JP4097152B2 - 遊技場設備 - Google Patents
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Description
そして、パチンコ機などでは、例えば連続的に大当たりとなることがあり、そのような状態となった遊技機が設置された遊技島では、多数の出球が発生するため、遊技球の保有量が極端に少なくなり、その景品球として払い出された多数の遊技球をなるべく速やかに補給する必要がある。また一方では、まったく大当たりが発生しなかったり、遊技者が少なかったりすると遊技島から排出される遊技球が極端に少なくなり、遊技島に保有されている遊技球が余りがちになるといったこともあり得る。
したがって、遊技球を貯留し、貯留した遊技球を必要に応じて排出して遊技島の各遊技機に送球して循環させるとともに、景品球として払い出されて計数器より回収される遊技球を、各遊技島の球量がなるべく適正範囲に保たれるように、各遊技島に還元する設備の重要性が、近年益々増大している。
この設備によれば、受給島では大型な遊技球の貯留タンクが不要になるため、その分コスト低減や小型化が可能になるという利点が得られる。
即ち、受給島は島内の遊技球を供給元島側の他島に送る(戻す)ことができないので、受給島(特にグループ間に位置する受給島)において、遊技球が過剰になり、遊技球が溢れ出したり、遊技球が詰まって島内の遊技球の循環(各遊技機への遊技球の供給等)に支障を生じたりする恐れがあった。その結果、受給島の貯留タンクをそれ程小型にできないという課題があった。
また受給島は、前述したように遊技球の供給を受けるのみであるため、受給島に対して遊技球の計数器を設けて、この計数器に投入されることで回収される遊技球(景品球)を受給島内に受け入れることができない。このため計数器は、供給元島にしか設置できず、この結果、計数器を必要な数だけ必要な場所に設置することができないという問題があった。なお、計数器の設置台数が少ないと、遊技客が景品球を遠くの計数器まで運ばなくてはならないケースが生じたり、或いは閉店時などに計数待ちの客の長い列ができてしまうことがあるため、通常遊技店では、できるだけ多くの計数器を設置することが望まれる。
前記複数の島をグループに分け、
前記グループの複数の島のうちの1つを親島とし、該親島には、島単独で必要な程度を超える比較的多量の遊技球を貯留可能で、内部の遊技球を前記球揚送装置の入口に供給可能な親島タンクを設け、
前記グループの前記親島を除く残りの島を子島とし、該子島には、島単独で必要な程度の比較的少量の遊技球を貯留可能で、内部の遊技球を前記球揚送装置の入口に供給可能な子島タンクを設け、
前記島間樋として、
同グループ内の親島から子島に向かう方向に遊技球を補給する島間補給樋と、
同グループ内の子島から親島に向かう方向に遊技球を回収する島間回収樋とを設け、
前記上部タンクには、当該上部タンク内の遊技球を自島内の前記子島タンク又は親島タンク或いは前記遊技機回収樋に流下させる降下流路を接続し、
前記上部タンクは、
前記揚送装置で揚送された遊技球が、前記島間樋、前記遊技機補給樋、前記降下流路の順に優先して供給され、前記島間補給樋から流入した遊技球が、前記遊技機補給樋、前記降下流路の順に優先して供給され、前記島間回収樋から流入した遊技球が前記降下流路に供給される構成とし、
前記島間回収樋に対しては、
当該島間回収樋を経由した遊技球の流れを阻止する閉状態と、当該島間回収樋を経由した遊技球の流れを許容する開状態とに変換可能なシャッター装置を設け、
前記子島の上部タンクには、当該上部タンク内の遊技球貯留量が第1貯留量以上になったことを検出して検出信号を出力する上部タンク第1球量センサを設け、
前記子島の上部タンク第1球量センサから検出信号が出力されると、当該子島の前記シャッター装置を開状態に制御するシャッター制御手段を設けたことを特徴とする。
前記揚送装置で揚送された遊技球が、前記循環流路の次に供給されるオーバーフロー流路とを設け、
前記子島の上部タンクでは、
前記島間補給樋から流入した遊技球が、前記遊技機補給樋、前記循環流路の順に優先して供給され、前記遊技機補給樋及び前記循環流路の入口が遊技球により満杯となると、前記島間補給樋からの遊技球の流入が止まる構成とするとともに、前記島間回収樋から流入した遊技球が前記オーバーフロー流路に供給される構成としてもよい。
設備稼働中は、前記球揚送装置を基本的に常時駆動し、例外的に前記上部タンク第2球量センサから検出信号が出力されると、その島の前記球揚送装置を停止させる球揚送装置制御手段を設けた構成としてもよい。
前記島間回収樋から流入した遊技球が、前記オーバーフロー流路とは別個の回収球流路によって前記親島タンクに供給される構成としてもよい。
次に、本願の好ましい別の態様としては、請求項8記載のように、
前記上部タンクには、
一つの島間樋の出口側端部が接続される出口側第1接続部材と、他の島間樋の出口側端部が接続される出口側第2接続部材とを、前記上部タンクの対向する内側面のそれぞれから、互いに所定間隔(間隔ゼロでもよい)で擦れ違う位置において内側に伸びるように配置可能とし、
前記上部タンク内の前記出口側第1接続部材又は前記出口側第2接続部材の終端位置の下方には、
流下した遊技球を前記遊技機補給樋や循環流路の入口に向けて案内する補給用棚状部と、流下した遊技球を前記オーバーフロー流路に向けて案内する回収用棚状部とを、前記出口側第1接続部材や前記出口側第2接続部材が伸びる方向に並べて設け、
前記出口側第1接続部材の上部タンク内側に伸びる長さを変更することによって、前記出口側第1接続部材の終端から流下する遊技球が前記補給用棚状部に流下する状態と、前記出口側第1接続部材の終端から流下する遊技球が前記回収用棚状部に流下する状態とに変更可能であるとともに、前記出口側第2接続部材の上部タンク内側に伸びる長さを変更することによって、前記出口側第2接続部材の終端から流下する遊技球が前記補給用棚状部に流下する状態と、前記出口側第2接続部材の終端から流下する遊技球が前記回収用棚状部に流下する状態とに変更可能な構成としてもよい。
前記上部タンク内には、
前記揚送装置で揚送されて前記上部タンク内を落下する遊技球が当接して横方向又は斜め横方向に案内される棚状部が、上下方向の複数箇所に多段状に設けられた構成としてもよい。
