JP2012202620A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力交流電圧の変動や平滑コンデンサに残留電圧がある場合でも正確なリレーの故障判定が可能であり、かつ、メインリレーと突入電流防止リレーとにおける故障原因を特定できる空気調和機を提供する。
【解決手段】制御部は、メインリレーと突入電流防止リレーとをすべてオフにし、電源電圧を検出した場合、メインリレー、又は突入電流防止リレーのいずれかの接点が溶着と判断し、次に突入電流防止リレーをオンにして電源電圧を未検出の場合、突入電流防止リレー不動作と判断し、次にメインリレーをオンにした後、突入電流防止リレーをオフし、電源電圧を未検出の場合、メインリレーの不動作と判断する。室外機の運転を停止する場合、メインリレーをオフにし、電源電圧を検出した場合、メインリレーの接点が溶着と判断する。
【選択図】図2
【解決手段】制御部は、メインリレーと突入電流防止リレーとをすべてオフにし、電源電圧を検出した場合、メインリレー、又は突入電流防止リレーのいずれかの接点が溶着と判断し、次に突入電流防止リレーをオンにして電源電圧を未検出の場合、突入電流防止リレー不動作と判断し、次にメインリレーをオンにした後、突入電流防止リレーをオフし、電源電圧を未検出の場合、メインリレーの不動作と判断する。室外機の運転を停止する場合、メインリレーをオフにし、電源電圧を検出した場合、メインリレーの接点が溶着と判断する。
【選択図】図2
Description
本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、室外機の交流電源を制御するリレーの故障検知に関する。
従来、空気調和機の室外機は、例えば図4に示すものが開示されている。この室外機の電源装置91は、圧縮機のモータMを駆動するものであり、整流回路RCと、メインリレーRL1と、コンデンサCと、電圧検出回路VDCと、突入電流防止用抵抗素子R1(以下、単に抵抗素子R1という)と、突入電流防止用リレーRL2と、ダイオードDと、放電抵抗素子R2と、インバータ回路93と、制御部92とを備えて構成されている。
整流回路RCは、商用電源等の外部電源Eの出力端子T1〜T3に接続されており、外部電源Eから出力される交流電力を整流するものである。整流回路RCはダイオードブリッジ回路からなる。コンデンサC及びメインリレーRL1は整流回路RCに対して直列に接続されている。コンデンサCは、平滑回路を構成し、整流回路RCの出力電圧を平滑化するものである。
メインリレーRL1は、整流回路RCからコンデンサCへの電流経路のオンオフを行うものである。すなわち、メインリレーRL1がオンされると、整流回路RCからコンデンサCへの電流経路が導通されて、整流回路RCの出力電圧がコンデンサCに供給される一方、メインリレーRL1がオフされると、整流回路RCからコンデンサCへの電流経路が遮断されて、整流回路RCの出力電圧がコンデンサCに供給されない。
電圧検出回路VDCは、コンデンサCの両極間の電圧を検出するものであり、検出した電圧を電圧信号として制御部92に出力する。放電抵抗素子R2は、コンデンサCが放電動作を行うときの放電電流の電流量を制限するためのものである。インバータ回路93は、コンデンサCの両端電圧を入力し、制御部92から出力されるモータ駆動信号に従って交流電力を生成し、この交流電力をモータMに出力するものである。
このような構成において、外部電源Eに接続された図示しないブレーカが予めオフされ、且つ、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2にオフ信号を制御部92から予め出力した状態で、ブレーカがオンされた場合に、そのオンタイミングから所定時間経過後のコンデンサCの電圧Vcと閾値Vth1とを比較する。
メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2がオフとなっている状態でコンデンサCの電圧Vcが閾値Vth1よりも大きい場合、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方のリレーの接点に溶着が発生していると判断できる。
このような方法を採用することで、この溶着検出処理をソフトウェアによって実現することができるとともに、比較的簡単な処理で、メインリレーRL1及び突入電流防止用リレーRL2のうち少なくとも一方における溶着の有無を判定している(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、この従来技術ではリレーの制御に対応した平滑コンデンサの電圧変化が、予め予想される変化と異なることでリレーの故障を判定しているため、平滑コンデンサに残留電圧がある場合や入力交流電圧が変動し、これに伴って平滑コンデンサの電圧が変動する場合は正確な判定ができない。また、パワーリレーと突入電流防止リレーのどちらが故障したか、また、その故障原因を特定できない。
リレーの故障については、接点が溶着する場合とリレーが動作しない場合(リレー駆動信号を印加しても接点がオンにならない)とがあり、さらに、メインリレー及び突入電流防止用リレーとで、それぞれ、前述した原因があるため、各リレーと各原因との組合せにより4つの故障パターンが発生する可能性がある。このため、正確な故障原因をサービスマンに伝えなければならないが、従来技術ではその一部のみしか対応していない。
本発明は以上述べた問題点を解決し、入力交流電圧の変動や平滑コンデンサに残留電圧がある場合でも正確なリレーの故障判定が可能であり、かつ、メインリレーと突入電流防止リレーとにおける故障原因を特定できる空気調和機を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、請求項1に係わる発明は、交流電源が接続される室外機を備えた空気調和機であって、
前記室外機は、前記交流電源を整流して直流電源を出力する主整流器と、前記直流電源を用いて駆動される圧縮機のモータと、前記交流電源の一方のラインと前記主整流器の一方の入力端との間に直列に接続されたスイッチと、同スイッチと前記主整流器との間で、かつ、前記主整流器の入力端に接続されて交流電圧の印加の有無に対応して電源電圧検出信号を出力する電源電圧検出部と、前記交流電源を整流して直流電源を出力する補助整流器と、同補助整流器の直流電源を用いて動作し、前記スイッチのオンオフを制御すると共に前記電源電圧検出信号を入力する制御部とを備え、
前記制御部は、前記スイッチをオン又はオフに制御した後に検出した前記電源電圧検出信号による前記交流電圧の印加の有無により、前記スイッチが故障か否かを判断することを特徴とする。
前記室外機は、前記交流電源を整流して直流電源を出力する主整流器と、前記直流電源を用いて駆動される圧縮機のモータと、前記交流電源の一方のラインと前記主整流器の一方の入力端との間に直列に接続されたスイッチと、同スイッチと前記主整流器との間で、かつ、前記主整流器の入力端に接続されて交流電圧の印加の有無に対応して電源電圧検出信号を出力する電源電圧検出部と、前記交流電源を整流して直流電源を出力する補助整流器と、同補助整流器の直流電源を用いて動作し、前記スイッチのオンオフを制御すると共に前記電源電圧検出信号を入力する制御部とを備え、
前記制御部は、前記スイッチをオン又はオフに制御した後に検出した前記電源電圧検出信号による前記交流電圧の印加の有無により、前記スイッチが故障か否かを判断することを特徴とする。
請求項2に係わる発明は、前記制御部は、前記スイッチをオンに制御した後に前記交流電圧の印加を検出できない場合、前記スイッチが不動作であると判断し、前記スイッチをオフに制御した後に前記交流電圧の印加を検出した場合、前記スイッチが溶着であると判断することを特徴とする。
