JP4079496B2 - 遊技機設置島 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機やアレンジ遊技機などの遊技機を並べて設置する遊技機設置島に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技機設置島内で使用する遊技球の量を確保するために、設置島の内部下方に複数の球貯留タンクを長手方向に並べて配置し、これらの球貯留タンク内に多数の球を貯留するようにした遊技機設置島が提案されている。この設置島においては、複数の球貯留タンクに優先順位を設定し、優先順位の高い球貯留タンクが満杯になって当該球貯留タンクへの球樋がオーバーフローすると、オーバーフローした球を次の優先順位の球貯留タンクに貯留し、これを順次行う構成を採る。そして、遊技機設置島内の球数は、遊技機の賞球排出により減少し、また、当該遊技機設置島に設けられた球計数装置に、遊技者が遊技機より獲得した遊技球を投入することにより増加する。なお、球計数装置に投入された遊技球は、優先順位の低い球貯留タンクにそのまま貯留する。そして、遊技機設置島内にある遊技球の量を監視するための一手段として、球貯留タンクに検出器を複数箇所設け、これら検出器からの信号に基づいて球量の概算を把握している。また、「大当り」が連続して発生するなどして、遊技機による球の消費が増加して、上部タンク内から各遊技機に補給する球が不足した場合には、球貯留タンクから導出した球を球揚送装置によって上部タンクに揚送し、ここから球補給樋を介して各遊技機に球を補給する。なお、この球揚送装置と一体、或は、この球揚送装置における球入口側や球出口側に研磨装置を設け、汚れを除去した清浄な遊技球を遊技機に供給するようにしてある。
【0003】
ところで、球計数装置が計数する遊技球は、通常球箱に貯留されている。この球箱に貯留された遊技球は、遊技者が手で均したりするため、表面に脂等の汚れが付着していることが多い。また、遊技球を貯留した球箱は、遊技店の床面に積まれており、球箱の底面に付着した埃等が遊技球に付着することもある。さらに、遊技機から球計数機までの間は、球箱を運搬しなければならず、この運搬途中に球箱の遊技球をこぼしてしまった場合には、遊技店の床面に散乱した遊技球を拾い集めて球箱に戻すので、拾い集めた遊技球には、遊技店の床面上のゴミ等が多く付着し、汚れた状態となっている。
このように、球計数装置が計数する遊技球は汚れている可能性が高く、汚れた状態で長期間に亘って放置してしまうと、球表面が錆びたりして使用が困難になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、球揚送装置へ遊技球を供給する揚送球供給路に、球計数装置が排出した遊技球を流出させるように構成すると、大量の遊技球を球計数装置に投入した場合には、揚送球供給路が遊技球で満杯になってしまうことがあった。そして、揚送球供給路が遊技球で満たされてしまうと、球計数装置による計数動作が著しく遅くなってしまったり、計数動作ができなくなってしまったりして、遊技者に無駄な時間をとらせたり、或は、不利益を与えてしまう可能性があった。
【0005】
そこで、本発明は、球計数装置に大量の遊技球を投入しても確実に計数動作を行うことができる遊技機設置島を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、長手方向に複数の遊技機を並設するとともに、端部に球計数装置を設け、
各遊技機から排出される使用済みの遊技球や球計数装置が計数した遊技球を球揚送装置に案内する揚送球供給樋と、
前記球揚送装置により揚送された遊技球を貯留する上部タンクと、
前記上部タンクから各遊技機に遊技球を補給する球補給樋と、
前記球補給樋内に遊技球が充満することで前記上部タンクから流入する遊技球を前記端部に向けて流下させる貯留用球供給流路と、
前記貯留用球供給流路の端部に到達した球技球を下方に流下案内する球流下路と、
前記揚送球供給樋よりも下方に配設されて前記球流下路を流下した遊技球を貯留する球貯留タンクと、を備えた遊技機設置島において、
前記球計数装置と揚送球供給樋との間には、該揚送球供給樋よりも幅狭であって両縁に空部が形成され、前記球計数装置の球排出部から排出された遊技球を揚送球供給樋に流下案内する球流下棚を設け、
前記球貯留タンクには、当該球貯留タンクよりも幅狭な板状に形成され、前記球流下棚の下方であって該球貯留タンクの底面との間に球貯留空間を空けた状態で延在する貯留均等化棚を配置し、
前記球流下棚の空部よりも上流側に前記球流下路の球出口を配置して前記貯留均等化棚の上面に遊技球が流出するように構成し
前記球流下棚は、前記揚送球供給樋が遊技球を受け入れ可能な非満杯状態では前記球計数装置からの遊技球を揚送球供給樋に案内する一方、該揚送球供給樋が遊技球で満たされた満杯状態では球計数装置からの遊技球を揚送球供給樋の傾斜上端部に滞留する遊技球に当接させて前記空部から落下させ、
前記貯留均等化棚は、前記球計数装置側の端部から前記球貯留タンクの長手方向に沿って下り傾斜し、前記球流下路から流出した遊技球及び前記球流下棚の空部から落下した遊技球を転動させ、且つ、側縁から落下させて前記球貯留タンクに分散貯留させるようにしたことを特徴とする。
そして、前記球流下路は、当該球流下路の流下下端部側面に遊技球が流出する球出口を有し、該球出口を前記貯留均等化棚の傾斜下端方向に向くように配置することが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機1を設置した遊技機設置島2(以下、設置島2という。)の概略構成図、図2は設置島2のほぼ中央に設置した球揚送装置3の斜視図、図3は球揚送装置3の断面図である。
【0008】
この設置島2は、一面に2台、相対向する両面で4台のパチンコ遊技機1を背向状態にして設置できる大きさの開口部を形成した金属製フレーム4を1モジュールとし、このフレーム4を所定数連結することにより床面積に応じた長さに設置できるように構成されており、長手方向のほぼ中央部分には球揚送装置用フレーム4´を配置するとともに、この球揚送装置用フレーム4´内に球揚送装置3を配設する。各フレーム4の所定高さには設置用棚部(図示せず)が形成されているので、この設置用棚部上にパチンコ遊技機1を設置するとともに、台間球貸機5等の設備を設置する。
