JP2520067B2 - パチンコ遊技店の玉補給還元システム - Google Patents

パチンコ遊技店の玉補給還元システム

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JP2520067B2
JP2520067B2 JP3352744A JP35274491A JP2520067B2 JP 2520067 B2 JP2520067 B2 JP 2520067B2 JP 3352744 A JP3352744 A JP 3352744A JP 35274491 A JP35274491 A JP 35274491A JP 2520067 B2 JP2520067 B2 JP 2520067B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技店内の各
島に於いて、各表台にパチンコ玉を補給し、アウト玉を
回収し、遊技玉を貸し出し、景品玉を回収する玉補給還
元システムに関し、特に島端の玉量調整器の玉貯留タン
ク内に循環するパチンコ玉を貯留させることにより、研
磨粒清浄装置付のパチンコ玉揚送装置が島内に設置する
ことが可能な玉補給還元システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技店には、島と呼称されるパ
チンコの表台を多数並設したブロックが存在し、遊技店
に於いてはこの島を各種の管理制御を行う1単位として
いる。一般的には島の上方に補給樋を下方に回収樋を夫
々配設し、回収樋の玉を補給樋に揚送するパチンコ玉揚
送装置を設けて玉の循環経路を形成しているが、この玉
の循環経路中の各所の玉量を適正範囲内に維持しなくて
は成らない。即ち、特に前記パチンコ玉揚送装置の上方
にあって補給樋を介して各表台に補給玉を供給する上部
タンク内には、出来るだけ多くの玉を確保しておく必要
がある。このことは、近時においての表台の賞球はフィ
バー台はもとより一般台も一度に多くの賞球がでるよう
になってきているため、一島で何台も表台が大当りする
と補給が間に合わなくなるのを防止するため準備をして
おくのである。しかし、多量の玉を確保するには前記上
部タンクの高さを高くするか、その横幅を広げるしかな
いが、前者はパチンコ遊技場の構造上不可能であり、後
者はパチンコ玉を幅広の容器内に液体のように平均して
充満させることが出来ないためやはり不可能である。
【0003】このため、一例として特開平3−1919
75号(図13)では、パチンコ玉揚送装置50の上方
の上部タンク54を小型化し、玉貯留用のタンクである
優先タンク51及び非優先タンク52その他をパチンコ
玉揚送装置50の下方両側に位置させ、必要に応じてシ
ャッタブロック53を開放して、補給玉を上部タンク5
4へ揚送するパチンコ玉補給装置が島の中央付近に設置
されて開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先願例
の発明は構造的に極めて複雑であり故障が発生し易く、
玉貯留用のタンクである優先タンク51及び非優先タン
ク52をパチンコ玉揚送装置50の下方両側に設けてい
るため、前記シャッタブロック53その他が営業中に故
障した場合、島の中央付近に位置するこの部位を修理す
るには遊技中の多数の客に退いてもらい数台の表台をの
使用を中止しなくては成らないため、営業上大きな問題
と成る課題を有している。また、島の中央の中央付近に
景品計数器が取り付けてあるので、特に閉店時など島同
士の通路が交換する客で一杯となり狭くなってしまって
いた。
【0005】さらに、玉貯留用のタンクである優先タン
ク51及び非優先タンク52がパチンコ玉揚送装置50
の下方両側に設けているため、汚染したパチンコ玉を揚
送中に研磨する研磨粒を集めて磨く研磨粒清浄装置を取
り付けるスペースが取れず、汚れた研磨粒は閉店後店員
が一々取出して洗浄しなくては成らないなどの不都合が
生じていた。
【0006】上記の課題を解消するため創案したもので
玉補給還元システムの修理時、多数の遊技客に迷惑をか
けず、研磨粒が汚れても取り出して清浄させることのな
