JP2008043144A - 無停電電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】商用給電から蓄電エネルギ給電への切替時間を短くして、切替時に発生する負荷の誤動作(停止も含む)を防止する。
【解決手段】商用電源の瞬時電圧を所定周期でサンプリングし、そのサンプリング毎の瞬時電圧を予め記憶部に記憶した上限値及び下限値と比較し、瞬時電圧が上限値を超えているか、または、瞬時電圧が下限値未満となる回数をカウントし、このカウント値が所定の判定値を超えたときに商用電源異常と判定することで、商用電源の異常検知に要する時間を短くする。また、接続時間が短いトライアック3及び遮断時間が短いラッチリレー4を商用電源100と負荷200との間に並列接続し、商用電源異常時には、ラッチリレー4をOFFとして商用系統を高速遮断する。さらに、商用電源復帰時には、トライアック3をONとすることにより商用給電の復帰を高速で行う。
【選択図】図1
【解決手段】商用電源の瞬時電圧を所定周期でサンプリングし、そのサンプリング毎の瞬時電圧を予め記憶部に記憶した上限値及び下限値と比較し、瞬時電圧が上限値を超えているか、または、瞬時電圧が下限値未満となる回数をカウントし、このカウント値が所定の判定値を超えたときに商用電源異常と判定することで、商用電源の異常検知に要する時間を短くする。また、接続時間が短いトライアック3及び遮断時間が短いラッチリレー4を商用電源100と負荷200との間に並列接続し、商用電源異常時には、ラッチリレー4をOFFとして商用系統を高速遮断する。さらに、商用電源復帰時には、トライアック3をONとすることにより商用給電の復帰を高速で行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、常時商用給電方式の無停電電源装置に関する。
無停電電源装置(UPS:uninterruptible power supply)は、コンピュータなどに代表されるように、一瞬たりとも停止できず、安定した交流電力を供給することが必要である負荷に対し、商用電源の異常(停電や瞬時電圧低下等)から負荷を保護するために設置されている。
無停電電源装置は、一般に蓄電池を備えており、商用電源が正常時(平常時)には蓄電池の充電を行い、商用電源が異常時には蓄電池から負荷に電力を供給して、負荷の停止や誤動作を防止している。
無停電電源装置の給電方式には、常時インバータ方式や常時商用給電方式などがある(例えば、特許文献1参照。)。
常時インバータ方式の無停電電源装置は、商用電源に負荷がコンバータ回路及びインバータ回路を介して接続されており、商用電源が正常時には負荷に商用電源からの電源をコンバータ回路及びインバータ回路を介して供給し、商用電源が異常時には商用電源に替えて蓄電池の蓄電エネルギを負荷に給電する方式である。このような常時インバータ方式の無停電電源装置においては、インバータ回路及びコンバータ回路を利用して平常時にも商用電源からの電力を2回変換するので、変換ロスが大きくて効率が悪い。このため、無停電電源装置自体の消費電力が多くなるという問題がある。
一方、常時商用給電方式の無停電電源装置は、商用電源が正常時にはその商用電源からの電力をそのまま負荷に給電し、商用電源が異常時には例えば半導体交流スイッチの切替によって商用電源から負荷への給電を遮断するとともに、蓄電池の蓄電エネルギを負荷に給電する方式であるので、無停電電源装置自体の消費電力が少なくて済む。なお、以下の説明において、商用電源から負荷への電源供給を「商用給電」という場合もある。また、蓄電池から負荷への蓄電エネルギ供給を「蓄電エネルギ給電」という場合もある。
特開2005−287125号公報
ところで、常時商用給電方式の無停電電源装置においては、商用電源の異常時に商用給電から蓄電エネルギ給電に切り替える際の切替時間は短いことが好ましい。具体的には、切替時間が5ms以下であれば、一般的なAC100V使用の負荷に対して実質的に無瞬断で電源を供給し続けることが可能になる。この点(実質上の無瞬断)については後述する。
