34の裏側の位置には、
ストッパ板(底蓋保持手段を構成)36がバケット28
の表側側壁側に固定され、このストッパ板36の上端で
かつ後側の部分が外側に折返されてストッパ部37が形
成されている。そして、このストッパ部37と上記底蓋
保持部材34のばね取付部35との間に引張ばね38
(付勢部材)が介設されている。この引張ばね38の引
張力により、底蓋保持部材34は図3時計回り方向に付
勢され、通常状態では上記ストッパ部37に当接する位
置(図の位置)に保持される。
【0053】この底蓋保持部材34の下端にはフック部
39が形成されている。これに対し、底蓋32の回動自
由端の表側側面にはピン40が突設されており、上記底
蓋保持部材34が上記ストッパ部37に当接する位置で
上記フック部39が上記ピン40に係合され、これによ
り底蓋32が図3に示されるような閉状態に保持される
ようになっている。
【0054】すなわち、上記底蓋保持部材34は、上記
引張ばね38の引張力により、底蓋32のピン40にフ
ック部39が係合される位置、すなわち底蓋32を閉位
置に保持する位置に固定されている。
【0055】また、この底蓋保持部材34の下端部表側
面にはピン64が突設されている。
【0056】バケット28の前後両側面には、ブラケッ
ト42を介して水平軸43が回転可能に取付けられてお
り、この水平軸43の両端にローラ44が固定されてい
る。一方、図4に示されるように、バケット28を両側
から挟む位置にはフレーム45が直立状態で設けられ、
このフレーム45の上端が内側に折返されてレール部4
6が形成されるとともに、このレール部46がカバー4
7で覆われており、このレール部46上を上記バケット
28側のローラ44が走行することによりバケット28
が遊技機10の並設方向(図1の左右方向)に移動する
ようになっている。
【0057】遊技島の一方の端部(図1では右方の端
部)の上部には、図3にも示されるようなバケット搬送
用モータ(バケット駆動手段)52が上向きに設けら
れ、このバケット搬送用モータ52の駆動軸53にプー
リ54が固定されており、同じ遊技島の他方の端部には
プーリ56が回転可能に支持されている。そして、両プ
ーリ54,56にワイヤ50が掛けられており、このワ
イヤ50の両端がテンションスプリング48を介して両
ブラケット42の手前側端部に連結されている。
【0058】従って、バケット搬送用モータ52が作動
してプーリ54が回転駆動されることにより、バケット
28は上記の方向に移動することとなる。また、本発明
装置が適用される遊技システムの規模にバラツキがある
場合でも、上記ワイヤ50の長さを代えるだけで対応が
できることになる。
【0059】各メダル貸機12におけるメダルホッパ1
4の直上方の所定の位置には、図5に示されるように、
水平軸58を中心として回動可能に切換部材60が取付
けられている。上記水平軸58は、ロータリソレノイド
62によって回動駆動され、これにより上記切換部材6
0は、その後端面が図5に示されるように上記底蓋保持
部材34の下端に設けられたピン64と接触しない倒伏
位置と、図6に示されるように上記ピン64に当接可能
な位置とに切換えられる。
【0060】さらに、上記カバー47の上面において、
各メダルホッパ14に対応する位置には、図7に示され
るようなブラケット65を介して水平軸66を中心に回
動可能に検出レバー68が取付けられている。この検出
レバー68の自由端下部には検出凸部72が形成され、
この検出凸部72は通常状態でカバー47の上壁に設け
られた貫通穴70を通じてカバー47の下方に臨んでい
る。
【0061】このレバー68の回動自由端の上部には、
水平面をもつスイッチ当接部74が形成されている。一
方、左右のハウジング側壁13の上端同士の間には図1
に示されるようなブラケット75が掛け渡され、このブ
ラケット75の下面にマイクロスイッチ76が固定され
ている。
【0062】そして、上記バケット28が補給位置(す
なわち底蓋32がメダルホッパ14の直上方となる位
置)に到達した時点で、図7の二点鎖線に示されるよう
にローラ44によってレバー68が押し上げられ、この
レバー68の当接部74が上記マイクロスイッチ76の
検出部78に当接して同スイッチ76をオンに切換える
ように、上記レバー68およびマイクロスイッチ76の
配設位置が設定されている。
【0063】また、バケット28の搬送経路中でかつ各
メダルホッパ14よりも基準位置よりの位置には、図9
〜図11に示されるような円柱状の底蓋規制部材79が
水平に設けられている。この底蓋規制部材79の高さ位
置は、底蓋32が閉じた状態では底蓋規制部材79に当
接せず、底蓋32が開いた状態にある場合にのみ当接す
るように設定されている。
【0064】この遊技システムには、図8に示されるよ
うな中央制御装置(本発明の各制御手段を構成)80が
設置されている。この中央制御装置80には、上記マイ
クロスイッチ76の検出信号の他、各メダル貸機12内
に収容されたメダルが一定レベル以下(0でもよい)と
なった時点でオンに切換えられるメダルエンプティスイ
ッチ82、メダル供給装置26内のメダルが満杯となっ
た時点でオンに切換えられるメダル満杯スイッチ84、
および上記バケット28が基準位置(すなわちメダル供
給装置26の直下方の位置)に到達した時点でオンに切
換えられるホームポジションスイッチ85、およびバケ
ット28が基準位置で空き状態の時にオンに切換えられ
るバケットエンプティセンサ81の検出信号が入力され
るようになっている。
【0065】そして、この中央制御装置80は、上記検
出信号に基づき、上記ロータリソレノイド62に制御信
号を出力することにより切換部材60の位置切換制御を
行い、上記メダル供給装置26に制御信号を出力するこ
とによりメダル供給装置26のメダル投出動作の制御を
行い、上記バケット搬送用モータ32に制御信号を出力
することによりバケット28の駆動制御を行うととも
に、上記メダルリフタ24のスパイラル部材に連結され
たメダルリフト用モータ86に制御信号を出力すること
により、メダルリフト24の駆動制御を行う。
【0066】次に、この装置により行われるメダル配送
動作を図9〜図11および図12のフローチャートを併
せて参照しながら説明する。
【0067】まず、各メダル貸機12内においてメダル
が満たされている通常状態では、バケット28を基準位
置に戻しておく(ステップS1 )。この状態で、バケッ
ト28内に未だメダルが供給されていない場合、すなわ
ちバケットエンプティセンサ81がオンに切換えられて
いる場合には(ステップS2 でYES)、中央制御装置
80からメダル供給装置26に制御信号が出力されるこ
とにより、メダル供給装置26に設けられたメダルカウ
ンタがオンに切換えられる(ステップS3 )とともに、
メダル供給装置26によるメダル投出が開始され、バケ
ット28内には1枚ずつメダルが供給される。
【0068】そして、このメダルのカウント数が、各メ
ダル貸機12への1回のメダル補給数(ここでは100
0)に到達した時点で(ステップS4 でYES)、メダ
ルカウンタがオフに切換えられる(ステップS5 )とと