【0009】
そして、この様に構成した設置島2の上部には、球揚送装置3により揚送した遊技球を貯留する上部タンク6を設け、この上部タンク6から各パチンコ遊技機1に遊技球を補給する第1球補給樋7aと第2球補給樋7bを設置島2の各端部に向けてそれぞれ僅かに下り傾斜した状態で架設するとともに、上部タンク6から後述する第1球貯留タンク10aに供給する遊技球を流下する第1貯留用球供給流路11aと第2球貯留タンク10bに供給する遊技球を流下する第2貯留用球供給流路11bを同様に下り傾斜した状態でそれぞれ架設する。第1,第2球補給樋7a,7bには、各パチンコ遊技機1ごとに枝樋12を分岐し、枝樋12の出口をパチンコ遊技機1の球タンク上部に臨ませる。したがって、パチンコ遊技機1の球タンク内の遊技球が不足した場合には、枝樋12に設けた球補給装置の作動により当該パチンコ遊技機1の球タンク内に、球補給樋7内の遊技球を補給することができる。
【0010】
一方、設置島2内の下部、具体的にはパチンコ遊技機1よりも少し低い位置には、各パチンコ遊技機1から排出される使用済みの遊技球(アウト球とセーフ球)を回収する第1球回収樋13aと第2球回収樋13bを設置島2の各端部からそれぞれ球揚送装置3に向けて僅かに下り傾斜した状態で設ける。なお、本実施形態では、パチンコ遊技機1から排出された使用済みの遊技球を、パチンコ遊技機1と対に設けられているパルスタンクに一旦受け入れ、ここで計数してから球回収樋13に流下するように構成してある。また、第1,第2球回収樋13a,13bは、両側のパチンコ遊技機1から排出された使用済みの遊技球を途中で落下させることなく球揚送装置3まで流下させるために、両側縁に落下防止部材として壁を立設してある。
【0011】
本実施形態においては、各パチンコ遊技機1から排出された使用済みの遊技球をすべて球回収樋13により回収して球揚送装置3によって揚送研磨するので、汚れた使用済みの遊技球が、後述する球貯留タンク10内にそのまま貯留されることはない。同様に、設置島2の端部や途中に球計数装置14を設けた場合、この球計数装置14から排出される計数済みの遊技球も主として球回収樋13に流し込んで回収するので、この点においても、汚れた遊技球をそのまま球貯留タンク10で貯留することは殆どない。本実施形態では、設置島2の端部に球計数装置14を設けてあり、球計数装置14と球回収樋13との間には、図5に示すように、球流下棚16を配設してある。この球流下棚16は、非満杯状態では球計数装置14の球排出部14aから排出された計数済みの遊技球を球回収樋13の傾斜上端に案内し、球回収樋13が遊技球で満たされた満杯状態では球計数装置14からの遊技球を球貯留タンク10に流下案内する部材である。なお、この球流下棚16については後に説明する。
【0012】
また、上記第1球回収樋13aよりも低い設置島2内に第1球貯留タンク10aを、第2球回収樋13bよりも低い設置島2内に第2球貯留タンク10bをそれぞれ設置島2の長手方向に沿って配設する。そして、設置島2の端部に位置する第1,第2貯留用球供給流路11a,11bの傾斜下端からこれらの流路の一部として機能する第1,第2球流下路15a,15bを垂設し、第1球流下路15aの下端出口を第1球貯留タンク10aに連通し、第2球流下路15bの下端出口を第2球貯留タンク10bに連通する。したがって、球揚送装置3が揚送した遊技球で第1球補給樋7aと第2球補給樋7bが満たされ、上部タンク6から第1,第2貯留用球供給流路11a,11bに流入すると、これらの流路11a,11bを通って遊技球が設置島2の端部まで流下し、その後は第1,第2球流下路15a,15bを介して設置島2の下部、即ち、フレーム4の下部に配設された第1,第2球貯留タンク10a,10b内に流入して貯留される。
【0013】
球揚送装置3は、図2に示すように、遊技店の床面に固定する固定ベース20に下端を固定した状態で上下方向に長尺な筺体21を垂直に立設し、筺体21の下部に駆動ローラ22を、上部に従動ローラ23をそれぞれ軸方向を水平に向けた状態で設け、両ローラ22,23間に、上昇側のベルトを筺体21内に配置し下降側のベルトを筺体21の外に配置して無端ベルト24を掛け渡し、筺体21の外部を通る無端ベルト24の途中にテンションローラを押し当てて無端ベルト24に張力を付加し、上記駆動ローラ22の軸には駆動機構として減速機付きリフトモーター25を接続し、駆動ローラ22の下方の球入口26には遊技球を整列して導入する球導入ガイドを設け、筺体21の上端には、揚送した遊技球を排出する球排出口27を横向きに突設する。
【0014】
この筺体21は、設置した状態で遊技機設置島2の外側に向いた一側面が上下に大きく開口した縦長な筐本体21aと、この筐本体21aの開口に開閉可能な状態で取り付けた縦長な蓋21bとからなる。そして、筐本体21aの開口の幅は前後寸法よりも大きく設定し、また、開口の上下長さは、下端の駆動ローラ22のほぼ下半を曲面で覆うロアアールから従動ローラ23のほぼ上半を曲面で覆うアッパーアールまで十分長尺に設定してある。このような縦長な筐本体21aの内部には、上端に従動ローラ23を、下端に駆動ローラ22を設ける他に、従動ローラ23と駆動ローラ22の間には、無端ベルト24の裏面に接触するバックアップローラ29を多数設け、これらのバックアップローラ29間に設けたバックアッププレート(図示せず)とにより無端ベルト24が直線状態を維持しながら上昇するように構成してある。なお、バックアップローラ29は従動ローラ23や駆動ローラ22よりも小径であり、これらのローラはすべて平行に位置している。
【0015】
本実施形態では分割蓋21bとして、同じ上下長さ、即ち開口の上下寸法の半分の長さを有する上段蓋21bと下段蓋21b´とを取り付けて筐本体21aの開口を塞ぎ、しかも上段蓋21bと下段蓋21b´とに互換性を持つように構成してあるので、上段蓋21bと下段蓋21b´とは同じ寸法であるばかりでなく取付金具を含めて同じ構成としてある。
【0016】
