JPS6057628B2 - パチンコ機列装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパチンコ機列に品物の自動排出機構を設け、
各パチンコ機の近くに設けた操作機構の操作により、自
動排出機構の品物を該当するパチンコ機の品物受口から
遊技者に個々に提供できるようにしたパチンコ機列装置
に関するものである。

周知の様に遊技店内部には多数のパチンコ機を横方向
に列設したパチンコ機列を複数基有するが、遊技者が所
有するパチンコ球を希望する景品に交換するカウンター
や、パチンコ球がコインで景品を排出する自動交換機は
一般的に遊技店の一隅に設置されている。しかがつて遊
技者が遊技中に煙草、飲物、ガムなどの飲食物や嗜好物
又は手・拭き等を欲した場合には、パチンコ球やコイン
を遊技者の勘により計数し、しかもこれを持つてカウン
ターや自動交換機の設置場所まで行かなければならず、
煩られしいばかりでなく遊技が中断され、不快感を伴う
。 更に、パチンコ機受皿にパチンコ球を残したまゝパ
チンコ機から離れると、パチンコ球を盗難される恐れが
あつたり、受皿から取り出すときにパチンコ球が床に零
れ落ちるなどのトラブルを生じる。

本発明は上記に鑑み提案されたもので、遊技者が操作機
構を操作したとき、操作に対応する所望の品物を操作し
たパチンコ機の近くに搬送するようにしたものである。

したがつて遊技者は、遊技中であつてもパチンコ機から
離れることなく、所望の品物を入手することができる。
以下本発明を図示の実施例について説明すると、パチン
コ機列１は基台２に多数のパチンコ機３・・・・・を横
方向に並設して成り、各パチンコ機３ごとに操作機構４
を設ける。該操作機構４はパチンコ機表面や基台２に設
けてもよいが、図面の実施例では、隣り合うパチンコ機
の間隔内にパネル５を配設し、このパネル５に操作機構
４を設けている。この操作機構４はパチンコ球やコイン
、若しくは硬貨などの交換媒体の投入口６、該交換媒体
の返却口７、交換媒体の投入数表示装置８ばかりでなく
、品目表示付スイッチ機構９と数量表示部１０及び品切
れ表示ランプ１１とが一組となつた品物選択部１２が品
物の種類数だけ設けてある。そして投入口６に投入した
交換媒体はパネル５の裏面の流下桶１３を落下し、途中
に設けた選別装置１４を通過して適正か不適正かが判断
され、適正であれば基台２の内部下方に落下し、不適正
てあれば分岐桶１５を伝わつて返却口７に戻される。ま
た選別装置１４では計数回路のデコーダより交換媒体が
適正であれは投入数又は投入価値に相当する出力信号が
発生し、表示装置８に投入数又は投入価値を可視表示さ
せるとと）に後記する品物の自動排出機構の入力信号と
なる。上記したパチンコ機列１には品物の自動排出機構
１６を設置する。この自動排出機構１６は、パチンコ機
列１の内部の適宜位置でもよいし、図面で示す様に一端
部を設置してもよく、内部に複数の収納枠１７１，１７
２，１７３，１７４を設３け、各収納枠の下端に商品の
取出機構１８１，１８２，１８３，１８，を取り付ける
。図面では品物の収納枠が４種類であり、例えばケース
入り手拭き、ガム、煙草、缶入り清涼飲料水として示し
てあるが、更に多種類の収納枠を設けたり他の品４物を
収納してもよい。上記した取出機構１８１，１８２，１
８３，１８，は夫々電磁石１９１，１９２，１９３，１
９４を有し、該電磁石を励磁したとき、収納枠内の品物
を最下段のものから１個宛に落下してホッパ２０に排出
する。

このホッパ２０の下端の排出口には、パチンコ機列１の
内部に設置した品物の搬送機構２１の一端が臨み、この
搬送機構２１によりホッパ２０の排出口から排出された
品物をパチンコ機列１に沿つて搬送する。この搬送機構
２１は、電動機２２で駆動されるベルトコンベアを基台
２の内部にパチンコ機列１に沿つて設けてなり、搬送機
構２１の長さの途中には各パチンコ機に対応する排出機
構２３を臨ませている。この排出機構２３は基台２の表
面に開口する品物受口２４と、この品物受口２４と搬送
機構２１とを連絡する排出路２５と、排出路２５の基端
に設けた品物取入機構２６とを備え、この品物取入７機
構２６は搬送機構２１に向つて開閉する回動可能な開閉
板２７と、該開閉板２７の後端に連結杆２８を介して接
続された電磁石２９とを有する。

