JPH0344858A - ライブラリ装置のカートリッジアクセスステーション - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （目　　次　　） 概要 産業上の利用分野 従来の技術　　　　（第１１図乃至第１５図）発明が解
決しようとする課題 課題を解決するための手段　　　　（第１図）作用 実施例　　　　　　　（第１図乃至第１０図）発明の効
果 〔概要〕 カートリッジを用いたライブラリ装置のカートリッジア
クセスステーションに関し、 ラベルをオペレータ側に向けてカートリッジを投入する
ことができるようにするとともに、アクセッサの動作と
関わりなく独自に多数個投入できるようにすることを目
白勺とし、 ライブラリ装置のカートリッジアクセスステーションに
は、ライブラリ装置へ収納すべきカートリッジを多数個
収容し、順に下方へ移送するスタッカ装置と、前記ライ
ブラリ装置から排出させるべきカートリッジを多数個載
置し、その載置個数に応じて下方へ移動するトレイ装置
と、前記スタッカ装置の最下層から受けた前記カートリ
ッジを規定の向きにして受渡し位置まで移送するエント
リ装置と、前記受渡し位置で受けたカートリッジを規定
の向きに戻して前記トレイ装置の上方へ移動させるイグ
ジット装置とを備えると供に、カートリッジ挿入側へ弾
発的に付勢されたフラグと、該フラグを回動自在に支持
する支持部材と、前記フラグをカートリッジ挿入側へば
ね付勢するばねと、前記はねに所定の力が付勢されたこ
とを検出するセンサとを備える。

（産業上の利用分野　〕 本発明は、カートリッジを用いたライブラリ装置の例え
ば磁気テープライブラリ装置や光デイスクライブラリ装
置等のカートリッジアクセスステーションに関する。

〔従来の技術　〕

従来の例えば磁気テープライブラリ装置では、磁気テー
プカートリッジとして第１１図に示すような円柱状カー
トリッジ１を使用したものであった。

この円柱状カートリッジ１は円筒状の外ケース２とスプ
ール３とを有し、スプール３に磁気テープを巻回して外
ケース２に収容するようにしたものである。

磁気テープライブラリ装置のデータ記録装置５は、第１
２図に示すように、カートリッジケース保持装置６と、
スプールモータ７と、真空カラム８と、マンドレル９と
、キャプスタン１０と、キャプスタンモータ１１とを右
し、カートリッジケース保持装置６に外ケース２を保持
させ、スプール３を下方に引抜いて磁気テープを露出さ
せ、露出させた磁気テープを真空カラム８およびマンド
レル９を介してキャプスタン１０に巻き付け、キャプス
タンモータ１１あるいはまたスプールモータ７を作動さ
せて磁気テープの巻取り、巻戻しを行う。

マンドレル９には、第１３図に示すように、回転ヘッド
１２を軸方向の中央部に組み込み、マンドレル９の外周
面へ磁気テープを螺旋状に−巻きして、回転ヘッド１２
と磁気テープとが斜めに交叉するように配置し、磁気テ
ープの斜め方向に書込み、または読出しをさせている。

磁気テープライブラリ装置のカートリッジ選択機構部１
５は、第１４図に示すように、前面側に円柱状カートリ
ッジ１をライブラリ側へ投入あるいは除去するためのカ
ートリッジアクセスステーション（ＣＡＳ）１６と、円
柱状カートリッジ１を収容するセル１７と、このセル１
７から必要な円柱状カートリッジ１を取り出してデータ
記録装置５のエントリ部へ投入するか、あるいはデータ
記録装置５のイグジット部から円柱状カートリッジ１を
受取りセル１７へ収納するアクセッサ１８とを備えてい
る。

従来の他の例を示すカートリッジアクセスステーション
１６には、第１５図に示すように、斜面を形成した上部
のエントリシュート１６ａおよび下部のイグジットシュ
ート１６ｂを設け、エントリシュート１６ａの下端を入
口１６ｃに接続し、イグジットシュート１６ｂを出口１
６ｄに接続して、円柱状カートリッジ１が入口１６ｃへ
自重により斜面を転がり入るが、または出口１６ｄから
転がり出てくるようにしている。