もに、メダル供給装置26によるメダルの投出が停止さ
れる。この動作により、基準位置にあるバケット28内
には常に一定量のメダルが補充されることになる。
【0069】この通常状態において、いずれかのメダル
貸機12に設けられたメダルエンプティスイッチ82が
オンに切換えられた場合(ステップS6 でYES)、す
なわちいずれかのメダル貸機12において収容メダルの
レベルが一定値以下となった場合には、次のようなメダ
ル配送動作が実行される。
【0070】まず、中央制御装置80から上記メダル貸
機12に対応するロータリソレノイド62に制御信号が
出力されることにより、ロータリソレノイド62がオン
に切換えられ(ステップS7 )、これに対応する切換部
材60は、その位置が図5に示されるような倒伏位置か
ら図6に示されるような起立位置に切換えられ、その後
端面61に底蓋保持部材34のピン64が当接可能な状
態となる。
【0071】この状態で、バケット搬送用モータが正転
方向(図3の上から見て時計回り方向)に駆動されるこ
とにより(ステップS8 )、バケット28は上記基準位
置からレール部46に沿って目的のメダル貸機12に向
かって走行する。そして、このメダル貸機12に到達す
る直前に底蓋保持部材34の下端のピン64が上記切換
部材60に当接することにより、底蓋保持部材34は引
張ばね38の付勢力に抗して正面視反時計回りの方向に
押し込まれ、これにより底蓋保持部材34のフック部3
9と底蓋32のピン40との係合が外されて、底蓋32
がその自重で開く状態となる(図9および図10参
照)。
【0072】その直後、図7二点鎖線および図10に示
されるように、ローラ44が目的のメダル貸機12に対
応するレバー68を押し上げ、このレバー68の当接部
74がマイクロスイッチ76の検出子78に当接して同
スイッチ76をオンに切換えることにより(ステップS
9 でYES)、この検出信号を受けた中央制御装置80
はバケット搬送用モータ52を停止させ(ステップS1
0)、バケット28を所定の補給位置に位置決めする。
この時点で底蓋32は図10に示されるような全開状態
となり、バケット28内のメダルM(図10参照)は、
メダルホッパ14を通じて目的のメダル貸機12内に供
給される。
【0073】その後、所定時間(全てのメダルMがメダ
ル貸機12に移るのに充分な時間)の経過を待って(ス
テップS11)、中央制御装置80からバケット搬送用モ
ータ52に制御信号が出力されることにより、同モータ
52が逆転方向に駆動され(ステップS12)、バケット
28は元の基準位置に向かって走行する。この移動中
に、開いた状態にある底蓋32が搬送路中に設けられた
底蓋規制部材79に当接することにより、この底蓋32
は自動的に閉位置に押込まれ、底蓋保持部材34により
再び保持される状態となる。
【0074】その後、このバケット28によりホームポ
ジションスイッチ85がオンに切換えられた時点、すな
わちバケット28がほとんどホームポジション(基準位
置)に戻った時点で(ステップS13)、バケット搬送用
モータ52の駆動が停止され(ステップS14)、元の通
常状態に戻る。そして、以上の動作が、遊技システムの
メインスイッチがオフに切換えられるまで行われること
により(ステップS15)、メダルの適切な補給が実行さ
れる。
【0075】なお、複数のメダル貸機12から連続して
メダルエンプティ信号が中央制御装置80に入力された
場合には、その順番を記憶しておき、バケット28によ
る各メダル貸機12へのメダル配送動作と、メダル供給
装置26によるバケット28へのメダル補充動作とを連
続して繰返し行うようにすればよい。
【0076】次に、第2実施例を図13〜図15に基づ
いて説明する。
【0077】ここでは、上記バケット28において、上
記底蓋保持部材34よりも後端側の位置に、水平軸13
3を中心として回動可能に、上記底蓋保持部材34と同
等の底蓋中間保持部材134が設けられるとともに、上
記ストッパ板36と同等のストッパ板136が設けられ
ており、このストッパ板136のストッパ部137と上
記底蓋中間保持部材134のばね取付部135との間
に、上記引張ばね38と同等の引張ばね138が介設さ
れている。
【0078】また、底蓋32の中間上部には、上記ピン
40と同等のピン90が突設されており、このピン90
は上記底蓋中間保持部材134のフック部139と係合
可能になっている。
【0079】次に、この装置の作用を説明する。
【0080】まず、図13に示されるように、バケット
28が補給位置に到達する直前に底蓋保持部材34のピ
ン64に切換部材60が当接することにより、上記実施
例と同様に、底蓋保持部材34のフック部39とピン4
0との係合が外される。ところが、この装置では底蓋中
間保持部材134が存在するので、この底蓋中間保持部
材134のフック部139に上記ピン90が係合される
ことにより、底蓋32は第1段階として図14に示され
るような半開きの位置に保持される。このため、最初は
比較的少量のメダルMがメダルホッパ14内に落され
る。
【0081】そして、最終的にバケット28が補給位置
に到達する時点では、上記切換部材60が今度は底蓋中
間保持部材134のピン164に当接することにより、
第2段階として底蓋32が完全に解放され、図15に示
されるように、残りのメダルMが一度にメダルホッパ1
4内に落される。
【0082】このような装置によれば、最初の段階で落
されるメダルMの量を規制することにより、多量のメダ
ルMが一度に落されることを防ぎ、メダルホッパ14内
へのメダルMの補給をより一層スムーズに行うことがで
きる。
【0083】次に、第3実施例を図16〜図20に基づ
いて説明する。
【0084】ここでは、各補給位置におけるバケット2
8の検出手段として、前記カバー47の外側壁にブラケ
ット91を介して磁気センサ90が取付けられており、
この磁気センサ90は前記図8に示される中央制御装置
80に接続されている。この磁気センサ90の取付位置
は、同センサ90が上記カバー47よりも上方に位置す
るように設定されている。
【0085】これに対し、バケット28の正面壁におい
て上記磁気センサ90と同等の高さの位置には、バケッ
ト28の移動方向に延びる被検出ブラケット92が設け
られている。この被検出ブラケット92は金属で形成さ
れ、この被検出ブラケット92と対向することにより上
記磁気センサ90がオフからオンに切替られるようにな
っている。この被検出ブラケット92の取付位置は、バ
ケット28が各補給位置に略到達した状態で上記被検出
ブラケット92の終端(図16では右端)が上記磁気セ
ンサ90に対向するように設定されている。
【0086】一方、中央制御装置80は、図18のタイ
ムチャート及び図20のフローチャートに示されるよう
なバケット駆動制御を行う。すなわち、上記磁気センサ
90がオフからオンに切替られた時点(図20のステッ
プS9´でYES)、すなわち図19(a)に示される
ように被検出ブラケット92の始端(図では左端)が磁
気センサ90の検出位置に到達した時点から、バケット
28の搬送速度をそれまでの速度V1からこの速度V1
