JP2503795Y2 - 硬貨供給装置 - Google Patents

硬貨供給装置

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JP2503795Y2
JP2503795Y2 JP5963190U JP5963190U JP2503795Y2 JP 2503795 Y2 JP2503795 Y2 JP 2503795Y2 JP 5963190 U JP5963190 U JP 5963190U JP 5963190 U JP5963190 U JP 5963190U JP 2503795 Y2 JP2503795 Y2 JP 2503795Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、パチンコ機列の一端に設置される両替機等
に搭載され、硬貨を1枚ずつ投出する硬貨計数投出装置
へ硬貨を所定量ずつ供給する硬貨供給装置に係り、特
に、パチンコ機列の内部に設けられた台間玉貸機から回
収される硬貨が自動補給される硬貨供給装置に関する。
(従来の技術) 従来は、第7図に示すように、複数のパチンコ機1を
並設したパチンコ機列2の一端に例えば両替機(または
パチンコ玉貸機等)3が設置され、この両替機3の内部
に硬貨を1枚ずつ計数して投出する硬貨計数投出装置4
が設けられていた。そして、その硬貨計数投出装置4
は、一般に、ホッパ内に収納されている硬貨を突起付き
のベルトや傾斜円盤によって1枚ずつ繰り出して計数投
出するようになっており、ホッパ内には所定量以上の硬
貨を収納することができなかった。そのため、硬貨計数
投出装置4の上部には多量の硬貨を収納して必要に応じ
て硬貨計数投出装置4のホッパ内へ硬貨を供給できる硬
貨供給装置5が設けられていた。そして、その硬貨供給
装置5は、上部に開口部を有し、その開口部から係員が
始業前に硬貨を供給したり、途中に補給を行う一方、パ
チンコ機列2のパチンコ機1間に設けられた台間玉貸機
6に投入された硬貨をコンベア7等によって両替機3が
設置される側に回収するとともにリフト8によって上昇
させて開口部から自動的に補給するようになっていた。
(考案が解決しようとする課題) 従来の硬貨供給装置では、硬貨の供給や補給をすべて
上部の開口部から行っていたために、リフト8によって
上昇された硬貨が放出される放出口よりも開口部を低い
位置に設けなければならないことから、硬貨供給装置5
の上端をあまり高くすることができなかった。
一方、硬貨計数投出装置4は、投出された硬貨を顧客
が取りやすいように所定高さ位置に設けられており、そ
の硬貨計数投出装置4のホッパ内へ硬貨を供給する硬貨
供給装置5は、そのホッパよりも低い位置に設けること
ができなかった。
それ故、硬貨供給装置5は上下の高さが制限され、硬
貨の収納量をあまり多くすることができなかった。
そこで、リフト8によって上昇された硬貨の補給口を
硬貨供給装置5の途中位置に設け、硬貨供給装置5を両
替機3の高さいっぱいまで上方に広げたところ硬貨の収
納量を大幅に増加させることができた。ところが、硬貨
が途中位置に設けた補給口の位置よりも高い位置まで残
っているときは、硬貨供給装置5内に硬貨の収納スペー
スがあっても、その補給口から硬貨を補給することがで
きず、コンベア7によって回収された台間玉貸機6の硬
貨は補給硬貨として使用されずに別の金箱等に収納され
てしまい循環利用されなくなる。そして、両替機3が連
続的に使用されて硬貨供給装置5内の硬貨がなくなる
と、金箱等に収納された台間玉貸機6からの回収硬貨を
係員が手作業によって硬貨供給装置5へ補給しなければ
ならず、硬貨供給装置5の収納量の増加は手作業による
硬貨の供給または補給時のみにとどまり、自動補給時に
おける収納量の増加とはなり得なかった。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもので、台
間玉貸機から回収されて自動補給される硬貨を優先的に
使用して実質的に硬貨の収納量を増加させ、係員の手作
業による硬貨の補給回数を減少させる硬貨供給装置を提
供することを目的とするものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、パチンコ機列2の一端に設置される両替機
