JP2015098746A - ショベル - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電器をコンバータから切り離すリレーの異常の有無を判定可能なハイブリッドショベルを提供すること。
【解決手段】本発明に係るハイブリッドショベルは、電動発電機12と蓄電器19との間に配置される昇降圧コンバータ100と、昇降圧コンバータ100と蓄電器19との間に配置されるリレー91C、91N、91Pと、蓄電器電圧値Vcapを検出する蓄電器電圧検出部112と、リレー91C、91N、91Pの導通・遮断制御を行うコントローラ30とを有する。コントローラ30は、ハイブリッドショベルの起動時及び停止時の少なくとも一方で、リレー91C、91N、91Pのそれぞれの導通・遮断状態と蓄電器電圧値Vcapとに基づいてリレー91C、91N、91Pのそれぞれの異常の有無を判定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ショベルに関する。
蓄電器、DCバス、及びコンバータを含む蓄電系を搭載するショベルが知られている(例えば、特許文献1参照)。DCバスは、電気機器に接続されるインバータと、蓄電器に接続されるコンバータとの間に接続され、電気機器と蓄電器との間の電力の授受を可能にする。コンバータは、DCバスの電圧値が一定の範囲内に収まるように昇圧動作と降圧動作を切り換える。
国際公開第2010/143628号
しかしながら、特許文献1は、蓄電器の意図しない放電を防止するために蓄電器をコンバータから切り離すリレーについては言及しておらず、リレーの異常の有無を判定することについても言及していない。
上述の点に鑑み、蓄電器をコンバータから切り離すリレーの異常の有無を判定可能なショベルの提供が望まれる。
本発明の一実施形態によるショベルは、エンジンと、前記エンジンに連結されるアシストモータと、前記アシストモータとの間で電力の授受を行う蓄電器と、前記アシストモータと前記蓄電器との間に配置される、リアクトルを含むコンバータと、前記コンバータと前記蓄電器との間に配置される複数のリレーと、前記リアクトルにおける第1電圧値を検出する電圧検出部と、前記複数のリレーの導通・遮断制御を行う制御装置と、を有し、前記制御装置は、当該ショベルの起動時及び停止時の少なくとも一方で、前記複数のリレーのそれぞれの導通・遮断状態と前記第1電圧値とに基づいて前記複数のリレーのそれぞれの異常の有無を判定する。
上述の手段により、蓄電器をコンバータから切り離すリレーの異常の有無を判定可能なショベルが提供される。また、上述の手段により、意図しない蓄電器の過放電の防止、及び、DCバスに接続される電動機等の機器のショベル起動時における安定的な運用が実現される。
本発明の一実施形態によるハイブリッドショベルの側面図である。 図1に示すハイブリッドショベルの駆動系の構成例を示すブロック図である。 図1に示すハイブリッドショベルの蓄電系の構成例を示すブロック図である。 蓄電系の回路図の一例である。 蓄電系の回路図の別の一例である。 リレーの異常の有無を判定する処理のフローチャートである。
最初に、本発明の一実施形態によるハイブリッドショベルの全体構成及び駆動系の構成について説明する。図1は本発明の一実施形態によるハイブリッドショベルを示す側面図である。なお、本発明は、ハイブリッドショベルに限らず、DCバスを用いて蓄電器から電気機器に電力を供給する構成を有するものであれば、他の作業機械にも適用することができる。
図1に示すハイブリッドショベルの下部走行体1には、旋回機構2を介して作業要素としての上部旋回体3が搭載されている。上部旋回体3には、ブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端には、アーム5が取り付けられ、アーム5の先端には、バケット6が取り付けられている。アタッチメントとしてのブーム4、アーム5、及びバケット6は、アクチュエータとしてのブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9によりそれぞれ油圧駆動される。また、上部旋回体3には、キャビン10が設けられ、且つエンジン等の動力源が搭載される。
図2は図1に示すハイブリッドショベルの駆動系の構成を示すブロック図である。図2において、機械的動力系は二重線、高圧油圧ラインは太い実線、パイロットラインは破線、電気駆動・制御系は細い実線でそれぞれ示される。
エンジン11と、アシストモータとしての電動発電機12は、減速機13の2つの入力軸にそれぞれ接続される。減速機13の出力軸には、油圧ポンプとしてのメインポンプ14及びパイロットポンプ15が接続される。メインポンプ14には、高圧油圧ライン16を介してコントロールバルブ17が接続される。また、パイロットポンプ15には、パイロットライン25を介して操作装置26が接続される。なお、電動発電機12には、インバータ18を介して、蓄電器を含む蓄電系120が接続される。