この開閉板２７は第６図に実線で示す様に常時は閉状態
を維持し、電磁石２９が励磁されると、開ｌ閉板２７が
第６図に鎖線で示す様に搬送機構２１に向つて開き、搬
送中の品物をこの開閉板２６に当て）、排出路２５を通
して品物受口２４に導入する。また、上記排出路２５の
長さの途中には、通過する品物を検出する検知器３０を
設け、品物が通過する度に検出器３０から検知信号が発
せられる。第７図は上記した装置を作動させる電気回路
のブロックを示したもので、各パチンコ機ごとの品物選
択回路３１１・・３１ｉ・・・・・３１ｎと、モータや
ロータリースイッチなどを含むパチンコ機確認回路３２
、品物別排出回路３３１，３３２，３３３，３３，、パ
チンコ機ごとの品物排出回路３４１・・３４ピ・・・・
３４ｎ及び搬送機構２１の駆動回路３５などからなり、
各品物選択回路３１１３１１・・・・・３１ｎに適認ス
イッチ３６１・・３６ピ・・・・３６ｎを直列に接続す
るとともに、各品物別排出回路３３１，３３２，３３３
，３３，に前記した自動排出機構１６の電磁石１９１，
１９２，１９３，１９４を個々に接続し、また、品物排
出回路３４１・・３４１・・・・３４ｎに各パチンコ機
に対応する品物取入機構２６の各電磁石２９を夫々接続
する。

更に、駆動回路３５には、搬送機構２１の電動機２２を
接続する。なお、上記回路において各パチンコ機ごとの
確認スイッチ３６１３６ピ・・・・３６ｎには、前記し
たパチンコ機ごとに設けてある検知器３０を含ませる。
従つて、遊技者が所望のパチンコ機での遊技途中に、自
動排出機の品物を欲したとき、次の様な操作により上記
回路を作動させる。

例えば、ｉ台目のパチンコ機の遊技者が、交換媒体とし
てのパチンコ球を投入口６に所望数だけ投入すると、こ
の投入数又は投入価値が表示装置８に表示されると）も
に、デコーダから出力信号が発生する。このため、遊技
者がいずれかのスイッチ機構９を操作し、デコーダから
の出力信号と条件が合致したときには、該当するパチン
コ機の確認スイッチ３６１がオンとなり、品物選択回路
３１１が作動する。該品物選択回路３１１が作動すると
、パチンコ機確認回路３２が作動したパチンコ機をサー
チし、リレーによつて品物別排出回路３３１，３３２，
３３３，３３４のすべてを作動準備状態とする。そして
、前記した品物選択回路３１１の作動により、いずれか
の品物別排出回路３３１，３３２，３３３，３３４のス
イッチがオンとなるので、オンとなつた品物別排出回路
の電磁石１９１，１９２，１９３，１９４のいずれかが
励磁する。例えば、遊技者が収納枠１７１内の品物を欲
して、それに該当する品物別選択部１２のスイッチ機構
９を操作すると、品物選択回路３１１の作動とパチンコ
機確認回路３２の作動とが合致して品物別排出回路３３
１が作動し、電磁石１９１が励磁する。又、品物選択回
路３１１の作動により該当するパチンコ機の品物排出回
路３４１の内部のスイッチがオンとなつて電磁石２９１
が励磁し、同時に駆動回路３５が働いて電動機２２が駆
動する。

電磁石１９１の励磁により収納枠１７１の最下段の品物
が搬送機構２１に移り、電動機２２の駆動で搬送機構２
１が作動して品物が搬送される。そして、電磁石２９１
の励磁によつてｉ台目のパチンコ機の開閉板２７が搬送
機構２１に向つて開くので、搬送される品物は開いてい
る開閉板２７に当つて排出路２５に導かれ、検知器３０
で検知された後、品物受口２４に排出される。検知器３
０は品物を検知すると、確認スイッチ３６１をオフにす
るので、品物選択回路３１１の自己保持が切れて作動を
停止し、他のすべての回路も作動を停止して切期状態に
戻る。また、ｉ台目のパチンコ機の遊技者が、収納枠１
７３の品物を欲して該当するスイッチ機構９を操作すれ
ば上記と同様に作動し、品物別排出回路３３３が作動し
て電磁石１９３が励磁する。一方、１台目のパチンコ機
の遊技者が、交換媒体を投入してスイッチ機構を操作す
ると、確認スイッチ３６１がオンとなつて品物選択回路
３１１が作動し、確認回路３２によりいずれかの品物別
排出回路３３１，３３２，３３３，３３４がオンとなり
、その他の作動は前記と同様である。従つて、遊技者は
パチンコ機の近くにある操作機構に交換媒体を投入して
品物別のスイッチ機構を操作するだけで自動排出機構か
ら所望する品物を入手することができる。

一方、実施例によれば、搬送機構２１の下側に回収用搬
送機構３７を設けて、該回収用搬送機構３７を常時又は
間歇的に駆動させると）もに、各パチンコ機ごとに設け
た品物受口２４の下方に屑等の投入部３８を設け、各投
入部３８を回収用搬送機構３７に臨ませてある。

