以下に、本発明の実施の形態を図を用いて説明する。
図1は、パチンコ島台1の全体斜視図である。本実施形態のパチンコ島台1は、図1に示すように、その長手方向に多数のパチンコ遊技機2を列設するもので、各パチンコ遊技機2の間には、パチンコ遊技機2と1対1で対応するように玉貸機3が配置されている。パチンコ島台1の両端には、島飾り4及び妻板5が設けられ、この島飾り4及び妻板5間には、パチンコ遊技機2の下部に位置するように板状のカウンター6が形成されており、また、パチンコ島台1の上部には、店員を呼び出すための呼出ランプやパチンコ遊技機2が大当りしたとき等に点灯する装飾表示ランプ等が一体的に組み込まれた欄間7が設けられている。この欄間7は、パチンコ島台1に対して開閉自在に設けられており、例えばパチンコ島台1内部の補給樋が玉詰まりを起こしたとき等のトラブルに対処できるようになっている。なお、パチンコ遊技機2、玉貸機3、カウンター6及び欄間7は、本図に示されていない裏側の面にも設けられている。また、パチンコ島台1は、できるだけ多くのパチンコ遊技機2を設置できるように設計されており、これは、パチンコ遊技機2の設置台数が遊技場の利益に大きく係わるからである。
また、パチンコ島台1の中央には、後述する玉研磨揚送装置10や第1小型揚送装置11等が収納される収納ボックス12が立設されており、また、前記島飾り4の略中央部には、遊技客が獲得した景品玉を返却したときに、その返却玉数を数値記録したレシートを発行する玉返却計数装置15が設けられている。この玉返却計数装置15は、遊技客が重い多量のパチンコ玉が入った玉箱を持ち上げて行うので、あまり高い位置には設置できず、本実施形態では、図に示すように、大人のほぼ腰の位置あたりに玉返却計数装置15の投入口17がくるようになっている。
玉返却計数装置15には、後述する副貯留タンク21内の玉量センサT5または補助タンク22内の玉量センサHからの検出信号に基づいて駆動される返却阻止部材16が設けられている。この返却阻止部材16は、副貯留タンク21または補助タンク22内に貯留されるパチンコ玉の量がほぼ満杯になったときに、それ以上、遊技客が玉返却計数装置15に景品玉を返却するのをやめさせるように表示するもので、玉返却計数装置15の投入口17上に出没自在に設けられている。なお、返却阻止部材16は、表示するもの意外に、玉返却計数装置15の投入口17を完全に閉塞するものであってもよい。さらに、島飾り4の上部には、後述する主貯留タンク20内の玉量センサT1、T2、T3及び副貯留タンク21内の玉量センサT4、T5からの検出信号に基づいて、パチンコ島台1(主貯留タンク20及び副貯留タンク21)内に貯留されているパチンコ玉の貯留量をレベル表示する玉量表示器18が設けられている。この玉量表示器18により、店員はパチンコ島台1の外部から、パチンコ島台1内部に貯留されているパチンコ玉量を一目で判ることができ、未然のトラブル防止等に有効となる。
次に図2〜図11を参照しながら、パチンコ島台1の内部構成について説明する。図2は、パチンコ島台1の内部の構造を示す正面図、図3は、玉返却計数装置15側のパチンコ島台1の内部の構造を示す正面図、図4は、玉研磨揚送装置10右側付近のパチンコ島台1の内部の構造を示す正面図、図5は、アウト玉計数ボックス40の斜視図、図6は、蛇腹41を取り付けた状態のアウト玉計数ボックス40の斜視図、図7は、主貯留タンク20、副貯留タンク21、補助タンク22付近のパチンコ島台1下部の内部構造を示す斜視図、図8は、副貯留タンク21及び補助タンク22付近のパチンコ島台1下部の内部構造を示す平面図、図9は、ストッパー50が開いているときの補助タンク22の斜視図、図10は、ストッパー50が閉じているときの補助タンク22の斜視図、図11は、パチンコ島台1内部構造の要部を示す模式図である。
まず図2及び図4を参照して、パチンコ島台1の内部中央には、電源投入後常時駆動される玉研磨揚送装置10が立設されており、この玉研磨揚送装置10は、モータを内蔵した下部駆動プーリにより無端状の搬送ベルトを回転駆動するもので、この搬送ベルトの摩擦力により誘導されてくるパチンコ玉を研磨布に接触させながら上昇せしめ、最終的に上端の排出口から上部タンク25内に排出するようになっている。なお、玉研磨揚送装置10は、螺旋体によって研磨ペレットとパチンコ玉とを混合しながら揚送する形式のものや、ベルトにバケットを固定した形式のものであってもよい。
また、玉研磨揚送装置10の奥側には、第1小型揚送装置11が玉研磨揚送装置10と並列状に配設されており、この第1小型揚送装置11は、玉研磨揚送装置10と同様に電源投入後常時駆動されるようになっており、その構成は、基本的にはほぼ玉研磨揚送装置10と同様であるが、異なる点は研磨布を備えておらず、パチンコ玉を研磨する機能は備えていない。第1小型揚送装置11は、後述する主貯留タンク20に貯留されたパチンコ玉を揚送して副貯留タンク21内に移動させることにより、主貯留タンク20に貯留されたパチンコ玉を玉研磨揚送装置10に流入させる役目を担っている。
前記上部タンク25の底面両端部には、それぞれパチンコ島台1の両端部に向かって下方傾斜した左右の補給樋(図示省略)が接続されており、この補給樋の途中部位には、各パチンコ遊技機2及び玉貸機3に対応した玉分離器(図示省略)が設けられている。これにより、玉研磨揚送装置10により揚送研磨された研磨済のパチンコ玉は、上部タンク25の底面両端部から各補給樋に流出され、その後、玉分離器によって各パチンコ機遊技2の賞品玉タンク及び玉貸機3に供給されるようになっている。なお、上記玉分離器には、周知のように補給された玉数を計数するための計数装置が付設されており、この計数装置から遊技場に設けられる図示しないホール管理コンピュータに補給(セーフ)玉数信号が送られるようになっている。
そして、パチンコ遊技機2に供給されたパチンコ玉は、パチンコ遊技に使用されると図示しないパチンコ遊技機2裏面下方の排出口(図示省略)から外部に落下するようになっており、この落下した使用済みのパチンコ玉は、パチンコ島台1に設けられたアウト玉計数ボックス40に導出されるようになっている。図3及び図4を参照して、アウト玉計数ボックス40は、パチンコ遊技機2と1対1で対応するように、パチンコ島台1の内部においてパチンコ遊技機2の下部に位置するように配置され、パチンコ遊技機2の排出口から落下したパチンコ玉を全て受け入れて、この受け入れたパチンコ玉を後述する回収樋(樋状に形成された回収通路のこと)30a、30bまたは補助回収樋(樋状に形成された補助回収通路のこと)35a、35bに導出するようになっている。