コントロールバルブ17は、ハイブリッドショベルにおける油圧系の制御を行う油圧制御装置である。また、コントロールバルブ17は、下部走行体1用の油圧モータ1A(右用)及び1B(左用)、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、並びにバケットシリンダ9等の各種アクチュエータのそれぞれに対応する切換弁を含む。各種アクチュエータは、高圧油圧ラインを介してコントロールバルブ17に接続される。
操作装置26は、各種アクチュエータを操作するための装置である。本実施形態では、操作装置26は、操作レバーの操作量、操作方向等の操作内容に応じたパイロット圧を発生させる。また、操作装置26は、油圧ライン27及び28を介して、コントロールバルブ17及び圧力センサ29にそれぞれ接続される。圧力センサ29は、操作装置26が発生させたパイロット圧を電気信号に変換し、変換した電気信号をコントローラ30に対して出力する。コントロールバルブ17は、操作装置26が発生させたパイロット圧に応じて各種アクチュエータに対応する切換弁を動かし、メインポンプ14が吐出する作動油を各種アクチュエータに供給する。
コントローラ30は、ハイブリッドショベルの駆動制御を行う制御装置である。本実施形態では、コントローラ30は、Central Processing Unit(CPU)及び内部メモリを含む演算処理装置である。具体的には、コントローラ30は、内部メモリに格納された駆動制御用のプログラムをCPUに実行させて各種機能を実現する。
例えば、コントローラ30は、電動発電機12の駆動制御を通じて、電動アシスト運転と発電運転の切り替えを行う。また、コントローラ30は、昇降圧制御部としての昇降圧コンバータを駆動制御する。より具体的には、蓄電器の充電状態及び電動発電機12の運転状態等に基づく昇降圧コンバータの昇圧動作と降圧動作の切り替え制御を通じて、蓄電器の充放電制御を行う。
図2に示すハイブリッドショベルは旋回機構2を電動にしたものであり、旋回機構2を駆動するために旋回モータとしての旋回用電動機21を有する。電動作業要素としての旋回用電動機21は、インバータ20を介して蓄電系120に接続される。旋回用電動機21の回転軸21Aには、レゾルバ22、メカニカルブレーキ23、及び旋回減速機24が接続される。
図3は蓄電系120の構成例を示すブロック図である。蓄電系120は、蓄電器19、昇降圧コンバータ100、及びDCバス110を含む。DCバス110は、電動発電機12、蓄電器19、及び旋回用電動機21の間での電力の授受を可能にする。蓄電器19には、蓄電器19の端子間電圧の値を検出するための蓄電器電圧検出部112と、蓄電器19を流れる電流値を検出するための蓄電器電流検出部113が設けられている。蓄電器電圧検出部112と蓄電器電流検出部113によって検出される蓄電器電圧値と蓄電器電流値は、コントローラ30に供給される。
昇降圧コンバータ100は、電動発電機12及び旋回用電動機21の運転状態に応じて、DCバス電圧値が一定の範囲内に収まるように昇圧動作と降圧動作を切り替える。本実施形態では、昇降圧コンバータ100は、蓄電器19とDCバス110との間に配置される。
本実施形態では、コントローラ30は、圧力センサ29から供給される電気信号を速度指令に変換し、旋回用電動機21の駆動制御を行う。そして、コントローラ30は、電動発電機12の運転制御を行うとともに、昇降圧コンバータ100を駆動制御することによって蓄電器19の充放電制御を行う。具体的には、コントローラ30は、蓄電器19の充電状態、電動発電機12の運転状態、及び旋回用電動機21の運転状態に基づく昇降圧コンバータ100の昇圧動作と降圧動作の切り替え制御を通じて蓄電器19の充放電制御を行う。なお、電動発電機12の運転状態は、電動アシスト運転状態及び発電運転状態を含み、旋回用電動機21の運転状態は、力行運転状態及び回生運転状態を含む。
昇降圧コンバータ100の昇圧動作と降圧動作の切り替え制御は、DCバス電圧検出部111によって検出されるDCバス電圧値、蓄電器電圧検出部112によって検出される蓄電器電圧値、及び蓄電器電流検出部113によって検出される蓄電器電流値に基づいて行われる。
以上のような構成において、電動発電機12が発電した電力は、インバータ18を介してDCバス110に供給され、昇降圧コンバータ100を介して蓄電器19に供給される。また、旋回用電動機21が回生運転で生成した回生電力は、インバータ20を介してDCバス110に供給され、昇降圧コンバータ100を介して蓄電器19に供給される。
図4は、蓄電系120の回路図の一例である。昇降圧コンバータ100は、リアクトル101、昇圧用Insulated Gate Bipolar Transistor(IGBT)102A、降圧用IGBT102B、蓄電器19を接続するための一対の電源接続端子104、インバータ18、20を接続するための一対の出力端子106、及び、一対の出力端子106に並列に挿入される平滑用コンデンサ107を含む。昇降圧コンバータ100の一対の出力端子106とインバータ18、20との間は、DCバス110によって接続される。