カートリッジアクセスステーション１６を備えているた
め、磁気テープライブラリ装置に円柱状カートリッジ１
を投入するには、円柱状カートリッジ１の上端部の向き
を同一方向へ向けてエントリシュート１６ａに入れ、磁
気テープライブラリ装置から円柱状カートリッジ１を取
り出すには、イグジットシュート１６ｂに転がり出てき
た円柱状カートリッジ１を取ることで済む。

〔発明が解決しようとする課題　〕

上記従来の磁気テープライブラリ装置では、オペレータ
が円柱状カートリッジ１を常に一定方向へ向けてエント
リシュート１６ａに入れることが必要であり、このこと
はカートリッジ選択機構部１５の機構上の理由から生じ
ている。

現在開発中の磁気テープライブラリでは、カートリッジ
の形態を単巻きの磁気テープカートリッジとした場合で
あり、カートリッジ投入作業は、カートリッジの前面に
ラベルが貼っであるため、オペレータがそのラベルを見
ることができる向きにして投入、排出を行うようにした
方が自然な作業形態になる。

従って、磁気テープライブラリ装置を構成するには、そ
の自然な作業形態で作業ができるようにすることが望ま
しい。

しかし、単巻き型の磁気テープカートリッジを用いた磁
気テープライブラリ装置のデータ記録装置では、磁気テ
ープカートリッジの磁気テープ露出側をデータ記録装置
へ向けて挿入することが必要になり、投入した磁気テー
プカートリッジの向きとデータ記録装置への挿入方向と
が同一の磁気テープカートリッジの向きになって、アク
セッサの動作が仲介すると、データ記録装置への挿入時
に磁気テープカートリッジの向きが逆向きになるという
問題点があった。

本発明は、上記問題点に鑑みて威されたものであり、そ
の解決を目的として設定される技術的課題は、ラベルを
オペレータ側に向けてカートリッジを投入することがで
きるようにするとともに、アクセッサの動作と関わりな
く独自に多数個投入できるようにした、ライブラリ装置
のカートリッジアクセスステーションを提供することに
ある。

〔課題を解決するための手段　〕

本発明は、上記課題を解決するための具体的な手段とし
て、ライブラリ装置のカートリッジアクセスステーショ
ンを構成するにあたり、第１図の実施例図に示すように
、ライブラリ装置へ収納すべきカートリッジを多数個収
容し、順に下方へ移送するスタッカ装置２１と、前記ラ
イブラリ装置から排出させるべきカートリッジを多数個
載置し、その載置個数に応じて下方へ移動するトレイ装
置２２と、前記スタッカ装置２１の最下層から受けた前
記カートリッジを規定の向きにして受渡し位置まで移送
するエントリ装置２３と、前記受渡し位置で受けたカー
トリッジを規定の向きに戻して前記トレイ装置２２の上
方へ移動させるイグジット装置２４とを備えたものであ
る。

また、カートリッジ挿入側へ弾発的に付勢されたフラグ
２５ａと、該フラグ２５ａを回動自在に支持する支持部
材２５ｂと、前記フラグ２５ａをカートリッジ挿入側へ
ばね付勢するばね２５ｃと、前記バネ２５ｃに所定の力
が付勢されたことを検出するセンサ２６ｂとを設ける。

〔作用〕

本発明は上記構成により、カートリッジのラベル貼着側
、の端面を作業者側へ向けて、カートリッジをスタッカ
装置２１に多数個まとめて投入すると、最下層のカート
リッジから順にエントリ装置２３へ移し、エントリ装置
２３ではカートリッジの向きを、手前に向いたラベル貼
着側の端面が正反対の位置になるまで約１８０度変え、
カートリッジの受渡しを行う受渡し位置まで移動させて
他の装置へ誤挿入なく引渡しできるようにする。