図5及び図6を参照しながらアウト玉計数ボックス40の構成について説明する。アウト玉計数ボックス40は、大別すると、上部にパチンコ遊技機2から排出されたパチンコ玉を受け入れるための上部が開放された略箱状の皿部42と、この皿部42に対して回動自在に設けられ、皿部42に流入したパチンコ玉を受け入れて後述する回収樋30a、30bまたは補助回収樋35a、35bに導出させるアーム片43とから構成されている。
皿部42のほぼ中央には、流出口44が形成されており、この流出口44を通って皿部42に流入したパチンコ玉はアーム片43に流出するようになっている。アーム片43は、略テーパー状に形成されており、流入してきたパチンコ玉を最終的に一列に整列させてアーム片43の先端箇所に取り付けられている玉計数器45に誘導させるようになっている。玉計数器45は、その下部に円筒状の排出筒46を備えており、計数を終えたパチンコ玉をこの排出筒46から1個づつ排出するようになっている。この玉計数器45にて計数されたパチンコ玉数は、アウト(発射)玉信号として図示しないホール管理コンピュータに出力されるようになっており、このアウト(発射)玉信号や上記した補給(セーフ)玉数信号等に基づいて遊技場は個々のパチンコ遊技機の出玉管理を行うようになっている。つまりアウト玉計数ボックスにより計数されたパチンコ玉数のデータは、遊技場にとって極めて重要なデータの一つである。
また、排出筒46には、図6に示すように、適宜長さに加工された蛇腹41が装着可能になっている。つまり、アウト玉計数ボックス40は、パチンコ遊技機2から排出されたパチンコ玉を受け入れて、この受け入れたパチンコ玉を計数した後、排出筒46または蛇腹41から後述する回収樋30a、30bまたは補助回収樋35a、35bに導出するのである。この場合、アーム片43は、排出筒46または蛇腹41が回収樋30a、30bまたは補助回収樋35a、35bに臨むように回動調節されている。なお、蛇腹41の装着条件やその長さについては後述する。
図2に戻って、パチンコ島台1の下部であって玉研磨揚送装置10の左には、主貯留タンク20、玉研磨揚送装置10の右には、副貯留タンク21が設けられている。図2、図7(図7では玉研磨揚送装置10及び第1小型揚送装置11は省略してある)及び図11を参照して、主貯留タンク20は、パチンコ島台1の端部側(左側)に向かって下方傾斜した二股状の上部板28aが形成されており、上部板28aの上流部には、玉研磨揚送装置10によって揚送されて上部タンク25に貯留されたパチンコ玉であって、上部タンク25から溢れたパチンコ玉を優先的に還流させる優先オーバーフロー樋60(図11参照)が臨み、この優先オーバーフロー樋60から上部板28aに流下されたパチンコ玉を、上部板28aの下流側から落下させて主貯留タンク20に貯留するようになっている。
つまり、主貯留タンク20は、玉研磨揚送装置10によって上部タンク25に貯留されたパチンコ玉であってパチンコ遊技機2への補給が満たされて溢れたパチンコ玉を、優先オーバーフロー樋60によって優先的に還流されるようになっており、この還流されたパチンコ玉は主貯留タンク20の上流側(パチンコ島台1の左端部側)から順番に貯留されるようになっている。そして主貯留タンク20に貯留されたパチンコ玉は、第1小型揚送装置11に導かれ、この第1小型揚送装置11にて揚送されて副貯留タンク21内に移動されてから玉研磨揚送装置10に流入するようになっている。なお、副貯留タンク21内にパチンコ玉が貯留されている場合には、副貯留タンク21内のパチンコ玉が第1小型揚送装置11にて揚送されてきた主貯留タンク20のパチンコ玉よりも、優先的に玉研磨揚送装置10に流入する。
一方、副貯留タンク21は、パチンコ島台1の端部側(右側)に向かって下方傾斜した二股状の上部板28bが形成されており、上部板28bの上流部には、上記の上部タンク25から溢れたパチンコ玉を非優先的に還流させる非優先オーバーフロー樋61(図11参照)が臨み、この非優先オーバーフロー樋61から上部板28bに流下されたパチンコ玉を、上部板28bの下流側から落下させて副貯留タンク21に貯留するようになっている。
つまり、副貯留タンク21は、玉研磨揚送装置10によって上部タンク25に貯留されたパチンコ玉であって、パチンコ遊技機2への補給が満たされて溢れたパチンコ玉がまず優先オーバーフロー樋60から主貯留タンク20によって還流され、主貯留タンク20のパチンコ玉の貯留量が満杯となって優先オーバーフロー樋60からパチンコ玉が溢れると、この溢れたパチンコ玉が非優先オーバーフロー樋61によって非優先的に還流されるようになっている。そして、この還流されたパチンコ玉は副貯留タンク21の上流側(パチンコ島台1の右端部側)から順番に貯留されるようになっており、副貯留タンク21に貯留されたパチンコ玉は、玉研磨揚送装置10に流入して再び上部タンク25に揚送されることになる。
即ち、主貯留タンク20と副貯留タンク21との関係では、主貯留タンク20からパチンコ玉が優先的に貯留され、主貯留タンク20が満杯になると、次に副貯留タンク21にパチンコ玉が非優先的に貯留されるようになっている。なお、主貯留タンク20と副貯留タンク21とは、本実施形態では、ほぼ同じ大きさに形成されており、長さ方向はパチンコ遊技機2のほぼ4台分、高さ方向はほぼカウンター6の高さまで、幅方向はほぼパチンコ島台1の幅と同じ大きさに形成され、それぞれ数十万個のパチンコ玉が貯留できるようになっている。
上記した主貯留タンク20及び副貯留タンク21には、図11に示すように、それぞれパチンコ玉の貯留量を検出する玉量センサT1〜T5が設けられているが、パチンコ玉の貯留状態は、前記したように主貯留タンク20の上流側から下流側に順番に貯留された後、次に副貯留タンク21の上流側から下流側に順番に貯留される。従って、玉量センサT1は、最もパチンコ玉の貯留量が少ない場合(下限)を検出するセンサであり、玉量センサT2は、主貯留タンク20に略半分位のパチンコ玉が貯留された場合を検出するセンサであり、玉量センサT3は、主貯留タンク20に貯留されたパチンコ玉が満杯になった場合を検出するセンサであり、玉量センサT4は、副貯留タンク21に略1/3位のパチンコ玉が貯留された場合を検出するセンサであり、玉量センサT5は、副貯留タンク21に略2/3位のパチンコ玉が貯留された場合(上限)を検出するセンサである。
従って、玉量センサT1がOFFすることは、これ以上パチンコ玉の貯留量が少なくなるとパチンコ遊技機2へのパチンコ玉の補給に支障を来す状態になることを示すものであり、一方、玉量センサT5がオンすることは、これ以上パチンコ玉の貯留量が増加すると危険な状態になることを示すものである。そして、これらの玉量センサT1〜T5のそれぞれの作動により前記玉量表示器18を順次点灯制御して、パチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量を報知するのである。