3等に搭載され、多数の硬貨を硬貨収納部に収納し、そ
の硬貨を必要に応じて硬貨計数投出装置11へ供給すると
ともに、パチンコ機列2の内部に設けられた台間玉貸機
6の硬貨が回収されて前記硬貨収納部へ自動補給される
硬貨供給装置において、上部に形成された手動用の補給
口42から供給される多量の硬貨を収納し、その硬貨を下
部に形成された流出量規制口43から流出させる第1収納
部44と、この第1収納部44の流出量規制口43に設けら
れ、硬貨の流出量を規制する流出量規制手段48と、前記
第1収納部44の下部に設けられ、第1収納部44から流出
される硬貨と前記台間玉貸機6から回収されて自動補給
される硬貨を収納する第2収納部47と、この第2収納部
47の下部に設けられ、硬貨供給指令に応じて第2収納部
47内の硬貨を前記硬貨計数投出装置11へ所定量供給する
硬貨供給手段52と、前記第2収納部47内の硬貨が所定量
以下になったことを検知する不足検知手段103と、この
不足検知手段103からの検知信号によって前記流出量規
制手段48を作動させ前記第1収納部44内の硬貨を前記第
2収納部47内へ流出させる制御部101とを具備したもの
である。
(作用) 本考案では、第2収納部47に収納された硬貨を硬貨供
給手段52によって硬貨計数投出装置11に供給する。
第2収納部47には、第1収納部44に手動で収納された
硬貨がこの第1収納部44の下部の流出量規制口43に設け
られた流出量規制手段48の作動時にのみ選択補給される
とともに、パチンコ機列2の台間玉貸機6に投入された
硬貨が回収されて自動補給される。
そして、通常は、第2収納部47に自動補給される硬貨
を硬貨計数投出装置11に優先的に供給する。
一方、自動補給される硬貨量よりも硬貨計数投出装置
11に供給する硬貨量の方が多く、不足検知手段103によ
って第2収納部47内の硬貨が所定量以下になったことが
検知されれば、制御部101によって前記流出量規制手段4
8を作動させて第1収納部44に収納されている硬貨を第
2収納部47に補給する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例の構成を第1図ないし第6図
を参照して説明する。
なお、第7図で説明した構造と同一部分は同一符号を
用いてその説明を省略する。
第7図で説明したように、パチンコ機列2は、複数の
パチンコ機1を並設しており、そのパチンコ機1間に台
間玉貸機6が設置されている。
そして、第3図に示すように、パチンコ機列2の一端
に例えば両替機(またはパチンコ玉貸機等)3が設置さ
れ、この両替機3内には、硬貨を1枚ずつ投出する硬貨
計数投出装置11、この硬貨計数投出装置11に硬貨を自動
供給する硬貨供給装置12などが搭載されている。
また、パチンコ機列2と両替機3との間には、台間玉
貸機6に投入されてコンベア7によって回収される硬貨
を硬貨供給装置12に自動補給する硬貨補給装置13が設置
されている。
前記両替機3は、機体15の前面開口に扉体16が開閉可
能に設けられ、機体15の内部の横板17上に前記硬貨計数
投出装置11および硬貨供給装置12を機体15の前方へ引出
可能に支持したスライドレール18が設けられている。
前記硬貨計数投出装置11は、第1図に示すように、特
に幅寸法が小さい偏平箱状に形成されたシャーシ21の内
部に硬貨を収納する収納空間22が形成され、後側上部に
収納空間22内の硬貨を1枚ずつ繰出す硬貨繰出口23が設
けられているとともに、前面下部に収納空間22内の硬貨
を一括回収する硬貨回収口24が設けられている。
そして、前記シャーシ21の収納空間22の内底部の両側
に、処理対象硬貨径よりも大きい間隔を存して対向する
一対の円盤25が回転自在に架設され、また、シャーシ21
の後側上部位置にプーリ26が、このプーリ26の略真下方
向の底部位置にプーリ27が、円盤25よりもやや前側の底
部位置にプーリ28がそれぞれ回転自在に架設されてい
る。そして、一対の円盤25間の間隔よりも広い幅を有す
る無端状の繰出ベルト29が、そのプーリ26〜28間に回行
自在に張設されているとともに、一対の円盤25の下方外
周面に圧接する状態に張設され、かつ、円盤25とプーリ
26との間において収納空間22に臨む繰出ベルト29の表面