よりも低い速度V2に切替え、上記磁気センサ90がオ
ンの期間、すなわち図19(b)に示されるように上記
被検出ブラケット92が磁気センサ90に対抗している
期間は低速度V2で駆動を続け(図20のステップS1
0´)、さらに、上記磁気センサ90がオンからオフに
切替られた時点(図20のステップS9″)、すなわち
図19(c)に示されるように被検出ブラケット92の
終端(図では右端)が磁気センサ90を通過した時点で
上記バケット28を停止させる(図20のステップS1
0″)ように構成されている。
【0087】このような構成によれば、バケット28は
一旦減速した後に停止するので、減速がない場合に比べ
て停止時にバケット28に作用する慣性力は小さい。従
って、停止時にバケット28に作用する衝撃を弱め、こ
の衝撃によるメダルの飛び出しやバケットの損傷といっ
た不都合を未然に防ぐことができるとともに、バケット
28のオーバーランも未然に防ぐことができる。換言す
れば、上記減速によってメダルこぼれやバケット28の
オーバーラン等を防ぎながら、上記減速期間以外の期間
ではバケット搬送速度を上げることにより、メダル配送
効率の向上を図ることが可能となる。
【0088】なお、このバケット28の減速制御につい
ては、様々な変形例が考えられ、例えば図21(a)に
示されるように、上記磁気センサ90がオンの期間でバ
ケット搬送速度を等加速度的に減少させるようにしても
よいし、同図(b)に示されるように磁気センサ90が
オンに切替られてから徐々に減速の加速度を高め、停止
前にはまた減速の加速度を減少させるようにしてもよ
い。また、上記バケット28に複数の被検出部材をバケ
ット28の移動方向に間欠的に並べて取付け、磁気セン
サ90がオフからオンに切替られる度に減速していき、
最後の被検出部材が磁気センサ90に検出された時点で
バケット28を止めるような制御を行ってもよい。この
場合には、図21(c)に示されるように、バケット2
8の搬送速度が複数段階にわたって減速されることにな
る。あるいは、上記被検出部材を2個とし、初めの被検
出部材(第1の被検出部材)を磁気センサ90が検出し
た時点からバケット28の減速を行い、次の被検出部材
(第2の被検出部材)を磁気センサ90が検出した時点
でバケット28を停止させるようにしてもよい。
【0089】また、バケット28に単一の被検出部材を
設け、バケット28が補給位置に到達する前に上記被検
出部材が検出されるように同部材の取付位置を設定する
とともに、この被検出部材が検出された時点から一定時
間だけ減速を行い、その後に停止させるようにしてもよ
い。
【0090】次に、第4実施例を図23に基づいて説明
する。
【0091】ここでは、バケット28の底部に底蓋12
0がバケット進行方向と同じ方向にスライド可能に装着
されるとともに、この底蓋120が図外のバネ等からな
る付勢手段によってバケット進行方向に付勢され、通常
は図23(a)に示されるようにバケット28前端のス
トッパ122に当接する位置(すなわち閉位置)に保持
されている。また、底蓋120の後部底面には下方に突
起124が突設される一方、図外のメダルホッパの近傍
の位置には上記突起124と当接可能な当接位置と当接
しない回避位置とに切換可能なストッパ126が設けら
れている。
【0092】このような構造においても、補給を要する
メダル貸機に対応するストッパ126のみを回避位置か
ら当接位置に切換えた状態でバケット28を進行させる
ことにより、上記突起124がストッパ126に当接し
た時点からさらにバケット28が前進して停止すること
によって、バケット28を図23(b)に示される開状
態に切換えることができ、メダルホッパへメダルMを落
とし込むことができる。また、この状態からバケット2
8を後退させることにより、上記付勢手段の付勢力で底
蓋120を閉位置に復帰させることができる。
【0093】次に、第5実施例を図24に基づいて説明
する。
【0094】ここでは、前記各実施例で示したワイヤ5
0に軸受ローラ100が固定されており、この軸受ロー
ラ100によってバケット28の後部が水平軸回りに回
動可能に支持される一方、軸受ローラ100自身がレー
ル46に案内されている。また、バケット28の前部側
壁にはローラ102が回転可能に支持され、このローラ
102がレール46に案内されるようになっている。
【0095】レール46の所定部分、詳しくは図外のメ
ダル貸機12のメダルホッパ14に対応する部分は、回
動板104がバケット進行方向後側の端部を中心に回動
可能に支持されている。この回動板104は図外のロー
タリソレノイド等によって回動駆動され、このロータリ
ソレノイドは前記図8に示される中央制御装置80によ
って駆動制御されるようになっている。また、この回動
板104に対応する位置には前方斜め下がりに傾斜する
ローラ案内板106が配設されている。
【0096】このような構造において、メダル補給の対
象となるメダル提供装置に対応する回動板104を下方
に回動させる制御を実行することにより、ローラ102
は図24(b)に示されるように回動板104を橋渡し
にして同図(c)に示されるようにローラ案内板106
内に案内され、これによりバケット28が傾くことによ
りその中のメダルMを所望のメダル提供装置のメダルホ
ッパ内に落とし込むことができる。また、補給後はバケ
ット28を後退させるだけで、元のように開口部が上を
向く状態にバケット28を復帰させることができる。
【0097】このように本発明では、バケット28が上
方に開口してメダルMを収納する収納状態とメダルMを
下方に排出する排出状態とに切換可能なものであればそ
の効果を得ることができる。また、上記収納状態におい
てバケット28の開口が蓋等で閉じられていてもよく、
この場合にはバケット28が基準位置に到達した時点で
のみ上記蓋を開く等の制御を行えばよい。
【0098】なお、本発明は上記のような実施例に限定
されるものでなく、例として次のような態様をとること
も可能である。
【0099】(1) 上記各実施例では、ホームポジション
スイッチ85および各マイクロスイッチ76の検出信号
に基づき、バケット28の駆動制御を行うようにしてい
るが、それ以外の手段として、基準位置から各補給位置
までの距離を記憶しておくとともに、バケット28の駆
動量をエンコーダ等で検出し、この検出駆動量が上記記
憶距離に対応した時点で駆動を止めるといった制御を行
うようにしてもよい。
【0100】(2) 上記実施例では、メダル不足が検出さ
れた場合に自動的に中央制御装置80から駆動制御信号
を出力するようにしたものを示したが、これに代え、各
メダルエンプティスイッチ85による検出状況を表示す
る表示装置や、メダル貸機内のメダル残量を外部に表示
する表示窓等を各メダル貸機12に設け、これらの表示
を見て操作者がメダル配送の必要なメダル貸機12を中
央制御装置80に指定するような構成にしてもよい。具
体的には、図25に示されるような入力部98を中央制
御装置80に接続し、この入力部98の操作により指定
されたメダル貸機12にバケット28でメダルMを配送
するように中央制御装置80を構成すればよい。さら