次に、回収樋30a、30b及び補助回収樋35a、35bについて説明する。まず、回収樋30a、30bは、図2に示すように、パチンコ島台1内下部において、左側のパチンコ島台端部から玉研磨揚送装置10に向かって架設されている回収樋30aと、右側のパチンコ島台1端部から玉研磨揚送装置10に向かって架設されている回収樋30bとで構成されている。回収樋30a、30bは、パチンコ島台1端部側から玉研磨揚送装置10に向かって、パチンコ玉が円滑に流下するように所定の下り勾配が設けられた傾斜状に形成されており、後に詳述するが、アウト玉計数ボックス40から排出されたパチンコ玉や玉返却計数装置15から排出されたパチンコ玉を、主貯留タンク20及び副貯留タンク21に貯留されていたパチンコ玉よりも優先して玉研磨揚送装置10に導出させるようになってる。
図2、図7、図8、図11を参照して、回収樋30bは、その右端部が後述する排出領域31に連結され、左端部は玉研磨揚送装置10の玉導入部に連結されており、その途中、後述する補助タンク22及び副貯留タンク21を通過するように設けられている。一方、回収樋30aは、その左端部がパチンコ島台1の左端付近まで延設され、右端部は、図7及び図11に示すように、副貯留タンク21内部まで延設されて、図示していないが、副貯留タンク21内部にて丁度回収樋30bの真上に略重なるように形成されており、その途中、主貯留タンク20を通過するように設けられている。
つまり、回収樋30bを流下してきたパチンコ玉は、そのまま直接玉研磨揚送装置10に流入するようになっており、一方、回収樋30aを流下してきたパチンコ玉は、最終的には、回収樋30bに導出された後に玉研磨揚送装置10に流入するようになっている。
ここで、回収樋30bにおいて、補助タンク22の通過態様は、ほぼ補助タンク22の上方を通過しており、従って、補助タンク22に貯留されたパチンコ玉が侵入してくることはなく、回収樋30bの上部は開放された状態となっている。しかし、回収樋30bの副貯留タンク21の通過態様は、回収樋30bが副貯留タンク21の中底箇所を通過しており、従って、副貯留タンク21に貯留されたパチンコ玉が侵入してくることのないように、回収樋30bの上部は閉塞された状態となっている。つまり、回収樋30bは、副貯留タンク21を通過している箇所以外は、上部が開放された状態となっている。また、同様に、回収樋30aの主貯留タンク20及び副貯留タンク21の通過態様は、主貯留タンク20及び副貯留タンク21のに貯留されたパチンコ玉が侵入してくることのないように、回収樋30aの上部は閉塞された状態となっており、それ以外の回収樋30aの箇所は、上部が開放された状態となっている。
そして、玉研磨揚送装置10の右側であって、回収樋30bの上方に配置されているものの副貯留タンク21の上方以外に配置されているアウト玉計数ボックス40、即ち、回収樋30bの上部が開放されている箇所の上方に配置されているアウト玉計数ボックス40は、図3に示すように、排出筒46または蛇腹41を臨ませて直接回収樋30bにパチンコ玉を排出している。また、玉研磨揚送装置10の左側であって、回収樋30aの上方に配置されているものの主貯留タンク20の上方以外に配置されているアウト玉計数ボックス40、即ち、回収樋30aの上部が開放されている箇所の上方に配置されているアウト玉計数ボックス40は、上記したように、排出筒46または蛇腹41を臨ませて直接回収樋30aにパチンコ玉を排出している。
次に、補助回収樋35a、35bは、図2及び図7に示すように、上記した上部板28a、28bと同様に玉研磨揚送装置10の両側からパチンコ島台1端部に向かって下方傾斜して架設されている。補助回収樋35a、35bは、主貯留タンク20、副貯留タンク21の上方に設けられており、主貯留タンク20、副貯留タンク21に貯留されたパチンコ玉が侵入してくることはないので、その上部は開放された状態となっている。
そして、玉研磨揚送装置10の右側であって、副貯留タンク21の上方に配置されているアウト玉計数ボックス40は、図4に示すように、排出筒46または蛇腹41を臨ませて補助回収樋35bにパチンコ玉を排出しており、この補助回収樋35bに流下したパチンコ玉は、副貯留タンク21の右側壁に付設された合流ボックス29b(図7及び図8参照)に流出し、この合流ボックス29bから回収樋30bに導出されるようになっている。一方、玉研磨揚送装置10の左側であって、主貯留タンク20の上方に配置されているアウト玉計数ボックス40は、同様に、排出筒46または蛇腹41を臨ませて補助回収樋35aにパチンコ玉を排出しており、この補助回収樋35aに流下したパチンコ玉は、主貯留タンク20の左側壁に付設された合流ボックス29a(図7参照)に流出し、この合流ボックス29aから回収樋30aに導出されるようになっている。
つまり、主貯留タンク20及び副貯留タンク21の上方に配置されているアウト玉計数ボックス40は、回収樋30a、30bが主貯留タンク20、副貯留タンク21の内部を通過してその上部が閉塞された状態となっているので、排出筒46または蛇腹41を臨ませて直接回収樋30a、30bにパチンコ玉を排出することができなくなっており、そこで補助回収樋35a、35bに排出筒46または蛇腹41を臨ませ、パチンコ玉を一旦補助回収樋35a、35bに排出させ、それから回収樋30a、30bに導出するようになっている。
また、回収樋30bには、図11に示すように、玉滞留センサK1、K2が設けられており、玉滞留センサK1は、回収樋30bの終端よりやや上流側(ほぼ玉量センサT5の下方)までパチンコ玉が停滞した場合を検出するセンサであり、玉滞留センサK2は、後述する第2小型揚送装置13のパチンコ玉の排出口の近傍にパチンコ玉が滞留した場合を検出するセンサである。玉滞留センサK1からの検出信号に基づいて後述するストッパー50や第2小型揚送装置13が、玉滞留センサK2からの検出信号に基づいて後述する第2小型揚送装置13が制御されるようになっている。
次に、補助タンク22について説明する。副貯留タンク21の右側に配置されており、図7、図8、図9、図10に示すように、上記した上部板28aと同様な玉研磨揚送装置10側(左側)に向かって下方傾斜した二股状の上部板28cが形成されている。上部板28cの上流部は、後述する排出領域31に連結されており、上部板28cは、この排出領域31から流下してきたパチンコ玉を、上部板28cの下流側から落下させて補助タンク22に貯留するようになっている。つまり、補助タンク22では、下流側(玉研磨揚送装置10側)から順番に貯留されるようになっている。
