JPH11308783A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JPH11308783A
JPH11308783A JP10113209A JP11320998A JPH11308783A JP H11308783 A JPH11308783 A JP H11308783A JP 10113209 A JP10113209 A JP 10113209A JP 11320998 A JP11320998 A JP 11320998A JP H11308783 A JPH11308783 A JP H11308783A
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power supply
power
power failure
automatic analyzer
signal
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Shigenori Watari
亘  重範
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無停電電源装置(UPS)の負荷を軽減し、過
大な定格出力電流又は蓄電容量のUPSの設置を必要と
すること無く、商用電源等の停電時にも適切な動作が可
能であり信頼性が向上された自動分析装置を実現する。 【解決手段】停電検出回路6が設備電源17の停電を検
出すると、リレー20を開として、保冷部3への電力供
給を停止する。次に、停電検出回路6は、設備電源が復
電したか否かを判断し、復電した場合には、リレー20
を閉として保冷部3への電力供給を再開する。これによ
り、商用電源等の停電時に、保冷部3の消費電力増加に
よるUPSの出力保持時間の急激な短縮を回避すること
ができ、信頼性が向上された自動分析装置を実現するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動作制御部と、試
料分析部と、保冷部と、配電部とを有する自動分析装置
であって、商用電源等の電源が停電等したとき、自動分
析装置に電力を供給するための無停電電源装置(UPS
(Uninterruptabl Power Sup
ply))を使用する自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、検体等を分析するための自動分析
装置では、自動分析装置が設置された施設の、商用電源
又は非常用電源が停電し、又は電圧降下が発生したこと
を検出する機構は、センサを含めて自動分析装置内部に
設置され、自動分析装置に供給される電源の電圧を監視
するものであった。
【0003】商用電源又は非常用電源が正常な時に、自
動分析装置内部のDC電源で作り出した電力を、DC電
源内部のコンデンサに蓄積し、商用電源又は非常用電源
が停電し、又は電圧降下が発生し、自動分析装置への電
力の供給が停止した場合は、上記コンデンサに残った電
力を利用して、商用電源又は非常用電源が停電したこと
を検知する。
【0004】そして、DC電源内部のコンデンサに残っ
た電力がある間に、自動分析装置の制御部の記憶装置等
に、商用電源又は非常用電源が停電し、又は電圧降下が
発生したことを記憶させていた。これにより、商用電源
又は非常用電源が停電し、又は電圧降下が発生したとき
や、その前後において分析した試料について把握するこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来におい
て、自動分析装置が設置された施設の、商用電源又は非
常用電源が停電し、又は電圧降下が発生したことを検出
する機構が、自動分析装置内に存在し、自動分析装置に
供給される電源の電圧を監視する自動分析装置において
は、UPSを、施設の電源設備の過電流保護装置と、過
電流保護装置に接続された自動分析装置の間の電源線に
設置した場合、商用電源又は非常用電源が停電し、又は
電圧降下した場合でも、UPSがUPS内部の蓄電装置
から自動分析装置の電源に対し電力を供給する。このた
め、自動分析装置は、UPSからの電力の供給が停止す
る迄、商用電源又は非常用電源が停電し、又は電圧降下
したことを検知できない。
【0006】UPSが自動分析装置の動作に必要かつ十
分な電力を供給可能なあいだは、商用電源又は非常用電
源が停電し、又は電圧降下した状態でも、自動分析装置
として正常な動作をする。
【0007】しかし、自動分析装置内の保冷庫の冷媒圧
縮用のコンプレッサ動作用の電動機が動作すると、消費
電力が増加するため、UPSの出力保持時間が急激に短
くなり、自動分析装置の制御部の記憶装置等に、商用電