受渡し位置でイグジット装置２４が使用済のカートリッ
ジを受渡されると、トレイ装置２２の真上まで移動し、
カートリッジの向きをラベル貼着側の端面が手前に向く
まで約１８０度変え、その後にトレイ装置２２へ移し換
えて、随時、作業者によりカートリッジを取出せるよう
にする。

スタッカ装置２１の移送機構部２１ｃに設けた無限軌道
２１ａにより、係止部材２１ｂに係止されたカートリッ
ジを下方へ送り、自動位置決め装置２５のフラグ２５ａ
に当接するカートリッジがあれば、ばね２５ｃによりフ
ラグ２５ａをばね付勢して、カートリッジを移送機構部
２１ｃの中へ押し込む。そして、通常の押込み動作によ
ってカートリッジを正規の位置まで挿入出来ない場合に
は、カートリッジによってフラグ２５ａがばね付勢力に
抗して回動され、誤挿入検出装Ｒ２６の位置指示部材２
６ａがフラグ２５ａの軸２５ｅとともに回動してセンサ
２６ｂにより誤挿入を検出される。

（実施例　） 以下、本発明の実施例を、単巻型磁気テープカートリッ
ジ使用大容量記憶装置としての磁気テープライブラリに
ついて図示説明する。

磁気テープライブラリ３０は、第２図に示すように、正
面の左右両端部に達するレール３１上を移動して磁気テ
ープを移送させる２台のアクセッサ３２．３２と、レー
ル３１を前後に挟むように配置されたセル３３と、セル
３３の配置位置の間に位置する４基の磁気テープユニッ
ト（ＭＴＵ）３４と、その磁気チーツユニット３４を制
御するＭＴＵ（磁気テープユニット）制御部３５と、ア
クセッサ３２．３２のそれぞれを各独立に制御するＡＣ
Ｃ（アクセッサ）制御部３６．３６と、各制御部間に必
要な情報を与えてそれぞれを起動させるＤＩＲ（ディレ
クタ）制御部３７と、保守用単巻型磁気テープカートリ
ッジ３９（第３図）を保管する複数個の保守セル３８．
・・・、３８と、単巻型磁気テープカートリッジ３９の
投入および排出を行うためのＣＡＳ　（カートリッジア
クセスステーション）２０を備える。

アクセッサ３２は、第２図および第３図に示すように、
移動機構部３２ｂと、その上面に軸回りへ回動自在に立
設された柱状部材３２ｃと、この柱状部材３２ｃに対し
て上下移動自在に取り付けて任意の位置に置かれた単巻
型磁気テープカートリッジ３９を挟持できるようにした
カートリッジ挟持部３２ａとからなり、カートリッジ挟
持部３２ａには単巻型磁気テープカートリッジ３９を厚
み方向に挟持できる挟持部材３２ｄを備える。

セル３３は、第４図に示すように、単巻型磁気テープカ
ートリッジ３９をラベル貼着面が挿入側（手前）にくる
ように収納する棚３３ａを多数個設けた形状のものであ
って、各欄３３ａはアクセッサ３２のカートリッジ挟持
部（第３図）３２ａと干渉しないように、縦の仕切板３
３ｂから水平方向に突出した板材３３ｃにカートリッジ
外周部だけが載るような、中央部に板材がない形状に形
成する。

ＣＡＳ２０は、多数個（最大１０巻まで）の単巻型磁気
テープカートリッジ３９を並べて投入することができ、
その並べられた単巻型磁気テープカートリッジ３９を順
に下方へ移送するスタッカ装置２１と、前記磁気テープ
ライブラリから排出させるべき単巻型磁気テープカート
リッジ３９を多数個載置しく最大１０巻まで）、その載
置個数に応じて下方へ移動するトレイ装置２２と、前記
スタッカ装置２１の最下層から受けた前記単巻型磁気テ
ープカートリッジ３９を規定の向きにしてアクセッサエ
リアまで移送するエントリ装置２３と、前記アクセッサ
エリアで受けた単巻型磁気テープカートリッジ３９を規
定の向きに戻して前記トレイ装置２２°の上方へ移動さ
せるイグジット装置２４とを備えたものである。