い玉補給還元システムを提供する目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を達成する
ために、第1項に記載した発明は、複数の遊技台と台間
玉貸機を備えた単独パチンコ島の端部に景品玉計数器と
玉貯留タンクを設け、該景品玉計数器に投入したパチン
コ玉は下部の回収樋にて回収し、島中央に設置したパチ
ンコ玉揚送装置でパチンコ玉と研磨粒を混合攪拌しなが
ら揚送し、上方の上部タンク内の選別装置で選別し、選
別された研磨粒は再使用されると共にパチンコ玉は上部
の補給樋から遊技台と台間玉貸機に補給して、前記単独
パチンコ島内でパチンコ玉が循環還流するように成し、
且つ単独パチンコ島内のパチンコ玉の全体保有量を制御
すると共に、全体保有量に応じて景品玉計数器への投入
を規制するように成した玉補給還元システムに於いて、
前記パチンコ玉揚送装置の上方に設置した上部タンク内
の貯留部で選別装置で選別した後のパチンコ玉を常時貯
留維持できるように構成し、該上部タンク内に貯留され
たパチンコ玉は補給樋から遊技台と台間玉貸機に補給し
て循環させ、循環途中の島端部に設けた玉貯留タンク内
で一時貯留され、貯留されたパチンコ玉は任意の制御手
段を介して前記回収樋に排出させるように成し、前記上
部タンク内の選別装置内で選別した際の研磨粒を清浄化
させる研磨粒清浄装置がパチンコ玉揚送装置に具備され
ていると共に、前記玉貯留タンク内の貯留量は保有量検
出手段の検出信号により検出して景品玉計数器への投入
を規制して、各単独パチンコ島の玉量の全体保有量を適
正範囲内に維持させ、且つパチンコ玉揚送装置内で循環
還流してパチンコ玉を磨いている研磨粒が汚れた際は研
磨粒清浄装置に導いて清浄し、清浄後再びパチンコ玉揚
送装置へ還流させるようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】玉の循環経路中の島端に、玉貯留タンク付の玉
量調整器を設け、ここに玉を貯留し、この貯留玉を任意
の制御手段を介して回収樋へ排出するように構成してい
るので、機構全体が極めてシンプルであり、また仮に玉
貯留タンクの排出機構のモータ等が故障した場合でも島
端の表台一台のみを使用中止すれば修理が行えるため、
最少の遊技客一人だけを移動させるだけでよく、結果的
に多くの客に迷惑を掛けずに済む。さらに玉貯留タンク
が島端に在り、パチンコ玉揚送装置の下方両側にスペー
スが出来るので、ここに研磨粒清浄装置を取り付けるこ
とが出来るため汚れた研磨粒を取りださずに行なうこと
が出来る。
【0009】また、前記玉貯留タンク内に設けられた保
有量検出手段からの検出信号に基づき、景品玉計数器へ
の景品玉の投入を規制し、景品玉計数器近傍に設けた表
示手段により景品玉の投入を許容する他の島を指示する
ように構成したので、店内での玉の偏在を防止しするこ
とが出来、客は最寄りの景品玉計数器で交換することが
できる。また玉貯留タンク内の貯留玉を任意の制御手段
を介して回収樋へ排出するように構成しているので、各
パチンコ島の玉循環経路中の各所の玉量を適正範囲内に
維持することも可能と成っている。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
はこの実施例にのみ限定されるものではない。
【0011】図1は島の右半分を表わした正面図であ
り、図2は島端の玉量調整器の正面図であり、図3は玉
量調整器の側面図であり、図4は保有量検出手段の拡大
図であり、図6はパチンコ玉揚送装置の上部タンクの正
面図である。本実施例のパチンコ島1は並設された複数
の表台2と台間玉貸機4を備え、島1の右側端部には景
品玉計数器17、表示装置16、シャッター12及び開
閉機構13、玉貯留タンク10内に保有量検出手段15
が組み込まれた玉量調整器3が取り付けられている。さ
らに景品玉計数器17の後部には景品玉計数器17の投
入を可否する開閉扉17bを具備した開閉作動機構17
aが設けられている。
【0012】前記島1の上方には中央より両端部に向か
ってパチンコ玉(以下、単に玉という)が流下出来るよ
うに補給樋5が傾斜状に配設されると共に、下方には後
述するパチンコ玉揚送装置8に向かって玉が集合するよ