源又は非常用電源が停電し、又は電圧降下が発生したこ
とを記憶させることができなくなる場合があった。
【0008】また、保冷庫の冷媒圧縮用のコンプレッサ
動作用の電動機が起動する際には、自動分析装置の定格
消費電流よりも、大きな起動突入電流が流れる。しか
も、電動機の起動突入電流は誘導負荷による電流位相で
流れるが、汎用のUPSには容量負荷の突入電流には対
応するが、誘導負荷の突入電流には対応したものが無
く、電動機の起動突入電流が流れた場合、UPS本体の
出力過電流保護機構が動作し、自動分析装置の電源遮断
が発生する。この場合にも、自動分析装置の制御部の記
憶装置等に、商用電源又は非常用電源が停電し、又は電
圧降下が発生したことを記憶させることができなくな
る。
【0009】上述した問題に対応する唯一の方法とし
て、自動分析装置の定格消費電流を大きく上回る、定格
出力電流のUPSを設置する方法が有る。しかしなが
ら、定格出力電流が大のUPSは、非常に高価格であ
り、自動分析装置の需要者にとっての大きな負担とな
る。
【0010】さらに、定格出力電流の大きなUPSは、
内部の蓄電容量も大きく、蓄電池を充電するために、容
量の大きな商用電源を必要とする為、顧客の電力設備の
改造が必要な場合もあり、需要者の負担は増大する。ま
た、UPSに電力を供給する、商用電源又は非常用電源
が長時間停電した場合は、UPSの蓄電容量が無くなり
次第、自動分析装置への給電は停止する。
【0011】自動分析装置は、この停電を検出し、停電
が発生したことを記憶することはできるが、電力供給が
停止するから、自動分析装置本来の動作を継続できない
ため、分析途中にある資料や試薬は無駄になってしま
う。
【0012】本発明の目的は、自動分析装置に接続され
たUPSに電力を供給する、商用電源又は非常用電源が
停電し、又は電圧降下が発生した場合においても、自動
分析装置が、商用電源等の停電又は電圧降下が発生した
ことを検知し、主要ではない部分への電力供給を制限す
ることにより、UPSの負荷を軽減し、過大な定格出力
電流又は蓄電容量のUPSの設置を必要とすること無
く、商用電源等の停電時にも適切な動作が可能であり信
頼性が向上された自動分析装置を実現することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、次のように構成される。 (1)分析対象である検体の組成分析を行なう機構を有
する分析部と、自動分析装置の各部に電力を分配する配
電部と、自動分析装置の各部の動作を統括制御する制御
部と、自動分析装置の各部に対し、各部の動作に必要な
電力を供給する電源線と、を有する自動分析装置におい
て、自動分析装置に電力を供給する外部電源と無停電電
源装置との間に配置され、上記外部電源の停電又は電圧
降下を検出するセンサと、上記センサが発生する検出信
号を受信し、受信した信号に基づいて、上記外部電源の
停電又は電圧降下が発生したことを判断し、上記自動分
析装置の各部のうちの分析動作に無関係な部位への、上
記配電部からの電力供給を停止させる停電検出回路と、
を備える。
【0014】(2)好ましくは、上記(1)において、
上記停電検出回路は、上記外部電源の停電又は電圧降下
が発生したことを上記制御部に伝達し、上記制御部から
の指令に基づいて、上記配電部からの電力供給を停止さ
せる。
【0015】(3)また、好ましくは、上記(1)又は
(2)において、上記停電検出回路は、上記センサから
の信号を受信し、受信した信号に基づいて、上記外部電
源の停電又は電圧降下が発生したことを判断し、停電判
断信号を出力する停電判断回路と、上記停電判断回路か
ら出力される停電判断信号並びに上記制御部からの指令
信号が供給され、この指令信号に従って、上記停電判断
信号を出力するか否かを判断するマスクレジスタと、上
記マスクレジスタが出力する停電判断信号に従って、分
析動作に無関係な部位への、上記配電部からの電力供給
を停止させる電力供給停止手段と、上記電力供給停止手
段の動作状態及び上記外部電源の停電又は電圧降下が発
生したことを示す信号を、上記制御部に伝達する伝達手
段と、を備える。
【0016】(4)また、好ましくは、(1)におい
て、上記停電検出回路は、上記外部電源の停電又は電圧
降下が回復したことを検知し、上記配電部からの電力供
給を開始させる。
【0017】(5)また、好ましくは、(2)におい
て、上記停電検出回路は、上記外部電源の停電又は電圧
降下が回復したことを検知し、この検知した回復を上記
制御部に伝達し、上記制御部からの指令に基づいて、上
記配電部からの電力供給を開始させる。
【0018】上記制御部は、自動分析装置の動作を統括
制御し、装置動作に必要な情報を処理を行なう。分析部
は、試薬等を使用して、分析対象である検体の組成分析
