JP2557302B2 - パチンコ遊技店の玉補給還元システム - Google Patents
パチンコ遊技店の玉補給還元システムInfo
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- JP2557302B2 JP2557302B2 JP3352743A JP35274391A JP2557302B2 JP 2557302 B2 JP2557302 B2 JP 2557302B2 JP 3352743 A JP3352743 A JP 3352743A JP 35274391 A JP35274391 A JP 35274391A JP 2557302 B2 JP2557302 B2 JP 2557302B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技店内の各
島において各遊技台にパチンコ玉を補給し、アウト玉を
回収し、遊技玉を貸し出し、景品玉を回収する玉補給還
元システムに関し、更に詳しくは各島内の玉循環経路中
のパチンコ玉の偏在を防止して各所で玉量を所定範囲内
に維持すると共に、店内でのパチンコ玉の偏在を防止す
ることが可能な玉補給還元システムに関するものであ
る。
島において各遊技台にパチンコ玉を補給し、アウト玉を
回収し、遊技玉を貸し出し、景品玉を回収する玉補給還
元システムに関し、更に詳しくは各島内の玉循環経路中
のパチンコ玉の偏在を防止して各所で玉量を所定範囲内
に維持すると共に、店内でのパチンコ玉の偏在を防止す
ることが可能な玉補給還元システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技店には、島と呼称されるパ
チンコの遊技台を多数並設したブロックが存在し、遊技
店に於いてはこの島を各種の管理制御を行う1単位とし
ている。しかし、各遊技台は機種によって出玉率等が異
なり、客付きもまちまちであり、また、客が遊技台を変
える際には自己の保有するパチンコ玉を持って移動する
ため、各島で循環する玉量が増減してパチンコ玉の偏在
が生じるので、各島が保有する玉量を平均化させる装置
が提案されている。即ち、先に本出願人が開示した特願
平2−311370号では、各島の玉保有量を検出する
検出手段を設け、この検出手段の検出信号により島の玉
保有量が所定値以上に成った場合には景品玉計数器を停
止させ、景品玉の投入を禁止規制すると共に、景品玉計
数器の近傍に設けた表示部によって景品玉の投入を許容
する他の島を指示して客に他の島に設けた景品玉計数器
の所へ移動させるように構成した、玉補給還元システム
が提案されている。これにより店内の各島間に於けるパ
チンコ玉の偏在を防止することが可能と成っている。
チンコの遊技台を多数並設したブロックが存在し、遊技
店に於いてはこの島を各種の管理制御を行う1単位とし
ている。しかし、各遊技台は機種によって出玉率等が異
なり、客付きもまちまちであり、また、客が遊技台を変
える際には自己の保有するパチンコ玉を持って移動する
ため、各島で循環する玉量が増減してパチンコ玉の偏在
が生じるので、各島が保有する玉量を平均化させる装置
が提案されている。即ち、先に本出願人が開示した特願
平2−311370号では、各島の玉保有量を検出する
検出手段を設け、この検出手段の検出信号により島の玉
保有量が所定値以上に成った場合には景品玉計数器を停
止させ、景品玉の投入を禁止規制すると共に、景品玉計
数器の近傍に設けた表示部によって景品玉の投入を許容
する他の島を指示して客に他の島に設けた景品玉計数器
の所へ移動させるように構成した、玉補給還元システム
が提案されている。これにより店内の各島間に於けるパ
チンコ玉の偏在を防止することが可能と成っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】確かに、先に開示した
玉補給還元システムでは、島間のパチンコ玉の偏在を防
止することが出来るのではあるが、単にこれだけでは各
々の島内各所に於ける玉量配分の最適化を実行する手段
が未熟であり、補給樋、回収樋、玉貯留タンク(アウト
玉タンク)、揚送装置の上部タンク(島タンク)等の何
れかの部位にパチンコ玉が偏る問題が生じていた。例え
ば、複数の遊技台に同時にフィーバーが掛かったような
場合、玉補給の最優先箇所である上部タンクにパチンコ
玉が不足していると、遊技台への補給が間に合わなく成
ってトラブルを招く課題は解消されていなかった。そし
て、これ等の制御は単なるパチンコ玉の循環経路の工夫
だけでは不足で電気的な制御を含めた全機構的な見直し
が必要であり、また結局のところ、この島が提供する景
品玉が他の島の景品玉計数器に持ち込まれたり、逆に他
の島からの景品玉がここの景品玉計数器に投入されたり
するものである以上、全体的な見直しは前述した島間の
パチンコ玉の偏在という問題にも深く拘ってくるのであ
る。
玉補給還元システムでは、島間のパチンコ玉の偏在を防
止することが出来るのではあるが、単にこれだけでは各
々の島内各所に於ける玉量配分の最適化を実行する手段
が未熟であり、補給樋、回収樋、玉貯留タンク(アウト
玉タンク)、揚送装置の上部タンク(島タンク)等の何
れかの部位にパチンコ玉が偏る問題が生じていた。例え
ば、複数の遊技台に同時にフィーバーが掛かったような
場合、玉補給の最優先箇所である上部タンクにパチンコ
玉が不足していると、遊技台への補給が間に合わなく成
ってトラブルを招く課題は解消されていなかった。そし
て、これ等の制御は単なるパチンコ玉の循環経路の工夫
だけでは不足で電気的な制御を含めた全機構的な見直し
が必要であり、また結局のところ、この島が提供する景
品玉が他の島の景品玉計数器に持ち込まれたり、逆に他
の島からの景品玉がここの景品玉計数器に投入されたり
するものである以上、全体的な見直しは前述した島間の
パチンコ玉の偏在という問題にも深く拘ってくるのであ
る。
【0004】上記課題を解決するため創案したもので、
遊技店内の各島の玉循環経路中の玉数を所定範囲内に維
持すると共に、店内のパチンコ玉の偏在を防止可能にし
た玉補給還元システムを提供する目的としている。
遊技店内の各島の玉循環経路中の玉数を所定範囲内に維
持すると共に、店内のパチンコ玉の偏在を防止可能にし
た玉補給還元システムを提供する目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を達成する