しかしながら、商用電源の異常検知に要する時間、及び、異常検知後の商用電源系統(以下、商用系統ともいう)の遮断に要する時間の関係上、商用給電から蓄電エネルギ給電への切替時間を短くすることが難しく、5〜10ms程度の切替時間を要しているのが現状である。なお、商用給電から蓄電エネルギ給電への切替に10ms程度の時間を要し、その間において負荷に電力が供給されない状態が継続されると、負荷の誤動作や動作停止が起こる可能性がある。
本発明はそのような実情を考慮してなされたもので、商用給電から蓄電エネルギ給電への切替時間を短くすることができ、切替時に発生する負荷の誤動作(停止も含む)を防止することが可能な常時商用給電方式の無停電電源装置の提供を目的とする。
まず、本発明では、常時商用給電方式の無停電電源装置において、商用電源の異常検知に要する時間を短くして、商用給電から蓄電エネルギ給電への切替時間を短くする点に特徴がある。その具体的な構成を以下に説明する。
本発明は、商用電源からの電力の負荷への給電/遮断を切り替える切替手段と、前記切替手段の前記負荷側に接続された蓄電手段とを備え、商用電源が正常時にはその商用電源からの電力を前記負荷に給電し、商用電源が異常時には当該商用電源から前記負荷への給電を遮断するとともに、前記蓄電手段の蓄電エネルギを前記負荷に給電する常時商用給電方式の無停電電源装置において、前記切替手段を制御する制御部を備え、前記制御部は、商用電源の瞬時電圧を所定周期でサンプリングし、そのサンプリング毎の瞬時電圧を、予め記憶部に記憶した上限値及び下限値と比較し、瞬時電圧が上限値を超えているか、または、瞬時電圧が下限値未満となる回数が所定値を超えたときに商用電源異常と判定して前記切替手段を遮断側に切り替えることを特徴としている。
このように、本発明によれば、商用電源の瞬時電圧を所定周期でサンプリングし、そのサンプリング毎の瞬時電圧を、予め記憶部に記憶した上限値及び下限値と比較し、瞬時電圧が上限値を超えているか、または、瞬時電圧が下限値未満となる回数をカウントし、このカウント値が所定値(判定値)を超えたときに商用電源異常と判定しているので、瞬時電圧のサンプリング時間及び異常判定の判定値の設定を考慮することにより、商用電源の異常検知に要する時間を短くすることができる。具体的には、瞬時電圧のサンプリング周期を250μs、異常判定の判定値を「8」とすることで、2msの所要時間で商用電源の異常を検知することができる。これによって、商用給電から蓄電エネルギ給電への切替時間を短くすることが可能になる。
ここで、商用給電から蓄電エネルギ給電への切替の高速化を実現するため、商用電源異常の高速検知に加えて、異常検知後の商用系統の遮断を高速に行えるようにすることも重要なポイントである。この点について説明する。
まず、蓄電エネルギ給電時に商用系統が無停電電源装置に接続された状態で、商用系統が短絡状態である場合、過大な短絡電流が蓄電エネルギから供給されることとなり、直交変換装置や蓄電池に損傷を与えるおそれがある。このため、商用電源異常には商用系統を迅速に遮断する必要があるが、商用系統の切替に用いられている半導体交流スイッチ(例えばトライアック)では、遮断に最大10ms(商用周波数の1/2周期)の時間を要するため、切替時間5ms(商用周波数の1/4周期)の実現はできない。
そこで、本発明では、半導体交流スイッチと、遮断時間が短い電磁接触器(遮断時間2〜3ms)とを用い、その半導体交流スイッチと電磁接触器とを商用電源と負荷との間に並列に接続し、これら半導体交流スイッチ及び電磁接触器のON/OFFを制御することにより、商用系統の高速遮断を実現するとともに、商用電源の復帰時の商用給電への切替の高速化を実現する。
具体的には、商用電源が正常時には、半導体交流スイッチをOFF、電磁接触器をONとして商用電源からの電力を前記負荷に給電し、商用電源が異常時には、電磁接触器をOFFとして商用電源から負荷への電源供給系統を遮断することにより、異常時の商用系統の高速遮断(2〜3ms)を実現する。そして、商用電源が異常から正常に復帰したときには、半導体交流スイッチをONとして商用電源からの電力を負荷に給電し、次いで、電磁接触器をONとした後に半導体交流スイッチをOFFとする。