を行い、配電部は、電力を制御部、分析部の他、自動分
析装置の他の部位に分配する。
【0019】また、停電検出回路は、センサが発生する
信号を受信し、受信した信号に基づいて、外部電源の停
電又は電圧降下を検出し、各部への電力供給を停止させ
る。これにより、UPSを使用する場合には、UPSの
負荷を軽減し、過大な定格出力電流又は蓄電容量のUP
Sの設置を必要とすること無く、商用電源等の停電時に
も適切な動作が可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の
実施形態である自動分析装置の概略構成図である。
【0021】図1において、制御部1は、CPU・メモ
リ・I/O等を有する情報処理装置、又はシーケンサ等
で構成され、自動分析装置14の動作及び分析動作に必
要な情報を処理又は統括制御する。
【0022】また、制御部1は、制御部・分析部電源線
9から動作に必要な電力を供給され動作する。さらに、
制御部1は、制御信号13を使用し、分析部2の動作を
制御する。また、制御部1は、分析部2で分析された情
報を制御線13を使用し取り込む。
【0023】分析部2は、制御部1の制御によって動作
し、保冷部3に格納された試薬、又は標準サンプルを使
用し、検体の組成分析動作を行なう。保冷部3は、保冷
庫、熱交換器、冷媒、冷媒圧縮用コンプレッサ、コンプ
レッサ動力用の電動機等で構成され、高温、又は常温雰
囲気中で劣化の激しい試薬を、低温で保管する。
【0024】配電部4は、制御部1、分析部2、保冷部
3への電力供給線である、制御部・分析部電源線9及
び、保冷部電力線8に、自動分析装置電源線11から供
給された電力を分配する。
【0025】メインスイッチ5は、自動分析電源線11
と配電部4との中間に設置され、自動分析装置14への
電力供給を制御する。停電検出回路6は、センサ7及び
センサ信号線10によって伝達された、UPS電源線1
8からの電力供給の停止及び電力供給の再開情報、つま
り、設備電源(外部電源)17の停電復電情報を受け取
り、保冷部3に入る保冷部電源線8の開閉動作を制御す
る。
【0026】図2は、停電検出回路6の内部構成図であ
る。図2において、停電判断回路23は、センサ信号線
10を介してセンサ7から停電情報が供給され、停電時
には、リレー(電力供給停止手段)20のリレー制御回
路21に、リレーの接点を開とするようにリレー制御信
号25を供給する。リレー制御回路21は、リレー制御
信号25に従って、接点を開とする。
【0027】また、停電判断回路23は、センサ信号線
10を介してセンサ7から復電情報、つまり、設備電源
17の停電又は電圧降下が回復したことを示す情報が供
給され、復電時には、リレー20のリレー制御回路21
に、リレーの接点を閉とするようにリレー制御信号25
を供給する。リレー制御回路21は、リレー制御信号
(停電判断信号)25に従って、接点を閉とする。
【0028】つまり、停電検出回路6は、センサ7がU
PS電源線18により、過電流継電装置16を介して設
備電源17から供給される電力の停電を検出した場合
は、保冷部電源線8を電気的に切断し、保冷部3への電
力供給を停止する。また、UPS電源線18の復電が検
出された場合は、保冷部電源線8を電気的に接続し、保
冷部3への電力供給を再開する。
【0029】センサ7は、電気的にUPS電源線18と
絶縁され、UPS電源線18の発生する近傍電磁界の変
化を利用し、UPS電源線18に流れる電流又は電圧の
変化を検出する。そして、UPS15に電力を供給する
UPS電源線18により、停電及び復電を検出し、停電
検出回路6に伝達する。
【0030】また、センサ7は、電源線18の電流又は
電圧を電気的接触によって測定するものでも可能であ
る。
【0031】UPS15は、設備電源17が、停電した
場合でも、UPS15内部に有する蓄電装置に蓄積した
電力を、自動分析装置14に、自動分析装置電源線11
を介して供給する。
【0032】図3は、第1の実施形態の概略動作フロー
チャートである。図3のステップ100において、停電
検出回路6が、設備電源17の停電を検出すると、ステ
ップ101に進み、リレー20を開として、保冷部3へ
の電力供給を停止する。
【0033】次に、ステップ102において、停電検出
回路6は、設備電源が復電したか否かを判断し、復電し
た場合には、ステップ103に進み、リレー20を閉と
して保冷部3への電力供給を再開する。
【0034】以上のように、本発明の第1の実施形態に
よれば、設備電源17が停電したか復電したか否かをセ
ンサ7からの信号を用いて、停電検出回路6が検出し、
停電した場合には、保冷部3への電力供給を停止し、復
電した場合には、保冷部3への電力供給を再開するよう