補助タンク22の左手前側には、第2小型揚送装置13が設けられており、補助タンク22に貯留されたパチンコ玉は、補助タンク22と第2小型揚送装置13とを連結する導出樋52を介して、第2小型揚送装置13に流入するようになっている。第2小型揚送装置13は、上記した第1小型揚送装置11と同様に構成されており、玉量センサT4、玉滞留センサK1、K2からの検出信号に基づいて制御されるようになっている。この第2小型揚送装置13の制御については後述する。そして、第2小型揚送装置13が駆動されていると、補助タンク22に貯留されていたパチンコ玉は、導出樋52から第2小型揚送装置13に流入して揚送され、合流ボックス53(図7〜図10参照)に流出し、この合流ボックス53に流入したパチンコ玉は、回収樋30bに誘導されるようになっている。
また、補助タンク22には、図11に示すように、補助タンク22のパチンコ玉の貯留量を検出する玉量センサHが設けられており、この玉量センサHは、補助タンク22の上流側(玉返却計数装置15側)の上部に設けられ、補助タンク22が貯留されたパチンコ玉でほぼ満杯になった場合を検出するセンサである。なお、上記した返却阻止部材16は、この玉量センサHからの検出信号に基づいて制御されるようになっており、この返却阻止部材16の制御については後述する。
さらに、補助タンク22と排出領域31との境界部分の中央には、即ち、回収樋30bと排出領域31との境界部分には、図9及び図10に示すように、ストッパー50が出没自在に設けられており、図9がストッパー50が引っ込んでいるときの状態(ストッパー50開状態)であり、図10がストッパー50が出ている状態(ストッパー50閉状態)である。ストッパー50は、図示しないモータによって駆動制御されるようになっており、これは、玉量センサT4、玉滞留センサK1からの検出信号に基づいて制御されるようになっている。このストッパー50の制御については後述する。
ところで、排出領域31は、玉返却計数装置15に返却されたパチンコ玉を全て一旦受け入れる領域であって、図9及び図10に示すように、中央領域32、側領域33a、33bの3区画に区別されて形成されている。玉返却計数装置15に返却されたパチンコ玉は、排出樋19から排出され排出領域31に流入してくるのであるが、このときストッパー50が開状態になっているときは、排出樋19から排出されてきたパチンコ玉は中央領域32を流下し、この中央領域32に連接している回収樋30bに流出するようになっている。一方、ストッパー50が閉状態になっているときは、排出樋19から排出されてきたパチンコ玉はストッパー50によって側領域33a、33bに振り分けられ、この側領域33a、33bに連接している上部板28cに流出するようになっている。
つまり、玉返却計数装置15にパチンコ玉が返却されると、この返却されたパチンコ玉は、ストッパー50が開状態になっているときは、回収樋30bを流下してアウト玉計数ボックス40から排出されたパチンコ玉と合流しながら玉研磨揚送装置10に流入することになり、この場合、副貯留タンク21から玉研磨揚送装置10に流入するパチンコ玉よりも優先されるようになっている。これは、次のような理由による。
即ち、第1に、玉研磨揚送装置10のパチンコ玉の処理能力は1分間に1万個から1万5千個ぐらいが一般的であり、それに対し、玉返却計数装置15のパチンコ玉の処理能力は1分間に2万個から2万5千個ぐらいが一般的であり、つまり、玉返却計数装置15のパチンコ玉の処理能力の方が玉研磨揚送装置10のパチンコ玉の処理能力を上回っている。従って、玉返却計数装置15から排出されるパチンコ玉は、優先して玉研磨揚送装置10にて処理しないと、回収樋30b上にパチンコ玉が滞留して貯留するようになってしまうからであり、好ましくないからである。第2に、玉返却計数装置15やアウト玉計数ボックス40から排出されたパチンコ玉は、主貯留タンク20や副貯留タンク21に貯留されているパチンコ玉よりも、手垢などで汚れている可能性が高く、従って、このような汚れを素早く落とすこで、パチンコ玉の錆びを防止したいからである。そして、これらの理由から、回収樋30aではなく、玉返却計数装置15側の回収樋30bを玉研磨揚送装置10に直結しているのである。
一方、ストッパー50が閉状態になっているときに玉返却計数装置15にパチンコ玉が返却されると、この返却されたパチンコ玉は、回収樋30bを流下することなく、ストッパー50により上部板28cから落下して補助タンク22に貯留されることになる。そして、この補助タンク22に貯留されたパチンコ玉は、第2小型揚送装置13が駆動すると、回収樋30bに流出することになる。
ここで、図3及び図4を参照しながら、アウト玉計数ボックス40に取り付けられる蛇腹41の装着条件やその長さについて説明する。回収樋30bは、上記したように、パチンコ島台1端部側から玉研磨揚送装置10側に向かって所定の下り勾配が設けられた傾斜状に形成されており、しかも、玉返却計数装置15の設置する高さには制約があり、さらにパチンコ遊技機2をできるだけ多く設置するためパチンコ島台1は構造上可能な限り長く設計されているので、従って、アウト玉計数ボックス40と回収樋30bとの高さ方向の距離は、回収樋30bの上流側(パチンコ島台1端部側)に位置するアウト玉計数ボックス40ほど小さくなる。
また、補助回収樋35bも、上記したように、玉研磨揚送装置10側からパチンコ島台1端部側に向かって下方傾斜して形成されており、しかもカウンター6近くまで高さのある大型の副貯留タンク21の存在により、アウト玉計数ボックス40と補助回収樋35bとの高さ方向の距離は、補助回収樋35bの上流側(玉研磨揚送装置10側)に位置するアウト玉計数ボックス40ほど小さくなる。
しかして、回収樋30bまたは補助回収樋35bとの高さ方向の距離が所定以上あるアウト玉計数ボックス40では、アウト玉計数ボックス40から排出されたパチンコ玉が回収樋30bまたは補助回収樋35bに落下したとき、その衝撃や、回収樋30bまたは補助回収樋35b上を流下している他のパチンコ玉との衝突等によって、回収樋30bまたは補助回収樋35bから飛び出してしまったりすると共に、大きな衝撃音や衝突音が発生する。