ために、第1項に記載した発明は、単独パチンコ島内で
パチンコ玉を循環還流する第1及び第2の循環経路を具
備し且つ遊技店内のパチンコ玉の全体保有量を制御する
ように成した玉補給還元システムに於いて、複数の遊技
台と台間玉貸機を備えた単独パチンコ島の端部に景品玉
計数器と玉貯留タンクを設け、該景品玉計数器に投入し
た景品玉と遊技台から排出したアウト玉を下部の回収樋
にて回収し、島中央のパチンコ玉揚送装置で揚送し、上
部の補給樋から遊技台と台間玉貸機に補給する第1の循
環経路を形成し、前記パチンコ玉揚送装置の上方に設け
た上部タンク内に玉量を検出するパチンコ玉量検出手段
が設けられ、該パチンコ玉量検出手段により設定玉量以
上に貯留されたパチンコ玉は排出パイプの排出口からオ
ーバーフロー樋を介して島端部の玉貯留タンクに導か
れ、該玉貯留タンク内の貯留玉は任意の制御手段の開閉
動作により前記回収樋へ排出する第2の循環経路を形成
し、前記玉貯留タンク内の保有量玉検出手段からの検出
信号に基づいて景品玉計数器への景品玉の投入を規制
し、且つ景品玉計数器近傍に設けた表示手段により景品
玉の投入を許容する他の単独パチンコ島を指示して遊技
店内での玉の偏在を防止するようにし、総合的に各単独
パチンコ島の玉循環経路中の各所の玉量を適正範囲内に
維持するようにしたものである。
ために、第1項に記載した発明は、単独パチンコ島内で
パチンコ玉を循環還流する第1及び第2の循環経路を具
備し且つ遊技店内のパチンコ玉の全体保有量を制御する
ように成した玉補給還元システムに於いて、複数の遊技
台と台間玉貸機を備えた単独パチンコ島の端部に景品玉
計数器と玉貯留タンクを設け、該景品玉計数器に投入し
た景品玉と遊技台から排出したアウト玉を下部の回収樋
にて回収し、島中央のパチンコ玉揚送装置で揚送し、上
部の補給樋から遊技台と台間玉貸機に補給する第1の循
環経路を形成し、前記パチンコ玉揚送装置の上方に設け
た上部タンク内に玉量を検出するパチンコ玉量検出手段
が設けられ、該パチンコ玉量検出手段により設定玉量以
上に貯留されたパチンコ玉は排出パイプの排出口からオ
ーバーフロー樋を介して島端部の玉貯留タンクに導か
れ、該玉貯留タンク内の貯留玉は任意の制御手段の開閉
動作により前記回収樋へ排出する第2の循環経路を形成
し、前記玉貯留タンク内の保有量玉検出手段からの検出
信号に基づいて景品玉計数器への景品玉の投入を規制
し、且つ景品玉計数器近傍に設けた表示手段により景品
玉の投入を許容する他の単独パチンコ島を指示して遊技
店内での玉の偏在を防止するようにし、総合的に各単独
パチンコ島の玉循環経路中の各所の玉量を適正範囲内に
維持するようにしたものである。
【0006】第2項に記載した発明は、前記制御手段
は、通常自動開閉装置により、シャッターを設定時間開
放し、設定時間閉鎖して玉貯留タンク内の貯留玉を小出
しに自動制御して排出する排出機構であることを特徴と
したものである。
は、通常自動開閉装置により、シャッターを設定時間開
放し、設定時間閉鎖して玉貯留タンク内の貯留玉を小出
しに自動制御して排出する排出機構であることを特徴と
したものである。
【0007】第3項に記載した発明は、前記制御手段
が、自動開閉装置により流出口を開閉すると共に、前記
景品玉計数器への景品玉投入時には自動開閉装置による
流出口の開閉が行われないように設定された排出機構で
あることを特徴としたものである。
が、自動開閉装置により流出口を開閉すると共に、前記
景品玉計数器への景品玉投入時には自動開閉装置による
流出口の開閉が行われないように設定された排出機構で
あることを特徴としたものである。
【0008】第4項に記載した発明は、前記制御手段
が、上部タンク内に取付られたパチンコ玉量検出手段か
らの検出量により所定時間開放状態のままと成り、且つ
開放状態にもかかわらずパチンコ玉量検出手段が検出し
ない時は繰返し行なわれ、パチンコ玉量検出手段で検出
した際は通常の自動開閉装置の排出機構に切替るように
したものである。
が、上部タンク内に取付られたパチンコ玉量検出手段か
らの検出量により所定時間開放状態のままと成り、且つ
開放状態にもかかわらずパチンコ玉量検出手段が検出し
ない時は繰返し行なわれ、パチンコ玉量検出手段で検出
した際は通常の自動開閉装置の排出機構に切替るように
したものである。
【0009】第5項に記載した発明は、第1項乃至第4
項に関し、前記制御手段が、通常時は自動制御され、非
常時は手動操作が可能と成るように設定された排出機構
であることを特徴としたものである。
項に関し、前記制御手段が、通常時は自動制御され、非
常時は手動操作が可能と成るように設定された排出機構
であることを特徴としたものである。
【0010】
【作用】パチンコ玉揚送装置の上部タンク内の所要箇所
にパチンコ玉量検出手段を設けると共に、設定量以上に
なったパチンコ玉を排出する排出パイプを設けているの
で、回収したパチンコ玉を揚送し上部タンク内に貯留さ
れるパチンコ玉は、パチンコ玉量検出手段以上に貯留さ
れることがない。即ち、設定量を越えると排出パイプの
排出口から溢れ出し、該排出口にはオーバーフロー樋が
接続されており、オーバーフロー樋は玉貯留タンクに延
設されているので、このオーバーフロー樋を流下してい
き島端の玉貯留タンク内に貯留されるのである。玉貯留
タンク内に貯留しているパチンコ玉は任意に設定した開
閉時間に応じて排出するよう制御手段である自動開閉装
置によって前記回収樋へタイミングよく小出しに排出し
て、上部タンク内、即ち補給樋内に十分な玉量が存在す
るように設定している訳である。このようにして島の各
所での玉量が常時適正な値に保たれるのであり、このこ
とは景品玉計数器への景品玉の投入を規制し得る手段及
び景品玉計数器の近傍に設けた指示器により景品玉の投
入を許容する他の島を指示し得る手段と相まって、島間
での景品玉の移動が生じた場合にも有効なのである。
尚、本発明の場合、玉貯留タンクがパチンコ玉揚送装置
の下部両端ではなく、島端の玉量調整器内に設けられて
いることにより、この部位の故障では島端に位置する遊
技台のみ使用を中止するだけで修理調整作業が可能であ
り、遊技客に迷惑を掛ける心配が最小限で済む利点を有
している。
にパチンコ玉量検出手段を設けると共に、設定量以上に
なったパチンコ玉を排出する排出パイプを設けているの
で、回収したパチンコ玉を揚送し上部タンク内に貯留さ