リアクトル101の一端は昇圧用IGBT102A及び降圧用IGBT102Bの中間点に接続され、他端は正極側電源接続端子104Pに接続される。リアクトル101は、昇圧用IGBT102Aのオン・オフに伴って生じる誘導起電力をDCバス110に供給するために設けられる。
昇圧用IGBT102A及び降圧用IGBT102Bは、大電力の高速スイッチングが可能な半導体素子(スイッチング素子)である。本実施形態では、Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor(MOSFET)をゲート部に組み込んだバイポーラトランジスタで構成される。そして、昇圧用IGBT102A及び降圧用IGBT102Bは、コントローラ30により、ゲート端子にPWM電圧が印加されることによって駆動される。また、昇圧用IGBT102A及び降圧用IGBT102Bには、それぞれ、整流素子であるダイオード102a及び102bが並列接続される。
蓄電器19は、昇降圧コンバータ100を介してDCバス110との間で電力の授受を行う充放電可能な装置である。蓄電器19としては、例えば、リチウムイオンキャパシタ(Lithium-Ion Capacitor(LIC))、電気二重層キャパシタ(Electric Double Layer Capacitor(ELDC))等が採用される。また、リチウムイオン電池(Lithium-Ion Battery(LIB))等の二次電池、又は、電力の授受が可能なその他の形態の電源が採用されてもよい。
本実施形態では、蓄電器19としてリチウムイオンキャパシタが採用される。そのため、コントローラ30は、蓄電器19の端子間電圧が常に所定の電圧範囲内に維持されるよう蓄電器19の充放電制御を行う。リチウムイオンキャパシタは、所定の下限電圧を下回るとセルの劣化が進み、ひいては故障するおそれがあるためである。また、特にリチウムイオンキャパシタが採用される場合、コントローラ30は、蓄電器19に接続される全てのリレーの異常の有無を判定する必要がある。リレーの異常は蓄電器19の過放電又は過充電を引き起こすおそれがあり、ひいてはリチウムイオンキャパシタのセルの劣化又は故障を引き起こすおそれがあるためである。
蓄電器電圧検出部112は、蓄電器19の端子間電圧である蓄電器電圧値Vcapを検出する。また、DCバス電圧検出部111は、DCバス110の電圧であるDCバス電圧値Vdcを検出する。平滑用コンデンサ107は、正極側出力端子106Pと負極側出力端子106Nとの間に挿入され、DCバス電圧値Vdcを平滑化する。
蓄電器電流検出部113は、蓄電器19の正極端子(P端子)側において蓄電器19に流れる電流の値である蓄電器電流値Icapを検出する検出手段であり、電流検出用の抵抗器を含む。
昇降圧コンバータ100によりDCバス110を昇圧する際には、昇圧用IGBT102Aのゲート端子にPWM電圧が印加される。その結果、昇圧用IGBT102Aのオン・オフに伴ってリアクトル101に発生する誘導起電力が降圧用IGBT102Bに並列に接続されたダイオード102bを介してDCバス110に供給される。これにより、DCバス110が昇圧される。
昇降圧コンバータ100によりDCバス110を降圧する際には、降圧用IGBT102Bのゲート端子にPWM電圧が印加される。その結果、インバータ18、20からの回生電力が降圧用IGBT102Bを介してDCバス110から蓄電器19に供給される。これにより、DCバス110に蓄積された電力が蓄電器19に充電され、DCバス110が降圧される。
なお、コントローラ30と昇圧用IGBT102Aとの間には、昇圧用IGBT102Aを駆動するPWM信号を生成する駆動部(図示せず。)が存在する。この駆動部は、電子回路又は演算処理装置の何れで実現されてもよい。降圧用IGBT102Bについても同様である。
また、本実施形態では、蓄電器19の正極端子と昇降圧コンバータ100の正極側電源接続端子104Pとを接続する正極側電源ラインLPに継電器としての2つの正極側リレー91P1、91P2が設けられる。正極側リレー91P1は、コントローラ30からの導通信号によりオン(導通)状態となり、遮断信号によりオフ(遮断)状態となる。コントローラ30は、正極側リレー91P1を遮断状態とすることで、蓄電器19を昇降圧コンバータ100から切り離すことができる。正極側リレー91P2についても同様である。なお、正極側リレー91P1、91P2は、手動でオン・オフ(導通・遮断)状態が切り換えられてもよい。