というのは、各島では、球揚送装置で揚送された遊技球が、島間樋にまず優先して供給される。また、島間補給樋から流入した遊技球が、遊技機補給樋、降下流路の順に優先して供給される。このため、遊技球が不足している子島が親島又は遊技球量が多い状態の子島に隣接している場合は、親島又は隣の子島において球揚送装置で揚送された遊技球を島間補給樋を介してその子島の遊技機補給樋に優先して補給できる。また、遊技球が不足している子島と親島の間に、遊技球量が多くない子島が存在しても、この子島では親島から補給された遊技球を、降下流路を経由して自島内に取り入れるとともに、一方で自島内の遊技球を球揚送装置で揚送して島間樋に優先供給し、遊技球が不足している子島の遊技機補給樋に優先して遊技球を補給できる(即ち、遊技球が不足している子島と親島間を仲介して、両者が隣接している場合と略同様の速さで遊技球の補給を実現する)。
したがって本設備によれば、子島で遊技球が不足すること及び過剰になることが信頼性高く回避され、さらに遊技球の計数器が各島(子島及び親島)に設置可能となる。
しかも、降下流路として、揚送された遊技球が順次優先して供給される循環流路とオーバーフロー流路とが設けられ、島間回収樋から流入した遊技球がオーバーフロー流路に供給される構成である。このため、ある子島の遊技球量が増加し循環流路が遊技球で満杯となっても、オーバーフロー流路を経由して島間回収樋からの遊技球をその子島が取り込むことができ、その子島が隣の子島からの遊技球の回収(又は回収の仲介)を信頼性高く実現できる利点がある。
しかも、上記柱状空間を囲む鉛直方向の壁(即ち、オーバーフロー流路の始端部を画成する壁)は、上記棚状部を下から支えて衝撃に強くする補強リブとしても機能する。このため、上記棚状部上に多くの遊技球が落下しても、上記棚状部が変形したり損傷したりすることが信頼性高く防止される。
なお、この請求項6記載の態様は、請求項9記載の態様と組み合わせた構成(即ち、上部タンク内に、上記棚状部と同様に遊技球に当接する他の棚状部を、上下方向に全体として多段状に設けた構成)とすることが望ましい。
また、請求項8記載の態様であると、島間樋が上部タンクのどちら側に接続されるかに無関係に、両側又は片側に接続される島間樋を島間補給樋として機能させたり、島間回収樋として機能させたりすること(設計変更や改造)が、前記出口側第1接続部材又は前記出口側第2接続部材の変更又は脱着によって容易に可能になる。
A.遊技場の設備全体の概略構成
まず、遊技場の設備全体の概略構成について説明する。図1は設備全体の外観を示す斜視図であり、図2は各遊技島の内部構造(正面を覆う板や遊技機を取り外した状態)を示す斜視図である。
図1及び図2は、三つの島10a,10b,10cが並列状態に設置されてグループ1を形成している状態を例示している。島10a,10b,10cのうち、島10aが親島、残りの島10b,10cが子島である。なお、このグループ1の隣りには、同一島配列又は異なる島配列の他のグループ(図示省略)が配置されていて、グループ間の遊技球の移動(交流)が行われる。例えば、グループ1と全く同一構成のグループが隣接して配置され、端に位置する子島同士(グループ1では島10c)を介して交流が行われる。
なお、遊技島の配列や配列数、或いは計数器の配置等は、図1や図2の態様に限られないことはいうまでもない。
なお、図1と図2では、上部主タンク13aと上部補助タンク13bの位置関係が反対になっているが、これは何れの態様でもよい。また、島間樋14と15、島間樋16aと16bの左右方向(島の長手方向)の位置関係は図1や図2に示す態様と逆であってもよい。
次に、図2により、各遊技島の概略構成及び遊技球の流れの概要について説明する。
各遊技島は、図2に示す如く、前述の上部タンク13に加えて、島内の比較的下側に配置されて遊技球を貯留する球貯留タンク(子島では子島タンク31、親島では子島タンク31と同一のタンクを含む親島タンク32)と、島の長手方向(遊技機が並ぶ方向)の略中央に配置される球揚送装置33と、この球揚送装置33を中心として両側に伸びるように各遊技機の下方に配設された遊技機回収樋34と、上部タンク13の下部両側に接続されて上部タンク13の遊技球を各遊技機に補給する遊技機補給樋40と、上部タンク13内の遊技球を自島内の子島タンク31又は親島タンク32或いは遊技機回収樋34に流下させる降下流路(循環流路35やオーバーフロー流路36、親島の場合には、さらに回収球流路37)とを備える。なお、球揚送装置33による揚送経路以外の遊技球の移動経路(各樋及び流路)は、全て遊技球がその自重により移動するものである。
また、親島タンク32の大型タンクには、図2に示すように、内部の遊技球量を段階的に検出するための複数(例えば4個)のセンサ(親島タンク球量スイッチ32a)が設けられている。
また、親島10aの回収球流路37は、上部補助タンク13bの後述する受給室57(図5参照)の下部に上端が接続され、この受給室57内の遊技球を親島タンク32の大型タンクに流下させるものである。
また、親島10aの循環流路35の下端は、回収球流路37と同様に、親島タンク32の大型タンク内に配置され、循環流路35から排出される遊技球は、上記大型タンク内に流下する構成となっている。
即ち、各遊技機から排出される遊技球(アウト球等)は、まず島の下部(各遊技機の下側)の左右方向に傾斜した状態に設けられた遊技機回収樋34により回収されて、島の略中央底部の位置に集められる。この位置には、球揚送装置33の下端側の入口が配置されており、この位置に集められた遊技球は図示省略した整列装置により、整然と球揚送装置33に入り、この球揚送装置33で研磨されつつ揚送され、球揚送装置33の上端側の出口から前述の上部タンク13における上部主タンク13a内の上部に排出される。
次に、球揚送装置33から上部主タンク13a内の上部に排出された遊技球は、島間樋14,15、遊技機補給樋40、循環流路35、オーバーフロー流路36の順に優先して供給される。なお、遊技機補給樋40に流入した遊技球は、島の上部(各遊技機の上側)の左右方向に傾斜した状態に設けられた各遊技機補給樋40により各遊技機に供給される。遊技機補給樋40には、各遊技機に対応する複数箇所にシュートと呼ばれる遊技球の分配器(図示省略)が設けられており、この分配器の動作により適宜補給が必要な遊技機や遊技機に付設された球貸機に上記遊技機補給樋から遊技球が補給される。
また子島の場合、島間回収樋15(又は島間回収樋15と上部タンクへの接続関係が同じである交流樋)から流入した遊技球は、オーバーフロー流路36に供給され、遊技機補給樋40及び循環流路35の入口が遊技球により満杯となっていても、島下部(球貯留タンク側)に流下する。
なお親島の場合、島間回収樋15(又は島間回収樋15と上部タンクへの接続関係が同じである交流樋)から流入した遊技球は、前述した回収球流路37により、親島タンク内に流下する。
なお、球揚送装置33の入口(前述の整列装置)には、遊技機回収樋34を経由した遊技球と、子島タンク31の下部から排出される子島タンク31内の遊技球が導入されるようになっているが、遊技機回収樋34を経由した遊技球の方が比較的優先されて導入されるようになっている(詳細後述する)。