この様な互換性を持たせた蓋21bは、図3に示すように、筐本体21aの幅と同様の幅を有する平面部と、この平面部の左右両側縁から無端ベルト24側に延設した側面部とを有する断面略コ字状の部材であり、側面部の内側に、研磨布用溝を縦方向に形成するとともに、この研磨布用溝よりも平面部側に隣接させて案内板材用溝を縦方向に形成してある。そして、平面部の外側の上部に、コイルスプリングの付勢力により常時下方に向けて付勢してある可動クランプ部材30aを、下部に固定クランプ部材30bをそれぞれ設け、平面部の内側に押圧付勢部材として押圧スプリング31を多数設け、これらの押圧スプリング31の付勢力により、両クランプ部材30a,30bで縦方向のテンションを加えて張設した研磨布32を案内板材33によって無端ベルト24側に押圧する。
【0017】
研磨布32は、耐摩耗性に優れ皺になり難い適度な剛性を有する布材であり、上端部分と下端部分を蓋21bの裏側に過不足なく折り返して止着し得る十分な長さで切断してあり、例えば合成樹脂製の不織布を用いる。そして、この研磨布32には、静電防止剤や抗菌剤などを予め含浸させておくことが好ましい。
【0018】
案内板材33は、揚送する遊技球を整列して案内するものであり、本実施形態では合成樹脂製板に深さが球径の半分弱である断面半円形の球案内溝34を7本平行に形成し、左右の側縁には案内板材用溝内に嵌合して前進位置を規制するとともに左右の位置を規制する嵌合段部を形成してある。なお、この案内板材33の上下長さは、蓋21bの上下長さと同じに設定する。
【0019】
研磨布32を張設した2つの蓋21b,21b´を筐本体21aに取り付けると、研磨布32と無端ベルト24との間に揚送路28が形成される。したがって、この状態で球揚送装置3を始動すると、球導入ガイドにより整列した状態で導入された遊技球が無端ベルト24と研磨布32との間の揚送路28に入り込む。そして、球導入ガイドにより整列されてガイドされる位置は、案内板材33の球案内溝34の位置に合わせてある。したがって、導入された遊技球は、研磨布32を間に挟んだ状態で球案内溝34内に入り込み、この状態で押圧スプリング31の付勢力により無端ベルト24側に押圧される。この挟持状態で無端ベルト24が上昇移動しているので、これにより揚送力を受ける。このため、揚送路28内に入り込んだ遊技球は転がりながら揚送され、この転がりにより研磨布32に研磨されて表面の汚れが除去される。
【0020】
そして、研磨されながら揚送路28内を上昇した遊技球は、従動ローラ23を乗り越えると、筺体21の球排出口27から排出されて上部タンク6内に入る。
【0021】
上部タンク6は、図4に示すように、球揚送装置3により揚送された遊技球を貯留するタンク本体35と、隣りの設置島2へ遊技球を補給したり、或は当該設置島2の遊技球が不足したときに隣りの設置島2から遊技球を受けいれるバランスタンク36とから構成されている。
タンク本体35は、縦長直方体形の有底箱体であり、球揚送装置3側の側面の上部に、球揚送装置3の球排出口27が挿入される入口37を開口し、この入口37の下方に、一側面から上連通口39a側に向けて下り傾斜する第1棚40aを他側面の手前まで設けるとともに、第1棚40aの傾斜下端から第2棚40bを球揚送装置3側の側面に向けてその手前まで下り傾斜させた状態で設け、この第2棚40bの他側面側の側縁を他側面に開口している上連通口39aの開口下縁に接続し、第2棚40bの傾斜下端縁の先方に第3棚40cを他側面から一側面手前まで下り傾斜した状態で設けるとともに、上記各棚40a,40b,40c間の段差を塞ぐ仕切り壁41を立設し、第3棚40cの傾斜下端縁の下方に、第4棚40dを一側面から他側面の下連通口39b側に向けて下り傾斜した状態で他側面の手前まで設ける。
【0022】
本実施形態では第4棚40dの傾斜下端の少し上流側に、第1,第2球補給樋7a,7bへ流す遊技球と球貯留タンク10へ流す遊技球とを分流する球分流部を設け、この球分流部の一方の流路の下流側に、球貯留タンク10へ遊技球を供給する貯留用球供給流路11の球入口42a,42bを球貯留タンク10a,10bごとに設ける。図面に示す球分流部の実施形態は、断面略四角形のパイプ材43を球揚送装置3側の側面に寄せて上端を第4棚40dの上方に突出する状態で縦方向に取り付けることにより、第4棚40dの上面よりも所定寸法高い位置に貯留用球供給流路11側への球導入口44を上方に向けて開口させ、この球導入口44の周囲にフランジ状或は鍔状の球導入案内面部材45を設ける。この様に構成すると、球導入口44からパイプ材43の内部の空部が、球貯留タンク10への遊技球を流す球分流路46となる。
【0023】
そして、タンク本体35の他側面から第4棚40dの傾斜下端縁近傍まで第5棚40eを下り傾斜した状態で設けるとともに、この第5棚40eの下方に、第5棚40eと一体化してほぼ平行な状態で下連通口39bの開口下縁から球導入流路47を設け、該球導入流路47の下端出口をパイプ材43の側面に接続して球分流路46に連通させ、この連通部分よりも下方に、中央から左右(一側面側と他側面側)に下り傾斜した振り分け床部49を設け、この振り分け床部49の傾斜下端の一側面に第1球補給樋7aの第1入口7a´を、他側面に第2球補給樋7bの第2入口7b´を開設する。また、前記したパイプ材43の下部を振り分け床部49に貫通させて下方に突出させて、下端出口を振り分け床部49の下方に下向きに開口し、振り分け床部49の下方に上下間隔を空けた状態で振り分け部材50を設ける。
【0024】
振り分け部材50は、球分流部からの遊技球を球貯留タンク10ごとに振り分ける部材であり、振り分けた遊技球を複数の球貯留タンク10に同時に供給可能とする。本実施形態における振り分け部材50は、第1,第2球貯留タンク10a,10bにほぼ同じ量の遊技球を振り分けるようにしたもので、中央の振り分け頂部50aから左右(一側面側と他側面側)に球案内面50b,50cが下り傾斜したものであり、一方の球案内面50bの傾斜下端が対向する一側面に第1貯留用球供給流路11aの第1球入口42aを、他方の球案内面50cの傾斜下端が対向する他側面に第2貯留用球供給流路11bの第2球入口42bをそれぞれ開設してある。
【0025】