また、蓄電器19の負極端子と昇降圧コンバータ100の負極側電源接続端子104Nとを接続する負極側電源ラインLNには2つの負極側リレー91N1、91N2が設けられる。負極側リレー91N1は、コントローラ30からの導通信号によりオン(導通)状態となり、遮断信号によりオフ(遮断)状態となる。負極側リレー91N2についても同様である。コントローラ30は、負極側リレー91N1を遮断状態とすることで、蓄電器19を昇降圧コンバータ100から切り離すことができる。なお、負極側リレー91N1、91N2は、手動でオン・オフ(導通・遮断)状態が切り換えられてもよい。
抵抗器92は、DCバス110をプリチャージする際に蓄電器19からの突入電流による昇降圧コンバータ100の破損を防止するための抵抗器である。本実施形態では、抵抗器92は、負極側電源ラインLNにおいて、負極側リレー91N2に対して並列に接続される。そして、抵抗器92は、DCバス110をプリチャージする際に正極側リレー91P1、91P2、及び負極側リレー91N1が導通状態となったときに蓄電器19から昇降圧コンバータ100に流れる電流を抑制する。なお、DCバス110がプリチャージされた後、負極側リレー91N2は導通状態にされる。その後の充放電制御において蓄電器19と昇降圧コンバータ100との間を流れる電流が抵抗器92によって抑制されないようにするためである。
ヒューズ93は、定格以上の電流から電気回路を保護するための電子部品である。本実施形態では、複数のセルで構成される蓄電器19の中央の2つのセルの間に接続され、定格以上の電流が流れた場合に溶断して昇降圧コンバータ100を保護する。
また、本実施形態では、蓄電器電圧検出部112は、正極側リレー91P1と正極側リレー91P2との間の電位と、負極側リレー91N1と負極側リレー91N2との間の電位との電位差を蓄電器電圧値Vcapとして検出する。
上述の構成を有する蓄電系120に対し、コントローラ30は、ハイブリッドショベルの起動時及び停止時の少なくとも一方で正極側リレー91P1、91P2及び負極側リレー91N1、91N2のそれぞれの異常の有無を判定する。
本実施形態では、コントローラ30は、ハイブリッドショベルの起動時及び停止時に、4つのリレー91P1、91P2、91N1、91N2のそれぞれの導通・遮断制御を個別に実行する。そして、コントローラ30は、4つのリレーのそれぞれの導通・遮断状態と、蓄電器電圧値Vcapとに基づいて4つのリレーのそれぞれの異常の有無を判定する。なお、コントローラ30は、蓄電器電流値Icapを追加的に参照して4つのリレーのそれぞれの異常の有無を判定してもよい。また、リレーの異常の有無の判定方法については以下でより詳細に説明する。
次に、図5を参照して、蓄電系120の回路図の別の一例について説明する。なお、図5の回路は、リレーの数及び配置が図4の回路と相違するが、その他の点で図4の回路と共通する。この構成により、図5の回路は、蓄電系120の低コスト化、省スペース化を実現する。
具体的には、図5の蓄電系120は、蓄電器19と蓄電器電圧検出部112との間に、正極側リレー91P、負極側リレー91N、及びプリチャージリレー91Cを含む。
正極側リレー91Pは、蓄電器19の正極端子と昇降圧コンバータ100の正極側電源接続端子104Pとを接続する正極側電源ラインLPに配置される。正極側リレー91Pは、コントローラ30からの導通信号によりオン(導通)状態となり、遮断信号によりオフ(遮断)状態となる。コントローラ30は、正極側リレー91Pを遮断状態とすることで、蓄電器19を昇降圧コンバータ100から切り離すことができる。なお、正極側リレー91Pは、手動でオン・オフ(導通・遮断)状態が切り換えられてもよい。
また、負極側リレー91Nは、蓄電器19の負極端子と昇降圧コンバータ100の負極側電源接続端子104Nとを接続する負極側電源ラインLNに配置される。負極側リレー91Nは、コントローラ30からの導通信号によりオン(導通)状態となり、遮断信号によりオフ(遮断)状態となる。なお、負極側リレー91Nは、手動でオン・オフ(導通・遮断)状態が切り換えられてもよい。
プリチャージリレー91Cは、DCバス110をプリチャージする際に用いられる継電器である。本実施形態では、プリチャージリレー91Cは、コントローラ30からの導通信号によりオン(導通)状態となり、遮断信号によりオフ(遮断)状態となる。また、プリチャージリレー91Cは、正極側リレー91P及び負極側リレー91Nと同様、手動でオン・オフ(導通・遮断)状態が切り換えられてもよい。
また、本実施形態では、プリチャージリレー91Cは、抵抗器92に直列に接続され、抵抗器92と共にプリチャージ部を構成する。そして、プリチャージ部は、負極側リレー91Nに対して並列に接続される。この構成により、コントローラ30は、正極側リレー91P及びプリチャージリレー91Cを導通状態とし、且つ、負極側リレー91Nを遮断状態とした場合にプリチャージ部に電流を流すことができる。また、コントローラ30は、負極側リレー91N及びプリチャージリレー91Cを遮断状態とすることで、蓄電器19を昇降圧コンバータ100から切り離すことができる。