れるパチンコ玉は、パチンコ玉量検出手段以上に貯留さ
れることがない。即ち、設定量を越えると排出パイプの
排出口から溢れ出し、該排出口にはオーバーフロー樋が
接続されており、オーバーフロー樋は玉貯留タンクに延
設されているので、このオーバーフロー樋を流下してい
き島端の玉貯留タンク内に貯留されるのである。玉貯留
タンク内に貯留しているパチンコ玉は任意に設定した開
閉時間に応じて排出するよう制御手段である自動開閉装
置によって前記回収樋へタイミングよく小出しに排出し
て、上部タンク内、即ち補給樋内に十分な玉量が存在す
るように設定している訳である。このようにして島の各
所での玉量が常時適正な値に保たれるのであり、このこ
とは景品玉計数器への景品玉の投入を規制し得る手段及
び景品玉計数器の近傍に設けた指示器により景品玉の投
入を許容する他の島を指示し得る手段と相まって、島間
での景品玉の移動が生じた場合にも有効なのである。
尚、本発明の場合、玉貯留タンクがパチンコ玉揚送装置
の下部両端ではなく、島端の玉量調整器内に設けられて
いることにより、この部位の故障では島端に位置する遊
技台のみ使用を中止するだけで修理調整作業が可能であ
り、遊技客に迷惑を掛ける心配が最小限で済む利点を有
している。
【0011】また、前記制御手段は通常自動開閉装置に
より、シャッターを設定時間開放し、設定時間閉鎖して
玉貯留タンク内の貯留玉を小出しに自動制御して排出す
る排出機構としたことで、定期的に排出されるので島内
の玉循環経路中のパチンコ玉の偏在が防止出来る。
より、シャッターを設定時間開放し、設定時間閉鎖して
玉貯留タンク内の貯留玉を小出しに自動制御して排出す
る排出機構としたことで、定期的に排出されるので島内
の玉循環経路中のパチンコ玉の偏在が防止出来る。
【0012】また、前記制御手段が自動開閉装置により
流出口を自動開閉する場合、玉貯留タンク内の貯留玉は
小出しに回収樋へと排出されるが、前記景品玉計数器へ
の景品玉投入時には自動開閉装置による流出口の開閉が
行われないように設定して、景品玉計数器からの景品玉
を優先的に回収樋に送り出すことが出来る。
流出口を自動開閉する場合、玉貯留タンク内の貯留玉は
小出しに回収樋へと排出されるが、前記景品玉計数器へ
の景品玉投入時には自動開閉装置による流出口の開閉が
行われないように設定して、景品玉計数器からの景品玉
を優先的に回収樋に送り出すことが出来る。
【0013】また、前記制御手段が上部タンク内の所要
箇所に取り付けたパチンコ玉量検出手段からの検出信号
に基づいて不足した時は、前記流出口のシャッターを所
定時間開放したままにし、早急に上部タンク内に貯留さ
せるようにし、且つ開放したままでも検出信号がない時
は繰返し開放状態のままとなっていて、検出した際は、
通常の設定時間開放、設定時間閉鎖の自動制御する排出
機構に切替わるのである。即ち、上部タンク内の玉量に
よって早期に対応が出来るようになっている。
箇所に取り付けたパチンコ玉量検出手段からの検出信号
に基づいて不足した時は、前記流出口のシャッターを所
定時間開放したままにし、早急に上部タンク内に貯留さ
せるようにし、且つ開放したままでも検出信号がない時
は繰返し開放状態のままとなっていて、検出した際は、
通常の設定時間開放、設定時間閉鎖の自動制御する排出
機構に切替わるのである。即ち、上部タンク内の玉量に
よって早期に対応が出来るようになっている。
【0014】また、前記制御手段が通常時は自動制御さ
れ、非常時は手動操作が可能と成るように設定されてい
るので、例えば前記玉貯留タンクの流出口が何等かの原
因で閉塞された儘に成ったような場合でも、手動で流出
口を開放することが出来るため、補給樋内の玉量が不足
するような問題が起こらない。
れ、非常時は手動操作が可能と成るように設定されてい
るので、例えば前記玉貯留タンクの流出口が何等かの原
因で閉塞された儘に成ったような場合でも、手動で流出
口を開放することが出来るため、補給樋内の玉量が不足
するような問題が起こらない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
はこの実施例にのみ限定されるものではない。
はこの実施例にのみ限定されるものではない。
【0016】図1は島の右半分を表わした正面図であ
り、図2は島端の玉量調整器の正面図であり、図3は玉
量調整器の側面図であり、図4は保有量検出手段の拡大
図であり、図6はパチンコ玉揚送装置の上部タンクの正
面図である。本実施例のパチンコ島1は並設された複数
の遊技台2と台間玉貸機4を備え、島1の右側端部には
景品玉計数器17、表示装置16、シャッター12及び
開閉機構13、玉貯留タンク10内に保有量検出手段1
5が組み込まれた玉量調整器3が取り付けられている。
さらに、景品玉計数器17の後部には景品玉計数器17
の投入を可否する開閉扉17bを具備した開閉作動機構
17aが設けられている。前記島1の上方には中央より
両端部に向かってパチンコ玉(以下単に玉という)が流
下出来るように補給樋5が傾斜状に配設されると共に、
下方には後述するパチンコ玉揚送装置8に向かって玉が
集合するように回収樋6が傾斜状に配設され、上記補給
樋5から各遊技台2の上皿に補給パイプ26が介設さ
れ、各遊技台2に打ち込まれて流出するアウト玉、及び
景品玉計数器17に投入された景品玉を前記回収樋6に
集合させ、当該回収樋6の玉を揚送するパチンコ玉揚送
装置8が設けられ、当該パチンコ玉揚送装置8の上部に
設けた上部タンク9の下方開口部に前記補給樋5を接続
して第1の循環経路が形成されている。また、回収樋6
の内には図12のように玉衝撃緩衝部材6aが少なくと
も1つ以上、本実施例では、中間位置とパチンコ玉揚送
装置8に入る直前の2箇所に設けられていて、制御手段
である排出機構が設定時間開放すると一度に多量の玉が
流下していくため、玉の速度を減速させて玉の流下音を
抑えるように設けられている。また、パチンコ玉揚送装
置8に勢いよく流下していくのも防止している。
り、図2は島端の玉量調整器の正面図であり、図3は玉
量調整器の側面図であり、図4は保有量検出手段の拡大
図であり、図6はパチンコ玉揚送装置の上部タンクの正
面図である。本実施例のパチンコ島1は並設された複数
の遊技台2と台間玉貸機4を備え、島1の右側端部には
景品玉計数器17、表示装置16、シャッター12及び
開閉機構13、玉貯留タンク10内に保有量検出手段1
5が組み込まれた玉量調整器3が取り付けられている。