の両側部がシャーシ21の内側に取付けられたガイド30に
摺動可能に当接支持されており、プーリ27を駆動するモ
ータ31によって正逆方向に回行駆動される。なお、繰出
ベルト29の表面には、幅方向で2個1組とした硬貨係止
用の突部32がベルト長さ方向所定間隔毎に設けられてい
る。
また、前記繰出ベルト29の上端部分に前記硬貨繰出口
23が設けられ、この硬貨繰出口23は、繰出ベルト29の上
端部表面に近接対向させた規制板33との間を通じて1枚
ずつ繰出放出される硬貨を受取る受取カバー34にて構成
されており、この硬貨繰出口23には、繰出される硬貨を
扉体16の前面に設けられた硬貨取出口35へ導く硬貨放出
シュート36が連設されている。また、硬貨繰出口23には
繰出されてくる硬貨を計数する計数手段37が配設され、
この計数手段37は、繰出ベルト29によって上昇されてき
た硬貨が通過する際に揺動レバー38が揺動し、この揺動
レバー38の揺動を計数センサ39で検知して計数するよう
にしている。
また、前記円盤25および繰出ベルト29の前面に前記硬
貨回収口24が設けられ、この硬貨回収口24は、シャーシ
21に回動可能に設けられた回収扉40によって開閉される
ようになっている。
前記硬貨供給装置12は、前記硬貨計数投出装置11の収
納空間22の内部に下部が侵入して配設されたホッパ41を
有し、このホッパ41内には、上部に開口形成された手動
用の補給口42から供給される多量の硬貨を収納するとと
もにその硬貨を下部に形成された流出量規制口43から流
出させる第1収納部44が形成されているとともに、この
第1収納部44の後側に仕切板45を介して区画され前記台
間玉貸機6から回収されて自動補給される硬貨を案内す
る補給通路46が形成され、かつ、第1収納部44および補
給通路46の下部に第1収納部44から流出される硬貨と補
給通路46から導かれる硬貨を収納する第2収納部47が形
成されている。
また、前記第1収納部44の流出量規制口43は、第1収
納部44の上部に比べて開口面積が絞られており、この流
出量規制口43に第1収納部44から第2収納部47への硬貨
の流出量を規制する流出量規制手段48が設けられてい
る。この流出量規制手段48は、流出量規制口43内に四角
形ブロック状の複数のブリッジ防止片49を有する回転軸
50を配設し、この回転軸50と流出量規制口43の絞りによ
って硬貨をブリッジ状態として流出を規制し、そして、
回転軸50をモータ51によって回転させることにより、硬
貨のブリッジ状態を崩して流出させるようにしている。
また、前記第2収納部47の下部には、硬貨供給指令に
応じて第2収納部47内の硬貨を前記硬貨計数投出装置11
へ所定量供給する硬貨供給手段52が設けられている。こ
の硬貨供給手段52は第2収納部47の底面を構成する供給
ベルト53を有し、この供給ベルト53は、一対のプーリ54
によって水平方向に張設されるとともに、プーリ54間の
ベルト上面がガイド55によって支持され、表面にベルト
幅方向に長い突起56がベルト長さ方向所定間隔毎に突設
されており、そして、後述するモータ105によって第1
図反時計回り方向に回動され、ベルト上の硬貨を前方に
繰出すようになっている。また、供給ベルト53の繰出方
向の前面には、シャッタ57が支軸58を支点として前方へ
開放揺動可能に設けられ、このシャッタ57はばね59によ
って閉塞方向に回動付勢されている。
なお、前記供給ベルト53の繰出方向の下方には、通路
切換板60が支軸61を支点として揺動可能に設けられ、通
常は第1図実線に示す位置に配置され、供給ベルト53か
ら繰出される硬貨を収納空間22へ導き、一方、硬貨回収
時は第1図2点鎖線に示す位置に配置され、供給ベルト
53から繰出される硬貨を前記硬貨回収口24の上方に臨ん
で開口された回収通路62へ導くようになっている。そし
て、この通路切換板60は、支軸63で揺動可能に支持され
た連動レバー64の上端部にリンク65を介して連結されて
おり、連動レバー64の下端部が連結された回収扉40の閉
塞または開放に連動して切換えられるようになってい
る。
また、前記第2収納部47の供給ベルト53上の両側位置
には後述する不足検知手段103の導通検知板66が設けら
れており、供給ベルト53上に硬貨が所定量以上収納され
ている状態では導通性を有する硬貨を通じて両導通検知