うに回収樋6が傾斜状に配設され、上記補給樋5から各
表台2の上皿に補給パイプ26が介設され、各表台2に
打ち込まれて流出するアウト玉、及び景品玉計数器17
に投入された景品玉を前記回収樋6に集合させ、当該回
収樋6の玉を揚送するパチンコ玉揚送装置8が設けら
れ、当該パチンコ玉揚送装置8の上部に設けた上部タン
ク9の下方開口部に前記補給樋5を接続して第1の循環
経路が形成されている。また、回収樋6の内には図12
のように玉衝撃緩衝部材6aが少なくとも1つ以上、本
実施例では、中間位置とパチンコ玉揚送装置8に入る直
前の2箇所に設けられていて、制御手段である排出機構
が設定時間開放すると一度に多量の玉が流下していくた
め、玉の速度を減速させて玉の流下音を抑えると共にパ
チンコ玉揚送装置8に勢いよく流下していくのも防止し
ている。
【0013】次に、第2の循環経路は、前記上部タンク
9の底部より排出パイプ18を立設し、上部タンク9内
に貯留した玉が設定量以上になると余剰玉は排出口18
aよりオーバーフロー樋7に排出され、該オーバーフロ
ー樋7は補給樋5の真下で玉貯留タンク10に向けて傾
斜状態に保持し、その端部を島端の玉量調整器3内上部
及び背面部に設けた玉貯留タンク10に導入し、玉貯留
タンク10内の玉を貯留タンク10下部に設けた制御手
段であるシャッター12の流出口12aを介して前記回
収樋6へ排出させて循環させるように構成されている。
【0014】図7〜図10を参照しつつ説明すると自動
開閉装置は、前記シャッター12の開閉機構13により
上下に開閉自在であり、玉貯留タンク10内の玉を回収
樋6へ小出しする目的で設けられており、当該開閉機構
13は駆動モータ13aのカム20の偏心位置に取り付
けられたピン22がシャッター12のガイド板23に開
口されたガイド溝24に挿通されており、また前記カム
20には回転検出板21が同軸で取り付けられている。
当該検出板21は外周部分に切欠部を有し、これを挟む
位置に置かれた発光・受光素子との組み合わせで前記ピ
ン22の回転位置を検出してモータの回転制御に供され
る。尚、シャッター12の開閉運動は、景品玉計数器1
7への景品玉投入時に回収樋6をオーバーフローさせな
い目的で、開閉が行われないように設定され、さらに上
部タンク9内の所要箇所に取り付けたパチンコ玉量検出
スイッチ11からの検出信号により、上部タンク9の玉
量を規定値以下に下げない目的で、所定時間開放状態を
保つように設定され、更に通常時には自動制御されてい
る。
【0015】制御手段の自動開閉装置は上述したように
排出する機構となっていて、小出しに排出することによ
って玉貯留タンク10内に玉を貯留させないで排出して
パチンコ玉揚送装置8にて玉が磨がけるようにしている
ためである。また前記モータが動作不良に成るなどの非
常時には、手動操作が可能と成るように設定されてい
る。尚前記ガイド溝24の形状は、時計廻りに回転する
ピン22が押し上げる左側の溝を下方に、また押し下げ
る右側の溝を上方に余分に切り欠いて、モータの連続回
転にも拘らずシャッター12の上下運動に於ける上下至
端での運動を一時停止するように設定している。尚この
実施例では上下に開閉するようにしたが左右に開閉する
ものであってもよい。
【0016】図2は島端に設置した玉量調整器の正面図
であり、玉量調整器3の前面部中段に景品玉計数器17
及び発券機19が設置され上段に表示装置16が取り付
けられている。玉量調整器3の最上段及び表示装置1
6、前記景品玉計数器17、発券機19の背面部分には
玉貯留タンク10が設けられている。発券機19は景品
玉計数器17で計数された玉数をカード等におきかえる
ためのものである。
【0017】玉貯留タンク10の側壁のどちらか一方に
保有量検出手段15である検出スイッチが取付られてい
る。さらに詳しく詳述すると、第3・4図で示すよう
に、縦並びに適宜間隔を保っていて例えば12個のスイ
ッチ部材14が軸14aを介して援動自在に設けられて
いる。上記12個のスイッチ部材14のうちの例えば5
個にマイクロスイッチを取り付けて保有量を検出してい
る。上から順にスイッチを説明すると第1検出スイッチ
15aは自島の景品玉計数器17を閉める信号を検出す