次に、上部タンクの構成について、図3〜図6により説明する。
図3は、上部タンク13の内部を正面から見た図、図4は、上部主タンク13aの内部の斜視図、図5は、上部補助タンク13bの内部の斜視図、図6は、上部補助タンク13bに設けられたシャッターを示す正面図である。なお各図は、厳密には子島10bの上部タンク13を示すものであるが、他の島の上部タンク13に固有な構成についても共通の図を使って適宜説明する。
この場合、上部主タンク13aと上部補助タンク13bは、両方とも全体として直方体状のものであり、互いに外側壁を接合させた状態に設けられている。また図3に示すように、上部主タンク13aの方が縦に長い大きさとされ、上部主タンク13aの下部(遊技機補給樋接続部材48が設けられた部分)は島の上端部(遊技機の上面側を覆う化粧板内部)に埋没した状態に配設される。
上部主タンク13a内の奥側の側壁の上部には、図3及び図4に示すように、球揚送装置33の出口33aの部分が挿入される開口41が設けられ、上部主タンク13a内の前記開口41より順次下方位置には、複数の棚状部42〜46が多段状に設けられ、最下段の棚状部46の下方には、左右両側に下向きに傾斜する底部47が設けられている。また、上部主タンク13aの左右両側の側壁における底部47の両側位置には、遊技機補給樋40を接続する遊技機補給樋接続部材48(図3に示す)の取付用開口(即ち、遊技機補給樋40の入口)となる遊技機補給樋用開口49が形成されている。
なお、棚状部42b(或いは切り欠き42a)は、球揚送装置33の出口33aの先端よりも奥側に位置しており、出口33aより排出される遊技球が、必ず棚状部42上にまず落下し、直接棚状部42b上に落下しない構成となっている。
また、棚状部42bの傾斜下端は、上部主タンク13a内の左右方向中央位置よりも若干左側に配置されており、棚状部42b上を流下する遊技球が棚状部43上に落下する構成となっている。
なお、この棚状部43の下方の直方体状空間(柱状空間)は、棚状部43とこの棚状部43の3辺位置から下方に伸びる鉛直方向の壁により、上部主タンク13a内と仕切られており、前述したオーバーフロー流路36のOB導入部36aを構成している。即ち、この直方体状空間は、後述するOBホース36b(図8に示す)に下端が接続されるOB導入部36aであり、オーバーフロー流路36の一部を構成している。
なお、上記OB導入部36aを構成する鉛直方向の壁は、棚状部43を下から支えて衝撃に強くする補強リブとしても機能している。このため、棚状部42bから多くの遊技球が落下しても、棚状部43が変形したり損傷したりすることが信頼性高く防止される。
ここで、上記OB導入部36a(直方体状空間)は、直方体状に限られず、柱状であればよく、例えば円柱状又は角柱状(三角柱状、五角柱状など)であってもよい。
そして、上記OB導入部36aにおける棚状部43の下側正面位置には、オーバーフロー流路36の入口としての開口(OB入口36c)が形成されている。このOB入口36cの下縁には、球詰まり防止板51が水平方向に張り出すように設けられ、これにより、タンク13a内の遊技球貯留量が増大しても、OB入口36cが遊技球で詰まり難く、OB入口36cから過剰な遊技球がタンク外に信頼性高く排出される構成となっている。また、棚状部43の正面側の端縁は、棚状部42bから落下した遊技球が直接OB入口36c内に流入しないよう、正面側に所定長さ張り出している(図4参照)。
なお、上部主タンク13aの左側の内側面(上部主タンク13aと上部補助タンク13bを仕切る側壁)における棚状部45の始端位置には、島間補給樋14(又は島間補給樋14と上部タンクへの接続関係が同じである交流樋)から流入した遊技球が案内される補給用接続口52が形成され、島間補給樋14から流入した遊技球は、この補給用接続口52を経て棚状部45上を流下する構成となっている。
なお、親島の場合には、島間樋から流入した遊技球が、前述の回収球流路37を経由して親島タンク32の大型タンクに流下する構成であるため、上記補給用接続口52や回収用導入流路52aは不要であるが、これら補給用接続口52や回収用導入流路52aを親島の場合には何らかの部材を取り付けて塞ぐ構造にしておけば、子島と同様の上部タンク13を親島でも共用することができる。
この棚状部46の下側には、循環流路35の上端部である循環路導入管部35aが形成され、棚上部46の上面には、この循環導入管部35aの上部開口である循環入口46aが形成されている。ここで、循環導入管部35aは、後述する循環ホース35b(図8に示す)の上端に下端が接続されるものであり、循環流路35の一部を構成している。
回収シャッター開閉スイッチ53は、棚状部46(循環入口46a)よりも上方で、OB入口36cよりも下方位置に設置されて、この設置位置まで遊技球が貯留されると(即ち、上部タンク13内の遊技球貯留量が第1貯留量以上になると)、オンする(検出信号をアクティブとして出力する)上部タンク第1球量センサである。なお、親島の場合には、回収シャッター開閉スイッチ53と同位置に、同一構成の上部タンク球量スイッチ53aが設けられる。
リミットスイッチ54は、OB入口36cや棚状部42bよりも上方で、球揚送装置33の出口33aよりも下方位置に設置されて、この設置位置まで遊技球が貯留されると(即ち、上部タンク13内の遊技球貯留量が第2貯留量以上になると)、オンする上部タンク第2球量センサである。
上部補助タンク13b内は、上半分と下半分の室に区画されており、上半分が他島に送球するための遊技球が前述の島間樋送球口50から流入する送球室56を構成しており、下半分が他島から遊技球が流入する受給室57を構成している。親島の場合には、受給室57の底部に前述の回収球流路37の入口が接続される。
また、受給室57の相対向する奥面と前面には、左右方向互い違いの位置に、島間樋の傾斜下端側(遊技球の出口側)が接続される出口側第1接続部材58と出口側第2接続部材59が設けられている。これら出口側第1接続部材58と出口側第2接続部材59は、受給室57の奥面と前面のそれぞれから、互いに所定間隔(間隔がゼロでもよい)で擦れ違う位置(実際には擦れ違わなくてよい)において内側に伸びるように配設されている。
しかし、このような接続関係は、出口側第1接続部材58又は/及び出口側第2接続部材59の内側に伸びる長さを変更することによって、各種態様に変更可能である。即ち、出口側第1接続部材58の長さを変更することによって、出口側第1接続部材58の終端から流下する遊技球が補給用棚状部57dに流下する状態と、出口側第1接続部材58の終端から流下する遊技球が回収用棚状部57cに流下する状態とに変更可能であるとともに、出口側第2接続部材59の長さを変更することによって、出口側第2接続部材59の終端から流下する遊技球が補給用棚状部57dに流下する状態と、出口側第2接続部材59の終端から流下する遊技球が回収用棚状部57cに流下する状態とに、容易に変更可能な構成となっている。
