JPH0230273B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はパチンコ遊技装置、特に球貸機の機能
を有するパチンコ球排出装置に関するものであ
る。

［従来の技術］ 従来、この種のパチンコ遊技装置としては、パ
チンコ機台の上面に設けた下材と、該下材の上方
に設けた上材との間に、賞球が排出される受皿を
有するパチンコ機を装着するパチンコ機用収納部
と、このパチンコ機用収納部に隣接したパチンコ
球排出装置用収納部とを適宜に配設し、上記上材
の上側には補給樋を渡らせ、パチンコ球排出装置
用収納部には、遊技者による球交換媒体の投入に
基いて、上記補給樋から分岐した球補給路を通し
て流入するパチンコ球を貸球として遊技者に所定
数提供するパチンコ球排出装置を着脱可能に収納
できるようにしたものが知られている（例えば実
公昭48−29910号公報及び特開昭50−157996号公
報）。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、上記した従来のパチンコ遊技装置で
は、いずれも貸球をパチンコ球排出装置から単に
排出するだけであるので、遊技者は、パチンコ球
排出装置から排出された貸球を、手で保持しなが
らパチンコ機に運び、その受皿に入れなければな
らないという問題点がある。

即ち、貸球をパチンコ球排出装置からパチンコ
機に手で移しかえるのが面倒であるばかりでな
く、パチンコ機に運ぶ途中で貸球を落し易い欠点
がある。又、同じパチンコ機で遊技を継続した場
合にあつても、遊技を中断しなければならない。

そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、貸球を
手で移しかえる手間を省くと共に、遊技の中断を
排除し、しかもパチンコ球排出装置の新規取付
け、修理及び交換の容易なパチンコ球排出装置を
備えたパチンコ遊技装置を提供しようとするもの
である。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、上記目的を達成するものであつて、
その内容を図面に示した実施例に基いて説明す
る。

本発明のパチンコ球排出装置２８は、 球交換媒体の投入口４６と この投入口４６から投入された球交換媒体を選
別する判別制御手段（セレクタ４８、マイクロス
イツチ５０等）と、 球補給路６４等に連通する球導出樋３１と、 この球導出樋に連通すると共に、上記判別制御
手段から検出信号に基いて作動し、球導出樋から
流下するパチンコ球を所定数流下させる排出制御
手段（例えば揺動杆３８、ソレノイド４２等）
と、 この排出制御手段から排出されたパチンコ球が
流下すると共に、出口が外向きに開口した球流下
路４４₁と、 球補給路と球導出樋との間に位置し、閉状態と
なつて球補給路からのパチンコ球の流下を阻止す
るシヤツタ部材６０と、該シヤツタ部材を常には
閉状態に付勢する付勢部材（例えばばね５９）
と、パチンコ球排出装置用収納部に収納するパチ
ンコ球排出装置に押圧されることによりシヤツタ
部材を開状態とする受部６２とを有するシヤツタ
装置と、 を備え、 パチンコ機には、出口が受皿の球排出口１６に
連通すると共に、パチンコ球排出装置をパチンコ
球排出装置用収納部に収納した位置において、パ
チンコ球排出装置の球流下部の出口に入口が連通
する外向きに開口した排出樋４５を設けたことを
特徴とする。

［作 用］ 従つて、本発明によれば、まず、パチンコ球排
出装置２８を取付けには、パチンコ球排出装置用
収納部１０に合せて収納すればよい。

こうして、パチンコ球排出装置をパチンコ球排
出装置用収納部に合せて収納すると、パチンコ球
排出装置は、パチンコ球排出装置用収納部内で、
シヤツタ装置の受部６２に当接し、受部を介して
シヤツタ部材６０を付勢部材５９の付勢に抗して
に押圧することで、シヤツタ部材が開状態とな
り、球補給路６４と球導出樋３１が連通する。こ
のため、補給樋６３内のパチンコ球は、各球補給
路に分岐した後、パチンコ球排出装置の球導出樋
に流入する。

又、パチンコ球排出装置を収納すると、その収
納した位置において、球流下路４４₁の出口が、
同じくパチンコ機用収納部９に収納状態のパチン
コ機の外向きに開口した排出樋４５の入口に連通
する。

つぎに、使用状態について説明すると、遊技者
が、パチンコ球排出装置の投入口４６に球交換媒
体を投入すると、投入された球交換媒体は、判別
制御手段４８等によりその真偽が判別され、適正
な球交換媒体であれば、検出信号を出力する。こ
の出力された検出信号は、排出制御手段４２等に
送出され、排出制御手段は検出信号に基いて球導
出樋から流下するパチンコ球を所定数、球流下路
４４₁に流下させる。