に、上記入力部98によってバケット28による補給回
数(すなわちメダルMの補給量)も使用者が指定できる
ように構成すれば、一つのメダル貸機時に対して一度に
集中してメダルMを補給したい場合、例えばメダル貸機
12を交換した直後に同メダル貸機12にメダルMを十
分に補給したい場合に効果的となる。
【0101】(3) 上記第2実施例では、1つの底蓋中間
保持部材134を備えたものを示したが、2つ以上の底
蓋中間保持部材を並設することにより、底蓋32の開度
をより多段階に切換えることが可能になる。
【0102】(4) 前記第1及び第2実施例では、位置検
出等にマイクロスイッチ76を用いているが、これに代
え、第3実施例に示されるような磁気センサ90やフォ
トセンサ等の各種検出装置を用いてもよい。また、第3
実施例に示されるような減速制御を行う場合でも、バケ
ット検出手段は上記のような磁気センサ90に限られる
ものではなく、例えばフォトセンサやマイクロスイッチ
を用いても、上記と同様の速度制御を行うことができ
る。図22は、光反射型のフォトセンサ94を使ってバ
ケット28の多段階減速を行う例を示したものである
が、図に示されるように、バケット28にその上面から
上方に突出する位置に複数の被検出板96をバケット移
動方向に並べて配設し、各被検出板96が検出される度
にバケット28を減速させるようにすることにより、前
記図21(c)に示したような多段階減速制御を実現す
ることができる。
【0103】(5) バケット28による一回のメダル補給
ではメダル貸機12が満杯にならないような場合には、
上記中央制御装置80にバケット往復回数のカウンタ等
を設け、メダル貸機12が満杯となる回数までバケット
28を往復させた時点でメダル補給動作を終了するよう
に中央制御装置80を構成すればよい。
【0104】(6) 前記各実施例に示した装置において、
さらに図26に示されるような自動・手動切換手段99
を中央制御装置80に接続し、前記第1実施例等に示し
たようにメダルMの配送を自動的に行う自動モードと、
手動操作を受けて初めてメダルMの配送を開始する手動
モードとに切換可能となるように構成してもよい。この
場合、例えば手動モードに切換えてメダルMの配送動作
を停止させておき、この状態でメンテナンス作業等を行
った後、手動操作でメダル配送動作を再開させるように
すれば、このメンテナンス作業等の間にメダルMの配送
動作が自動的に開始される危険を未然に回避することが
できる。
【0105】(7) 上記実施例では、単数のバケット28
を備えた装置を示したが、図27に示すように複数のバ
ケット28を並設し、いずれのバケット28でもメダル
貸機12に対するメダル補給が行えるようにすれば、一
つのバケット28が基準位置に戻る間に他のバケット2
8によってメダルMの配送を行うといった制御を行うこ
とができ、各メダル貸機12にメダルMを配送する時間
を短縮することができる効果がある。また、中央に単一
のメダル供給装置26を設け、その左右両側にバケット
28をそれぞれ設けて、一方のバケット28を上記メダ
ル供給装置26よりも左側のメダル貸機12群への補給
専用、他方のバケット28を上記メダル供給装置26よ
りも右側のメダル貸機12群への補給専用に振り分ける
ようにしてもよい。
【0106】また、図28に示すように、単一のワイヤ
50に複数のバケット28を直列に接続し、バケット補
給を要する場合にのみ各バケット28を周回させて、メ
ダル補給の必要なメダル貸機12に対してこれに近いバ
ケット28からメダル補給を行うようにしてもよい。
【0107】(8) 本発明では、メダル供給装置26の具
体的な構造を問わず、基準位置にあるバケット28に対
して所定量のメダルMを供給できるものであればよく、
例えば図29に示すような装置であっても本発明の効果
を得ることができる。
【0108】同図において、108はメダルストック部
であり、その直下方の位置、及び上方の位置にローラ1
10,112,113が配設され、これらに搬送ベルト
114が掛け渡されている。そして、この搬送ベルト1
14と上記メダルストック部108に挾まれた状態でメ
ダルMがストックされており、バケット28の基準位置
はローラ113の直下方の位置に設定されている。上記
搬送ベルト114の表面にはその長手方向に沿って多数
の突起116が突設されており、この搬送ベルト114
の矢印方向の駆動により、上記メダルストック部108
におけるメダルMが各突起116によりすくわれ、ロー
ラ113を通過した後そのままバケット28内に落とし
込まれるようになっている。
【0109】このような装置においても、バケット28
へのメダル供給を行うことができる。なお、バケット2
8へのメダル供給量は、搬送ベルト114の運転時間に
よって制御するようにすればよい。
【0110】また、上記のような突起116に代え、図
30に示すような複数のメダル搬送用バケット118を
搬送ベルト114の表面に並設するようにしてもよい。
この場合には、各メダル搬送用バケット118による供
給回数によって、バケット28への供給量を制御するこ
とができる。
【0111】さらに、メダル供給装置26を、図31に
示すようなメダル供給部(メダル排出手段)128とメ
ダルストックホッパー130とで構成するようにしても
よい。ここでメダル供給部128は、前記第1実施例で
示したものと同様に、メダルMをカウントしながら所定
数だけ排出するように構成されたものであり、メダルス
トックホッパー130は、開閉可能な底蓋132を有
し、底蓋132が閉じた状態で上記メダル供給部128
から排出されたメダルMを一時的にストックするもので
あり、バケット28の基準位置の直上方の位置に配置さ
れている。
【0112】このようなメダル供給装置26によれば、
例えば上記中央制御装置80により、バケット28がメ
ダルMを配送している間に所定数のメダルMをメダルス
トックホッパー130にストックしておき、バケット2
8が基準位置に復帰した後に上記底蓋132を開くこと
によりストックメダルMを一度にバケット28に補給す
るといった制御を行うことができるので、前記第1実施
例に示した装置のように、メダルMを一枚ずつカウント
しながら直接バケット28に供給を行うものに比べ、バ
ケット28へのメダル供給に要する時間を大幅に短縮す
ることができる。
【0113】なお、このような効果を得るためのメダル
排出手段は、上記のようにカウントしながらメダルMを
排出するものに限らず、例えば前記図29,30で示し
た搬送ベルト114を用いるようにしてもよい。
【0114】また、上記メダルストックホッパー130
内にバケット28の容量よりも十分に多い量のメダルM
をプールしておくとともに、バケット28側にメダル満
杯センサを設けておき、メダルストックホッパー130
の底蓋132を開いてから所定量のメダルMがバケット
28内に排出されたことを上記メダル満杯センサが検知
した時点で上記底蓋132を閉じるといった制御を行う
ようにしてもよい。
【0115】また、メダル供給装置26は図32に示す
ような構成としてもよい。図において、メダル排出手段
としては前記図29で示した搬送ベルト114によるも