また、出口側第1接続部材58と出口側第2接続部材59の一方が、島間補給樋14に接続され、出口側第1接続部材58と出口側第2接続部材59の他方が交流樋16bに接続される場合(例えば、子島10cの場合)、島間補給樋14の終端(例えば、出口側第1接続部材58の終端)から流下する遊技球が補給用棚状部57dに流下し、交流樋16bの終端(例えば、出口側第2接続部材59の終端)から流下する遊技球が回収用棚状部57cに流下する状態とすることも容易に可能である。
また親島の場合には、仕切り壁57a,57bが不要であるため、これら仕切り壁57a,57bが容易に脱着できる構成であるとよい。
このシャッター17は、図6に示すように、送球口56cや送球口56dを開閉する開閉体17aと、この開閉体17aを摺動自在に支持する支持固定部材17bと、この開閉体17aを駆動するモータ84(図11等に示す、図6では出力軸17cのみ図示する)と、開閉体17aが開状態にあるか閉状態にあるかを検出するセンサ17d,17eとを備える。
なお図6において、符号17fは、モータの出力軸17cに固定された円板であり、符号17gは、円板17fに形成された円柱状突起であり、符号17hは、開閉体17aの基端部に形成されて円柱状突起17gに係合する長孔である。長孔17hと円柱状突起17gは、モータの出力軸17cの回転運動を開閉体17aの直線運動(開閉動作)に変換して開閉体17aを駆動するカム機構を構成している。
また図6において、符号17iは、円板17fの外周に形成された切り欠きであり、この切り欠き17iの接近状態によってセンサ17d,17eの出力が変化し、開閉体17aの作動状態が判定可能となっている。
次に、子島タンク31及び遊技機回収樋34の構成について、図7〜図10により説明する。
図7は、子島タンク31の内部及び下方を透視した斜視図であり、図8は、子島タンク31の外観及びその周辺の斜視図であり、図9は、子島タンク31の上面図である。また、図10は、計数器12からの遊技球の流入部を示す縦断面図である。
子島タンク31は、球揚送装置33の近傍の遊技機回収樋34の上方の空きスペースを、その設置空間とするタンクである。
また、排出口31bから排出された遊技球は、底面31aの下側に設けられた斜面31c,31d,31eの上を順次流れて、遊技機回収樋34を流下する遊技球と合流し、球揚送装置33の入口(整流装置)に送られる構成となっている。
また、上記合流部において、子島タンク31内から斜面31e上を流下してくる遊技球の圧力(球圧)が、遊技機回収樋34の終端から斜面31e上に落ちる遊技球の球圧よりも小さくなるように、斜面31dから斜面31eへの流路の折り返しが設けられているとともに、斜面31eの傾斜角度等が設定されており、これにより、子島タンク31内から球揚送装置33の入口に向けて供給される遊技球と、遊技機回収樋34から球揚送装置33の入口に向けて供給される遊技球とが存在する場合、前者の供給が抑制されて後者の方が多く球揚送装置33の入口に導入されるようになっている。
また、図7に示すように、子島タンク31の奥側の側面における排出口31bの近傍位置には、子島タンク球量スイッチ31fが設けられている。この子島タンク球量スイッチ31fは、その設置位置まで遊技球が貯留されると(即ち、斜面31c上に遊技球が充満する貯留量以上になると)、オンする(検出信号をアクティブとして出力する)センサである。
そして、子島タンク31の一端側(図8では右側)には、オーバーフロー流路36を構成するOBホース36bから排出された遊技球を受け止め、子島タンク31の側に流下させる棚状部61が延設されている。なお、棚状部61の上面は板状流路部材60の上面に接続されており、棚状部61を流下する遊技球の多くが、板状流路部材60の一端側に転がる構成となっている。そして、このように板状流路部材60上に流れた遊技球が、板状流路部材60上を他端側まで転がると、板状流路部材60の他端側から子島タンク31の外側に落下して遊技機回収樋34上(前述の合流部34bよりも上流側)に供給され、板状流路部材60上を他端側まで転がる前に板状流路部材60の上面から横方向に落下した遊技球は、子島タンク31内に収まる構成となっている。
また、図8及び図9に示すように、板状流路部材60の上面には、この上面を転がる遊技球が当接すると、この遊技球の転がる方向を横方向又は斜め横方向に誘導する誘導部62が、一つ以上(この場合2個)設けられている。
ここで、誘導部62は、図8に示すように、板状流路部材60の上面に対して略直角に配置される板状部を持つ。そしてこの板状部が、板状流路部材60の傾斜方向(この場合、長手方向)に対して所定角度斜めに配置されて、板状流路部材60の上面を転がる遊技球に当接し、この遊技球の転がる方向を横方向又は斜め横方向(子島タンク31内に落下する方向)に誘導するものである。なお、この誘導部62の遊技球に当接する誘導面(この場合、上記板状部の一面)の角度(上記傾斜方向に対する角度)を、調節可能としてもよい。例えば、誘導部62となる部材を、板状流路部材60へのネジ止めにより取り付けて設ける構成とし、このネジ止めのネジを緩めて誘導部62となる部材を板状流路部材60の上面に沿って回転させることによって、誘導部62の角度が調節可能な構成としてもよい。誘導部62の角度が調節可能であると、子島タンク31内に遊技球が貯まる速さを調整して設定できる。
また、図8に示すように、板状流路部材60の上面は、この板状流路部材60の横方向両側(奥側と手前側)に位置する子島タンク31の側壁の上端31g,31hよりも、遊技球1個分の大きさ以上に低い位置に配置されている。これにより、図9(d)に示すように、子島タンク31が満杯になると、板状流路部材60の横方向両側の遊技球がガイドになり、オーバーフロー流路36(OBホース36b)を経由して流下した遊技球が、板状流路部材60上を他端側まで転がり、板状流路部材60の他端側から遊技機回収樋34上に落下する構成となっている。
また図8に示すように、子島タンク31における循環流路35(循環ホース35b)の出口は、子島タンク31の内部であって、板状流路部材60よりも下方の位置に配置されている。これにより、子島タンク31が満杯になる前に、循環流路35が遊技球で充満し、島間補給樋14から上部主タンク13a内への前述の遊技球の流入(他島からの遊技球の補給)が止まる。
図10に示すように、計数器12で投入された遊技球は、計数器12の背面に設けられた排出口12aから親島又は子島の遊技機回収樋34に流入する構成とされ、遊技機回収樋34の端部(排出口12aの下方)には、計数器12に投入された遊技球が遊技機回収樋34に所定量以上滞留したことを検出して検出信号を出力する計数制御スイッチ63(遊技機回収樋球量検出手段)が設けられている。なお、計数制御スイッチ63は、計数器12が設置されない島については、不要である。