るスイッチ、第2検出スイッチ15bは自島の景品玉計
数器17を開ける信号を検出するスイッチ、第3検出ス
イッチ15cは玉貯留タンク10内の玉量を確認するス
イッチ、第4検出スイッチ15dは他島の景品玉計数器
17を開ける信号を検出するスイッチ、第5検出スイッ
チ15eは他島の景品玉計数器17を閉める信号を検出
するスイッチである。
【0018】上記説明で景品玉計数器17を開ける、閉
めるとは、景品玉計数器17への投入可否は開閉扉17
bによって行われる。開閉扉17bは景品玉計数器17
の後側に設けた開閉作動機構17aにより、作動するよ
うになっている。即ち玉貯留タンク10内の第1検出ス
イッチ15aの信号により景品玉計数機17への投入を
中止にさせるときは開閉扉17bが下がってきて、景品
玉計数器17への投入ができないようになる。また、第
5検出スイッチ15eの信号により投入させるときは開
閉扉17bが上がり、景品玉計数器17への投入が可能
となる。
【0019】次に各検出スイッチの役割について詳述す
ると、通常は玉貯留タンク10内の第2、3検出スイッ
チ15b、15c付近に貯留させておき、景品玉の投入
が例えば一箇所の景品玉計数器17に集中した場合、貯
留量は増えていき、第1検出スイッチ15aで検出した
とき開閉扉17bが閉り、景品玉計数器17への投入を
中止させる。その間は景品玉計数器17の使用が中止と
なり表示装置16に他の島への指示表示がされている。
そして第1検出スイッチ15aより貯留玉が減り、第2
検出スイッチ15bで検出したら、開閉扉17bを開け
て自島の景品玉計数器17への投入が可能となる。
【0020】また、逆に玉貯留タンク10内の玉が第3
検出スイッチ15cより少なくなった場合、つまり第5
検出スイッチ15e付近まで貯留玉が減ったとき、隣接
する他島の貯留量の多い島の景品玉計数器17の開閉扉
17bを閉めて中止させ減っている島に投入してもらう
ようにする。そして第5検出スイッチ15eより第4検
出スイッチ15dで検出すると前記他島の景品玉計数器
17の開閉扉17bを解除して投入ができるようにな
る。前記表示装置16には隣合う左右の両島のいずれか
を矢印表示する電光表示器が設けられている。また、表
示装置16には人為感知センサー29が設けられて、感
知したときのみ上記の電光表示と同時に音声案内するよ
うにもなっている。即ち、人がいない時は表示のみとな
っていて、人を感知すると音声がでるようになっている
ので投入時の誤りが防止できる。
【0021】ここで一例を説明する、5島から成る遊技
店においては、例えば中央の島の保有量が第5検出スイ
ッチ15e付近で減ってしまった場合、その両島の貯留
量を検出し、第2検出スイッチ15b以上ある島の景品
玉計数器17を中止させて中央の島へ投入するよう表示
装置16にて表示させるのである。また、第2検出スイ
ッチ15b以上両島がない場合でも、いずれか多い島の
方の景品玉計数器17を中止させる。さらに、両島の島
も第4検出スイッチ15e付近にある場合、中止させて
しまうとなくなってしまうので、両島のさらに隣りの島
が多ければ中止させるようにしている。また全島が第4
検出スイッチ15d付近にある時は景品玉計数器17は
止めないで投入可の状態になっている。実施例での第1
〜5検出スイッチの取付位置は任意であり遊技店の出玉
量等に応じて変更可能なようになっている。さらにもっ
と間隔を狭くして設ければより貯留量が明確にわかる。
【0022】図2は島端の玉量調整器の正面図であり、
前記景品玉計数器17の下方中央部に挿入部28を設
け、該挿入部28に非常用補充器25を挿着すると景品
玉計数器17の流出口12aと共に回収樋6へ連通され
ているので、万が一、前記玉量調整器3内の貯留玉が激
減し、貯留玉を回収樋6へ排出して表台へ補給すること
が危うく成るような状況が発生した時にはここから緊急
に回収樋6に向けて玉を流すことを可能としている。
【0023】本実施例が示すように、前記シャッター1
2とその開閉機構13による小出し排出を行わせるなど
して各所での細かい制御が行い得るように構成すること
で、店内各島での玉の偏在を防止することが出来、また