そして、前記したパイプ材43の下端出口は、振り分け部材50の振り分け頂部50aの上方に位置する。
また、振り分け頂部50aの一側(パイプ材43とは反対側)にはオーバーフロー管51のオーバーフロー導入口51´が振り分け頂部50aよりも高い位置で上方に向けて開口しており、このオーバーフロー管51の下端出口は、球揚送装置3の球入口26近くの第1球回収樋13aに接続しており、貯留用球供給流路11内に遊技球が満杯になって振り分け部材50上にも遊技球が所定量よりも多くなると、即ちオーバーフロー導入口51´よりも高い位置まで遊技球が溜ると、オーバーフロー導入口51´からオーバーフローした遊技球を球揚送装置3に戻すように構成してある。
【0026】
この様な構成からなる上部タンク6において、球揚送装置3により遊技球を揚送すると、この遊技球は上部タンク6の第1棚40a上に排出され、この遊技球は第1棚40aの傾斜によりバランスタンク36の上連通口39aに向かって流下し、バランスタンク36内の球供給側流路52に遊技球が充満していなければその多くが球供給側流路52に流れ込み、球供給側流路52に遊技球が満杯の状態になると第1棚40a、第2棚40b、第3棚40c上を順次流下する。遊技球が第3棚40cから第4棚40d上に流下した場合、第4棚40dの上面よりも所定寸法高い位置に球導入口44が開口しているので、第3棚40cから流下した遊技球は、第4棚40d上に遊技球が溜っていない状態においては、第5棚40e側に確実に分流され、球導入口44から貯留用球供給流路11側の球分流路46に分流されることは殆どない。したがって、タンク本体35の内部に貯留されている遊技球のレベルが球導入口44よりも低い状態では、遊技球は、第3棚40c、第4棚40d、第5棚40e上を通って球振り分け床部49上に流下し、この球振り分け床部49で左右に振り分けられて第1,第2入口7a´,7b´から第1,第2球補給樋7a,7b内に流れ込む。
【0027】
第1,第2球補給樋7a,7b内に遊技球が充満すると、球振り分け床部49上に遊技球が次第に貯留され、遊技球のレベルが次第に上昇する。そして、更に遊技球が揚送されると、遊技球のレベルが第5棚40eに到達し、次に第4棚40d上にも貯留され、遂には球導入口44の高さまで上昇する。
【0028】
遊技球のレベルが球導入口44の高さにまで上昇してもさらに遊技球が揚送されると、これらの遊技球は、球分流部として機能する上向き球導入口44からパイプ材43内の球分流路46を流下して振り分け部材50の振り分け頂部50a上に落下する。
【0029】
本実施形態では、パイプ材43の下端出口の下方に振り分け頂部50aが位置しているので、球分流路46の下端出口から流下した遊技球は、振り分け頂部50aの左右にほぼ同じ量が振り分けられる。そして、左側に振り分けられた遊技球は左側の球案内面50b上を流下して一側面の第1球入口42aから第1貯留用球供給流路11a内に流れ込み、右側に振り分けられた遊技球は右側の球案内面50c上を流下して他側面の第2球入口42bから第2貯留用球供給流路11b内に流れ込む。
【0030】
左側の第1貯留用球供給流路11a内に流れ込んだ遊技球は、この流路内を流下して設置島2の左側端部に到達し、ここから第1球流下路15aを介して設置島2の左側下部に配設された第1球貯留タンク10a内に流入して貯留される。また、第2貯留用球供給流路11b内に流れ込んだ遊技球は、右側の第1貯留用球供給流路11a内に流れ込んだ場合と同様に、設置島2の右側端部に到達してから第2球流下路15bを介して設置島2の右側下部に配設された第2球貯留タンク10b内に流入して貯留される。
【0031】
上部タンク6のタンク本体35には、貯留されている遊技球の量によって球揚送装置3の作動を制御する球レベル用の検出器を設けてある。本実施形態ではタンク本体35の側面であって第4棚40dと第5棚40eとの間の高さに上部タンク球量スイッチ54を設け、遊技球のレベルが上部タンク球量スイッチ54の高さまで下降すると、この上部タンク球量スイッチ54からの信号に基づいて島制御装置55が球揚送装置3を始動して遊技球の揚送を開始し、島制御装置55に予め設定してある所定時間が経過した時点で球揚送装置3の作動を停止するように構成してある。したがって、上部タンク6内の遊技球の貯留量が減少して球揚送装置3が作動しても、遊技球のレベルが第1棚40aよりも高くなることはない。なお、第1棚40aよりも少し高い位置にリミットスイッチ56を設け、このリミットスイッチ56が貯留球のレベルを検出すると、このリミットスイッチ56からの信号に基づいて島制御装置55が異常貯留と判断して、球揚送装置3を強制的に停止し、係員に報知する。
【0032】
次に、球貯留タンク10について説明する。なお、第1球貯留タンク10aと第2球貯留タンク10bとは長さが異なるが同様の構成であるため、第1球貯留タンク10aについて説明する。
【0033】
第1球貯留タンク10aは、図5及び図6に示すように、設置島2の長手方向に沿って形成した長尺な箱状の上面開放タイプのタンクであり、具体的には設置島2の一端から球揚送装置3の手前までの長さを有する。この第1球貯留タンク10aの一方の側面の長手方向ほぼ中央に、後述する第1球排出装置60aを収納する凹室状のリフト収納室61を形成してある。したがって、リフト収納室61を形成した部分だけは幅が狭くなっている。また、この第1球貯留タンク10aの底面は、両端側から長手方向のほぼ中央に向かって緩やかに下り傾斜して、傾斜下端近傍においてはリフト収納室61を形成した一方の側面側に向かって下り傾斜しており、この底面の傾斜下端に対応する側面、即ちリフト収納室61の壁面の下部に球出口62を開設してある。
【0034】
第1球貯留タンク10aの幅は、第1球回収樋13aよりも十分に幅広であり、本実施形態では第1球回収樋13aの約2倍の幅員を有する。そして、この第1球貯留タンク10aには、設置島2の端部側に配置した第1球流下路15aから流入する遊技球を全長に亘って均して貯留させる貯留均等化棚(球転動部材63)を備えるとともに、長手方向のほぼ中央であって前記球出口62を開設した側面に臨む位置に第1球排出装置60aを備え、この第1球排出装置60aを設置する部分には、前記したように幅員を他の部分よりも狭めたリフト収納室61として成形されている。