板66間で導通が得られるが、硬貨が所定量以下になって
硬貨を通じて両導通検知板66間で導通が得られなくなる
と、硬貨の不足を検知するようにしている。一方、補給
通路46の上端近傍の底面両側には後述する満杯検知手段
104の導通検知板67が設けられており、補給通路46に送
り込まれた硬貨が通過して第2収納部47へ収納される状
態では両導通検知板67間で一定の導通が得られないが、
第2収納部47から補給通路46の上部にまで硬貨が満杯に
なってその硬貨を通じて両導通検知板67間で一定の導通
が得られると、硬貨の満杯を検知するようにしている。
前記硬貨補給装置13は、第4図ないし第6図に示すよ
うに、枠体71の内部が仕切板72によって2つの空間73,7
4に区画形成されている。
そして、一方の空間73には、前記台間玉貸機6に投入
された硬貨を回収してくるコンベア7の搬送端が侵入さ
れており、このコンベア7の端部に硬貨を受取る受取ガ
イド75が設けられ、この受取ガイド75の下方にホッパ状
のガイド枠76が設けられ、このガイド枠76の下部に筒状
の一時保留枠77が設けられ、ガイド枠76の下部および一
時保留枠77を包囲してホッパ状のガイド体78が設けら
れ、このガイド体78の下部に金箱79が着脱自在に設けら
れている。また、一時保留枠77の下端は仕切板72の開口
部80に臨ませられ、この一時保留枠77の下端にはシャッ
タ81が開閉自在に取付けられており、このシャッタ81は
仕切板72の開口部80から他方の空間74に進退される作動
レバー82とリンク83を介して連結され、スプリング84に
よってシャッタ81が閉塞方向に付勢されるとともに作動
レバー82が開口部80から突出する方向に付勢されてい
る。また、前記受取ガイド75には、コンベア7で送り込
まれてくる硬貨の枚数を計数する計数センサ85が設けら
れている。
また、他方の空間74には、リフト機構86が設けられ、
このリフト機構86は、仕切板72に沿って上下のプーリ87
間にワイヤ88が張設され、このワイヤ88に昇降台89が連
結され、この昇降台89上に上面が開口されたバケット90
が支軸91によって回動自在に支持されており、下方のプ
ーリ87を正逆回転駆動するモータ92によってワイヤ88が
正逆回動されるとともにバケット90が昇降される。ま
た、バケット90の上昇位置には、バケット90に設けられ
たベアリング93が係合する弧状の係合縁94aを有し、バ
ケット90を支軸91を中心として転倒回動させて硬貨を放
出させるバケットガイド94が設けられ、また、このバケ
ット90の転倒位置には、先端部が前記両替機3の開口部
95(第1図および第3図に示す)を通じて侵入しバケッ
ト90から硬貨を受取って補給通路46に導くシュート96が
設けられ、かつ、バケット90の転倒量を規制するととも
にバケット90の下降時にバケット90を起き上がらせるピ
ン97が設けられている。さらに、バケット90の上下位置
を検知する検知センサ98,99が設けられている。
また、第2図は、両替機3の硬貨計数投出装置11への
硬貨の供給を制御する制御部101を示し、この制御部101
は、両替機3の制御部の硬貨供給指令部102からの指令
に基づいて硬貨供給動作を行うようになっており、前記
導通検知板66から構成される不足検知手段103からの不
足検知信号、前記導通検知板67から構成される満杯検知
手段104から満杯検知信号を入力し、そして、流出量規
制手段48のモータ51、硬貨供給手段52のモータ105、硬
貨補給装置13を制御する。
次に、本実施例の作用を説明する。
まず、パチンコ店の始業前等において、硬貨が収納さ
れていない両替機3に対する外部からの硬貨の補給につ
いて説明する。
両替機3の扉体16を開放し、硬貨計数投出装置11およ
び硬貨供給装置12を両替機3の機体15から前方に引き出
し、補給用の硬貨を硬貨供給装置12のホッパ41の補給口
42から第1収納部44に投入した後、硬貨計数投出装置11
および硬貨供給装置12を両替機3の機体15内に戻して扉
体16を閉鎖する。
硬貨供給装置12のホッパ41の第1収納部44に投入され
た硬貨は、投入初期の少量が流出量規制口43を通じて第
2収納部47に流出するが、その流出量規制口43の流出量
規制手段48によってブリッジ状態に重なって第2収納部