のが用いられており、この搬送ベルト114により、メ
ダルMが下方の位置から上方へ搬送され、そのままメダ
ルストックホッパー130に排出されるようになってい
る。メダルストックホッパー130は上下に開口する形
状をなし、その下方にストックメダル排出ベルト131
が水平状態で設けられており、このストックメダル排出
ベルト131の作動により、ストックされているメダル
Mが連続的にバケット28内に搬入されるようになって
いる。
【0116】さらに、上記メダルストックホッパー13
0には、光透過型センサ等からなるホッパーメダル満杯
センサ(ストックメダル上限検出手段)Sf及びニアエ
ンドセンサ(ストックメダル下限検出手段)Seが設け
られ、バケット28にはバケットメダル満杯センサ(バ
ケットメダル上限検出手段)Sbが設けられてており、
上記ホッパーメダル満杯センサSfにより、メダルスト
ックホッパー130内に所定量(満杯量)以上のメダル
Mがストックされたことが検出され、上記ニアエンドセ
ンサSeにより、メダルストックホッパー130内のス
トックメダル量が所定量以下になったことが検出され、
上記ホッパーメダル満杯センサSfにより、バケット2
8内に所定量(満杯量)以上のメダルMがストックされ
たことが検出されるようになっている。各センサSf,
Se,Sbの検出信号は前記中央制御装置80に入力さ
れるようになっている。
【0117】次に、この装置において行われる制御内容
を説明する。まず、ストックメダル排出ベルト131が
停止した状態で、搬送ベルト114が作動することによ
り、メダルMが略一定量ずつメダルストックホッパー1
30内に排出される。そして、このメダルストックホッ
パー130内においてストックされたメダルMが満杯量
以上となったことがストックメダル満杯センサSfで検
出された時点で、搬送ベルト114の駆動が止められ、
メダルストックホッパー130からメダルMが溢れるこ
とが防がれる。
【0118】一方、空になったバケット28が図の基準
位置に戻った時点で、ストックメダル排出ベルト131
が作動し、ストックメダルMがバケット28内に搬入さ
れる。そして、このバケット28内に搬入されたメダル
Mの量が満杯になったことをバケット満杯センサSbが
検出した時点で、ストックメダル排出ベルト131の駆
動が停止される。また、このようなメダルMの払い出し
により、メダルストックホッパー130内のメダルMが
一定量以下になったことがニアエンドセンサSeで検出
された時点で搬送ベルト114によるメダル排出が再開
される。
【0119】このような装置によれば、下方の位置から
メダルMを持ち上げるために大きな駆動力を要する搬送
ベルト114に比べて小さな駆動力で作動することがで
きるストックメダル排出ベルト131でメダルMの補給
を行っているので、搬送ベルト114で直接バケット2
8内にメダルMを供給する装置に比べ、その補給速度を
高めることができ、補給時間の短縮を図ることができ
る。
【0120】また、搬送ベルト114がメダル詰り等の
アクシデントで一時的に作動しなくなった場合でも、こ
れを復帰させるまでの間にメダルストックホッパー13
0から不都合なくメダルMの補給を行うことができる効
果がある。
【0121】さらに、この装置ではニアエンドセンサS
eが設けられているので、このニアエンドセンサSeが
メダル不足を検出してから一定時間以上経過してもメダ
ルストックホッパー130内のメダルレベルが増加しな
い場合に搬送ベルト114の故障を判定することができ
る利点もある。
【0122】
【発明の効果】まず、請求項1記載の装置によれば、次
のような効果を得ることができる。
【0123】(a) 遊技システムの構成が異なる場合で
も、それに容易に対応することができる。例えば、遊技
機同士の間隔が異なる複数種の遊技システムに適用する
場合でも、バケットやその駆動手段は共通のものを使用
することができ、バケットの搬送量を代えるだけで対応
が可能である。従って、従来のようにベルトコンベアを
用いる装置に比べて汎用性に富んでおり、量産化および
低コスト化に寄与することができる。
【0124】(b) 従来の装置では、メダル補給指令があ
った後に、メダルを1枚ずつカウントして補給を行って
いたのに対し、本発明では、メダル補給指令が未だ行わ
れていない通常状態で予めバケット内に適量のメダルを
補充しておき、メダル補給指令があった後は上記メダル
を一度にメダル提供装置に補給するようにしているの
で、メダル補給動作に要する時間を短縮することができ
る。
【0125】(c) メダル補給指令が出されていない通常
状態では、バケットを完全に停止させておけばよいの
で、従来のようにメダルを常時循環させるものに比べ、
装置を効率良く使うことができ、ランニングコストの低
減を図ることができる。また、ベルトコンベアを常時用
いるものに比べ、耐久性にも優れている。
【0126】(d) バケットを用いてメダルを配送してい
るので、メダル詰りのおそれがない。
【0127】これに加え、請求項2記載の装置によれ
ば、メダルが不足したメダル提供装置に対して自動的に
メダルを補給することができる効果があり、請求項3記
載の装置によれば、使用者の所望するメダル提供装置に
対して自動的にメダルを補給することができる効果があ
る。さらに、請求項4記載の装置によれば、特定のメダ
ル提供装置に対して使用者の所望する分だけの量のメダ
ルを自動的に補給することができる効果がある。
【0128】また、請求項5記載の装置によれば、メダ
ル供給手段のメダルストック量を自動的に一定に保つこ
とができる効果がある。
【0129】また、請求項7記載の装置によれば、補給
の対象となるメダル提供装置に対応する切換部材の位置
を、底蓋保持部材に当接可能な位置に予め切換えておく
ことにより、このメダル提供装置についての補給位置に
バケットが到達した時点で、このバケットの底蓋を簡単
な構造で自動的に開かせることができる効果がある。
【0130】また、請求項8記載の装置によれば、バケ
ットが基準位置へ戻る際に、その底蓋が底蓋規制部材に
当接することにより、この底蓋を簡単な構造で自動的に
閉位置に復帰させることができる効果がある。
【0131】また、請求項9記載の装置は、最初の段階
では底蓋保持部材による底蓋の保持のみを解除させ、底
蓋を中間開きの状態に保持してメダル落下量を規制し、
その後に底蓋中間保持部材による底蓋の保持を解除させ
るようにしたものであるので、最初の段階でのメダル落
下量を規制することにより、多量のメダルが一度に落下
することを防ぎ、ホッパへのよりスムーズなメダルの補
給を実現することができる効果がある。
【0132】また、請求項11記載の装置によれば、本
発明装置を適用する遊技システムの規模に大きなバラツ
キがある場合でも、使用するワイヤの長さを調節するだ
けで上記システムの規模に容易に対応することができる
効果がある。
【0133】また、請求項12記載の装置では、複数の
バケットを備えて各々を個別に駆動するようにしてお
り、一のバケットにメダルを供給している間に他のバケ
ットでメダル提供装置にメダルを供給するといった制御