球流下路４４₁を流下するパチンコ球は、その
出口からパチンコ機の排出樋の入口に流入し、さ
らにその出口から受皿２５の球排出口１６を通つ
て、受皿に排出される。

一方、パチンコ球排出装置の修理や交換を行う
場合には、パチンコ球排出装置用収納部から取出
せばよい。パチンコ球排出装置を取出すと、シヤ
ツタ装置の受部から係脱するので、シヤツタ部材
は付勢部材の付勢により閉状態となり、球補給路
からの球導出樋へのパチンコ球の流下を阻止す
る。このため、パチンコ球排出装置をパチンコ球
排出装置用収納部から取出しても、球補給路から
パチンコ球がこぼれ落ちて散乱してしまうことが
ない。

［実施例］ 以下に本発明を図面に示した一実施例に基いて
も説明する。

第１図及び第２図に示すように、パチンコ機台
１の上面に下材２を固定し、この下材２の上に枠
体３をほぼ垂直に設置する。枠体３は、近接配置
された１対の垂直枠４を複数組有し、これにより
枠体３には大きく開口する大開口部５とスリツト
状に開口する小開口部６が交互に形成される。
尚、枠体３の上には上材７を固定する。

基体８は、第２図で示すように、枠体３の大開
口部５に嵌入するパチンコ機用収納部９と小開口
部６に嵌入するパチンコ球排出装置用収納部１０
を有し、例えばアルミニウム板、プラスチツク板
を加工することにより形成されている。

この場合、パチンコ球排出装置用収納部１０の
長さは、パチンコ機用収納部９よりも長く設定さ
れ、又、パチンコ機用収納部９には窓１１が形成
され、しかもこのパチンコ機用収納部９は側壁に
段部１２が形成され奥行き方向の径が小さくなつ
ている。この基体８には、垂直枠４を包囲する囲
繞部１３が形成され、この囲繞部１３により基体
８は位置決めされる。

又、基体８には、そのほか、上蝶番１４や下蝶
番１５、及びパチンコ機の球排出口１６やハンド
ル挿入口１７等が形成される。

パチンコ機の遊技盤１８は、基体８のパチンコ
機用収納部９の奥に嵌め込まれるもので、表面に
ガイドレール１８₁、セーフ口、アウト口、障害
釘等を有し、裏面にはセーフ口に入つたセーフ球
を集合する集合樋２０を有する。この遊技盤１８
は、上蝶番１４、下蝶番１５に係合してパチンコ
機用収納部９の開口端を塞ぐ前面枠１９の内面の
押え枠１９₁で押え付けられることにより固定さ
れる。前面枠１９は、鍵２１により基体８に鍵止
めされるもので、その開口窓２２には、透明板を
有する金枠２３が開閉可能に嵌め込まれる。

基板８の下面に装着されるハンドボード２４
は、球排出口１６に通ずる受皿２５及びハンドル
２６を前面に有し、ハンドル２６の弾発杆は、ハ
ンドル挿入口１７を介してパチンコ機用収納部９
の前面下方に設けた発射レール２７の端部に臨
む。

球貸機の機能と賞球排出機の機能を兼備するパ
チンコ球排出装置２８は、上部に配置した貯留タ
ンク２９と、パチンコ球排出装置用収納部１０の
中に入り込む収納本体３０を有している。この収
納本体３０の内部には、一端が貯留タンク２９の
底部の傾斜側端部に接続された屈曲状の球導出樋
３１を具備する。この球導出樋３１の下端部に
は、第７図に示すように、支承部３２が軸によつ
て枢着された回動可能な排出制御手段の構成要素
としての揺動樋３３が配置されている。この揺動
樋３３は、ソレノイド３４の励磁杆３５に連係
し、このソレノイド３４の励磁で球流下端３６が
下方に傾斜するもので、球導出樋３１側の端部に
は傾斜した際に、球導出樋３１よりパチンコ球が
流下するのを防止するストツパー３７を有する。

揺動杆３８は、上記揺動樋３３の球流下端３６
側と、球導出樋３１の球の通路方向に延在するス
トツパー３９，４０を有し、球導出樋３１に軸４
１を介して枢着されている。そして、この揺動杆
３８は、排出制御手段の構成要素としてのソレノ
イド４２の励磁杆４３に接続され、このソレノイ
ド４２の励磁、消磁で揺動する。この場合、ソレ
ノイド４２が励磁されていない第７図の状態で
は、ストツパー３９が揺動樋３３の球流下端３６
に臨み、ストツパー４０が球導出樋３１通路より
上方に位置する。