また、本実施形態では、蓄電器電圧検出部112は、正極側リレー91Pとリアクトル101(昇降圧コンバータ100の正極側電源接続端子104P)との間の電位と、プリチャージ部及び負極側リレー91Nと昇降圧コンバータ100の負極側電源接続端子104Nとの間の電位との電位差を蓄電器電圧値Vcapとして検出する。
次に、図6を参照して、図5の蓄電系120における正極側リレー91P、負極側リレー91N、及びプリチャージリレー91Cのそれぞれの異常の有無をコントローラ30が判定する処理(以下、「異常判定処理」とする。)について説明する。なお、図6は、異常判定処理の流れを示すフローチャートであり、コントローラ30は、ハイブリッドショベルの起動時及び停止時の少なくとも一方でこの異常判定処理を実行する。本実施形態では、コントローラ30は、ハイブリッドショベルの起動時及び停止時にこの異常判定処理を実行する。特に、ハイブリッドショベルを停止させる際の実行は、ハイブリッドショベル停止中にリチウムイオンキャパシタである蓄電器19の端子間電圧が下限電圧を下回るのを防止するのに有効である。ハイブリッドショベルを停止させる際にリレーの溶着が発生したことを操作者に伝えることができ、溶着したリレーを通じた蓄電器19の過放電がハイブリッドショベル停止中に発生するのを防止できるためである。
最初に、コントローラ30は、遮断状態にある3つのリレー91C、91N、91Pのうち、プリチャージリレー91Cに対して導通信号を出力し、プリチャージリレー91Cを導通状態にする(ステップS1)。
そして、コントローラ30は、所定のプリチャージリレー導通待ち時間が経過した後に、蓄電器電圧値Vcapと閾電圧値A[V]とを比較する(ステップS2)。なお、プリチャージリレー導通待ち時間は、導通信号を受けたプリチャージリレー91Cが実際に導通状態になるまでに要する時間であり、例えば0.1秒である。
蓄電器電圧値Vcapが閾電圧値A[V]以上であると判断した場合(ステップS2のYES)、コントローラ30は、正極側リレー91Pが溶着しているおそれがあると判断する(ステップS3)。正極側リレー91Pが溶着していなければ、蓄電器19が充放電することはなく、蓄電器電圧値Vcapは閾電圧値A[V]未満のまま(例えばゼロ[V])であると考えられるためである。この場合、コントローラ30は、正極側リレー91Pが溶着しているおそれがある旨を操作者に通知する。本実施形態では、コントローラ30は、警告音を出力すると共にその旨を示すメッセージをキャビン10内のディスプレイ(図示せず。)に表示する。
その後、コントローラ30は、3つのリレー91C、91N、91Pの全てに対して遮断信号を出力し、3つのリレー91C、91N、91Pの全てを遮断状態にして今回の異常判定処理を終了する(ステップS4)。
また、ステップS2において、蓄電器電圧値Vcapが閾電圧値A[V]未満であると判断した場合(ステップS2のNO)、コントローラ30は、プリチャージリレー91Cに対して遮断信号を出力し、プリチャージリレー91Cを遮断状態にする(ステップS5)。
そして、コントローラ30は、所定のプリチャージリレー遮断待ち時間が経過した後に、正極側リレー91Pに対して導通信号を出力し、正極側リレー91Pを導通状態にする(ステップS6)。なお、プリチャージリレー遮断待ち時間は、遮断信号を受けたプリチャージリレー91Cが実際に遮断状態になるまでに要する時間であり、例えば0.1秒である。
その後、コントローラ30は、所定の正極側リレー導通待ち時間が経過した後に、蓄電器電圧値Vcapと閾電圧値A[V]とを比較する(ステップS7)。なお、正極側リレー導通待ち時間は、導通信号を受けた正極側リレー91Pが実際に導通状態になるまでに要する時間であり、例えば0.1秒である。
蓄電器電圧値Vcapが閾電圧値A[V]以上であると判断した場合(ステップS7のYES)、コントローラ30は、負極側リレー91N又はプリチャージリレー91Cが溶着しているおそれがあると判断する(ステップS8)。負極側リレー91N及びプリチャージリレー91Cが溶着していなければ、蓄電器19が充放電することはなく、蓄電器電圧値Vcapは閾電圧値A[V]未満のまま(例えばゼロ[V])であると考えられるためである。この場合、コントローラ30は、負極側リレー91N又はプリチャージリレー91Cが溶着しているおそれがある旨を操作者に通知する。本実施形態では、コントローラ30は、警告音を出力すると共にその旨を示すメッセージをキャビン10内のディスプレイ(図示せず。)に表示する。
その後、コントローラ30は、3つのリレー91C、91N、91Pの全てに対して遮断信号を出力し、3つのリレー91C、91N、91Pの全てを遮断状態にして今回の異常判定処理を終了する(ステップS4)。
また、ステップS7において、蓄電器電圧値Vcapが閾電圧値A[V]未満であると判断した場合(ステップS7のNO)、コントローラ30は、プリチャージリレー91Cに対して導通信号を出力し、プリチャージリレー91Cを導通状態にする(ステップS9)。そして、コントローラ30は、プリチャージリレー導通待ち時間が経過した後に、蓄電器電圧値Vcapと閾電圧値A[V]とを比較する(ステップS10)。