さらに、景品玉計数器17の後部には景品玉計数器17
の投入を可否する開閉扉17bを具備した開閉作動機構
17aが設けられている。前記島1の上方には中央より
両端部に向かってパチンコ玉(以下単に玉という)が流
下出来るように補給樋5が傾斜状に配設されると共に、
下方には後述するパチンコ玉揚送装置8に向かって玉が
集合するように回収樋6が傾斜状に配設され、上記補給
樋5から各遊技台2の上皿に補給パイプ26が介設さ
れ、各遊技台2に打ち込まれて流出するアウト玉、及び
景品玉計数器17に投入された景品玉を前記回収樋6に
集合させ、当該回収樋6の玉を揚送するパチンコ玉揚送
装置8が設けられ、当該パチンコ玉揚送装置8の上部に
設けた上部タンク9の下方開口部に前記補給樋5を接続
して第1の循環経路が形成されている。また、回収樋6
の内には図12のように玉衝撃緩衝部材6aが少なくと
も1つ以上、本実施例では、中間位置とパチンコ玉揚送
装置8に入る直前の2箇所に設けられていて、制御手段
である排出機構が設定時間開放すると一度に多量の玉が
流下していくため、玉の速度を減速させて玉の流下音を
抑えるように設けられている。また、パチンコ玉揚送装
置8に勢いよく流下していくのも防止している。
【0017】次に、第2の循環経路は前記上部タンク9
の底部より排出パイプ18を立設し、上部タンク9内に
貯留した玉が設定量以上になると余剰玉は排出口18a
よりオーバーフロー樋7に排出され、該オーバーフロー
樋7は補給樋5の真下で玉貯留タンク10に向けて傾斜
状態に保持し、その端部を島端の玉量調整器3内上部及
び背面部に設けた玉貯留タンク10に導入し、玉貯留タ
ンク10内の玉を貯留タンク10下部に設けた制御手段
であるシャッター12の流出口12aを介して前記回収
樋6へ排出させて循環させるように構成されている。
の底部より排出パイプ18を立設し、上部タンク9内に
貯留した玉が設定量以上になると余剰玉は排出口18a
よりオーバーフロー樋7に排出され、該オーバーフロー
樋7は補給樋5の真下で玉貯留タンク10に向けて傾斜
状態に保持し、その端部を島端の玉量調整器3内上部及
び背面部に設けた玉貯留タンク10に導入し、玉貯留タ
ンク10内の玉を貯留タンク10下部に設けた制御手段
であるシャッター12の流出口12aを介して前記回収
樋6へ排出させて循環させるように構成されている。
【0018】図7乃至図10を参照しつつ説明すると自
動開閉装置は、前記シャッター12の開閉機構13によ
り上下に開閉自在であり、玉貯留タンク10内の玉を回
収樋6へ小出しする目的で設けられており、当該開閉機
構13は駆動モータ13aのカム20の偏心位置に取り
付けられたピン22がシャッター12のガイド板23に
開口されたガイド溝24に挿通されており、また、前記
カム20には回転検出板21が同軸で取り付けられてい
る。該回転検出板21は外周部分に切欠部を有し、これ
を挟む位置に置かれた発光・受光素子との組み合わせで
前記ピン22の回転位置を検出してモータの回転制御に
供される。尚、シャッター12の開閉運動は、景品玉計
数器17への景品玉投入時に回収樋6をオーバーフロー
させない目的で、開閉が行われないように設定され、さ
らに、上部タンク9内の所要箇所に取り付けたパチンコ
玉量検出スイッチ11からの検出信号により、上部タン
ク9の玉量を規定値以下に下げない目的で、所定時間開
放状態を保つように設定され、さらに、通常時には自動
制御されている。制御手段の自動開閉装置は上述したよ
うに排出する機構となっていて、小出しに排出すること
によって玉貯留タンク10内に玉を貯留させないで排出
してパチンコ玉揚送装置8にて玉が磨がけるようにして
いるためである。また、前記モータが動作不良に成るな
どの非常時には、手動操作が可能と成るように設定され
ている。尚、前記ガイド溝24の形状は、時計廻りに回
転するピン22が押し上げる左側の溝を下方に、また、
押し下げる右側の溝を上方に余分に切り欠いて、モータ
の連続回転にも拘らずシャッター12の上下運動に於け
る上下至端での運動を一時停止するように設定してい
る。尚、この実施例では上下に開閉するようにしたが左
右に開閉するものであってもよい。
動開閉装置は、前記シャッター12の開閉機構13によ
り上下に開閉自在であり、玉貯留タンク10内の玉を回
収樋6へ小出しする目的で設けられており、当該開閉機
構13は駆動モータ13aのカム20の偏心位置に取り
付けられたピン22がシャッター12のガイド板23に
開口されたガイド溝24に挿通されており、また、前記
カム20には回転検出板21が同軸で取り付けられてい
る。該回転検出板21は外周部分に切欠部を有し、これ
を挟む位置に置かれた発光・受光素子との組み合わせで
前記ピン22の回転位置を検出してモータの回転制御に
供される。尚、シャッター12の開閉運動は、景品玉計
数器17への景品玉投入時に回収樋6をオーバーフロー
させない目的で、開閉が行われないように設定され、さ
らに、上部タンク9内の所要箇所に取り付けたパチンコ
玉量検出スイッチ11からの検出信号により、上部タン
ク9の玉量を規定値以下に下げない目的で、所定時間開
放状態を保つように設定され、さらに、通常時には自動
制御されている。制御手段の自動開閉装置は上述したよ
うに排出する機構となっていて、小出しに排出すること
によって玉貯留タンク10内に玉を貯留させないで排出
してパチンコ玉揚送装置8にて玉が磨がけるようにして
いるためである。また、前記モータが動作不良に成るな
どの非常時には、手動操作が可能と成るように設定され
ている。尚、前記ガイド溝24の形状は、時計廻りに回
転するピン22が押し上げる左側の溝を下方に、また、
押し下げる右側の溝を上方に余分に切り欠いて、モータ
の連続回転にも拘らずシャッター12の上下運動に於け
る上下至端での運動を一時停止するように設定してい
る。尚、この実施例では上下に開閉するようにしたが左
右に開閉するものであってもよい。
【0019】次に、図2は島端に設置した玉量調整器の
正面図であり、玉量調整器3の前面部中段に景品玉計数
器17及び発券機19が設置され、上段に表示装置16
が取り付けられている。玉量調整器3の最上段及び表示
装置16、前記景品玉計数器17、発券機19の背面部
分には玉貯留タンク10が設けられている。発券機19
は景品玉計数器17で計数された玉数をカード等におき
かえるためのものである。玉貯留タンク10の側壁のど