そこで、回収樋30bまたは補助回収樋35bとの高さ方向の距離が所定以上あるアウト玉計数ボックス40には、このような好ましくない事態を解消するため、排出筒46に誘導部材である蛇腹41を装着して、アウト玉計数ボックス40の実際のパチンコ玉の排出口と回収樋30bまたは補助回収樋35bとの高さ方向の距離を所定の長さに保つようにするのである。この所定の長さは、例えばパチンコ玉数個分程度であり、本実施形態においては、玉研磨揚送装置10より右側に配置されるアウト玉計数ボックス40であって、図3においては右端から2台目及び図4においては左端から1台目、2台目台以外のアウト玉計数ボックス40に、それぞれ蛇腹41が装着され、当然ながら、蛇腹41の長さは、図3においては左側に位置するアウト玉計数ボックス40ほど、図4においては右側に位置するアウト玉計数ボックス40ほど長くなっている。
なお、図3において最も右端に位置する玉返却計数装置15に近いアウト玉計数ボックス40は、排出領域31の上方に位置しているので、つまり、当該アウト玉計数ボックス40の真下まで回収樋30bが延設されていないので、この場合、図3に示すように、当該アウト玉計数ボックス40に取り付ける蛇腹41を長めにして、この蛇腹41の終端が回収樋30bの右端部に臨むように、蛇腹41はカーブさせて設けられている。この例に示すように、パチンコ島台1内において、何らかの障害物でアウト玉計数ボックス40の蛇腹41が、略垂直下方の状態で取り付けることができない場合であっても、蛇腹41は可撓性を有しているので、このような障害物を避けて取り付けることができ、極めて使い勝手がよい。
以上、図1〜図11を参照しながらパチンコ島台1の構成を説明したが、次に図12〜図14を参照しながら、本発明に係わる電気的制御について説明する。まず、図12を用いてストッパー50の開閉制御について説明する。図12は、ストッパー50開閉制御処理を示すフローチャートである。なお、本処理は、例えば数十msec毎に繰り返し実行される。このストッパー50開閉制御処理が実行されると、まずステップS10にて玉滞留センサK1がオンしているか否かが判断され、回収樋30bの終端よりやや上流側までパチンコ玉が滞留して玉滞留センサK1がオンしており、ステップS10にてYESと判定された場合には、ステップS14に移行して、上記図10に示したように、ストッパー50を閉状態にする。
このステップS10にてYES及びステップS14の処理は、主貯留タンク20や副貯留タンク21のパチンコ玉の貯留量に関係なく実行されるようになっており、このステップS10にてYES及びステップS14の処理により、回収樋30bにおいて、玉滞留センサK1より上流側(玉返却計数装置15側)では、玉返却計数装置15から排出されたパチンコ玉で滞留することは皆無となる。これにより、次のような効果を奏する。
即ち、回収樋30bにおいて、補助回収樋35bからのパチンコ玉が合流する箇所よりも上流側まで、玉返却計数装置15から排出されたパチンコ玉が滞留すると、回収樋30bの上方に配置されているアウト玉計数ボックス40の少なくとも何れかは、パチンコ玉の排出が悪くなり、最悪の場合には、アウト玉計数ボックス40の排出口付近までパチンコ玉が滞留してしまい、アウト玉計数ボックス40からパチンコ玉を排出できず、アウト玉計数ボックス40がパチンコ遊技機2から排出されるパチンコ玉で一杯になり、アウト玉計数ボックス40からパチンコ玉が溢れ出してしまう。アウト玉計数ボックス40からパチンコ玉が溢れ出すと、パチンコ玉の錆びを防止できなかったり、予期せぬ場所にパチンコ玉が流出してトラブルの原因になったりするばかりか、ホール管理における重要なデータとなるアウト(発射)玉信号の信憑性が低下し、遊技場の経営上大きな問題点となってしまう。その点、本実施形態においては、玉滞留センサK1は、図11に示したように、補助回収樋35bからのパチンコ玉が合流する箇所よりも下流側に設けられているので、従って、補助回収樋35bからのパチンコ玉が合流する箇所よりも上流側まで、玉返却計数装置15から排出されたパチンコ玉が滞留することはあり得ない。その結果、回収樋30bの上方に配置されている全てのアウト玉計数ボックス40からのパチンコ玉の排出に支障を来すことがなくなり、上記したような問題点は全て解消されることになる。
図12に戻って、一方、玉滞留センサK1がオンしておらずステップS10の処理にてNOと判定された場合には、ステップS12に移行して、副貯留タンク21に設けられている玉量センサT4がオンしているか否かを判断する。つまり、このステップS12の処理では、パチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量が満杯に近づいているか否かを判断している。そして、玉量センサT4がオンしており、ステップS12にてYESと判定された場合には、上記したステップS14に移行して、同様にストッパー50を閉状態にする。このステップS12にてYES及びステップS14の処理により、パチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量が満杯に近づいている状態では、玉返却計数装置15から排出されたパチンコ玉を補助タンク22に誘導し、副貯留タンク21に貯留されているパチンコ玉を優先して玉研磨揚送装置10に流入させるようにして、パチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量を減少させるようにしている。
一方、玉量センサT4がオンしておらずステップS12の処理にてNOと判定された場合には、ステップS16に移行して、上記図9に示したように、ストッパー50を開状態にする。このステップS12にてNO及びステップS16の処理により、パチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量が満杯に近づいていない状態では、玉返却計数装置15から排出されたパチンコ玉を、補助タンク22に誘導することなく優先して玉研磨揚送装置10に流入させるようるようにしている。そして、ステップS14またはステップS16の処理を終えると、再びステップS10の処理に戻り、以降、これらステップS10〜ステップS16の処理を繰り返す。
次に、図13を用いて第2小型揚送装置13の駆動制御について説明する。図13は、第2小型揚送装置13駆動制御処理を示すフローチャートである。なお、本処理は、例えば数十msec毎に繰り返し実行される。この第2小型揚送装置13駆動制御処理が実行されると、まずステップS20にて玉滞留センサK1がオンしているか否かが判断され、回収樋30bの終端よりやや上流側までパチンコ玉が滞留して玉滞留センサK1がオンしており、ステップS10にてYESと判定された場合には、ステップS24に移行して、第2小型揚送装置13の駆動を停止する。