スタッカ装置２１には、第１図および第５図に示すよう
に、並行に設けられた２つの無限軌道２１ａ、２１ａの
外面側に、単巻型磁気テープカートリッジ３９の係止部
材２１ｂ、・・・、２１ｂを等間隔で、かつカートリッ
ジのラベル貼着側が位置する端部よりもカートリッジの
テープ露出側が位置する端部が下方に下がるように傾斜
させて設けた移送機構部２１ｃを備える。スタッカ装置
２１の最奥部には単巻型磁気テープカートリッジ３９の
テープ露出側が合うような形状を有するガイド２１ｄを
設ける。

この移送機構部２１ｃでは２つの無限軌道２１ａ、２１
ａを互いに向き合った外面が下方へ移動するように回転
させて、係止部材２１ｂ間に挿入されている単巻型磁気
テープカートリッジ３９を下方へ移動させる。

スタッカ装置２１の下端部には自動位置決め装置２５を
設け、その自動位置決め装置２５に誤挿入検出装置２６
を設ける。

自動位置決め装置２５は、第５図乃至第７図に示すよう
に、カートリッジ挿入側へばね付勢されるフラグ２５ａ
と、該フラグ２５ａを回動自在に支持する支持部材２５
ｂと、前記フラグ２５ａをカートリッジ挿入側へばね付
勢するねじりばね２５ｃとからなる。

フラグ２５ａの形状は正面形状が略長方形で、その下端
部に支持用の軸２５ｄ、２５ｅを長辺と平行にして同軸
に取り付け、上端部を長辺全体にわたり折曲げ、その折
曲げ部が組付時に移送機構部２１ｃに対して離間する方
向へ曲げられているようにｍ、５Ｌ付ける。

ねじりばね２５ｃは軸２５ｄに外嵌し、組付状態で、移
送機構部２１ｃに対して近接する方向へばね付勢するよ
うに、一端をフラグ２５ａ側に係止し、他端を支持部材
２５ｂ側に係止させる。

誤挿入検出装置２６は、第５図および第６図に示すよう
に、フラグ２５ａの回動を位置変化に変換する位置指示
部材２６ａと、その位置指示部材２６ａの位置変化を検
出するセンサ２６ｂとからなる。位置指示部材２６ａは
自動位置決め装置２５の軸２５ｅに外嵌した切り欠きを
有する円盤に形成する。センサ２６ｂは側面が門型の形
状を力し、雨下端部に発光ダイオードおよびフォトトラ
ンジスタをそれぞれ組み込み、位置指示部材２６ａの外
周部をその中間に位置させて、位置指示部材２６ａが回
転した時に切り欠きを通過した光を検出する光学式検出
器を構成する。

エントリ装置２３は、第１図に示すように、スタッカ装
置２１の真下から、アクセッサ３２が単巻型磁気テープ
カートリッジ３９を掴み取ることができる位置（受渡し
位置という）まで、カートリッジ載置台２３ａを平行移
動させるスライド部２３ｂと、カートリッジ載置台２３
ａを垂直軸回りに１８０度回転させるモータ駆動の回転
部２３ｃとを備え、スタッカ部２１からカートリッジ載
置台２３ａに受は取った単巻型磁気テープカートリッジ
３９を水平に半回転させて、受渡し位置でアクセッサ３
２へ引き取らせる場合に、ラベル貼着側をアクセッサ３
２側に向けて挟持部材３２ｄに掴み取らせることができ
るようにする。

イグジット装置２４は、第１図に示すように、受渡し位
置からトレイ装置２２の真上までカートリッジハンガ２
４ａを平行移動させるスライド部２４ｂと、カートリッ
ジハンガ２４ａを垂直軸回りに１８０度回転させるモー
タ駆動の回転部２４ｃとを備え、受渡し位置でアクセッ
サ３２からカートリッジハンガ２４ａに受は取った単巻
型磁気テープカートリッジ３９を水平に半回転させて、
ラベル貼着側をカートリッジ排除作業をする作業者に向
けてトレイ装置２２へ受は渡すことができるようにする
。