このように復帰時に、先に電磁接触器をONとしない理由は、電磁接触器は接点がOFFとなる復帰時間が高速(2〜3ms)であるが、接点ONとなるときの動作時間が10msと長いという特性があるためである。そこで、本発明では、半導体交流スイッチが例えば数μsの接続時間でONとなる点を利用し、復帰時には、まずは半導体交流スイッチをONとすることにより、蓄電池エネルギ給電中の場合には実質上の無瞬断で商用給電へ切替することができる。さらに、本発明では、半導体交流スイッチONの後に電磁接触器をONとし、この電磁接触器ONの後に半導体交流スイッチをOFFにしているので、半導体交流スイッチに商用電源からの電力が流れる時間を短くすることができ、半導体交流スイッチでの電力損失を抑制することができる。
以上のように、本発明では、商用電源の異常検知に要する時間を2msにすることが可能である。また、商用電源異常時の商用系統を2〜3msで遮断することが可能であり、従って、商用電源異常時の商用給電から蓄電エネルギ給電への切替時間を5ms以下に抑えることが可能になる。
−実質上の無瞬断について−
(1)まず、図5に示すように、AC100Vにおいて、正弦波ピーク値を中心に5ms停電する場合に実効値が最も小さくなり、計算上、50Hzの場合は76.6V、60Hzの場合は73.8Vとなる。
(1)まず、図5に示すように、AC100Vにおいて、正弦波ピーク値を中心に5ms停電する場合に実効値が最も小さくなり、計算上、50Hzの場合は76.6V、60Hzの場合は73.8Vとなる。
(2)一方、JIS C 4411−3:2004「無停電電源装置−性能及び試験要求事項」(図1、図2参照)において、正常値に対し−30%以上の電圧を維持することができるのであれば、ほとんどの負荷に対して問題がないことが示唆されている。
従って、本発明では、上記(1)及び(2)により5msの瞬時停電を「実質上の無瞬断」と判断する。
本発明によれば、商用電源異常時の商用給電から蓄電エネルギ給電への切替時間を短くすることができるので、負荷に無瞬断で給電を継続することができ、切替時に発生する負荷の誤動作(停止も含む)を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の無停電電源装置の一例を示す回路構成図である。
この例の無停電電源装置1は、商用電源(AC100V)100が正常時にはその商用電源100からの電力をそのまま負荷200に給電し、商用電源100が異常時には当該商用電源100から負荷200への給電を遮断するとともに、蓄電池6の蓄電エネルギを負荷200に給電する常時商用給電方式の無停電電源装置である。
無停電電源装置1は、商用電源100と負荷200との間に直列に接続される突入電流防止素子(例えば抵抗)2及びトライアック(半導体交流スイッチ)3、商用電源100と負荷200との間に前記トライアック3に対して並列に接続されるラッチリレー(自己保持形電磁接触器)4、トライアック3の負荷200側に接続される双方向変換回路5、蓄電池6、制御電源回路7、及び、制御部8などを備えている。なお、突入電流防止素子2及びトライアック3を有する回路系をA回路、ラッチリレー4を有する回路系をB回路という。ここで、この例に適用するトライアック3はONとなるときの接続時間が数μsである。また、ラッチリレー4は遮断時間が2〜3msである。
双方向変換回路5は、商用電源100からの交流を直流に変換して蓄電池6に出力する交/直変換と、蓄電池6に蓄電された蓄電エネルギ(直流)を交流に変換して負荷200に出力する直/交変換とを行うことができる。双方向変換回路5の交/直変換と直/交変換との切り替えは制御部8によって制御される。制御電源回路7は、制御部8等の無停電電源装置1の各部に電力を供給する回路である。
制御部8は、トライアック3及びラッチリレー4のON/OFFを制御する。具体的には、トライアック3に制御信号Stを後述するタイミングで供給して、トライアック3を所定時間だけONにする。また、ラッチリレー4にセット信号Sまたはリセット信号Rを後述するタイミングで供給してラッチリレー4のON/OFFを制御する。
制御部8は、商用電源100からの入力電圧を250μsのサンプリング周期で採取する。入力電圧のサンプリングライン9aには、全波整流用のダイオードブリッジ9が接続されており、図4に示すように、全波整流後の瞬時電圧s1,s2,s3,・・,snを250μsのサンプリング周期で採取する。