47への流出が規制される。
そして、両替機3の硬貨供給指令部102から硬貨供給
装置12の制御部101に硬貨供給指令が出力されることに
基づいて、硬貨供給手段52が作動されて第2収納部47内
の硬貨が硬貨計数投出装置11の収納空間22に供給され、
このとき、不足検知手段103によって第2収納部47内の
硬貨が所定量以下であると検知されていれば、流出量規
制手段48が作動されて流出量規制口43でブリッジ状態で
重なっていた硬貨が崩されつつ第2収納部47に流出され
る。
そして、硬貨計数投出装置11の収納空間22に所定量の
硬貨が供給されれば、硬貨供給指令部102からの供給指
令が停止され、硬貨供給装置12による硬貨の供給動作が
停止される。
次に、両替機3の両替時における硬貨計数投出装置11
からの硬貨の投出について説明する。
硬貨計数投出装置11に所定枚数の硬貨の投出指令が出
力されると、モータ31が正回転され、収納空間22内に臨
む繰出ベルト29の表面が上方へ移動するように回行され
るとともにこの繰出ベルト29に摺接した一対の円盤25が
回転される。そのため、収納空間22の内底部に収納され
た硬貨が、一対の円盤25の回転によって攪拌されつつ繰
出ベルト29の突部32で1枚ずつ係止されて掻き上げら
れ、繰出ベルト29の上端まで上昇されて硬貨繰出口23に
繰出され、この硬貨繰出口23から硬貨放出シュート36を
通じて硬貨取出口35に1枚ずつ投出される。硬貨が硬貨
繰出口23に繰出される際に、硬貨の通過毎に揺動レバー
38が揺動し、それを計数センサ39が検知して硬貨の繰出
枚数が計数され、所定枚数の硬貨が検知された時点でモ
ータ31が停止されて硬貨の投出が停止される。
次に、パチンコ機列2の台間玉貸機6に投入された硬
貨を硬貨供給装置12に自動補給する自動補給動作につい
て説明する。
パチンコ機列2の台間玉貸機6に投入された硬貨は、
コンベア7によってパチンコ機列2の一端の硬貨補給装
置13に向って搬送されて受取ガイド75に放出され、この
受取ガイド75の計数センサ85にて計数され、ガイド枠76
を通じてシャッタ81で下端開口部が閉塞されている一時
保留枠77内に保留される。
そして、計数センサ85で硬貨が例えば50枚計数される
と、モータ92が作動されて例えば上下方向中間位置に待
機されていたバケット90が下降され、このバケット90が
硬貨受取位置に至ると、バケット90の昇降台89によって
作動レバー82が押動されることにより、リンク83を介し
てシャッタ81が開放回動され、一時保留枠77内の硬貨が
バケット90内に放出される。その後、モータ92が作動さ
れて硬貨を受取ったバケット90が上昇され、このバケッ
ト90が硬貨放出位置に至ると、バケット90はベアリング
93がガイド94の係合縁94aに係合案内されて支軸91を中
心として転倒され、バケット90内の硬貨がシュート96に
放出される。なお、転倒されたバケット90は、下降する
際にピン97によって元の状態に起き上がる。
そして、バケット90からシュート96に放出された硬貨
は、シュート96によって両替機3内に導かれ、硬貨供給
装置12の補給通路46を通じて第2収納部47に補給され
る。
このように、硬貨供給装置12の第2収納部47には、パ
チンコ機列2の台間玉貸機6に投入された硬貨が自動補
給されるようになっており、両替硬貨の投出によって収
納量が少なくなった硬貨計数投出装置11に対して第2収
納部47内の硬貨を順次供給しても、不足検知手段103に
よって第2収納部47内の硬貨が所定量以上あると確認さ
れていれば、第1収納部44に収納された硬貨を使用する
ことなく、自動補給される硬貨を循環使用し、硬貨を効
率よく運用することができる。
また、硬貨供給装置12に自動補給される硬貨量よりも
硬貨計数投出装置11から両替硬貨として投出される硬貨
量の方が多い場合に、不足検知手段103によって第2収
納部47内の硬貨が所定量以下になったことが検知される
と、制御部101は流出量規制手段48を所定時間作動さ
せ、第1収納部44の流出量規制口43でブリッジ状態で重
なっていた硬貨を崩しつつ第2収納部47に所定量補給す
る。
一方、硬貨供給装置12に自動補給される硬貨量が硬貨
計数投出装置11から両替硬貨として投出される硬貨量よ
りも多く、第2収納部47から補給通路46の上部域まで硬