各パチンコ島の玉循環経路中の各所の玉量を適正範囲内
に維持出来るのであるが、特に玉貯留タンク10の排出
機構のモータ等が故障した場合でも島端の表台一台のみ
を使用中止すれば修理が行えるため、遊技客一人だけを
移動させるだけでよく、結果的に客に迷惑を掛けずに済
む。玉貯留タンク10が島端に在ってパチンコ玉揚送装
置8の下方両端にスペースが出来るので、従来通りここ
に研磨粒清浄装置34を取り付けることが出来る。
【0024】玉貯留タンク10の落下部10bには第2
図のようにオーバーフロー樋7から流下してきた玉を玉
貯留タンク10内に均等させるよう中央付近に振分け部
材10aが設けられていて、玉貯留タンク10内に落下
する玉を左右に振り分けて均等に玉が貯留される。よっ
て、玉貯留タンク10内で貯留玉が傾いて貯留すること
がなく第1〜5検出スイッチが正確に検出することがで
きる。また振分け部材10aをゴム材等にすればオーバ
ーフロー樋7から落下した際の音を消音させる効果もあ
る。
【0025】最後に本発明にかかるパチンコ玉揚送装置
8について説明する。 図1において2は表台であり、
表台2より排出される玉は玉回収樋6上に落下する。ま
た32は移送パイプで、内部に移送螺旋体を内装し、該
移送螺旋体は移送モータで回転するように形成されてい
る。
【0026】本実施例において移送パイプ32への玉の
流入口はステンレス製で形成されている。従来この流入
口は金属メッキ性であり、このため長期の使用によりメ
ッキの剥がれを生じて玉の転がり抵抗が増加し、玉の流
量の低下を招いていた。今回流入口の材質をステンレス
製にしたことにより、この流量の低下が解決され、長期
の使用によってもスムーズに玉が流れるように成ってい
る。
【0027】移送パイプ32には垂直状に設置された揚
送パイプ33が連接され、該揚送パイプ33内にも揚送
螺旋体が内装され、該揚送螺旋体は揚送モータ31にて
回転するように形成されている。従って、移送パイプ3
2内に流下した玉は、移送モータ33の回転による移送
螺旋体の回転によって揚送パイプ33の下部に移送さ
れ、順次揚送モータ31の回転による揚送螺旋体の回転
により、研磨粒とともに揚送パイプ33内で混合撹拌さ
れ、研磨されながら上部に揚送されていく。
【0028】揚送パイプ33の下部には研磨粒を交換す
る際、使用するフレキシブルな研磨粒取り出し口が設け
られている。これは従来固定式であったために、島内の
柱等で研磨粒の取り出しが出来ない場合を生じることを
改良したもので、本実施例のように研磨粒取り出し口を
フレキシブルに形成したことにより、研磨粒取り出し作
業が容易に行えるようになったものである。
【0029】また、パチンコ玉揚送装置8の上部には、
選別装置37が設けられていて、該選別装置37にて揚
送されてきた玉と研磨粒が分離されるように成してい
る。さらに選別装置37の両端には、補給樋5が連接さ
れ、選別装置37で分離された玉は補給樋5を転動して
再び各表2、台間玉貸機4に供給されるように成ってい
る。
【0030】34は選別装置37で分離された研磨粒が
汚れたとき清浄にする研磨粒清浄装置であり、研磨粒回
収パイプの研磨粒分離部を介して研磨粒清浄循環パイプ
から研磨粒が流下するように成っている。研磨粒清浄装
置34で清浄された研磨粒は再び揚送パイプ33の下部
に還流されるように成っている。
【0031】尚、38は長筒体である研磨粒投入口であ
り、従来開口部しかなかったものを、長筒体を取り付け
たことにより、より研磨粒が不足した時など投入しやす
くなっものである。また36は集塵モータ、35は集塵
ボックスであり、パチンコ玉揚送装置8内で発生した粉
塵を集塵するように成している。
【0032】
【発明の効果】本願発明の玉補給還元システムによれ
ば、島中央のパチンコ玉揚送装置に研磨粒清浄装置を備
えている構成でありながら、然も島端部に設けた玉貯留
タンク内に貯留したパチンコ玉を単独パチンコ島内でパ
チンコ玉を循環還流し、且つ単独パチンコ島内のパチン
コ玉の全体保有量を制御することが可能なシステムとし
たため、機構全体が極めてシンプルと成り、例えば営業
中に島端部の玉貯留タンク内の排出機構のモータ等が故