トレイ装置２２は、第１図に示すように、磁気テープカ
ートリッジ１つの厚みに相当するピッチで上下に移動す
る昇降装置２２　ａと、その昇降装置２２ａの最上端に
設けられたカートリッジ載置用のトレイ２２ｂとを備え
、イグジット装置２４のカートリッジハンガ２４ａから
取り外された単巻型磁気テープカートリッジ３９を受け
、そのカートリッジ１つ分だけ下降して、次のカートリ
ッジ受は取り態勢を整える。

このように構成した実施例により、単巻型磁気テープカ
ートリッジ３９を投入あるいは排出するには、以下のよ
うになる。

カートリッジ投入時は、第８図に示すように、まず作業
者が最大１０巻までの単巻型磁気テープカートリッジ３
９をスタッカ装置２１の移送機構部２１ｃにカートリッ
ジのラベル貼着側を手前にして投入しくステップ４１）
、ＣＡＳ２−０のオペレーションパネルに設けられてい
るスタートスイッチをオンにする（ステップ４２）。

移送機構部２１ｃが作動して最下位の単巻型磁気テープ
カートリッジ３９をエントリ装置２３の直上まで移動さ
せる（ステップ４３）。

エントリ装置２３のカートリッジ載置台２３ａに単巻型
磁気テープカー１〜リツジ３９を載せ、回転部２３ｃを
作動させて単巻型磁気テープカートリッジ３９の向きを
水平方向に１８０度変える（ステップ４４）。

回転動作終了後、スライド郁２３　ｂが作動して受渡し
位置まで単巻型磁気テープカートリッジ３９を移動させ
る（ステップ４５）。

ＤＩＲ制御部３７側へカートリッジ投入要求およびバー
コード情報ならびにテープ識別情報を送信する（ステッ
プ４６）。

ＤＩＲ制御部３７側から磁気テープユニット３４または
セル３３へのカートリッジ投入許可が出され（ステップ
４７）、アクセッサ３２によってカートリッジ９：置台
２３ａから単巻型磁気テープカートリッジ３９が取り出
されてセル３３または磁気テープユニット３４へ移送さ
れるとともに、単巻型磁気テープカートリッジ３９が取
り出されたカートリッジ載ｉ１台２３ａを元に戻す（ス
テップ４８）。

スタッカ装置２１の移送機構部２１ｃに単巻型磁気テー
プカー１〜リツジ３９があるかないかをチエツクしくス
テップ４９）、なければ投入動作を終了し、あれは゛ス
トップスイッチがオンになっているか否かをチエツクす
る（ステップ５０）。

投入動作途中で中止する場合には、ステップ５０のチエ
ツク時以前に、オペレーションパネルに設けられたスト
ップスイッチをオンにしておくと、チエツク時に識別さ
れて投入動作を強制的に終了させる。

ストップスイッチがオフであれば、ステップ４３に戻っ
て、単巻型磁気テープカートリッジ３９の投入動作を続
ける。

このような投入処理の際、スタッカ装置２１の下部に設
けられた自動位置決め装置２５と誤挿入検出装置２６が
、移送機構部２１ｃに入れられた単巻型磁気テープカー
トリッジ３９の状態を監視する。

その監視手順は、第９図に示すように、移送機構部２１
ｃが下方に移動すると、係止部材２１ｂの下降に伴ない
単巻型磁気テープカートリッジ３９が下降する（ステッ
プ５１）。

単巻型磁気テープカートリッジ３９が所定の位置よりも
前面に出ているものがあると（第５図（イ）参照）、そ
の単巻型磁気テープカートリッジ３９が最下位になった
場合に、単巻型磁気テープカートリッジ３９のラベル貼
着側の端部が自動位置決め装置２５のフラグ２５ａに当
接し、フラッグ２５ａの先端を移送機構部２１ｃから離
間する方向へ回動させる（ステップ５２）。