このため、遊技者が不要になつた屑等を投入部３８に入
れると、該屑等は回収用搬送機構３７て送られて自動排
出機構１６の下方にまで導かれ、端部から落下してダス
トボックス３９に収納れる。尚、前記実施例では、搬送
機構２１としてベルトコンベアを使用した場合を記載し
たが、例えば機列内部を走行するパケットコンベアを使
用し、自動排出機構内部で品物を入れたパケットを所望
のパチンコ機迄走行させ、停止したときに品物取入機構
を作動してパケットを傾けたり底を開放するなどして、
パケット内の品物を品物受口に導き入れるように［７て
よい。

また、搬送機構としてはベルトコンベアやパケットコン
ベアに限らず、エアーコンベア、スラツトコンベア、ス
クレーバコンベアなどを使用することをできるし、品物
取入機構２６も各コンベアに対応して設けられ、例えば
品物受口２４に開閉する蓋部材を設け、操作機構４の操
作に基づいて対応する蓋部材を開くようにし、コンベア
により搬送されてきた品物をこのｌ蓋部材により自動的
に取入れるようにしてもよい。更に、遊技者に提供する
品物としては景品に限らず、遊技者に無料で提供される
サービス品としての手拭きや飲食物などであつてもよく
、この種のサービス品の場合には、交換媒体の投入は不
要であつて、専用の品物別のスイッチ機構を操作するだ
けで足りる。

以上要するに本発明によれば、遊技者はパチンコ機の近
傍に配設された操作機構を操作することにより、遊技中
であつても所望する品物をその場で入手することができ
、大変便利である。

このため、遊技者は遊技を中断し、交換媒体として例え
ば複数個のパチンコ球を受皿から取り出し、しかもその
パチンコ球を持つて近くのカウンターや自動交換機の設
置場所まで移動する煩わしさがなくなり、遊技を継続し
て楽しむことができる。又、各遊技者自身が各自の操作
にもとづき品物を入手することができるので遊技店側に
とつても、各機列の自動排出機構の品物を補充するだけ
でよく手数が掛らないばかりか、カウンターや自動交換
機などを数多くホール内に設置する必要がなく、遊技店
内スペースを有効に利用できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので第１図は概略正面図
、第２図は同上の側面図、第３図は一部の拡大正面図、
第４図は搬送機構の概略平面図、第５図は自動排出機構
の概略正面図、第６図は排出機構の概略平面図、第７図
は電気回路のブロック図である。 １・・・・・・パチンコ機列、４・・・・・・操作機構
、１６・・・・自動排出機構、１７１〜１７４・・・・
・・収納枠、１８１〜１８，・・・・・・取出機構、２
０・・・・・・ホッパ、２１・・・・・・搬送機構、２
４・・・・・品物受口、２６・・・・・・品物取入機構
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 複数の品物を一列に収納する収納枠と、該収納枠の
   下端に臨み、収納枠内に収納されている品物を取り出す
   ことができる取出機構と、取出機構から取り出された品
   物を排出できる排出口とを備えた自動排出機構をパチン
   コ機列中に設け、この自動排出機構の排出口に一端が臨
   み、該排出口から排出された品物を搬送することができ
   る搬送機構をパチンコ機列に沿つて設け、パチンコ機列
   には各パチンコ機に対応させて遊技者が外部操作できる
   操作機構と、上記搬送機構に臨む品物受口とを夫々設け
   るとゝもに、上記搬送機構と各品物受口との間には、当
   該操作機構の操作に基づいて作動し、搬送機構で搬送さ
   れる品物を当該操作機構に対応する品物受口に導き入れ
   る品物取入機構を夫々設け、各パチンコ機の操作機構と
   自動排出機構並びに品物取入機構とを電気的に接続し、
   上記操作機構が遊技者により操作されたときには、自動
   排出装置の取出機構を作動して収納枠内の品物を排出口
   に排出せしめ、排出された品物を搬送機構によりパチン
   コ機列に沿い搬送し、搬送される品物を品物取入機構で
   導き入れて、操作機構に対応する品物受口から遊技者に
   個別に提供できるようにしたことを特徴とするパチンコ
   機列装置。 ２ 自動排出装置をパチンコ機列の端部に配設したこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載のパチンコ機列
   装置。 ３ 自動排出装置は取出機構を個々に有する複数の収納
   枠を備え、この収納枠に異る種類の品物を収納しておき
   、操作機構を介して遊技者が指定した品物を収納してい
   る収納枠の取出機構を選択的に作動できるようにしたこ
   とを特徴とするも特許請求の範囲第１項記載のパチンコ
   機列装置。