蓄電器電圧値Vcapが閾電圧値A[V]未満であると判断した場合(ステップS10のYES)、コントローラ30は、正極側リレー91P又はプリチャージリレー91Cが溶断しているおそれがあると判断する(ステップS11)。正極側リレー91P及びプリチャージリレー91Cが溶断していなければ、蓄電器19が充放電するはずであり、蓄電器電圧値Vcapは閾電圧値A[V]以上になると考えられるためである。この場合、コントローラ30は、正極側リレー91P又はプリチャージリレー91Cが溶断しているおそれがある旨を操作者に通知する。本実施形態では、コントローラ30は、警告音を出力すると共にその旨を示すメッセージをキャビン10内のディスプレイ(図示せず。)に表示する。
その後、コントローラ30は、3つのリレー91C、91N、91Pの全てに対して遮断信号を出力し、3つのリレー91C、91N、91Pの全てを遮断状態にして今回の異常判定処理を終了する(ステップS4)。
また、ステップS10において、蓄電器電圧値Vcapが閾電圧値A[V]以上であると判断した場合(ステップS10のNO)、コントローラ30は、DCバス110を充電する(ステップS12)。本実施形態では、コントローラ30は、所定の平滑コンデンサ充電判断時間だけ待機する。なお、平滑コンデンサ充電判断時間は、平滑用コンデンサ107の端子間電圧が所定電圧値(例えば蓄電器19の端子間電圧)になるまでに要する時間であり、例えば1.0秒である。また、コントローラ30は、DCバス電圧値Vdcと蓄電器電圧値Vcapとがほぼ等しくなり、且つ、蓄電器電流値Icapがほぼゼロとなったことを確認するまで待機してもよい。
このように、プリチャージリレー91Cは、正極側リレー91Pが導通状態となった後、負極側リレー91Nが導通状態となる前に、導通状態となるように制御される。抵抗器92を含む経路を電流が流れるようにすることによって、蓄電器19と昇降圧コンバータ100とを接続する際に流れる電流を抑制するためである。また、DCバス110が充電された後で負極側リレー91Nが導通状態になったとしても、蓄電器19と昇降圧コンバータ100との間に大電流が流れることはない。DCバス電圧値Vdcと蓄電器電圧値Vcapとがほぼ等しいためである。
その後、コントローラ30は、負極側リレー91Nに対して導通信号を出力し、負極側リレー91Nを導通状態にする(ステップS13)。そして、コントローラ30は、所定の負極側リレー導通待ち時間が経過した後に、プリチャージリレー91Cに対して遮断信号を出力し、プリチャージリレー91Cを遮断状態にする(ステップS14)。なお、負極側リレー導通待ち時間は、ここでは、導通信号を受けた負極側リレー91Nが実際に導通状態になるまでに要する時間であり、例えば0.1秒である。
そして、コントローラ30は、プリチャージリレー遮断待ち時間が経過した後に、蓄電器電圧値Vcapと閾電圧値A[V]とを比較する(ステップS15)。
蓄電器電圧値Vcapが閾電圧値A[V]未満であると判断した場合(ステップS15のYES)、コントローラ30は、負極側リレー91Nが溶断しているおそれがあると判断する(ステップS16)。負極側リレー91Nが溶断していなければ、蓄電器19が充放電するはずであり、蓄電器電圧値Vcapは閾電圧値A[V]以上になると考えられるためである。この場合、コントローラ30は、負極側リレー91Nが溶断しているおそれがある旨を操作者に通知する。本実施形態では、コントローラ30は、警告音を出力すると共にその旨を示すメッセージをキャビン10内のディスプレイ(図示せず。)に表示する。
その後、コントローラ30は、3つのリレー91C、91N、91Pの全てに対して遮断信号を出力し、3つのリレー91C、91N、91Pの全てを遮断状態にして今回の異常判定処理を終了する(ステップS4)。
また、ステップS15において、蓄電器電圧値Vcapが閾電圧値A[V]以上であると判断した場合(ステップS15のNO)、コントローラ30は、ハイブリッドショベルの起動時であれば、正極側リレー91P及び負極側リレー91Nを導通状態としたままで今回の異常判定処理を終了する。また、コントローラ30は、ハイブリッドショベルの停止時であれば、正極側リレー91P及び負極側リレー91Nに対して遮断信号を出力し、正極側リレー91P及び負極側リレー91Nを遮断状態にした後で今回の異常判定処理を終了する。
なお、ステップS15において、蓄電器電圧値Vcapが閾電圧値A[V]以上であると判断した場合(ステップS15のNO)、コントローラ30は、蓄電器電圧値Vcapが所定の下限電圧以上であるか否かを判定してもよい。そして、蓄電器電圧値Vcapが所定の下限電圧未満であると判定した場合、コントローラ30は、その旨を操作者に通知し、且つ、3つのリレー91C、91N、91Pの全てを遮断状態にする。蓄電器19の劣化が進むのを防止するためである。