障した場合であっても島端に設置されているので島端近
傍の表台を一台中止にすれば修復作業が行えるように成
り、島中央に設置したタンクによるシステムに比べて少
数の遊技者だけの移動で済むため今迄多数の遊技者に迷
惑を掛けていた営業上の大きな課題を解消した効果を有
し、さらに、島端には大容量のパチンコ玉が収容可能な
玉貯留タンクを設置した玉補給還元システムとしたた
め、パチンコ玉揚送装置の下側両端にスペースが出来、
ここに研磨粒清浄装置を具備することが出来るので、汚
れた研磨粒をいちいち取り出して洗浄し、再度投入する
手作業が必要なくなり閉店後の店員の労力を軽減するこ
とが出来る効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】島の右半分を表わした正面図である。
【図2】島端の玉量調整器の正面図である。
【図3】島端の玉量調整器の側面図である。
【図4】保有量検出手段の拡大図である。
【図5】非常用補充器の斜視である。
【図6】パチンコ玉揚送装置の上部タンクの正面図であ
る。
【図7】自動開閉装置の開時した時の正面図である。
【図8】自動開閉装置の開時した時の側面図である。
【図9】自動開閉装置の閉時した時の正面図である。
【図10】自動開閉装置の閉時した時の側面図である。
【図11】島端の玉量調整器の平面図である。
【図12】回収樋に設けた玉衝撃緩衝部材の斜視図であ
る。
【図13】従来例図である。
【符号の説明】
3 玉量調整器 8 パチンコ玉揚送装置 9 上部タンク 10 玉貯留タンク 11 パチンコ玉検出スイッチ 13 開閉機構 15 保有量検出手段 16 表示装置 17 景品玉計数器 25 非常用補充器 29 人為感知センサー 34 研磨粒清浄装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−252481(JP,A) 特開 平3−222980(JP,A) 特開 平2−209182(JP,A) 特開 昭53−39200(JP,A) 特開 平2−142586(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の遊技台と台間玉貸機を備えた単独
    パチンコ島の端部に景品玉計数器と玉貯留タンクを設
    け、該景品玉計数器に投入したパチンコ玉は下部の回収
    樋にて回収し、島中央に設置したパチンコ玉揚送装置で
    パチンコ玉と研磨粒を混合攪拌しながら揚送し、上方の
    上部タンク内の選別装置で選別し、選別された研磨粒は
    再使用されると共にパチンコ玉は上部の補給樋から遊技
    台と台間玉貸機に補給して、前記単独パチンコ島内でパ
    チンコ玉が循環還流するように成し、且つ単独パチンコ
    島内のパチンコ玉の全体保有量を制御すると共に、全体
    保有量に応じて景品玉計数器への投入を規制するように
    成した玉補給還元システムに於いて、前記パチンコ玉揚
    送装置の上方に設置した上部タンク内の貯留部で選別装
    置で選別した後のパチンコ玉を常時貯留維持できるよう
    に構成し、該上部タンク内に貯留されたパチンコ玉は補
    給樋から遊技台と台間玉貸機に補給して循環させ、循環
    途中の島端部に設けた玉貯留タンク内で一時貯留され、
    貯留されたパチンコ玉は任意の制御手段を介して前記回
    収樋に排出させるように成し、前記上部タンク内の選別
    装置内で選別した際の研磨粒を清浄化させる研磨粒清浄
    装置がパチンコ玉揚送装置に具備されていると共に、前
    記玉貯留タンク内の貯留量は保有量検出手段の検出信号
    により検出して景品玉計数器への投入を規制して、各単
    独パチンコ島の玉量の全体保有量を適正範囲内に維持さ
    せ、且つパチンコ玉揚送装置内で循環還流してパチンコ
    玉を磨いている研磨粒が汚れた際は研磨粒清浄装置に導
    いて清浄し、清浄後再びパチンコ玉揚送装置へ還流させ
    るようにしたことを特徴とするパチンコ遊技店の玉補給
    還元システム。
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