次に、主に上部タンク13と島間樋における遊技球の流れ等の動作を説明する。
まず、球揚送装置33は基本的に常時駆動され、球揚送装置33の出口33aから上部主タンク13a内に排出された遊技球は、棚状部42によって島間樋送球口50に案内され上部補助タンク13b内の送球室56が遊技球で充満していない限り、送球室56内に流入する。送球室56が満杯であると、上記遊技球は、棚状部42b,43,44等を経由して落下する。そして、出口33aから棚状部42b,43,44等を経由して落下した遊技球と、補給用接続口52から上部主タンク13a内に流入する遊技球(他島から補給された遊技球)は、底部47(棚状部46の両側)に遊技球が貯まっていない場合(遊技機への遊技球の供給が不足ぎみの場合)には、主に底部47に流下して遊技機補給樋接続部材48(遊技機補給樋用開口49)を介して遊技機補給樋40に供給される。しかし、棚状部46の両側に遊技球が貯まっている場合(遊技機への遊技球の供給が十分な通常状態の場合)には、循環入口46aから循環流路35(循環導入管部35a、循環ホース35b)内に流入する。また、この循環入口46aが遊技球で充満して満杯となっている場合(子島タンク31内に十分な球量があって循環流路35内に遊技球が充満している場合)には、棚状部46の上に遊技球が貯まってゆく。
また、上部主タンク13a内にさらに遊技球が貯まり、シャッター開閉スイッチ53(親島では上部タンク球量スイッチ53a)の設置位置以上に貯まると、このスイッチがオンとなり、子島の場合には、後述する制御でシャッター17が基本的に開状態に駆動される。
また、上部主タンク13a内にさらに遊技球が貯まり、球詰まり防止板51よりも高く貯まると、遊技球が溢れてOB入口36cからオーバーフロー流路36に流入し、子島タンク31の方に流下する。
そして、オーバーフロー流路36が遊技球で詰まるなどの異常事態が発生することによって、上部主タンク13a内にさらに遊技球が貯まり、棚状部42上にも溢れるようになると、リミットスイッチ54がオンとなり、後述する制御により球揚送装置33が例外的に停止される。
次に、制御系の構成について説明する。
各島の制御系は、各島に設けられる島制御装置を中心に構成され、各島の島制御装置(例えば、前述した島制御装置20a,20b,20cや他グループの各島制御装置)は、例えばカスケード型ケーブル接続によって、相互に信号の授受(例えば、シリアルインターフェース通信方式によるパケット通信)が可能となるように接続されている。また本例の場合、各島制御装置は、ハード構成としては同一品であり、ソフト的な設定の違いによって例えば親島用の島制御装置として機能したり、子島用の島制御装置として機能したりする。
ここで、島制御装置20aは、CPU71、ROM72、RAM73、クロックの発振回路74、I/Oインターフェース(入出力インターフェース)75を備えるマイクロコンピュータシステムよりなり、この島制御装置20aの表面に形成された操作部(図示省略)には、操作スイッチ76と、設定スイッチ77と、アドレススイッチ78と、電源スイッチ79とを備えている。
また、クロックの発振回路74は、CPU71の動作に必要なクロック(一定周期のパルス信号)を出力する回路である。
この場合、親島10aの制御系と異なるのは、次の点である。まず、上部タンク球量スイッチ53aの代わりに回収シャッター開閉スイッチ53が設けられている。また、親島タンク球量スイッチ32aはなく、子島タンク球量スイッチ31fがある。また、島間回収樋15の入口に設けられる前述のシャッター17(回収シャッター)のセンサ17d,17e(回収シャッターセンサ)と、この回収シャッターのモータ84(回収シャッターモータ)を備える。
即ち、まず親島の島制御装置は、定期的な送信タイミングでパケットデータを、両方向の隣接島に送信する(一方向にのみ隣接島がある場合には、この一方向にのみ送信する)。第2パケットは、第1パケット送信後の送信タイミングで送信する。なお、送信するパケットデータの送信先のグループアドレスは、自グループのアドレスに対して送信方向に基づきプラス1又はマイナス1することによって、隣接するグループのアドレスを設定する。なお、送信するデータ内容の設定処理については、後述する。
一方、子島の島制御装置は、パケットデータを受信した場合に、そのパケットデータを送信してきた隣接島と反対の隣接島に対して送信する。但し、受信されたパケットデータの送信先のグループアドレスが適正か否か(以下、子島送信条件という)を判断し、適正な場合にのみデータの送信を行う。即ち、パケットデータを送信してきた隣接島の方向に自グループの親島があるかないかの設定情報に基づいて、自グループの親島から他グループに向けて送信されてきたデータか、他グループの親島から自グループ宛に送られてきたデータかを判断し、この判断結果と受信されたパケットデータの送信先のグループアドレスが一致する場合にのみ、上記子島送信条件が成立したとして、上記送信を行う。また、送信するデータは、第1パケットならば受信したデータをそのまま送信し、第2パケットならば、後述するように適宜内容を設定変更して送信する。
次に、島制御装置により行われる制御処理の要点について図13〜図17のフローチャートにより説明する。
まず、図示省略した受信割込みの処理について説明する。前述したパケット通信は、自島に隣接する一方側(A側)の島との通信と、自島に隣接する他方側(B側)の島との通信とがあり得る。そして、何れの方向についても、データを受信すると受信割込み処理が開始され、この受信割込み処理において、前記子島送信条件の判断処理(子島の場合のみ)、受信データが第1パケットか第2パケットかを判断してその判断結果をフラグ情報として設定する処理、或いは受信データを記憶する処理などを行う。
電源が投入され装置が起動すると、まずステップS1で、割込みを禁止して制御処理上の各種パラメータ等を初期化する処理を行う。
次にステップS2では、割り込みを許可する。
その後ステップS3では、タイマ割込みによる処理要求があったか否か判定し、あればステップS4〜S14を順次実行し、なければステップS2へ戻る。これにより所定周期でステップS4〜S14が実行される。なお、ステップS14が終了するとステップS2に戻る。
ステップS4は、前述のパケットデータを送信するための送信制御処理である。
ステップS6は、リミットスイッチ54がオンであると(検出信号がアクティブであると)、エラーE2フラグをセットするリミットSW入力処理である。