正規の投入方向であって前面に突出している場合には、
自動位置決め装置２５による自動修復可能で（ステップ
５３）、自動位置決め装置２５のねじりばね２５ｃがフ
ラッグ２５ａにばね付勢力を作用させて、フラッグ２５
ａの先端が移送機構部２１ｃに近接する方向へフラッグ
２５ａを回動させ、単巻型磁気テープカートリッジ３９
を移送機構部２１ｃの所定の位置に達するまで押し込む
（ステップ５４）。

そして、最下位の単巻型磁気テープカートリッジ３９を
移送機構部２１ｃの最下端まで移動させると、その単巻
型磁気テープカートリッジ３９をエントリ装置２３側へ
移す（ステップ５５）。

カートリッジの上下あるいは前後が逆になった場合等に
よる突出の場合では、単巻型磁気テープカートリッジ３
９の挿入先端部とガイド２１ｄとの形状が合わず、自動
位置決め装置２５による自動修復が不可能になり（ステ
ップ５３）、単巻型磁気テープカートリッジ３９のラベ
ル貼着側の端部により自動位置決め装置２５のフラッグ
２５ａがさらに押圧されて、誤挿入検出装置２６のセン
サ２６ｂが位置指示部材２６ａの切り欠きを介して光を
検知するまで、フラッグ２５ａの先端を移送機構部２１
ｃから離間する方向へ回動させ、誤挿入を検出する（ス
テップ５６）。

誤挿入が検出されると、移送機構部２１、Ｃが停止し、
オペレータへのメツセージが出されて、当該単巻型磁気
テープカートリッジ３９のオペレータによる再投入を要
求する（ステップ５７）。

次に、カートリッジ排出時は、第１０図に示すように、
まずＤＩＲ制御部３７側よりセル３３または磁気テープ
ユニット３４から単巻型磁気テープカートリッジ３つの
排出命令が出される（ステップ６１）と、アクセッサ３
２が作動して受渡し位置でカートリッジハンガ２４ａに
単巻型磁気テープカートリッジ３９を移す（ステップ６
２）。

単巻型磁気テープカートリッジ３９がカートリッジハン
ガ２４ａに移されると、スライド部２４ｂがトレイ装置
２２の直上まで移動し、さらに回転部２４ｃを動作せて
水平方向へ１８０度回転させ、カー１ヘリツジのラベル
貼着側をＣＡＳ２０の開口（作業者）側に向ける（ステ
ップ６３）。

回転終了後、単巻型磁気テープカートリッジ３９がカー
トリッジハンガ２４ａからトレイ２２ｂ側へ移され、カ
ートリッジハンガ２４ａを元に戻し、排出動作の終了を
ＤＩＲ制御部３７側へ通知する（ステップ６４）。

もし、トレイ２２ｂにカートリッジが１０巻排出された
場合には、１〜レイ装置２２が満杯であることを動作命
令終了割込みで通知する。

トレイ２２ｂ側へ単巻型磁気テープカートリッジ３９が
移された後、オペレータに対してカートリッジを除去さ
せるためのコンソールメツセージを出す（ステップ６５
）。

メツセージを見たオペレータはトレイ装置２２から単巻
型磁気テープカートリッジ３９を取り出す（ステップ６
６）。

単巻型磁気テープカートリッジ３９が取り出されると、
ＤＩＲ制御部３７側ヘトレイ装置２２に空ができたこと
を通知し、ステップ６１へもどる（ステップ６７）。

このように実施例では、オペレータが多数個の単巻型磁
気テープカートリッジ３９を、そのラベルが読めるよう
に、ラベル貼着側の端面を手前にして、ＣＡＳ２０のス
タッカ装置２１へまとめて投入し、またはイグジッ１へ
装置２２からまとめて排出することによって、磁気テー
プライブラリ３０への投入排除作業が、アクセッサ３２
や磁気テープユニット３４等の動作と独立し、容易かつ
効率良く実行できる。