つまり、このステップS20の処理は、前記した図12のストッパー50開閉制御処理のステップS10の処理と同じであり、主貯留タンク20や副貯留タンク21のパチンコ玉の貯留量に関係なく実行されるようになっている。従って、このステップS20にてYES及びステップS24の処理により、玉返却計数装置15から排出されて補助タンク22に貯留されていたパチンコ玉が第2小型揚送装置13によって回収樋30bに導出されることはなく、回収樋30bにおいて、玉滞留センサK1より上流側(玉返却計数装置15側)では、これら第2小型揚送装置13からのパチンコ玉で滞留することは皆無となり、これにより、前記ストッパー50開閉制御処理で述べたアウト玉計数ボックス40に係わる効果と同様な効果を奏する。
一方、玉滞留センサK1がオンしておらずステップS20の処理にてNOと判定された場合には、ステップS22に移行して、副貯留タンク21に設けられている玉量センサT4がオンしているか否かを判断する。つまり、このステップS22の処理では、前記した図12のストッパー50開閉制御処理のステップS12の処理と同じであり、パチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量が満杯に近づいているか否かを判断している。そして、玉量センサT4がオンしており、ステップS22にてYESと判定された場合には、上記したステップS24に移行して、同様に第2小型揚送装置13の駆動を停止する。このステップS22にてYES及びステップS24の処理により、パチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量が満杯に近づいている状態では、第2小型揚送装置13の駆動を停止して補助タンク22内にあるパチンコ玉を滞留させ、副貯留タンク21に貯留されているパチンコ玉を優先して玉研磨揚送装置10に流入させるようにして、パチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量を減少させるようにしている。
一方、玉量センサT4がオンしておらずステップS22の処理にてNOと判定された場合には、ステップS26に移行して、第2小型揚送装置13を駆動する。このステップS22にてNO及びステップS26の処理により、パチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量が満杯に近づいていない状態では、玉返却計数装置15から排出されて補助タンク22に貯留されていたパチンコ玉を、優先して玉研磨揚送装置10に流入させるようるようにしている。そして、ステップS24またはステップS26の処理を終えると、再びステップS20の処理に戻り、以降、これらステップS20〜ステップS26の処理を繰り返す。
なお、この図13に示す第2小型揚送装置13駆動制御処理では省略したが、玉滞留センサK2がオンした場合、即ち、回収樋30bにおける第2小型揚送装置13のパチンコ玉の排出口の近傍にてパチンコ玉が滞留していることが検出された場合には、無条件に第2小型揚送装置13の駆動を停止させる処理を実行させるようにしてもよい。これは、回収樋30bの玉詰まり等により、玉滞留センサK1がオフしているにも拘わらず玉滞留センサK2がオンになる場合に有効で、駆動している第2小型揚送装置13にパチンコ玉が逆流し、第2小型揚送装置13が故障してしまうようなトラブルを未然に防止することができる。
次に、図14を用いて玉返却計数装置15の返却阻止部材16の駆動制御について説明する。図14は、玉返却計数装置15制御処理を示すフローチャートである。なお、本処理は、例えば数十msec毎に繰り返し実行される。この玉返却計数装置15制御処理が実行されると、まずステップS30にて玉量センサT5がオンしているか否かが判断され、パチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量が満杯になって玉量センサT5がオンしており、ステップS30にてYESと判定された場合には、ステップS34に移行して、返却阻止部材16を駆動して、あたかも遊技客の玉返却計数装置15へのパチンコ玉の返却行為を妨げるように、返却阻止部材16を玉返却計数装置15の投入口17上に出現させる。
従って、このステップS30にてYES及びステップS34の処理により、遊技客は、当該パチンコ島台1の玉返却計数装置15にパチンコ玉を返却する行為をやめるので、つまり、遊技客は、返却阻止部材16が再び駆動して当該パチンコ島台1の玉返却計数装置15の投入口17が開放されるのを待つか、あるいは、他のパチンコ島台1の玉返却計数装置15にパチンコ玉を返却するようになり、当該玉返却計数装置15の使用が禁止されるので、これにより、パチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量が満杯になっている状態では、玉返却計数装置15からのパチンコ玉の返却を停止して副貯留タンク21に貯留されているパチンコ玉を玉研磨揚送装置10に流入させ、パチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量を減少させるようにしている。当然ながら、このステップS30にて玉量センサT5がオンしている場合には、玉量センサT4はオンしているので、前記したように、ストッパー50開閉制御処理のステップS14にてストッパー50は閉じており、第2小型揚送装置13駆動制御処理のステップS24にて第2小型揚送装置13の駆動は停止しているので、回収樋30bにアウト玉計数ボックス40以外からのパチンコ玉が流入してくることはない。
一方、玉量センサT5がオンしておらずステップS30の処理にてNOと判定された場合には、ステップS32に移行して、補助タンク22に設けられている玉量センサHがオンしているか否かを判断する。つまり、このステップS32の処理では、補助タンク22に貯留されたパチンコ玉が満杯になっているか否かを判断している。そして、玉量センサHがオンしており、ステップS32にてYESと判定された場合には、上記したステップS34に移行して、同様に、返却阻止部材16を駆動して当該玉返却計数装置15の使用を禁止する。このステップS32にてYES及びステップS34の処理により、補助タンク22に貯留されたパチンコ玉が満杯になっている状態では、副貯留タンク21に貯留されているパチンコ玉量に関係なく無条件で当該玉返却計数装置15の使用が禁止されて、補助タンク22のパチンコ玉の貯留量を減少させるようにしている。これは、玉返却計数装置15から排出されたパチンコ玉は回収樋30bか補助タンク22にしか導出されないので、もし副貯留タンク21がパチンコ玉で満杯の状態で回収樋30bにパチンコ玉が滞留し、玉滞留センサK1がオンして(ステップS10、ステップS20にてYES)ストッパー50が閉じる(ステップS14)と共に、第2小型揚送装置13の駆動が停止(ステップS24)してしまうと、玉返却計数装置15から排出されたパチンコ玉が全て補助タンク22に導出されて、補助タンク22からパチンコ玉が溢れたり、玉返却計数装置15からパチンコ玉が溢れてしまうからである。