に構成したので、停電したとき、保冷部3の消費電力増
加によるUPSの出力保持時間の急激な短縮を回避する
ことができる。
【0035】したがって、UPSの負荷を軽減し、過大
な定格出力電流又は蓄電容量のUPSの設置を必要とす
ること無く、商用電源等の停電時にも適切な動作が可能
であり信頼性が向上された自動分析装置を実現すること
ができる。
【0036】なお、UPSが動作している間、保冷部3
の動作は停止するが、自動分析装置が動作している間
は、保冷庫の扉を開放することが無いため、試薬等の温
度上昇は、少なく分析上問題とはならない。
【0037】図4は、本発明の第2の実施形態である自
動分析装置の概略構成図であり、図5は、図4の停電検
出回路6の内部構成図である。
【0038】図4に示した第2の実施形態は、図1に示
した第1の実施形態に、制御部1と停電検出回路6との
間に停電検出回路制御線12が追加されている。停電検
出回路制御線12は、制御部1と、停電検出回路6との
情報伝達を行っており、センサ7及びセンサ信号線10
とによって伝達された、設備電源17の停電及び復電情
報によって、停電検出回路6が保冷部電源線8を開閉す
る動作を行なうか行わないかを制御する。また、保冷部
電源線8の入断情報、及びセンサ7及びセンサ信号線1
0によってもたらされる、設備電源17の停電及び復電
情報を、制御部1に伝達する。
【0039】また、図4における停電検出回路制御線1
2は、図5における、検出回路マスク信号12aと、リ
レー動作検出信号12bと、停復電検知報告信号12c
から構成されている。
【0040】検出回路マスク信号12aは、制御部1に
よって作られる信号で、停電検出回路6のマスクレジス
タ22を制御する信号である。マスク信号12aは、マ
スクレジスタ22の一方の入力端に供給される。マスク
レジスタ22の他方の入力端には停電判断回路23から
の停復電情報信号(停電判断信号)24が供給される。
【0041】センサ7及びセンサ信号線10によっても
たらされる、設備電源17の停電及び復電情報から停電
判断回路23が作り出した、停復電情報信号24を、マ
スクレジスタ22によって、制御し、停復電情報信号2
4によって、保冷部電源線8を開閉する動作を行なうか
行わないかを決定する。
【0042】つまり、マスク信号12aが、LOWレベ
ルの場合には、停復電情報信号が、HIGHレベル、L
OWレベルに関係無く、マスクレジスタ22の出力信号
であるリレー制御信号25のレベルは、LOWレベルで
あり、リレー20は、その状態を維持する。
【0043】リレー動作検出信号12bは、リレー制御
信号25をバッファ26aを介して出力される信号であ
り、リレー20の動作状態を制御部1に伝達する。ま
た、停復電検知報告信号12cは、停電判断回路23か
らの出力信号である停復電情報信号24をバッファ26
bを介して出力される信号であり、設備電源17の停復
電状態を制御部1に伝達する。
【0044】図4において、リレー20は、有接点方
式、又は無接点方式のリレーであり、保冷部電源線を電
気的に切断又は接続し、保冷部3への電力供給を制御す
る。リレー制御回路21は、リレー制御信号25の信号
がHIGHレベルの場合に、リレー20の接点を切断
し、保冷部電源線による保冷部3への電力供給を遮断す
る。また、リレー制御信号25の信号がLOWレベル、
若しくは、停電検出回路6自身の動作に必要な、電力の
供給が無い場合は、接点を接続状態に制御し、保冷部電
源線による保冷部3への電力供給を再開する。
【0045】マスクレジスタ22は、停復電情報信号2
4を、制御部1によって作られる検出回路マスク信号1
2aでゲートし、検出回路マスク信号12aがHIGH
レベルの場合は、停復電情報信号24をリレー制御信号
25として、リレー制御回路21に送信する。また、検
出回路マスク信号12aがLOWレベルの場合は、停復
電情報信号24によって、リレー制御信号25がHIG
Hレベルとなり、保冷部電源線による保冷部3への電力
供給を遮断しないようにマスク動作をする。
【0046】停電判断回路23は、センサ7及びセンサ
信号線10によって伝達される、設備電源17の停電及
び復電情報から、停復電情報信号24を作り、マスクレ
ジスタ22及びバッファ(伝達手段)26a、26bに
伝達する。停電判断回路23は、設備電源17が停電状
態の場合は、停復電情報信号24をHIGHレベルと
し、設備電源17が停電状態ではない場合は、停復電情
報信号24をLOWレベルとする。
【0047】図6は、第2の実施形態の概略動作フロー
チャートである。図6のステップ100において、停電
検出回路6が、設備電源17の停電を検出すると、ステ
ップ100Aに進み、停復電情報信号12cにより、設