また、制御部8は記憶部81及びカウンタ82などを備えている。記憶部81は、図4に示す上限テーブル波形Th1、下限テーブル波形Th2、正常判定の判定値(例えば「30」)、並びに、後述する差値に対する判定値(例えば「8」)などが予め記憶されており、その記憶部81内の記憶テーブル・記憶値及びカウンタ82などを用いて、商用電源100の正常・異常(停電や瞬時電圧低下等)を判定(検知)する。
ここで、この例では商用電源100がAC100Vであるので、そのAC100Vに対して±10%の範囲を判定の上限・下限としている。具体的には、上限テーブル波形Th1を、実効値110Vの正弦波を全波整流した波形を基に作成している。また、下限テーブル波形Th2を、実効値90Vを全波整流した波形を基に作成している。なお、この例において、図4に示すように、ゼロクロス前後(約25V未満)は、250μsの周期でサンプリングした瞬時電圧snと、そのサンプリングごとの上限値・下限値との差が小さくなるため、25V以下のサンプリング値は、正常・異常判定には用いない。
次に、制御部8が実行する商用電源100の正常・異常判定処理、及び、トライアック3及びラッチリレー4のON/OFFタイミングを、図2のフローチャート及び図3のタイミングチャートを参照しながら説明する。なお、下記の説明に用いるステップST1・・ステップST12とは、図2のフローチャートの各ステップのことである。
まず、制御部8は、商用電源100が投入された後、常に商用電源100の瞬時電圧を250μsの周期でサンプリングし(ステップST1)、そのサンプリング毎の瞬時電圧Snが、記憶部81に記憶の上限テーブル波形Th1と下限テーブル波形Th2との間に入っているか否かを判定する(ステップST2)。
具体的には、図4に示すように、入力電圧波形(全波整流波形)と、記憶部81に記憶の上限テーブル波形Th1及び下限テーブル波形Th2とをゼロクロスでタイミングを合わせた状態で、250μsの周期で瞬時電圧snを順次サンプリングしていき、その瞬時電圧snを、その各サンプリング時の上限値及び下限値と比較し、[下限値≦Sn≦上限値]であるか否かを判定する。その判定結果が肯定判定である場合、ステップST3においてカウンタ82を加算する(k=k+1)。ステップST2の判定結果が否定判定である場合、ステップST4においてカウンタ82を減算する(k=k−1)。なお、記憶部81に記憶の上限テーブル波形Th1と下限テーブル波形Th2とのタイミング合わせは立ち上げ時(例えば無停電電源装置の設置時)に行う。
いま、商用電源100が投入された直後に、商用電源100に異常がない場合、瞬時電圧snのサンプリング毎にカウンタ82が「1」ずつ加算されていき、カウンタ82のカウント値が「30」となったときに(ステップST5の判定結果が肯定判定)、商用電源100が「正常」であると判断する(ステップST6)。
商用電源100が「正常」であると判断すると、まずは、ラッチリレー4の状態を確定するため、ラッチリレー4にリセット信号Rが供給される。次に、図3に示すように、制御部8からトライアック3に制御信号Stが供給され、トライアック3が所定時間だけONとなり、A回路が閉路となって負荷200の商用電源100からの電力が給電される。また、トライアック3への制御信号StがON状態のときに、制御部8からラッチリレー4にセット信号Sが供給され、ラッチリレー4がONに保持されてB回路が閉路になる。そして、制御信号StがOFFとなり、これによってB回路のみが閉路状態に維持され、商用電源100からの電力がB回路を介して負荷200に給電される。
なお、商用電源100が「正常」であると判断した後、250μsの周期でサンプリングする瞬時電圧snが[下限値≦Sn≦上限値]の条件を満たしている場合は、ステップST2の判定結果が常に肯定判定であり、カウンタ82のカウント値が「1」ずつ加算されるが(ステップST1〜ST3)、カウンタ82のカウント値はk=30を最大とし、それ以上の加算は行わない。