ちらか一方に保有量検出手段15である検出スイッチが
取付られている。さらに詳しく詳述すると第3及び4図
で示すように、縦並びに適宜間隔を保っていて例えば1
2個のスイッチ部材14が軸14aを介して援動自在に
設けられている。上記12個のスイッチ部材14のうち
の例えば5個にマイクロスイッチを取り付けて保有量を
検出している。上から順にスイッチを説明すると第1検
出スイッチ15aは自島の景品玉計数器17を閉める信
号を検出するスイッチ、第2検出スイッチ15bは自島
の景品玉計数器17を開ける信号を検出するスイッチ、
第3検出スイッチ15cは玉貯留タンク10内の玉量を
確認するスイッチ、第4検出スイッチ15dは他島の景
品玉計数器17を開ける信号を検出するスイッチ、第5
検出スイッチ15eは他島の景品玉計数器17を閉める
信号を検出するスイッチである。上記説明で景品玉計数
器17を開ける、閉めるとは、景品玉計数器17への投
入可否は開閉扉17bによって行われる。開閉扉17b
は景品玉計数器17の後側に設けた開閉作動機構17a
により、作動するようになっている。即ち、玉貯留タン
ク10内の第1検出スイッチ15aの信号により景品玉
計数機17への投入を中止にさせるときは開閉扉17b
が下がってきて、景品玉計数器17への投入ができない
ようになる。また、第5検出スイッチ15eの信号によ
り投入させるときは開閉扉17bが上がり、景品玉計数
器17への投入が可能となる。
正面図であり、玉量調整器3の前面部中段に景品玉計数
器17及び発券機19が設置され、上段に表示装置16
が取り付けられている。玉量調整器3の最上段及び表示
装置16、前記景品玉計数器17、発券機19の背面部
分には玉貯留タンク10が設けられている。発券機19
は景品玉計数器17で計数された玉数をカード等におき
かえるためのものである。玉貯留タンク10の側壁のど
ちらか一方に保有量検出手段15である検出スイッチが
取付られている。さらに詳しく詳述すると第3及び4図
で示すように、縦並びに適宜間隔を保っていて例えば1
2個のスイッチ部材14が軸14aを介して援動自在に
設けられている。上記12個のスイッチ部材14のうち
の例えば5個にマイクロスイッチを取り付けて保有量を
検出している。上から順にスイッチを説明すると第1検
出スイッチ15aは自島の景品玉計数器17を閉める信
号を検出するスイッチ、第2検出スイッチ15bは自島
の景品玉計数器17を開ける信号を検出するスイッチ、
第3検出スイッチ15cは玉貯留タンク10内の玉量を
確認するスイッチ、第4検出スイッチ15dは他島の景
品玉計数器17を開ける信号を検出するスイッチ、第5
検出スイッチ15eは他島の景品玉計数器17を閉める
信号を検出するスイッチである。上記説明で景品玉計数
器17を開ける、閉めるとは、景品玉計数器17への投
入可否は開閉扉17bによって行われる。開閉扉17b
は景品玉計数器17の後側に設けた開閉作動機構17a
により、作動するようになっている。即ち、玉貯留タン
ク10内の第1検出スイッチ15aの信号により景品玉
計数機17への投入を中止にさせるときは開閉扉17b
が下がってきて、景品玉計数器17への投入ができない
ようになる。また、第5検出スイッチ15eの信号によ
り投入させるときは開閉扉17bが上がり、景品玉計数
器17への投入が可能となる。
【0020】次に、各検出スイッチの役割について詳述
すると、通常は玉貯留タンク10内の第2、3検出スイ
ッチ15b、15c付近に貯留させておき、景品玉の投
入が例えば一箇所の景品玉計数器17に集中した場合、
貯留量は増えていき、第1検出スイッチ15aで検出し
たとき開閉扉17bが閉って、景品玉計数器17への投
入を中止させる。その間は景品玉計数器17の使用が中
止となっていて表示装置16に他の島への指示表示がさ
れている。そして第1検出スイッチ15aより貯留玉が
減っていき、第2検出スイッチ15bで検出したら、開
閉扉17bを開けて自島の景品玉計数器17への投入が
可能となる。
すると、通常は玉貯留タンク10内の第2、3検出スイ
ッチ15b、15c付近に貯留させておき、景品玉の投
入が例えば一箇所の景品玉計数器17に集中した場合、
貯留量は増えていき、第1検出スイッチ15aで検出し
たとき開閉扉17bが閉って、景品玉計数器17への投
入を中止させる。その間は景品玉計数器17の使用が中
止となっていて表示装置16に他の島への指示表示がさ
れている。そして第1検出スイッチ15aより貯留玉が
減っていき、第2検出スイッチ15bで検出したら、開
閉扉17bを開けて自島の景品玉計数器17への投入が
可能となる。
【0021】また、逆に玉貯留タンク10内の玉が第3
検出スイッチ15cより少なくなった場合、つまり第5
検出スイッチ15e付近まで貯留玉が減ったとき、隣接
する他島の貯留量の多い島の景品玉計数器17の開閉扉
17bを閉めて中止させ減っている島に投入してもらう
ようにする。そして第5検出スイッチ15eより第4検
出スイッチ15dで検出すると前記他島の景品玉計数器
17の開閉扉17bを解除して投入ができるようにな
る。前記表示装置16には隣合う左右の両島のいずれか
を矢印表示する電光表示器が設けられている。また、表
示装置16には人為感知センサー29が設けられて、感
知したときのみ上記の電光表示と同時に音声案内するよ
うにもなっている。即ち、人がいない時は表示のみとな
っていて、人を感知すると音声もでるようになっている
ので投入時の誤りが防止出来る。
検出スイッチ15cより少なくなった場合、つまり第5
検出スイッチ15e付近まで貯留玉が減ったとき、隣接
する他島の貯留量の多い島の景品玉計数器17の開閉扉
17bを閉めて中止させ減っている島に投入してもらう
ようにする。そして第5検出スイッチ15eより第4検
出スイッチ15dで検出すると前記他島の景品玉計数器
17の開閉扉17bを解除して投入ができるようにな
る。前記表示装置16には隣合う左右の両島のいずれか
を矢印表示する電光表示器が設けられている。また、表
示装置16には人為感知センサー29が設けられて、感
知したときのみ上記の電光表示と同時に音声案内するよ
うにもなっている。即ち、人がいない時は表示のみとな
っていて、人を感知すると音声もでるようになっている
ので投入時の誤りが防止出来る。
【0022】ここで一例を説明すると、5つ島から成る
遊技店においては、例えば中央の島の保有量が第5検出
スイッチ15e付近で減ってしまった場合、その両島の