【0035】
貯留均等化棚は、球貯留タンク10の底面との間に球貯留空間を空けた状態で球貯留タンク10の長手方向に沿って延在する球転動部材63により構成する。この球転動部材63は、ゴム等の弾性材を敷設した上面63aが球貯留タンク10より幅狭(本実施形態では約半分)な平坦な板状部材であり、この上面63aが球流下路15の出口側(すなわち、設置島2の端部側)から球貯留タンク10の長手方向に沿ってその端部に向けて下り傾斜している。
【0036】
したがって、第1球流下路15aの出口から流出した遊技球が球転動部材63上に載ると、この遊技球は上面63aの下り傾斜によって第1球貯留タンク10aの球揚送装置3の側端部に向かって転動して移動し始める。そして、この上面63aの側縁には落下を規制する壁等がないので、遊技球は第1球流下路15aの出口から流出した時の流出方向のいかんによって、或は流下途中で他の遊技球との衝突によって弾かれた方向のいかんによって側縁から遊技球が自由に落下でき、傾斜下端まで転動する遊技球もあれば途中で落下する遊技球もある。このため、球転動部材63上から落下する遊技球の位置が集中することはなく分散されて、第1球貯留タンク10a内に貯留される遊技球の均一化を図ることができる。
【0037】
そして、第1球貯留タンク10aには、それぞれ貯留している遊技球のレベル、すなわち遊技球の量を検出する検出器としてタンク球量スイッチ64aを備えており、このスイッチ64aからの信号に基づいて、当該球貯留タンク10内への遊技球の流入を制御する。例えば、球貯留タンク10内に遊技球が十分に貯留されて遊技球のレベルが所定位置まで上昇すると、上記球量スイッチ64aが上昇した遊技球のレベルを検出し、この球量スイッチ64aからの満杯信号(球量スイッチ64が接点式検出器(マイクロスイッチ)の場合、例えば「閉」信号)に基づいて、島制御装置55が球揚送装置3の作動を停止する。したがって、球貯留タンク10から遊技球が溢れ出すことはない。
【0038】
また、第1球貯留タンク10a内の遊技球の量が所定レベルまで到達していない場合には、上記球量スイッチ64aからの球貯留可能信号(球量スイッチ64aが接点式検出器(マイクロスイッチ)の場合、例えば「開」信号)に基づいて島制御装置55が球揚送装置3の作動を継続し、上部タンク6から分流した遊技球を球貯留タンク10内に流入させ続ける。そして、球貯留タンク10内の遊技球のレベルが所定位置まで上昇して満杯になると、前記したように、球量スイッチ64aからの満杯信号に基づいて、島制御装置55が球揚送装置3の作動を停止する。
【0039】
なお、第1球貯留タンク10a内の遊技球が不足した場合には、球不足検出器(図示せず)が異常球不足信号を送出し、この信号に基づく警告などにより係員が遊技球を外部から投入したり、隣りの設置島2の上部タンク6から球渡し樋を介して当該設置島2の上部タンク6内に遊技球の補給を受けるように構成する。そして、第2球貯留タンク10bに関しても同様の構成である。
【0040】
次に、上記した球流下棚16について説明する。上記したように、この球流下棚16は、非満杯状態では、球計数装置14から排出された遊技球を、揚送球供給樋として機能する球回収樋13の傾斜上端に案内し、球回収樋13が遊技球で満たされた満杯状態では、球計数装置14からの遊技球(即ち、余剰な遊技球)を球貯留タンク10に流下案内する。
【0041】
この球流下棚16は、図7及び図8に示すように、第1球回収樋13aよりも幅狭の板状部材である。そして、その上面部分は、平坦な平面であり遊技球を流下案内する案内部70として機能する。この案内部70の傾斜上端部分は球計数装置14の球排出部14aにおける底面に下側から接しており、傾斜下端部分は第1球回収樋13aの上面に上側から載置している。また、球流下棚16は、第1球回収樋13aにおける両縁のほぼ中央に配置してあり、球流下棚16における両縁に連続して遊技球が落下し得る空部72が形成される。この空部72は、本実施形態におけるタンク側案内部として機能する。そして、この空部72を通じて落下した遊技球は、第1球回収樋13aの下方に配置した球転動部材63によって受け止められる。
従って、球計数装置14で計数された遊技球は、球排出部14aから排出されると球流下棚16の案内部70上を下り傾斜に沿って転動して球回収樋13に供給される。そして、球転動部材63上を転動することにより分散され、球貯留タンク10内に均一に貯留される。
【0042】
そして、この球流下棚16における案内部70の下り傾斜角度は、第1球回収樋13aにおける上面の下り傾斜角度よりも大きく設定してある。これは、案内部70の下り傾斜角度を大きく設定することにより、第1球回収樋13aに供給する遊技球を付勢し、第1球回収樋13a上に遊技球を確実に供給させるためである。
また、球計数装置14における球排出部14aの脇には、第1球流下路15aの流下下端部分を配置してある。この第1球流下路15aの下端は球転動部材63の上面63aに載置してあり、第1球流下路15aの流下下端部側面に開設した球流出開口71を球出口として球転動部材63の下り傾斜方向(傾斜下端方向)に向けてある。従って、上部タンク6からの遊技球は、貯留用球供給流路11及び球流下路15内を流下し、球流出開口71を通って球転動部材63に流出され、球転動部材63上で分散して球貯留タンク10に貯留される。なお、球流出開口71を、第1球流下路15aの下端に下向きに開設してもよい。
【0043】
このような構成を有する本実施形態において、遊技により獲得した遊技球(賞球)を、設置島2の外部から球計数装置14に投入すると、球計数装置14は投入された遊技球を計数して球排出部14aから排出する。この遊技球は、球流下棚16の案内部70上を転動するが、第1球回収樋13aに遊技球が受け入れ可能な非満杯状態では、転動する遊技球は案内部70の下り傾斜により付勢され、第1球回収樋13aへ確実に供給される。そして第1球回収樋13a上を下り傾斜に沿って流下して球入口26から球揚送装置3内に流入する。
【0044】