ステップS7は、上部タンク球量スイッチ53a(子島の場合には、子島タンク球量スイッチ31f)がオフであると(検出信号がアクティブでないと)、エラーE3フラグをセットする上部タンク球量SW入力処理である。
ステップS8は、電源がオフしていたりトリップしていたりすると、エラーE1フラグをセットする電源入力処理である。
ステップS11は、エラーE1又はエラーE2が発生していると(エラーE1フラグ又はエラーE2フラグがセットされていると)球揚送装置33を停止させるためのリフト制御出力処理である。
ステップS12は、表示モニタ82や図示省略したLEDなどの表示ランプで、エラー報知や状態報知(シャッターのマニュアル動作中などの報知)を行うための表示出力処理である。
ステップS13は、シャッター17(回収シャッターや交流シャッター)を制御するためのシャッター出力処理である。
ステップS14は、設定スイッチ77による設定処理のための設定スイッチ監視処理である。
処理が開始されると、まずステップS19,S20で、前述のフラグ情報に基づき、第1パケットを受信したか、第2パケットを受信したか判定し、第1パケットを受信した場合にはステップS29に進み、第2パケットを受信した場合にはステップS21に進み、何れも受信していない場合には、リターンする。
そしてステップS21では、隣グループからのデータ受信か否か(受信したデータ中の送信先グループアドレスが自グループのアドレスと一致するか否か)判定し、肯定的であればステップS22に進み、否定的であればステップS26に進む。
そしてステップS23では、子島タンク球量スイッチ31fがオフの場合には、ステップS30に進み、オンの場合には、ステップS24に進む。
次にステップS24では、自島にエラーE1又はE2が発生しているか否かを、前述のエラーE2フラグやエラーE1フラグにより判定し、何れかのエラーが発生している場合には、ステップS30に進み、そうでない場合にはステップS25に進む。
次にステップS25とS28では、これから送信する第2パケットのトラブル情報を無しに設定変更し、ステップS30へ進む。
そしてステップS29では、受信した第1パケットデータを、そのまま反対側に送信する設定を実行する。
処理が開始されると、まずステップS31で、自島にエラーE1又はE2が発生しているか否かを、前述のエラーE2フラグやエラーE1フラグにより判定し、何れかのエラーが発生している場合には、ステップS33に進み、そうでない場合にはステップS32に進む。
次にステップS33では、これから送信する第2パケットのトラブル情報を有りに設定し、ステップS35に進む。
またステップS34では、これから送信する第2パケットのトラブル情報を無しに設定し、ステップS35に進む。
次にステップS36では、上部タンク球量スイッチ53aがオフの場合には、ステップS43に進み、オンの場合には、ステップS37に進む。
次にステップS37では、自島にエラーE1又はE2が発生しているか否かを判定し、何れかのエラーが発生している場合には、ステップS43に進み、そうでない場合にはステップS38に進む。
次にステップS39では、自島の親島タンク球量スイッチ32aのオン数がゼロの場合には、ステップS43に進み、そうでない場合にはステップS40に進む。
次にステップS40では、自島の親島タンク球量スイッチ32aのオン数が1の場合には、ステップS45に進み、そうでない場合にはステップS41に進む。
次いでステップS41では、自島の親島タンク球量スイッチ32aのオン数が4の場合には、ステップS45に進み、そうでない場合にはステップS42に進む。
またステップS45では、自島の親島タンク球量スイッチ32aのオン数(4)と、隣グループの親島タンク球量スイッチ32aのオン数とを比較し、これらのオン数の差が1未満又は隣グループのオン数が大きい場合にはステップS43に進み、そうでない場合(前記オン数の差が1以上で、かつ隣グループのオン数が小さい場合)にはステップS46に進む。
次いでステップS44では、第1パケットデータ及び第2パケットデータを、該当する側に送信する設定を実行する。第1パケットデータ及び第2パケットデータの内容の一部は、このステップS44に至るまでの前記ステップS33,S34,S35,S43,S46の実行状況により設定される。ここで、交流シャッター開閉情報は、ステップS35で閉鎖に設定された後にステップS46が実行されると、最終的に開放に設定され、ステップS46が実行されなければ、ステップS35での設定がそのまま活きて、最終的に閉鎖に設定される。なお、ステップS44を経ると、リターンする。
処理が開始されると、まずステップS51で、自島の両側(A側又はB側)の何れかに交流用のシャッター17(交流シャッター)が有る設定になっているか否か判定する。具体的には、自島の設定が、何れかの側にシャッター有りの設定となっており、かつ、その側に親島が無ければ、その側に交流シャッターが有りと判定する(即ち、その側にあるシャッター17を交流シャッターとして認識する)。そして、交流シャッターが有りと判定するとステップS52に進み、そうでない場合にはステップS53に進む。
次にステップS52では、その交流シャッターが開放中の場合にはステップS56に進み、閉鎖中の場合にはステップS53に進む。交流シャッター開放中は、回収シャッターを開放しないためである。
次にステップS54では、子島タンク球量スイッチ31fがオンならばステップS55に進み、オフならばステップS56に進む。
次にステップS55では、自島にエラーE1又はE2が発生しているか否かを判定し、何れかのエラーが発生している場合には、ステップS56に進み、そうでない場合にはステップS57に進む。
一方、ステップS56では、自島の上記回収シャッターが現在閉鎖中である場合には、そのままリターンし、開放中である場合には、ステップS59に進んで回収シャッターを閉鎖する処理を実行する。
なお、ステップS58又はS59を経ると、リターンする。
処理が開始されると、まずステップS61で、同グループの親島から交流シャッターの開放要求があったか否か(即ち、自クループの親島から受信した第2パケットの交流シャッター開閉情報が開放になっていたか)を判定する。そして、開放要求があればステップS62に進み、なければステップS65に進む。
次にステップS62では、自島にエラーE1又はE2が発生しているか否かを判定し、何れかのエラーが発生している場合には、ステップS65に進み、そうでない場合にはステップS63に進む。
次いでステップS63では、自島の交流シャッターが現在開放中の場合には、そのままリターンし、閉鎖中の場合にはステップS64に進む。
そして、ステップS64では、交流シャッターを開放する処理を実行し、ステップS66では、交流シャッターを閉鎖する処理を実行する。
なお、ステップS64又はS66を経ると、リターンする。