磁気テープライブラリ３０への投入排除作業が独立化さ
れたことによって、磁気テープライブラリ３０の終夜運
転等の長時間連続運転におけるオペレータの関与を減少
させることができ、オペレータの負担が低減できる。

常時、単巻型磁気テープカートリッジ３９のラベル貼着
側の端面を手前にして、カートリッジ内容を確認しなが
ら作業ができるため、投入排除作業およびその前後にお
けるカートリッジ確認が容易で、間違えて別の単巻型磁
気テープカートリッジ３９を投入したり、排除した単巻
型磁気テープカートリッジ３９の収容場所を間違える等
のくスが防止できる。

ＣＡＳ２０の構成において、スタッカ装置２１をエント
リ装置２３の真上に配置し、トレイ装置２２をイグジッ
１〜装置２４の真下に配置したことによって、磁気テー
プライブラリ３０の形状がアクセッサ３２に対してあま
り前面に飛び出さない形状に形成でき、全体の形状の調
和を取ることができる。

自動位置決め装置２５および誤挿入検出装置２６を設け
たことによって、再投入を必要とするような誤挿入がな
いかぎり、自動的にカートリッジ投入位置が正規の位置
から外れているときには修正されて、オペレータの手間
が省かれ、再投入を必要とするような誤挿入があった場
合には、単巻型磁気テープカートリッジ３９の誤挿入が
ＣＡＳ２０のスタッカ装置２１にある段階で検出され、
単巻型磁気テープカートリッジ３９の再投入が容易にで
き、従来のように誤挿入されたままアクセッサ３２ある
いは磁気テープユニット３４等に移されて誤押入に起因
した磁気テープライブラリ３０を停止させるような障害
を回避でき、磁気テープライブラリ３０の稼働率を向上
させる。

また実施例では、磁気テープカートリッジを用いる磁気
テープライブラリについて説明したか、光デイスクカー
トリッジ等のライブラリ装置に適用できることはいうま
でもない。

（発明の効果　） 以上のように本発明では、ライブラリ装置のカートリッ
ジアクセスステーション２０としてスタッカ装置２１、
エンｈり装置２３、イグジット装置２４、およびトレイ
装置２２を垂直方向に並べて設けたことにより、常時、
作業者の方にカートリッジのラベル貼着側の端面を向け
て、カートリッジの投入排除ができ、しかも場所を取ら
ずに装置を形成できる。このため、カートリッジの投入
排除が独立化でき、作業効率が向上するとともに、ライ
ブラリ装置の長時間運転における作業者の関与を削減す
ることができる。

スタッカ装置２１にフ１（（限軌道２１ａを設けたこと
によって、カートリッジを任意個数につき間断なく投入
でき、投入作業を効率良く実行できる。

スタッカ装置２１の下端に自動位置決め装置２５を設け
たことによって、カートリッジの投入時に位置ズレを生
じても自動修正でき、作業者の手間が省ける。

自動位置決め装置２５に誤挿入検出装置２６を設けたこ
とによって、自動的に位置の修正が出来ない場合に、誤
押入があったとして再投入の指示を出せるようにするこ
とができ、ライブラリ装置の誤挿入による稼働停止を防
止することができ、稼働効率を高くすることができる。

自動位置決め装置２５をばね２５ｃによりばね付勢され
たフラグ２５ａでカートリッジを押し込むように形成し
たことによって、簡素かおよび小型化でき、信頼性の高
い装置が構成できる。