が可能であるので、バケットによるメダル配送に要する
時間をより短縮することができる効果がある。
【0134】また、請求項13記載の装置では、補給を
要するメダル提供装置に対し、これに近いバケットを上
記メダル提供装置の補給位置に移動させて補給を行うこ
とにより、メダル配送に要する時間を短縮することがで
きる効果がある。
【0135】また、請求項14記載の装置によれば、バ
ケットが基準位置にいない間にメダル排出手段からメダ
ルストック手段に所定数のメダルを予め払い出してお
き、上記バケットが基準位置に復帰した時点で上記メダ
ルストック手段を排出状態に切換えることにより所定数
のメダルを一度にバケット内に搬入することができるの
で、バケットへのメダル供給に要する時間をより短縮す
ることができる効果がある。
【0136】さらに、請求項15記載の装置によれば、
下方の位置からメダルを持ち上げるために大きな駆動力
を要するメダル排出手段に比べて小さな駆動力で作動す
ることができるストックメダル排出手段でメダルの補給
を行っているので、上記メダル排出手段出直接バケット
内にメダルを供給する装置に比べ、その補給速度を高め
ることができ、補給時間の短縮を図ることができる。
【0137】また、メダル排出手段がメダル詰り等のア
クシデントで一時的に作動しなくなった場合でも、これ
を復帰させるまでの間にメダルストックホッパーから不
都合なくメダルの補給を行うことができる効果がある。
【0138】さらに、請求項16記載の装置によれば、
ストックメダル下限検出手段によりメダル不足が検出さ
れた場合に自動的にメダルストック手段にメダルを供給
することができる効果がある。
【0139】また、請求項17記載の装置によれば、バ
ケットが目的の補給位置に到達する前の時点からバケッ
トの速度を減少させることによって、バケット停止時に
同バケットに作用する慣性力を抑え、これに起因するメ
ダルこぼれやバケットのオーバーラン等の不都合を未然
に防ぐことができる効果がある。特に、請求項18記載
の装置のように、被検出部材としてバケットの移動方向
に延びるものを用い、この部材が検出されている間にバ
ケットを減速させ、検出されなくなった時点で停止させ
るようにすることにより、単一の被検出部材を用いた簡
単かつ低コストの構造で、バケットの正確な位置決めを
実現することが可能となる。また、請求項19記載の装
置のように、上記バケットに複数の被検出部材をこのバ
ケットの移動方向に並べて取付けるとともに、各検出部
材が検出される度にバケットの速度を減少させていき、
かつ最後の被検出部材が検出された時点でバケットを止
めるようにすれば、バケットの速度を複数段階にわたり
減速制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における遊技システムの遊
技島の全体構成を示す断面正面図である。
【図2】上記遊技島の側面図である。
【図3】上記遊技島に設けられたバケットおよびその駆
動機構の斜視図である。
【図4】上記バケットおよびその案内機構の断面側面図
である。
【図5】上記バケットに設けられた底蓋保持部材と切換
部材との位置関係を示す正面図である。
【図6】上記バケットに設けられた底蓋保持部材と切換
部材との位置関係を示す正面図である。
【図7】上記バケットの上方に設けられた位置検出機構
を示す一部断面正面図である。
【図8】上記遊技システムに設置された中央制御装置の
入出力信号を示すブロック図である。
【図9】上記遊技システムにおいて行われる動作を説明
するための断面正面図である。
【図10】上記遊技システムにおいて行われる動作を説
明するための断面正面図である。
【図11】上記遊技システムにおいて行われる動作を説
明するための断面正面図である。
【図12】上記動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図13】第2実施例における遊技システムにおいて行
われる動作を説明するための断面正面図である。
【図14】上記動作を説明するための断面正面図であ
る。
【図15】上記動作を説明するための断面正面図であ
る。
【図16】第3実施例におけるバケットおよびその駆動
機構の斜視図である。
【図17】上記バケットおよびその案内機構の断面側面
図である。
【図18】磁気センサの検出信号とバケット搬送速度と
の関係を示すタイムチャートである。
【図19】(a)(b)(c)は各状態においてバケッ
トに取付けられた被検出ブラケットと磁気センサとの相
対位置関係を示す平面図である。
【図20】上記第3実施例における遊技システムにおい
て行われる動作を示すフローチャートである。
【図21】(a)(b)(c)はバケット搬送速度の減
速制御の変形例を示すグラフである。
【図22】バケット検出手段の変形例を示す斜視図であ
る。
【図23】(a)は第4実施例におけるメダル配送装置
においてバケットが補給位置に達する前の状態を示す正
面図、(b)は同バケットが補給位置に達した状態を示
す正面図である。
【図24】(a)は第5実施例におけるメダル配送装置
において収納状態にあるバケットを示す一部断面正面
図、(b)は収納状態から傾斜状態に移行するバケット
を示す一部断面正面図、(c)は傾斜状態にあるバケッ
トを示す一部断面正面図である。
【図25】入力部を備えたメダル配送装置における中央
制御装置の入出力信号を示すブロック図である。
【図26】自動・手動切換手段を備えたメダル配送装置
における中央制御装置の入出力信号を示すブロック図で
ある。
【図27】互いに並設された2つのバケット及びその駆
動機構を示す平面図である。
【図28】1本のワイヤに対して互いに直列に接続され
た複数のバケットを示す平面図である。
【図29】メダル供給装置の変形例を示す断面側面図で
ある。
【図30】メダル供給装置の変形例を示す断面側面図で
ある。
【図31】メダル供給装置の変形例を示す断面側面図で
ある。
【図32】メダル供給装置の変形例を示す断面側面図で
ある。
【符号の説明】
10 遊技機 12 メダル貸機(メダル提供装置) 14 メダルホッパ 20 回収コンベア(回収手段を構成) 22 メダル貯留タンク(回収手段を構成) 24 メダルリフタ(回収手段を構成) 26 メダル供給装置 28 バケット 32,120 底蓋 34 底蓋保持部材 36 ストッパ板(底蓋保持手段を構成) 38 引張ばね(付勢部材) 50 プーリ(バケット駆動手段) 52 バケット搬送用モータ(バケット駆動手段) 54 プーリ(バケット駆動手段) 60 切換部材 80 中央制御装置(各制御手段を構成) 82 メダルエンプティスイッチ(メダル検出手段) 84 メダル満杯スイッチ(メダル満杯検出手段) 90 磁気センサ(バケット検出手段) 92 被検出ブラケット(被検出部材) 94 フォトセンサ(バケット検出手段) 96 被検出板(被検出部材) 98 入力部(補給位置入力手段及び補給量入力手段) 99 自動・手動切換手段 104 回動板(バケット状態切換手段) 126 ストッパ(底蓋作動手段) 128 メダル供給部(メダル排出手段) 130 メダルストックホッパー(メダルストック手