貯留量を検出し、第2検出スイッチ15b以上ある島の
景品玉計数器17を中止させて中央の島へ投入するよう
表示装置16にて表示させるのである。また、第2検出
スイッチ15b以上両島がない場合でも、いずれか多い
島の方の景品玉計数器17を中止させる。さらに、両島
の島も第4検出スイッチ15e付近にある場合、中止さ
せてしまうとなくなってしまうので、両島のさらに隣り
の島が多ければ中止させるようにしている。また、全島
が第4検出スイッチ15d付近にある時は景品玉計数器
17は止めないで投入可の状態になっている。実施例で
の第1〜5検出スイッチの取付位置は任意であり、遊技
店の出玉量等に応じて変更可能なようになっている。
尚、この間隔をもっと狭くして設ければより貯留量数が
明確にわかる。さらに、前記景品玉計数器17の下方中
央部に非常用玉補充器25が挿着される挿入部28を有
し、該挿入部28に非常用補充器25が挿着されると景
品玉計数器17の流出口と共に回収樋6へ連通されてい
ようになっていて、万が一、前記玉量調整器3内の貯留
玉が激減し、貯留玉を回収樋6へ排出して遊技台2へ補
給することが危うく成るような状況が発生した時にはこ
こから緊急に回収樋6に向けて玉を流すことを可能とし
ている。
遊技店においては、例えば中央の島の保有量が第5検出
スイッチ15e付近で減ってしまった場合、その両島の
貯留量を検出し、第2検出スイッチ15b以上ある島の
景品玉計数器17を中止させて中央の島へ投入するよう
表示装置16にて表示させるのである。また、第2検出
スイッチ15b以上両島がない場合でも、いずれか多い
島の方の景品玉計数器17を中止させる。さらに、両島
の島も第4検出スイッチ15e付近にある場合、中止さ
せてしまうとなくなってしまうので、両島のさらに隣り
の島が多ければ中止させるようにしている。また、全島
が第4検出スイッチ15d付近にある時は景品玉計数器
17は止めないで投入可の状態になっている。実施例で
の第1〜5検出スイッチの取付位置は任意であり、遊技
店の出玉量等に応じて変更可能なようになっている。
尚、この間隔をもっと狭くして設ければより貯留量数が
明確にわかる。さらに、前記景品玉計数器17の下方中
央部に非常用玉補充器25が挿着される挿入部28を有
し、該挿入部28に非常用補充器25が挿着されると景
品玉計数器17の流出口と共に回収樋6へ連通されてい
ようになっていて、万が一、前記玉量調整器3内の貯留
玉が激減し、貯留玉を回収樋6へ排出して遊技台2へ補
給することが危うく成るような状況が発生した時にはこ
こから緊急に回収樋6に向けて玉を流すことを可能とし
ている。
【0023】本実施例が示すように、前記シャッター1
2とその開閉機構13による小出し排出を行わせるなど
して各所での細かい制御が行い得るように構成すること
で、店内各島での玉の偏在を防止することが出来、ま
た、各パチンコ島の玉循環経路中の各所の玉量を適正範
囲内に維持出来るのである。尚、玉量調整器3を島の両
端に設けても構わない。
2とその開閉機構13による小出し排出を行わせるなど
して各所での細かい制御が行い得るように構成すること
で、店内各島での玉の偏在を防止することが出来、ま
た、各パチンコ島の玉循環経路中の各所の玉量を適正範
囲内に維持出来るのである。尚、玉量調整器3を島の両
端に設けても構わない。
【0024】玉貯留タンク10の落下部10bには第1
1図のようにオーバーフロー樋7から流下してきた玉を
玉貯留タンク10内に均等させるよう中央付近に振分け
部材10aが設けられていて、玉貯留タンク10内に落
る玉を左右に振り分けて均等に玉が貯留されるのであ
る。よって、玉貯留タンク10内で貯留玉が傾いて貯留
することがなく第1〜5検出スイッチが正確に検出する
ことが出来る。また、振分け部材10aをゴム材等にす
ればオーバーフロー樋7から落下した際の音を消音させ
る効果もある。
1図のようにオーバーフロー樋7から流下してきた玉を
玉貯留タンク10内に均等させるよう中央付近に振分け
部材10aが設けられていて、玉貯留タンク10内に落
る玉を左右に振り分けて均等に玉が貯留されるのであ
る。よって、玉貯留タンク10内で貯留玉が傾いて貯留
することがなく第1〜5検出スイッチが正確に検出する
ことが出来る。また、振分け部材10aをゴム材等にす
ればオーバーフロー樋7から落下した際の音を消音させ
る効果もある。
【0025】最後に本発明にかかるパチンコ玉揚送装置
8について説明する。図1において2は遊技台であり、
遊技台2より排出される玉は玉回収樋6上に落下する。
また、32は移送パイプで内部に移送螺旋体を内装し、
該移送螺旋体は移送モータで回転するように形成されて
いる。
8について説明する。図1において2は遊技台であり、
遊技台2より排出される玉は玉回収樋6上に落下する。
また、32は移送パイプで内部に移送螺旋体を内装し、
該移送螺旋体は移送モータで回転するように形成されて
いる。
【0026】本実施例において移送パイプ32への玉の
流入口はステンレス製で形成されている。従来、この流
入口は金属メッキ性であり、このため長期の使用により
メッキの剥がれを生じて玉の転がり抵抗が増加し、玉の
流量の低下を招いていた。今回流入口の材質をステンレ
ス製にしたことにより、この流量の低下が解決され、長
期の使用によってもスムーズに玉が流れるように成って
いる。
流入口はステンレス製で形成されている。従来、この流
入口は金属メッキ性であり、このため長期の使用により
メッキの剥がれを生じて玉の転がり抵抗が増加し、玉の
流量の低下を招いていた。今回流入口の材質をステンレ
ス製にしたことにより、この流量の低下が解決され、長
期の使用によってもスムーズに玉が流れるように成って
いる。
【0027】移送パイプ32には垂直状に設置された揚
送パイプ33が連接され、該揚送パイプ33内にも揚送
螺旋体が内装され、該揚送螺旋体は揚送モータ31にて
回転するように形成されている。従って、移送パイプ3
2内に流下した玉は、移送モータ33の回転による移送
螺旋体の回転によって揚送パイプ33の下部に移送さ
れ、順次揚送モータ31の回転による揚送螺旋体の回転
により、研磨粒と共に揚送パイプ33内で混合撹拌さ
れ、研磨されながら上部に揚送されていく。
送パイプ33が連接され、該揚送パイプ33内にも揚送
螺旋体が内装され、該揚送螺旋体は揚送モータ31にて
回転するように形成されている。従って、移送パイプ3