従つて、このような構成によると、ソレノイド
４２を励磁した場合、揺動杆３８の長さに相当す
る２列のパチンコ球が揺動樋３３の球流下端３６
より流下し、ソレノイド４２が消磁していると、
球導出樋３１の球が揺動樋３３まで流入して球流
下端３６で止まる。又、ソレノイド３４を励磁す
ることにより、揺動樋３３の長さに相当する２列
のパチンコ球が球流下端３６より流下する。

従つて、打球がセーフ口に入つたときに、これ
を検出してソレノイド３４が励磁されるように設
定することにより、揺動樋３３で流下するパチン
コ球を賞球として遊技者にもたらせることがで
き、球交換媒体としてのコインが投入されたとき
に、これを検出してソレノイド４２が励磁される
ように設定することにより、揺動杆３８の動作で
流下するパチンコ球を貸球として遊技者にもたら
せることができる。

一端を揺動樋３３の球流下端３６に臨ませて設
けた球流下路４４₁は、他端に収納本体３０の底
部より突出する突出部４４を有し、この突出部４
４の出口が外向きに開口している。この球流下路
４４₁の突出部４４の出口に対向させて、前記し
たパチンコ球排出装置用収納部１０には、パチン
コ機の受皿２５の球排出口１６に連通する排出樋
４５の入口を臨ませてある。

従つて、上記球流下路４４の出口は、収納本体
３０がパチンコ球排出装置用収納部１０に収納し
た際に、パチンコ機側の排出樋４５の入口に連通
する。

尚、上記球流下路４４₁と排出樋４５は、パチ
ンコ球排出装置２８を収納したときに連通し、パ
チンコ球を受皿２５に案内して排出できればどの
ような構成でもよい。

収納本体３０の前面には、100円硬貨等の球交
換媒体としてのコインを挿入する投入口４６が形
成され、例えばこの投入口４６より投入されたコ
インはコイン誘導樋４７を介して降下し、判別制
御手段の構成要素としてのセレクタ４８で選別さ
れる。

選別されて不適正なコインは、コイン排出口４
６₁より排出されるが、適正なコインは、コイン
樋４９からパチンコ球排出装置用収納部１０に臨
ませて設けてあるコイン排出樋４９₁を介して回
収樋４９₂等の回収機構に回収される。

コイン樋４９の通路には、判別制御手段の構成
要素としてのマイクロスイツチ５０の作動部が臨
み、このマイクロスイツチ５０は適正なコインの
通過により動作するもので、このマイクロスイツ
チ５０の検出信号は、例えばタイマー（図示せ
ず）に供給して一定時間だけソレノイド４２を作
動する。

従つて、ソレノイド４２がコイン投入後、一定
時間励磁されることにより、所定数のパチンコ球
が球流下路４４₁から排出樋４５を介して受皿２
５に排出される。

尚、実施例では球交換媒体を100円硬貨として
説明しているが、これ以外に1000円紙弊或いは金
額等を記憶した磁気カードを利用することができ
る。

遊技盤１８の裏面の集合樋２０の球流下端に
は、軸５１に枢着された揺動子５２が装着され
る。この揺動子５２の端部５３は塞がれ、且つ集
合樋２０側には１個のセーフ球を収容する球受部
を有し、揺動子５２は常には第６図の図示状態で
あり、その球受部側が集合樋２０の球流下端に臨
むが、集合樋２０より球受部にセーフ球が供給さ
れることにより、セーフ球の自重で回動して球受
部がセーフ樋５４側に傾斜する。

セーフ樋５４には、マイクロスイツチ５５の作
動部が臨み、セーフ樋５４を通過するセーフ球が
検出され、これによる信号は、例えばタイマー
（図示せず）に供給して一定時間だけソレノイド
３４を作動する。

尚、セーフ樋５４を通過するセーフ球及びアウ
ト球は回収樋（図示せず）により回収される。

パチンコ遊技装置の上方には、補給樋６３が配
設されており、この補給樋６３から分岐した球補
給路に、パチンコ球をパチンコ球排出装置２８に
供給・停止させるシヤツタ装置を設ける。