そして、多量の遊技球を球計数装置14に投入した場合など、球揚送装置3の揚送量よりも球計数装置14から投入された球量が多い場合には、第1球回収樋13a上には遊技球が溜まってくる。そして、順次供給されてくる遊技球により第1球回収樋13aが満たされると、即ち、溜まった遊技球が第1球回収樋13aの傾斜上端部まで達すると満杯状態になる。この満杯状態では、球流下棚16から流下した遊技球は、図9に示すように、第1球回収樋13aの傾斜上端部に滞留している遊技球に当接して進行方向を変え、第1球回収樋13aにとっては余剰な遊技球となって、球流下棚16の両縁或いは第1球回収樋13aの傾斜上端から空部72を通じて球転動部材63に落下する。そして、図10に示すように、この余剰な遊技球(落下した遊技球)は、球転動部材63の上面63a上を傾斜下端側に向かって流下し、他の遊技球と衝突したり、また、流下方向の如何によって、球転動部材63の延在方向における任意の場所から落下し、第1球貯留タンク10a内に均等に貯留される。
【0045】
そして、非満杯状態では、計数済みの遊技球は、球揚送装置3内に供給されて揚送されることにより汚れが除去され、遊技球の表面に汚れが付着している状態が比較的短時間で済む。特に、計数される遊技球は、球箱に一旦貯留されているので、遊技者の手の脂やゴミ等が付着していることが多いので、短時間で汚れを除去することにより、第1球貯留タンク10aにゴミ等が溜まり難く、また、汚れたまま長期間に亘って放置され難いので遊技球が錆びる等の心配もない。
また、大量の遊技球を球計数装置14により計数するなどして満杯状態になったとしても、余剰な遊技球は、空部72を通って、球流下棚16から第1球貯留タンク10aへ流下案内されるので、球計数装置14による計数動作に支障を来さない。即ち、球計数装置14は、第1球回収樋13aにおける遊技球の溜まり具合に拘わらず、常に遊技球を計数できる。そして、球計数装置14が常に遊技球を計数できるようになったことにより、設置島2内に貯留された遊技球は減少し難くなり、球補給等の作業負担を軽減することもできる。
【0046】
さらに、余剰な遊技球を球転動部材63上に案内して分散流下させた状態で第1球貯留タンク10aに貯留させるようにしているので、第1球貯留タンク10a内における特定の場所に遊技球が山積みになってしまうことを防止できる。従って、特定の場所に遊技球が山積みされることで生じる遊技球の球止まりをより確実に防止することができる。即ち、遊技球の球止まりに起因して生じる球計数装置14の計数不能状態を回避することができる。従って、大量の遊技球を球計数装置で計数する際における不都合を確実に防止できる。なお、球転動部材63で分散させた後に第1球貯留タンク10aに貯留させているので、第1球貯留タンク10aの上部には、球受け入れ用の空部が確保される。従って、第1球貯留タンク10aにおける球貯留用の空間を最上部まで効率良く使用できるので、球計数装置14の計数不能が生じる事態はまず発生しない。
【0047】
ところで、上記した実施形態においては、球流下棚16を平坦な平面で構成した例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、球流下棚16に、満杯状態において、球転動部材63へ余剰な遊技球を流下案内する余剰球流下部や傾斜棚部を設けてもよい。
【0048】
例えば、図11の実施形態においては、球流下棚16Aの上面部分に関し、遊技球が最も多く通る両縁側中央部分を案内部70とすると共に、この案内部70における両縁から球流下棚16Aにおける両縁に向けて下り傾斜させた余剰球流下部74を設けている。そして、この余剰球流下部74に連続して、球流下棚16Aの両縁に沿って空部72(本実施形態におけるタンク側案内部に相当)を設けてある。なお、この球流下棚16Aにおける案内部70についても、その傾斜上端部分は球計数装置14の球排出部14aにおける底面に下側から接しており、傾斜下端部分は第1球回収樋13aの上面に上側から載置してある。
本実施形態において、球計数装置14から排出された計数済みの遊技球は、非満杯状態では、案内部70及び余剰球流下部74上を流下して第1球回収樋13aに案内されるし、満杯状態では、図中点線矢印で示すように、余剰球流下部74により積極的に球転動部材63上に流下案内される。従って、非満杯状態における球回収樋13への案内と、満杯状態における球転動部材63上への案内とを確実に両立させることができる。
【0049】
また、図12及び図13に示す実施形態においては、球流下棚16Bを、球計数装置14から第1球回収樋13aの傾斜上端に向けて、上面を下り傾斜させた案内部70と、この案内部70の両縁部に連接され、余剰な遊技球を流下案内する傾斜棚部76とから構成してある。この傾斜棚部76は、本実施形態におけるタンク側案内部として機能する。そして、非満杯状態においては、球計数装置14の球排出部14aから排出された遊技球を、案内部70を流下させて球回収樋13に供給し、満杯状態においては、余剰な遊技球を傾斜棚部76へ流下案内すると共に、傾斜棚部76における遊技球の流下方向を規制して、球転動部材63(貯留均等化棚)の下り傾斜方向に沿った方向に流下させている。
【0050】
即ち、案内部70は、球計数装置14の球排出部14aと球回収樋13の傾斜上端と接続する部分であり、第1球回収樋13aよりも幅狭に設定してある。そして、傾斜棚部76は、案内部70における両縁のそれぞれに連接されて上面が開放した部材である。そして、この傾斜棚部76の床部分76aは案内部70と同じ方向に下り傾斜させてある。具体的には、この傾斜棚部76は、床部分76aの傾斜下端においては、上方が開放した略コ字状の断面形状を備え、床部分76aの傾斜上端側においては、略H字状の断面形状を備えている。なお、床部分76aの下り傾斜角度は、案内部70の下り傾斜角度よりもさらに大きく設定してある。
【0051】