次に、250μsの周期でサンプリングする瞬時電圧snが、上限テーブル波形Th1と下限テーブル波形Th2との間に入らず、瞬時電圧snが上限値を超えているか、もしくは下限値未満となった場合(ステップST2の判定結果が否定判定である場合)、ステップST4においてカウンタ82を減算(k=k−1)した後、その減算後のカウント値(現在のカウント値)と最新のカウンタ最大値(k=30)との差を求め、その差値が「8」であるか否かを判定する(ステップST7)。なお、ステップST4において、カウンタのカウント値はk=0を最小(k≧0)とし、それ以下の減算は行わない。
ステップST7の判定結果が否定判定である場合、ステップST1に戻り、次にサンプリングする瞬時電圧snが[下限値≦Sn≦上限値]であるか否かを判定し、ステップST2の判定結果が否定判定である場合、ステップST4においてカウンタ82を減算する(k=k−1)。このように、250μsの周期でサンプリングする瞬時電圧snが上限値を超えているか、もしくは下限値未満である場合、瞬時電圧snのサンプリング毎にカウンタ82が「1」ずつ減算されていき、その減算後のカウント値と最新のカウンタ最大値との差値が「8」となったときには、商用電源100が異常であると判定する(ステップST8)。この商用電源異常に要する時間は、商用電源100の瞬時電圧のサンプリング周期が250μsであり、異常判定の判定値が「8」(異常判定のカウント回数が8回)であるので2msで済む。
なお、商用電源100が異常であると判定した後にカウンタ82をクリアして(ステップST9)、ステップST1に戻る。
以上のようにして商用電源100の異常を判定(検知)すると、商用給電から蓄電エネルギ給電に切り替える。具体的には、図3に示すように、商用電源異常を検知した時点で、制御部8がラッチリレー4にリセット信号Rを供給し、ラッチリレー4をOFFに保持してB回路を開路とする。このラッチリレー4のOFFにより、商用系統を遮断するとともに、双方向変換回路5を直/交変換に切り替えて蓄電池6の蓄電エネルギを負荷200に給電する。ここで、この例では、商用電源異常に要する時間は2msであり、商用系統の遮断を2〜3msで行えるので、商用電源100の異常が発生した時点から5ms以下の時間で商用給電から蓄電エネルギ給電に切り替えることができ、負荷200に実質上の無瞬断で給電を継続することができる。
また、制御部8は、商用電源100の異常を判定した後においても、商用電源100の瞬時電圧snを250μsの周期でサンプリングしており(ステップST1)、その瞬時電圧snが[下限値≦Sn≦上限値]の条件を満足すると(ステップST2の判定結果が肯定判定となると)、瞬時電圧snのサンプリング毎にカウンタ82が「1」ずつ加算されていき(ステップST3)、カウンタ82のカウント値が「30」となったときに(ステップST5の判定結果が肯定判定)、商用電源100が「正常(復帰)」であると判定する(ステップST6)。
商用電源100が異常から正常に復帰したと判定したときには、蓄電エネルギ給電から商用給電に切り替える。具体的には、まずは、ラッチリレー4の状態を確定するため、ラッチリレー4にリセット信号Rが供給される。次に、図3に示すように、制御部8からトライアック3に制御信号Stが供給され、トライアック3がONとなり、A回路が閉路となって負荷200の商用電源100からの電力が給電される。このようにトライアック3をONとして商用給電を復帰させると、トライアック3の接続時間はほぼゼロに等しい(例えば数μs)ため、蓄電エネルギ給電から商用給電に切り替えるにあたり、位相同期と無瞬断切替を実現することができる。
そして、A回路による商用給電を行った後(トライアック3をONとした後)、制御部8からラッチリレー4にセット信号Sが供給され、ラッチリレー4がONに保持されてB回路が閉路になる。この後、制御信号StがOFFとなり、これによってB回路のみが閉路状態に維持される。このようにして、A回路による商用給電を行った後に、B回路を閉路し、次いでA回路を開放することで、A回路に接続した突入電流防止素子2を時限的に給電回路に投入することができる。さらに、商用給電中に制御部8の故障が発生した場合であっても、商用給電を維持し続けることが可能になる。