本実施例におけるシヤツタ装置は、第６図及び
第８図に示すように、補給樋６３から分岐した球
補給路に設けてある球通過検出用のパルス発生装
置５６の孔５７から流出する球を、貯留タンク２
９に流下する孔５８を設け、前後方向に移動可能
であつて、且つ付勢部材としてのばね５９で常時
前方に付勢されたシヤツタ部材６０で、上記孔５
７を塞ぎ球の流下を阻止する構成である。上記し
たシヤツタ部材６０には、孔６１が孔５７，５８
と一致しない部分に設けられている。

従つて、パチンコ球排出装置用収納部１０内に
パチンコ球排出装置２８を取外した状態において
は、シヤツタ部材６０がばね５９の付勢により前
進し、孔５７を塞いで閉状態となる。この状態で
パチンコ球排出装置用収納部１０内にパチンコ球
排出装置２８を収納すべく差し込むと、収納本体
３０の上部後端或いは貯留タンク２９の上部後端
が、シヤツタ部材６０に形成してある舌片状の受
部６２を押圧し、シヤツタ部材６０をばね５９の
付勢に抗して後退させる。

シヤツタ部材６０が後退すると、孔６１が孔５
７，５８に一致するので、補給樋６３から分岐し
たシユート６４、蛇腹管６５等の球補給路が、パ
チンコ球排出装置２８側の球流路、或いは貯留タ
ンク２９に連通して開状態となる。

従つて、補給樋６３からシユート６４等を介し
て貯留タンク２９内に球が補給可能となる。

又、上記の様に収納本体３０をパチンコ球排出
装置用収納部１０に収納すべく差し込むと、コイ
ン樋４９の出口がコイン排出樋４９₁の入口に接
続されると共に、球流下路４４₁の出口が排出樋
４５の入口に連通される。

従つて、収納本体３０をパチンコ球排出装置用
収納部１０に差し込み装着するだけで、パチンコ
球排出装置２８を稼動可能状態に供することがで
きる。

一方、収納本体３０をパチンコ球排出装置用収
納部１０から取外すべく引き出すと、コイン樋４
９の出口がコイン排出樋４９₁の入口から離脱す
ると共に、シヤツタ部材６０がばね５９の付勢に
より戻り移動して孔５７，５８を塞ぎ、球補給路
からパチンコ球が流下することを阻止する。

従つて、パチンコ球排出装置２８の修理や交換
の際に、収納本体３０をパチンコ球排出装置用収
納部１０から簡単に取外すことができ、このとき
補給樋６３、シユート６４、蛇腹管６５等の球補
給路に球が充満していても、これらの球が流出し
て散乱するおそれがない。

パチンコ球排出装置用収納部１０の下部には、
摩擦軽減部６７を設ける。この摩擦軽減部６７は
対向する壁面６６に架設したコロとして示されて
いる。

従つて、収納本体３０をパチンコ球排出装置用
収納部１０に差し込む際に生ずるパチンコ球排出
装置用収納部１０との間の摩擦を小さくできるの
で、収納本体３０をパチンコ球排出装置用収納部
１０に容易に差し込み装着できる。

この場合、収納本体３０にはパチンコ球排出装
置用収納部１０の奥部の鍵穴６８に係合する鍵杆
６９が固定されているので、収納本体３０をパチ
ンコ球排出装置用収納部１０とをこの鍵穴６８及
び鍵杆６９からなる係止機構により装脱可能に係
止できる。

尚、係止機構は、収納本体３０をパチンコ球排
出装置用収納部１０に収納した状態で収納本体３
０、即ちパチンコ球排出装置２８を係止できるも
のであれば、どのような構造でもよい。

パチンコ球排出装置用収納部１０は、上記実施
例で示すような箱状のものに限定されるものでは
なく、パチンコ球排出装置２８を収納することが
できればどのような構成でもよい。例えば、枠状
に構成してもよい。

パチンコ球排出装置２８は、球導出樋３１を２
列としたことから貯留タンク２９が必要となつた
が、球導出樋３１を１列とし、球導出樋３１と補
給樋６３から分岐した球補給路が直接連通するよ
うにし、両樋の間にシヤツタ装置を設けてもよ
い。

マイクロスイツチ５０，５５の代わりに光電素
子、磁気抵抗効果素子を用いてもよい。

球を流下させる揺動樋３３、揺動杆３８として
は、球導出樋３１に分岐樋を設け、これらの分岐
樋の先端にそれぞれ配設するようにしてもよい。

パチンコ球の受皿２５は、賞球が直接に排出さ
れるものであればどの位置にあつてもよく、例え
ば貯留する球を発射位置に供給する上部受皿であ
つてもよい。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、貸球をパ
チンコ球排出装置側からパチンコ機側の受皿に直
接排出させるようにしたので、従来必要としてい
た貸球を手で移しかえる手数を省くことができる
ばかりでなく、手で移しかえる際に、パチンコ球
を落す等のことがなくなる。このため、遊技を迅
速に開始できるばかりでなく、従来のような遊技
の中断がなくなつて遊技上の作戦等が立て易くな
る。又、従来のような手で移しかえる際に落した
パチンコ球がホール内に散乱していることがなく
なつて、ホールの美化の観点から好ましく、ホー
ル側の清掃の手間も省くことができる。