そして、この球流下棚16Bは、球転動部材63の傾斜上端部分に上方から載置する。この載置状態においては、図13に示すように、案内部70の傾斜上端部分は、球計数装置14における球排出部14aの底面に接するか底面よりも僅かに下方に位置する。また、案内部70の傾斜下端は、第1球回収樋13aの傾斜上端に接し、第1球回収樋13aの上面よりも僅かに上方或は上面とほぼ同一高さに位置する。また、傾斜棚部76は、球転動部材63における両縁側部分に位置し、この載置状態にあっては、床部分76aの下り傾斜方向と、球転動部材63の下り傾斜方向とが同じ向きになる。さらに、第1球流下路15aの流下下端部分側面に開設した球流出開口71を、床部分76aの傾斜上端側に向けると共に、床部分76aの傾斜上端よりも上方に配置してある。より詳しくは、球流出開口71の開口下縁を、床部分76aの傾斜上端とほぼ同じ高さか少し上方に配置してある。なお、球流出開口71を第1球流下路15aの下端に下向きに開設し、この第1球流下路15aの下端を床部分76aの上方に配置して、第1球流下路15a内を流下してきた遊技球を、床部分76a上に案内するように構成してもよい。
【0052】
このような構成を有する球流下棚16Bを用いた場合には、球計数装置14の球排出部14aから排出された遊技球は、球流下棚16Bの案内部70を転動して第1球回収樋13aへ供給される。そして、第1球回収樋13aに遊技球が貯留可能な非満杯状態では、球排出部14aから排出された遊技球は、第1球回収樋13a上を下り傾斜に沿って流下し、球入口26から球揚送装置3内に流入する。
【0053】
一方、満杯状態になった場合には、球排出部14aからの遊技球は案内部70を流下するが、第1球回収樋13aの傾斜上端部分に存在する他の遊技球に当接する。この当接により進行方向が変わった遊技球は、図13に点線矢印で示すように、案内部70の縁部や第1球回収樋13aの傾斜上端から傾斜棚部76へと落下する。
この落下した遊技球(即ち、余剰な遊技球)は、床部分76aにて受け止められて、床部分76aの下り傾斜に沿って転動する。このとき、床部分76aの下り傾斜や床部分76aの両縁に起立した壁部分76bにより、遊技球の転動方向が大まかに定められ、球転動部材63の傾斜下端に向かって、換言すれば、球転動部材63の延在方向に沿った方向に転動する。そして、床部分76aを離れた遊技球は、球転動部材63の上面63a上を転動し、分散された状態で第1球タンク10aに貯留される。
【0054】
この場合において、床部分76aの下り傾斜角度を比較的大きく設定してあるので、この床部分76aの下り傾斜により、遊技球は、球転動部材63の傾斜下端側へと付勢される。従って、球計数装置14が設置島2の端部に配置してあっても、この端部近傍に遊技球が多く溜まることがなく、第1球貯留タンク10aの全体に均一に貯留させることができる。
【0055】
また、第1球流下路15aを流下してきた遊技球は、球流出口71から傾斜棚部76の床部分76aにおける傾斜上端部分に流出し、床部分76aの下り傾斜に沿って転動する。そして、床部分76aの下り傾斜により付勢された状態で球転動部材63の上面を転動する。従って、第1球流下路15aによって流下案内されてきた遊技球についても第1球貯留タンク10aの全体に均一に貯留させることができる。
【0056】
なお、上記した各実施形態においては、球流下棚16,16A,16Bから落下してきた余剰な遊技球を、貯留均等化棚として機能する球転動部材63上に供給するようにしたものを例示したが、余剰な遊技球を球貯留タンク10に直接落下させるように構成することもできる。
【0057】
また、上記した実施形態においては、球揚送装置3と遊技球の汚れを除去する研磨機構とが一体のものを例示したが、球揚送装置3と研磨機構とを別に設けた設置島2にも本発明を適用することができる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次の効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の発明によれば、長手方向に複数の遊技機を並設するとともに、端部に球計数装置を設け、各遊技機から排出される使用済みの遊技球や球計数装置が計数した遊技球を球揚送装置に案内する揚送球供給樋と、前記球揚送装置により揚送された遊技球を貯留する上部タンクと、前記上部タンクから各遊技機に遊技球を補給する球補給樋と、前記球補給樋内に遊技球が充満することで前記上部タンクから流入する遊技球を前記端部に向けて流下させる貯留用球供給流路と、前記貯留用球供給流路の端部に到達した球技球を下方に流下案内する球流下路と、前記揚送球供給樋よりも下方に配設されて前記球流下路を流下した遊技球を貯留する球貯留タンクと、を備えた遊技機設置島において、前記球計数装置と揚送球供給樋との間には、該揚送球供給樋よりも幅狭であって両縁に空部が形成され、前記球計数装置の球排出部から排出された遊技球を揚送球供給樋に流下案内する球流下棚を設け、前記球貯留タンクには、当該球貯留タンクよりも幅狭な板状に形成され、前記球流下棚の下方であって該球貯留タンクの底面との間に球貯留空間を空けた状態で延在する貯留均等化棚を配置し、前記球流下棚の空部よりも前記球計数装置側であって前記球計数装置の球排出部の側方には、前記貯留均等化棚の上面に遊技球が流出するように前記球流下路の流下下端部を配置し、前記球流下棚は、前記揚送球供給樋が遊技球を受け入れ可能な非満杯状態では前記球計数装置からの遊技球を揚送球供給樋に案内する一方、該揚送球供給樋が遊技球で満たされた満杯状態では球計数装置からの遊技球を揚送球供給樋の傾斜上端部に滞留する遊技球に当接させて前記空部から落下させ、前記貯留均等化棚は、前記球計数装置側の端部から前記球貯留タンクの長手方向に沿って下り傾斜し、前記球流下路から流出した遊技球及び前記球流下棚の空部から落下した遊技球を転動させ、且つ、側縁から落下させて前記球貯留タンクに分散貯留させるようにしたので、非満杯状態において、球計数装置により計数された遊技球は、球流下棚及び揚送球供給樋を通って球揚送装置に供給されて揚送される。一方、満杯状態においては、球計数装置により計数された遊技球は、揚送球供給樋に貯留されている遊技球にぶつかって遊技球の進路を変えて空部から落下し、余剰な遊技球として球貯留タンクに貯められる。この場合に、球流下棚の空部よりも上流側に球流下路の球出口を配置して貯留均等化棚の上面に遊技球が流出するように構成したので、球流下路から流出した遊技球は貯留均等化棚の傾斜下端に向かって流下し始め、空部を通じて貯留均等化棚上に落下した遊技球とぶつかってこれら遊技球の流下方向に変化を与えて分散させることができる。したがって、貯留均等化棚上を流下する遊技球は、貯留均等化棚の延在方向における任意の場所から落下し、球貯留タンク内に均等に貯留される。