段) 131 ストックメダル排出ベルト(ストックメダル排
出手段) 134 底蓋中間保持部材 Sf ストックメダル満杯センサ(ストックメダル上限
検出手段) Se ニアエンドセンサ(ストックメダル下限検出手
段) Sb バケットメダル満杯センサ(バケットメダル上限
検出手段) M メダル

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の遊技機およびこれらの遊技機に使
    用されるメダルを提供する複数のメダル提供装置が並設
    された遊技システムに設けられ、各メダル提供装置にメ
    ダルを配送する装置であって、メダルをストックし、こ
    のメダルを外部に投出するメダル供給手段と、各メダル
    提供装置よりも上方の位置に設けられ、開口をもつ容器
    状をなし、メダルを収納可能な収納状態とメダルを排出
    する排出状態とに切換可能に構成されたバケットと、こ
    のバケットをその開口が上記メダル供給手段の投出位置
    に合致する基準位置と各メダル提供装置のメダル入口に
    対応する補給位置との間で移動させるバケット駆動手段
    と、バケットが目的の補給位置に到達した状態でこのバ
    ケットを収納状態から排出状態に切換え、かつバケット
    からメダル提供装置へのメダル補給が終了した後に収納
    状態に復帰させるバケット状態切換手段と、バケットが
    上記基準位置にある状態で上記メダル供給手段を作動さ
    せることによりバケット内に所定量のメダルを供給させ
    るメダル供給制御手段と、補給を要するメダル提供装置
    に対応する補給位置までバケットを移動させ、その後、
    上記バケットを基準位置に戻すように上記バケット駆動
    手段を制御するバケット駆動制御手段とを備えたことを
    特徴とする遊技システムにおけるメダル配送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遊技システムにおけるメ
    ダル配送装置において、各メダル提供装置に収容された
    メダルが一定値以下か否かを検出するメダル検出手段を
    備え、このメダル検出手段によりメダルが一定値以下で
    あることが検出されたメダル提供装置に対応する補給位
    置までバケットを移動させ、その後、上記バケットを基
    準位置に戻すように上記バケット駆動制御手段を構成し
    たことを特徴とする遊技システムにおけるメダル配送装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の遊技システムにおけるメ
    ダル配送装置において、メダル補給を実行するメダル提
    供装置を指定するための補給位置入力手段を備え、この
    補給位置入力手段により指定されたメダル提供装置に対
    応する補給位置までバケットを移動させ、その後、上記
    バケットを基準位置に戻すように上記バケット駆動制御
    手段を構成したことを特徴とする遊技システムにおける
    メダル配送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または3記載の遊技システムに
    おけるメダル配送装置において、メダル提供装置に対す
    るメダルの補給量を指定するための補給量入力手段を備
    え、この指定された補給量に対応する回数だけバケット
    を往復させるように上記バケット駆動制御手段を構成し
    たことを特徴とする遊戯システムにおけるメダル配送装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の遊技システムにおけるメ
    ダル配送装置において、各遊技機で使用されたメダルを
    回収し、上記メダル供給手段に搬入する回収手段と、上
    記メダル供給手段にストックされたメダルが一定値以上
    か否かを検出するメダル満杯検出手段と、このメダル満
    杯検出手段によりメダルが一定値以上であると検出され
    た場合に上記回収手段によるメダル供給手段へのメダル
    搬入動作を停止させるメダル搬入制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする遊技システムにおけるメダル配送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の遊技システムにおけるメ
    ダル配送装置において、上記バケットを上方に開口する
    容器状に形成し、このバケットに開閉可能な底蓋及びこ
    の底蓋を閉状態に保持する底蓋保持手段を設けるととも
    に、バケット状態切換手段として、バケットが目的の補
    給位置に到達した状態でこのバケットの底蓋の保持を解
    除させ、かつバケットからメダル提供装置へのメダル補
    給が終了した後に底蓋を閉位置に復帰させる底蓋作動手
    段を備えたことを特徴とする遊技システムにおけるメダ
    ル配送装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の遊技システムにおけるメ
    ダル配送装置において、上記底蓋保持手段として、底蓋
    を閉状態に保持する保持位置と底蓋を解放する解放位置
    との間で回動可能にバケットに取付けられた底蓋保持部
    材と、この底蓋保持部材を上記保持位置側に付勢する付
    勢部材とを備え、上記底蓋作動手段として、上記バケッ
    トの搬送経路中に各メダル提供装置に対応して設けら
    れ、この移動するバケットに取付けられた上記底蓋保持
    部材に当接しない位置と当接する位置とに位置切換可能
    に構成され、かつ上記底蓋保持部材に当接することによ
    りこの底蓋保持部材を上記解放位置に移動させる切換部
    材と、この切換部材の位置を切換える切換作動手段とを
    備えるとともに、いずれかのメダル提供装置においてメ
    ダルが一定値以下であることが検出された場合にこのメ
    ダル提供装置に対応する切換部材を上記底蓋保持部材に
    当接する位置に切換えさせる切換制御手段を備えたこと
    を特徴とする遊技システムにおけるメダル配送装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の遊技システムに
    おけるメダル配送装置において、上記底蓋作動手段は、
    バケットの移動経路中に設けられ、このバケットが基準
    位置へ戻る際にその底蓋に当接することによりこの底蓋
    を閉位置に復帰させる底蓋規制部材を備えていることを
    特徴とする遊技システムにおけるメダル配送装置。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8のいずれかに記載の遊技シ
    ステムにおけるメダル配送装置において、上記底蓋を全
    開位置と全閉位置との間の位置に保持する底蓋中間保持
    手段を備えるとともに、バケットが補給位置に到達する