以上の手段を用いることにより、本発明による空気調和機によれば、請求項1に係わる発明は、交流電源から出力される交流電圧の有無でスイッチ(リレー)の故障を検知するため、入力交流電圧の変動や平滑コンデンサに残留電圧がある場合でも、従来の直流電圧を検出する場合よりも正確なスイッチの故障判定が可能である。
請求項2に係わる発明は、スイッチ(リレー)のオン/オフ毎に故障を判断するため、スイッチの故障原因を特定できる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の実施例を示す要部ブロック図である。
この空気調和機は、室外機1と室内機2とで構成され、これらは通信線17で通信接続されている。また、室外機1には交流電源3が接続されている。室内機2からは室外機1に対して運転の開始、運転の停止や運転能力の変更などの指示が通信データとして送信され、室外機1から室内機2に対しては外気温や各種の故障通知を含む室外機1の状態データが送信される。
この空気調和機は、室外機1と室内機2とで構成され、これらは通信線17で通信接続されている。また、室外機1には交流電源3が接続されている。室内機2からは室外機1に対して運転の開始、運転の停止や運転能力の変更などの指示が通信データとして送信され、室外機1から室内機2に対しては外気温や各種の故障通知を含む室外機1の状態データが送信される。
室外機1は、交流電源3からの電圧を供給/切断するスイッチとしてのメインリレー4と、直列に突入電流防止抵抗6を接続したスイッチとしての突入電流防止リレー5と、交流電源3の供給の有無を検出して検出信号を出力する電源電圧検出部(スイッチ故障判定用信号部)7と、交流電源3からの電圧を整流する主整流器としてのブリッジダイオード8と、ブリッジダイオード8から出力された直流電圧を平滑する平滑コンデンサ9と、平滑コンデンサ9で平滑された電圧を入力し、指示されたタイミングで入力電圧をスイッチングして3相電圧にして出力するインバータ10と、図示しない圧縮機に内蔵されたモータ11と、交流電源3の電圧を整流する補助整流器としてのダイオード12及びダイオード13と、これらのダイオードで整流された電圧を平滑する平滑コンデンサ14と、平滑コンデンサ14で平滑された電圧を入力してロジック用の低電圧を出力するロジック用電源15と、インバータ10を制御すると共に、電源電圧検出部7の検出信号を入力する制御部16とを備えている。
交流電源3の一方のラインはメインリレー4と直列に接続され、電源電圧検出部7の一端とブリッジダイオード8の入力の一端とに接続され、交流電源3の他方のラインは電源電圧検出部7の他端とブリッジダイオード8の入力の他端とに接続されている。また、直列に突入電流防止抵抗6を接続した突入電流防止リレー5が、メインリレー4と並列に接続されている。そして、ブリッジダイオード8の出力の正極は平滑コンデンサ9の正極とインバータ10の正極側入力に接続されている。同様にブリッジダイオード8の出力の負極は平滑コンデンサ9の負極とインバータ10の負極側入力に接続されている。また、インバータ10の3つの出力は圧縮機用のモータ11に接続されている。
また、交流電源3の一方のラインはダイオード12のアノード側に、交流電源3の他方のラインはダイオード13のアノード側にそれぞれ接続され、それぞれのダイオードのカソード側は、平滑コンデンサ14の正極とロジック用電源15の入力の正極側とにそれぞれ接続されている。また、平滑コンデンサ14の負極側とロジック用電源15の負極側とはアースにそれぞれ接続されている。なお、平滑コンデンサ9の負極側もアースに接続されている。ロジック用電源15から出力される直流電源は電源電圧検出部7や制御部16や図示しない他の回路に供給されている。
以上のように構成されているため、交流電源3に室外機1が接続されていれば、メインリレー4や突入電流防止リレー5の状態に関係なく制御部16にロジック用電源15から電源が供給され、制御部16が室外機1の制御を行うことができる。制御部16は室内機2と通信線17を介して通信を行うだけでなく、インバータ10の制御や電源電圧検出部7からの電源電圧検出信号の入力やメインリレー4と突入電流防止リレー5の開閉制御など、室外機1全体の制御も行っている。