誤挿入検出装置２６を軸２５ｅに取り付けた円盤状の位
置指示部材２６ａとその位置変化を検出するセンサ２６
ｂとの組合わせによって形成したことによって、自動位
置決め装置２５と一体化でき、組み込みに特別なスペー
スを必要とせず、簡易かつ効果的な誤挿入検出装置が構
成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、実施例によるカートリッジアクセスステーシ
ョンの正面図、 第２図は、実施例の磁気テープライブラリを示す斜視透
視図、 第３図は、実施例のアクセッサを磁気テープの半回転動
作とともに示す斜視説明図、 第４図は、実施例のセルを示す斜視説明図、第５図は、
実施例の移送機構部を示す部分断面図で、 （イ）は側面断面図、 （０）は平面断面図、 第６図は、実施例の自動位置決め装置および誤挿入検出
装置を示す組立図で、 （イ）は平面図、 （［１）は正面図、 （ハ）は側面断面図、 第７図は、実施例のフラッグの形状を示す三面図で、 （イ）は正面図、 （ロ）は平面図、 （ハ）は側面図、 第８図は、実施例による投入手順を示す流れ図、第９図
は、実施例による自動位置決めおよび誤挿入検出の手順
を示す流れ図、 第１０図は、実施例による排出手順を示す流れ図、 第１１図は、従来のカートリッジを示す斜視図、第１２
図は、従来のデータ記録装置を示す斜視図、 第１３図は、従来の書込みおよび読出し用ヘッドを示す
斜視図 第１４図は、従来のカートリッジ選択機構部を示す斜視
図、 第１５図は、従来の他のカートリッジアクセスステーシ
ョンを示す側面図。 ２０・・・カートリッジアクセスステーション２１・・
・スタッカ装置 ２１ａ・・・無限軌道 ２１ｂ・・・係止部材 １Ｃ・・・移送機構部 ２・・・トレイ装置 ３・・・エントリ装置 ４・・・イグジット装置 ５・・・自動位置決め装置 ５ａ・・・フラグ ５ｂ・・・支持部材 ５Ｃ・・・ばね ５ｄ、　　　２５ｅ　・・・小山 ６・・・誤挿入検出装置 ６ａ・・・位置指示部材 ６ｂ・・・センサ ０・・・磁気テープライブラリ ９・・・単巻型磁気テープカートリッジ３９カートリ・
、ノ ／ に うＮル 実施♂ＩＪの乞ルを示Ｔ＃＋硯説明図 第　壜　図 ６ｂ ｌイノイｌ！’Ｉｊ色断＃［１ｉｊ ２／（７ （０）；トａｍｔｉｎＱ３ 実施層゛］の釣送由１慎４；ｐ−＠、、、づ４や分吟面
圓第５図 （１）正Ｉ！１図 （ロ）平面図 （ハ）イ對面＃Ｉ′ｒ面口う 実施例の自゛動住１；央め褒１および論挿入捜士裟１Σ
示１組立図第　６　図 実施イケｊ１；よる自動ＡｆＬｌ決めちＪメｅ負オ亭入
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Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ライブラリ装置へ収納すべきカートリッジを多数
   個収容し、順に下方へ移送するスタッカ装置（２１）と
   、 前記ライブラリ装置から排出させるべきカートリッジを
   多数個載置し、その載置個数に応じて下方へ移動するト
   レイ装置（２２）と、 前記スタッカ装置の最下層から受けた前記カートリッジ
   を規定の向きにして受渡し位置まで移送するエントリ装
   置（２３）と、 前記受渡し位置で受けたカートリッジを規定の向きに戻
   して前記トレイ装置の上方へ移動させるイグジット装置
   （２４）と を備えたことを特徴とするライブラリ装置のカートリッ
   ジアクセスステーション。
2. （２）請求項（１）記載のライブラリ装置のカートリッ
   ジアクセスステーションであって、カートリッジ挿入側
   へ弾発的に付勢されたフラグ（２５ａ）と、 該フラグを回動自在に支持する支持部材（２５ｂ）と、 前記フラグをカートリッジ挿入側へばね付勢するばね（
   ２５ｃ）と、 前記ばねに所定の力が付勢されたことを検出するセンサ
   （２６ｂ）と、 を備えたことを特徴とするライブラリ装置のカートリッ
   ジアクセスステーション。