貨が収納された場合に、その満杯状態を満杯検知手段10
4によって検知し、制御部101は硬貨補給装置13による硬
貨の自動補給を停止させる。なお、この硬貨補給装置13
の停止により、パチンコ機列2の台間玉貸機6に投入さ
れた硬貨はコンベア7で搬送されて一時保留枠77に保留
されるが、バケット90は作動されないために一時保留枠
77内に満杯になるまで硬貨が保留され、さらに、満杯と
なった後の硬貨はガイド枠76の開口76aを通じて金箱79
内に収納される。
以上のように、台間玉貸機6から回収されて第2収納
部47に自動補給される硬貨を優先的に使用して、実質的
に硬貨の収納量を増加させることができるため、係員の
手作業による硬貨の補給回数を減少させることができ
る。
なお、両替機3内に収納された硬貨を回収する硬貨回
収時には、両替機3の扉体16を開放し、第1図および第
3図に2点鎖線で示すように、回収扉40を前方へ開放回
動させて硬貨回収口24を開口させ、それに連動して通路
切換板60を回収通路62の開放位置に切換えさせ、図示し
ない回収スイッチを操作することにより、モータ31で逆
回転される繰出ベルト29によって収納空間22内の硬貨が
一斉に硬貨回収口24から放出されるとともに、硬貨供給
装置12の流出量規制手段48および硬貨供給手段52が作動
されて第1収納部44および第2収納部47に収納されてい
た硬貨が回収通路62を通じて硬貨回収口24から回収され
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、第2収納部から硬貨を硬貨計数投出
装置に供給し、この第2収納部には第1収納部に手動で
収納された硬貨を選択的に補給するとともにパチンコ機
列の台間玉貸機に投入された硬貨を自動補給することと
し、第2収納部内の硬貨が所定量以下になったときにの
み第1収納部に収納されている硬貨を第2収納部に補給
するようにしたため、台間玉貸機から回収されて第2収
納部に自動補給される硬貨を優先的に使用して実質的に
硬貨の収納量を増加させることができ、係員の手作業に
よる硬貨の補給回数を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の硬貨供給装置の一実施例を示す断面
図、第2図は構成図、第3図は両替機の全体的な断面
図、第4図は硬貨補給装置の斜視図、第5図はその断面
図、第6図はその一部の側面図、第7図はパチンコ機列
を示す側面図である。 2…パチンコ機列、3…両替機、6…台間玉貸機、11…
硬貨計数投出装置、12…硬貨供給装置、42…補給口、43
…流出量規制口、44…第1収納部、47…第2収納部、48
…流出量規制手段、52…硬貨供給手段、101…制御部、1
03…不足検知手段。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パチンコ機列の一端に設置される両替機等
    に搭載され、多数の硬貨を硬貨収納部に収納し、その硬
    貨を必要に応じて硬貨計数投出装置へ供給するととも
    に、パチンコ機列の内部に設けられた台間玉貸機の硬貨
    が回収されて前記硬貨収納部へ自動補給される硬貨供給
    装置において、 上部に形成された手動用の補給口から供給される多量の
    硬貨を収納し、その硬貨を下部に形成された流出量規制
    口から流出させる第1収納部と、 この第1収納部の流出量規制口に設けられ、硬貨の流出
    量を規制する流出量規制手段と、 前記第1収納部の下部に設けられ、第1収納部から流出
    される硬貨と前記台間玉貸機から回収されて自動補給さ
    れる硬貨を収納する第2収納部と、 この第2収納部の下部に設けられ、硬貨供給指令に応じ
    て第2収納部内の硬貨を前記硬貨計数投出装置へ所定量
    供給する硬貨供給手段と、 前記第2収納部内の硬貨が所定量以下になったことを検
    知する不足検知手段と、 この不足検知手段からの検知信号によって前記流出量規
    制手段を作動させ前記第1収納部内の硬貨を前記第2収
    納部内へ流出させる制御部と を具備したことを特徴とする硬貨供給装置。
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