なお、電源電圧検出部7の出力信号は電源割り込み信号としても用いられており、従来の空気調和機でも瞬断検出などのために搭載されている回路であり、本発明のために新たに設けるものではない。また、電源電圧検出部7はスイッチ故障判定用信号部としての機能、つまり、交流電圧の有無を検出できる回路であれば本実施例のように周期的な信号でなくてもよい。
次に図2の動作原理を説明する説明図を用いて、本発明に係わる動作を説明する。
図2(1)は交流電源3の電源電圧を、図2(2)は電源電圧検出部7で検出した電源電圧検出信号を、図2(3)は突入電流防止リレー5の駆動信号を、図2(4)はメインリレー4の駆動信号を、それぞれ示している。
図2(1)は交流電源3の電源電圧を、図2(2)は電源電圧検出部7で検出した電源電圧検出信号を、図2(3)は突入電流防止リレー5の駆動信号を、図2(4)はメインリレー4の駆動信号を、それぞれ示している。
図2(1)に示すように室外機1に接続された交流電源3は正弦波の電圧波形になっている。この電圧が電源電圧検出部7に印加された場合、この電圧は電源電圧検出部7内部で全波整流された後、閾値と比較されて閾値以上になっている期間にハイレベルとなる電源電圧検出信号を出力する。従って、電源電圧検出信号は交流電源電圧に同期して、交流電源電圧の半周期ごとにハイレベルとなる矩形波として出力される。この信号が図2(2)の電源電圧検出信号である。
ただし、電源電圧検出部7はメインリレー4と突入電流防止リレー5とを介して交流電源3に接続されているため、これらのリレーの状態によっては意図しない電源電圧検出信号となる場合がある。本発明では各リレーを順次駆動し、その時の電源電圧検出信号を確認し、意図しない電源電圧検出信号となった時にリレー、もしくはリレーの駆動回路が故障したと判断している。
室外機1が交流電源3に接続されてロジック用電源15から制御部16に電源が供給された時、まず最初に制御部16は、メインリレー4と突入電流防止リレー5とをすべてオフとする。そして、交流電源電圧の半周期、例えば交流電源3が50Hz(ヘルツ)の場合、10mS(ミリセカンド)の間、電源電圧検出部7からの電源電圧検出信号を監視する。二つのリレーはオフであるため、本来は電源電圧検出信号はローレベルであるはずだが、もし、ハイレベル、つまり、電源電圧を検出した場合、それはメインリレー4、又は突入電流防止リレー5のいずれかの接点が溶着(リレーの駆動回路が駆動状態のままの場合も含む)であるため、『メインリレー、又は突入電流防止リレーが溶着』のエラーメッセージを室内機2に通知して室外機1の運転を中止する。
上記エラーでない場合、制御部16は次に突入電流防止リレー5をオンにする。そして、交流電源電圧の半周期の間、電源電圧検出部7からの電源電圧検出信号を監視する。突入電流防止リレー5をオンにした結果、交流電源3の交流電源電圧は電源電圧検出部7に印加されて電源電圧検出信号はハイレベルであるはずだが、もし、ローレベル、つまり、電源電圧を検出しなかった場合、それは突入電流防止リレー5(リレーの駆動回路も含む)の不動作であるため、『突入電流防止リレーが不動作』のエラーメッセージを室内機2に通知して室外機1の運転を中止する。
このエラーでない場合、制御部16は次にメインリレー4をオンにした後、突入電流防止リレー5をオフにする。そして、交流電源電圧の半周期の間、電源電圧検出部7からの電源電圧検出信号を監視する。メインリレー4をオンにした結果、交流電源3の交流電源電圧は電源電圧検出部7に印加され続け、電源電圧検出信号はハイレベルであるはずだが、もし、ローレベル、つまり、電源電圧を検出しなかった場合、それはメインリレー4(リレーの駆動回路も含む)の不動作であるため、『メインリレーが不動作』のエラーメッセージを室内機2に通知して室外機1の運転を中止する。