次に、上述した各島制御装置20a,20b,20cの制御処理によって実現されるシャッター17の動作について、図18及び図19のタイミングチャートにより説明する。
まず回収シャッターは、図18に示すように、回収シャッター開閉スイッチ53がオンになると、基本的に開状態とされる。しかし、子島タンク球量スイッチ31fがオフになっているとき(子島タンク31内の遊技球量が少なく、遊技機補給樋40の入口にも十分な遊技球が無いとき)、前述のエラーE1,E2が発生して球揚送装置33が停止しているとき、及び、交流シャッターが開放中のときには、回収シャッター開閉スイッチ53がオンでも、回収シャッターは閉状態に制御される(ステップS51〜S59参照)。このため、回収シャッターを開けることが望ましくないときには、上部タンク13の球量が増加していても回収シャッターを閉じ状態として、このようなときにも回収シャッターを開けてしまうことによる弊害(回収により子島全体の遊技球量が不足してしまうトラブル、グループ間での遊技球のやりとり(交流動作)に支障を生じること)を回避できる。
但し本例では、図19に示すように、エラー等の支障があるときには、上記オン数の差に無関係に交流シャッターは閉状態に制御される。第1に、自グループの親島の上部タンク球量スイッチ53a或いは自グループの子島の子島タンク球量スイッチ31fがオフであるとき、即ち、自グループの親島又は子島において遊技機に供給する遊技球量が不足ぎみであるときには、交流シャッターは閉状態に制御される(ステップS22,S23,S35,S36,S38等参照)。第2に、自グループの親島又は子島がエラーE1,E2のときにも、交流シャッターは閉状態に制御される(ステップS22,S24,S35,S37,S38等参照)。第3に、隣のグループの計数制御スイッチ63がオンであるとき、即ち、隣のグループの何れかの島において計数器12からの遊技球流入部(遊技機回収樋34の端部)において遊技球が滞留しているときには、交流シャッターは閉状態に制御される(ステップS26,S27,S32,S33,S35,S38等参照)。また第4に、隣のグループの親島がエラーE1,E2のときにも、交流シャッターは閉状態に制御される(ステップS31,S33,S35,S38等参照)。
このため、交流シャッターを開けることが望ましくないときには、交流シャッターを閉じ状態として、このようなときにも交流シャッターを開けてしまうことによる弊害(交流により自グループ内の何れかの島で遊技球量が不足してしまうトラブル、交流により隣のグループの何れかの島で計数器からの遊技球の取り込みに支障が生じること等)を回避できる。
以上説明した、設備構成或いは制御処理によれば、次のようにして、特徴的な動作が実現され、またその効果(H.シャッターの動作で説明した効果除く)が奏される。
即ち、少ない電気作動機器(シャッター17、球揚送装置33)よりなる安価かつ省エネ指向の島構成でありながら、各遊技機で使用する遊技球を各遊技島内で循環させる島内循環が行われるとともに、遊技球を必要に応じて遊技島間双方向でやりとりして、各遊技島の遊技球の保有量を適切に保持する島間循環が行われる。
というのは、各島では、球揚送装置33で揚送された遊技球が、島間樋(島間補給樋14及び島間回収樋15)にまず優先して供給される。また、島間補給樋14から流入した遊技球が、遊技機補給樋40、降下流路(循環流路35、オーバーフロー流路36)の順に優先して供給される。このため、遊技球が不足している子島が親島又は遊技球量が多い状態の子島に隣接している場合は、親島又は隣の子島において球揚送装置33で揚送された遊技球を島間補給樋14を介してその子島の遊技機補給樋40に優先して補給できる。また、遊技球が不足している子島と親島の間に、遊技球量が多くない子島が存在しても、この子島では親島から補給される遊技球を、降下流路を経由して自島内に取り入れるとともに、一方で自島内の遊技球を球揚送装置33で揚送して島間樋に優先供給し、遊技球が不足している子島の遊技機補給樋40に優先して遊技球を補給できる(即ち、遊技球が不足している子島と親島間を仲介して、両者が隣接している場合と略同様の速さで遊技球の補給を実現する)。
したがって本設備によれば、子島で遊技球が不足すること及び過剰になることが信頼性高く回避され、さらに遊技球の計数器が各島(子島及び親島)に設置可能となる。
しかも、降下流路として、揚送された遊技球が順次優先して供給される循環流路35とオーバーフロー流路36とが設けられ、島間回収樋15から流入した遊技球がオーバーフロー流路36に供給される構成である。このため、ある子島の遊技球量が増加し循環流路35が遊技球で満杯となっても、オーバーフロー流路36を経由して島間回収樋15からの遊技球をその子島が取り込むことができ、その子島が隣の子島からの遊技球の回収(又は回収の仲介)を信頼性高く実現できる利点がある。
例えば、交流樋の出口側は、上部タンクを経由しないで、球貯留タンクや遊技機回収樋に接続するようにしてもよい。例えば、交流樋により他島から移送された遊技球を、自島の端に鉛直方向に設けた流路を介して、遊技機回収樋に流下する島構成としてもよい。
また本発明は、島のグループが単独で設置される設備(グループ間で交流を行わないタイプ)にも適用可能である。
また、本発明の子島タンクは、板状流路部材60が設けられていない構成(例えば、子島において、オーバーフロー流路36から流下する遊技球が遊技機回収樋上に直接供給される構成)でもよい。また、親島におけるオーバーフロー流路36の終端は、親島タンク(大型タンク)に配置して、オーバーフロー流路36から流下する遊技球が親島タンク(大型タンク)内に排出される構成としてもよい。
10b,10c 親島
12 計数器
13 上部タンク
14 島間補給樋(島間樋)
15 島間回収樋(島間樋)
16a,16b 交流樋(島間樋)
17 シャッター(シャッター装置)
20a,20b,20c 島制御装置(シャッター制御手段、球揚送装置制御手段)
31 子島タンク
32 親島タンク
32a 親島タンク球量スイッチ
33 球揚送装置
34 遊技機回収樋
35 循環流路(降下流路)
36 オーバーフロー流路(降下流路)
37 回収球流路(降下流路)
40 遊技機補給樋
42,42b,43,44,45,46 棚状部
51 球詰まり防止板
53 回収シャッター開閉スイッチ(上部タンク第1球量センサ)
54 リミットスイッチ(上部タンク第2球量センサ)
57c 回収用棚状部
57d 補給用棚状部
58 出口側第1接続部材
59 出口側第2接続部材
Claims (10)