また、上述の実施形態では、閾電圧値Aには、現在のDCバス電圧値Vdcとは無関係である予め登録された電圧値が採用される。しかしながら、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、閾電圧値Aには、現在のDCバス電圧値Vdcに基づいて導き出される電圧値が採用されてもよい。具体的には、閾電圧値Aは、ダイオード102a及び102bの逆方向抵抗による分圧を考慮して決定されてもよい。ダイオード102a及び102bに極僅かに逆方向電流が流れ、蓄電器電圧検出部112で分圧による電圧が検出されることが考えられるためである。この場合、閾電圧値Aは、例えば、DCバス電圧値Vdcを二等分した電圧値に電圧マージンαを加えることで導き出される(A=Vdc/2+α)。なお、DCバス電圧値Vdcを二等分した電圧値(Vdc/2[V])は、ダイオード102a及び102bの逆方向抵抗の大きさが等しい場合に蓄電器電圧検出部112で検出される分圧による電圧値である。また、電圧マージンαは、ダイオード102a及び102bの逆方向抵抗の大きさの違いを吸収するための値である。ダイオード102a及び102bの逆方向抵抗の大きさが互いに異なる場合、蓄電器電圧検出部112で検出される分圧による電圧値がVdc/2[V]を上回る場合が想定されるためである。なお、本実施形態では、電圧マージンαは、蓄電器19の端子間電圧の最大値の10%に設定される。
これにより、コントローラ30は、蓄電器電圧検出部112によって検出される蓄電器電圧値VcapがDCバス電圧値Vdcの影響を受ける場合であっても、蓄電器電圧値Vcapに基づいてリレー91C、91N、91Pのそれぞれの異常の有無を判定できる。具体的には、コントローラ30は、蓄電器電圧検出部112がリレーを介さずに昇降圧コンバータ100に接続される場合であっても、蓄電器電圧値Vcapに基づいてリレー91C、91N、91Pのそれぞれの異常の有無を判定できる。
また、コントローラ30は、DCバス電圧値Vdcが比較的高い場合であっても蓄電器電圧値Vcapに基づいてリレー91C、91N、91Pのそれぞれの異常の有無を判定できる。具体的には、コントローラ30は、ハイブリッドショベルの停止時にDCバス110に比較的高い電圧が残っている場合であっても、蓄電器電圧値Vcapに基づいてリレー91C、91N、91Pのそれぞれの異常の有無を判定できる。
以上の構成により、コントローラ30は、昇降圧コンバータ100から蓄電器19を切り離すことができる複数のリレーのそれぞれの導通・遮断状態と蓄電器電圧値Vcapとに基づいてそれら複数のリレーのそれぞれにおける異常の有無を判定できる。具体的には、コントローラ30は、それら複数のリレーのそれぞれの溶断及び溶着を早期に検出し、その検出結果を操作者に通知できる。その結果、溶着したリレーを通じた蓄電器19の過放電を防止できる。この効果は、蓄電器19がリチウムイオンキャパシタの場合に特に重要である。リチウムイオンキャパシタは、セルの劣化を防止するため、その端子間電圧が所定の下限電圧以上に維持される必要があるためである。
また、昇降圧コンバータ100からの蓄電器19の切り離しは、プリチャージリレー91C、負極側リレー91N、及び正極側リレー91Pの3つのリレーによって実現されてもよい。この構成により、蓄電系120は、DCバス110をプリチャージする機能と3つのリレーの異常の有無を判定する機能とを同時に実現しながら、省スペース化及び低コスト化を実現できる。
また、コントローラ30は、ハイブリッドショベルの起動時及び停止時の少なくとも一方において、昇降圧コンバータ100から蓄電器19を切り離すことができる複数のリレーのそれぞれの異常の有無を判定する。そのため、コントローラ30は、それら複数のリレーのそれぞれの溶断及び溶着を早期に検出し、その検出結果を操作者に通知できる。また、ハイブリッドショベルを停止させる際に異常の有無の判定を行う場合、コントローラ30は、溶着したリレーを通じた蓄電器19の過放電がハイブリッドショベルの停止中に発生するのを防止できる。
また、コントローラ30は、昇降圧コンバータ100から蓄電器19を切り離すことができる複数のリレーのそれぞれの導通・遮断状態と蓄電器電圧値VcapとDCバス電圧値Vdcとに基づいてそれら複数のリレーのそれぞれの異常の有無を判定してもよい。具体的には、コントローラ30は、DCバス電圧値Vdcから算出される閾電圧値Aと蓄電器電圧値Vcapとの比較結果に基づいてそれら複数のリレーのそれぞれの異常の有無を判定してもよい。その結果、コントローラ30は、ダイオード102a及び102bの逆方向抵抗による分圧を考慮して異常の有無を判定でき、判定結果の信頼性を高めることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施形態において、プリチャージ部は、負極側リレー91Nに対して並列に接続される。しかしながら、本発明は、この構成に限定されるものではない。例えば、プリチャージ部は、正極側リレー91Pに対して並列に接続されてもよい。