このエラーでなかった場合、制御部16は各リレーが正常であると判断し、通常の運転を開始する。一方、操作者の指示より室外機1の運転を停止する場合、制御部16はモータ11の回転を停止した後、メインリレー4をオフにする。そして、交流電源電圧の半周期の間、電源電圧検出部7からの電源電圧検出信号を監視する。
2つのリレーはオフであるため、本来は電源電圧検出信号はローレベルであるはずだが、もし、ハイレベル、つまり、電源電圧を検出した場合、それはメインリレー4の接点が溶着(リレーの駆動回路が駆動状態のままの場合も含む)であるため、『メインリレーが溶着』のエラーメッセージを室内機2に通知して室外機1の運転を中止する。上記エラーでない場合は正常に運転を停止する。
このように運転停止時にメインリレー4の溶着チェックを行っているため、最初に説明した『メインリレー、又は突入電流防止リレーが溶着』のエラーは、『突入電流防止リレーの溶着』としてもよい。
なお、各エラーの通知を受け取った室内機2は、図示しない表示部に各エラー内容を表示して操作者に報知する。
なお、各エラーの通知を受け取った室内機2は、図示しない表示部に各エラー内容を表示して操作者に報知する。
以上説明したように、本発明による空気調和機によれば、交流電源3から出力される交流電圧の有無でリレー(スイッチ)の溶着や不動作などの故障を検知するため、入力交流電圧の変動や平滑コンデンサ9に残留電圧がある場合でも、従来の直流電圧を検出する方法よりも正確なリレーの故障判定が可能である。
また、各リレー(スイッチ)のオン/オフ毎に故障を判断するため、各スイッチの故障原因を特定できる。
また、各リレー(スイッチ)のオン/オフ毎に故障を判断するため、各スイッチの故障原因を特定できる。
次に、室外機1に関する動作を図3に示す制御部16の処理を表すフローチャートを用いて説明する。図3に記載のSTはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を、また、YはYesを、NはNoをそれぞれ表している。
制御部16は、まず最初にメインリレー4と突入電流防止リレー5とを共にオフにする(ST1)。そして、電源電圧検出部7を介して電源電圧を検出したか確認する(ST2)。電源電圧を検出する場合、少なくとも交流電源の周波数における半周期の時間だけ電源電圧検出信号の監視を継続し、この期間内に電源電圧検出信号が一度もハイレベルにならなかった時を電源電圧の未検出として判定を行う。電源電圧を検出した場合(ST2−Y)、メインリレー4、又は、突入電流防止リレー5の溶着エラーを室内機2へ通知し(ST12)、エラー停止処理を実行するため(1)へ処理を移す。(1)では全ての運転を中止して、また、全てのリレーをオフにして(ST19)処理を終了する。
電源電圧を検出できなかった場合(ST2−N)、次に室内機2からの受信データがあるか確認する(ST3)。室内機2からの受信データがない場合(ST3−N)、現在の状態(運転中、又は運転停止中)を継続する(ST13)。そしてST3へジャンプする。
一方、室内機2からの受信データがある場合(ST3−Y)、受信データは運転停止指示か確認する(ST4)。受信データが運転停止指示でない場合(ST4−N)、受信データは運転開始指示か確認する(ST5)。受信データが運転開始指示でない場合(ST5−N)、受信データの指示に従って室外機1を運転する(ST17)。そしてST3へジャンプする。
受信データが運転停開始指示の場合(ST5−Y)、突入電流防止リレー5をオンにする(ST6)。そして電源電圧検出部7を介して電源電圧を検出したか確認する(ST7)。電源電圧を検出できなかった場合(ST7−N)、突入電流防止リレー5の不動作エラーを室内機2へ通知し(ST18)、ST19へジャンプする。
電源電圧を検出できた場合(ST7−Y)、メインリレー4をオンした後、突入電流防止リレー5をオフする(ST8)。そして、電源電圧検出部7を介して電源電圧を検出したか確認する(ST9)。電源電圧を検出できた場合(ST9−Y)、全てのリレーが正常であるため、受信データの指示に従って通常の運転を開始する(ST10)。そしてST3へジャンプする。