備電源17の停電を制御部1に伝達する。
【0048】次に、ステップ100Bにおいて、制御部
1は、保冷部3への電力供給を停止するか否かを判断
し、供給を停止しない場合には、ステップ102に進
む。また、ステップ100Bにおいて、保冷部3への電
力供給を停止する場合は、ステップ101において、制
御御部1は、検出回路マスク信号12aをHIGHレベ
ルとし、保冷部3の電力供給を停止させる。
【0049】次に、ステップ102において、停電検出
回路6は、設備電源が復電したか否かを判断し、復電し
た場合には、ステップ102Aに進み、停復電情報信号
12cにより、設備電源17の復電を制御部1に伝達す
る。
【0050】次に、ステップ102Bにおいて、制御部
1は、保冷部3への電力供給を再開するか否かを判断
し、供給を再開しない場合には、保冷部3の電力供給を
停止させた状態でステップ100に戻る。また、ステッ
プ102Bにおいて、保冷部3への電力供給を再開する
場合は、ステップ103において、制御御部1は、保冷
部3の電力供給を再開させてステップ100に戻る。
【0051】以上のように、本発明の第2の実施形態に
よれば、第1の実施形態と同様な効果を得ることができ
る他、次のような効果がある。商用電源又は非常用電源
17の停電を制御部1が認識することができるので、停
電商用電源又は非常用電源17が停電してからUPS1
5による電源供給に切り替わった時点からの、新しい分
析の開始を中止することが可能となる。
【0052】したがって、長時間に亘り、商用電源又は
非常用電源17が停電し、UPS15の蓄電容量低下に
よる、自動分析装置14の動作停止が発生した場合で
も、分析途中で自動分析装置14の動作が停止してしま
うという項目が無くなり、試薬及び検体の浪費を防止で
きる。
【0053】また、UPS15による給電中に分析して
いるデータに、商用電源又は非常用電源17の停電中の
分析データであることを示す情報を付加することが可能
となり、操作者の注意を促すことができる。
【0054】なお、この第2の実施形態である自動分析
装置を、UPSが未設置のシステムに適用する場合に
は、非常に稀ではあるが、停電検出回路6のセンサ7が
外来ノイズで誤作動し、停電状態でないにも拘らず、保
冷部3の電力供給を停止する可能性があると考えられ
る。しかしながら、UPSを未設置の場合には、検出回
路マスク信号12aを常にLOWレベルとしておけば、
停電検出回路6の外来ノイズによる誤動作を防止するこ
とが可能である。
【0055】また、上述した第1及び第2の実施形態に
おいて、設備電源17が停電等となった場合には、保冷
部3への電力供給を停止するように構成したが、保冷部
3では無く、自動分析装置14の、分析動作には直接関
係の無い他の部分への電力供給を停止するように構成す
ることもできる。
【0056】また、保冷部3に併せて、分析動作には直
接関係の無い他の部分への電力供給を停止するように構
成することもできる。例えば、自動分析装置14には、
洗浄水、希釈水等に用いる水から塩素分等を脱気するた
めの脱気ユニットがあるが、この脱気ユニットのヒータ
への電力供給を、保冷部3への電力供給の停止に代え
て、又は併せて、停止するように構成することもでき
る。
【0057】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、次のような効果がある。設備電源が停電し
たか復電したか否かをセンサからの信号を用いて、停電
検出回路が検出し、停電した場合には、自動分析装置の
分析動作に無関係な部位への電力供給を停止し、復電し
た場合には、上記部位への電力供給を再開するように構
成したので、停電したとき、上記部位の消費電力増加に
よるUPSの出力保持時間の急激な短縮を回避すること
ができる。
【0058】したがって、UPSの負荷を軽減し、過大
な定格出力電流又は蓄電容量のUPSの設置を必要とす
ること無く、商用電源等の停電時にも適切な動作が可能
であり信頼性が向上された自動分析装置を実現すること
ができる。
【0059】また、消費電力が抑制されることで、UP
Sによる、電源保証時間が長くなる為、分析途中での、
UPSの蓄電容量低下による、自動分析装置の停止や、
誤動作を防止する効果がある。
【0060】また、停電を制御部が認識することができ
るように構成すれば、停電商用電源又は非常用電源が停
電してからUPSによる電源供給に切り替わった時点か
らの、新しい分析の開始を中止することが可能となる。
【0061】したがって、長時間に亘り、商用電源又は
非常用電源が停電し、UPSの蓄電容量低下による、自
動分析装置の動作停止が発生した場合でも、分析途中で
自動分析装置の動作が停止してしまうという項目が無く