1・・・下部走行体 1A、1B・・・油圧モータ 2・・・旋回機構 3・・・上部旋回体 4・・・ブーム 5・・・アーム 6・・・バケット 7・・・ブームシリンダ 8・・・アームシリンダ 9・・・バケットシリンダ 10・・・キャビン 11・・・エンジン 12・・・電動発電機 13・・・減速機 14・・・メインポンプ 15・・・パイロットポンプ 16・・・高圧油圧ライン 17・・・コントロールバルブ 18・・・インバータ 19・・・蓄電器 20・・・インバータ 21・・・旋回用電動機 21A・・・出力軸 22・・・レゾルバ 23・・・メカニカルブレーキ 24・・・旋回減速機 25・・・パイロットライン 26・・・操作装置 27、28・・・油圧ライン 29・・・圧力センサ 30・・・コントローラ 91N、91N1、91N2・・・負極側リレー 91P、91P1、91P2・・・正極側リレー 91C・・・プリチャージリレー 92・・・抵抗器 93・・・ヒューズ 100・・・昇降圧コンバータ 101・・・リアクトル 102A・・・昇圧用IGBT 102a・・・ダイオード 102B・・・降圧用IGBT 102b・・・ダイオード 104・・・電源接続端子 104N・・・負極側電源接続端子 104P・・・正極側電源接続端子 106・・・出力端子 106N・・・負極側出力端子 106P・・・正極側出力端子 107・・・平滑用コンデンサ 110・・・DCバス 111・・・DCバス電圧検出部 112・・・蓄電器電圧検出部 113・・・蓄電器電流検出部 120・・・蓄電系

Claims (8)

  1. エンジンと、
    前記エンジンに連結されるアシストモータと、
    前記アシストモータとの間で電力の授受を行う蓄電器と、
    前記アシストモータと前記蓄電器との間に配置される、リアクトルを含むコンバータと、
    前記コンバータと前記蓄電器との間に配置される複数のリレーと、
    前記リアクトルにおける第1電圧値を検出する電圧検出部と、
    前記複数のリレーの導通・遮断制御を行う制御装置と、を有し、
    前記制御装置は、当該ショベルの起動時及び停止時の少なくとも一方で、前記複数のリレーのそれぞれの導通・遮断状態と前記第1電圧値とに基づいて前記複数のリレーのそれぞれの異常の有無を判定する、
    ショベル。
  2. 前記蓄電器は、リチウムイオンキャパシタであり、
    前記制御装置は、前記リチウムイオンキャパシタに接続される全てのリレーの異常の有無を判定する、
    請求項1に記載のショベル。
  3. 前記制御装置は、前記蓄電器の充放電制御により、前記蓄電器の端子間電圧を所定範囲内に維持する、
    請求項1又は2に記載のショベル。
  4. 前記異常は溶着及び溶断を含む、
    請求項1乃至3の何れか一項に記載のショベル。
  5. 前記複数のリレーは、前記蓄電器の正極側に配置される正極側リレーと、前記蓄電器の負極側に配置される負極側リレーと、前記正極側リレー又は前記負極側リレーに並列に接続されるプリチャージリレーとを含む、
    請求項1乃至4の何れか一項に記載のショベル。
  6. 前記プリチャージリレーは、前記負極側リレーに並列に接続され、
    前記制御装置は、
    前記プリチャージリレーのみが導通状態のときに前記第1電圧値が所定電圧以上であれば前記正極側リレーが溶着していると判定し、
    前記正極側リレーのみが導通状態のときに前記第1電圧値が所定電圧以上であれば前記プリチャージリレー又は前記負極側リレーが溶着していると判定し、
    前記プリチャージリレー及び前記正極側リレーが導通状態のときに前記第1電圧値が所定電圧未満であれば前記プリチャージリレー又は前記正極側リレーが溶断していると判定し、且つ、
    前記正極側リレー及び前記負極側リレーが導通状態で且つ前記プリチャージリレーが遮断状態のときに前記第1電圧値が所定電圧未満であれば前記負極側リレーが溶断していると判定する、
    請求項5に記載のショベル。
  7. 前記アシストモータに接続されるインバータと、
    前記コンバータと前記インバータとの間に配置されるDCバスと、
    前記DCバスにおける第2電圧値を検出するDCバス電圧検出部と、を有し、
    前記制御装置は、前記複数のリレーのそれぞれの導通・遮断状態と前記第1電圧値と前記第2電圧値とに基づいて前記複数のリレーのそれぞれの異常の有無を判定する、
    請求項1乃至6の何れか一項に記載のショベル。
  8. 前記制御装置は、前記複数のリレーのそれぞれの導通・遮断状態と、前記第2電圧値に基づいて算出される閾電圧値と前記第1電圧値との比較結果とに基づいて前記複数のリレーのそれぞれの異常の有無を判定する、
    請求項7に記載のショベル。
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