電源電圧を検出できなかった場合(ST9−N)、メインリレー4の不動作エラーを室内機2へ通知し(ST11)、ST19へジャンプする。
一方、受信データが運転停止指示の場合(ST4−Y)、圧縮機のモータ11を停止した後、メインリレー4をオフする(ST14)。そして、電源電圧検出部7を介して電源電圧を検出したか確認する(ST15)。電源電圧を検出できなかった場合(ST15−N)、メインリレー4は正常なのでST3へジャンプする。電源電圧を検出した場合(ST15−Y)、メインリレー4の溶着エラーを室内機2へ通知し(ST16)、ST19へジャンプする。
なお、本実施例では交流電源3が単相交流の場合を説明しているが、これに限るものでなく、3相交流電源であってもよい。また、本実施例ではモータ11の駆動にインバータ駆動方式を用いた場合を説明しているが、これに限るものでなく、一定速度型の駆動方式を用いたものであってもよい。
また、本実施例では各エラーを室内機2に通知しているが、これに限るものでなく、室外機1にエラーの報知手段を設けてエラーを報知するようにしてもよい。
また、本実施例ではリレーを用いて説明しているがこれに限るものでなく、電子式のリレーやトライアックなどに置き換えた場合でも同様な効果を得ることができる。
また、本実施例では各エラーを室内機2に通知しているが、これに限るものでなく、室外機1にエラーの報知手段を設けてエラーを報知するようにしてもよい。
また、本実施例ではリレーを用いて説明しているがこれに限るものでなく、電子式のリレーやトライアックなどに置き換えた場合でも同様な効果を得ることができる。
1 室外機
2 室内機
3 交流電源
4 メインリレー(スイッチ)
5 突入電流防止リレー(スイッチ)
6 突入電流防止抵抗
7 電源電圧検出部(スイッチ故障判定用信号部)
8 ブリッジダイオード(主整流器)
9 平滑コンデンサ
10 インバータ
11 モータ
12、13 ダイオード(補助整流器)
14 平滑コンデンサ
15 ロジック用電源
16 制御部
17 通信線
2 室内機
3 交流電源
4 メインリレー(スイッチ)
5 突入電流防止リレー(スイッチ)
6 突入電流防止抵抗
7 電源電圧検出部(スイッチ故障判定用信号部)
8 ブリッジダイオード(主整流器)
9 平滑コンデンサ
10 インバータ
11 モータ
12、13 ダイオード(補助整流器)
14 平滑コンデンサ
15 ロジック用電源
16 制御部
17 通信線
Claims (2)
- 交流電源が接続される室外機を備えた空気調和機であって、
前記室外機は、前記交流電源を整流して直流電源を出力する主整流器と、前記直流電源を用いて駆動される圧縮機のモータと、前記交流電源の一方のラインと前記主整流器の一方の入力端との間に直列に接続されたスイッチと、同スイッチと前記主整流器との間で、かつ、前記主整流器の入力端に接続されて交流電圧の印加の有無に対応して電源電圧検出信号を出力する電源電圧検出部と、前記交流電源を整流して直流電源を出力する補助整流器と、同補助整流器の直流電源を用いて動作し、前記スイッチのオンオフを制御すると共に前記電源電圧検出信号を入力する制御部とを備え、
前記制御部は、前記スイッチをオン又はオフに制御した後に検出した前記電源電圧検出信号による前記交流電圧の印加の有無により、前記スイッチが故障か否かを判断することを特徴とする空気調和機。 - 前記制御部は、前記スイッチをオンに制御した後に前記交流電圧の印加を検出できない場合、前記スイッチが不動作であると判断し、前記スイッチをオフに制御した後に前記交流電圧の印加を検出した場合、前記スイッチが溶着であると判断することを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
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