【0059】
従って、非満杯状態では、計数済みの遊技球は、比較的短時間で揚送され、又、研磨装置により汚れが除去されるので、遊技球の表面に汚れが付着した状態が長時間に亘ることがない。また、大量の遊技球を球計数装置に投入するなどして満杯状態になったとしても、余剰な遊技球は、空部から球貯留タンクへ落下するので、球計数装置による計数動作に支障を来さない。即ち、球計数装置は、揚送球供給樋の状態に拘わらず、常に遊技球を計数することができる。
さらに、球計数装置が常に遊技球を計数できるので、設置島内に貯留された遊技球は減少し難くなり、球補給等の作業負担を軽減することもできる。
【0060】
また、球流下棚から貯留均等化棚に落下した余剰な遊技球は、この貯留均等化棚により分散して球貯留タンクに均等な状態で貯留される。
このため球貯留タンク内における特定の場所に遊技球が山積みになってしまうことを防止できる。従って、特定の場所に遊技球が山積みされることで生じる遊技球の球止まり及びこの球止まりに起因して生じる球計数装置の計数不能状態を回避することができる。従って、大量の遊技球を球計数装置で計数する際における不都合を確実に防止できる
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機を設置した遊技機設置島の概略構成図である。
【図2】遊技機設置島のほぼ中央に設置した球揚送装置の斜視図である。
【図3】球揚送装置の断面図であり、(a)は蓋を開いた状態、(b)は蓋を閉じた状態である。
【図4】上部タンクの縦方向の断面図である。
【図5】球貯留タンクを一部切断して示した長手方向の断面図である。
【図6】球貯留タンクの短尺方向の断面図である。
【図7】第1実施形態における要部の構成を説明する斜視図である。
【図8】第1実施形態における要部の構成を説明する平面図である。
【図9】満杯状態を説明する要部の斜視図である。
【図10】満杯状態を説明する第1球貯留タンクの断面図である。
【図11】第2実施形態における要部の構成を説明する斜視図である。
【図12】第3実施形態の球流下棚を説明する斜視図である。
【図13】第3実施形態における要部の構成を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機
2 遊技機設置島
3 球揚送装置
4 フレーム
5 台間球貸機
6 上部タンク
7 球補給樋
10 球貯留タンク
11 貯留用球供給流路
12 枝樋
13 球回収樋
14 球計数装置
14a 球排出部
15 球流下路
16 球流下棚
20 固定ベース
21 筺体
22 駆動ローラ
23 従動ローラ
24 無端ベルト
25 リフトモーター
26 球入口
27 球排出口
28 揚送路
29 バックアップローラ
30a 可動クランプ部材
30b 固定クランプ部材
31 押圧スプリング
32 研磨布
33 案内板材
34 球案内溝
35 タンク本体
36 バランスタンク
37 入口
39a 上連通口
39b 下連通口
40 棚
41 仕切り壁
42 球入口
43 パイプ材
44 球導入口
45 球導入案内面部材
46 球分流路
47 球導入流路
49 振り分け床部
50 振り分け部材
51 オーバーフロー管
52 球供給側流路
54 上部タンク球量スイッチ
55 島制御装置
56 リミットスイッチ
60 球排出装置
61a 第1リフト収納室
62 球出口
63 球転動部材
63a 上面
64a タンク球量スイッチ
70 案内部
71 球流出開口
72 空部
74 余剰球流下部
76 傾斜棚部
76a 床面部

Claims (2)

  1. 長手方向に複数の遊技機を並設するとともに、端部に球計数装置を設け、
    各遊技機から排出される使用済みの遊技球や球計数装置が計数した遊技球を球揚送装置に案内する揚送球供給樋と、
    前記球揚送装置により揚送された遊技球を貯留する上部タンクと、
    前記上部タンクから各遊技機に遊技球を補給する球補給樋と、
    前記球補給樋内に遊技球が充満することで前記上部タンクから流入する遊技球を前記端部に向けて流下させる貯留用球供給流路と、
    前記貯留用球供給流路の端部に到達した球技球を下方に流下案内する球流下路と、
    前記揚送球供給樋よりも下方に配設されて前記球流下路を流下した遊技球を貯留する球貯留タンクと、を備えた遊技機設置島において、
    前記球計数装置と揚送球供給樋との間には、該揚送球供給樋よりも幅狭であって両縁に空部が形成され、前記球計数装置の球排出部から排出された遊技球を揚送球供給樋に流下案内する球流下棚を設け、
    前記球貯留タンクには、当該球貯留タンクよりも幅狭な板状に形成され、前記球流下棚の下方であって該球貯留タンクの底面との間に球貯留空間を空けた状態で延在する貯留均等化棚を配置し、
    前記球流下棚の空部よりも上流側に前記球流下路の球出口を配置して前記貯留均等化棚の上面に遊技球が流出するように構成し
    前記球流下棚は、前記揚送球供給樋が遊技球を受け入れ可能な非満杯状態では前記球計数装置からの遊技球を揚送球供給樋に案内する一方、該揚送球供給樋が遊技球で満たされた満杯状態では球計数装置からの遊技球を揚送球供給樋の傾斜上端部に滞留する遊技球に当接させて前記空部から落下させ、
    前記貯留均等化棚は、前記球計数装置側の端部から前記球貯留タンクの長手方向に沿って下り傾斜し、前記球流下路から流出した遊技球及び前記球流下棚の空部から落下した遊技球を転動させ、且つ、側縁から落下させて前記球貯留タンクに分散貯留させるようにしたことを特徴とする遊技機設置島。
  2. 前記球流下路は、当該球流下路の流下下端部側面に遊技球が流出する球出口を有し、該球出口を前記貯留均等化棚の傾斜下端方向に向くように配置したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機設置島。
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