さらに、パチンコ球排出装置をパチンコ球排出
装置用収納部に収納した際に、シヤツタ部材が自
動的に開状態となるようにすると共に、パチンコ
球排出装置の球流下路の出口とパチンコ機の排出
樋の入口とが連通するようにしているので、球補
給路と球導出樋、及びパチンコ球排出装置側の球
流下路とパチンコ機側の排出樋における連結作業
を簡便に且つ迅速に行うことができる。

しかも、パチンコ遊技装置の組立てがユニツト
化できて簡素化を図ることができるばかりでな
く、パチンコ機台、下材、上材等の枠組や、補給
樋の配管を簡便に行うことができる。

又、パチンコ球排出装置の修理や交換を行う場
合に、パチンコ球排出装置をパチンコ球排出装置
用収納部から取出した際には、シヤツタ装置が自
動的に閉状態となるようにしているので、球補給
路からパチンコ球がこぼれ落ちて散乱してしまう
ことがなく、パチンコ球排出装置の修理や交換を
簡便に且つ迅速に行うことができる。

これに加えて、ホールの営業中において、パチ
ンコ球排出装置が故障した場合には、パチンコ球
排出装置用収納部から簡単に取外して修理した
り、或いは正常なパチンコ球排出装置と極めて簡
単に交換することができ、遊技者に迷惑や不快感
を与えることがない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図
は一部欠截斜視図、第２図は分解斜視図、第３図
は横断面図、第４図は縦断面図、第５図は一部欠
截斜視図、第６図はパチンコ球排出装置の斜視
図、第７図は揺動樋の斜視図、第８図はシヤツタ
装置の断面図である。 １…パチンコ機台、２…下材、７…上材、９…
パチンコ機用収納部、１０…パチンコ球排出装置
用収納部、１６…球排出口、２５…受皿、２８…
パチンコ球排出装置、３８…揺動杆、４２…ソレ
ノイド、４４₁…球流下路、５４…排出樋、４６
…投入口、４８…セレクタ、５０…マイクロスイ
ツチ、５９…ばね、６０…シヤツタ部材、６２…
受部、６３…補給樋、６４…シユート。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ パチンコ機台の上面に設けた下材と、該下材
   の上方に設けた上材との間に、賞球が排出される
   受皿を有するパチンコ機を装着するパチンコ機用
   収納部と、このパチンコ機用収納部に隣接したパ
   チンコ球排出装置用収納部とを適宜に配設し、上
   記上材の上側には補給樋を渡らせ、パチンコ球排
   出装置用収納部には、遊技者による球交換媒体の
   投入に基いて、上記補給樋から分岐した球補給路
   を通して流入するパチンコ球を貸球として遊技者
   に所定数提供するパチンコ球排出装置を着脱可能
   に収納できるようにしたパチンコ遊技装置におい
   て、 上記パチンコ球排出装置は、 球交換媒体の投入口と、 この投入口から投入された球交換媒体を選別す
   る判別制御手段と、 上記球補給路に連通する球導出樋と、 この球導出樋に連通すると共に、上記判別制御
   手段から検出信号に基いて作動し、球導出樋から
   流下するパチンコ球を所定数流下させる排出制御
   手段と、 この排出制御手段から排出されたパチンコ球が
   流下すると共に、出口が外向きに開口した球流下
   路と、 上記球補給路と球導出樋との間に位置し、閉状
   態となつて球補給路からのパチンコ球の流下を阻
   止するシヤツタ部材と、該シヤツタ部材を常には
   閉状態に付勢する付勢部材と、パチンコ球排出装
   置用収納部に収納するパチンコ球排出装置に押圧
   されることによりシヤツタ部材を開状態とする受
   部とを有するシヤツタ装置と、 を備え、 上記パチンコ機には、出口が受皿の球排出口に
   連通すると共に、パチンコ球排出装置をパチンコ
   球排出装置用収納部に収納した位置において、パ
   チンコ球排出装置の球流下路の出口に入口が連通
   する外向きに開口した排出樋を設けたことを特徴
   とするパチンコ遊技装置。