ここで、以上の正常・異常判定処理において、ステップST7の判定(異常判定)に用いる判定値「8」は、商用給電から蓄電エネルギ給電への切替に要する時間及び停電検知の確実性などを考慮して実験により見出した値であり、この例では、ステップST7の差値(最新のカウンタ最大値と現在のカウント値との差値)が「8」になると、商用電源100の異常を確実に検知することができる。
また、正常判定に用いる判定値「30」は、60Hz(16.7ms)の約1/2周期となるように設定(サンプル周期250μs×30回=7.5ms)とした。このように正常判定に用いる判定値を60Hzの約1/2周期とすることにより、正常判定に確実性を持たせることができる。
−他の実施形態−
以上の例では、商用電源100の瞬時電圧のサンプリング周期を250μs、異常判定の判定値を「8」としているが、これに限られることなく、異常検知に要する時間が、無瞬断切替を実現できる時間=5msから商用系統の遮断に要する時間を差し引いた時間内とすることが可能であれば、それらサンプリング周期及び異常判定の判定値は他の任意の値を設定してもよい。ただし、サンプリング周期及び異常判定の判定値のいずれか一方または双方の値を小さくし過ぎると、商用電源100が異常と判定(検知)する頻度が多くなるので、その点を考慮する必要がある。なお、異常判定の判定値は、異常判定(検知)を速く行うには小さい方が良く、異常判定(検知)の確実性を高くするには大きい方が良い。
以上の例では、商用電源100の瞬時電圧のサンプリング周期を250μs、異常判定の判定値を「8」としているが、これに限られることなく、異常検知に要する時間が、無瞬断切替を実現できる時間=5msから商用系統の遮断に要する時間を差し引いた時間内とすることが可能であれば、それらサンプリング周期及び異常判定の判定値は他の任意の値を設定してもよい。ただし、サンプリング周期及び異常判定の判定値のいずれか一方または双方の値を小さくし過ぎると、商用電源100が異常と判定(検知)する頻度が多くなるので、その点を考慮する必要がある。なお、異常判定の判定値は、異常判定(検知)を速く行うには小さい方が良く、異常判定(検知)の確実性を高くするには大きい方が良い。
1 無停電電源装置
2 突入電流防止素子
3 トライアック(半導体交流スイッチ)
4 ラッチリレー(自己保持形電磁接触器)
5 双方向変換回路
6 蓄電池
7 制御電源回路
8 制御部
81 記憶部
82 カウンタ
9 ダイオードブリッジ
100 商用電源
200 負荷
2 突入電流防止素子
3 トライアック(半導体交流スイッチ)
4 ラッチリレー(自己保持形電磁接触器)
5 双方向変換回路
6 蓄電池
7 制御電源回路
8 制御部
81 記憶部
82 カウンタ
9 ダイオードブリッジ
100 商用電源
200 負荷
Claims (2)
- 商用電源からの電力の負荷への給電/遮断を切り替える切替手段と、前記切替手段の前記負荷側に接続された蓄電手段とを備え、商用電源が正常時にはその商用電源からの電力を前記負荷に給電し、商用電源が異常時には当該商用電源から前記負荷への給電を遮断するとともに、前記蓄電手段の蓄電エネルギを前記負荷に給電する常時商用給電方式の無停電電源装置において、
前記切替手段を制御する制御部を備え、前記制御部は、商用電源の瞬時電圧を所定周期でサンプリングし、そのサンプリング毎の瞬時電圧を予め記憶部に記憶した上限値及び下限値と比較し、瞬時電圧が上限値を超えているか、または、瞬時電圧が下限値未満となる回数が所定値を超えたときに商用電源異常と判定して前記切替手段を遮断側に切り替えることを特徴とする無停電電源装置。 - 請求項1記載の無停電電源装置において、
前記切替手段が、商用電源と負荷との間に互いに並列に接続される半導体交流スイッチと電磁接触器とを備え、前記制御部は、商用電源が正常時には、前記半導体交流スイッチをOFF、前記電磁接触器をONとして商用電源からの電力を前記負荷に給電し、商用電源が異常時には、前記電磁接触器をOFFとして商用電源から前記負荷への電源供給系統を遮断し、商用電源が異常から正常に復帰したときには、前記半導体交流スイッチをONとして商用電源からの電力を前記負荷に給電し、次いで前記電磁接触器をONとした後に前記半導体交流スイッチをOFFとすることを特徴とする無停電電源装置。
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