    際に、まず底蓋保持手段による底蓋の保持を解除させ、
    次いで底蓋中間保持手段による底蓋の保持を解除させる
    ように底蓋作動手段を構成したことを特徴とする遊技シ
    ステムにおけるメダル配送装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の遊技システムにおける
    メダル配送装置において、上記バケットを、上方に開口
    してメダルを収納する収納状態とこの収納状態から中の
    メダルがこぼれる角度まで傾斜する傾斜状態とに切換可
    能に構成するとともに、このバケットが目的の補給位置
    に到達した状態でこのバケットを収納状態から傾斜状態
    に切換え、かつバケットからメダル提供装置へのメダル
    補給が終了した後に収納状態に復帰させるようにバケッ
    ト状態切換手段を構成したことを特徴とする遊技システ
    ムにおけるメダル配送装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の遊技システムにおける
    メダル配送装置において、上記バケット駆動手段とし
    て、互いに離間する位置に回転可能に配設された複数の
    プーリと、これらのプーリの間に掛け渡されたワイヤ
    と、上記プーリのうちの少なくとも一つを回転駆動する
    プーリ駆動手段とを備え、上記ワイヤにバケットを連結
    したことを特徴とする遊技システムにおけるメダル配送
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項1または11記載の遊技システ
    ムにおけるメダル配送装置において、複数のバケット及
    び各バケットを個別に駆動するバケット駆動手段を備
    え、各メダル提供装置に対していずれのバケットによっ
    てもメダル補給が可能となる位置に上記バケットを並設
    したことを特徴とする遊技システムにおけるメダル配送
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項1または11記載の遊技システ
    ムにおけるメダル配送装置において、複数のバケットを
    単一のバケット駆動手段に連結し、メダル補給時に各バ
    ケットを周回させるように上記バケット駆動手段を構成
    したことを特徴とする遊技システムにおけるメダル配送
    装置。
  14. 【請求項14】 請求項1または5記載の遊技システム
    におけるメダル配送装置において、上記メダル供給手段
    として、メダルを排出するメダル排出手段と、このメダ
    ル排出手段から排出されたメダルをストックするストッ
    ク状態とストックしたメダルを基準位置にあるバケット
    に向けて排出する排出状態とに切換えられるメダルスト
    ック手段とを備え、ストック状態にあるメダルストック
    手段に上記メダル排出手段から一定量のメダルが排出さ
    れ、かつバケットが基準位置にある状態でこのメダルス
    トック手段を排出状態に切換えるようにメダル供給制御
    手段を構成したことを特徴とする遊技システムにおける
    メダル配送装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の遊技システムにおけ
    るメダル配送装置において、上記メダル排出手段を、下
    方の位置からメダルを上方に搬送して上記メダルストッ
    ク手段に排出するように構成し、上記メダルストック手
    段に、ストックしたメダルをバケットに向けて排出する
    ストックメダル排出手段と、このメダルストック手段に
    ストックされたメダルの量が一定以上となったことを検
    出するストックメダル上限検出手段とを設け、バケット
    にこのバケット内に搬入されたメダルの量が一定以上と
    なったことを検出するバケットメダル上限検出手段を設
    けるとともに、上記メダルストック手段によりストック
    されるメダルの量が一定以上となったことが検出された
    時点で上記メダル排出手段による排出を停止させ、バケ
    ットが基準位置にある状態で上記ストックメダル排出手
    段を作動させ、かつ、バケットにこのバケット内に搬入
    されたメダルの量が一定以上となったことが検出された
    時点で上記ストックメダル排出手段によるメダル排出を
    停止させるようにメダル供給制御手段を構成したことを
    特徴とする遊技システムにおけるメダル配送装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の遊技システムにおけ
    るメダル配送装置において、上記メダルストック手段
    に、このメダルストック手段にストックされているメダ
    ルの量が一定以下となったことを検出するストックメダ
    ル下限検出手段を設け、メダルストック手段にストック
    されているメダルの量が一定以下となったことが検出さ
    れた時点でメダル排出手段による排出を開始させるよう
    にメダル供給制御手段を構成したことを特徴とする遊技
    システムにおけるメダル配送装置。
  17. 【請求項17】 請求項1記載の遊技システムにおける
    メダル配送装置において、上記バケットが目的の補給位
    置よりも一定距離だけ手前の地点に到達したことを検出
    するバケット検出手段と、このバケット検出手段により
    バケットが検出された時点からバケットが上記補給位置
    に到達するまでの期間にバケットの速度を上記検出前の
    速度よりも減少させるように上記バケット駆動制御手段
    を構成したことを特徴とする遊技システムにおけるメダ
    ル配送装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の遊技システムにおけ
    るメダル配送装置において、上記バケットにその移動方
    向に延び、かつ上記バケット検出手段により検出される
    被検出部材を設け、この被検出部材が上記バケット検出
    手段により検出されている期間にバケットの速度をその
    検出前の速度よりも減少させ、かつこの被検出部材が検
    出されなくなった時点でバケットを停止させるように上
    記バケット駆動制御手段を構成したことを特徴とする遊
    技システムにおけるメダル配送装置。
  19. 【請求項19】 請求項17記載の遊技システムにおけ
    るメダル配送装置において、上記バケットに複数の被検
    出部材をこのバケットの移動方向に並べて取付けるとと
    もに、各検出部材が検出される度にバケットの速度を減
    少させていき、かつ最後の被検出部材が検出された時点
    でバケットを停止させるように上記バケット駆動制御手
    段を構成したことを特徴とする遊技システムにおけるメ
    ダル配送装置。
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