なり、試薬及び検体の浪費を防止できる。
【0062】また、UPSによる給電中に分析している
データに、商用電源又は非常用電源の停電中の分析デー
タであることを示す情報を付加することが可能になり、
操作者の注意を促すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である自動分析装置の
概略構成図である。
【図2】図1の停電検出回路の内部構成図である。
【図3】第1の実施形態の概略動作フローチャートであ
る。
【図4】本発明の第2の実施形態である自動分析装置の
概略構成図である。
【図5】図4の停電検出回路の内部構成図である。
【図6】第2の実施形態の概略動作フローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 制御部 2 分析部 3 保冷部 4 配電部 5 メインスイッチ 6 停電検出回路 7 センサ 8 保冷部電源線 9 制御部・分析部電源線 10 センサ信号線 11 自動分析装置電源線 12 停電検出回路制御信号 12a 検出回路マスク信号 12b リレー動作検出信号 12c 停復電検知報告信号 13 分析部制御信号 14 自動分析装置 15 無停電電源装置(UPS) 16 過電流保護装置 17 設備電源 18 UPS電源線 20 リレー 21 リレー制御回路 22 マスクレジスタ 23 停電判断回路 24 停復電情報信号 25 リレー制御信号 26a、26b バッファ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分析対象である検体の組成分析を行なう機
    構を有する分析部と、自動分析装置の各部に電力を分配
    する配電部と、自動分析装置の各部の動作を統括制御す
    る制御部と、自動分析装置の各部に対し、各部の動作に
    必要な電力を供給する電源線と、を有する自動分析装置
    において、 自動分析装置に電力を供給する外部電源と無停電電源装
    置との間に配置され、上記外部電源の停電又は電圧降下
    を検出するセンサと、 上記センサが発生する検出信号を受信し、受信した信号
    に基づいて、上記外部電源の停電又は電圧降下が発生し
    たことを判断し、上記自動分析装置の各部のうちの分析
    動作に無関係な部位への、上記配電部からの電力供給を
    停止させる停電検出回路と、 を備えることを特徴とする自動分析装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動分析装置において、上
    記停電検出回路は、上記外部電源の停電又は電圧降下が
    発生したことを上記制御部に伝達し、上記制御部からの
    指令に基づいて、上記配電部からの電力供給を停止させ
    ることを特徴とする自動分析装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の自動分析装置におい
    て、上記停電検出回路は、 上記センサからの信号を受信し、受信した信号に基づい
    て、上記外部電源の停電又は電圧降下が発生したことを
    判断し、停電判断信号を出力する停電判断回路と、 上記停電判断回路から出力される停電判断信号並びに上
    記制御部からの指令信号が供給され、この指令信号に従
    って、上記停電判断信号を出力するか否かを判断するマ
    スクレジスタと、 上記マスクレジスタが出力する停電判断信号に従って、
    分析動作に無関係な部位への、上記配電部からの電力供
    給を停止させる電力供給停止手段と、 上記電力供給停止手段の動作状態及び上記外部電源の停
    電又は電圧降下が発生したことを示す信号を、上記制御
    部に伝達する伝達手段と、 を備えることを特徴とする自動分析装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の自動分析装置において、上
    記停電検出回路は、上記外部電源の停電又は電圧降下が
    回復したことを検知し、上記配電部からの電力供給を開
    始させることを特徴とする自動分析装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の自動分析装置において、上
    記停電検出回路は、上記外部電源の停電又は電圧降下が
    回復したことを検知し、この検知した回復を上記制御部
    に伝達し、上記制御部からの指令に基づいて、上記配電
    部からの電力供給を開始させることを特徴とする自動分
    析装置。
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