一方、玉量センサHがオンしておらずステップS32の処理にてNOと判定された場合には、ステップS36に移行して、返却阻止部材16を玉返却計数装置15の投入口17上から退避させ、当該玉返却計数装置15の使用を可能にする。このステップS32にてNO及びステップS36の処理により、補助タンク22に貯留されたパチンコ玉が満杯になっていない状態では、上記と同様な理由により、補助タンク22からパチンコ玉が溢れたり、玉返却計数装置15からパチンコ玉が溢れてしまうことはないので、当該玉返却計数装置15を使用可能にするのである。そして、ステップS34またはステップS36の処理を終えると、再びステップS30の処理に戻り、以降、これらステップS30〜ステップS36の処理を繰り返す。
次に、図15〜図21を参照しながら、本実施形態のパチンコ島台1における特徴的なパチンコ玉の流れと制御について説明する。まず、図15〜図17を参照しながら、回収樋30bに設けられた玉滞留センサK1、補助タンク22に設けられた玉量センサHに基づいて動作するストッパー50、第2小型揚送装置13、玉返却計数装置15(返却阻止部材16)について説明する。なお、図15〜図17においては、パチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量(主貯留タンク20及び副貯留タンク21内のパチンコ玉の貯留量)は、ストッパー50、第2小型揚送装置13、玉返却計数装置15の制御と無関係であるので、表記されていない。
図15〜図17は、玉滞留センサK1及び玉量センサHのオンオフ状態と、ストッパー50、第2小型揚送装置13、玉返却計数装置15の動作状態を示すパチンコ島台1内部の模式図である。まず、図15に示すように、玉返却計数装置15から排出されたパチンコ玉やアウト玉計数ボックス40から排出されたパチンコ玉が多くなって、回収樋30bの終端よりやや上流側までパチンコ玉が滞留して玉滞留センサK1がオンすると、ストッパー50が閉じ、第2小型揚送装置13が駆動を停止する。このとき、玉返却計数装置15は使用可能状態(オン状態)であり、また補助タンク22にはパチンコ玉は貯留されていない。
図15において、玉滞留センサK1よりも上流側までパチンコ玉が滞留しているのは、アウト玉計数ボックス40から排出されたパチンコ玉が滞留したからである。図15に示すように、回収樋30bには、補助回収樋35bからのパチンコ玉が合流する合流ボックス29bの地点より下流側までしかパチンコ玉が滞留していないので、従って、図15の状態では、全てのアウト玉計数ボックス40からのパチンコ玉の排出に支障を来すことはない。
そして、ストッパー50が閉じ、第2小型揚送装置13の駆動が停止された状態で玉返却計数装置15からパチンコ玉が排出されるので、補助タンク22には排出領域31の側領域33a、33bから流入してきたパチンコ玉が上部板28cから落下し、補助タンク22の下流側(第2小型揚送装置13側)からパチンコ玉が貯留し始め、図16に示すように、玉量センサHがオンするまで補助タンク22にパチンコ玉が貯留したとする。すると、ストッパー50が閉状態及び第2小型揚送装置13が駆動停止状態を維持したままで、返却阻止部材16が駆動して玉返却計数装置15が使用禁止状態(オフ状態)になる。
図16において、玉滞留センサK1よりも図15の状態からさらに上流側までパチンコ玉が滞留しているのは、アウト玉計数ボックス40から排出されたパチンコ玉がさらに滞留したからである。しかし、図16に示すように、依然として回収樋30bには、補助回収樋35bからのパチンコ玉が合流する合流ボックス29bの地点より下流側までしかパチンコ玉が滞留していないので、従って、図16の状態では、全てのアウト玉計数ボックス40からのパチンコ玉の排出に支障を来すことはない。
そして、ストッパー50が閉じ、第2小型揚送装置13の駆動が停止し、さらに玉返却計数装置15が使用禁止となって玉返却計数装置15からパチンコ玉が排出されないので、回収樋30bに滞留していたパチンコ玉は、玉研磨揚送装置10に流入して消化されていき、図17に示すように、回収樋30bにおいて滞留していたパチンコ玉が玉滞留センサK1未満になると、玉滞留センサK1がオフし、その結果、ストッパー50が開き、第2小型揚送装置13が駆動を開始する。そして、第2小型揚送装置13が駆動を開始することにより、補助タンク22に貯留されていたパチンコ玉が回収樋30bに導出されるので、これにより、補助タンク22に貯留されていたパチンコ玉が減少して玉量センサHがオフになる。そして、玉量センサHがオフになると、返却阻止部材16が駆動して玉返却計数装置15が使用可能状態(オン状態)になる。
次に、図18〜図21を参照しながら、副貯留タンク21に設けられた玉量センサT4、T5、補助タンク22に設けられた玉量センサHに基づいて動作するストッパー50、第2小型揚送装置13、玉返却計数装置15(返却阻止部材16)について説明する。なお、図18〜図21においては、回収樋30b内に滞留するパチンコ玉量は、ストッパー50、第2小型揚送装置13、玉返却計数装置15の制御と無関係であるので、表記されていない。
図18〜図21は、玉量センサT1〜T5のオンオフ状態と、ストッパー50、第2小型揚送装置13、玉返却計数装置15の動作状態を示すパチンコ島台1内部の模式図である。まず、図18に示すように、上部タンク25から溢れたパチンコ玉を優先的に還流させる優先オーバーフロー樋60により、主貯留タンク20には上部板28aから落下するパチンコ玉で上流側(左側)から貯留し始め、図18に示すように、玉量センサT3がオンするまで、即ち主貯留タンク20がパチンコ玉で満杯になるまで貯留したとする。この状態では、副貯留タンク21及び補助タンク22にはパチンコ玉は貯留されておらず、ストッパー50は開き、第2小型揚送装置13は駆動し、玉返却計数装置15は使用可能状態(オン状態)である。