2内に流下した玉は、移送モータ33の回転による移送
螺旋体の回転によって揚送パイプ33の下部に移送さ
れ、順次揚送モータ31の回転による揚送螺旋体の回転
により、研磨粒と共に揚送パイプ33内で混合撹拌さ
れ、研磨されながら上部に揚送されていく。
【0028】揚送パイプ33の下部には研磨粒を交換す
る際、使用するフレキシブルな研磨粒取り出し口が設け
られている。これは従来固定式であったために、島内の
柱等で研磨粒の取り出しが出来ない場合を生じることを
改良したもので、本実施例のように研磨粒取り出し口を
フレキシブルに形成したことにより、研磨粒取り出し作
業が容易に行えるようになったものである。
る際、使用するフレキシブルな研磨粒取り出し口が設け
られている。これは従来固定式であったために、島内の
柱等で研磨粒の取り出しが出来ない場合を生じることを
改良したもので、本実施例のように研磨粒取り出し口を
フレキシブルに形成したことにより、研磨粒取り出し作
業が容易に行えるようになったものである。
【0029】また、パチンコ玉揚送装置8の上部には、
選別装置37が設けられていて、該選別装置37にて揚
送されてきた玉と研磨粒が分離されるように成してい
る。さらに、選別装置37の両端には補給樋5が連接さ
れ、選別装置37で分離された玉は補給樋5を転動して
再び各遊技台2、台間玉貸機4に供給されるように成っ
ている。
選別装置37が設けられていて、該選別装置37にて揚
送されてきた玉と研磨粒が分離されるように成してい
る。さらに、選別装置37の両端には補給樋5が連接さ
れ、選別装置37で分離された玉は補給樋5を転動して
再び各遊技台2、台間玉貸機4に供給されるように成っ
ている。
【0030】34は選別装置37で分離された研磨粒が
汚れたとき清浄にする研磨粒清浄装置であり、研磨粒回
収パイプの研磨粒分離部を介して研磨粒清浄循環パイプ
から研磨粒が流下するように成っている。研磨粒清浄装
置34で清浄された研磨粒は再び揚送パイプ33の下部
に還流されるように成っている。
汚れたとき清浄にする研磨粒清浄装置であり、研磨粒回
収パイプの研磨粒分離部を介して研磨粒清浄循環パイプ
から研磨粒が流下するように成っている。研磨粒清浄装
置34で清浄された研磨粒は再び揚送パイプ33の下部
に還流されるように成っている。
【0031】尚、38は長筒体である研磨粒投入口であ
り、従来開口部しかなかったものを、長筒体を取り付け
たことにより研磨粒が不足した時など投入しやすくなっ
ものである。また、36は集塵モータ、35は集塵ボッ
クスであり、パチンコ玉揚送装置8内で発生した粉塵を
集塵するように成している。
り、従来開口部しかなかったものを、長筒体を取り付け
たことにより研磨粒が不足した時など投入しやすくなっ
ものである。また、36は集塵モータ、35は集塵ボッ
クスであり、パチンコ玉揚送装置8内で発生した粉塵を
集塵するように成している。
【0032】
【発明の効果】以上、本発明はパチンコ玉揚送装置の上
部タンク内には玉量を検出するパチンコ玉量検出手段が
設けられていると共に、該パチンコ玉量検出手段により
設定玉量以上に貯留されたパチンコ玉は排出パイプの排
出口からオーバーフロー樋を介して島端部の玉貯留タン
クに導かれるため上部タンク内から溢れ出すことがな
い。また、この上部タンク内には常時設定した玉量が検
出されながら貯留される状態で維持されているため複数
の遊技台が同時にフィバーが掛かった場合であっても玉
補給の最優先箇所である上部タンク内に溜めておいたパ
チンコ玉が早急に遊技台へと補給されるので補給が間に
合わなくなることもない。よって、遊技者に対して補給
トラブル等が生じることなく対処出来る。さらに、玉貯
留タンク内に貯留されている貯留玉は任意に設定した開
閉時間に応じて排出するような制御手段である自動開閉
装置によって回収樋へタイミングよく、また、状況に応
じて小出しに排出しパチンコ玉揚送装置を介して上部タ
ンクと補給樋内に十分な玉量が存在するような循環経路
に設定しているため、各単独パチンコ島での玉量が常時
適正な値に保たれることと成り、このことは景品玉計数
器への景品玉の投入を規制し得る手段及び景品玉計数器
の近傍に設けた指示器により景品玉の投入を許容する他
の島を指示し得る手段と相まって、島間での景品玉の移
動が生じた場合にも有効となる訳である。よって、総合
的に店内の各単独パチンコ島の玉循環経路中の各所の玉
量を適正範囲内に維持することが可能となる効果を有し
ている。尚、玉貯留タンクや制御手段である自動開閉装
置が島端部に設置されている構成としたためスイッチ故
障、開閉モータ故障等が生じても島端に位置する遊技台
のみを中止にするだけで修復作業が行えるため最小限の
遊技客のみで済む利点を有する効果を有している。
部タンク内には玉量を検出するパチンコ玉量検出手段が
設けられていると共に、該パチンコ玉量検出手段により
設定玉量以上に貯留されたパチンコ玉は排出パイプの排
出口からオーバーフロー樋を介して島端部の玉貯留タン
クに導かれるため上部タンク内から溢れ出すことがな
い。また、この上部タンク内には常時設定した玉量が検
出されながら貯留される状態で維持されているため複数
の遊技台が同時にフィバーが掛かった場合であっても玉
補給の最優先箇所である上部タンク内に溜めておいたパ
チンコ玉が早急に遊技台へと補給されるので補給が間に
合わなくなることもない。よって、遊技者に対して補給
トラブル等が生じることなく対処出来る。さらに、玉貯
留タンク内に貯留されている貯留玉は任意に設定した開
閉時間に応じて排出するような制御手段である自動開閉
装置によって回収樋へタイミングよく、また、状況に応
じて小出しに排出しパチンコ玉揚送装置を介して上部タ
ンクと補給樋内に十分な玉量が存在するような循環経路
に設定しているため、各単独パチンコ島での玉量が常時
適正な値に保たれることと成り、このことは景品玉計数
器への景品玉の投入を規制し得る手段及び景品玉計数器
の近傍に設けた指示器により景品玉の投入を許容する他
の島を指示し得る手段と相まって、島間での景品玉の移
動が生じた場合にも有効となる訳である。よって、総合
的に店内の各単独パチンコ島の玉循環経路中の各所の玉
量を適正範囲内に維持することが可能となる効果を有し
ている。尚、玉貯留タンクや制御手段である自動開閉装
置が島端部に設置されている構成としたためスイッチ故
障、開閉モータ故障等が生じても島端に位置する遊技台