- 複数の遊技機が設置される島が複数配列されてなり、前記島が、各遊技機の下方に配置されて各遊技機から排出される遊技球を回収する遊技機回収樋と、該遊技機回収樋の傾斜下端側に接続して遊技機回収樋で回収された遊技球を島の上部に揚送する球揚送装置と、島の上部に設けられて前記球揚送装置で揚送された遊技球が排出される上部タンクと、該上部タンクの下部に接続されて該上部タンクの遊技球を各遊技機に補給する遊技機補給樋とを備え、前記島の上部タンクには、遊技球を島間で移動させる島間樋が接続されている遊技場設備において、
前記複数の島をグループに分け、
前記グループの複数の島のうちの1つを親島とし、該親島には、島単独で必要な程度を超える比較的多量の遊技球を貯留可能で、内部の遊技球を前記球揚送装置の入口に供給可能な親島タンクを設け、
前記グループの前記親島を除く残りの島を子島とし、該子島には、島単独で必要な程度の比較的少量の遊技球を貯留可能で、内部の遊技球を前記球揚送装置の入口に供給可能な子島タンクを設け、
前記島間樋として、
同グループ内の親島から子島に向かう方向に遊技球を補給する島間補給樋と、
同グループ内の子島から親島に向かう方向に遊技球を回収する島間回収樋とを設け、
前記上部タンクには、当該上部タンク内の遊技球を自島内の前記子島タンク又は親島タンク或いは前記遊技機回収樋に流下させる降下流路を接続し、
前記上部タンクは、
前記揚送装置で揚送された遊技球が、前記島間樋、前記遊技機補給樋、前記降下流路の順に優先して供給され、前記島間補給樋から流入した遊技球が、前記遊技機補給樋、前記降下流路の順に優先して供給され、前記島間回収樋から流入した遊技球が前記降下流路に供給される構成とし、
前記島間回収樋に対しては、
当該島間回収樋を経由した遊技球の流れを阻止する閉状態と、当該島間回収樋を経由した遊技球の流れを許容する開状態とに変換可能なシャッター装置を設け、
前記子島の上部タンクには、当該上部タンク内の遊技球貯留量が第1貯留量以上になったことを検出して検出信号を出力する上部タンク第1球量センサを設け、
前記子島の上部タンク第1球量センサから検出信号が出力されると、当該子島の前記シャッター装置を開状態に制御するシャッター制御手段を設けたことを特徴とする遊技場設備。 - 前記降下流路として、
前記揚送装置で揚送された遊技球が、前記遊技機補給樋の次に優先して供給される循環流路と、
前記揚送装置で揚送された遊技球が、前記循環流路の次に供給されるオーバーフロー流路とを設け、
前記子島の上部タンクでは、
前記島間補給樋から流入した遊技球が、前記遊技機補給樋、前記循環流路の順に優先して供給され、前記遊技機補給樋及び前記循環流路の入口が遊技球により満杯となると、前記島間補給樋からの遊技球の流入が止まる構成とするとともに、前記島間回収樋から流入した遊技球が前記オーバーフロー流路に供給される構成としたことを特徴とする請求項1に記載の遊技場設備。 - 前記第1貯留量は、前記遊技機補給樋及び前記循環流路の入口が遊技球により満杯となり、前記オーバーフロー流路の入口が遊技球で満杯とならない量であることを特徴とする請求項2に記載の遊技場設備。
- 前記上部タンクには、当該上部タンク内の遊技球貯留量が第1貯留量よりも多く、前記オーバーフロー流路の入口が遊技球で満杯となる第2貯留量以上になったことを検出して検出信号を出力する上部タンク第2球量センサを設け、
設備稼働中は、前記球揚送装置を基本的に常時駆動し、例外的に前記上部タンク第2球量センサから検出信号が出力されると、その島の前記球揚送装置を停止させる球揚送装置制御手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載の遊技場設備。 - 前記オーバーフロー流路の入口は、前記上部タンク内の鉛直方向の面に形成した開口部とし、この開口部の下縁には、球詰まり防止板を水平方向に張り出すように設けたことを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の遊技場設備。
- 前記オーバーフロー流路の始端部は、前記上部タンク内に形成された鉛直方向の壁により囲まれてなる柱状空間として設けるとともに、前記オーバーフロー流路の入口は、前記鉛直方向の壁に形成した開口部とし、前記柱状空間の上面を覆う部分を、前記揚送装置で揚送されて前記上部タンク内を落下する遊技球に当接してこの遊技球を横方向又は斜め横方向に案内する棚状部としたことを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の遊技場設備。
- 前記親島では、
前記島間回収樋から流入した遊技球が、前記オーバーフロー流路とは別個の回収球流路によって前記親島タンクに供給される構成としたことを特徴とする請求項2乃至6の何れかに記載の遊技場設備。 - 前記上部タンクには、
一つの島間樋の出口側端部が接続される出口側第1接続部材と、他の島間樋の出口側端部が接続される出口側第2接続部材とを、前記上部タンクの対向する内側面のそれぞれから、互いに所定間隔で擦れ違う位置において内側に伸びるように配置可能とし、
前記上部タンク内の前記出口側第1接続部材又は前記出口側第2接続部材の終端位置の下方には、
流下した遊技球を前記遊技機補給樋や循環流路の入口に向けて案内する補給用棚状部と、流下した遊技球を前記オーバーフロー流路に向けて案内する回収用棚状部とを、前記出口側第1接続部材や前記出口側第2接続部材が伸びる方向に並べて設け、
前記出口側第1接続部材の上部タンク内側に伸びる長さを変更することによって、前記出口側第1接続部材の終端から流下する遊技球が前記補給用棚状部に流下する状態と、前記出口側第1接続部材の終端から流下する遊技球が前記回収用棚状部に流下する状態とに変更可能であるとともに、前記出口側第2接続部材の上部タンク内側に伸びる長さを変更することによって、前記出口側第2接続部材の終端から流下する遊技球が前記補給用棚状部に流下する状態と、前記出口側第2接続部材の終端から流下する遊技球が前記回収用棚状部に流下する状態とに変更可能な構成としたことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の遊技場設備。 - 前記上部タンク内には、
前記揚送装置で揚送されて前記上部タンク内を落下する遊技球が当接して横方向又は斜め横方向に案内される棚状部が、上下方向の複数箇所に多段状に設けられていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の遊技場設備。 - 前記親島タンクは、前記子島タンクと同一の小型タンクと、この小型タンクに接続され、この小型タンクよりも大型な大型タンクにより構成したことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の遊技場設備。
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