そして、図19に示すように、上部タンク25から溢れたパチンコ玉を非優先的に還流させる非優先オーバーフロー樋61により、副貯留タンク21には上部板28bから落下するパチンコ玉で上流側(右側)から貯留し始め、玉量センサT4がオンするまでパチンコ玉が貯留したとする。すると、玉返却計数装置15は使用可能状態(オン状態)を維持したままで、ストッパー50が閉じ、第2小型揚送装置13が駆動を停止する。つまり、パチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量が満杯に近づいている状態では、玉返却計数装置15から排出されたパチンコ玉を補助タンク22に誘導し、第2小型揚送装置13の駆動を停止して補助タンク22内にあるパチンコ玉を滞留させ、副貯留タンク21に貯留されているパチンコ玉を優先して玉研磨揚送装置10に流入させるようにして、パチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量を減少させるようにする。
そして、玉量センサT4がオンした状態が維持されると、ストッパー50が閉じ、第2小型揚送装置13の駆動が停止された状態で玉返却計数装置15からパチンコ玉が排出されるので、補助タンク22には排出領域31の側領域33a、33bから流入してきたパチンコ玉が上部板28cから落下し、補助タンク22の下流側からパチンコ玉が貯留し始め、図20に示すように、玉量センサHがオンするまで補助タンク22にパチンコ玉が貯留したとする。すると、ストッパー50が閉状態及び第2小型揚送装置13が駆動停止状態を維持したままで、返却阻止部材16が駆動して玉返却計数装置15が使用禁止状態(オフ状態)になる。つまり、補助タンク22内のパチンコ玉の貯留量が満杯になっている状態では、無条件で当該玉返却計数装置15の使用を禁止して補助タンク22からパチンコ玉が溢れるのを防止する。
そして、ストッパー50が閉じ、第2小型揚送装置13の駆動が停止し、さらに玉返却計数装置15が使用禁止となって玉返却計数装置15からパチンコ玉が返却されない図20に示す状態で、副貯留タンク21に貯留されていたパチンコ玉が玉研磨揚送装置10に流入して減少し玉量センサT4がオフになると、ストッパー50が開き、第2小型揚送装置13が駆動を開始するので、補助タンク22に貯留されていたパチンコ玉が減少して玉量センサHがオフになり、これにより、返却阻止部材16が駆動して玉返却計数装置15が使用可能状態(オン状態)になる。
一方、図19に示す状態から、アウト玉計数ボックス40からのパチンコ玉等により、図21に示すように、さらに副貯留タンク21のパチンコ玉の貯留量が増加して玉量センサT5がオンすると、即ちパチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量が満杯になると、補助タンク22内のパチンコ玉の貯留量に関係なく、つまり玉量センサHがオン状態になっていなくても返却阻止部材16が駆動して玉返却計数装置15を使用禁止状態(オフ状態)にする。このように、パチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量が満杯になっている状態では、安全をより重視して、玉返却計数装置15からのパチンコ玉の返却を停止して副貯留タンク21に貯留されているパチンコ玉を玉研磨揚送装置10に流入させ、パチンコ島台1内のパチンコ玉の貯留量を減少させるようにする。
以上の説明から明らかなように、本実施形態のパチンコ島台1では、回収樋30bに玉滞留センサK1を設け、この玉滞留センサK1がオンするとストッパー50を閉じて玉返却計数装置15から排出されるパチンコ玉を補助タンク22に誘導するようにしたので、玉滞留センサK1より上流側(玉返却計数装置15側)では、玉返却計数装置15から排出されたパチンコ玉で滞留することは皆無となる。しかも、玉滞留センサK1は、回収樋30bにおいて、補助回収樋35bからのパチンコ玉が合流する箇所よりも下流側に設けられているので、これにより、回収樋30bや補助回収樋35bの玉詰まりによってアウト玉計数ボックス40からのパチンコ玉の排出に支障を来すことがなくなり、アウト玉計数ボックスからパチンコ玉が溢れ出してしまうというような事態を招くことはない。その結果、パチンコ玉の錆びを防止できなかったり、予期せぬ場所にパチンコ玉が流出してトラブルの原因になったりするのを防止すると共に、ホール管理における重要なデータとなるアウト(発射)玉信号の信憑性を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があっても本発明に含まれる。
なお、本発明の実施の形態では回収通路として、回収樋30bが副貯留タンク21を貫通するように構成されているが、アウト玉計数ボックス40から排出されるパチンコ玉及び玉返却計数装置15から排出されるパチンコ玉、即ち、手垢などで汚れている可能性が高いパチンコ玉を、主貯留タンク20や副貯留タンク21に貯留されているパチンコ玉、即ち、手垢などで汚れている可能性が低いパチンコ玉よりも優先的に玉研磨揚送装置10に流入させる通路が構成されていれば、それは、本発明の回収通路に該当するものである。
なお、回収樋30bが複数列(例えば7列)の玉通路を有している構成である場合には、各列毎に玉滞留検出センサを設け、所定列(例えば3列)以上の玉通路においてパチンコ玉の滞留を検出した場合に回収樋30bにパチンコ玉が滞留していると判断するようにしてもよい。
これは、アウト計数ボックス40から排出されるパチンコ玉及び玉返却計数装置15から排出されるパチンコ玉の勢いなどによって、特定列(例えば1列)の玉通路にパチンコ玉が偏って流下してしまい、該特定列以外の玉通路はパチンコ玉がスムーズに流下しているにもかかわらず、該特定列の玉通路のみパチンコ玉が滞留している状態が発生した場合に、回収樋30b上にパチンコ玉が滞留している状態と判断してしまうと、特定列以外の玉通路によって玉返却計数装置15から排出されるパチンコ玉を回収樋30b上に滞留させることなく玉研磨揚送装置10に流入させることができるにもかかわらず、玉返却計数装置15から排出されるパチンコ玉を補助タンク22に誘導してしまい、迅速に研磨できなくなるという事態を防ぐためである。
次に特許請求の範囲の構成と、本発明の実施形態との主な対応を説明する。
パチンコ遊技機は、パチンコ遊技機2に相当し、アウト玉計数ボックスは、アウト玉計数ボックス40に相当し、玉返却計数装置は、玉返却計数装置15に相当し、回収通路は、回収樋30a、30bに相当し、玉研磨揚送装置は、玉研磨揚送装置10に相当し、排出領域は、排出領域31(中央領域32、側領域33a、33b)に相当し、補助タンクは、補助タンク22に相当し、玉誘導手段は、ストッパー50に相当し、玉滞留検出センサは、玉滞留センサK1に相当し、アウト玉計数ボックスのパチンコ玉の排出口は、排出筒46の先端または蛇腹41の先端、パチンコ島台は、パチンコ島台1に相当し、玉揚送装置は、第2小型揚送装置13に相当し、玉量検出センサは、玉量センサHに相当する。