のみを中止にするだけで修復作業が行えるため最小限の
遊技客のみで済む利点を有する効果を有している。
【図1】島の右半分を表わした正面図である。
【図2】島端の玉量調整器の正面図である。
【図3】島端の玉量調整器の側面図である。
【図4】保有量検出手段の拡大図である。
【図5】非常用補充器の斜視図である。
【図6】パチンコ玉揚送装置の上部タンクの正面図であ
る。
る。
【図7】自動開閉装置の開時した時の正面図である。
【図8】自動開閉装置の開時した時の側面図である。
【図9】自動開閉装置の閉時した時の正面図である。
【図10】自動開閉装置の閉時した時の側面図である。
【図11】島端の玉量調整器の平面図である。
【図12】回収樋に設けた玉衝撃緩衝部材の斜視図であ
る。
る。
3 玉量調整器 6a 衝撃緩衝部材 7 オーバーフロー樋 8 パチンコ玉揚送装置 9 上部タンク 10 玉貯留タンク 10a 振分部材 11 パチンコ玉量検出スイッチ 13 開閉機構 15 保有量検出手段 16 表示装置 17 景品玉計数器 18 排出パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−252481(JP,A) 特開 昭48−27841(JP,A) 特開 昭54−60935(JP,A) 特開 平2−78917(JP,A) 特公 昭62−24110(JP,B2) 実公 昭49−7739(JP,Y2)
Claims (5)
- 【請求項1】 単独パチンコ島内でパチンコ玉を循環還
流する第1及び第2の循環経路を具備し且つ遊技店内の
パチンコ玉の全体保有量を制御するように成した玉補給
還元システムに於いて、複数の遊技台と台間玉貸機を備
えた単独パチンコ島の端部に景品玉計数器と玉貯留タン
クを設け、該景品玉計数器に投入した景品玉と遊技台か
ら排出したアウト玉を下部の回収樋にて回収し、島中央
のパチンコ玉揚送装置で揚送し、上部の補給樋から遊技
台と台間玉貸機に補給する第1の循環経路を形成し、前
記パチンコ玉揚送装置の上方に設けた上部タンク内に玉
量を検出するパチンコ玉量検出手段が設けられ、該パチ
ンコ玉量検出手段により設定玉量以上に貯留されたパチ
ンコ玉は排出パイプの排出口からオーバーフロー樋を介
して島端部の玉貯留タンクに導かれ、該玉貯留タンク内
の貯留玉は任意の制御手段の開閉動作により前記回収樋
へ排出する第2の循環経路を形成し、前記玉貯留タンク
内の保有量玉検出手段からの検出信号に基づいて景品玉
計数器への景品玉の投入を規制し、且つ景品玉計数器近
傍に設けた表示手段により景品玉の投入を許容する他の
単独パチンコ島を指示して遊技店内での玉の偏在を防止
するようにし、総合的に各単独パチンコ島の玉循環経路
中の各所の玉量を適正範囲内に維持するように構成して
成るパチンコ遊技店の玉補給還元システム。 - 【請求項2】 前記制御手段は、通常自動開閉装置によ
り、シャッターを設定時間開放し、設定時間閉鎖して玉
貯留タンク内の貯留玉を小出しに自動制御して排出する
排出機構であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載のパチンコ遊技店の玉補給還元システム。 - 【請求項3】 前記制御手段が、自動開閉装置により流
出口を開閉すると共に、前記景品玉計数器への景品玉投
入時には自動開閉装置による流出口の開閉が行われない
ように設定された排出機構であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載のパチンコ遊技店の玉補給還元シ
ステム。 - 【請求項4】 前記制御手段が、上部タンク内に取付ら
れたパチンコ玉量検出手段からの検出量により所定時間
開放状態のままと成り、且つ開放状態にもかかわらずパ
チンコ玉量検出手段が検出しない時は繰返し行なわれ、
パチンコ玉量検出手段で検出した際は通常の自動開閉装
置の排出機構に切替るようにしたことを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載のパチンコ遊技店の玉補給還元シ
ステム。 - 【請求項5】 前記制御手段が、通常時は自動制御さ
れ、非常時は手動操作が可能と成るように設定された排
出機構であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載のパチンコ遊技店の玉補給還元システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3352743A JP2557302B2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | パチンコ遊技店の玉補給還元システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3352743A JP2557302B2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | パチンコ遊技店の玉補給還元システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05161753A JPH05161753A (ja) | 1993-06-29 |
JP2557302B2 true JP2557302B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=18426137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3352743A Expired - Lifetime JP2557302B2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | パチンコ遊技店の玉補給還元システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557302B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1991
- 1991-12-16 JP JP3352743A patent/JP2557302B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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